2011.9.08 陸前高田市、宮古市など再び三陸を取材しました。
取材リポートH
広野町

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取材リポートG
大熊町

            

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津波取材リポートF

岩手県下閉伊郡田野畑村

ここは普代村の隣に広がる三陸の漁場です。
吉村昭はここに滞在して三陸大津波を書きました。
最大の被害を受けた島越には高さ30メートルもの津波が押し寄せ、
市場も漁船もすべて流されました。
私が撮影した写真と田野畑村提供の津波の前と後の組写真を掲載します。
今秋刊行を目指して『三陸大津波』の執筆作業に入っています。
譜代村、田野畑村、宮古市、釜石市、大船渡市などが舞台です。



津波はこの建物を越えた

破壊された島越の港

島越(上:津波前 下:津波後)

机浜番屋群(上:津波前 下:津波後)

島越南港(上:津波前 下:津波後)

案内してくださった田野畑村役場の石原弘さん

田野畑村には三閉伊一揆の指導者切牛弥五兵衛の墓もあった
津波取材リポートE

岩手県下閉伊郡譜代村


星は7月19日、岩手県下閉伊郡譜代村を訪れました。
津波による被害者を出さなかった岩手県下閉郡譜代村。
写真のように譜代の港にも津波は押しよせましたが、
高さ15メートルの防潮堤と水門で津波を食い止め、
集落は完全に守られました。
譜代の奇跡として世界各国のメディアが殺到しました。



高さ15メートルの水門


防潮堤に守られた太田名部の集落

被害が少なかった譜代漁港

昭和の大津波の写真

普代村を案内してくださった広聴広報係長の森田さん

三陸沿岸は断崖絶壁の連続だった
NHK文化センター・カルチャー教室
星亮一と行く歴史街道


松島の旅  国宝瑞巌寺と松島湾クルーズ〜

7月はみなさんと、松島へ出かけました。
人出は例年の半分ということでしたが、
松島は復興に向かって、前進していました。


取材リポートD
川内村


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取材リポートC
石巻市
石巻市立大川小学校

全校児童108人のうち74人が
死亡・行方不明となった
石巻市立大川小学校を訪ねました。
星も思わず涙があふれました。

犠牲になられた皆様のご冥福をお祈りいたします。

取材日2011年5月26日

 

「NEW ボイス朝日」で星が紹介されました
〜自ら被災地に足を運び、記録し、伝える〜

  
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取材リポートB
飯舘村

星は全村避難となった福島県の飯舘村を
精力的に取材しております。
 1,800世帯約6,200人が避難の対象となており
5月15日を皮切りに、6月いっぱいまでに
避難を終える予定です。
 果たして村に帰れるのかどうか、
人々は不安の日々をすごしております。
 廃業やむなきにいたった酪農家、
私は絶対避難しないと頑張る牧畜家の方などを
取材してきました。
 この村が今後どうなるのかについて、
半年ごとに取材を続けていくつもりです。

 村の人々は原発事故の最大の被害者です。

    

廃業においこまれた長谷川さん
無念の気持ちを語った


和牛の飼育を続けるという細川さん
最後の一人になっても頑張ると語った

この犬はどうなってしまうのでしょうか?
取材リポートA
浪江町
取材リポート@
南相馬市

星が訪ねた南相馬市、最悪の事態へ
福島県南相馬市が、福島第1原発から20〜30キロ圏内の屋内退避区域の
住民を対象とした避難計画を近く策定することが分かリました。
首相官邸で5日開かれた東日本大震災に関する各省連絡会議で、
原発事故の被災者支援を担う経済産業省の松下忠洋副大臣が報告したものです。
 松下副大臣によると、第1原発から20〜30キロ圏の同市内にはなお約1万8000人が滞在。
原発の事態悪化などに備え、移動先を含む避難計画が必要と判断したものです。
ひどい人災です。
これらの取材については、『政経東北』4月号、『仙台学』vol.11に掲載されました。

渋佐地区の被災現場に立つ星



ここに百数十軒の人家があったという。
すべてが流され、一軒もない。
堤防が破壊され、そのコンクリートの堰堤が、
数百メートルも流れて来ている。
目撃者は真っ黒い壁が轟音とともに
迫って来たと語っていた。
そして黄色い噴煙があがったという。
家が破壊された時の瞬間的な土煙だった。


親戚知人が手がかりを探してさがしていた。
アルバムをみつけたが、自分の知人ものではなかった。

ここは相馬野馬追の里である。
騎馬武者行列に出ていた人もいたのだろう。
兜が転がっていた。

遺体を探す消防団の人々。
後ろ姿に疲労の色があった。

渋佐の海
高さ10メートルとも20メートルともいう波が、
ブロックをはるかに超え防波堤を破壊シテ押し寄せた。
いまも波は高い。

杉の巨木が根元からなぎ倒されていた。

大破した車、津波に押し流され、粉々になっている。
ものすごい破壊力だ
南相馬市鹿島区
烏崎漁港、漁船が陸地に流された。
漁師たちは津波と聞いて漁港に走り、船に飛び乗って、
沖に向かおうとしたが、間に合わず、陸に押し流されたという。
電線に何度も引っ掛かり、バリバリとショートし、
生きた気持ちもなかったという。
小さな船は転覆し、乗っていた人はながされた。
「一隻、三千万円。どうしてくれるんだ」
漁師の嘆きを聞いた。
ここの集落もすべて流され、自分の家が何処にあったか分からないと
途方に暮れていた。
「生き残ったからいいです」
その人は語っていた。