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 | PHP文庫 山口多聞 − 空母「飛龍」に殉じた果断の提督初版発行 | 1998年5月15日 | 発行所 | PHP研究所 | 装幀 | 河村太郎 | 写真提供 | 山口宗敏 | 定価 | 本体800円+税 |
「加来艦長。世話になったな」「とんでもございません。私がいたらないばかりに……。」「何を言うか」山口多聞は艦長と二人、焼けただれた空母の上で最期の時を迎えようとしていた。---山本五十六の秘蔵っ子として期待され、「飛龍」「蒼龍」二隻の空母を率いた日本海軍のエース山口多聞。ミッドウェー海戦で大きな成果をあげながらも、敗北の責任をとり、時間と共に海に沈んだ勇将の生涯。 |
 | 中公文庫 京都守護職 − 会津藩の光と陰初版発行 | 1998年5月18日 | 発行所 | 中央公論社 | 装幀 | 倉橋三郎 | 定価 | 本体743円+税 |
徳川二代目将軍秀忠の四男で、名君の誉れ高い保科正之を藩祖とする会津藩に、京都守護職の幕令が下った。朝廷・幕府・長州・薩摩---さまざまな思惑がうごめく都に、王城の護衛者となった……。戊辰戦争前史を敗者の側から描く。 |
 | 成美文庫 二本松少年隊 − 物語と史跡をたずねて初版発行 | 1998年9月20日 | 発行所 | 成美堂出版株式会社 | カバー装幀 | 倉橋三郎 | 定価 | 本体543円+税 |
戊辰の戦局は混迷の度を極め、薩摩・長州を主力とする西軍は奥州白河口まで攻め寄せてきた。圧倒的な武力を背景とする西軍に対しあくまで抗戦を貫くか恭順かで二本松の藩論はゆれていたが、慶応四年七月二十八日の早暁、母の手で名前を縫いつけられた着物を身につけた少年たちは、墳墓の地を守りぬく誇りを胸に大壇口へ出陣していった。 |
 | 集英社 会津残照譜初版発行 | 1998年12月9日 | 発行所 | 株式会社 集英社 | 装丁 | 小松陽子(リトル・エレファント) | 装画 | 村上豊 | 定価 | 本体1,800円+税 |
榎本艦長に同乗し、蝦夷島に渡った会津藩士たち。室蘭で開拓に従事する絵師・雑賀魔が六郎孫六郎、函館病院で事務長を務める公用方・小野権之丞、そして会津遊撃隊の隊長として函館守備隊についた公用方・諏訪常吉。思いは同じで、新天地に会津藩再興の夢を託したが……。榎本武丞揚、沢太郎左衛門、高松凌雲、大鳥圭介、土方歳三、黒田清隆ら、幕府に生きた男たちの生と死を東北・北海道を舞台に描いた一大叙実詩。 |
 | 成美文庫 小栗上野介 − 物語と史蹟をたずねて初版発行 | 1999年1月20日 | 発行者 | 深見悦司 | 発行所 | 成美堂出版株式会社 | カバー装幀 | 加藤岳 | 装画 | 加藤孝雄 | 定価 | 本体762円+税 |
日米修好通商条約批准書交換のため渡米した小栗上野介は、帰国後、外国奉行、勘定奉行、陸軍奉行を歴任し、外交・財政・軍事と各方面に幕閣中で出色の手腕を発揮した。彼の建設した横須賀造船所は日本海軍の礎となり、明治新政府へと引きつがれた。時流を読み、新国家建設を模索しながらも、薩摩の指導達に恐れられ非業の最期を遂げる。 |
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