星亮一 今日の一言

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2003年4月30日(水) 北の代償
北朝鮮の言い分を聞いていると、納得しかねることばかりです。世界の人々が
望んでいるのは、政権交代です。民主的な国家の形成です。金王朝の維持ではありません。
金王朝の維持のために経済援助などもってのほかです。
拉致はそのままにして、援助してくれでは、あまりにも理不尽です。
独裁軍事国家に協力はできないでしょう。
この問題は国民的規模で討議すべき事柄です。
小泉さん、毅然たる態度を貫いてください。
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2003年4月29日(火) 金王朝のXデ-が見えた!
サピオの5月24日号の特集です。金正日の核開発を封じる手は、米軍の先制攻撃
しかないという特集です。中国の影響力もあてにならず、最後はアメリカの武力行使という
わけです。
韓国が悪質な独裁者の盾になっているという論評も注目すべきです。その通リだと思います。
ともあれ金体制の崩壊無くして拉致の解決もありません。もはや誰も傷つかない解決法はないと特集は主張しています。米軍は地下300メートルまで貫通する小型核爆弾の開発に着手するそうですが、これも北朝鮮との戦争を想定してでしょう。
今度、戦争が起これば、日本も甚大な被害に遭うでしょう。だからといって一国平和を唱えて見たところで、北の増長は止まりません。米軍の攻撃も阻止できません。
日本は戦後最大の重大な岐路に立っているのです。
その割に危機意識が希薄なことが気になります。
日本はどこに行くのか。政治家は何を考えているのか。
不透明、恐怖の時代の幕開けです。
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2003年4月28日(月) 対日警戒論を転換
27日北京発共同が、中国の著名な学者、時氏が日中関係改善を求める大胆提言を行ったと報じました。
大変いいことだと思います。私は毎年、中国に行きますが、江沢民時代は、どこに行っても「日本帝国主義を忘れるな」のスローガンがありました。
日本の若い人は間違いなく反発し、中国は現代の日本を理解していないと、憤慨しました。
昔、確かに帝国主義の時代もありましたが、現代の日本にそれはありません。
むしろ中国の方が覇権主義で、帝国主義的色彩が強いと私は見ていました。
お互いに過去を乗り越えて付き合うことができれば、最高です。北朝鮮が
あのように異常な国家だけに、中国とは、本当の友人として付き合いたいですね。
今回の提言、大歓迎です。
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2003年4月27日(日) 幕臣たちの誤算
青春出版社のプレイブックスインテリジェンス「幕臣たちの誤算」が出来上がり、昨日、
見本が送られて来ました。「彼らはなぜ維新を実現できなかったか」、私はいくつかの例を
あげて誤算の原因を追及して見ました。時の総理、徳川慶喜の優柔不断さ、一人よがり、政治性のなさ、これがもっとも大きい原因でしょう。
慶喜を取り巻く官僚集団も小栗派、勝派に分裂していました。
京都と江戸の連携もありませんでした。
危機意識のなさ、国家に対する責任のなさ、抵抗勢力の存在、それやこれやで幕府は崩壊、倒産
しました。発売は5月15日です。定価は700円プラス税です。
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2003年4月26日(土) ポンチ絵に隠された幕末史
今日はこれから横浜に取材です。幕末、日本で活躍した英国人画家ワーグマンに関する
調査です。彼の絵のなうに、会津戦争に関する絵があり、それが重要な意味をもっているのです。会津にスネルという軍事顧問がいたのですが、ワーグマンがそのスネルを「会津将軍」と
題して描いているのです。
詳細は後日、お知らせします。

昨日、私が会長を務める北東文芸協会では、本年度の北東文芸賞に仙台在住の作家熊谷達也さんを選びました。NHKのテレビで放送されました。
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2003年4月25日(金) 憲法調査会
自民党の憲法調査会は今国会中に憲法改正の骨子を取りまとめる方針だということです。
9条を見直し、国連の平和維持活動に参加できるようにするといいます。
やっとという感じです。世界のどこに自分だけ平和であればいいというエゴイスティックな
憲法があるでしょうか。
北朝鮮は核を保有し、ミサイルも相当に配備している現況です。日本もはっきり防衛軍を保持
すべきだし、必要とあれば同盟国とともに悪の枢軸と戦う覚悟もいるでしょう。
有事法案とあわせ、今後の動きに注目しています。
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2003年4月24日(木) サーズ
サーズの死者が100人を超えてしまいました。その影響は深刻です。私もこの夏、二度
中国に出かける予定をしています。7月の内モンゴルと8月のチベットです。
どうなるか困っています。延期の公算、大かも知れません。
これほど医療は発達している今日、予防できないというのですから、病気は怖いですね。
蔓延に歯止めがかからないかという思いで、毎日、テレビニュースに食いいるように見ています。長い間、企画を練ってきた旅なのです。悔しいですね。
大国中国のアキレス腱は衛生問題です。飲料水がなじめず、私は出かけるたびに
腹痛を起こします。それでも何度も行っているのですが、サーズはだめですね。
早く安全宣言が出ないかと祈っています。
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2003年4月23日(水) 青年会議所
愛知の誘拐殺人は最悪の事件です。私も青年会議所の卒業生ですが、地域社会の
リーダーであるべき会員が、このような凶悪犯罪を犯したことに、唖然とします。
かねて青年会議所の体質には問題もありました。遊びの団体ではないかということです。
犯人には多額の借金があり、暴力団とも付き合っていたと報道されています。
全国の青年会議所の皆さんは、もう一度、組織を点検し、明確に社会奉仕を活動の目標に
掲げ、清貧な組織であるよう心がけるべきです。
誠に残念な事件です。被害者の方のご冥福を祈ります。
今日はこれからNHK文化センタ-の1日旅行で仙台です。
伊達政宗の遺跡を見てまわります。
『戦う政宗』の執筆にも大いにプラスになるでしょう。
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2003年4月22日(火) 金総書記追放
昨日、金総書記に関し、新たな動きがあると述べましたが、今朝の新聞は共同発として、米国防長官の極秘メモを伝えました。
金正日の追放です。悪の根源は金正日にあり、総書記が亡命すれば、武力行使はしないという
シナリオです。
アメリカのやることはすごいですね。国際政治の現実はこのようなものです。
北朝鮮の軍部がどう応えるか。金総書記を守って玉砕するか。
金総書記を見放して生きのびるか。
二つに一つというわけです。日本には追い風です。もっと強く北に対応すべきです。
拉致問題は国益に反するなどという外務省は、論外です。
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2003年4月21日(月) 金正日像が倒される日
今週発売の週刊ポストと週刊現代にきせずして金正日のことがでていました。
何か新しい動きがあるのかなあという感じです。
というのは、北は中国の政治力で決まるという説が背景にあるためです。
週刊ポストは「金正日像が倒される日」週刊現代の記事は、
金が中国に亡命するという記事でしでした。
そういえば今朝のNHKテレビにブッシュ大頭領が写り、大統領から北の核は中国が抑えるというコメントがありました。
どこかで北を巡る動きがあるような雰囲気です。
当面、北朝鮮から目を離せません。
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2003年4月20日(日) 日曜の朝
朝、フジテレビの報道2001を見ました。与野党の幹事長が集まって有事法案を論じていました。社民党と共産党は憲法違反だと反対し、民主党は党内が割れて意味不明のことをいっていました。そこに石原都知事が中継で登場し、20年間、同じことで騒いでいる日本の国会は、ばかばかしいと切り捨てました。
北朝鮮に国民が拉致され、覚せい剤をばら撒かれているというのに、有事の心構えすらない日本を慨嘆しておりました。
同感ですね。
強いリーダーシップの総理登場を願いたいものです。
石原さんになってもらいたいですね。
駅で新聞を買い、街を歩くと、市会議員の選挙でした。知人も立候補していますので、もちろん
投票に行きます。新聞を広げると、どの紙面もイラク戦争と北の核開発、北が中国に接近している記事であふれていました。北はいずれ中国の属国になるという見方もあるようですが、
そうなると、アジアの情勢も激しく変わってきそうです。
ホッとしたのは、毎日新聞の日曜くらぶ、上杉謙信は琵琶を愛した詩人気質の人だったとありました。川中島の戦場で琵琶を弾いていたというのです。
同じ戦争でも、こんな悠長な戦争もあったのですね。
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2003年4月19日(土) 武士道の人山川健次郎
今日はこれから会津若松です。山川健次郎を語る会に出席のためです。
私は二年前に産経新聞東北版に山川健次郎の伝記を1年間、書きました。
今年の秋に平凡社から本になります。そんな関係で出かけるのです。
山川健次郎は数奇な運命の人でした。会津戦争では白虎隊に所属して戦い、後に米国に留学
して物理学を学び、東大、京大、九州大の総長を務めた教育界の大御所です。
晩年は九州の明冶専門学校や東京の武蔵高校の校長を務め、若者の育成指導に当りました。
武士道の精神を高く掲げ、会津を代表する人物として高く評価されました。
健次郎を語る会は、明治専門学校と九州工業大学の関係者の手で開かれており、今日が3回目です。
どんな話になるのか、楽しみです。
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2003年4月18日(金) 構造改革特区
面白い試みだと思います。私の住む福島県の郡山市も知的創造開発特区に選ばれました。
郡山市には日本大学の工学部があり、IT関連のベンチャー企業も多く、また隣の会津若松市にはコンピューター理工学部を持つ会津大学があり、こことも一緒に最先端技術の開発に当ることになったのです。
私が事務局を担当している郡山市の異業種交流の勉強会、MBA21では早速、来月27日、関係者をお招きして、知的クラスターの勉強会を開きます。
どんどん、規制緩和してトライすべき時代です。
規制緩和は文学の世界にも及んでいます。
私が会長を務める北東文芸協会は、昨年から読者が選ぶ文学賞を制定、第1回の受賞者には
福島県出身の歴史作家、風野真知雄さんを選びました。
地方の読者が選ぶ素朴な賞です。
今月25日に第2回の選考会議を開きます。決まったらもちろん報告致します。
賞金は少ないですが、会員一人一人のハートのこもった手作りの賞です。
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2003年4月17日(木) 北朝鮮テレビ事情
昨夜、ニュースステーションを見てびっくりしました。
北に金正日総書記のための長寿研究所なるものがあり、そこで研究開発している最大のものは
精力絶倫の薬ということでした。バイアグラなど足元にも及ばない強力な薬を金正日なる超独裁者は日々、愛用し、喜びに浸っているという、漫画チックな話でした。
今朝の朝日新聞には北のテレビ事情が掲載されていました。イラク戦争は、米軍苦戦の放送で、ぷっつり中断し、イラクが敗れ、フセインの銅像が引き倒されたことは、まったく放送されていないというのです。
国民はイラクが勝ったと思っているわけで、こんな国が現代の世界に存在することが、不可思議です。
北のメディアはテレビ3局、新聞7紙だそうですが、記事の大半は偉大な将軍さまのことであり、その将軍さまの実態は、精力絶倫で、喜びにひたっているというのですから、論評のしようがありません。
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2003年4月16日(水) 戦う政宗
インタ-ネット歴史小説『戦う政宗』は、あくまでも実験的な試みです。
料金は取りませんので、無料の読み物です。
いずれ本にして、そこで原稿料をいただこうと思っていますが、いまはあくまでも私提供の読み物です。どうして、そんなことを始めたのかと、雑誌社から聞かれました。
「ううん、書いた原稿をストックしておくのがいやだったので、ホ-ムページに載せてしまった」
「出版社の注文で、書いたのではないのですか」
「そう、書く原稿の大半は依頼されたものです。でも、自分で書きたいと思った作品もあるのです、それがこれです」
「ということは、まだ出版社が決まっていない」
「そういうこと、でも、それは何とかなるでしょう。それよりも、いま書いてるものを即、発表する。その楽しさかな」
「なるほど、新しい読者が増えるかもね」
「うん、それも期待してるね」
「がんばってください」
「はい」
こんなことを編集者と話しました。
伊達政宗という人、中央からは、油断のならぬ男と見られていました。
仙台から天下を狙っていたからです。
仙台を日本の都にしたい、そう思った最初の東北人でした。
凄いの一言につきます。
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2003年4月15日(火) 悲劇誰のせい
拉致被害者の帰国から半年が経ってしまいました。「二つの家族、何時一緒に」という曽我さんの会見は、胸につまされます。これに対して小泉総理のコメントは、失望です。粘り強くという言葉は実に空しく、このあいまいな言葉が、いかに拉致被害者を深い悲しみに追い込んでいるかを知るべきです。
もう経済制裁を行うべきですし、北朝鮮に特使を送り、打開する意欲も示すべきです。
民主党の菅さん、なぜ黙っているのですか、社民党の土井さん、どうなのですか。
なぜ誰も助けようとしないのですか。
アメリカならもう戦争です。
行動する勇気のないチキンのような日本には、正直、飽き飽きです。
石原さんに、いい続けてもらうしかないこの状況、
不満が募るばかりです。
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2003年4月14日(月) 石原氏300万票
石原さんが凄い得票で都知事に再選されました。これは当然の結果だと思います。
北朝鮮問題にしても中国問題にしても、防衛問題にしても、石原さんのように明確にいう政治家
はおりません。昨日、サンデープロジェクトに民主党の菅さん、自由党の小沢さんが出ていましたが、二人ともいうことが陳腐でした。特に小沢さんは何をおっしゃっているのか、わかりませんでした。
日米同盟問題、日本はイラク戦争に参戦していないのだから、本当の同盟ではない、とおっしゃる。まあそうでしょう。ところが、北が攻めてきた場合、米軍が日本を助けてくれるから大丈夫とおっしゃる。矛盾もいいところですね。真の同盟でもない米国が、日本人のために血を流すでしょうか。
菅さんはどうか。北が攻め込んできた場合、むざむざ攻められるのではなく、相手を叩く準備も研究しなければならないとおっしゃった。
これは小沢さんよりは、すっきりした発言でした。だが、日本は米軍に基地を提供しているのだから北が攻め込んだ場合、米軍が戦うのは当然、と発言しておりました。他人依存で説得力がなく、
国民を奮えたたせる気迫はなかったですね。
石原さんはどうか。
当選の記者会見で、最初に菅さんをばっさり、斬り捨て、民主党はつぶれますよとおしゃった。
対立候補を立てたことを指しているのですが、北の問題にしても
米軍の駐留にしても石原さんは明快です。
日本も戦うべし、自分の国は自分で守るべしです。そうおしゃるのです。
政治家は本音でどんどんしゃべる時代です。
300万票はそれを示しています。
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2003年4月13日(日) 海の幸
日経新聞の日曜特集「美の美」は週末の楽しみの一つです。今朝は洋画家青木繁の特集でした。
代表作「海の幸」は画集でごらんになった方も多いと思います。東京美術学校を卒業したばか
リの青木が友人と房総に写生旅行に出かけて、出会った光景がサメ漁でした。血の滴る巨大な
サメを担いで行進する漁師たち、なんともいえない、たくましく、男らしく、人間の生活の
原点を見るような光景を青木は見逃しませんでした。
私はつい先日、NHKの文化教室で青森県の三内丸山遺跡の縄文人の暮らしを喋ったばかりでした。海辺の縄文人は青木繁の作品のように、サメも獲っていたのかもしれない。
この絵を見ながらそんなことも思いました。
「あの赤褐色の逞しい人間の素肌の匂いが、自然に対する苦闘と凱旋の悦楽とを暗示している」
と語った詩人蒲原有明の詩文も紹介されていました。この絵、20年ぶり
に東京国立近代美術館で公開されており、東京人出かけた折に、じっくり見せてもらおうかなと思っています。
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2003年4月12日(土) 住民暴徒化
連日、テレビはイラク住民の暴徒化を放送しています。確かに凄い略奪です。日本が戦争に敗れたとき、このような略奪はありませんでした。原爆を落とされて、もうすっかり意気消沈し、略奪どころではなかったのです。もう一つ、日本人には皇室という求心力があり、暴動略奪を防げた
部分があったと思います。
イラクはこれからどうなるのか。それはイラク人の英知と米国を始めとする世界の支援で、方向が出るのだろうと思います。
イラクもさることながら、気になるのは北朝鮮です。次は我々だというので核開発を急ぐでしょう。それを武器に金正日体制の維持をはかるつもりでしょうが、
脱北の人々が亡命政権を作るとか、彼ら自身の手で、世界に働きかけることはできないなのでしょうか。それから世界のテレビを国民に見せる手はないのでしょうか。
北の人々は儒教の精神を持っているので、仮に変革があったときでも暴徒化は少ないと思います。金体制の人々をのぞいては、理性のある人々だと思います。
いまこそ総合的に北の問題を考えるべき時です
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2003年4月11日(金) 虚偽の報告
北朝鮮のニュースを見ていると、勝っているのはイラク軍なのです。 イラク民衆の激しい抵抗に遭い、米軍は敗れているというのです。
国民はすっかり騙され、それを信じているわけです。今朝の読売新聞がイラク戦争を分析していました。イラク軍の現場の指揮官は、部隊は勝利といつもフセイン大統領に報告し、それを真に受けて勝利していると思っていたというのです。
日本も太平洋戦争ではそうでした。
米国の空母は大半沈んでいるはずなのに、次々と姿を現わし、日本は敗れていったのでした。
国民に虚偽を伝える政権は、世界史的に見れば、必ず崩壊しています。
困った国が隣国にあるわけです。
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2003年4月10日(木) もう一人のサダム・フセイん
フセイン政権が崩壊し、銅像が倒されるのを見ると、どうしても脳裏に浮かぶのは、もう一人の悪の枢軸、北朝鮮の金正日という方です。
国民には外国のニュースは見せず、自分だけは、目を皿のようにしてイラクの崩壊を見ているようですが、フセインと自分を重ね合わせて、肝を冷やしているに違いありません。
この将軍さまもこのまま行けば、フセインと同じ運命に遭うと見る人も多いようです。
この際、きっぱり引退し、亡命でもした方がいいかもしれません。
イラクの戦後復興の後は、北朝鮮に世界の目が集まるでしょう。
雲隠ればかりしていないで、将軍さまにイラク戦争のご感想を述べて欲しいものです。
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2003年4月9日(水) ジムは死んだ
戦争をテレビのナマ中継で見る時代です。戦争とはこういうものかと驚きの毎日です。
私は戦国時代の戦い、戊辰戦争、あるいは日露戦争、太平洋戦争をテーマにした小説を何篇か書いてきました。いつも敵を殺すか、敵に殺されるかでした。
ところが今度の戦争は戦場に多くの記者、カメラマンが入った結果、戦争のもう一つの場面が見えたのです。
それは誤爆であり、事故であり、味方のミスや錯覚によって大勢の兵士や市民の命が失われていたのでした。
記者の一人が「戦争とはそういうものであり、自分も何時、どういう形で死ぬかわからない」とリポートしていましたが、いったんはじまったら最後、勝つか、負けるかそれしかないのが、戦争でした。
今朝の朝日新聞3面の「ジムは死んだ」はそうした記事でした。
主人公は米海兵隊第一海兵師団のジェームス・カーリー2等軍曹でした。
彼は沖縄出身の日本人妻と2人の子供を残して、自軍の車にひかれて死んだのです。
これを書いた野嶋記者の視点は光るものがありました。
ナマの戦場はこのようなものだったのです。
つらく、悲しく、むなしいのが戦争です。しかし有史以来、戦争のない時代はありませんでした。
イラク戦争、いつまで続くのだろうか。
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2003年4月8日(火) 終わりだ
米FOXテレビは反フセイン住民の蜂起が始まったと伝えました。市街戦で犠牲を少なくする唯一の方法はフセインが降伏することです。そのためには反フセイン派の決起が鍵になるでしょう。この戦争、1日も早く終わらせなければなりません。
終わらせるためには、総攻撃しかない現状です。バグダットは完全に破壊され、何万といウ人が死ぬでしょう。それを救う道はイラク人自身の決断です。
フセインに荷担する人だけが銃を取っていますが、反対する人も銃を取り、立ち上がるべきです。
現在、どの程度の人が立ち上がったのかはわかりませんが、自分の国の問題です。
行動を起こすべきです。
私はそう思います。フセイン時代はもはや「フイニッシュ」、終わったのですから。
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2003年4月7日(月) 戦場の記者
身も冷る首都の銃撃戦、道端に無数の遺体、バクダット進撃に同行した記者のリポートが今朝の新聞各紙に掲載されました。記者も命がけです。
その迫力にあふれた記事には、驚くばかりです。
恐らくこれほどの取材ははじめてではないでしょうか。
テレビは戦場からの生中継でした。双方の情報が瞬時に流れるので、どちらが本当か、緊迫の連続ですが、やリ米英軍の優勢は間違いないようです。昨夜のテレビだとフセインは地下に宮殿を作っていて、そこを転々としているようです。
まだまだ戦闘は続きそうです。こうなった以上、フセインは男らしく英断をもって降伏すべきでしょう。その勇気を求めたいと思います。それしか道はもうありません。
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2003年4月6日(日) 米電撃作戦
イラク戦争はおおずめを迎えています。朝のテレビ番組を見ていますと、出演者の発言は矛盾だらけで、何をいっているのかと、思うばかりです。たとえば、大半の人は戦争を早く終結して欲しいといいます。そのためには、どういう条件があるかということは誰も論じないのです。
一つはバグダットに対して空前絶後の空爆を行うとか、激烈な地上戦を行って制圧することでしょう。現状において早期終結は、多数の死傷者が伴うことを意味するのです。
じゃ、犠牲者が少なく終結するためにはイラクが降伏することでしょう。
第三の道として国連がフセインに会って降伏を宣告することもあるかも知れませんが、それは不可能でしょう。
日本人の無責任な早期終結論は現実にはなんの意味もないと私は思います。
戦争ははじまった限り、どちらかが降伏するしか、終結はないのです。
こうなったら米軍が徹底的に攻撃するか、イラクが白旗を揚げるかしかないのです。
我々は固唾をのんで見つめるしかないということです。
米軍の電撃作戦の行方に当面、注目するしかないのです。
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2003年4月5日(土) 土曜日の朝
早い。実に早い。もう一週間が終わりです。土曜日は朝8時に家を出て、駅の近く契約駐車場に車を入れ、駅の売店で、新聞を買い、スターバックスでコーヒーを飲みながら新聞をゆっくり読むのが、私の決まったパターンです。
今朝は仙台の河北新報を買いました。
小説「戦う政宗」を書いているので、仙台のことが気になるわけです。
何々、1面は米軍、サダム空港制圧です。3面は県会議員の選挙、女性スキャンダルの青森県に自民党の逆風が吹いているようです。昨日、大学の入学式があったようで、東北大では、学部の学生2300人、大学院生2400人が入学したとありました。ここは大学院大学になっているようです。横綱審議委員の内館牧子さんも大学院に入学し、「横綱は神なのか人間なのか」を勉強したいと抱負を述べておりました。
それから仕事場です。
まずお湯を沸かして、お茶です。それからまた新聞です。
地元の福島民報を丹念に読みます。地方のニュースが事細かに何でも書いてあります。
これは生活に不可欠の新聞なのです。
自宅で朝日新聞、福島民友新聞を読んできたので、仕事場ではさらに読売新聞、産経新聞に目を通します。
正直、読みきれません。
見出しを、見て、昼休みにまた読むわけです。
今日は午後からNHK文化教室の講座です。
テーマは三内丸山遺跡、2度取材に行きましたが、凄い遺跡ですね。
頭を切り替えて予習、生徒さんは中高年の方が多く、皆さんとても熱心です。
それが終わると、仕事場に戻り「戦う政宗」の執筆です。
どこから出せるか、まだ決まっていない作品です。不安を抱えての執筆です。夜はテレビでイラク戦争です。
こうして1日が終わるのです。
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2003年4月4日(金) 米英首都10キロに肉薄
イラク戦争もバグダットの攻防戦に入ってきました。米英軍の勝利は確実でしょう。
問題はイラク戦争後の日本のあり方です。論客として知られる京都大学教授の中西輝政さんは、昨日、東京で講演して「反戦ムードは戦後日本の悪いつけ」
と述べました。
同感です。単に反戦からは、何も生れてはこないのです。
国際社会の政治力学はもっと複雑で、そこには確固たる安全保障も必要です。
日本はこれからどう生きてゆくのか、この戦争を契機に真剣に考えなければなりません。
イラク戦争をゲームとしてみるのではなく、今後の日本と重ね合わせて考えなければなりません。
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2003年4月3日(木) フセインの罠、金正日の挑発
時には雑誌を読むこともお勧めします。「文芸春秋」の4月号の特集は「フセインの罠、金正日の挑発」でした。江畑謙介、西岡力、佐々淳行氏らの討論で、江畑さんは、この戦争は2、3週間で終わるとしながらも、バグダットの市街戦でイラクの抵抗があれば分からないと述べていました。確かにそんな感じに推移しています。イラク戦争は筋書きどうりとして問題は北朝鮮です。皆さん、一様に北には厳しい目を向けています。西岡さんは、非核三原則の撤廃が必要と言います。
米軍の核弾頭の持込を認め、北に対峙すべきだと言っています。米国の潜水艦が核弾頭付きのトマフオークを積み、日本海に出入りしてもらうことだと江畑さんは言います。
専門家はそれだけ北の脅威を感じているわけです。それに比べ、日本政府、与野党はどうでしょうか。北は対艦ミサイルを発射したというのに、よく分からないとごまかし、民主党などは、ただ小泉さんを批判し、非現実的な平和論を唱えるだけで政権担当能力は限りなくゼロに近い状況です。「新潮45」は世田谷一家斬殺事件の犯人は韓国人という独走スクープを組んでいました。これも気になる事件です。
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2003年4月2日(水) 憲法全国世論調査
読売新聞が実施した憲法に関する世論調査によりますと、改正賛成が54パーセントで、問題の9条の改正は42パーセントが賛成でした。有事法制も44パーセントが賛成でした。北朝鮮の脅威を反映した結果だと思います。国の安全保障をすべて米国に異存するやり方には、賛成できません。政治はいつもこの問題から逃げています。
民主党もしかり、一体、政治家はこの問題に対してどう考えているのでしょうか。
いつも疑問に思っています。詳しくは本日の読売新聞をご覧ください。
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2003年4月1日(火) 幕臣たちの誤算
青春出版社から4月刊行予定だった「幕臣はなぜ薩長に敗れたか」は、「幕臣たちの誤算」と改題し、5月刊行に変更となりました。よりインパクトをい強めるタイトルにしたのです。
昨今、本を一冊出すのにも、あらゆる角度から検討し、慎重に進めることが通例になっています。人生には誤算がつき物です。幕臣のトップである徳川慶喜、それを支える幕府の閣僚たち、彼らは自分たちの国家改造計画に自信をもっていました。全国の藩を廃止して郡県制度に改め、人材の登用もはかり、近代的な陸海軍も備え、欧米の列強に立ち向かうべく準備を進めてきました。抜本的な構造改革です。
ところが、身内の抵抗勢力と薩摩、長州という伏兵に救われ、大誤算を重ね、崩壊したのでした。
アメリカのイラク戦争ははじまったばかりです。
まだ是非を論じるのは早すぎますが、怖いのは誤算です。
その誤算のメカニズムを今回、解き明かすべく挑戦してみたわけです。
青春出版社のプレイブックス、インテリジェントシリーズとして5月に全国の書店に並びます。ご期待ください。
         
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