星亮一 今日の一言

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2005年11月30日(水) ラスト侍の群像
上記の本を光人社から発刊します。新春の初売りです。
明日から再校、仕上げの作業に入ります。
ラスト侍とは何か。
これが意外に難しい。
正義感があり、忠孝の志が篤く、いつの正道を歩む人など、そうざらにはいない。
新渡戸稲造の武士道は、所詮、絵に描いた餅ではないか、
そう思えてくるのですが、筋を通した人生、その範囲であれば、ラスト侍は何人かいるだろうと思います。

れをまとめてみたのです。
土方歳三、沖田総司、松平容保、小栗上野介、河井継之助、何人か並べて見ました。
ご期待ください。
△top
2005年11月29日(火) 日本大学大学院の川越集会
この日曜日に行われ風邪を引いていたのですが、参加しました。
この大学院はサイバーキャンパスと呼ばれる社会人対象の大学院で、
インターネットとゼミで勉強します。
正式には総合社会情報研究科、博士課程前期2年、後期3年の5年課程です。
私は前期を修了、後期はちょっとむずかしいなあ。
とにかく楽しい大学院です。
専攻は国際情報、文化情報、人間科学の3コース。
私は国際情報でした。
今回の川越集会は、歴史研究会と行政研究会の共同主催でした。
事務局のSEINOさんは、情熱があり、そしてきめの細かい女性です。
彼女のリポートを紹介します。

これを読んで大学院に入りたいという方はご一報ください。


みなさま
日曜の川越集会にご参集いただき、本当にありがとうございました。
久しぶりにお会いできてお元気そうなご様子を拝見し、または、初めてお目にかか
り、もしくはいつもお元気なお顔をお見せいただき……・、何はともあれ、皆さまと
楽しいひとときを過ごすことができ、うれしく感じております。
このようなメールでではありますが、お礼を申し上げます。
今回の様子を電子マガジンにて報告したいと急ピッチで準備をすすめております。も
しも写真が載ることは避けたいという方がいらっしゃいましたら、30日(24時ま
で)にお知らせください。日がないところで大変恐縮ですが、1日の未明には写真を
投稿いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
これから寒さ厳しくなりますゆえ、どうぞ御身を大切にされてください。ではまたの
機会に。せいの

(以下順不同です)
K先生、先生が川越のご出身とは存じませんでした。先生にご案内いただいて、ま
た味めぐりなどをしたいです。買い損ねたものも多くありますので、また是非お誘い
ただき、ご一緒させてください。

KM様、日曜はお仕事だったとのこと。お疲れ様です。今回は行
政研究会の方々と交流をもつことができ、感謝しております。来年度以降のことでい
ろんな案が出ましたので、こんどはぜひゆっくりとご一緒できたらと思います。

M様、先週、予定コースを下見してくださったおかげで、東屋まで迷わずに行くこ
とができました。ありがとうございます。めずらしい肝煮をいただけてにっこりで
す。さいご、店を出たあと、また店まで戻らせてしまい、本当に申し訳ありません。
この埋め合わせは必ず!

KN様、A様のご説明のおかげで、私の4回目の川越は違ったものになりまし
た。ほかの方からも同様の声が聞かれました。ありがとうございます。KMさ
まにも、たくさんのご予定をくぐりぬけるようにしておいでいただいて、ありがとう
ございました。

RH様、遠方より日帰りというハードなスケジュールに合わせてくださって恐縮です。
ありがとうございました。いつもRさまのバイタリティには頭が下がる思いです。ど
うぞこれからも私のお尻をひっぱたいてください。来年は、学術イベント(実はやっ
ぱり「温泉とそばと地酒の会」?)をやりましょう。

MH様、ご参加いただき、ほんとうにうれしい限りです。午前中でお別れしなくては
ならなかったのは残念でしたが、川口のおそばはいかがでしたでしょうか。車ですぐ
ですから、私も来月あたり寄らせていただこうと思います。福島はお酒のおいしいと
ころ、福島でまたお目にかかりたいです。ぜひイベントをやりましょう!

Y様、お車でのお越し、お疲れになったことでしょう。こんどは、たっぷり飲める
ようにぜひ電車でおいでくださいね。梨のビール(分類的には発泡酒ですね)がけっ
こういけてました。京都にも呼んでください。川床なんて経験してみたいです。

MM様、お帰りはお疲れではなかったでしょうか。昨年の神戸のオープン大学院のと
きは、私も新宿発大阪経由神戸行きの深夜バスを使いました。けっこう疲れました・
・・ どうぞ2、3日ゆっくりお休みになってくださいね。

O様、勝沼ぶどうの丘の試飲コーナーが好きです。あれはおトクだと思います。ほ
かに周辺でいいところ、ぜひご紹介ください。村上さんがしきりに甲府のおいしい焼
き鳥屋さんのことを話すので、近いうちに出掛けたいと思っています。また、甲府で
のイベント、楽しみにしています。

N様、近いうちに鹿児島にお出かけになるとのこと。うらやましい限りです。母の
出身地であって、私自身は「こっちの人」なのですが、第二のふるさとだと思ってい
るのです。論文作成に大変かと思いますが、少々無理をしながらも風邪などにお気を
つけて、ご自身で満足できるものをつくりあげてくださいね。

YA様、来年9月から中国に渡られるとお聞きし、少しさみしくなる思いです。で
も、すばらしいお話ですね。中国東北ツアーを企画して遊びに行かせてください。そ
れまでまだ何ヶ月もありますから、幾度かお目にかかることができるかと願っており
ます。忘年会または新年会でも!

YM様、風邪はだいじょうぶですか?私の方は葛根湯のせいでしょうか、それともビ
アで消毒したせいでしょうか、だいじょうぶみたいです。店でいろんな種類を飲まな
かったので、とりあえず6種類ほど買って帰りました。今週末にやるつもりです。楽
しみです。話変わりますが、今年もキムチを漬けるつもりです、いっしょにやりませ
んか?

S様、いつも参加してくれて、ありがとぉ!(谷村しんじ風で)所沢に、いけそう
なおそば屋さんを見つけておいたのですが、今回は時間が合わなかったですね。お店
はまだ逃げないと思いますので、そのうちに。いつもの静岡集会、次回を楽しみにし
てます。

なんだか、だんだんくだらない話になってきました。すみません。
おやすみなさい。
みなさん、このたびは、本当にどうもありがとう!!!!!
それから電子マガジン、読んでくださいね。


*** ☆☆ *** ☆☆ ***

国際情報専攻 2期生
(SEINO)          
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2005年11月28日(月) 安井さんの日記、郡山万歳
2005/11/18  郡山!万歳!

私は、奈良育ちで、実家の隣の市が、「金魚」で有名な「大和郡山市」

そして、「大和郡山市」の市長は、私の高校の先輩であり、何度か私の奈良のライブも足を運んでくださっている。
しかし、奈良の郡山ならぬ、福島の郡山にも縁あって、この度、演奏ツアーをすることになった。
私が、なぜ福島の郡山に?それは、ここでは伏せておきますが、2年ほど前から、親しくさせてもらっている人の縁で、実現したのでした。
この方の素晴らしいコーディネートで、私の一生の思い出に残る心温まる素晴らしいツアーでした。
18日、郡山に到着すると、私の大好きな鰻を食べに連れて行っていただきました。三春という町に、2人の姉妹で営む鰻屋さん。
味は絶品!!鰻の香ばしさと、お米の甘みが絶妙に絡み合い、口の中でとろけるようでした。赤坂の「重箱」、小金井の「田川」も素晴らしいですが、この三春の鰻屋さんも、素晴らしかった!たれが絶品でした。
さて、それから、小観光。
紅葉を見に行こうと、猪苗代湖から、さらに山に上って、ドライブコースに。なんと、粉雪が舞っていました。紅葉と、粉雪。晩秋と冬の訪れのハーモニー。うーん、ここで1曲…って?(冗談)
残念ながら、すぐには浮かびませんでしたが、また、あの光景を素に曲が書けたらな…。
車中でも、色々、お話しました。
なんと、その方は、岩手の一ノ関にある、あの「ベイシー」の常連さん。その方は、出身が岩手で、通っていた高校が、目の前にあったので、よく通ったらしいです。ライブでの出来事や、色々裏話教えていただきました。もし、20日が空いていたら、ディープ東北と題して、連れて行こう!と企画してくださっていたみたいなのですが、その方が学会(なんと、大学の教授であり、しかも歯学部である)
その企画は次回に!ということで、私も、また東北に来る楽しみが増えて嬉しい!
さて、それから、郡山市内に戻り、私は、ホテルにチェックイン。
しばらくしてから、ライブが始まるまで、少し休憩してから、その教授がお迎えに…。
本当に色々、気遣ってくださって私は有難かった。
そこで、郡山一うまい「焼き鳥屋」に…。
ここの焼き鳥屋は、むっちゃ、美味しかった!!
あのやき鳥を食べに郡山に行くってのもいいかも!って思ったくらい!お店はみるみる満席となった。
そこで偶然、明日会う予定だった方とかにもお会いして、会話が弾む。

腹ごしらえもバッチリ!

「モンクス」に向かう。

はじめはお客さんがちらほらっだったのに、9時を回ると満員。10時を回ると立ち見。結局50人入った(キャパは30人です)なんと、お店の新記録!!私も、それを聞かされてすごく嬉しかったです。
演奏は、私のソロだったり、地元のミュージシャンとのカルテットだったり、ジャムだったり。
近くに日大工学部があり、日大のジャズ研の若者が、沢山来てくれて、セッションにも参加してくれた。いやはや、学生で元気があって、前途有望で、素晴らしい!私も、彼らから学ぶこと、たくさんありました!

熱気ムンムンで、なんと時計を見ると、2時30分。まだお店には半分以上の方が残っていました。

私は、「演奏する」楽しさを、再認識させてもらったライブでした。ミュージシャンは、「音」だけを出すのではなく、「音」を生み出すんだ!と思います。そのパワーは、やはり、練習では学びとれない、人それぞれの経験とか、感性とか…。
私は、郡山に、大切な人達がたくさん出来て、幸せものだ!と思いました。

ホテルに帰って、就寝。余裕で3時を回っていました。

19日の出来事は、また、明日、日記にて。

続く…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このライブで私は安井さんに出会いました。
郡山はいい街ですよ。



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2005年11月26日(土) ジャズピアニスト安井さち子さん
先日、友人の演奏会に出かけてけてすばらしいジャズピアニストにお会いしました。
安井さち子さんです。
ちなみに友人は高校の後輩で大学歯学部の教授、そしてベース奏者、
実家は奥州平泉の有名な神社、優雅を絵に描いたような人ですね。

安井さん、
経歴をご覧いただければ分かりますが、
インターナショナルな方です、
演奏の迫力は抜群で、感動しました。
全身を使ってダイナミックにキイを叩くのです。
これだと思いました。

人の前で話すとき、安井さんのように、もっと豊かに自分を表現しようと決めしました。

安井さんは文章も非常にうまい方で、いずれエッセイを出されるだろうと思います。
私が編集者ならすぐ出しますね。
安井さんのホームページを開くと、日々の出来事が鮮やかに描かれています。

安井さんにお願いして、ここからもクリックすれば見えるようにしたいと思います。
よろしいでしょうか。


安井さんの経歴
4才からクラシックピアノを学ぶ。
1996年9月にバークリー音楽大学に特待生留学。
1999年8月にデュアルメジャー(ジャズ作曲科&ピアノ科)を優秀成績称号卒業。
2003年3月インディーズレーベルよりアルバム「ぴあのトリオ」をリリース。
2003年4月より1年間MusicBird Jazz8「安井さち子と素敵にJazz Talk」のメイン
パーソナリティーとして活動し、多数のラジオ出演。
2005年2月「Touch of Fortune」(M&I/ポニーキャニオン)をリリースし、メジャー
デビュー。
新人ながら、スィングジャーナル誌5月号の月間売り上げジャズ部門で3位を獲得。
2006年1月「My Will」」(M&I/ポニーキャニオン)リリース予定。




安井さんからメールが入りました。
星亮一様

安井さち子です。
メールありがとうございます!

私のことを紹介してくださるなんて、すごく光栄です!

私の「徒然なる」日記も、星様のような素晴らしい文学者の方からお褒めいただき、本当に恐縮です。
ただただ、思いついたことを、そのまま書いているだけです…。

でも、もし、エッセーが出たら、まじで嬉しいです!
私の夢が一つ叶ったことになります!

もちろん「クリック」して沢山の方に見ていただければ嬉しく思います!

その「クリック」なんですが、星さまのホームページですか?それとも、何か掲載されているホームページでしょうか?
添付ファイルには、表題のみが記載されていました。

どちらに掲載されているかを教えていただければ、私のホームページでも宣伝させていただきます!

そこを機に、「エッセー」集が出せたら…なんて、夢物語を膨らませ、幸せ指数飽和状態の、安井でした。

東京は今日はとってもいい天気だし、朝、メールを開いたら、星さんからのメールで、いきなり「今日は、いい日だ!」と確信したのでした!

------------♪Jazz Pianist♪--------------

        安井さち子
    sachiko@sachikoyasui.com
http://www.sachikoyasui.com
------------------------------------------


では私のホームページにご紹介のコーナーを作ります。
皆さん、クリックしてくださいね。
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2005年11月25日(金) 幕臣たちの誤算
以前、青春出版社から上記の本を出しました。
本日、担当の方からメールが入り、6、000部、重版とのことでした。
累計で24、000部になります。
この本のどこがよかったのか。

幕府には小栗上野介、勝海舟、榎本武揚、あるいは福沢諭吉ら大勢の実力者、知識人がいました。にもかかわらず、薩摩、長州の侍にたやすく敗れてしまいました。
何処に欠陥があったのか、
それを書きました。

大企業がつぶれるときと同じで、
重臣たちは勝手ばらばらに動き、しかも戦争になれば逃げ惑い、あきれ果てるほどの
ていたらくでした。

それを書きました。
何か新しいことをしようと思うと、抵抗勢力が多くて改革は進みませんでした、
ついこの前までの自民党とそっくりでした。
亀井さんのような人がごろごろいたわけです。
かくて幕府はつぶれたのです。
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2005年11月24日(木) 北東文芸協会の分科会
今日は北東文芸協会の分科会です。
山本さんがご自分の創作手法について発表します。
午後6時半、郡山駅前のビッグアイが会場です。

来年から文章作成講座も開きます。
関心のある方はメールください。楽しい会ですよ。

今日の分科会、事務局の岡田君から以下のメールが入りました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
岡田です。今夜の分科会ですが、今日も配達量が多く残業のため、遅刻します。ちなみに他の出席者は、山本さん、捨五郎さん、高久さん、七海さん、岩崎さん、森藤さん、小野木さんの予定です。よろしく進行お願いいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
岡田君は多忙な身です。
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2005年11月23日(水) ヤフー、「看書・索引」から
「会津戦争全史」 【星亮一】 「最近、読んだ本を教えて!(18058)」  講談社メチエ。2005.10.10。第1刷

 この著者の本は何冊か読んだことがある。
 いずれも、戊辰戦争を敗者側から描いている。
 勝った方にしてみれば輝かしい歴史なのかもしれないが、敗者にしてみれば、いいがかりをつけられ戦争に追い込まれた上、苦汁をなめさせられた記憶なのである。

 昨年のNHK大河ドラマ『新選組!』を受けて書かれたものらしく、「はじめに」で『新選組!』の名を出している。

 まず、会津を戦場としたあの戦いをなんと呼ぶべきか。
 「明治新政府軍隊旧幕府軍の戦い」というのは誤りであるという。(p5)
 会津軍は「旧幕府軍」ではないし、そのときはまだ慶応年間で「明治政府」など存在していなかったのだから、明治新政府軍であるわけがない。いわれてみればまさにその通り。
 本書では「薩長連合軍対会津軍の戦い」としている。

 手に入る限りの史料にあたり、新史料も取り入れつつ書いている。長い時を経て再び人目に触れる史料もあるのだ。
 梶原平馬にちいてはよくわからないと述べている(p77)。おそらく客観的な史料がない、ということなのだろう。
 この人のことは、曾孫が小説「会津藩最後の主席家老」を著しており、事跡のあらましを知ることができる。

 意外だったが、列藩同盟はアメリカの南北戦争を研究し、モデルとしていたのだそうだ。(p90)

 戦争に残酷な話はつきものである。
 この本には、珍しく、人肉食のことがでてくる。倒した敵の肉を食うのである。英数崇拝の迷信からだ(p161)というが、薩摩あたりの風習だろうか。

 会津が物量において劣っていたのは言うまでもない。しかし、敗因はそれだけではない。
 鳥羽伏見での戦いでは、将軍慶喜がもう少しまともな人間であったなら勝機はあった。
 白河まで攻めてこられた時も、仙台などが、直接江戸に重臣を送って和平工作を行ったならば、もっと違う展開になっていただろう。
 会津藩では、実力よりも門閥がものを言う風潮があり、それも敗因の一つ。
 著者は、容保が優柔不断だったのも批判している。

 会津の降伏によって戦争は終わったが、それは新たな苦難の始まりでもあった。
 明治新政府は会津人を「会津降伏人」と呼んだそうだ。
 そして長州主導で会津への処罰が決まる。
 言ってみれば、戦勝国が敗戦国を一方的に裁いたのである。
 東京裁判を否定する人は、明治政府を批判しなくてはならない。
 斗南での苦労などは「ある明治人の記録」などでも知ることができる。

 もし、東西の各藩がむやみに敵対することなく平和のうちに新政府が誕生していたなら、と著者は思いをはせる。
 そして、そのことが、著者の目を戊辰戦争に向けさせる。
 あとがきから引用しておく。


(ここから)
 こうしてできた薩長藩閥政権が歩んだ道は、武力によるアジアへの侵攻だった。東西連合政権であったならば、明治以降の日本は他の民族にもっと配慮したハト派の政治が行われたに違いない。
 明治維新はこうした側面から再検証しなければならないと私は考えている。
(ここまで)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ありがとうございます。
/
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2005年11月20日(日) 仙台戊辰戦史
仙台戊辰戦史、日本図書館選定図書になる
北方政権を目ざした勇者たち

星亮一 著判型: 四六判/上製
ページ数: 318頁 
定価: 1,890円(本体:1,800円+税)
ISBN: 4-384-03675-2 C0021
発行日: 2005年08月10日

仙台の戊辰戦争は、東北が日本国の中枢にでようとする壮大な挑戦だった。これは東北史に新しい一ページを飾り、東北の時代の先駆的な行動となった。(本文より) 揺れる藩論!仙台決戦!和解か?徹底抗戦か?…そして、戊辰戦争の意味とは? 近代日本の魁となった奥州列藩同盟の苦悩の選択を描ききる!

日本図書協会選定図書



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2005年11月18日(金) 会津戦争全史,再版決定
会津戦争全史,全国的に品薄で、ご迷惑をかけておりましたが、再版が決定し、月末には再版本が店頭に回ると講談社から連絡がありました。
もう少しお待ちください。
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2005年11月15日(火) アマゾン,今日のベスト5
「会津戦争全史」は歴史地理で第4位です。

トップセラー
毎日更新されます! 1. 『親子ではじめる地理まるごと満点帳』 吉本 笑子 (著)
価格: ¥1,575(税込)

2. 『ドラッカー20世紀を生きて―私の履歴書』 ピーター・F. ドラッカー (著), その他
価格: ¥1,470(税込)

3. 『中国がひた隠す毛沢東の真実』 北海 閑人 (著), 寥 建龍 (翻訳)
価格: ¥1,890(税込)

4. 『会津戦争全史』 星 亮一 (著)
価格: ¥1,680(税込)

5. 『ローマ人の物語〈22〉危機と克服(中)』 塩野 七生 (著)
価格: ¥460(税込)
【マーケットプレイス】 新品/ユースド価格 : ¥290


トップセラーリストへ
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2005年11月10日(木) 11日から青森へ
11日 十和田会津会を取材
12日 十和田撮影 午後むつへ、夜、斗南会津会の皆さんと懇談
13日 青森県立図書館
14日 帰宅
以上の日程で斗南藩の取材に出かけます。
今年3回目です。
大湊線に乗るのが楽しみです。
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2005年11月9日(水) 越後村上の町屋
今日みてきました。
後で詳しくご報告します。
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2005年11月8日(火) 郡山自由大学
いま郡山自由大学の充実に取り組んでいます。
前回の講座は大変好評で、一講座平均50人の方が受講されました。
次回は来年1月ですが、講談社、kkベストセラーズなど出版社の協力をいただいて、東京からも何人かおいでをいただき、多彩な講師陣を並べることにしています。私の「星亮一と学ぶ東北の歴史」はゼミ形式で年間12回行います。
申し込みは八重洲ブックセンター郡山うすい店、024−927−1524か1534です。
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2005年11月7日(月) 旧幕臣の明治維新
吉川弘文館の歴史ライブラリーの同書に、
沼津兵学校が詳細に報告されている。
私は以前、会津人としてはじめて海軍大将になった出羽重遠の伝記を書いた。
光人社文庫に収容されてるが、戦争に敗れた会津藩の少年たちは、勉学の機会を失い、柴五郎は青森県の給仕から陸軍幼年学校に進み、出羽は静岡の旧幕臣を頼って勉強し、海軍兵学校に入った。
旧幕臣が作った学校が沼津兵学校だった。
大変立派な学校であることが分かったが、私にはいささか不満が残った。
教授陣が東大とか陸軍士官学校に引き抜かれ、わずかな期間で閉校になったことである。
幕府のだらしなさは、信念の希薄にあった。
もっと意地を見せ、大学を作るぐらいの気構えがなぜなかったのか、
これが残念である。
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2005年11月6日(日) 福島民友新聞掲載のベストテン
本日の読書欄,東北書店ベストテン
1、こまった人、養老孟司 中央公論
2、東京タワー、フランキー 扶桑社
3、魔軍襲来 田中芳樹 光文社
4、信長の棺 加藤広 日経新聞
5、東京奇タン集 村上春樹 新潮社
6、会津戦争全史 星亮一 講談社
7、その日の前に 重松清 文芸春秋
8、告白 ジェんキンス 角川書店
9、直感で分かる数学 畑村洋太郎 岩波書店
10、水滸伝19 北方謙三 集英社

会津戦争全史は連続6位でした。

 
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2005年11月1日(火) 紀伊国屋書店、星の書籍取り扱い状況
1. 会津戦争全史(講談社選書メチエ )
星亮一 /講談社 2005/10出版 254p 19cm ISBN:4062583429 \1,680(税込) 新宿本店
新宿南店
2. 悲劇の英雄源義経と奥州平泉(ベスト新書 )
星亮一 /ベストセラ−ズ 2005/10出版 245p 18cm ISBN:4584120986 \882(税込) 新宿本店
新宿南店
3. 仙台戊辰戦史北方政権を目ざした勇者たち
星亮一 /三修社 2005/08出版 318p 20cm ISBN:4384036752 \1,890(税込) 新宿本店
新宿南店
4. 後藤新平伝未来を見つめて生きた明治人
星亮一 /平凡社 2005/06出版 376p 20cm ISBN:4582832687 \1,890(税込) 新宿本店
新宿南店
5. 長岡藩軍事総督河井継之助(ベスト新書 ) 武士道に生きた最後のサムライ
星亮一 /ベストセラ−ズ 2005/01出版 244p 18cm ISBN:4584120730 \819(税込) 新宿本店
新宿南店
6. 遥かなるノモンハン
星亮一 /光人社 2004/12出版 294p 20cm ISBN:4769812213 \1,995(税込) 新宿本店
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7. 野口英世の生きかた(ちくま新書 )
星亮一 /筑摩書房 2004/11出版 215p 18cm ISBN:448006205X \735(税込) 新宿本店
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8. 戦う政宗
星亮一(1935−) /本の森(仙台) 2004/09出版 439p 19cm ISBN:4938965909 \2,000(税込)
9. 出羽重遠伝(光人社NF文庫 ) 日本海海戦の勇者
星亮一 /光人社 2004/08出版 407p 15cm ISBN:4769824297 \940(税込) 新宿本店
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10. 幕末史激闘!薩摩・長州・会津
星亮一 /三修社 2004/07出版 285p 20cm ISBN:4384034881 \1,995(税込) 新宿本店
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11. 松平容保(人物文庫 ) 悲運の会津藩主
星亮一 /学陽書房 2004/06出版 303p 15cm ISBN:4313751815 \819(税込) 新宿本店
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12. 東郷平八郎伝(光人社NF文庫 ) 日本海海戦の勝者
星亮一 /光人社 2004/06出版 388p 15cm ISBN:4769824238 \920(税込) 新宿本店
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13. 会津藩vs長州藩(ベスト新書 ) なぜ“怨念”が消えないのか
星亮一 /ベストセラ−ズ 2004/04出版 223p 18cm ISBN:4584120668 \819(税込) 新宿本店
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14. のんびり行く只見線の旅(歴史ふくしま文庫 )
星亮一/松本忠 /歴史春秋出版 2004/01出版 167p 19cm ISBN:4897575613 \1,260(税込) 入手不可
15. 新選組と会津藩(平凡社新書 ) 彼らは幕末・維新をどう戦い抜いたか
星亮一 /平凡社 2004/02出版 198p 18cm ISBN:4582852122 \756(税込) 新宿本店
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16. 会津落城(中公新書 ) 戊辰戦争最大の悲劇
星亮一 /中央公論新社 2003/12出版 202p 18cm ISBN:4121017285 \756(税込) 新宿本店
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17. 山川健次郎伝白虎隊士から帝大総長へ
星亮一 /平凡社 2003/10出版 330p 20cm ISBN:4582831818 \1,890(税込) 新宿本店
18. 榎本艦隊北へ(広済堂文庫 )
星亮一 /廣済堂出版 2003/06出版 282p 15cm ISBN:4331610187 \650(税込) 新宿本店
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19. 幕臣たちの誤算(プレイブックス ) 彼らはなぜ維新を実現できなかったか
星亮一 /青春出版社 2003/05出版 187p 18cm ISBN:4413040597 \735(税込) 新宿本店
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20. 上杉景勝(PHP文庫 ) 越後の雄としての誇りに生きた名将
星亮一 /PHP研究所 2003/01出版 299p 15cm ISBN:4569578756 \560(税込) 新宿本店






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