星亮一 今日の一言

2014年11月
2014年10月
2014年9月
2014年8月
2014年7月
2014年6月
2014年5月
2014年4月
2014年3月
2014年2月
2014年1月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年9月
2013年8月
2013年7月
2013年6月
2013年5月
2013年4月
2013年3月
2013年2月
2013年1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年9月
2012年8月
2012年7月
2012年6月
2012年5月
2012年4月
2012年3月
2012年2月
2012年1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年9月
2011年8月
2011年7月
2011年6月
2011年5月
2011年4月
2011年3月
2011年2月
2011年1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年9月
2010年8月
2010年7月
2010年6月
2010年5月
2010年4月
2010年3月
2010年2月
2010年1月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年9月
2009年8月
2009年7月
2009年6月
2009年5月
2009年4月
2009年3月
2009年2月
2009年1月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年9月
2008年8月
2008年7月
2008年6月
2008年5月
2008年4月
2008年3月
2008年2月
2008年1月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年9月
2007年8月
2007年7月
2007年6月
2007年5月
2007年4月
2007年3月
2007年2月
2007年1月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年9月
2006年8月
2006年7月
2006年6月
2006年5月
2006年4月
2006年3月
2006年2月
2006年1月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年9月
2005年8月
2005年7月
2005年6月
2005年5月
2005年4月
2005年3月
2005年2月
2005年1月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年9月
2004年8月
2004年7月
2004年6月
2004年5月
2004年4月
2004年3月
2004年2月
2004年1月
2003年12月
2003年11月
2003年10月
2003年9月
2003年8月
2003年7月
2003年6月
2003年5月
2003年4月
2003年3月
2003年2月
2003年1月
2002年12月
2002年11月
2002年10月
2002年9月
2013年10月31日(木) 歴史、政治、社会
-----------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月31日
45.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
100.ラストサムライの群像―幕末維新に生きた誇り高き男たち 星 亮一, 遠藤
由紀子

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月31日
22.仙台戊辰戦史―北方政権を目指した勇者たち 星 亮一
64.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
50位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
160位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般
-------------------------------------------------------------------------------
「偽りの明治維新 会津戊辰戦争の真実」

星亮一著作、"偽りの明治維新 会津戊辰戦争の真実"を読み終えたので感想を書きます。

タイトルを見て、正史(勝てば官軍の意味で言うところの正史。中学までの歴史の授業で教えられる内容。)に対して、会津寄りの内容だけが書かれている物なのかと考えていました。読んでみたところ、考えていたよりも中立的な立場で、京都御所でのやりとりの記録や、あまりピックアップされることのない一兵士が書いた資料等も引用して、当時の様子を綴っています。(著者は戊辰戦争、特に会津についての著作で有名な方ですが、出身は仙台で元々は福島民報の記者や、福島中央テレビに勤められていた方でした。そのあたりを知らずに勝手に会津寄りの人だとばかり思い込んでいました。)
知った事や、思った事をざーっとまとめると以下のようなことでした。

会津藩の悲惨な負け方の原因は会津藩側にもあった。政治交渉においても、戦略
においても。

明治維新における官軍側のまとまりは思想を持った人と、利権を望んだ人との利
害が一致したものだったようだ。そのために、明治になってすぐに「日本の夜明
けぜよ!」とはいかなかった。利権争いが終わってからが維新の集結と言えるだ
ろう。

天皇はその渦中で不幸な利用のされかたをしてしまった。

官軍側においても兵士の手記を読むと、全員が残虐非道の限りを尽くしたわけで
はなく、知るものの中には同情さえ抱いていた兵士達がいたこともわかる。また、
略奪行為においては食料の配給が十分でなかった等の理由と、"分捕り"といって、
略奪行為が当時の戦争では正当な行為とされていたことも理由にあると言える。
官軍側も一般兵士は生きるために必死だったのだ。

徳川慶喜は考えていた以上にダメな人だった。そして、周囲の人物にも恵まれて
いなかった。

会津の女性達は考えていた以上に意思のつよい人達が多かったようだ。

会津藩士の実直さは時勢の中で不利に働いたことも多かった。が、その不利の中
でも卑屈にならずに、実直さを貫き世の中に出て活躍した人物達がおり、その人
達の功績や生き方はだれしもが認めるところであろう。過去の恨みもお持ちの方
がいらっしゃるのは仕方のないことだが、こういった人達こそを見習いたい。

-------------------------------------------------------------------------------
「小児がん対策」強化 震災、原発事故踏まえ県

 県は29日、初めてつくる県がん対策推進条例の素案を明らかにした。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後の状況を踏まえ、甲状腺がんなどの小児がん対策や県外避難者のがん検診の受診支援などの根拠とし、全県を挙げたがん対策を強化する方針を示した。がん予防と早期発見、治療に向けて、県民や県、市町村、医療関係者らの役割も明記する。県は来年の2月定例県議会に条例案を提出、4月1日施行を目指す。
 素案は、福島市で開いた県がん対策推進協議会で示した。がん予防と早期発見、医療充実、患者への支援、教育・普及啓発の4項目が柱となる。県が取り組む各種施策に条文を対応させ、がん対策を体系化する。

福島民友   2013年10月30日
-------------------------------------------------------------------------------
<政府・与党>福島「全員帰還」断念…困難区域「移住を」

政府・与党の福島復興加速化案 骨子

 政府・与党が検討している福島復興加速化案の全容が29日、分かった。年間積算放射線量が50ミリシーベルト超の「帰還困難区域」について、帰還まで長期の時間がかかることを明確にした上で、移住先で住宅を確保できるよう賠償金を手厚くする。政府が事実上、「帰還できない」との見通しを示し、移住による生活再建を促すことにつなげる。避難した被災者の「全員帰還」を原則としていた対策を、大きく転換させることになる。

【いま原発はどうなっているのか】写真特集:福島第一原発を報道陣に公開(2013年3月1日撮影)

 東京電力福島第1原発事故の被災地の避難区域は、線量に応じて、帰還困難区域(対象住民2.5万人)▽居住制限区域(2.3万人)▽避難指示解除準備区域(3.3万人)−−に分類される。政府・与党は、これらの地域ごとに、帰還までどれだけの時間がかかるかの見通しを示すことを検討。特に、帰還困難区域は長期になりそうで、これらの区域の住民には、何年後にどの程度の放射線量になりそうか、今後何年間は帰宅が難しいか、といった見通しを政府が明確に示し、住民の判断材料にしてもらう。移住による生活再建も新たに選択肢として示す。

 同時に、困難地域以外に除染などの資金を集中させ、早期帰還を後押しする。早期帰還ができる区域は、除染とインフラ復旧に全力をあげ、病院の診療再開や商業施設の整備など生活再開の基盤も整える。

 東電による賠償額の引き上げも検討する。東電は現在、住んでいた住宅の価値を基に住宅の賠償金を算出しているが、新居購入には足りないケースが多い。このため、新居を確保できる水準に賠償額を引き上げるほか、賠償の終了時期(終期)を決めると同時に一括で支払って生活資金の確保につなげたり、賠償総額の見通しを示したりすることで、自立を促す。

 一方、除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設は「費用の確保を含め国が万全を期す」として1兆円規模の建設費に国費を投入する。財源については「復興財源は使わず、エネルギー施策の中で追加的・安定的な財源確保に努める」とし、電気料金に上乗せされている電源開発促進税を軸に検討する。事故処理費用を東電に負担させるとしてきた方針の転換となり、議論を呼びそうだ。

 除染については、国が立て替えて実施し、東電に費用請求する現行枠組みの抜本的な変更は見送った。ただ、計画中の除染(約1.5兆円)を上回る分は、生活環境整備や地域再生に向けた公共事業を検討するとし、除染費用を一部国庫負担する余地を残した。

 福島原発の廃炉については「東電が主体となって行うべきだ」とした上で、廃炉部門の社内分社化など体制整備を要請。事故処理費用の国費投入に対しては「東電救済」との批判も予想されるため、東電に対し「徹底した合理化や厳しい自己改革」など、一段の対応を求めた。

 復興策は、自民党の東日本大震災復興加速化本部が復興庁や財務省、経済産業省など関係省庁と調整して策定。来週をめどに自民、公明両党が提言として政府に正式提出する。【清水憲司、高本耕太】

毎日新聞   2013年10月30日
-------------------------------------------------------------------------------
福島原発汚染水 政府と東電はどう封じ込める(10月30日付・読売社説)

 東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策は待ったなしだ。政府と東電は、実効性ある対策をまとめねばならない。

 原子力規制委員会の田中俊一委員長が広瀬直己東電社長と会談して、汚染水問題は「極めて憂慮すべき状態」と指摘し、抜本的な改善を求めた。

 作業ミスや貯蔵タンクの欠陥などで、汚染水の漏出が相次いでいる。遅きに失した感はあるが、規制当局のトップが直接、事業者に注文するのは当然のことだ。

 これに対し、広瀬社長は、東電の組織全体から福島に要員を派遣し、体制を強化する当面の対策を説明した、という。

 現場の除染などを進め、顔を覆うマスクなしで作業できる環境を整える。現場付近に宿泊施設を造り、作業員の移動量も減らす。

 問題収束のめどが立たない中、社員らの士気低下を懸念する声がある。作業環境の改善をテコにミスをなくすことが必要だ。

 現状では周辺の海に汚染の影響は出ていない。放射性物質の量は飲料水の基準をも下回っている。大切なのは、今後も、外部への影響を抑えていくことである。

 汚染水は、1日平均で400トンずつ増え続けている。敷地内に設置した貯蔵タンクはすでに約1000基に上り、いずれ増設する場所はなくなるだろう。

 汚染水増加の主な原因は、原発建屋内に流れ込む地下水だ。放射能を含む冷却水に触れ、汚染水となる。雨水にも、地表の汚染物質が混入している。

 建屋に入る前の地下水をくみ上げて海に流す計画については、漁業者の了解を得られていない。

 試運転中の汚染水浄化装置がトラブル続きなのも問題だ。安定稼働すれば、汚染水が漏出した時のリスクを軽減できる。浄化後の水は海に流しても危険性はかなり低いと指摘する専門家は多い。

 政府は前面に立って対処する姿勢を示している。地元関係者への説明を含め、汚染水を減らすための取り組み強化が求められる。

 政府の汚染水処理対策委員会は年内に包括的な対策をまとめる。対処案を公募したところ、779件が寄せられた。有力な手法はできる限り採用し、国費投入をためらうべきではない。

 規制委の責任も重い。汚染水問題を理由に、東電柏崎刈羽原発の再稼働に向けた安全審査を1か月以上、放置していることが懸念される。再稼働問題を前に進めるためにも、規制委として汚染水対策に積極的に関与すべきだ。

読売新聞   2013年10月30日
-------------------------------------------------------------------------------

仕事で教わったのは、
「うまい下手ではない。

大切なのは、とにかく
一生懸命やることなんだ」
ということ。

それは、今でも
僕のベースとなって残っています。
( 筒井道隆  俳優)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月30日(水) 歴史、社会、政治
福島国際共同大学院大学に誘致をめざしています。
廃炉の研究、新しいエネルギーの開発、ロボット工学などの世界的な大学院です。応援を願います。

ーーーーーーーーーーーーー


<政府・与党>福島「全員帰還」断念…困難区域「移住を」
毎日新聞 10月30日(水)7時30分配信

政府・与党の福島復興加速化案 骨子

 政府・与党が検討している福島復興加速化案の全容が29日、分かった。年間積算放射線量が50ミリシーベルト超の「帰還困難区域」について、帰還まで長期の時間がかかることを明確にした上で、移住先で住宅を確保できるよう賠償金を手厚くする。政府が事実上、「帰還できない」との見通しを示し、移住による生活再建を促すことにつなげる。避難した被災者の「全員帰還」を原則としていた対策を、大きく転換させることになる。

【いま原発はどうなっているのか】写真特集:福島第一原発を報道陣に公開(2013年3月1日撮影)

 東京電力福島第1原発事故の被災地の避難区域は、線量に応じて、帰還困難区域(対象住民2.5万人)▽居住制限区域(2.3万人)▽避難指示解除準備区域(3.3万人)−−に分類される。政府・与党は、これらの地域ごとに、帰還までどれだけの時間がかかるかの見通しを示すことを検討。特に、帰還困難区域は長期になりそうで、これらの区域の住民には、何年後にどの程度の放射線量になりそうか、今後何年間は帰宅が難しいか、といった見通しを政府が明確に示し、住民の判断材料にしてもらう。移住による生活再建も新たに選択肢として示す。

 同時に、困難地域以外に除染などの資金を集中させ、早期帰還を後押しする。早期帰還ができる区域は、除染とインフラ復旧に全力をあげ、病院の診療再開や商業施設の整備など生活再開の基盤も整える。

 東電による賠償額の引き上げも検討する。東電は現在、住んでいた住宅の価値を基に住宅の賠償金を算出しているが、新居購入には足りないケースが多い。このため、新居を確保できる水準に賠償額を引き上げるほか、賠償の終了時期(終期)を決めると同時に一括で支払って生活資金の確保につなげたり、賠償総額の見通しを示したりすることで、自立を促す。

 一方、除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設は「費用の確保を含め国が万全を期す」として1兆円規模の建設費に国費を投入する。財源については「復興財源は使わず、エネルギー施策の中で追加的・安定的な財源確保に努める」とし、電気料金に上乗せされている電源開発促進税を軸に検討する。事故処理費用を東電に負担させるとしてきた方針の転換となり、議論を呼びそうだ。

 除染については、国が立て替えて実施し、東電に費用請求する現行枠組みの抜本的な変更は見送った。ただ、計画中の除染(約1.5兆円)を上回る分は、生活環境整備や地域再生に向けた公共事業を検討するとし、除染費用を一部国庫負担する余地を残した。

 福島原発の廃炉については「東電が主体となって行うべきだ」とした上で、廃炉部門の社内分社化など体制整備を要請。事故処理費用の国費投入に対しては「東電救済」との批判も予想されるため、東電に対し「徹底した合理化や厳しい自己改革」など、一段の対応を求めた。

 復興策は、自民党の東日本大震災復興加速化本部が復興庁や財務省、経済産業省など関係省庁と調整して策定。来週をめどに自民、公明両党が提言として政府に正式提出する。【清水憲司、高本耕太】

【関連記事】
【与党内で「新規建設より批判かわせる」】政府、原発「建て替え」明記検討 依存継続
【ファイル 原発事故】止まらない放射性汚染水の流出
<社民党首と脱原発の重要性で一致>小泉元首相「原発ゼロ」発言、永田町に波紋
【検証・大震災】福島第1原発 汚染水対策、漂流2年半
【復興加速化案について詳しく】「東電救済」批判必至 除染費、国負担に含み
最終更新:10月30日(水)9時36分



アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月30日
23.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
31.会津戦争全史 (講談社選書メチエ)星 亮一
71.会津藩はなぜ「朝敵」か (ワニ文庫)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月30日
6.仙台戊辰戦史―北方政権を目指した勇者たち 星 亮一
59.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
110位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
446位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般
-------------------------------------------------------------------------------
会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)
著者が東北出身のせいか、ところどころ会津寄りな記述はありますが、薩摩ならびに長州を一方的に断罪するような感情に走ったりはせず、また、会津側の問題を痛烈に指摘する事も忘れていないので視点は公平で読みやすいです。目を背けたくなる凄惨な様相には著者が鶴ヶ城攻防戦を「日本近代史の一大汚点」と評価する事に同意するばかりです。個人的には、国の将来を考えるなら戊辰戦争、特にこの会津の悲劇ほど避けられた事態は無かったと考えているのでなおさらです。ドラマなどの創作物で美化されたものではない事実を教えてくれる本でした。
-------------------------------------------------------------------------------
「在外県人会サミット」定期開催へ 風評払拭に協力

 本県出身者や子孫らでつくる海外の主要県人会は27日(日本時間28日)、ホノルルで佐藤雄平知事と県人会側役員らとの懇談会を開き、海外で本県情報の発信力を強化することで一致した。東京電力福島第1原発事故による海外での風評被害を払拭(ふっしょく)する狙いがあり、第1弾として、トップが集う「在外県人会サミット」を定期的に開催、県との連携を深めて最新情報の提供を受ける。県人会側が県に要請、佐藤知事は前向きに検討する意向を示した。
 海外の県人会は今年2月、本県で各県人会のトップが一堂に会し「在外県人会サミット」を開き、参加した9カ国19県人会が「ワールド県人会」を結成した。各県人会は本県の復興支援を目的に結びつきを強めた。
 一方、海外では本県の正確な情報が得られないことが課題となっており、情報発信の取り組みは十分には進んでいない。県人会側はサミットの定期開催を通じ、県から原発事故や放射線量などに関する最新情報を得て、海外への正確な情報提供に役立てる。

福島民友   2013年10月29日
-------------------------------------------------------------------------------
五稜郭 来年築造150年 通年でイベント展開

 函館のシンボルともえいえる特別史跡「五稜郭」が来年、完成から150年を迎えるのに合わせ、五稜郭地区のまちづくり団体などが「築造150年祭」の開催に向けて準備を始めた。1年がかりで多彩なイベントを繰り広げ、地域を盛り上げていく考えだ。準備会の小笠原勇人代表は「来年は新幹線開業イヤーの前年でもあり、全国に函館、五稜郭をアピールしていく」と意気込んでいる。

 五稜郭は蝦夷地の防備強化を図るため、蘭学者の武田斐三郎がヨーロッパの城塞をモデルに設計。1857年から7年の歳月をかけ、64年に完成させた。星形の西洋式城郭は、箱館戦争の舞台にもなった。初代の五稜郭タワーは築造100年の記念に建設された。

 実行委の中心となるのが、同地区のまちづくり団体「新都心五稜郭協議会」。今後、市内の各団体に参加を呼び掛けていく。来月14日に実行委の設立総会を開き、イベントの概要などを発表するという。

 実行委発足に先立って準備会は11日、150年祭のシンボルマークとキャラクターの一般公募を開始した。ともに五稜郭のイメージにふさわしいもので、準備会は「キャラクターは150年祭終了後も五稜郭地区のイベントなどで活用していきたい。独創的なアイデアで応募してほしい」としている。

 採用者にはそれぞれ賞金10万円が贈られる。応募は1人3点までで、締め切りは31日。設立総会の場で決定したシンボルマークとキャラクターを発表する。

 小笠原代表は「新幹線開業を控え、函館が注目される時期。1年をかけて五稜郭を発信し、観光客誘致や地域活性化に弾みをつけたい」とした。

 応募の問い合わせは準備会(五稜郭タワー内、電話0138・51・4785、午前9時〜午後6時)へ。

提供 - 函館新聞社
-------------------------------------------------------------------------------
動物保護:半世紀で1万匹 元お巡りさん末期がんで闘病中

 捨てられたり傷ついたりした動物を50年近くボランティアで保護してきた滋賀県近江八幡市の元お巡りさんが、末期がんと闘いながら「命の尊さ」を伝える活動を続けている。がんが全身に転移し、昨年春に主治医から「余命半年」の宣告を受けたが、6度目の手術を先月乗り越えた。「きっと動物たちが生かしてくれている。だから自分の務めを果たしたい」。痛みに耐えて今月、通算1111回目の講演を果たした。

 元京都府警の有城覚(ありしろ・さとる)さん(69)は、1963年の採用後に初めて勤務した交番で、女の子が持ち込んだ傷ついたキジバトのひなを助けられなかった後悔から、動物保護の勉強を始めた。けがをするなどして警察署に届けられる動物を自宅で飼育するようになった。

 野生に返したり飼い主を探したりしたが動物は増え続け、最も多い時には約250匹が自宅にいた。これまでに助けた動物は1万匹を超えるという。

 86年からは非番の日に動物を連れて小学校や公共施設を訪れる移動動物園「110番動物園」を始めた。耳を切り取られたウサギや目を接着剤でふさがれたネコなど虐待された動物と子供たちが触れ合う機会を提供した。定年後は退職金で飼育舎を建て、常設の動物園も開いた。

 直腸がんと分かったのは8年前。摘出手術を受けたが、大腸や肝臓、肺などに次々転移した。二人三脚で活動を支えてきた妻の繁子さんを昨年に亡くし、体に負担がかかる抗がん剤の投与もやめており、長女の加織さん(37)は「生きていることが奇跡的」と話す。動物たちは少しずつ協力者らに引き取ってもらい、今は5羽のハトだけになった。

 移動動物園と共に長年続けてきた講演は、動物を保護するためには、餌として魚や昆虫などの命を奪わなければならないという「矛盾」を語った上で、無益な命を奪う犯罪の抑止を呼び掛ける。今月14日に滋賀県愛荘町で1111回目の講演をし、約150人が静かに聴き入った。

 有城さんは「動物を助けてきたつもりだったが、がんを患い目線の高さに気が付いた。懸命に生きようとする動物たちの姿に学び、より弱者の目線で命の重みを子供たちに伝えたい。その活動が結果として同じがん患者の励みになればいい」と話している。【千葉紀和】

毎日新聞   2013年10月29日
-------------------------------------------------------------------------------

私はこれまで、 否定されることをバネにして
生きてきたように思います。

小さいころ足に障害があって、
それがコンプレックスでした。

私はそれを打ち破りたかったんです。
いつも「自分はこれで
終わるような人間ではない」
と言い聞かせて。

その思いが、 挑戦のエネルギーへと
変わっていった。
( 吉岡順子  デザイナー)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
**********
△top
2013年10月29日(火) 歴史、社会、政治
-私たちは歴史から何を学ぶか、がとわれています。
中国、韓国問題、憲法改正問題、考えることが山ほどある時代です。
はっきりしていることは真の意味での独立国家の形成です。
他人に依存する国家ではなく、自分の責任出、行動する国家です。
--------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月29日
9.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
33.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
36.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
50.会津藩はなぜ「朝敵」か (ワニ文庫)星 亮一

アマゾンベストセラー、明治・大正、 2013年10月29日
42.新島八重を歩く 星亮一+戊辰戦争研究会
50.明治を支えた「賊軍」の男たち (講談社プラスアルファ新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月29日
43.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
95.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡  星 亮一
97.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて  星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
98位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
371位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
星亮一著の「会津藩はなぜ朝敵か」「会津藩VS長州藩」を読みました。会津藩は最後まで佐幕派として、戊辰戦争を戦った藩です。京都守護職時に薩摩藩と連携し、長州藩および過激派公家の京都からの追放を画策し、結果長州藩から遺恨を持たれることになります。

 そこから会津VS長州の歴史は始まりました。会津藩としては、戊辰戦争で朝敵の汚名を長州藩から着せられ、その恨みは凄まじく、絶対に許さないという思いで今日まできました。今もなお、会津と山口では関係修復が図られていません。「仲良くするが、仲直りはしない」という会津の人のことばが象徴的です。

 さて、そんな会津と長州の関係に著者の星氏は提言をしています。「会津と長州の確執において、事実関係の確認がなされていない」ということです。具体的には、

@池田屋事件では会津藩の人間すべてが池田屋突入を肯定したわけではないということ。
A戊辰戦争における会津若松の攻防戦は長州藩は不在だった。長州の主力部隊の山県有朋率いる奇兵隊は、そのとき長岡藩河井継之助と戦っており、会津に到着した時にはすでに戦争はほぼ終結していた。つまり略奪暴行の数々は長州藩はほとんど関与していないこと。
B戦後会津を統治したのも、長州藩ではなかったということ。

 これらの事実はこれまでの会津と長州に新たな関係を導く研究だと思います。
 よく考えてみれば、会津攻めの際、参謀は土佐の板垣退助、薩摩の黒田清隆でした。思い込みがこれほどまで事実を捻じ曲げてしまう一例と思います。当然他論もありますので、星氏の理論だけが正解とはいえないでしょうが、こういった見方もまた歴史の重要な検証であると思います。事実を知るということが、これだけ重要なことなのだということを教えてくれる本でした。

 さて、その会津ですが、これほどまでに凄惨さを極めた原因としては、徳川家に忠誠を誓う家訓が強烈でそれから逸脱した考えができなかったことに加え、保守的な形式主義から脱却できなかったことが考えられます。たとえば神保修理は大政奉還を聞き、非戦を説きますが、徳川慶喜と松平容保が江戸に逃げ帰った理由として、「修理が帰れと言ったからだ」と、すべての責任を修理に押し付け、切腹させています。また洋式銃の使用を勧めた山本覚馬を禁足処分にしています。こういった保守的体制が時代の流れから取り残され、結局は白虎隊や娘子隊の悲劇につながったのだと思います。反対に長州は殿様がなんでも「そうせい」だったので、家臣がのびのびと議論することができた、それが維新の力につながったのではないかと思います。

 こういうことって、今の時代でも同じことが言えますね。柔らかい頭で困難な状況に対して臨機応変に行動していきたいものですね。
-------------------------------------------------------------------------------
排水溝4万5000ベクレル 漏えいタンク付近でまた上昇

 東京電力は27日、福島第1原発の排水溝の放射性物質濃度が上昇した問題で、汚染水約300トンが漏れた地上タンク近くの排水溝で採取した水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が最大1リットル当たり4万5000ベクレル検出されたと発表した。26日に採取した水と比べて濃度が約20倍に上昇した。
 タンク群を南北に走る排水溝の1地点。23日に採取した水から過去最高の同14万ベクレルが検出された。上流と下流を土のうでせき止めており、東電は「水が土のうを越えて下流には流出していない」としている。
 同地点から約80メートル上流の水からは同7800ベクレルを計測。26日採取分は同72ベクレルで約108倍に急上昇した。放射性物質が付着した土壌が降雨で流れ込んでいるため、排水構の水の濃度が上昇しているとみられる。

福島民友   2013年10月28日
-------------------------------------------------------------------------------
原発20キロ圏のコメ、初出荷へ 全袋検査で基準値下回る

 原発事故に伴う避難指示解除準備区域の田村市都路地区で生産されたコメが27日、東京電力福島第1原発から20キロ圏の旧警戒区域で初めて出荷される見通しとなった。
 同地区でコメ作りを再開した2戸のうち、農業坪井久夫さん(63)が生産したコメを全袋検査し、放射性物質がいずれも食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を大幅に下回った。

首都圏の知人に販売 
 坪井さんが収穫したコメのうち、個人販売用や自家用米のひとめぼれなど計93袋(約2.8トン)を検査した。ほとんどが検出下限値(1キロ当たり9ベクレル)未満で、検出されたコメもほとんどが同10ベクレル程度だった。
 今回検査したコメは、震災前から交流のある首都圏の知人らに販売する予定という。

福島民友   2013年10月28日
-------------------------------------------------------------------------------
菅元首相、みのもんた降板も自分の退陣も「原子力ムラの陰謀」

 民主党の菅直人元首相は、26日付の自らのブログで、次男が窃盗容疑などで逮捕(処分保留で釈放)されたタレント、みのもんた氏が報道番組のキャスターを降板したことについて「原子力ムラ」の陰謀説があると紹介、自分も原子力ムラの被害者だとする内容を展開した。
 ブログでは、原子力ムラはマスコミに対して広告料を通じて「自分に批判的な報道に圧力をかけてきたことは知っている」と明記、「みの氏は原発問題で東京電力と安倍晋三首相を厳しく批判していた」ことから陰謀の可能性を指摘した。
 平成23年の福島第1原発事故で「菅氏が1号機への海水注入の中止を指示した」と報道されたことも、退陣に追い込むための原子力ムラが流したウソの情報と断じた。

産経ニュース   2013年10月28日
-------------------------------------------------------------------------------
中国近隣外交 尖閣への影響が懸念される(10月28日付・読売社説)

 中国の習近平政権は、軍事力を増強し、南シナ海などで勢力を拡大する「海洋強国」を目指している。そのための環境作りに向けた外交を戦略的に進めているとみられる。
 日本としても尖閣諸島への警戒を強めねばなるまい。
 習国家主席や李克強首相が、同時期に北京で、ロシアのメドベージェフ首相、インドのシン首相、モンゴルのアルタンホヤグ首相と相次いで個別に会談し、相互関係の強化で合意した。
 中印会談では、係争地カシミール地方での軍事衝突回避を目指す国境防衛協力協定が結ばれた。
 3か国はいずれも中国と陸続きの隣国である。中国は、これらの国と常に安定した関係を維持してきたわけではない。1962年にインド、69年にはソ連と国境問題で戦った。モンゴルは、ソ連の衛星国で緊張関係にあった。
 習政権は3か国との関係を安定させることにより、後顧の憂いをなくし、東シナ海や南シナ海への進出を加速しようとしている可能性が大きい。
 中国は経済力を背景に一段と外交攻勢を強めている。3か国首脳が訪中したのも、主要貿易相手国の中国からもたらされる経済的利益への期待感からだろう。
 李首相は、景気減速が鮮明になっているインドのシン首相に、中国企業の対印投資拡大につながる協議を加速させると表明した。ロシアには、原油輸入量を10年間で1億トン増やすと約束した。
 だが、印露両国は中国への警戒心を緩めているわけではない。特に懸念しているのは、自国周辺の海に中国が進出することだ。
 シン首相は訪中前に、ロシアを訪れ、露製空母の来月末までの引き渡しを確認した。空母購入は中国のインド洋進出に備える狙いもあろう。中国はインドの周辺諸国で寄港地を確保しつつある。
 ロシアは太平洋艦隊を増強し、極東海域で大規模演習を行った。中国が北極海を含む北方への海洋進出に意欲を見せていることに神経をとがらせているからだ。
 ロシアはベトナムに潜水艦を売却するなど、中国と対立する国への協力も進めている。
 中国が海洋進出を強化すれば、尖閣諸島を巡る緊張が一層高まるのは避けられない。
 日本は、尖閣周辺海域での中国の動きを引き続き監視することが肝要だ。日米同盟を堅持しつつ、独自の海洋戦略を持つインドやロシアとの関係強化を図り、中国をけん制していく必要もあろう。

読売新聞   2013年10月28日
-------------------------------------------------------------------------------

最初から精神が強い人
なんていませんよ。

体の筋肉と一緒で、
何度も何度も繰り返すことで、

心の筋肉も
徐々に鍛えられていくんです。

だから、逃げずに戦うこと。
これが大切なんだ。
( 村松孝尚  雑誌編集者などを経てアパレル業界へ、実業家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***



国策への異議4】「防げず、申し訳ない」 かつての仲間が脳裏に

福島第一原発事故の直後に、浜通りを訪れた際の調査結果などを説明する安斎さん
 平成23年3月16日。東京電力福島第一原発事故から5日後だった。楢葉町の宝鏡寺住職、早川篤雄(73)の携帯電話が鳴った。
 電話番号に見覚えはない。「反対運動に関わってきたのに、こんな事故が起きてしまって。食い止めることができず、申し訳なかった」。声の主は、立命館大名誉教授の安斎育郎(72)。「福島原発訴訟」の支援者の1人だった。早川ら住民の安否が気に掛かり、つてをたどって電話番号を探し続けた。
 「推進派の学者に言われるなら分かるが、まさか安斎先生から謝りの言葉を聞くとは思わなかった」。早川の頬は涙でぬれていた。

■第二の故郷
 東京生まれの安斎は終戦の前年、両親の故郷、二本松市に疎開した。4歳だった。9歳まで市内の小学校に通い、野山を駆け回った。「都内に戻ってから、駆けっこはクラスで一番、速かった。二本松で足腰を鍛えられたから...」と振り返る。
 都内の両国高校を卒業後、東京大に進んだ。同大が全国に先駆けて作った工学部原子力工学科の一期生だった。放射線防護学を専門に研究し、後に日本科学者会議の常任幹事を務めた。
 昭和48年、本県で全国初の原発設置に関する公聴会の開催が決まった。安斎は、政府が推進した原子力政策に批判的な立場の専門家として知られ始めていた。「第二の郷里を守りたい」。公聴会に備える早川の協力要請に対して、無報酬での支援を決意した。

■北上
 福島第一原発事故の直後、安斎は多くの報道機関から取材を受け、かつての仲間が脳裏に浮かんだ。スケジュール帳で唯一、空白だったのは事故から1カ月余りが過ぎる4月16日。偶然にも自らの誕生日だった。政府が警戒区域などの避難指示区域を設定する5日前だった。
 JR常磐線に揺られながらいわき駅に向かった。途中で余震とみられる地震が起き、列車が止まった。大震災がまだ継続していることを思わせ、怖さを感じた。
 いわき駅の改札には作務衣(さむえ)姿の男性が立っていた。早川だった。浜通りを北上し、原発が立地する双葉郡に入った。
 安斎は放射線を測る機器を携えていた。約6時間にわたる調査で、原発事故による放射線を各地で記録した。
 数日後、安斎から早川の避難先に絵が届いた。「避難先では寺の仏も拝めない」。そんな早川の嘆きを覚えていた安斎が描いた仏の絵だった。(文中敬称略)

(2013/02/07 11:28カテゴリー:3.11大震災・福島と原発
△top
2013年10月28日(月) 歴史、社会、政治
---------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月28日
9.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
51.井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士 星 亮一
66.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月28日
36.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
92.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて 星 亮一
93.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡 星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
95位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
343位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
「敗者の維新史 会津藩士荒川勝茂の日記」(中公新書 星亮一著)を読む

「会津落城」につづいて読んだ本がこれだ。

この本を読んで初めて「武士」という身分の人々の考え方が少し分かったような気がした。ここでいう「武士」とは、「葉隠れ」に出てくるような特殊な求道者ではなく、妻子を養うために日々汲々としている生活者としての武士のことだ。そのような人々が明治維新の荒波をどう乗り越えていったのか、それを知りたい。

薩摩・長州・土佐の兵が会津鶴ヶ城に押し寄せたとき、荒川勝茂は24歳、荒川類右衛門(るいえもん)という名の会津藩の下級武士であった。彼は槍隊の指揮官として敵軍に絶望的な無理押しをするが生き残ってしまう。降伏・開城ののち、会津藩は下北半島に斗南藩として存続を許された。一時、新発田藩御預けとなった荒川勝茂は自由の身となったのち、会津藩と運命を共にすべく、新しい入植地での開墾を行う農夫になる。

このとき、重要なことは、荒川勝茂が松平容保に男子が誕生したことを非常に喜び、慶事として日記に述べていることだ。

つまり、武士は「藩士」というよりは「家中の者」であって、主家に仕える身分だから、主君にお世継ぎが生まれたことを喜ぶのである。次に、お国替えとなっても封土があることは、そこに生活の場があるということであって、彼らにとっては死活問題である、ということだ。そして、荒川勝茂に限らないが、斗南藩となった旧会津の武士たちが「お家再興」を夢見ていることが、当時の武士の思考パターンを理解するうえで重要である。

米沢藩が奥羽列藩同盟をいちはやく呼びかけ、越後長岡藩に派兵した理由は、藩祖上杉謙信以来の封土である越後を回復したい動機が働いていたという。つまり、幕末の動乱は多くの武士にとっては「国盗り物語」のような戦国時代の再来に見えたのかもしれない。

斗南藩は本州の最北の地であり、当時は米が全く取れない荒蕪地で占められている。領内70村の石高が合計3万石というから、旧会津藩の23万石には遠く及ばなかった。こういう荒れ野でにわか百姓が鋤・鍬を持っても結果は推して知るべしであって、会津藩の旧武士には苛酷きわまりない生活が待っていた。来る日も来る日も、稗・粟に刻み昆布を煮込んだ「おしめ」という食べ物ばかりで、人々は栄養失調に罹ってゆく。もとより、医療など期待できる場所でもない。荒川勝茂も三男、母、妻の父を立て続けに失っている。彼らが「お家再興」の夢を持つのは当然といえば当然と言えるが、明治維新は、そのような甘っちょろいものではなかった。

ある日、東京に移送されていた松平容保が斗南藩の藩庁にやってきて、近く藩がなくなり県が置かれるという。そのうえ、県知事は新政府が選び、旧藩主は全て東京に集められて華族に祭り上げられてしまうというのだ。あり得ないような、この大改革に、旧来の常識に生きる人々が呆然自失となったことは想像に難くない。斗南藩も弘前、黒石、七戸、八戸と合併されて青森県に編入されてしまう。当然、「お家再興」などいう次元の問題は、どこかに吹き飛んでしまった。

ある意味、ここまでが荒川勝茂の武士としての生きざまなのかも知れない。

あまりの世の移り変わりに人々が茫然自失となっているところに、どのような仕事でも各自が勝手に選び、全国の何処へでも行けという通達が青森県庁から出される。士農工商の身分の消滅だ。このような大改革についてゆけない人々が出てくるのも当然で、各地で不平士族の反乱が起きる。

しかし、荒川勝茂は、そのような道を歩まなかった。この通達をきっかけに下北半島の荒蕪地に見切りをつけた彼は、故郷の会津若松に戻り、手内職で糊口をしのぐが、貧苦の中で妻、長女、長男を失ってしまう。このあたりは、仲代達也主演の映画「切腹」に出てくる食い詰め浪人の姿さながらである。この時代に生きた人々の慟哭の叫びが聞こえてくるようである。

ところが、このどん底の暮らしのなかで、やがて明治維新の陽の部分が照り始める。須賀川で小学校が開かれることになり、彼は45歳に達したとき、その教員に採用されて初代校長を務めるのである。そして彼は、その新しい生き方に満足し、再婚もして、何人もの子宝にも恵まれ、75歳の長寿をまっとうするのである。会津藩は、ことのほか学問を重んじ、子弟教育に情熱を注いだ藩であったらしく、そのことが彼に幸いした。

そういえば、ぼくが中学生の頃、教員のなかには元復員軍人が何人かいた。戦前はさすがに鬼畜米英の時代だから、英語の先生で元復員軍人はいなかったが、数学や理科、社会の分野には何人か元は特攻隊員だったという教員がおられたように記憶する。

教員採用をきっかけとして、荒川勝茂が武士から明治人としての生きざまを送るようになったとすれば、ぼくが出会った先生たちも戦後自由社会の日本人としての新しい生き方に希望の光を見出していたのかもしれない。そして、天皇の現人神としての存在の否定や陸海軍の消滅を、藩や武士階級の消滅と同じような驚きの目を持って見つめていたのではないだろうか。

荒川勝茂の日記の史料的価値は、幕末から明治中期に渡る克明な記録にあるという。それをまとめたものが、この本である。星亮一というジャーナリストがいて、荒川類右衛門の家系につながる人々からの聞き取りも含めて、こうした高い史料的価値のある本を世に送り出してくれたために、ぼくらは明治維新をより立体的に見ることができるのだ。そのことを、ぼくは嬉しく思う。

萩野谷 敏明、 昭和31年生まれ、上智大学外国語学部英語学科卒、39歳ま
で鹿島建設勤務、以後フリーランス翻訳/著述。
-------------------------------------------------------------------------------
<原発>30キロ圏内自治体、避難計画7割未策定 本紙調査

 国の原子力規制委員会が原子力災害対策指針(新指針)に基づき、全国の原発30キロ圏内にある21道府県136市町村に策定を求めている原発事故時の避難計画について、策定済みが38市町村(約28%)にとどまっていることが毎日新聞の調査で分かった。原発再稼働に向けた電力各社による安全審査の申請が相次ぐ中、自治体側には住民をどう避難させるかに迷いがある実態が浮き彫りになった。一方で、避難計画策定の義務がない30キロ圏外の21市町村が、避難や避難者受け入れを想定した独自の防災計画作りに取り組んでいることも判明した。【神保圭作、五十嵐和大】

 ◇具体策で迷い

 新指針は規制委が今年7月、東京電力福島第1原発事故を受けて施行。重点的に防災対策を進める自治体の対象を従来の「8〜10キロ圏」から「30キロ圏」に拡大した。該当する自治体は15道府県45市町村から21道府県136市町村に増え、各自治体に(1)地域防災計画原子力災害対策編(2)避難計画−−の策定を義務づけた。

 毎日新聞がこの21道府県に取材したところ、9月現在で(1)は121市町村(約89%)が策定済みだが、(2)は38市町村と約28%だった。避難手段や避難道路の選定に時間がかかっているケースが目立ち、高齢者や障害者ら「災害時要援護者」の避難先が決められない市町村もあるという。

 東電柏崎刈羽原発の安全審査の申請を条件付きで容認した新潟県の泉田裕彦知事は「規制委は避難指示の指揮系統、高速道やJRの規制方法など誘導の考え方を明確にしてほしい。電力会社も自治体と協議する責任がある」と注文する。

 東電は自治体に協力する専属チームを設ける。政府も新たな組織を設置し、都道府県をまたがる避難者の受け入れ先の調整や、避難手段の確保を支援する。今後、協議会を地域ごとに設立する予定だが、原子力規制庁の担当者は「できるだけ早く支援態勢を作りたい」と述べるにとどまり、時期を明示していない。

毎日新聞   2013年10月27日
-------------------------------------------------------------------------------
東電、除染費用支払い拒否 74億円、国は黙認

 【関根慎一、多田敏男】東京電力が除染事業の大半の項目について費用の支払いに応じない考えを2月時点で国に明確に伝えていたことが、朝日新聞が環境省への情報公開請求で得た文書でわかった。国はこれを公表せず、支払い拒否を黙認している。

 国が除染費用を立て替えた後、東電に請求するのが「放射性物質汚染対処特別措置法」の規定だ。環境省は現在までに計404億円を請求したが、東電が支払ったのは67億円。国や東電は「内容の確認に時間がかかっている」とし、手続き上の問題と説明してきた。

 ところが、東電は2月21日付で環境省に送った文書で、昨年11月の第1回請求分の大半について「支払いが困難であるとの結論に至った」と拒否。環境省が説明を求めると、2月27日付の回答文書で、第2回請求分をあわせた149億円(118項目)のうち、74億円(95項目)について個別に支払わない理由を列挙した。さらに、賠償交渉を仲介する「原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)」に委ねることを検討するよう提案した。

朝日新聞   2013年10月27日
-------------------------------------------------------------------------------
日本が無人機撃墜すれば「戦争行為」 中国軍が強調
2013.10.26 21:01 [中国]
 領空侵犯した無人機が警告に従わない場合、撃墜を含めた強制措置を取る方針を日本政府が固めたことについて、中国国防省の耿雁生報道官は26日、同措置が中国機に取られた場合、「一種の戦争行為であり、われわれは果断な措置で反撃する」と強調した。

 報道官は、反撃に伴う一切の結果は「始めた方が負う」と全面的に日本側の責任となることを指摘した。さらに「中国軍が領土主権を守る固い意志と決心を軽く見るべきでない」と日本側を威嚇した。(共同)

共同通信   2013年10月26日
-------------------------------------------------------------------------------
東電会計検査 支援制度は維持できるのか(10月27日付・読売社説)

 東京電力に対する政府の財政支援の仕組みは、いずれ行き詰まるのではないか。そんな懸念を抱かせる報告である。

 会計検査院が、実質国有化された東電について、初めて検査を実施した。

 福島第一原子力発電所の事故に伴う賠償支払いのため、政府が東電に援助する公的資金の回収見通しを試算したところ、最長で31年後になることが判明した。

 現行制度では、東電が被災者や被災企業に支払う賠償費用を、政府が公的資金で一時的に立て替えている。政府は、東電が毎年の利益から払う特別負担金と、原発を保有する電力各社の一般負担金から回収を図る仕組みだ。

 支援額は最大5兆円で、既に3兆円が東電に提供された。ただ、経営が悪化している東電は特別負担金を全く払っていない。

 検査院によると、賠償費用が5兆円に達し、東電が特別負担金を払えない場合、回収が終わるのは2044年度だ。賠償費用が5兆円以上に膨らむ恐れがあり、極めて厳しい見通しと言える。

 加えて問題なのは、政府が国債を発行して金融機関から資金を調達しているため、回収が長引くほど、利払い費がかさむことだ。利払い費は最大794億円と試算された。これも国民負担になる。

 検査院は東電に対し、財務内容を早急に立て直すよう求めたが、その実現は簡単ではない。収益改善のカギを握る柏崎刈羽原発の再稼働のメドが立たず、代替の火力発電の燃料費が経営を圧迫し続けているからだ。

 除染に兆円単位の費用がかかるのは確実と見られている。東電がこの費用を負担する場合、東電の経営再建が暗礁に乗り上げるのは明らかだろう。

 事故を起こした東電が一層のコスト削減に努力すべきなのは当然だが、最終的な賠償負担をすべて東電と電力各社に求める現行制度には問題が多い。

 財政支援の在り方について、抜本的に見直す必要がある。原発政策を推進してきた政府が応分の負担をする、新たな仕組みを検討することが求められる。

 今回の検査では、東電が使用予定のない資産を売却せずに保有し続けている実態が指摘された。

 被災者らから請求を受けて賠償金を支払うまで、1年以上かかったケースが約200件あった点も検査院は問題視している。

 公的支援を受けている東電は、国民の理解を得るためにも、業務の改善を怠ってはなるまい。

読売新聞   2013年10月27日
-------------------------------------------------------------------------------

面倒をかける人がいて、
面倒をみる人がいる。
どちらも大切な存在なのだ。

命を支えるということは、
命を支えられることなんだと
気がついた。
( 鎌田實  医師)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月27日(日) 歴史、社会、政治
-6月13日 政治の中枢にいる台風一過 今日はいい天気です。
一日、原稿執筆です。いまかんがえていること。

第一原子力発電所の廃炉は可能なのか。
------------------------------------------------------------------------------

5月29日 チェルノブイリはたった1基の事故 福島原発は4基同時に事故 日本だけで作業員を集められるのかどうか分かりません そんな状況で30年後40年後の廃炉など不可能 小出裕章(ゲンダイネット)
2012年6月17日
2012年5月29日、小出裕章さんのコメントが、ゲンダイネットに掲載されました。

▼日刊ゲンダイ本紙記者がまざまざと見た 福島原発廃炉作業の絶望 ゲンダイネット
http://gendai.net/articles/view/syakai/136769

=====
京大原子炉実験所助教の小出裕章氏はこう言う。
「86年のチェルノブイリ事故では、事故から石棺までの間に(7カ月間で)6万〜8万人が作業に当たったといわれています。チェルノブイリはたった1基の事故だったが、福島原発は4基同時に事故を起こした。今後、どのくらいの作業員が必要になるのか想像もできないし、日本だけで作業員を集められるのかどうか分かりません。そんな状況で30年後、40年後の廃炉など不可能です」
=====

---------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月27日
34.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
78.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) 星 亮一
100.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月27日
15.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
76.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて  星 亮一
81.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡  星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
72位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
277位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
弁護士ブログ@にしがわ綜合法律事務所(岡山市)
岡山弁護士会所属の若手弁護士が日々感じていることをとりとめもなくつづっていきます。

星亮一著「敗者の維新史 会津藩士荒川勝茂の日記」を読みました。
2013年05月22日(水)

大河ドラマ「八重の桜」は、いよいよ前半のクライマックスを迎えようとしていますね。
会津藩士の末裔である私は、毎回毎回、テーマ音楽冒頭のストリングスを聴くだけで胸が締め付けられる思いをしています。

今回ご紹介する一冊は、会津藩士であった荒川勝茂の書き残した手記「明治日誌」について書かれた新書です。
敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)/中央公論社
荒川家は、代々会津藩家老職を務める北原家の家来です。
この本は、前々から読もうと思ってチェックしていたのですが、最近、荒川勝茂氏が血縁(「明治日誌」の記述からすると、おそらく高祖母の従兄)であることが判明したこともあり、興味深く読ませていただきました。
やはり生の事実には迫力があります。

大河ドラマの副読本として是非。

-------------------------------------------------------------------------------
福島・宮城などに一時津波注意報…M7・1地震

 26日午前2時10分頃、福島県沖を震源とする地震があり、宮城、福島、茨城、栃木の各県で震度4を観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約10キロ、マグニチュード(M)は7・1と推定される。東日本大震災の余震とみられるという。気象庁は当初、津波注意報は福島県だけに発令したが、その後、地震の規模を修正し、対象範囲を拡大。岩手、宮城各県で避難勧告が出されたが、第1波が観測されたのは対象範囲拡大のわずか4分後だった。

 津波注意報が発令されたのは、岩手県から千葉県九十九里・外房にかけての太平洋沿岸。気象庁によると、岩手県久慈市と福島県相馬市でそれぞれ最大40センチ、宮城県石巻市で最大30センチの津波などを観測した。注意報は午前4時5分に全て解除された。津波注意報の発令は、今年2月6日のソロモン諸島沖で発生したM8・0の地震以来。

 気象庁は当初、地震の規模をM6・8と推定し、福島県だけに津波注意報を発令した。しかし、地震波の周期などを精査した結果、午前2時50分にM7・1に訂正。津波注意報の対象範囲に岩手、宮城、茨城の各県などを追加した。対象範囲を拡大した4分後、岩手県大船渡市で津波の第1波が観測された。

 同庁の土井恵治・地震予知情報課長は26日未明の記者会見で、「マグニチュードの精査には時間が必要だが、発表のタイミングや作業を検証したい」と語った。

          ◇

 各地の主な震度は次の通り。

 ▽震度4 宮城県石巻市、岩沼市、福島県郡山市、白河市、須賀川市、水戸市、栃木県大田原市など

読売新聞   2013年10月26日
-------------------------------------------------------------------------------
M7・1地震はアウターライズ型、大津波危険も

 気象庁によると、福島県沖のマグニチュード(M)7・1の地震は、海側の太平洋プレート(岩板)の内部で起きた「アウターライズ型地震」だったとみられる。

 2011年の東日本大震災後、専門家が度々、発生の可能性を指摘しており、昨年12月にも、三陸沖で同タイプの地震(M7・3)が起きた。震源が遠く、強い揺れは感じにくいが、海底が上下に大きく動き、大津波を起こしやすい。

 東日本の太平洋の沖合では、陸側のプレートの下に太平洋プレートが沈み込んでおり、東日本大震災(M9・0)は、その境界部分が滑った「プレート境界型」の地震だった。この結果、太平洋プレートが以前より沈み込みやすくなり、プレート内部が引っ張られて裂けるアウターライズ型地震につながった。1896年の明治三陸地震の37年後に起きた昭和三陸地震がこの典型例で、大津波によって3000人以上の死者・行方不明者が出た。

読売新聞   2013年10月26日
-------------------------------------------------------------------------------
「解除後1年」で大筋合意 避難区域の精神的賠償

 東京電力福島第1原発事故の損害賠償指針見直しを進める原子力損害賠償紛争審査会(会長・能見善久学習院大教授)は25日、避難指示解除後の精神的損害賠償を支払う期間について、原則として解除後1年間で打ち切る方向で大筋合意した。避難指示を解除する時点で住民と政府の間で十分な協議が行われることを前提に、1年間の準備期間により生活環境は整うと判断した。地域や避難の状況に応じて賠償期間を見直したり個別に例外を認める道も残す方針だが、原発事故が収束しない中で1年間とする根拠や例外の判断基準が避難住民側からは不透明で、反発は必至だ。
 都内で開いた会合で議論したが、結論は次回以降に持ち越した。
 解除後に賠償を打ち切るまでの期間を「1年」とした根拠について、〈1〉避難指示解除は政府と住民の協議で決まるため、事前に予想が可能〈2〉学校や仕事上の節目に合わせて帰還することもできる〈3〉一般的に住宅の修繕期間として十分―などを挙げた。

福島民友   2013年10月26日
-------------------------------------------------------------------------------
「帰還時期」誰が決める 政府と被災地との温度差嘆く

 「賠償の終わりを先に決めてしまうのは乱暴」「地域の実情にあった柔軟な対応があってもいいのでは」。原子力損害賠償紛争審査会で避難指示区域の住民に支払う精神的損害賠償を原則解除後1年間で打ち切る方向で大筋合意した25日、東京電力福島第1原発事故で先が見えない避難生活を送る同区域の住民からは不満や批判が相次いだ。「帰還や復興を進めるためには妥当な期間」と容認する声もある一方、「社会基盤の整備ができておらず、元の生活に戻れる保証はないのに」と政府と被災地との温度差を嘆く声もあり、同審査会の方針が住民の帰還時期の判断に影響を与える懸念も出てきた。
 東京電力福島第1原発事故で避難指示解除準備区域に指定されている田村市都路地区の自宅から市内の仮設住宅に避難する無職坪井和博さん(65)は、避難解除後の賠償が原則1年と大筋で決まったことに複雑な思いを抱く。
 長男夫婦が仕事をしているため、坪井さんは平日は毎日孫の送り迎えをする。避難解除後は自宅に戻る予定だが、状況によっては自宅と避難先との二重生活になる可能性もあり、往復の燃料代など負担は大きい。
 自身は「いつまでも賠償が続けば古里への帰還も復興も進まない」との思いから、「解除後1年」は妥当だと考えている。ただ、「若い世代には避難を続け、賠償も継続してほしいという人もいる。帰還への思いはさまざまというのが現実だ」と賠償の延長を求める意見にも理解を示す。

福島民友   2013年10月26日
-------------------------------------------------------------------------------
「旅フェア」に来てね! ご当地キャラたちがPR

 全国の観光地を紹介する「旅フェア日本2013」に参加予定のご当地キャラクターたちが、PR大使としてイベントをアピールした。11月8〜10日、東京・池袋のサンシャインシティをメーン会場に開催される。

 フェアには、全国の自治体や観光協会などが出展し、名所や特産品、祭りなどを紹介。工芸品づくりやスポーツの体験コーナーもある。各地で活躍するご当地アイドルや、60体以上のご当地キャラも登場し、入場客と交流を深める。

 PR大使は、ご当地キャラのチーバくん(千葉)、キャッフィー(滋賀)、幕末から明治にかけて活躍した人物に扮して福島の魅力を伝える「ふくしま八重隊」で結成。「全国からえりすぐりのものが集まります。ぜひ遊びにきてください」と呼び掛けた。

共同通信   2013年10月26日
-------------------------------------------------------------------------------

もちろん努力は必要です。
でも、自分がやりたいことのための
努力は苦労じゃないんです。

全然辛くないんですよ。
好きなことなら、
いくらでも頑張れる。

やっぱり好きなことは強いなあ
って思うんですよ。
( 森公美子  仙台市出身のオペラ歌手)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
******


日本の皆さま

福島原発事故という日本の悪夢は、今なお収束していません - 来る日も来る日も、高濃度の放射能汚染水が私たちの海や土地を汚し、その汚染は今後何世代にもわたり続くのです。極めて危険な状況です:現在、千本を超える核燃料棒を取り出す作業が計画されており、もし、たとえ些細な手違いであったとしても、何か間違いが起きれば、日本史上最悪の原子力事故につながりかねないのです。

止まらない汚染水の漏えいを見れば、汚染水処理という課題に東京電力が対応しきれていないのは明らかであり、専門家らも日本がこの危機を解決するためには、海外から原子力の叡智を集め国際的な専門家チームを設置することが必要であると指摘しています。 世界中が2020年の東京オリンピックに注目する中、安倍首相は国際的な専門家チームの設置に関心を示し始めています-- さあ、手遅れになる前に汚染水処理の国際的な対策チームを設置するよう、日本中から大きな声で訴えてまいりましょう。

福島の汚染水処理は大変大きな課題ですが、国際的な対策チームを設置することで、制御不能なこの状況に解決策を見出し、同じ悲劇を繰り返さぬよう取り組むことができるかもしれません。安倍首相が関心を示している今この時に、国際的な対策チームの設置という画期的なアイデアを皆で支援してまいりましょう。原子力規制委員会の田中俊一委員長にこの計画を実現するよう求めるため、署名にご協力お願いします :

http://www.avaaz.org/jp/japan_itff_d/?bsEujcb&v=30712

私たちは、今なお危険にさらされています。 福島原発の原子炉のひとつには、いまだに1535本もの核燃料棒が残されており、放水しても消化できないほどの火災になる可能性を指摘する専門家もあります。あるエネルギー専門家によると、このような火災が起きれば、チェルノブイリ原発事故時の10倍の量のセシウム137が放出されるのです!

東京電力は放射能汚染水を処理するため日々苦闘していますが、日曜日の台風による大雨で高濃度の放射性ストロンチウムを含んだ汚染水が漏れ出しています --東電は、いまだに4号機の燃料棒を取り出すという極めて難しい作業を11月から安全に開始できると考えてえいますが、これまでに誰ひとりとして従事したことの無い作業です。しかし、2年以上もの間誤った情報を流し続けた東電に対する信頼は急速に失われ、東電の関係者ですら同社に安全に作業を完了する能力があるのか疑問を投げかけています。

市民による抗議活動が広がり、 今や政府もその圧力を感じ始めています。原子力規制委員長は、これまで強い世論の圧力にさらされてきませんでした。今こそ私たちが力を合わせ、もうひと押しすれば、田中委員長を説得することができるはずです。さあ、再びこのような危機を迎えることのないよう行動を起こしましょう -- 今すぐご署名お願いします:

http://www.avaaz.org/jp/japan_itff_d/?bsEujcb&v=30712

Avaazコミュニティはこれまでにも繰り返し、世界中の危機に対してより安全な、そしてより分別のある対応を求め団結してきました。2011年の東日本大震災の後も、私たちは対応が後手に回り続ける政府を批判し、福島の母親や子供たちを支援するため行動を起こしてきました。新たな原子力災害から地球を守るためにも、今再び団結し声を上げましょう。

希望をこめて

パスカル、オリバー、ジューエイ、ルカ、クリストフ、およびAvaazチーム一同

PS - Avaazキャンペーンの多くは、コミュニティのメンバーによって発信されています!身近なことから国内、または世界のことまで、問題の解決に向けキャンペーンを発信しましょう:http://www.avaaz.org/jp/petition/start_a_petition/?bgMYedb&
v=23917

関連情報:

堰流出汚染水 6カ所基準値超え ストロンチウム最大71倍(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013102102000218.html

福島第一原発:汚染水タンクのせき内雨水、あふれる 抜本的対策なし(毎日新聞)
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20131022ddm001040088000c.html

汚染水漏れ「福島の状況は深刻」英独の専門家(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/06/fukushima_leak_nuclear_experts_warn_n_3877586.html

汚染水対策「専門家の知識必要」 安倍首相、国際的協力求める 科学技術フォーラム (産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131006/biz13100618280005-n1.htm




Avaaz.orgは、世界の人々の考えや価値観が世界規模の政策決定に必ず反映されるよう、グローバルなキャンペーンを展開するネットワークで、世界各国に2,500万人のメンバーを抱えています(「Avaaz」は様々な言語で「声」や「歌」という意味です)。Avaazのスタッフチームは6大陸18カ国から17カ国語で運営しています。

これまでにAvaazが展開した主なキャンペーンはこちらからご覧ください:http://www.avaaz.org/en/highlights.php/?footer"> また、Facebookページはこちらから: http://www.facebook.com/Avaaz ツイッターはこちらからご覧ください: http://twitter.com/Avaazこのメールは michiko@patedison.co.jp に送信されました。メールアドレス、表示言語、その他の設定を変更するにはこちらからご連絡ください: http://www.avaaz.org/en/contact/?footer

メール配信の停止をご希望されますか?こちらのアドレスunsubscribe@avaaz.org にご連絡いただくか、こちらをクリックしてください: https://secure.avaaz.org/act/?r=unsub&cl=3497426742&email=michiko@patedison.co.jp&b=2587&v=30712&lang=jpAvaazにご連絡を頂く場合は、このメールに直接返信されるのではなく、こちらのページhttp://www.avaaz.org/en/contactにあるフォームをご利用ください。または、お電話+1-888-922-8229 (米国)にてご連絡ください。



**
△top
2013年10月26日(土) rekisi ,shakai,seiji
台風は通過したが、朝から雨、川内村のかえる塾は中止、
今日は遅れている原稿執筆。仕事場に向かう。
原稿は田中角栄を迎えておこなった1万人集会の思いで。
--------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月26日
18.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
42.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
48.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
62.会津藩はなぜ「朝敵」か (ワニ文庫)星 亮一
75.会津藩VS長州藩 (ワニ文庫)星 亮一
77.大鳥圭介―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者 (中公新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月26日
63.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて  星 亮一
69.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡  星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
51位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
166位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
弁護士ブログ@にしがわ綜合法律事務所(岡山市)
岡山弁護士会所属の若手弁護士が日々感じていることをとりとめもなくつづっていきます。

星亮一著「会津落城 戊辰戦争最大の悲劇」を読みました。
2013年05月27日(月)
テーマ:読書 会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)/中央公論新社

「八重の桜」副読書シリーズ。

(八重の桜で)ついに戊辰戦争が始まってしまいました。
胸が苦しくて、「もう見ちゃいられん!」って感じで見ています。
昨日の回では、鳥羽伏見の戦いが終了し、慶喜が容保を連れて江戸へ戻るあたりが放送されていました。
本書はちょうど、「鳥羽伏見の戦いで敗北した後、鶴ヶ城が落城するまで」の経緯がダイジェスト的にまとめられたものです。
「明治維新」と言えば、教科書的には輝かしい歴史として描かれることが多いですが、近代日本において、これほどまでに凄惨な内戦がくりひろげられたことは、もっともっと多くの人に知ってもらいたいと思います。
白虎隊の悲劇だけが会津戦争ではありません。

教科書には決して書かれない歴史がここにはあります。

-------------------------------------------------------------------------------
福島第1原発・排水溝で最高14万ベクレル検出

 東京電力福島第1原発の排水溝の放射性物質濃度が上昇した問題で、東電は24日、汚染水約300トンが漏れた地上タンク近くの排水溝の水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり最大14万ベクレル検出したと発表した。水は23日に採取、過去最高値だった22日採取分の5万9000ベクレルに比べ2.4倍と、さらに急上昇した。
 14万ベクレルを検出した地点は、タンク群を南北に走る排水溝の1地点。同地点から下流70メートルの地点でも5万ベクレルを計測し、18日採取分の3万ベクレルを上回った。上流80メートルでは1万5000ベクレルを検出、21日の測定に比べ約35倍に急上昇した。

福島民友   2013年10月25日
-------------------------------------------------------------------------------
「高濃度汚染がれき」原発敷地内に埋設 東電社長が方針

 東京電力の広瀬直己社長は23日の参院予算委員会で、福島第1原発の廃炉作業で出る高濃度の汚染がれきを同原発敷地内に埋める方針を明らかにした。立地している双葉、大熊両町との安全協定に基づき、両町から埋設に了解を得たい考えも併せて示した。増子輝彦議員(民主、福島選挙区)への答弁。
 同原発敷地内のがれきは現在、約6万5000立方メートルあるという。がれきの処理について広瀬社長は、材質や汚染の度合いに応じて分別し保管場所を決めると説明した。その上で高濃度の汚染がれきについては「(放射能汚染が)高レベルの場合、土の遮蔽(しゃへい)はかなり効果があり、土をかぶせる方法を考えている」と述べた。

福島民友   2013年10月25日
-------------------------------------------------------------------------------
米機関、外国指導者35人盗聴か 英紙報道、非難激化も

 【ロンドン共同】英紙ガーディアン(電子版)は24日、米情報機関の国家安全保障局(NSA)が外国の指導者35人の電話を盗聴していたと報じた。米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者から提供された機密文書の内容としている。

 オバマ米大統領は、各国指導者との個人的な信頼関係に深い傷をつけかねない疑惑に直面した。欧州の同盟国を含め、国際社会は米国のスパイ活動に対して懸念を募らせており、新たな報道を受け、対米非難が激化するのは必至だ。

共同通信   2013年10月25日
-------------------------------------------------------------------------------
「八重の桜」で見る戊辰戦争

 会津若松市が舞台のNHK大河ドラマ「八重の桜」の撮影終了を記念した特別展「大河ドラマから見る八重と新選組の戊辰(ぼしん)戦争」が、同市七日町の会津新選組記念館で開かれている。撮影でも使用された銃や大砲の弾など、貴重な資料約30点が並ぶ。来年2月末まで。

 同館は、幕末から戊辰戦争の時代の会津藩や新選組などの軍装品を中心に、館長の高橋一美さん(46)が収集した500点以上を所蔵している。高橋さんは「会津藩稲富流古式砲術」の継承者で、大河ドラマでは同館所蔵の銃や小道具を撮影用に貸し出したほか、撮影現場に出向いて俳優に砲術指導も行った。

 特別展では、主人公の新島八重を演じる綾瀬はるかさんやその兄・山本覚馬を演じる西島秀俊さんが撮影で手にした本物のゲベール銃、撮影用のレプリカを作る際にモデルとなったスペンサー銃など、実際に戊辰戦争で使用された銃を多数展示。撮影で実際に使われた弾薬箱(レプリカ)、台本、ロケのスケジュール表なども展示されている。

 高橋さんは「本物だからこそ語りかけてくるものがあり、歴史好きにはたまらないはず。多くの人に見てもらい、生の資料に触れてほしい」と話している。

 午前10時〜午後5時。不定休。入館料は、大人300円、小中学生200円。問い合わせは同館(0242・22・3049)。

読売新聞   2013年10月22日
-------------------------------------------------------------------------------


本気のものは人を惹きつける。
これは小説に限らずだと思う。
( 船戸与一  小説家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月25日(金) 歴史、 社会、政治
郡山の異業種交流の勉強会、mba21の講師依頼のため本日午後、日本大学工学部にでかけます。学部長と懇談。

---------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月25日
19.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
57.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
58.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡 星 亮一
66.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
90.幕末の会津藩―運命を決めた上洛 (中公新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月25日
43.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて 星 亮一
46.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡 星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
103位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
438位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
「よみなおし戊辰戦争―幕末の東西対立」 (ちくま新書)/星 亮一

一度つくられた歴史観はなかなか変えられない
明治維新によって「近代国家」が形成される際に、薩摩藩・長州藩らの連合軍は、敵対する旧幕府・会津藩らに「朝敵」の呼び名を使い、国民感情を鼓舞する点で大きな効果をあげた
一方、京都守護職として御所の警備に当たっていた会津藩はいわれのない汚名を着せられたことになる
本書は、明治維新後一三〇年以上を経てもなお「朝敵」や「賊軍」という言葉が安易に使われている現実を直視し、維新前後の歴史事実をていねいに掘り起こすと同時に、日本近代史のよみなおしを迫る
****************************
星さんの本はとっても読みやすいです
あとでメモしたり調べたりしようと気になったページの端を折っていたんですが、ほとんどのページに折り目がつくことに気づいてやめました
そのくらい勉強にもなるので大好きです
泣血線の話は良かったです
この屈辱をいつか晴らそう!!
そういう熱い想いの詰まった毛氈を手渡された星さん
それにしても…会津の話になると胸が痛いです
何を読んでもどう考えても納得出来ない
どうして会津があんな扱いを受けなければならなかったのか…
奥羽越列藩同盟についてはもっともっと知りたくなりました

-------------------------------------------------------------------------------
福島第1原発4号機貯蔵の燃料棒、11月8日にも取り出し開始

福島第1原発4号機の使用済み燃料プールに貯蔵されている燃料棒の取り出しが、11月8日にも開始される見通しであることがわかった。
4号機の燃料プールには、使用済み燃料など、1,533体が貯蔵されているが、東京電力は、使用前検査などの手続きが終わり次第、早ければ、11月8日にも燃料棒の取り出しを始める見通し。
4号機の燃料棒は、原子炉建屋を覆うように建設された大型のクレーンで取り出され、当面は、近くにある共用プールという、貯蔵施設で保管されることになる。2014年末までかけて取り出される予定で、取り出しが始まれば、福島第1原発の
事故収束に向けた作業は、次の段階に進むことになる。

フジニュース・ネツトワーク   2013年10月24日
-------------------------------------------------------------------------------
規制委「ますます事態悪化」東電の安全策疑問視

  福島第一原子力発電所で汚染水漏れが相次いでいる問題で、原子力規制委員会は23日の定例会で、東京電力の安全管理体制について、大幅な見直しを求める方針を決めた。
 福島第一の汚染水問題で抜本的な解決策を打ち出せない一方、再稼働を目指す柏崎刈羽原発(新潟県)については十分な安全管理が可能とする東電の姿勢を問題視した。田中俊一委員長が、近く東電の広瀬直己社長を呼び、是正させる。
 東電は今月15日、規制委の指示で、両原発の安全管理策について報告書を提出。福島第一原発の汚染水漏れの原因では、作業量の増加で人的ミスが頻発したなどと分析したが、改善策は人員強化などにとどまった。一方、柏崎刈羽原発では、再稼働に必要な安全対策が整ったなどと報告した。
 この日の定例会では、委員から「福島第一と柏崎刈羽がまるっきり違う会社に見える。異常だ」「柏崎刈羽の安全策が十分なら、その人的資源や資金を、福島第一に投入できないのか」との指摘が相次いだ。
 田中委員長も「ますます事態が悪くなっている」と述べた。

読売新聞   2013年10月23日
-------------------------------------------------------------------------------
<原発>「建て替え」明記検討 政府、依存を継続

 政府・自民党は23日、中長期の原子力政策として、既存の原発の敷地内で旧炉を新しい炉に更新する「リプレース(建て替え)」を打ち出す検討を始めた。年内にまとめる政府のエネルギー基本計画に明記する方向で調整する。安倍政権は規制基準をクリアした原発の再稼働を進める構えで、将来も一定の原発比率を保つ方針を明確にする狙い。しかし東京電力福島第1原発事故の収束が難航するなか、原発依存の継続と受け取れる表現には強い反発が見込まれ、調整の難航は必至だ。

 基本計画では、原発を含めたエネルギー構成の「ベストミックス」に言及し、原発を重要・基幹電源と改めて位置づける案も浮上している。一方、既存の国内原発の敷地内で炉を増やす「増設」の表現も検討するが、実現の可能性が乏しいため慎重論は強い。全く別の立地で行う「新規建設」は、「事故以降、住民の理解が得られる見通しがない」(自民党幹部)として記述を避ける方向だ。

 安倍晋三首相は今後の原子力比率を引き下げるとしつつ、原発再稼働は「世界で最も厳しい安全基準で判断する」としている。

 だが国内で多くの原発が停止する中、原発の寿命を40年とした場合、更新や新増設をしなければ、停止中の原発を含めて2049年には原発がゼロになる計算だ。このため政府・自民党内には、原発の新規立地よりも従来の原発立地を活用する方針を基本計画で示し、「安全性・発電容量で勝る炉に建て替える」と訴えれば世論の批判をかわせる、との見方が出ている。それでも国民の原発不信を考慮し、将来の原発比率は明示しない。

 政府・自民党や財界では安倍政権の成長戦略も踏まえ、「日本経済の維持には一定の原発が必要だ」との意見が強い。同党の原発推進派でつくる電力安定供給推進議連(会長・細田博之幹事長代行)は、エネルギー基本計画への提言を12月初旬に提出する方針。議連幹部は「リプレースや新増設は考えないといけない」と述べ、計画策定を担う経済産業省・資源エネルギー庁を後押しした。

 ただ原発の維持にあたっては放射性廃棄物の最終処分場がないなどの課題も解消されていない。このため安倍首相は今後の原発再稼働の見通しや、世論の動向も見ながら方向性を最終判断する考えだ。【小山由宇】

 ◇エネルギー基本計画

 エネルギー政策基本法に基づき、エネルギー政策の基本方針や方向性を示すもので、3年ごとに見直す。発電電力量に占める原子力の割合を、2030年に53%まで高める方針だった。福島原発事故後、民主党政権は「原発ゼロ」を掲げたが、現政権は「(民主党政権の方針を)ゼロベースで見直す」と表明。今年3月から、経済産業省の審議会が、次期計画の検討を進めている。

毎日新聞   2013年10月24日
-------------------------------------------------------------------------------
福島原発:排水溝の水14万ベクレル せきの水は地下移送

 東京電力は24日、福島第1原発の汚染水を貯蔵する地上タンクで約300トンの漏えいがあった「H4」エリア付近の排水溝で、23日に採取した水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり最大14万ベクレル検出されたと発表した。同じ場所では過去最高値(5万9000ベクレル)を検出していたが、その2.4倍に急増した。
 検出場所は、海まで排水路に沿って約700メートルの地点。東電は降雨によって排水溝周辺の放射性物質が排水溝に流れ込んだことが上昇の原因とみている。測定地点の下流を土のうでせき止めている。ストロンチウム90の国の排出基準は1リットル当たり30ベクレル以下。
 また、この場所から上流約80メートルの排水溝でも、23日採取分の水で同1万5000ベクレル検出し、前日の44倍に増えた。
 一方、台風27号の接近に備え、東電は24日、汚染水を貯蔵するタンクを囲うせきの中にたまった水について、地下貯水槽への移送を始めたと発表した。
 地下貯水槽は、移送先に使用したのとは別の3基で漏えいが確認され、すべて使用を中止していた。東電によると、地下貯水槽に移しているのは6カ所のせき内の水。東電の排出基準値を上回る放射性物質が検出された。原子力規制庁が大雨対策として一時的な利用を容認した。【河内敏康】

毎日新聞   2013年10月24日
-------------------------------------------------------------------------------

僕は「そうは言っても」
「前例がない」という言葉が大嫌い。

そんなことを言っていたら、
世の中も自分自身も
チェンジすることなんて
できません。
「前例がない」ことをやるからこそ
「新しい挑戦」になる。
( 倉本聰  脚本家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月24日(木) 歴史、社会、政治
、明治維新、 2013年10月24日
49.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
58.よみなおし戊辰戦争―幕末の東西対立 (ちくま新書)星 亮一
91.会津藩はなぜ「朝敵」か (ワニ文庫)星 亮一
97.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月24日
35.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて 星 亮一
38.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡 星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
103位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
386位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
「会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡 」 書評

NHKのかつての大河ドラマ「獅子の時代」を今見ているのですが、こんなおもしろいドラマはありません。
「獅子の時代」を見ようと思ったのは当然、今の福島のことがあったから。
異色、異例づくめのこのドラマ。
しかし史実に関しては、史実正確云々を問わず、「何であったか。」と興味と記録を引いてくれる力がある。
かつて最果ての下北半島に福島の人々が築いた斗南藩。
そのことは、今の東北の人々のなかで ほとんど埋もれてきている歴史だと言えましょう。
辛酸をなめた会津藩士たちの故郷。そして、希望を託した下北の最果て。
そのどちらもが、日本有数の原発立地と核燃料地下奥深く捨てられる最終処分地となった。

それは果たして偶然なんだろうか。

恐山のすそ野から延々と、下北半島のあの原野を見たことがあろうか。
私はある。その体験は強烈だった。
その、車窓からみた凍てつく風景に、まさか会津の人々の苦闘の歴史があったとはその頃知らなかった。
最後まで戦い抜いた会津の人々の土地。

会津と、斗南。

このふたつの土地の、130年を見渡してみると、おそらく今の日本がしでかした
ことの中で、棄てられた「誇り高い魂」がほんとうに見えてくるだろうと思う。

会津と斗南。

ぜひとも、このふたつの土地のことを深い視点で掘り下げてみてほしい。

-------------------------------------------------------------------------------
汚染水、炉心溶融以来の難題=緊急の優先事項―IAEA事務局長

 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は22日、訪問先のスロバキアで行ったAFP通信とのインタビューで、東京電力福島第1原発の汚染水漏れは、2011年の事故発生直後に起きた炉心溶融(メルトダウン)以来の重大な課題との認識を示した。

 天野氏は「汚染水の処理は最も緊急性の高い優先事項」と強調。対処方法を勧告するIAEAの調査団を年内に日本に派遣する方針を明らかにした。また、接近中の台風27号を念頭に、荒天などの影響で汚染がさらに拡大する恐れがあると懸念を示した。 

2013年10月23日 09:15 (時事通信社)
-------------------------------------------------------------------------------
排水溝で過去最高値=放射性物質濃度、大雨の影響か―福島第1

 東京電力は23日、福島第1原発の汚染水貯蔵タンク近くを流れる排水溝で22日に採取した水から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が過去最高値の1リットル当たり5万9000ベクレル検出されたと発表した。21日採取分の同5000ベクレルから10倍以上に上昇した。
 タンク群を囲うせきでは、20日の大雨で放射性物質を含む水があふれ出たほか、タンク内の汚染水が漏出するトラブルが相次いでいる。東電は「大雨で周囲の放射性物質が排水溝に流れ込んだために上昇した」と説明している。
 この排水溝は外洋につながっており、東電はこの地点より海側の下流に土のうを積み、たまった水を吸い上げる措置を取っているが、水の流れを完全に遮断する効果はないという。 

時事通信   2013年10月23日
-------------------------------------------------------------------------------
焼却灰のセシウム濃度 明暗 柏、焼却方法変え低減 松戸、いぜん高濃度

 原発事故後、東葛の自治体を悩まし続けるごみの焼却灰問題。ここにきて柏市の灰に含まれる放射性セシウム濃度が下がり始め、民間の最終処分場への搬出を九月から再開した。一方で、依然としてセシウム濃度が下がらないのが松戸市。なぜ、明暗が分かれているのだろうか。 (三輪喜人)

 焼却灰問題をめぐっては県が手賀沼終末処理場(我孫子、印西両市)に設けた一時保管施設に、柏、松戸、流山の三市が昨年十二月から灰の搬入を始めた。一時保管するのは、通常の埋め立て処分ができない一キログラム当たり八〇〇〇ベクレルを超える灰で、各市とも保管場所がなくなってきたためだった。ただ、当初から地元住民の反対があり、三市は六月から搬入をストップせざるを得なくなっている。
 柏市では六月時点で、南部クリーンセンター(CC)で灰から最高四四八〇〇ベクレルのセシウムが検出されていた。その後セシウム濃度が下がったのは、濃度を高める主因とされる草木の焼却を、旧式炉で灰を圧縮する工程がない北部CCに集約してからだ。新型炉で灰の圧縮工程がある南部CCでは、草木の焼却を止めた。両CCの灰のセシウム濃度は一一〇〇ベクレル程度で、民間処分場の受け入れ基準といわれる四〇〇〇ベクレル以下に低減し、処分場搬出を再開できた。
 一方、松戸市では六月以降も二カ所の焼却場のうち市クリーンセンター(CC)の焼却灰から一キログラム当たり一〇〇〇〇ベクレル超のセシウム検出が続いた。八月は七八九〇ベクレルとやや低減したがそれでも通常の埋め立て処分はできない。ただ、炉の構造が違う和名ケ谷CCの灰は、草木を燃やしても一〇〇〇ベクレルを下回っている。
 和名ケ谷CCに草木の焼却を集約してはとも思うが、できない理由を市担当者は「もし和名ケ谷でセシウム濃度が上がり、焼却がストップしたらごみ処理ができなくなる」と説明する。市CCでは三月に草木を燃やさない実験をしたが、灰のセシウム濃度は四〇〇〇ベクレル以下に下がらなかった。
 灰の保管場所の限界が迫った八月、市は手賀沼終末処理場に搬入を再開しようとした。しかし、地元住民の反対で見合わせ、今も保管を続ける。担当者は「焼却施設の改造など低減策に取り組んでいるが、すぐに結果は出ない。厳しい状況が続く」と話す。

 手賀沼終末処理場に百七十八トンの指定廃棄物を搬入した流山市は現在、柏、松戸両市と異なり、セシウム濃度を高める主因とされる草木は燃やさずチップ化し、八月から民間の処分場で埋め立て処理している。焼却場から出る灰のセシウム濃度も一〇〇〇ベクレル前後で、民間処分場に搬出している。
 ただ、分別収集した草木はまだ焼却施設内に約七千トンある。担当者は「秋になり落ち葉の量が増える。保管場所を確保するため、今も自転車操業」と話した。

東京新聞   2013年10月22日
-------------------------------------------------------------------------------
タンク堰の雨水、「緊急排出」容認の構え 県監視協

 東京電力福島第1原発で20日の大雨に伴い地上タンク群を囲む堰(せき)から雨水があふれた問題で、県廃炉安全監視協議会(監視協)は22日、東電に対し、原子力規制庁と協議し緊急時の雨水の排出手続き(ルール)を明確に定めるよう強く求めた。東電は大雨に備えて一時貯蔵タンクの空き容量を確保するなど新たな対策を示す一方、規制庁の定めた排出手続きでは緊急時に対応できないとして、緊急排出について規制庁と協議する意向を表明。週末にも接近が予想される台風27号に向け監視協は、安全性の理論的な裏付けが示されれば緊急排出を容認する構えだ。
 福島第1原発で同日、現地視察した監視協に対し東電が示した新たな対策のうち、一時貯蔵タンクの空き容量確保では、現在貯蔵中の雨水の一部を2号機の冷却水に回して循環利用する。これで週末までに約4000トンの雨水が貯蔵可能になる。また、堰の水を移送するポンプの増強にも着手した。

福島民友   2013年10月23日
-------------------------------------------------------------------------------
“八重のふるさと”パネルで紹介 ふるさと自慢館、30日まで

 大河ドラマ「八重の桜」と本県の魅力を紹介する「八重のふるさと福島県 移動パネル展」は30日まで、西会津町のふるさと自慢館で開かれている。
 「八重の桜」に関するパネル、綾瀬はるかさんら出演者のサイン、台本を展示している。本県の観光PRパネル展示、動画上映、八重たんクイズなども行われている。展示時間は午前10時から午後4時まで。毎週火曜日は休館。
 今月26、27の両日に開かれる「第28回西会津ふるさとまつり」でもパネル展示が行われる。

福島民友   2013年10月23日
------------------------------------------------------------------------------


どうして毎日、苦しい
体力錬成ばかりするのか、
やはり救助に必要だからです。

身体を鍛えておけば極端に言うと、
酸素の消費量も少なくて済みますし、
過酷な火災現場でも活動を続けられる。

鍛えていなければ、
あとほんの1メートル先で
救助を待っている方に
手が届かないかもしれない。

だからこそ、
とことん鍛えるんです。
( 山田俊亜  レスキュー隊員)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月23日(水) 歴史、社会、政治
今日はnhk郡山教室 星亮一と行く歴史街道、岡倉天心の旅で北茨城に向かいます。津波で流された六角堂の復元がなり、以前のにぎわいを取り戻しているようです、後日、リポートします。アマゾンベストセラーは「会津落城」がいいですね。読者のみなさんに、感謝しております。


星亮一

---------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月23日
14.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
42.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月23日
16.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて 星 亮一
25.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡 星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
95位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
356位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書) 星 亮一
ドラマでの「会津落城」前に読みたい一冊                 

 毎年その年のNHK大河ドラマの舞台になった土地に行く知り合いがいる。
 いい趣味だ。
 ドラマでその土地に愛着が生まれ、土地や触れ合う人々を見る視点が身近なものになる。食べ物だってそんな気分で食すればおいしさが一層際立つ。
 そもそもNHK大河ドラマを見る習慣がなかったから、酔狂な趣味のように思っていたが、今年の「八重の桜」にはまったものとしては、会津の街に行ってみるのもきっといいと思う。
 もっとも何年か前、仕事の関係で会津にはよく出かけた。その縁で生前父と母を連れて鶴ヶ城に登ったこともある。あれは雪の頃だった。
 二本松少年隊の悲劇として伝わる二本松城にも行った。これは菊人形の季節。
 その頃、山本八重のことも知らなかったし、戊辰戦争についても詳しくは知らなかった。きっと知っていたら、もっと違った風景だったろう。

 NHK大河ドラマをより楽しむためには、こうして関連の本を読むこともお薦めする。
 ドラマではどうしても主人公が中心になるから、周辺の登場人物たちの名前やどういう役割を担ったなどはなかなか追えないが、関連本でおさらいをするとよくわかる。
 本書は数多くの会津藩ものを書いている星亮一氏の著作の一つで、ドラマでも山場となる「会津落城」に焦点を絞って描かれている。
 星氏は会津戦争を「悲しみの戦争」と表現しているが、本書では従来言われるような白虎隊や婦女子の殉国を賛美するのではなく、会津藩による「避難態勢の不徹底」や会津藩軍事局の「手落ち」などを明らかにしている。
 その上で、この戦争は「人災の部分が濃厚」としている。

 もちろん大河ドラマはよくできている。しかし、主人公の視点に偏りすぎるのではなく、本書のような関連本を読むことでドラマに深みと幅が増すのはまちがいない。
 たぶん今回の大河ドラマと関係なく刊行(2003年)されたが、図版に「入城する山本八重子像」が図版として紹介されていたりする。
 ドラマでの「会津落城」前に読みたい一冊である。
  (2013/07/13 投稿)

-------------------------------------------------------------------------------
港湾外から再びセシウム、最高値 福島第1原発沖1キロ

 東京電力は22日の定例会見で、福島第1原発の港湾外の海水で放射性セシウム137が1リットル当たり1・6ベクレル検出されたことを明らかにした。原発の沖合約1キロ地点。8月の調査開始以来、検出は2度目で最高値。汚染が港湾外の外洋に継続的に広がっている可能性があり、懸念が強まりそうだ。

 汚染水の海洋流出をめぐっては、安倍首相が9月の国際オリンピック委員会総会で「港湾内0・3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」とアピールした。今回、再びセシウムが検出されたことで首相発言との整合性が問われる。

共同通信   2013年10月22日
-------------------------------------------------------------------------------
汚染水、IAEAが海域調査へ…政府、受け入れ

 東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題を巡って、政府は国際原子力機関(IAEA)に原発周辺海域の水質調査を要請し、11月にも調査団を受け入れることが22日わかった。

 韓国など周辺国との共同調査は見送る。政府筋が明らかにした。

 政府は、これまでの周辺海域などの調査で日本産水産物の安全性を確認しているが、IAEAによる調査を受け入れることで、安全性を改めて国内外にアピールする狙いがある。

 IAEAの調査団は11月後半にも来日する見通し。原子力規制委員会や東電の海水採取地点や放射性物質の測定方法などを確認した上で、具体的な調査方法の検討に入る。調査自体は来年1月以降に着手する見込みだ。

 水質調査を巡っては、原子力規制委の田中俊一委員長が今月7日、IAEAのほか、韓国や東南アジア諸国など周辺国と共同で行う考えを示していた。しかし、政府は、韓国なども加盟する国際機関であるIAEAの調査を受け入れることで、調査の信頼性を国際的に十分発信できると判断した。周辺国に参加を要請した場合、「調査の客観性が損なわれる可能性もある」(政府筋)などの点も考慮した。

読売新聞   2013年10月22日
-------------------------------------------------------------------------------
日本、核不使用声明に初参加=文言修正で安保政策に合致―125カ国が支持

 【ニューヨーク時事】核兵器の非人道性を懸念し、「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことが人類の生存そのものにとって利益だ」として、核兵器の不使用と廃絶への決意を宣言する日本など125カ国が参加した「核兵器の人道的影響に関する共同声明」が21日、国連総会第1委員会(軍縮)で発表された。
 同種の声明が以前に取りまとめられた際、日本は米国の核抑止力に頼る自国の安全保障政策と合わないとして参加を見送ったが、今回、声明の文言が修正されたことなどを受け、方針を転換、初めて加わった。
 声明はニュージーランドが主導した。核兵器のもたらす「壊滅的な人道的結末」に深い懸念を表明。核兵器が爆発した場合、「壊滅的な影響に適切に対処することはできない」と指摘し、国家や国際組織が緊急事態に対処するのは困難だと警告している。声明はその上で「核兵器が再び使用されないことを保証する唯一の方法は核兵器の全廃だ」と述べ、全ての国に核軍縮を達成する共通の責任があることを強調している。 

時事通信 10月22日(火)6時26分配信
-------------------------------------------------------------------------------
台風27号でも直接排出か 汚染水タンクせき内の水

 東京電力は21日、福島第1原発の汚染水タンク群を囲む漏えい防止用のせきから排出基準を超える放射性物質を含んだ雨水があふれた問題で、今週中にも接近する恐れのある台風27号に対策が間に合わない可能性があるとして、これまでと同様に緊急時には基準を下回る水をせきから直接排出する考えを示した。

共同通信   2013年10月22日
-------------------------------------------------------------------------------
飼い主待つ福島へ 富加町に避難の犬、27日里帰り

 福島第1原発事故の影響で避難生活が続く福島県の住民から飼い犬を預かっているNPO法人「日本動物介護センター」(岐阜市日野南)は今月27日、同県飯舘村に18匹を里帰りさせる。今年3月に続いて2回目で、待ち焦がれる飼い主らの思いに応えようと、準備を進めている。 借り上げ住宅などの避難先ではペットを飼うことが難しいため、同NPOが住民から計26匹を預かり、加茂郡富加町の訓練施設で飼育している。
 事故から2年7カ月が過ぎ、避難生活が長引く中で、寿命を迎える犬も出ている。3月に飼い主と対面を果たした雑種「一歩」(13歳)は、2回目の対面を待たず今月12日に病気で死んでしまった。
 今回は、里親が見つかった飯舘村の雑種の「テツ」(13歳)を飼い主に引き渡す一方、南相馬市の借り上げ住宅への転居で飼えなくなった浪江町住民からコーギー1匹を新たに預かってくる。
 スタッフ5人と専用の輸送車で26日に出発。翌27日午前10時から飯舘村役場で約3時間、飼い主と対面させる予定。
 山口常夫理事長(62)は「避難先を転々としていたり、一家が分かれて住んでいたり、まだまだ愛犬と一緒に暮らせる環境ではない。半年に1回のペースで対面を続けたい」と話している。
 同NPOは活動への寄付金を募っている。振込先はゆうちょ銀行12490−27152641か、三菱東京UFJ銀行岐阜支店普通4818864の「特定非営利活動法人日本動物介護センター」まで。問い合わせは、電話058(264)4454。

岐阜新聞   2013年10月22日
-------------------------------------------------------------------------------
「八重のドレス」23日から展示

綾瀬さんが着用したウエディングドレス
 大河ドラマ「八重の桜」の主人公新島八重役の綾瀬はるかさんが撮影で着用したウエディングドレスの展示は23日から11月10日まで、会津若松市七日町の川俣シルク展示販売店「小手姫の衣」で行われる。
 県絹人繊織物構造改善工業組合の企画。ウエディングドレスは9月8日に放送された「第36回同志の誓い」で、綾瀬さんが身にまとった。川俣町の斎栄織物が織った川俣シルクが生地に使われ、美しい純白の光沢を放っている。
 展示時間は午前9時半から午後5時まで。毎週月曜日が休館となる。入場は無料。
 問い合わせは小手姫の衣 電話0242(27)7115へ。

福島民友   2013年10月22日
------------------------------------------------------------------------------

「プロフェッショナルとは?」
とテレビの取材で聞かれて、
「結果を出せる人」だと私は言いました。

でも、結果を出すことは
簡単ではない。

だから言葉を換えれば、
「結果が出るまであきらめない人」
といったほうがいいかもしれません。

成功するまでやり続けられる人こそが、
プロフェッショナルだと私は思うんです。
( 徳岡邦夫  料理人)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月22日(火) 歴史、社会、政治
---------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月22日
9.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
76.会津藩はなぜ「朝敵」か (ワニ文庫)星 亮一
80.女たちの会津戦争 (平凡社新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月22日
100.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
80位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
282位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 星 亮一 (中公新書)

札幌で読み始め、旭川への移動の車中で読了した一冊である…

こういうような、「ある場所で発生していた史上の事件」を紹介、解説するものについては、その場所を訪ねたり、近くを通っていたりすると多少入り込んで読むことも出来るように思う。これに関しては、丁度会津若松の鶴ヶ城を訪ねたばかりだったので、かなり入り込んで読むことも出来た…

上述のようなことの他方、読書という営みに関しては、本の中で扱っている場所を訪ねていなくても「行ってみたい…」という思いが沸くということもある。本書はその両方の性質を備えている…

戊辰戦争の鶴ヶ城を巡る戦いは凄惨なものであったという…劣勢を強いられ、行き詰まって自ら命を絶つ人達が多数というような状況であった。本書は、そういう状態になってしまったことについて、“多少の手厳しさ”も交えて詳しく解説している。

“奥羽越列藩同盟”を結成して政府側に対峙し、巧くやって“東北政権”さえも確立出来るかもしれない態勢を組みながら、後世になって考えれば「失策に次ぐ失策」と言わざるを得ない戦闘を重ねてどんどん戦局が悪化してしまい、“同盟”も瓦解してしまった…鶴ヶ城の戦いそのものについても、「もう少し“備え”のやり方もあったのでは?」という事情が、本書には詳しく出ている…

本書の末尾に、敗れた会津側はかなり最後の方まで「最後は幕府が…」という「“過大な依存心”があったのかもしれない」ということが指摘されている。これは考えさせられた…

興味を覚えて会津若松を訪ね、更に興味が深まって会津に関するものを色々と読んだが、それを通じて「歴史を学んでみようとすることの面白さ」のようなことを“再確認”出来たような気がする…

-------------------------------------------------------------------------------
第1原発のタンク群で12カ所の堰から雨水あふれ出る

 東京電力は20日、雨の影響で、福島第1原発の地上タンク群の漏水を防ぐ堰(せき)から、たまった雨水があふれ出したと発表した。あふれ出したのは午後9時15分現在で12カ所。このうち5カ所と、あふれ出す恐れのある別の1カ所では弁を開けて堰の水を排出した。排出基準は下回ったとしているが、一度タンクに移して放射性物質を測定する手順は省略した。
 あふれ出した堰では放射性物質を含む汚染水が排水溝に流れ出た可能性があり、流出量やあふれ出た雨水の放射性物質濃度などを調べている。
 雨水があふれ出したタンク群は、いずれも原発敷地西側のエリアに設置。午後4時30分前後に作業員が5カ所の堰からあふれる雨水を確認、その後も雨が降り続き、箇所数が急増した。このうち1カ所のタンクでは、止水材で固定された堰のつなぎ目から雨水が漏れていることが確認されたとしている。
 東電は、堰内にたまった雨水を一時貯蔵タンクやエリア内のタンクに移しているが、雨水の流出は止まっていない。このうち2カ所の堰では、台風26号の際に緊急使用した地下貯水槽へも移送しているという。

福島民友   2013年10月21日
-------------------------------------------------------------------------------
福島第1原発:あふれた雨水6区域で基準超える放射性物質

 東京電力福島第1原発に20日降った雨の影響で、汚染水をためる貯蔵タンクを囲うせき(コンクリート製、高さ30センチ)から雨水があふれた問題で、東電は21日、あふれたのは23区域中11区域で、うち6区域の水が排出基準を上回る放射性物質を含んでいたと発表した。あふれた総量や環境への影響を調べている。今回、放射性物質を含む雨水の管理体制の不十分さが露呈した形で、東電は接近中の台風27号に備え追加策を講じる。

 東電が自主的に設けた雨水排出基準は▽放射性セシウム134が1リットル当たり15ベクレル未満▽セシウム137が同25ベクレル未満▽ストロンチウム90が同10ベクレル未満で、セシウム以外のガンマ線を出す放射性物質が検出されないこと。あふれた水を分析したところ、6区域でストロンチウム90が同710?10ベクレル含まれ、排出基準を上回っていた。最大値の710ベクレルは、8月に汚染水約300トンが漏れた区域の西隣にある「H2南エリア」。放射性セシウムはすべて検出限界値未満か基準を下回っていた。6区域からあふれた水について東電は「回収は難しい」としている。

毎日新聞   2013年10月21日
-------------------------------------------------------------------------------
木戸川で放射性物質濃度検査 遡上のサケを捕獲

 木戸川漁協(松本秀夫組合長)は20日、楢葉町の木戸川で放射性物質検査を目的に遡上(そじょう)したサケを捕獲した。同漁協は12月にかけて計10回実施し、捕獲したサケのうち300匹を町やいわき市のアクアマリンふくしまで切り身や卵などにして放射性物質の濃度を調べる。
 木戸川のサケの遡上数は例年約7万匹で、多い年には10万匹を超える。東日本大震災で漁協の施設は甚大な被害を受け、サケの放流と孵化(ふか)事業などはほぼ休止しているが、同漁協は早ければ2015(平成27)年春の放流事業再開を目指している。
 この日は組合員ら約15人が上流から網を張ってサケを下流に追い込む「合わせ網漁法」を実施。大粒の雨が降るあいにくの天候だったが、大きく育った約50匹のサケが網にかかり勢いよく跳びはねた。このうち検査する15匹以外は放流した。
 検査のための捕獲は昨年も実施し、全て放射性物質は検出限界値未満だった。松本組合長は「今後の事業再開に弾みがつくよう、昨年に続き良い結果が出れば」と期待を込めた。

福島民友   2013年10月21日
-------------------------------------------------------------------------------
被災ペット保護、継続に壁 活動長期化で先見通せず 10月21日(月)

 東日本大震災の被災地で取り残されたペットの犬、猫を保護している一般社団法人「NGOライフインべスティゲーションエージェンシー」(千曲市、略称LIA)が、活動の継続に頭を悩ませている。これまで犬、猫計199匹を保護したが、今も犬、猫計28匹は「里親」が見つからないままだ。長野市篠ノ井にある収容施設は借りた土地の使用期限が2015年4月末までで、その後の見通しは立っていない。企業や団体などからの助成や寄付も減り、飼育費用もかさむ。長期化する保護活動の課題に直面している。

 LIAは生き物の保護や環境保全などを目指して2010年に設立され、現在メンバーは約20人。犬、猫の保護活動のほか、アフリカの現地機関と連携し、象牙の密猟調査なども行っている。LIA代表で俳優の矢吹蓮(れん)さん(40)=千曲市千本柳=は11年3月の震災直後に東北入りし、岩手、宮城両県で置き去りになったペットを捕獲しては、飼い主の元に返したり、きちんと飼ってくれる「里親」を探して譲渡したりした。

 保護する犬、猫は徐々に数が増え、矢吹さんは出身地の長野市で収容施設の設置を模索。12年1月ごろからメンバーの東堂準(はやと)さん(37)=長野市川中島町=らが土地を探していたところ、市民から「使っていない土地がある」と連絡を受けたのが現在の場所だ。

 竹やぶを刈り、市内の建設会社が無償で提供してくれた床面積約30平方メートルのコンテナハウスを収容施設として設置した。事前に住民説明会も開き、スタートした。

 LIAによると、土地所有者と結んだ土地使用の契約期間は12年5月から3年間。契約を更新しないことが条件だった。震災から2年以上が経過し、現在保護している犬、猫が飼い主の元に帰るのはほぼ不可能という。矢吹さんは「信頼できる新たな飼い主への引き渡しが進めばいいが、そうは簡単にいかない」と説明する。

 犬や猫を収容できる新しい場所の候補があった場合、早めに近隣の住民に説明し、同意を求める必要がある。「安心して保護できる行き場を、今から探して準備しなければならない」と話す。

 日々の犬の散歩や施設の掃除、餌やりなどは矢吹さんら数人が担う。飼育や医療の経費はこれまで企業や団体からの助成や一般の寄付で賄ってきたが、13年度は助成がなく、一般からの寄付(約15万円)があるだけだ。飼育費用や人員不足も課題になっている。

 LIAへの連絡は(電話090・1115・5988)か、電子メール(info@ngo−lia.org)へ。

信濃毎日   2013年10月21日
------------------------------------------------------------------------------

幸せになりたかったら、
幸せだなと思いながら
生きていればいい。

性格も実力も経験も関係なし。
しかもタダ。

幸せになるって、
実は簡単なことなんですよ。
( 武田双雲  書道家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月21日(月) 歴史、社会、政治
- 
「廃炉作業」実情聞く 米訪問の県議会調査団

 県議会の海外行政調査団(渡辺義信団長)の廃炉・除染調査班は18日(日本時間19日)、オレゴン州ポートランド市を訪れ、現地電力会社で廃炉の許認可申請を担当した経験があるジョン・フリューイン氏(72)から廃炉の実情などを聞いた。
 フリューイン氏は1993年に閉鎖された同州のトロージャン原発について、発電設備の配管が腐食し水が漏れたのが廃炉の主な要因と説明。廃炉作業には建設時の2倍の費用を必要としたが、電気料金への上乗せでまかなったと語った。使用済み核燃料は特殊な容器に入れて保管し、原子炉などの部材はワシントン州のハンフォード核施設に運び込んだという。
 フリューイン氏は東京電力福島第1原発事故に触れ「私たちは事故の対応シナリオを19パターン用意していたが、事故の種類はもっと多く、かつ複数にまたがる可能性があることを思い知らされた」と述べた。
 同班は同日、いわき市より広い約1500平方キロの面積を誇るハンフォード核施設を視察予定だったが、政府機関閉鎖の影響で視察がキャンセルされ、同施設周辺の視察のみを行った。
 一方、エネルギー政策調査班はコロラド州フォートコリンズ市で省エネルギーの取り組みなどを視察した。
(2013年10月20日 福島民友ニュース)


【東電】 退職事故前の3倍 廃炉作業への影響懸念 人材流出続く
 東京電力福島第一原発事故に伴う東電の人材流出に歯止めがかからない。今年4〜6月の3カ月間の依願退職は事故前の3倍相当の109人に上ることが東電への取材で分かった。若手技術者の離職が目立ち、長期間にわたる廃炉作業への影響が懸念される。実際に作業に当たっている協力企業でも人員確保が難しくなっている。廃炉作業に加え、汚染水対策などで人員増が迫られる中、「人材確保の面でも国が先頭に立つべき」と指摘する声が上がっている。

■危機感
 東電によると、同社の平成22年度の依願退職者は134人。福島第一原発事故発生後の23年度は465人、24年度は712人と急増した。25年度は4〜6月までの3カ月間で109人が退職した。年間約400人のペースで、震災発生前の約3倍となっている。
 東電は退職者の部門別や退職理由は明らかにしていない。関係者によると、40歳以下が約7割を占める。会社の将来への不安や、管理職30%、一般職20%の給与削減などで生活設計の見直しを迫られていることなどが背景にあるとみられる。東電関係者は「このままでは、長期間にわたる廃炉作業に影響が出かねない」と危機感を募らせる。
 福島第一原発では、東電の社員が作業の内容を計画立案し、協力企業の社員が実際の作業に当たることが多い。長年、同原発に携わってきた双葉郡内の協力企業の役員は「原発に詳しい東電の社員が現場で減ってきている」と明かす。「作業員に対する東電の指揮機能が低下すれば、さまざまな作業で支障を来す恐れがある」と不安をのぞかせる。
 東電は経費削減のため、人員削減を打ち出している。しかし、中堅社員の相次ぐ退職などを踏まえ、3年ぶりに新規採用を再開し、必要な人員の確保を進める。
 ただ、原発事故後、各大学の原子力関係学科への志願者は減少しており、将来にわたり人材を確保できるかは未知数だ。

■見通し立たず
 福島第一原発で実際に廃炉作業に当たっている協力企業でも人員確保が難しくなっている。
 同原発では、1日約3000人の作業員が廃炉作業に当たっているが、浜通りのある協力企業は、社員を募集しても応募がほとんどない。原発内での作業に比べ、被ばくの危険性が少ない除染作業に人材が流れる傾向があるという。
 各協力企業は、社員の配置転換などで被ばく線量が法定限度を超えないようにやりくりしている。郡内の協力企業の幹部は「限度を超えれば、作業ができなくなる。社員にとっても会社にとっても死活問題になる」と現状を打ち明ける。
 さらに、東日本大震災の復興事業に加え、2020年の東京五輪に向けた交通網や選手村などの整備が始まれば、作業員は県外に流れ、確保が一層難しくなるとみている。
 東電と政府が6月に公表した廃炉に向けた工程表の改訂版では、必要な実人員を25年度は1万800人と見込んでいる。しかし、同原発では、改訂版公表後の8月に地上タンクで高濃度の放射性物質を含む汚染水漏れが確認された。パトロール強化やタンク交換のため、既に計画以上の人員が必要になっている。
 東電は今後の見通しについて「作業の量によるので、どの程度の人数が必要になるかは、何とも言えない」としている。

■国が先頭に
 政府は教育・研究機関と連携しながら廃炉に関する人材の育成を目指すとしている。
 だが、東電からの人材流出が続く現状に、郡内の協力企業の関係者は「技術者を中心とした人材確保にも国が先頭に立つ必要に迫られている。東電だけに任せていては本県の復興はますます遅れてしまう」と懸念する。
 別の協力企業の役員も「政府は、各省庁の技術者の福島第一原発への派遣に本腰を入れるべきだ」と訴える。
 経済産業省資源エネルギー庁は「現時点では、作業自体に支障があるとは聞いていない」とし、技術者の派遣については検討対象にしていない。


(2013/09/24 11:23カテゴリー:3.11大震災・断面



-
原子力 工学科
原子力工学科(げんしりょくこか)は、大学の学科のひとつ。原子力工学の教育、研究がなされる。近年では原子力工学教育を施す学科でも、原子力工学科と名乗らなくなっている。
日本の多くの大学で、工学部、理工学部に属している。

原子力工学関連の学科を持つ日本の大学[編集]国立[編集]
物理工学科
名古屋大学
京都大学
システム創成学科
東京大学
国際開発工学科
東京工業大学
エネルギー科学科
九州大学
機械知能・航空工学科
東北大学
工学システム学類
筑波大学
原子力・エネルギー安全工学コ-ス(副専攻)
福井大学
私立[編集]東海大学
東京都市大学 (原子力安全工学科)
福井工業大学 (原子力技術応用工学科)
近畿大学 (電気電子工学科 エネルギー・環境コース)


-------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月21日
16.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
38.会津藩はなぜ「朝敵」か (ワニ文庫)星 亮一
60.会津将軍 山川浩   星 亮一
78.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書) 星 亮一
98.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫) 星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月21日
89.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
90.仙台戊辰戦史―北方政権を目指した勇者たち 星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
44位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
120位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
最前線研究者のひとりごと
大学教員です。まだまだ最前線で奮闘中と信じている研究者です.鳥取大学工学研究科教授 石井 晃

『八重の桜』にちなんだ会津戦争についての本2冊 [書評]

「会津落城―戊辰戦争最大の悲劇」 (中公新書)、「八重と会津落城 」(PHP新書)

今年のNHK大河ドラマは会津藩士の家に生まれた女性の一代を描く『八重の桜』(主演:綾瀬はるか)ですね。それに関連した本を2冊、最近読んだので紹介しておきます。

紹介するのは星亮一氏の書いた本2冊で『会津落城』『八重と会津落城』です。内容は相補的で、2冊続けて読んでも重複はあまりないと言っていいと思います。私は『八重と会津落城』を先に読んで後から引用されていた『会津落城』を書店で探して買ったのですが、これから買って読むなら『会津落城』を先に読んだ方がいいと思います。

『会津落城』は会津攻防戦を中心とした戊辰戦争全体を描いた本で、会津若松城攻防戦に限らず、大鳥圭介の率いる旧幕歩兵隊の北関東の戦いや奥羽越列藩同盟の結成、白河口の戦い、北越戦役など、戊辰戦争全体を著者なりに丁寧に描いており、大河ドラマ「八重の桜」の時代背景を知るのにちょうどいい好著と言えると思います。長岡藩を中心とする北越戦役が新潟港という奥羽越列藩同盟軍唯一の海外との貿易港確保の戦いとみると、戊辰戦争の全体を左右する戦いだったという指摘は非常に新鮮でした。

『八重と会津落城』は、実のところ同じ著者が前著の『会津落城』で書けなかった、あるいは書きたかったけどページ数の関係で落とした内容を中心に再編集した著書のような内容です。特にタイトルと違って前半には八重はまったく出て来ない。強いて言えば八重の実の兄である山本覚馬(大河ドラマでは西島秀俊)についての言及は多いと言えます。山本覚馬という人物は当時の最新式の洋式銃陣に詳しく、会津藩が鳥羽伏見から戊辰戦争に至る過程で極めて重要な人物であり、この人物、つまり八重の兄について知ることは、この後の展開を知る上で助けになります。ちなみに、会津藩が薩長との戦争で装備が旧式で遅れを取った理由も、山本覚馬が鳥羽伏見の戦い後に行方不明(実は負傷)になったことが大きいと思います。

大河ドラマの主人公であり、この本の題名にドーンと出ている八重(綾瀬はるか)は後半の会津若松城攻防戦のあたりに集中的に出てきます。ただ、面白いのは前作の『会津落城』では八重が最新式の7連発スペンサー銃を手に攻防戦に参加した事と、23日に土佐藩兵が大損害を受けた攻防戦とを別々に書いているが、『八重と会津落城』では板垣退助(大河ドラマでは加藤雅也)率いる土佐藩の迅衝隊を相手に北出丸・西出丸で激しい銃撃戦を展開し、土佐藩指揮官を次々に狙撃して大損害を与えたのは八重の狙撃であると明記されている。これはつまり、『会津落城』執筆後に著者が知った事実ということなのであろう。

また、もう一つ、この2冊の違いは、奥羽越列藩同盟の結成のきっかけとなった世良修蔵惨殺事件の記述である。この事件、八重となんら関係が無いにもかかわらず、『八重と会津落城』に極めて詳しい記述がある一方、『会津落城』では1行で済ませていて具体的な事実関係に詳しく踏み込んでいない。こういう事を見ても、『会津落城』執筆後、書き切れなかった事に八重の事を付け加えて、大河ドラマ人気を当て込んで新たに書いたのが『八重と会津落城』であろうと推察できる。

なお、会津敗戦の原因として著者が挙げるのは、いくつかある
・旧式装備(山本覚馬による新式銃購入は間に合わなかった)
・白河の敗戦
・北越戦線崩壊による新潟港の喪失
・家老西郷頼母の起用(著者は西郷頼母は邪魔な存在と言っている)
・会津各部隊の連携不十分
・会津藩の民政での失敗(による住民の官軍への協力)

上記については、紹介した2冊の本を読んでいただくとして、これら以外に私が考える会津側、そして奥羽越列藩同盟軍の敗戦の原因は、攻勢を重視したことにあると考える。戦国時代の兵法から言えば相手を攻めるのは勝つための常套手段であるが、実は幕末当時は歩兵の持つ銃の性能が格段によくなった時代で、歩兵が攻めるよりも陣地を築いてそこから攻めてくる相手の兵を狙撃した方が有利な、防御が有利な時代なのである。同時代のアメリカ南北戦争でも山場のゲティスバーグの戦いでは兵力的に劣勢な北軍が籠もる防御陣地を南軍が無理に攻め、大損害を出したのが敗北の原因となっている。
 奥羽越列藩同盟軍は白河口の戦いでは、装備が旧式な分、守りを固めるべきなところ、攻撃に拘って防御の甘さを突かれ、戦線を崩壊させている。また、会津の攻防戦でも攻撃に拘る余りに官軍が母成峠を突破した際にも次の攻勢に備える余り、近くの会津軍各部隊はその背後を突いていない。堅固な陣に籠もっての防御戦に徹していれば官軍に大出血を強い、あるいは有利な講和も可能だったかもしれない。
 
 ご紹介した2冊は、大河ドラマ『八重の桜』をより楽しむためには、格好の本と言えると思います。


なるほど、参考になります。
-------------------------------------------------------------------------------
小泉父子、脱原発で足並み? 進次郎氏、将来ゼロに含み 自民内に警戒感(10/20 07:15)

 小泉進次郎内閣府復興政務官が、「脱原発」を積極的に発信する父・純一郎元首相に同調するかのような発言を繰り返している。高い人気を誇る両氏の発言が「相乗効果」を生むと、政府が推進する原発の再稼働や輸出促進に影響を与えかねないとして、自民党幹部らは父子の動向にピリピリしている。

 純一郎氏の「脱原発」発言は弱まる気配がない。1日の名古屋市に続き、16日に千葉県で行われた講演でも「原発はコストが安いと言われるが、私は信じない。一日も早く原発をゼロにすべきだ」と力説し、安倍政権に原発政策の転換を求めた。

 一連の父の発言に対し、進次郎氏は「父は父ですから」と距離を置く姿勢を強調する。その一方で「なし崩し的に(再稼働に)いって本当にいいのかと国民はじわじわ感じている」とも指摘。13日に福島県を訪れた際には「現実ばかり見つめて淡々と片付けていくのが政治かというと、違う」と語り、原発ゼロの道を探る可能性に含みを持たせた。

 自民党内には、進次郎氏は演説の仕方をはじめ、政治手法などについて父を踏襲しようとしている、とみる向きが少なくない。原発政策についても「お父さんと連動して発言しているように見える。将来的には原発をなくしたいと思っているようだ」(若手議員)との見方が広がる。(東京報道 則定隆史)<北海道新聞10月20日朝刊掲載>

-------------------------------------------------------------------------------
記者25万人に日本非難の研修 中国、強硬方針を徹底

 【北京共同】中国共産党などが全国の新聞やテレビなどの記者25万人を対象にした大規模研修で、尖閣諸島や歴史認識の問題に絡めて日本政府を厳しく非難し、報道の際に領土問題で譲歩する主張などを伝えないよう指示していることが19日、分かった。研修に参加した複数のメディア関係者が明らかにした。

 研修は、政府が来年1〜2月に予定している統一の記者免許更新試験に向けて実施。大部分の記者に対して対日強硬方針が徹底されている格好だ。日本のほか米国やフィリピン、ベトナムも批判する一方、ロシアは称賛しているという。

共同通信   2013年10月20日
-------------------------------------------------------------------------------
今年も龍馬に大接近 桂浜の展望台始まる

 坂本龍馬像と同じ目線で眺めを楽しめる恒例イベント「龍馬に大接近」が19日、高知市の桂浜で始まった。高知市観光協会が1993年から、龍馬の命日である11月15日に合わせて行っている企画で、11月24日まで龍馬像の横に高さ約13bの展望台を設けている。
 初日は、あいにくの雨だったが、訪れた県外の観光客らは「近くで、龍馬の表情もしっかり見える」などと感激しながら、龍馬像をバックに記念撮影していた。松山市からツアーで訪れたという出来郁恵さん(46)=会社員=は「龍馬像は3回見たことがあるけれど、同じ目線で見たのは初めて。高知の海は瀬戸内海と違って大きくて波の音も豪快」と満足そうに話していた。
 利用時間は午前8時から午後5時までで、入場料は100円。高校生以下と龍馬パスポート提示者は無料。入場者全員に龍馬のポストカードをプレゼントする。

高知新聞   2013年10月20日
------------------------------------------------------------------------------

淡々とやっています。
これからずっと続けていくんですから、
呼吸をしながらやらないと。

マラソンと同じです。
100mなら息を止めて走りますが、
マラソンはそれでは続かない。

自分のペースで
ゆっくり走ることが大事です。
( 大棟耕介  筑波大卒の道化師)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
**************
△top
2013年10月20日(日) rekisi ,shakai ,seiji
昨日、日大大学院総合社会情報研究科の研究発表会にまねかれ、
フクシマの現状と課題を話してきました。
廃炉や汚染水除去の研究、原子力関連の研究者育成のため福島国際共同大学院大学の必要性を強調してきました。郡山にある日大工学部の参入が絶対に必要と力説すると、大賛成の声があがりました。


ーーーーーーーーーーーー

アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月20日
17.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
31.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
75.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
97.勝海舟と明治維新の舞台裏 (静山社文庫)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月20日
79.仙台戊辰戦史―北方政権を目指した勇者たち 星 亮一
87.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
99.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
121位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
485位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
会津戦争全史 星亮一著 ここに《日本人の戦争》の原点がある

     [評者]野口武彦(文芸評論家、国文学者、神戸大学名誉教授) 

 会津戦争を原点にすると、《日本人の戦争》が見えてくる。
 幕末会津藩の悲運は、輝ける明治維新の暗い裏面として、正史では隅っこに追いやられてきた。皇朝史観であれ、進歩史観であれ、戊辰戦争を「正義の戦争」と見る立場からは歴史の経常支出と見なされるこの内戦は、著者にいわせれば「日本近代史の汚点」であった。
 鳥羽伏見戦争で「朝敵」とされた会津藩主松平容保(かたもり)は、国元に帰って謹慎し、謝罪を申し出たにも拘(かか)わらず、薩長政権はそれを無視して、(1)容保の斬首、(2)会津若松開城、(3)領地没収の三点を要求して譲らない。会津の窮境を見かねた東北諸藩は連帯して奥羽越列藩同盟を結成し、足かけ二年にわたる戦乱の幕が切って落とされるのである。
 新政権軍の攻勢で列藩が次々と脱落するなか、孤立して戦った会津藩がついに力尽き、若松落城を迎える悲劇は、これまで独特の怨念(おんねん)と敗者の美学にいろどられて語り継がれ、本書でもクライマックスになっている。
 類書は多い。著者自身もこの題材で何冊か書いている。旧怨(きゅうえん)は消えないし、また忘れるべきでもない。問題はいかに相対化するかである。本書の新機軸は、会津戦争を受難と被害の視点だけからでなく、普遍的な《戦争と日本人》という論点から眺め直している点にある。
 判明している戦死者は二千四百七人。これには農兵・人夫・「官軍」にレイプされて殺された女性が数えられていない。新政権軍の兵士は、相手が弱者と見ると徹底的にいたぶる軍隊だった。
 勝者の暴虐はもとより、敗者の側も批判をまぬかれない。行間からは敗北を必要以上に悲惨にした会津藩上層部への怒りが、まるで今日の出来事のようにたちのぼってくる。優秀な銃隊に向かって槍隊(やりたい)が突撃するしか戦法がなく、老人隊が前線に出て戦い、少年・婦女子が参戦して自害する。これは無能な指導部による《本土決戦》だったのである。
 東北人の著者が、奥羽越列藩同盟をアメリカ南北戦争における北軍になぞらえる意地の張り方にも敬服する。

-------------------------------------------------------------------------------
ストロンチウムなど40万ベクレル 観測用井戸で急上昇

 東京電力は18日、福島第1原発で汚染水約300トンが漏れたタンクに近い観測用井戸の地下水から、ストロンチウム90など強いベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり40万ベクレル、比較的弱いベータ線を出すトリチウム(三重水素)が79万ベクレルと、いずれも過去最高の高い濃度で検出されたと発表した。
 17日に採取した水で、濃度は16日採取分と比べてストロンチウムなどで6500倍以上、トリチウムが3倍以上と急上昇した。井戸は漏れたタンクから北に約20メートルの場所にあり、漏れた汚染水が地下水に到達している実態が確定的となった。地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」に影響するのは必至だ。

福島民友   2013年10月19日
-------------------------------------------------------------------------------
若松の「教育旅行」明るい兆し 震災前の4割に

 修学旅行を中心とする教育旅行で本年度会津若松市を訪れた県外の学校は9月16日時点で361校となっていることが18日、会津若松市教育旅行プロジェクト協議会のまとめで分かった。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故前の2010(平成22)年度比で4割程度と回復途上だが、会津の修学旅行を中断していた学校が来年から再開を決めるなど明るい材料も見えてきた。
 会津への旅行再開を決めたのは千葉県船橋市の御滝中。同校は1978(昭和53)年から会津若松市への修学旅行を続け、全国の学校の中でも特に会津との縁が深い。しかし、原発事故後、放射線量を不安視する保護者の声を受け、行き先を長野県方面に変更した。
 同校の小市昌夫校長は「会津の人から思いやりや、優しさを感じることができる」と会津の修学旅行の意義を話す。小市校長をはじめ、学校を挙げて下見で会津を訪れ、保護者の理解を得るため力を注いだ。
 同協議会の担当者も学校や保護者会に何度も出向いて不安解消に努め、会津への旅行再開を訴えてきた。そのかいもあって、御滝中のように会津への旅行を再開する学校だけでなく、新規で長崎県の2高校が会津を訪れることも決まった。

福島民友   2013年10月19日
-------------------------------------------------------------------------------
東京五輪:「新国立」最大3000億円に膨らむ…見直しへ

 2020年の東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の総工費が、見込みの1300億円から最大約3000億円まで膨らむ可能性があることが分かった。収容人数を増やすための大型化や独特のデザインの採用が響いたとみられ、政府は、新競技場の規模見直しなどコスト削減の検討に入った。【田口雅士】

 競技場を運営する独立行政法人「日本スポーツ振興センター」(JSC)が選んだデザインを基に、基本設計の準備を請け負っている業者が総工費を試算。文部科学省にも報告された。

 見込み額の1300億円は、約7万2000人収容の日産スタジアム(横浜市)の総工費約600億円に、開閉式屋根の取り付け代などを加えてはじき出した。だが、流線型のアーチで開閉式の屋根を支える斬新なデザインの採用や、延べ床面積を12年のロンドン五輪の主会場の3倍近い約29万平方メートルとしたことで、通常の競技場より総工費がかさみ、見込み額で収めるのは難しくなった。

 試算は、競技場の床面積を約22万平方メートルに縮小すると、総工費は約1800億円に減るとした。それでも見込み額を大きく上回っている上、物価上昇や消費増税、東日本大震災の復興事業本格化に伴う資材価格、人件費の高騰が、総工費を押し上げる可能性もある。

 厳しい財政事情を抱える国は、五輪後も競技場などの施設を活用できる都に対し「協力してもらう」(下村博文文科相)と、総工費の一部負担を要請。都は16年夏季五輪のために積み立てた「開催準備基金」約4000億円を持っているが、「国立競技場は国が整備すべきだ」(スポーツ振興局)としており、折り合いはついていない。総額が上ぶれすれば、調整はさらに難航しそうだ。

 総工費についてJSCは「1300億円はデザイン公募にあたっての目安として提示した。デザイン決定を受け、規模とコストを精査しており、総額がどうなるかのコメントはできない」と説明。文科省の担当者は「お金がかかり過ぎないよう複数の案を検討している」としている。

 現競技場は、14年7月?15年10月に解体、19年3月の新競技場完成を目指す。デザインは、国内外の応募作46点から、英建築事務所「ザハ・ハディド・アーキテクト」の作品を採用した。

毎日新聞   2013年10月19日
-------------------------------------------------------------------------------
清河八郎ゆかりの地巡る

 庄内藩出身の幕末の志士で、新撰組の前身「浪士組」を結成した清河八郎(1830〜63)の没後150周年を記念し、鶴岡市の湯田川温泉で11月4日、清河ゆかりの場所を巡る観光イベントが開かれる。同温泉観光協会は「清河にちなんで湯田川を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 清河は現在の庄内町清川出身で、若くして江戸に学び、文武両道を修めた人物。自ら主導して幕府に結成させた浪士組には、近藤勇や土方歳三も参加。ところが倒幕を構想し、尊皇攘夷を唱えたため、1863年に幕府により暗殺された。明治維新の先駆けとも評され、鶴岡市出身の時代小説作家・藤沢周平は、清河の生涯を「回天の門」という作品で取り上げている。

 湯田川温泉は、清河が妻・お蓮と出会った場所。母と半年間にわたって全国を旅した時も出発地に選んだ。新撰組と同じく浪士組を母体とし、江戸の薩摩藩邸の焼き打ちなどを行った新徴組が、戊辰戦争の際に同温泉に陣取り、庄内藩と一緒に新政府軍と戦った歴史もある。

 イベントは、全国の清河ファンが4月に設立した「清河八郎を学び語る会」と同温泉観光協会が主催。清河が母との旅で記した日記「西遊草」に登場する温泉街周辺を散策するほか、県内の文化や歴史に詳しい山形大の山本陽史教授が、清河と幕末の日本の関係について講演する。

 また、戊辰戦争時に新徴組の本部が置かれ、清河のものとされる脇差が残されている隼人旅館で、参加者による懇親会も行われる。同旅館を経営し、温泉街の歴史に詳しい庄司庸平さん(34)は「イベントを通じて、清河を広く知ってもらうとともに、温泉街の観光資源にしていきたい」と話している。

 定員50人。参加費は一般1000円、地区住民500円。懇親会参加の場合は別途3000円必要。申し込みは26日まで。問い合わせは、隼人旅館(0235・35・3355)へ。

読売新聞   2013年10月18日
------------------------------------------------------------------------------

今大変な状況にいる人も
多いだろうけど、

自分を信じて目の前のことに
がむしゃらに取り組んでいたら、
なんとかなる。

僕だってたくさん面接に落ちているし、
挫折もあった。

でも今、実を結んでいるのは、
あきらめないで腐らないで
やってきたからなんです。
( ドン小西  ファッションデザイナー)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** **【政治】脱原発で結集期待 ゼロ発言 小泉元首相旗印

 「原発ゼロ」を繰り返し訴える小泉純一郎元首相に、野党や自民党の脱原発勢力からラブコールが殺到している。自身は表舞台に再び立つことを否定しているが、小泉氏を中心に与野党の脱原発勢力が結集する可能性はあるのだろうか。 (宮尾幹成)
 小泉氏の発言を歓迎しているのは民主党の菅直人元首相、前原誠司元外相、みんなの党の渡辺喜美代表、共産党の志位和夫委員長、生活の党の小沢一郎代表、社民党の又市征治幹事長ら。
 渡辺氏は十七日の衆院本会議の代表質問で小泉氏と直接「原発ゼロ」について語り合ったことを紹介し、安倍晋三首相に脱原発への政策転換を迫った。
 また七月の参院選で初当選した山本太郎参院議員(無所属)も本紙の取材に「言っていることはすごくまともだ」と評価している。
 彼らの多くは、以前小泉氏を批判し、激しく対立してきた。その「政敵」を持ち上げているのは小泉氏の知名度と発信力を利用し、脱原発の機運を高めようとしているからだ。
 特に、人気のある政治家を担ぎ政治勢力をつくる手法を繰り返してきた小沢氏には「小泉脱原発政党」を仕掛けようとしているのではとの臆測も流れる。
 自民党内からも歓迎の声が上がる。小泉氏の次男・進次郎復興政務官は父親に歩調を合わせる。超党派の「原発ゼロの会」の世話人を務める河野太郎衆院議員は「全国津々浦々を回って広めてほしい」と期待する。安倍首相が原発推進の方向を打ち出す中、自民党内の脱原発勢力は声を上げる機会を失ってきた。小泉氏の発言で、堂々と持論を訴える機運は高まってきたようだ。

東京新聞  2013年10月*
△top
2013年10月18日(金) 歴史、社会、政治
---------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月18日
21.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
49.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
53.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一

アマゾンベストセラー、明治・大正、 2013年10月18日
21.明治を支えた「賊軍」の男たち (講談社プラスアルファ新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月18日
47.仙台戊辰戦史―北方政権を目指した勇者たち星 亮一
71.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一
80.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
113位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
467位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
星亮一さんの「偽りの明治維新」を読んで

以前、司馬遼太郎さんの「王城の護衛者」を読んで、明治維新の折、京都守護職・松平容保と会津藩が辿った悲惨な運命に心を打たれました。先日書店で、星亮一さんの「偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実」に出会いました。
星亮一さんは、福島民報記者、福島中央テレビ報道製作局長などを歴任し、作家になった方です。出身は仙台ですが、福島での暮らしが長かったからでしょう、会津について探求され、会津に関する書籍を数多く出版しています。

会津戊辰戦争は日本史上稀に見る悲劇です。会津の人々は、長いあいだ朝敵の汚名に耐え、一世紀以上にわたり、その怨念を胸に秘めてきました。若松を追われ、青森の下北半島や北海道に移住させられた人々の末商には、とくにその思いが強かったと思います。死者の埋葬も許さず、財宝や女性を略奪した官軍の所業は、闇に葬られ、誰にも知らされず、教科書にも書かれることはありませんでした。星亮一さんの「偽りの明治維新」には、この様な会津が辿った百数十年を連綿と書き綴っています。

NHKのテレビ番組「そのとき歴史が動いた」に、初めて会津藩主・松平容保(かたもり)が登場したのは2007年10月17日のことでした。そのタイトルは「義に死すとも不義に生きず―会津戦争 松平容保 悲運の決断」でした。
星亮一さんは、その番組に出演し、松平定知アナウンサーとともに、「会津が正義を貫くため全員が死をかけて戦いに臨んだ」様子を語りました。

平成19年、山口県出身の安倍晋三総理が在任中に会津若松市を訪れ会津戊辰戦争に関して「長州の先輩が会津の人々にご迷惑をかけた」と謝罪したことがあったそうです。
このとき、会津若松の反応は様々でした。会津若松市長も会津若松商工会議所の幹部も、「遊説でちょっと喋っただけですからね、安倍さんは軽い、軽すぎますよ」と、この発言を肯定的に受け止めることはありませんでした。戦死者が眠る飯盛山や天寧寺にお参りし、焼香すれば、また別の受けとめ方もあったかもしれませんが、遊説のつけ足しでは許せないということだったのでしょう。青森県に移住させられた会津人の末喬は完全否定だったといいます。

私たちが学んだ明治維新の歴史の多くは、、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允ら明治維新の元勲たちは、明治の英雄として教えられてきました。確かにそれも事実の一面でしょう。一方で、正義と信じてそれを貫いた会津の人たちのことも忘れてはならないと思います。松平容保が死ぬまで身に着けて離さなかった孝明帝から宸翰(しんかん=天皇の直筆の文書)には、「朕は会津をもって頼みとしている。一朝有事のある時はその力を借らんと欲するものである」と書いてあり、その宸翰は、いまも松平容保の怨念とともに東京銀行の金庫にねむっているそうです。
いずれにしろ会津と長州のあいだに横たわる溝をうめる、新しい動きもいくつか出てきていますが、天皇を利用して戦争を仕掛けた薩長が官軍で、尽忠報国の会津が賊軍となった歴史の交差、会津と長州の確執はまだ続いているようです。

星さんは「あとがき」を次のように結んでいます。
『ともあれ会津と長州の確執はまだ続いている。会津サイドの壁はきわめて厚く、いまのままだと、あと100年、200年続いていくことになるかもしれない。どういう決着がはかられるのか、それは誰にもわからない。』

-------------------------------------------------------------------------------
タンク群、9カ所で堰外に排水 台風26号「緊急措置」

 東京電力は16日、台風26号に伴う降雨の影響で、福島第1原発の地上タンク群を囲む漏水防止用の堰(せき)があふれる恐れが高まったとして、9カ所で排水弁を開けるなどして堰内の水を堰外の地表に排出した。排出した水は、いずれも15日に原子力規制庁が了承した放射性物質濃度の排出基準を下回っているという。
 排出した水の総量は現時点で不明だが、相当な量に上る見通し。地面に染み込んだほか、一部は近くの排水溝などを通じて海に流れ出たとみられる。
 9カ所以外のタンク群2カ所でも堰内の水があふれる恐れがあったが、放射性物質濃度が高いため、まだ使っていなかった地下貯水槽に移送した。地下貯水槽は4月に漏えいが相次いだため使用中止となっていたが、今回の移送先は同様の型で未使用のもの。東電は「緊急措置」としている。
 排出基準は東電が設定した。規制庁はセシウム134が1リットル当たり15ベクレル、セシウム137が25ベクレル、ストロンチウム90が10ベクレルを下回り、さらにガンマ線を出すほかの放射性物質が未検出などの場合に排出を認めた。東電は当初、セシウム134は20ベクレル、セシウム137は30ベクレルとしたが、規制庁側からトリチウムなどの影響も考慮すべきという指摘を受け基準を厳しくした。東電が堰外に水を意図的に排出するのは、9月の台風18号接近時に続き2度目。

福島民友   2013年10月17日
-------------------------------------------------------------------------------
ケネディ駐日大使、来月にも着任 米上院、人事を正式承認

 【ワシントン共同】米上院本会議は16日、次期駐日大使に元大統領の長女、キャロライン・ケネディ氏(55)を充てる人事を正式に承認した。日米外交筋は、ケネディ氏が11月前半にも日本に着任する見通しだと明らかにした。

 上院の外交委員会は9月30日に全会一致で承認。本会議は10月上旬にも正式に承認し、ケネディ氏は速やかに着任するとみられていたが、政府機関の一部閉鎖など財政問題の影響で本会議の議事日程が滞っていた。

 女性の駐日米大使は初めて。着任後は環太平洋連携協定(TPP)交渉や沖縄の米軍基地問題、日米の若者交流などに取り組む。

共同通信   2013年10月17日
------------------------------------------------------------------------------
【伊豆大島】
55年前の教訓生かせず 大島町長「認識不足だった」

 台風26号で多くの死者が出た東京都大島町の元町地区は昭和33年にも台風による土砂災害で犠牲者を出しており、55年前の教訓を生かすことができなかった。

 「避難勧告や指示を出していれば助かった人がいるかもしれない。おわびしたい」。大島町の川島理史町長は17日の記者会見で漏らした。町は61年の三原山噴火を機に、火山灰の流出を防ぐ砂防ダムなどの建設を進め、災害対策に力を入れてきたはずだった。

 33年に発生した狩野川台風では24時間で400ミリを超える雨が降り、沢の氾濫や土砂で元町地区の104棟が全半壊、死者と行方不明者各1人を出した。今回の降水量は、これを上回る約800ミリを記録した。だが町は避難勧告や指示を出さず、町長と副町長は台風が接近している最中に町外へ出張していた。川島町長は「これまでの経験では避難勧告を出せなかった。認識不足で、(土砂災害を)過小評価していた」と語った。

産経ニュース   2013年10月17日
------------------------------------------------------------------------------
ずさん調査に波紋、批判も 菅長官「コメント控える」
2013.10.16 19:51 [歴史認識]
 慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」の根拠となった元慰安婦16人の聞き取り調査がずさんだったと産経新聞が報道したことを受け、政府・自民党内に16日、波紋が広がった。

 高市早苗政調会長は産経新聞の取材に対し「大変残念だ。不名誉な評判が国際的に広められている」と述べ、ずさんな調査に基づく談話を批判。同時に「国の名誉を守るのも政府の責務だ」と談話見直しへの期待感を示した。

 政府関係者も、談話表明時の官房副長官だった石原信雄氏が元慰安婦の証言内容を「チェックしなかった」と語っていることについて「まるで人ごとのようだ」と不快感を示した。

 そうした中で、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は16日の記者会見で「コメントは差し控えたい」とした上で、「つらい思いをされた方への思いは安倍晋三首相も歴代首相と変わらない」と述べ、安倍政権として当面、河野談話を引き継ぐ考えを表明。

 また「歴史学者らの手によって学術的観点から、さらなる検討をされることが望ましい」と強調した。同時に「この問題を政治問題、外交問題にすべきではない」とも語り、広がる波紋の沈静化を図った。

 自民党の石破茂幹事長は記者団に「よく精査したい。歴史的に正しい検証が常に求められる」と述べた。ただ、談話見直しについては「現段階で政府・与党の方針として決めたわけではない」と否定的な考えを示した。

産経新聞   2013年10月16日
------------------------------------------------------------------------------


世の中で他人の助けを受けずに
生きていける人は、一人もいません。
これは忘れてはならないことです。
( 野上洋幸  コンサルタント)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月17日(木) 歴史、社会、政治
福島第一原発 大雨対策に甘さ
10月17日 4時35分


台風に伴う雨のため、東京電力福島第一原子力発電所では16日、汚染水のタンクを囲むせきにたまった水を敷地内に放出するなどの対応が取られましたが、予想を上回る速さでせきの水位が上がったため、あらかじめ国に報告していた対策は変更を迫られ、想定の甘さが浮き彫りになりました。

福島第一原発では、タンクから汚染水が漏れた場合、広がるのを防ぐため、周りをせきで囲い、たまった水は漏れた汚染水か確認するため、放射性物質の濃度を測定しています。
16日は台風に伴う雨でせきの水位が上昇し、東京電力は、9か所のせきの水について、原子力規制委員会が認めた5項目の排出基準を満たしていることを確認したうえで敷地内に放出しました。
これについて東京電力は当初、せきの水をいったん専用のタンクに移して放射性物質の濃度を測定すると国に報告していましたが、予想以上の速さで水位が上がった一部のせきでは、その場で測って直接、放出しました。
一方、基準を上回った水はホースを使って保管用のタンクに移す予定でしたが、タンクが遠くポンプの出力が不足して水位の上昇に追いつかず、急きょ近くにある地下の貯水槽に移しました。
貯水槽は、ことし4月、水漏れを防止するシートの遮水機能が低下して汚染水が漏れるトラブルがあり使われていませんでしたが、今回、事前の点検などは行わなかったということです。
東京電力は、できるだけ早く貯水槽の水をタンクに移す方針ですが、こちらも対策の変更を迫られることになり、想定の甘さが浮き彫りになりました。
東京電力の今泉典之原子力立地本部長代理は「可能な限り予定どおりの手段で対応しようとしたが結果的に対応できず大変申し訳ない」と話しています。

[関連ニュース]
  自動検索
・ 福島第一原発 せきの水位が上昇 (10月16日 12時7分)

・ 福島第一原発 台風接近で警戒 (10月16日 5時25分)

・ 福島県知事が原発の汚染水対策を視察 (10月15日 21時38分)

・ 福島原発 台風に対策強化 (10月15日 18時38分)

・ 東電 ミス対策で人員増など報告 (10月15日 16時48分)

--------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月17日
21.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
44.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一

アマゾンベストセラー、明治・大正、 2013年10月17日

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月17日
44.仙台戊辰戦史―北方政権を目指した勇者たち 星 亮一
68.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一
82.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
106位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
451位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
アマゾン カスタマーレビュー
「山川健次郎伝―白虎隊士から帝大総長へ 」 (単行本)

おすすめ度 5つ星のうち 5.0 (1 件のカスタマーレビュー)
By 浦辺 登 (川崎市宮前区) (VINEメンバー)

 これは、東京帝国大学総長、九州帝国大学総長を歴任した山川健次郎の評伝となっている。このなかで、記憶にとどめたいのは明治44年(1911)11月、福岡の筑後平野で陸軍大演習が行われ、明治天皇が行幸されたときのことである。
 明治天皇が乗車するはずのお召し列車が門司駅構内で脱線したために足止めを食らうという事故がおきた。世間は騒然となり、責任者である清水正次郎は鉄道自殺をしてしまった。
 これに対し、杉山茂丸が発起人となって清水正次郎の顕彰碑を建立することが11月28日付の「九州日報」に掲載されたが、遅れて「福岡日日新聞」には当時の九州帝国大学総長の山川健次郎が命は大事で軽軽しく自殺してはならない、というコメントを載せた。
 このことが、天皇に対する不敬であるということで「九州日報」の母体である政治結社玄洋社の若手が騒ぎだしたという。
 
 この「お召し列車事件」について、ある著者は山川健次郎総長は追放された、と書いている。本書にもこの事件のことが取り上げてあるが、追放されたとは記載されておらず、九州帝国大学の総長を2年間務めて後に東京帝国大学総長に再任されているとある。
 追放されたのか、務めたのか、どっちだろうか。
 その騒動の背景を知るには、幕末から維新の会津若松の動きを知らなければならない。この一冊は、まさにその経過を重要なポイントを外すことなく述べている。

-------------------------------------------------------------------------------
福島第1汚染水制御 首相発言に知事が異議 「漏れは事実」

 福島第1原発の汚染水問題で、佐藤雄平福島県知事は15日、「現実問題として汚染水が漏れたのは事実」と語り、安倍晋三首相が「(汚染水の)状況はコントロールされている」と述べた発言に異を唱えた。原発視察後、記者団の質問に答えた。
 佐藤知事は「安倍首相は(汚染水は港湾内0.3平方キロで完全にブロックされていると)国際公約したのだから、ブロックしていることを国が示してほしい」と話した。
 東京電力によると、8日に原発の約1キロ沖の水から1リットル1.4ベクレルの放射性セシウムが検出された。外洋流出を裏付けるデータで、安倍首相の発言が覆された。
 佐藤知事は視察で、300トンの汚染水が漏れたタンクの周辺、放射能汚染された地下水が海に流れ込んでいる1〜4号機の海側の護岸を見た。知事の視察は昨年3月以来、2回目。

河北新報   2013年10月16日
-------------------------------------------------------------------------------
台風大雨、せきの内側の水排出始める…福島原発

 東京電力は16日、台風26号の大雨の影響で、福島第一原子力発電所の汚染水貯蔵タンクを囲むせきの内側にたまった水の排出を始めた。

 水の放射性物質の濃度は、暫定基準値を下回っているという。

 東電によると、複数のタンク群でせきの内側の水位が上がったため、一部の水をタンクに移した上で、同日午前6時半までに計約40トンを排水した。その後も雨水が増えたため、せきの弁を開けるなどして対応し、排水を続けている。

 このほか一度も使っていない地下貯水槽を選び、一部の水を移す作業も行われた。地下貯水槽は、汚染水漏れが相次いで発覚したため、全7基の使用を停止している。東電は「あくまで緊急措置」と説明している。

読売新聞   2013年10月16日
------------------------------------------------------------------------------
伊豆大島で13人死亡=多数の住宅埋まり、50人不明―役場避難勧告せず・東京

 台風26号の影響で、東京でも被害が相次いだ。伊豆大島では16日、記録的な豪雨で多数の住宅が土砂に埋まっているのが見つかった。数十棟が倒壊したとみられ、警視庁によると、これまでに計13人の死亡が確認された。住民ら50人以上と連絡がつかず、警視庁や東京消防庁が安否の確認を急いでいる。大島町役場は避難勧告を出していなかったという。
 警視庁は特殊救助隊や機動隊など約60人を派遣。東京消防庁もハイパーレスキュー隊を出動させた。特殊救助隊は災害救助の専門部隊で、大規模な災害に出動するのは発足後、初めてという。
 気象庁によると、伊豆大島では1時間当たり122.5ミリの猛烈な雨を観測。1日の雨量は800ミリ以上に達し、いずれも観測史上最多となった。
 大島町役場によると、同島の大島元町と神達地区で、土砂崩れで川がせき止められ、あふれた水に流されるなどして、多数の住宅が土砂に埋まった。土石流が発生したとの情報もある。
 同役場は午前3時すぎ、川があふれたとして注意を呼びかける防災無線を流したが、避難勧告や指示は出さなかったという。
 警視庁などによると、遺体は神達地区の「ホテル椿園」周辺で9人が見つかり、近くの民家でも男女2人が土砂の中から見つかった。海まで流された人もおり、浜辺や漁港で3遺体が発見。16日午後1時現在、同地区の約50人と連絡が取れておらず、まだ多数の人が生き埋めになっている可能性があるという。 

時事通信   2013年10月16日
------------------------------------------------------------------------------
玉木宏&石原さとみ主演「幕末高校生」、来夏公開

 玉木宏と石原さとみがダブル主演を務める映画「幕末高校生」が来年夏に公開されることが発表された。

 舞台は、新政府軍と幕府軍の戦いが始まろうとしていた幕末。両者の戦いを何とか避けようと奔走する勝海舟(玉木)と、“未来からやって来た”という高校教師・未香子(石原さとみ)が出会う場面から物語は始まる。未香子と教え子たちは、いつの間にか歴史が変更され、江戸で戦が起こる可能性があることを知り、タイムリミットの4日間で同じく江戸時代に来ているはずの教え子を捜し出そうとし、勝海舟は彼女と教え子の“未来”を守るべく戦う。

 すでに撮影は始まっており、玉木は「準備をしている段階では、正直不安なこともありましたが、実際に撮影が始まると、ペース感や役の感じをつかむことが出来て、一安心できたというのが率直な感想ですね」と言い、「過去、諸先輩方がたくさん演じられてきた“勝海舟”ですが、今改めて自分がそれを演じる意味や、彼の新しい面を提供したいという気持ちを強く持つようにしています」とコメント。

 石原は脚本を読み「勝海舟に対して私が抱いていた印象とずいぶんギャップがありました。現代を生きている私たちにとっては、時代劇や大河ドラマで見た印象で、歴史上の人物のイメージは決まってしまうと思うのですが、本当に私たちがその時代に行くことがあれば、未香子が感じたような『こんなの、勝海舟じゃない!』というギャップがあるんだろうなと思います。そういうところが、新しいですし、面白いなと思いました」と述べ、「今後、どたばたするシーンも続きますし、時代劇のセット、幕末スタイルの和装の皆さんの中に、現代の服を着た、私たちが入るという“差”なんかも、この作品の見どころのひとつだと思うので、それを楽しみたい。素敵な作品になるように頑張ります」と意気込みを語っている。

 本作は東映とフジテレビがタッグを組んだ作品で、当時の映画事業局長・亀山千広氏(現フジテレビ社長)の号令で始まった“新時代劇プロジェクト”から生まれた作品。「デトロイト・メタル・シティ」「ボックス!」の李闘士男が監督を務め、彦根城や三井寺、西本願寺など重要文化財での撮影も予定している。

「幕末高校生」
2014年夏公開

読売新聞   2013年10月16日
------------------------------------------------------------------------------
元慰安婦報告書、ずさん調査浮き彫り 慰安所ない場所で「働いた」など証言曖昧 河野談話の根拠崩れる

 産経新聞は15日、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年8月の「河野洋平官房長官談話」の根拠となった、韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査報告書を入手した。証言の事実関係はあいまいで別の機会での発言との食い違いも目立つほか、氏名や生年すら不正確な例もあり、歴史資料としては通用しない内容だった。軍や官憲による強制連行を示す政府資料は一切見つかっておらず、決め手の元慰安婦への聞き取り調査もずさんだったと判明したことで、河野談話の正当性は根底から崩れたといえる。産経新聞は河野氏に取材を申し入れたが、応じなかった。

 5年7月26日から30日までの5日間、ソウルで実施した聞き取り調査に関しては9年、当時の東良信内閣外政審議室審議官が自民党の勉強会で「(強制性認定の)明確な根拠として使えるものではなかった」と証言している。ところが政府は、この調査内容を「個人情報保護」などを理由に開示してこなかった。

 産経新聞が今回入手した報告書はA4判13枚で、調査対象の16人が慰安婦となった理由や経緯、慰安所での体験などが記されている。だまされたり、無理やり連れて行かされたりして客を取らされるなどの悲惨な境遇が描写されている。

 しかし、資料としての信頼性は薄い。当時、朝鮮半島では戸籍制度が整備されていたにもかかわらず、報告書で元慰安婦の生年月日が記載されているのは半数の8人で空欄が6人いた。やはり朝鮮半島で重視される出身地についても、大半の13人が不明・不詳となっている。

 肝心の氏名に関しても、「呂」と名字だけのものや「白粉」と不完全なもの、「カン」などと漢字不明のものもある。また、同一人物が複数の名前を使い分けているか、調査官が名前を記載ミスしたとみられる箇所も存在する。

 大阪、熊本、台湾など戦地ではなく、一般の娼館はあっても慰安所はなかった地域で働いたとの証言もある。元慰安婦が台湾中西部の地名「彰化」と話した部分を日本側が「娼家」と勘違いして報告書に記述している部分もあった。

 また、聞き取り調査対象の元慰安婦の人選にも疑義が残る。調査には、日本での慰安婦賠償訴訟を起こした原告5人が含まれていたが、訴状と聞き取り調査での証言は必ずしも一致せず二転三転している。

 日本側の聞き取り調査に先立ち、韓国の安(アン)秉(ビョン)直(ジク)ソウル大教授(当時)が中心となって4年に行った元慰安婦への聞き取り調査では、連絡可能な40人余に5〜6回面会した結果、「証言者が意図的に事実を歪(わい)曲(きょく)していると思われるケース」(安氏)があったため、採用したのは19人だった。

 政府の聞き取り調査は、韓国側の調査で不採用となった元慰安婦も複数対象としている可能性が高いが、政府は裏付け調査や確認作業は一切行っていない。

 談話作成に関わった事務方トップの石原信雄元官房副長官は産経新聞の取材に対し「私は報告書は見ておらず、担当官の報告を聞いて判断したが、談話の大前提である証言内容がずさんで真実性、信(しん)憑(ぴょう)性(せい)を疑わせるとなると大変な問題だ。人選したのは韓国側であり、信頼関係が揺らいでくる」と語った。

■河野談話 平成5年8月、宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官が元慰安婦に心からのおわびと反省の気持ちを表明した談話。慰安婦の募集に関し、強制連行の存在を示す政府資料が国内外で一切見つかっていないにもかかわらず、「官憲等が直接これに加担したこともあった」「募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた」などと強制性を認定した。閣議決定はされていない。

産経新聞   2013年10月16日
------------------------------------------------------------------------------

事業の失敗、すなわち敗北は、
事業家としての
死にも値するものです。
だから、私はつねに命懸けです。

命懸けだからこそ、
つねに勝利しているのです。

逆にいえば、
夢を果たすための条件は
まず命懸けでやることだともいえます。
( 加藤友康  実業家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月16日(水) 歴史、社会、政治
時論公論 「"コントロールされている"のか 原発汚染水」nhk
2013年09月11日 (水)

水野 倫之 解説委員
「私ははっきり申し上げる。状況はコントロールされている。」
原発事故から2年半、現場では汚染水の流出が止まらない非常事態、国際的にも懸念。
これに対して安倍総理大臣はオリンピックの総会の場で「コントロールされている」と説明。しかし漏えいは続いている上に、対策に技術的な裏付けがあるわけではなく、違和感を持たざるを得ない。
政府が打ち出した汚染水対策に実効性あるのか、今夜は汚染水問題の課題について水野倫之解説委員。
先週公表された1号機のタービン建屋地下の様子。
地下水が音を立てて建屋内に流れ込んでいる。毎日400tが汚染水に。
汚染水のタンクもすでに1000基、設置場所も切迫。
 
これに対する東電の対策はことごとく問題発生。

建屋に入り込む前の地下水をくみ上げて海に放出することを計画、漁業者の理解が得られず、実現の時期は見通せず。
また汚染水からほとんどの放射性物質を取り除くことができる装置も開発、機器の腐食で運転は止まったまま。
そして7月に地下のトンネルの汚染水が地下水に混じって海に毎日300t流出していることが判明し、追い打ちをかけるように地上のタンクからも300tが漏れた。
 こうした状況に対して国際社会は強い懸念を示した。これに対して安倍総理大臣はIOCの総会の場で「状況はコントロールされている。汚染水の影響は原発の港湾内で完全にブロックされている」と説明して理解を求めた。
 
しかし本当にコントロールされていると言えるのでしょうか。福島県の人たちからは「汚染水の問題はまだコントロール下ではないと思います」という受け止めも聞かれる。
タンクからの漏えいについてはまだ原因が分からず、近くの井戸からは1Lあたり3200㏃のストロンチウムが検出され、汚染水が地下水に広がった恐れも。
 また地下からの汚染水漏れでは、東電は地下水をさえぎる土の壁を作ったが、港湾内の放射能濃度は低くならず、汚染水は漏れ続けていると見られる。
 ただ港の外では今のところ放射能は検出限界値以下、汚染拡大防止のため、港湾内にはカーテン状の特殊な布。しかし東電は「これで完全に遮だんできているわけではない」と説明。また水の流れを止めるための鋼鉄製の壁もまだ建設途中で、東電は港とその外側は水が行き来していると説明。
こうしたことから今後も漏れ続ければ港の外への影響も否定できないわけで、コントロールされているとは言い難いと思います。
 
















たしかに政府は汚染水対策に総額470億円の国費を投入、関係閣僚会議を設置、現地に政府の事務所を置くなど積極的に対応する姿勢。
東電任せから脱却し、ようやく政府が前面に出てきたことは評価。
 しかし国費投入の目玉となる、地下の土を凍らせて地下水を遮断する凍土壁の工事は、1年前倒しして来年度末までに完成させる方針、技術的なメドが立っているわけではなし。大がかりな凍土壁は世界でも例がなく、耐久性の検証が必要。
またもう一つの目玉の、汚染水から放射性物質を除去する装置もトリチウムだけは取り除くことができず、そのまま海に放出できない。しかもいずれも完成には1年以上。
 
一方で、今すぐやらなければならない緊急の対策への踏み込んだ対応は示されてない。政府はタンクの漏えい対策として、溶接型へ変更することを指示、特別な支援策はない。
東電への支援を、技術的に難しいものに絞っているため。
しかし溶接型の製造には時間がかかり、しばらくはボルト締め型も使わざるを得ず、東電は見回りの作業員を60人増やしたほか、漏れないようシーリングするなどの対策にもコストがかかる。政府が汚染水対策のすべてに責任を持って対応する形を取らなければ漏えいは止まらないと思う。国費の投入も含めタンクにもより踏み込んだ対応を検討してほしい。
 また政府の体制についても強化はされていますが、もっと東電と一体となった体制が求められる。
今回のタンクからの漏えいの規模について東電はベクレルではなく、シーベルトで発表。これについて、規制委員会の田中委員長は「国際社会に間違った発信をしており怒りを感じる」と述べ、東電を指導する考え。タンク内の放射性物質の多くが出す放射線は透過力が弱いベータ線で、少し離れれば影響はほとんどなくなることからシーベルトでは誤解を招く恐れがあり、放射能の量を表すベクレルで発表すべきというもの。
こうした問題は東電と政府が一体となっておらず、情報発信も一元化できていないことが背景。
世界で高まる不安に説明を尽くすためにも、
政府は汚染水問題を専門に担当する閣僚を置き、そのもとに東電と関係省庁に規制委、それに専門家も含めた合同の対策本部を設置して、政府が強い権限で東電を指導し、日本政府としての統一見解を発信する体制をとらなければならないと思う。
 このように体制を強化した上で、国費を投入していくことはやむを得ない。そうしなければ立ち行かないから。
しかし国費は税金、私企業に多額の税金を投入することに、国民の合意が得られているわけではない。
事故後、当時の民主党政権は東電をつぶさず、東電の責任で事故処理を行う仕組み。国が責任を負うことを避けたかったから。原子力損害賠償支援機構をつくって5兆円の資金を用意し、東電に貸し付けて事故処理をさせてきた。
しかしその後も赤字続きで、東電は10兆円を超える費用が必要として、さらなる支援を求めている。これは現在の支援の枠の2倍の額で、今後追加で国費の投入をせざるを得ない局面が出てくると思う。
政府は東電の支援のあり方についても改めて検討し、国費投入に国民の理解が得られるような仕組みを作っていく必要がある。
 



安倍総理大臣は汚染水問題に責任を持って対応すると国際社会に向けて約束。
日本の危機管理能力が問われている。
早急に汚染水の漏洩を食い止める対策にメドをつけて原発をコントロール下に置くことが求められる。
 
(水野倫之 解説委員)


からセシウム分離 県とIAEA 来年中にも実証実験、福島民報

 県と国際原子力機構(IAEA)は平成26年中にも、ごみ処理施設などで出る焼却灰から放射性セシウムを分離する実証実験に入る。県内では現在、約13万トンに上る焼却灰の受け入れ先が決まらず、今後も増える見通し。自治体などは保管場所確保に苦慮しており、昨年締結した両者の国際協力プロジェクトの一環として取り組む。セシウムを焼却ガスに取り込み、灰に残さない焼却法を確立する。実現すれば、埋め立てや工業用資材としての再利用が進むと期待される。
 県とIAEAが検討する処理工程は【図】の通り。可燃ごみなど廃棄物を焼却する際に温度調整し、セシウムが動きやすい状態とする。さらに、薬剤でセシウムを化学反応させ、焼却により発生するガスに濃縮して含ませる。ガスはフィルターで捕捉され、冷めて燃え残りとなる。炉内の焼却灰にセシウムはほとんど含まれない。
 IAEAは放射性物質の研究を積み重ねており、県内のごみ処理施設で実施することは十分、可能とみている。県は今月末、担当者をウィーンのIAEA本部に派遣し具体的な協議に入る予定だ。26年中にも県内のごみ処理施設で実証実験に入り、成果が出れば本格実施に移行する。
 この焼却法では、全体量の7割が焼却灰に、3割がセシウムを含む燃え残りとなる。
 放射性物質汚染対処特措法の規定で、セシウムが1キロ当たり8000ベクレル以下の焼却灰は、埋め立て処分やアスファルト材などへの再利用が可能だ。8000ベクレル超〜10万ベクレル以下は富岡町の管理型処分場に運び込む計画となっている。
 県は市町村と連携し、焼却灰の安全性を訴え、埋め立てや再利用を加速させる。燃え残りはセシウム濃度が8000ベクレルを超えるとみられ、中間貯蔵施設か富岡町の管理型処分場に搬入することを想定している。
 県によると、県内の自治体や衛生処理組合などの約20のごみ焼却施設では8月末現在、13万2000トンの焼却灰が処分できず、施設内などに保管されている。
 内訳は8000ベクレル以下が4万7000トン、8000ベクレル超〜10万ベクレル以下が8万5000トン。
 放射線の影響を懸念し、建設資材として引き取る業者は極めて少ない。一方、富岡町は搬入に同意しておらず、比較的放射線量が高い県北や県中地区のごみ処理施設を中心に焼却灰がたまり続けている。
 県とIAEAは、こうした現状を打開しようと、今後の焼却処分の過程で発生する焼却灰からセシウムを取り除く技術を開発する。
 廃棄物処理が専門の高岡昌輝京都大大学院地球環境学堂教授は「分離操作が実現できれば、灰の処理はしやすくなる」とした上で、「わずかにセシウムが含まれる灰の処分に向け、住民理解を進めることも重要」と指摘している。
  ◇    ◇
 これまでに、ごみ処理施設にたまった13万2000トンからセシウムを分離する方法は見いだされておらず、県生活環境部は「国も処分に協力してほしい」としている。

(2013/10/14 13:17カテゴリー:福島第一原発事故)



前の記事: 南相馬で初の総合訓練 原発事故の教訓今後に生かす
--------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月16日
22.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
32.会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか (ベスト新書)星 亮一
49.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
88.長岡藩軍事総督 河井継之助―武士道に生きた最後のサムライ (ベスト新書)星 亮一

アマゾンベストセラー、明治・大正、 2013年10月16日
88.明治を支えた「賊軍」の男たち (講談社プラスアルファ新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月16日
29.仙台戊辰戦史―北方政権を目指した勇者たち星 亮一
92.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
109位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
463位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
「偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 」読書感想
メッシ

ここ数年日本史が面白く感じる様になった。特に幕末には並々ならぬ凄まじいエネルギーを感じる。勝てば官軍,負けたら賊軍と言うが本当と正しいは別なんだろうなと思った。この本から幕末の政権抗争の凄まじさとその犠牲になった会津の悲惨さが伝わってきた。著者が会津を擁護する立場であるのは分かるが、薩長側の資料も研究し両方からの言い分を表現していたので、より現実味を帯びていたように感じた。戦争とか民族紛争とかテレビの中の事の様に思ってしまってましたが日本民族にもそんなに遠くない時代にこんな戦争があった事を初めて知った。

-------------------------------------------------------------------------------
タンクの傾斜を幹部ら把握せず 汚染水漏れで東電報告書

 東京電力福島第1原発で汚染水漏れが相次いでいる問題で、東電は15日、再発防止に向けた報告書を原子力規制委員会に提出した。傾斜地に設置されたタンクの天板部から汚染水があふれた事故については、第1原発幹部やタンクの運用部門がタンクの傾きを把握していなかったとした。

 東電によると、社内のタンク設置部門は、設置場所が傾斜地であることやタンク自体が傾いていることを把握していたが、社内で情報共有されていなかった。

 再発防止策として、柏崎刈羽原発所属の約20人を含む社員約40人に、他の電力会社などからの応援を加え、計約80人を増員して汚染水管理に充てる。

共同通信   2013年10月15日
-------------------------------------------------------------------------------
廃炉トラブル想定、震災教訓に総合防災訓練

県緊急被ばく医療チームによる住民を対象にしたスクリーニングの訓練=南相馬ジャスモール

 南相馬市は13日、大地震による廃炉作業中の東京電力福島第1原発でのトラブルや、津波被害を想定した大規模な総合防災訓練を住民が避難し居住していない小高区を除く市内一円で行い、震災の教訓を踏まえた各種訓練で万一に備えた。
 同市の総合防災訓練は震災後初めて。住民や関係機関の職員らが参加した。福島第1原発のトラブルを想定した避難訓練では市が住民に避難指示を発令し、防災無線の放送を合図に行政区ごとに避難した。災害現地対策本部が置かれたメーン会場の南相馬ジャスモール(原町区)には仮設住宅の入居者を含め住民ら約100人が集合し、県緊急被ばく医療チームとスクリーニング訓練を行った。
 沿岸部では、大地震で大津波警報が出されたと想定して津波避難訓練を行った。消防や警察が避難を呼び掛ける中、15行政区の住民らが高台にある避難場所へと車や徒歩で向かった。市や県、消防などの関係機関も、並行してライフラインの復旧や放射線モニタリング、通信連絡、消防・救急などの訓練を展開した。

福島民友   2013年10月14日
------------------------------------------------------------------------------
■ 明治の青森、遊郭やねぶた古写真

 約100年前、明治期の青森市内の風景や祭りの様子などを伝える貴重な写真が17〜20日、弘前市立観光館多目的ホールで開かれる催しの中で披露される。中には、のちに焼失した遊郭とみられる建物やねぶた祭とそこに集う人の様子まで鮮明にとらえた資料もある。いずれも、放送大学(本部・千葉市)の付属図書館が所蔵するコレクションの一部で、県内では初めて公開される。

 「日本残像─ちりめん本と古写真が語る幕末明治」と題した展覧会は、放送大学創立30周年と青森学習センター(弘前市)開設20周年を記念し、同センターなどが主催。「ちりめん本」と呼ばれる木版多色刷りの欧文絵本や、幕末から明治期の日本各地の風景などを撮影した古写真約150点が展示される。

 同センターなどによると、古写真は、日本に本格的な写真技術をもたらしたイギリス人写真家フェリーチェ・ベアトや、ベアトらに写真技術を学んだ当時の邦人写真家らが撮影。海外向けの土産用として大量に製作され、モノクロ写真に着色を施したものもある。

 このうち青森関係は18点。「青森の茶店」と題した一枚は、現在の青森市の堤川東岸の河口近くにあった「柳原遊郭」の一部を撮影したものとみられ、4層にもなる豪華な建物の様子が鮮明に写し出されている。最上階はちょうちんで飾られ、着物姿の男性や女性が見えるほか、入り口付近には人力車が並んでいる。

 撮影者や撮影日時などの詳細は不明だが、写真に電柱が見えることや、遊郭は1910(明治43)年の大火で焼失したことから、1897(同30)〜1910(同43)年の明治後期に撮影されたものと推察されるという。

 遊郭やねぶたの写真について県県史編さんグループ主幹の中園裕さんは「県内の資料の中にも類似の写真はある」とした上で「当時の写真には所有者があいまいなものが多い中、出どころがはっきりしている点が貴重。また、最先端の技術を持った人が撮影したためか非常に鮮明。明治期の青森の写真はそもそも多くはないので希少価値がある」と話している。

奥羽日報   2013年10月14日
------------------------------------------------------------------------------

いろんな経験を積んでいけば、
そのうち、自分に何が向いているか、
本当は何がしたいか
っていうことも見えてくる。

経験ってすごく重要なんですよね。
無駄なことなんか何もない。
やっぱり、そう思うんですよ。
( ISSA  歌手)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***


県内ニュースフクシマ民報
主要

理想の中高一貫校議論 双葉郡の子供未来会議 若松で県内2回目
 双葉郡内への中高一貫校設置について保護者や子供たちの意見を聞く第2回双葉郡子供未来会議は13日、会津若松市の会津大短期大学部で開かれた。
 中高一貫校設置を盛り込んだ双葉郡教育復興ビジョンをまとめた双葉地区教育長会の主催。9月のいわき市に続き2回目の開催で、会津地方に避難している大熊町の小中高校生、保護者ら約50人が参加した。
 「最高の学校」をテーマに数人のグループに分かれて議論した。参加者は「古里の歴史や文化をしっかりと継承した学校」「なりたい職業に就ける勉強ができる学校」「体験や実験を数多く取り入れた授業をする学校」など、それぞれの理想を発表した。
 同教育長会はこれらの意見を、教育復興ビジョンの実施計画や中高一貫校の運営に生かす考え。26日には郡山市で第3回会議を開く。

( 2013/10/14 10:46 カテゴリー:主要 )
△top
2013年10月15日(火) 歴史、社会、政治
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月15日
25.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
44.会津藩はなぜ「朝敵」か (ワニ文庫)星 亮一
80.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
82.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
84.小栗上野介―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一
86.会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか (ベスト新書)星 亮一
91.会津と長州、幕末維新の光と闇 星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月15日
45.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一
93.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
108位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
427位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
アマゾン カスタマーレビュー
「会津と長州、幕末維新の光と闇 」
故郷を守るために、女も子供も戦う会津の魂, 2013/7/14
By カルロス (四国) - (VINEメンバー)

 今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」は現在、会津戦争のまっ只中である。
 会津は徳川幕府の御三家に次ぐ親藩である。会津藩は江戸の警備を担い、さらに京都、皇室を守ることになった。

 幕末の戦争は、天皇をどう担ぎ上げるかという戦略で薩長側が優れていた。明治以降でも天皇の利用法が重要であった。天皇は現人神とされ、統帥権があり、天皇の命令さえあれば、総理大臣や、両議院にも拘束されない政治手法を編み出す。その原点は幕末の王政復古にあった。

 討幕密勅の現物は、書式も公式のものと違うし天皇の印も入っていない。偽勅である。公家の岩倉具視、薩摩の大久保利通、長州の品川弥二郎などが作った。王政復古の大号令とは、大政奉還した後に行われたクーデターであった。

 幕府軍は薩長軍より軍勢で勝っていたが、錦の御旗の前に戦意喪失する。御三家の尾張藩、紀州藩は戊辰戦争のときには新政府軍側につく。幕府を天皇を守っていた会津藩は味方に見捨てられ、朝敵とされてしまう。

 会津の戦いは幕府のための戦いではなく、故郷を守る、自分たちを守る戦いであった。会津の戦闘では五千人が篭城した。婦女子だけで千人おり、炊事・看護だけでなく薙刀で戦う者もいた。

 一カ月の会津戦争で三、四千人の死者が出たが、官軍は埋葬を禁止した。遺体は鳥獣に食い散らかされる悲惨な状況だった。生き残った者も罪人とされ、下北半島に流された。過酷な扱いで老人、子供は栄養失調で死に、凍死した。この戦後処理は長州藩主導で行われたので、今も福島の人は山口県出身者に対して恨みが残っているという。

 薩長史観というものが百年にわたって、自分たちを正当化するために、江戸時代が封建的で野蛮な時代だったかを主張した。日本の近代化を果たしたのは薩長の明治政府だと。しかし、幕府はフランスとの提携によって日本の近代化策をしようとした。幕府中心の近代国家という可能性も十分にあり得た。

-------------------------------------------------------------------------------
災害時、福祉チームを派遣へ 県と関係団体

 大規模災害の発生時に高齢者や障害者ら援護が必要な人を支援するため、県と県社会福祉士会、県介護福祉士会などの福祉関係団体が広域的なネットワークづくりに乗り出すことが13日、関係者への取材で分かった。東日本大震災では福祉や介護分野の専門家チームを被災地に派遣する組織的な仕組みがなく、災害弱者の支援が出遅れた厳しい反省から、民間と行政が連携して災害時に専門職員の受け入れや派遣ができる体制を本年度中につくる方針だ。
 新設する福祉支援ネットワークは、民間と行政の福祉関係者が平常時から情報を共有し、災害時に福祉避難所などに集まる高齢者や障害者の数、必要な支援内容などを把握する。
 災害時の人材派遣については、「災害派遣福祉チーム」の編成を担い、介護福祉士や社会福祉士らを登録、災害対応力を身に付けた人材を育成する。実際の派遣時には市町村間の連絡調整に当たり、県境を越える派遣では、都道府県ごとに設ける福祉支援ネットワークと広域的に調整する司令塔の役割を果たす。

福島民友   2013年10月14日
-------------------------------------------------------------------------------
福島第一廃炉作業、東電以外で…監視委副委員長

 東京電力による原子力発電事業の改革を監視する第三者委員会「原子力改革監視委員会」のバーバラ・ジャッジ副委員長(英原子力公社名誉会長)は12日、都内で読売新聞のインタビューに応じ、福島第一原子力発電所の廃炉作業を東電から切り離して進めるべきだと述べた。

 ジャッジ氏は「発電と廃炉では、全く違う技能が必要になる。それぞれが専門分野に注力することで、最も高い安全基準を満たせる」と語った。

 英国では2005年に政府が資金を投入し、廃炉作業を専門に行う独立行政法人・原子力廃止措置機関が設立された。海外の技術などを活用しながら廃炉作業を進めており、日本でも英国方式が「参考になる」と指摘した。

 また、ジャッジ氏は世界の原発や電力業界の現状について、「長い年月を経た発電所もあり、電力会社は廃炉の専門家を求めている。廃炉は長い時間がかかる作業で、経験の蓄積が欠かせない」と専門家の育成が重要になるとの見方を示した。

読売新聞   2013年10月13日
------------------------------------------------------------------------------
「原発いらぬ」 4万人デモ

 九月に国内の原発が全て停止状態となった中、原発再稼働を進める政府への大規模な抗議活動が十三日、東京・永田町の国会議事堂周辺で展開された。真夏を思わせる暑さの中、市民が「再稼働反対」を強く訴えた。 

 毎週金曜日に首相官邸前で抗議活動をしている「首都圏反原発連合」など三団体が共催し、約四万人(主催者発表)が参加した。

 開会集会の後、参加者は日比谷公園を出発。霞が関の官庁街や東京電力本店前を通る約二・五キロをデモ行進し、プラカードやのぼり旗を手に「原発いらない」「大地を汚すな」と声を張り上げた。

 デモ後の国会前の集会では、各地の原発の地元住民も発言し、再稼働に前のめりな政府や電力会社を強く批判した。

東京新聞   2013年10月114日
------------------------------------------------------------------------------
九州初展示の史料など65点 都城島津伝承館で「幕末維新」特別展

九州初展示となる西郷隆盛の「東征戦亡碑下書」=都城市の都城島津伝承館
 都城市早鈴町の都城島津伝承館で12日、特別展「『幕末維新』近代国家への飛躍−島津久光と島津久静(ひさなが)」(市など主催)が始まった。九州で初展示となる西郷隆盛の「東征戦亡碑下書」など史料65点が展示される。11月24日まで。
 嘉永6(1853)年のペリーの黒船来航から160年の節目に、日本近代化の扉を開いた幕末維新期に活躍した薩摩藩と都城島津家の動きを紹介しようと企画した。
 大人300円、大学・高校生250円、中学生200円、小学生150円。月曜休館(祝日の場合は翌日)。都城島津邸=0986(23)2116。

南日本新聞   2013年10月14日
-------------------------------------------------------------------------------
柏崎刈羽、再稼働へ正念場 福島の汚染水深刻化 管理能力に厳しい目

東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に向けた流れ(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 東京電力が、経営再建の大前提となる柏崎刈羽原子力発電所6、7号機(新潟県)の再稼働に向けた安全審査の申請にこぎ着けた。東電は来春以降の再稼働を目指し安全対策を急ぐが、福島第1原発の放射能汚染水漏れ問題が深刻化。原発の管理能力に対し、厳しい目が向けられている。汚染水問題、原子力規制委員会による審査、新潟県の同意という3つの壁が立ちはだかる中、正念場を迎えている。

 「昔は日本海のきれいな眺めが見渡せたんですが…」。柏崎刈羽原発所員は感慨深げにこう漏らした。2007年の新潟県中越沖地震後、東電は約2000億円を投じて耐震強化工事を進めてきたが、11年の東日本大震災と福島第1原発事故を契機にさらなる安全対策が求められ、発電所を変貌させた。

 その象徴ともいえる存在が、今年6月に完成した海抜15メートル、全長2.5キロの防潮堤だ。東電は想定する津波の高さを3.3メートルから8.5メートルに変更。要塞を思わせる防潮堤は海の眺めをさえぎる代わりに巨大津波を防ぐ“守護神”となる。

 原子炉建屋の側では、過酷事故時に格納容器の圧力を下げるため、放射性物質の流出を最小限に抑えながら気体を逃すフィルター付きベント(排気)設備の基礎工事が進む。原発の新規制基準で、設置が義務づけられた新設備だ。

 格納容器が大きく、圧力が高まるまで時間的に余裕のある加圧水型軽水炉(PWR)では、5年間の猶予期間が認められているのに対し、柏崎刈羽など格納容器が小さめの沸騰水型軽水炉(BWR)では再稼働の必須条件となる。6、7号機では来春までの完成を目指す。さらに、原子炉建屋の浸水を防ぎ、緊急時には原子炉を冷やすための淡水の貯水池(2万トン)の設置といった対策も行われている。

 原発1基の再稼働は、東電に年間1200億円の収支改善をもたらす。今月末、三井住友銀行や地銀など28金融機関からの約770億円の融資の借り換え期限を迎えるが、28金融機関は借り換えに応じると東電側に伝えた。11〜12月には、昨年5月に政府認定された総合特別事業計画を見直した新たな収支計画を策定し、年末にも3000億円の新規融資を受けたい考えだ。

 こうした再建シナリオを描く東電にとって、頭痛の種は福島第1の汚染水問題だ。8月に汚染水を貯蔵している地上タンクから300トンとみられる高濃度汚染水漏れが発覚。今月2日には雨水を移していたタンクから汚染水が漏れ、その一部が港湾外の海に流出する事態が生じた。新たな汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」の停止といったトラブルも続いている。

 規制委の田中俊一委員長は今月7日、汚染水問題をめぐる参院経済産業委員会の閉会中審査で、柏崎刈羽の審査について、「福島の状況は、国民の納得できる程度の落ち着きのない状態だ。どういうふうに進めるかは慎重に検討させていただく」と発言。柏崎刈羽の安全審査より福島第1の汚染水問題を優先すべきだとの立場を示した。

 審査では、敷地内の活断層の有無も焦点になる。かつて、旧原子力安全・保安院は「活断層の判断にはデータ不足」と指摘。東電は「断層は20万年前以降動いておらず、活断層ではない」と主張するが、規制委が根拠不十分と判断すれば再調査を求められ、審査が長引く可能性もある。

 仮に審査に「合格」しても、問題が解決するわけではない。工事中のベントについて、新潟県の泉田裕彦知事は耐震性を問題視し、設置に難色を示していた。東電は地震時の揺れを抑えられる地下式の「第2ベント」も備える対案を出したものの、泉田知事はベントの運用開始には県の了解を得るよう東電に強く求めている。

 柏崎刈羽の横村忠幸所長は「自治体が策定する計画に積極的に協力したい」とし、知事との溝を埋めたい考えだ。再稼働が遅れても、送電設備の修繕工事を14年度に繰り延べるなどして、東電は13年度に黒字化を達成する構えを見せる。ただ、年明け以降も再稼働の見通しが立たなければ、電気料金の再値上げという事態が現実味を帯びる。来春、消費税率が8%に引き上げられる中、柏崎刈羽の再稼働の遅れは国民生活を直撃する死活問題になりかねない。(宇野貴文)

-------------------------------------------------------------------------------

もっとも偉大な能力とは、
自分自身に打ち克つ能力なのです。
( 稲盛和夫  実業家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月14日(月) 歴史、社会、政治
東北新規就農最多1314人 12年度給付金が効果、3割増
河北新報 10月14日(月)9時49分配信
 2012年度の東北の新規就農者は1314人で、統計を取り始めた1992年度以降最多となったことが、東北農政局の調べで分かった。6県全てで前年度より増加した。同農政局は、12年度に始まった若手の新規就農者を金銭支援する「青年就農給付金」の効果が表れたとみている。
 6県で前年度比304人(30.1%)増加した。県別の新規就農者数は、多い順に青森267人(前年度比77人増)、山形251人(32人増)、福島224人(82人増)、岩手201人(1人増)、秋田199人(53人増)、宮城172人(59人増)。
 年齢別に見ると、20代が35.8%(471人)、30代が34.8%(457人)で合わせて7割に達した。次いで19歳以下が9.7%(127人)、40〜44歳が9.6%(126人)、50歳以上が6.0%(79人)、45〜49歳が4.1%(54人)の順だった。
 就農形態別で見ると、農業法人などに雇われる「雇用就農」が40.0%(526人)、農家出身で他産業に従事した後に農家を継ぐ「Uターン」が37.9%(498人)に上った。自ら農地を取得して就農した「新規参入」は11.2%(147人)、農家出身で高校、大学を卒業後に就農した「新規学卒」は10.9%(143人)だった。
 国は12年度、将来担い手となる45歳未満の新規就農者に5年間で最大750万円を給付する制度をスタートさせた。東北農政局の担当者は「事業開始によって、20〜40代の若者の就農が促された」と話している。

最終更新:10月14日(月)9時49分
 作業員被曝 士気低下、単純ミス誘発 恐怖抱え長期間…手当不払いも
産経新聞 10月10日(木)7時55分配信



福島第1原発の人為的ミスによる主なトラブルの経緯(写真:産経新聞)
 相次ぐ単純なミスが、ついに作業員の被曝(ひばく)という事態を招いた。9日、東京電力福島第1原発の淡水化装置で起きた汚染水漏れ。原子力規制委員会の田中俊一委員長は「ばかげたようなミス」と表現した上で、原因に現場の士気の低下があることを指摘。規制委は東電に対応強化を求めた報告書の提出を義務付けており、内容次第では柏崎刈羽原発(新潟県)の安全審査にも影響することを示唆している。(原子力取材班)

                   ◇
 田中委員長は9日午後の定例会見で、「士気の低下は、ケアレス(注意不足)ミスにつながる。作業環境がいい場合は、ばかげたようなミスが少なくなる。東電は下請けに任せっぱなしになっているのではないか。積極的に関わらなくてはいけない」と強調した。

 福島第1原発では約千人の東電の社員のほか、「協力企業」といわれる下請けの作業員が毎日約2千人働く。その大半が全国からの出稼ぎで、原発作業の初心者。日給は平均1万5千円ほどといわれ、バスで約40分間かかる対応拠点「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)のプレハブ施設などで寝泊まりする。

 原発作業員から相談を受け付けている全国労働安全衛生センター連絡会議(東京)の担当者は「被曝するかもという恐怖を抱えながら、危険で過酷な環境に長い間さらされている。賃金も年々ダウンしているだけでなく危険手当の不払いも起きており、現場で士気が低下するのもやむを得ない」と理解を示す。

 現場の士気低下は、東電の社員にも及んでいる。結果、単純ミスは日々拡散しているようにみえる。

 9月27日には、汚染水処理の“切り札”とされる多核種除去装置(ALPS)にゴム製のシートを置き忘れて運転が停止。今月1日には地上タンク周辺の堰(せき)にたまった雨水をポンプで移送中、間違ったタンクにつなげて約5トンがあふれるミスがあった。

 翌2日にも、傾斜地に設置された地上タンクに容量を超えて雨水を移送し、約430リットルの汚染水が漏れ、一部が外海に流れ出た。

 こうした事態を受け、田中委員長は7日の参院経済産業委員会の閉会中審査で「福島の状況は国民が納得できる程度の落ち着きがない。柏崎刈羽原発をどうするかは慎重に検討する」と発言。11日までに提出される東電のミス撲滅の報告書が判断材料になるとみられる。

【関連記事】
金融庁、みずほへ追加の報告命令 追加行政処分の公算大
三鷹女子高生殺害 署の連携不足、足りぬ警告…防げなかった「ストーカー殺人」
原発汚染水 配管誤って外し体に浴びる 作業員6人被曝
ノーベル化学賞は米の3氏 化学反応の計算法開発
KAT−TUNの田中聖さん「ルール違反」で契約解除 ジャニーズ事務所
消費税8% 成長と再建「ほかに道はない



アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月14日
19.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
90.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月14日
35.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一
93.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一


「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
102位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
398位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
「松平容保 」(成美文庫)星 亮一 / 読書感想

この本は、元々は『至誠の人 松平容保』として新人物往来社から出ていた本に、星氏が加筆修正して出したものだそうだ。松平容保氏の代名詞としては、確かに「至誠の人」という言葉がピッタリである。容保は最後まで朝敵にあらずという固い信念のもとに生き抜いた人である。

 あとがきで著者は次のように書いている。
 「十五代将軍慶喜に仕え、その身代わりとなって完膚なきまでに叩かれた松平容保は悲運の君主である。人間の社会は非条理に満ちていて、正義と不正義が紙一重の差で歴然と分かれる。
 幕末、維新の政治抗争は、まさにそれである。朝敵の長州が一瞬にして帝の軍隊となり、慶喜がさっと身をかわすと守護職の会津が逆賊となるのである。
 後年、南部藩が生んだ平民宰相原敬は「戊辰戦争は政見の異同のみ」といい、両者にあったのは、政権抗争の違いである。朝敵、逆賊は存在しないといったのである。」
 まさにその通りだと思う。

 会津は、幕末を通して始終一貫した藩是で最も誠実な藩であったと思う。長州なども薩摩と比べれば結構誠実であったが、それでもその藩是は何度か方針転換している。薩摩などは、大久保利通を筆頭に謀略をめぐらし、勢力の変動で幾らでも仲間を裏切るような藩である。あの西郷隆盛といえども、謀略を何度も用い、とても至誠の人は呼べる人物ではない(とは言え、この2人とも嫌いではなく結構魅力ある人物だとも思っている私です)。

 会津藩は、藩祖保科正之が十五か条の家訓を遺していた。その第一条は「大君にたいし、一心大切、忠勤に励むこと。もし二心を抱くようなことがあれば、我が子孫ではない。面々決して従ってはならない。」つまり徳川宗家への奉仕が第一なのである。それだけにあのような運命も、ある程度の必然性があったともいえるかもしれない。

 容保自身は、もともと和平論者であり「公武一和」を目指していた。幕末に新たに出来た京都守護職などに就く気などなかった。その要請があった際、藩内でも反対意見が多く出て断るよう主張する重臣もいたが、藩祖の家訓や若手の意見などもあり、国政に乗り出すことになる。

 容保は病弱であったので、京都に出向いても、病に臥すことが多かった。まともに政務も取れず、その上政局の混迷もあり、大役を果たせないと職を解いて帰国させてくれるよう頼むが、慶喜など幕府首脳は、会津藩のその武力を利用したいので頑として受け入れず帰さない。慶喜には容保などどうでもよくその武力さえ確保できればそれでいいと思っていた節がある。

 大政奉還もうまく運ばず、ついには戊辰戦争へと突き進む。鳥羽伏見の戦いで、容保自身は、戦場に残りたく思っても、慶喜に引き摺られるように随行させられる。彼は不本意ながらも戦っている藩士を見捨て、幕府軍艦・開陽丸で江戸に帰る。

 その後は、まるで幕府の身代わりのようになって、幕府軍を引き受け、会津においてだけでも一月以上も戦い続ける。隔絶した兵力の差から、まさに地獄絵図のような戦いが繰り広げられ、ついに力尽き降伏する。
 この本では、降伏後の処置によって藩士がどのような悲惨な状況にまで堕ちたかもかなり詳しく書かれている。読んでみると想像以上に酷い扱いだったことがわかる。

 余談だが昔私が大学卒業し、某メーカーに入社した時、最初に配属されたのは工場の生産管理という職場だった。私が居た会社の寮に、同じ年に会津工業高校を卒業し入社した(この著者と同じ姓の)星君という旋盤工の若者がいて、何度か寮内で一緒に酒を酌み交わしたことがある。
 ある日、私が薩摩白波を取り出して、チュウハイを作ろうとしたら、いきなり彼が怒り出すのであった。薩摩の酒など飲ますとは何か悪意でもあるのか、というのだ。彼によると会津の人間はいまだに薩摩を許せないというのだ。百数十年以上も前の事を、一青年が拘っているのにその時はびっくりした。
 でもこの本をはじめ色々読んでみると、今ではわかるような気がする。

 幕末維新は、できるだけ多角的に見つめる必要があろう。このような敗者の側からの眼も絶対に必要だ。
 原敬が言ったように戊辰戦争は戦った双方で政見の異同のみがあったのであり、本当の意味での朝敵、逆賊は存在しなかったのである。歴史から「勝てば官軍」のような処世訓を身に着けるようでは、歴史を学ぶ意味は何にもない。

 容保にも反省すべき点は勿論色々あるが、「至誠」という語が死語のようになった現代こそ、容保の生き方にあらためて高く評価し見直す必要があるのと思う。
 人によっては松平容保というと、新撰組との関係くらい(新撰組は会津藩お抱え)しか思い浮かばない人もいるかもしれない。この本には実のところ、あまり新撰組の話は出てこない。また白虎隊の悲劇の話もほとんど出てこない。
 それらを期待して読む人には、期待はずれになるかもしれないが、それでも十分に読みこたえのある本です。
 皆さんに是非ともお薦めしたい一冊です。

-------------------------------------------------------------------------------

汚染水タンク近くの井戸 トリチウム濃度の上昇止まらず

 東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は12日、汚染水約300トンが漏れたタンクの近くに掘った観測用井戸の地下水から、放射性トリチウム(三重水素)が1リットル当たり32万ベクレル検出されたと発表した。漏えいタンク周辺の地下水では過去最高値で、この井戸のトリチウム濃度の上昇傾向に歯止めがかからない状況だ。
 水は10日に採取した。6日採取分で1リットル当たり23万ベクレルを検出して以降、8日採取分は同26万ベクレル、9日採取分は同28万ベクレルと上昇し続けている。原因について、東電は依然として「不明」とし、周辺の井戸を含め監視を続け原因を特定したい意向。井戸は漏えいタンクから北に約20メートルの場所にある。
 また、同原発港湾口で11日に採取した海水から1リットル当たりセシウム134が2.7ベクレル、セシウム137が7.3ベクレルそれぞれ検出された。いずれも6月以降で最も高い値。

福島民友   2013年10月13日
-------------------------------------------------------------------------------
「慰安婦像設置は間違っていた」米市長発言 韓国紙は「波紋広がる」と報道

 【ソウル=名村隆寛】韓国紙、朝鮮日報は12日付で、今年7月に韓国以外で初めて「慰安婦」の像を設置した米カリフォルニア州グレンデール市のウィーバー市長が、「像の設置は間違っていた」と発言して波紋が広がっていると報じた。

 同紙によると、ウィーバー市長は先月、日本のインターネットテレビ「チャンネル桜」のインタビューで、「われわれは蜂の巣を突(つつ)いてしまった。少女(慰安婦)像を建てるべきではなかった」と語った。市長は「像の設置後、1千通を超す(抗議)メールを受けた」とし、「グレンデールが日本人の最も憎む都市になったことは残念だ」とも述べたという。
 ウィーバー市長は慰安婦像の設置後、市議会議員5人が交代で務める市長に就任。像の設置が決まった議会の投票のさい、5議員のなかで唯一、反対票を投じていた。

 朝鮮日報は市長の発言について、「市議会では議決権を正面から否定したものとみなし、弾劾事由に該当すると考えている」とし、「次週の議会会議でこの問題を正式に取り上げるだろう」との市関係者のコメントを紹介している。

産経ニュース   2013年10月13日
-------------------------------------------------------------------------------
避難長期化で自殺増 県内、被災3県で最多

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に関連する県内の自殺者が増加傾向にあることが内閣府のまとめで分かった。今年は8月末現在で15人に上り、昨年1年間の13人、1昨年の10人を既に上回っている。岩手県の5倍で被災3県で最も多い。専門家は古里を離れての避難の長期化が精神的な負担を増大させていると指摘。増加傾向に拍車が掛かる懸念があり、対策が急務となっている。
 内閣府がまとめた被災3県の震災・原発事故に関連する自殺者数と本県の市町村別の内訳は【表】の通り。震災が発生した23年は本県が10人で被災3県の中で最も少なかった。24年は岩手、宮城両県が大幅に減少した一方、本県だけが増加し最多となった。各県の人口が違うため単純に比較できないが、今年は岩手県の5倍、宮城県の約1.7倍となっている。
 23年からの累計の市町村別では、いわき市が8人で最も多い。南相馬市が7人、福島市が5人、相馬市が4人と続いている。津波被害を受けた沿岸部や仮設住宅を数多く抱える中通りに集中している。死亡時の居住地を基に積算しており、双葉郡から避難し、いわき市の仮設住宅で自殺した場合はいわき市に計上される。
 男女別は男性24人、女性14人。年代別は50代が最も多く12人。80歳以上の8人、60代の7人、20代の5人、70代の3人、30代の2人、40代の1人と続く。本県の自殺者が増加傾向にある状況について内閣府は「原発事故が影響している」としている。
 被災者の自殺防止に向け、県は心身の健康を支援するため、「ふくしま心のケアセンター」を24年に県内6カ所に開設。看護師や作業療法士、社会福祉士ら専門の職員が仮設住宅などを巡回訪問し、被災者の相談に応じている。しかし、抜本的な解決策にはなっていないのが現状だ。
福島民報   2013年10月13日
-------------------------------------------------------------------------------

人がイキイキと仕事をするには、
「楽しい」と感じること、
それがすごく重要なんです。
( 星野佳路  実業家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/






***************** **

県外学生が石川町の将来像提案  東京で調査発表
福島民友新聞 10月14日(月)12時6分配信

「福島の人を守りたい」との思いを胸に奈良女子大の研究室で発表の準備を進める大石さん

 「福島の復興に貢献したい」。石川町で昨夏から、現地視察、調査に取り組み、同町と周辺地域の将来像を提案している県外の大学生が27日、東京で開かれる日本造園学会関東支部設立30周年記念大会で成果発表会に臨む。「町外の若い人の提案は町の将来の光だ」「自分たちの知らない魅力を見つけてくれた」。同支部と町共催のワークショップを通して、町民に希望を与えている学生たちの発表に東京電力福島第1原発事故の風評被害に苦しむ関係者は期待している。
 「原発事故は人ごとではない」との思いから、2年連続でワークショップに参加している奈良女子大大学院1年の大石茉由佳(まゆか)さん(23)。静岡県出身で、実家は浜岡原発から直線距離で約20キロだ。
 石川町の豊かな自然を目の前にして、風評被害への問題意識は薄れたという。しかし、地元の畜産業者と話し、「目に見えないのが風評被害なんだ」との言葉に深刻な現実を感じた。
 6次化農業をテーマに成果発表の準備に大忙しだが、「福島を良くしたい、福島の人を守りたい気持ちが強くなった。福島のことを思い、提案する」と力を込める。
 ワークショップは、同学会東北支部会員で、石川町のNPO法人「ふくしま風景塾」代表を務める仲田茂司さん(56)に関東支部幹事が働き掛けたことから始まった。原発事故の被害を受けた本県の復興に向けて企画。これまで東北から関西まで約20大学の延べ約80人が自主参加している。3年計画の事業で、最終的には30、40年後の県内復興を具体化できるよう提案するのが目標だ。
 同町には四つの温泉があるが、県外客は風評被害の影響で震災前の65%程度だ。同町の瀬谷寿一産業振興課長は「学生の提案は具体化されつつあり、風評被害払拭(ふっしょく)へ今後の参考にしていきたい」と期待を寄せる。県の長谷川潔土木部参事(復興・まちづくり担当)も「外からの目は、地域を励ますことになる」と話す。
 成果発表会の場となる大会には、全国から1000人が参加予定だ。「これだけ多くの人に福島の現状を一度に知ってもらうことは大きな意味を持つ」。仲田さんら町内関係者は発表する大学生たちに熱い視線を送っている。

福島民友新聞
最終更新:10月14日(月)12時6分
△top
2013年10月13日(日) 歴史、社会、政治
県内ニュース,hukusima minnpou
主要

桜田副大臣が発言撤回 自民県連幹事長ら抗議 指定廃棄物「福島に置けばいい」
 桜田義孝文部科学副大臣は11日、東京電力福島第一原発事故で発生した指定廃棄物を「福島に置けばいい」と述べたことについて謝罪し、発言を撤回した。
 自民党県連の平出孝朗幹事長は同日、文科省で下村博文文科相らに抗議文を提出した。桜田副大臣が同席した。この後、取材は非公開となったが、平出幹事長によると、桜田副大臣は県民に謝罪した上で、「誤解を与えた発言について撤回する」と述べたという。平出幹事長は「報道された発言は本意ではないと思っているが、県民の感情として許せない。県民に対して、より一層寄り添った政策を進めるよう求めた」と語った。
 同党の吉野正芳衆院議員(比例中国、いわき市在住)、菅野佐智子衆院議員(比例東北)、県連の吉田栄光筆頭副幹事長が一緒に訪れた。


( 2013/10/12 09:38 カテゴリー:主要 )

アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月13日
21.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
51.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
89.会津戦争全史 (講談社選書メチエ)星 亮一
92.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一
97.会津藩VS長州藩 (ワニ文庫)星 亮一

東北地方のアマゾンベストセラー、 2013年10月13日
94.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
100.白虎隊と会津武士道 (平凡社新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
108位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
376位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
「奥羽越列藩同盟 」 星 亮一 (中公新書) Amazonおすすめ度:5
読書感想文

何か“マイブーム”(旧い表現だが…)な奥州に関するものということで、年末年始の徒然に、意外に力が入って読んだ一冊だった…

歴史には「よく知られていること」、「それほど知られていないこと」が重層的に在るもののように思うのだが、本書は後者を我々に詳しく示してくれる好著であると思う。

“奥羽越列藩同盟”と聞くと、「戊辰戦争で“会津を討て”という話しになった際、“会津を支援しよう”と立ち上がった幕府擁護の諸藩のことで、まとまって巧く戦えた訳でもなく、“時代が違う軍隊同士の戦い”という様相で明治政府側にアッサリと倒されてしまった」という程度のことを思い浮かべたのだが、本書を読むと「そうでもない!!」ということがよく判る…そして、この同盟に“夢”を賭けて奮戦した多彩な人達の姿が見えるようになる…本書は「発見に満ちた読書」という時間を与えてくれる筈だ!!

“奥羽越列藩同盟”を支えた奥羽や越後の各家中には、知られていたり、知られていなかったりの落差が大きいものの、当時の基準で“一級”、“一流”と言って間違いない、教養も経験も豊富であるなかなかの人物達が居た…本書ではそういう人達にライトを当て、色々と紹介しているのだが、本書の最初の方と最後の方で印象的な型で登場する“玉虫左太夫”は記憶しておきたい…

玉虫左太夫は仙台の人で、訪ねた先での見聞を綴る文章が素晴らしいなど、その能力が知られた人物であった。外国奉行の随員として渡米をも経験し、帰国後は藩校(大名の家中が抱えていた、若者や子弟を教育する機関)の教授を務めていた。彼は米国流の“共和政事”を理想とし、“奥羽越列藩同盟”について、会津を支援する軍事同盟に止まらず、「東北日本の独自政権」までも視野に入れていたらしいのだ…実際、崩御した前帝の弟である法親王(僧籍に入っている皇子)を擁立する動きもあったようだ…

一寸紹介した玉虫を含め、各地の俊英達が「薩長は私怨で戦争をやっている!何とか止めて貰いたい。将軍が帝に政権を返上した以上、新たな理想の下で良い国を…」と奮戦したが、一枚岩ではなかったがために、打つべき手が打たれなかったり、余計な行動があったりで、苦戦に次ぐ苦戦で敗れてしまい、彼らはそれぞれの運命を辿る…

敗れてしまった俊英達の中には、気の毒な程に過酷な運命が待っている人達も在り、それにも言及されている。しかしそれでもなお、「非常に力が沸く」ような読後感を残してくれた一冊である。

----------------------------------------------------------------



「日中が開戦した場合、解放軍が圧倒的に有利」=米軍関係者が語る―中国メディア
Record China 10月11日(金)21時10分配信



11日、環球網によると、米軍関係者の間では最近、「米軍が介入しない状況で、日本の自衛隊と中国の解放軍が衝突した場合、どちらが有利か」という話題が持ちあがっているという。資料写真。
2013年10月11日、環球網によると、経済状態の悪化により米国が日中の衝突に介入することが恐らく不可能な中、米軍関係者の間では最近、「米軍が介入しない状況で、日本の自衛隊と中国の解放軍が衝突した場合、どちらが有利か」という話題が持ちあがっているという。

【その他の写真】

米中経済安全保障検討委員会のラリー・ウォーツェル氏はワシントンでの演説の際、「中国は毎年、軍事費を増加しているが、実力では日本に及ばない。日本は最新鋭で作戦効率の高い海上自衛隊を有しており、日本を相手に挑戦できる国はまだないだろう」としている。

しかし、ウォーツェル氏のこの発言に、米国防総省は疑問を呈している。その理由として、解放軍の主力戦闘機と潜水艦の数は自衛隊の2倍であることと、日本には弾道ミサイルと攻撃的な原子力潜水艦がないことを挙げ、「解放軍の訓練と技術レベルは日本に後れを取っているが、装備面の優勢がこれを補っている」としている。

解放軍優勢を論じる人々は、中国の軍事技術水準が日本を大幅に上回っていると考えている。しかし米国の軍事専門家らは、中日の大規模な戦争が生じる可能性は低いと見ている。中国はあからさまな軍事攻撃を仕掛けることはなく、日本の南シナ海とインド洋のエネルギー輸入の生命線を断つなどの警告により、日本政府に中国の要求を受け入れさせるのだ。

この状況では、自衛隊はすべての防衛資源を投入して、「中国の脅威」に備える必要がある。日本は近海の航路を保護するため、防衛資源が枯渇しようとも、艦艇と戦闘機を配備し続けなければならない。

ある米軍関係者は、考えられる日中戦争のケースについて、「中国が警告を発する→自衛隊が迎撃の準備をする→防御資源が枯渇→日本がエネルギー危機に直面→日本政府が屈服を迫られる」となるだろうとした。

実戦経験のある米軍関係者は、戦闘機・潜水艦・駆逐艦の数や性能、軍隊の指揮統制能力、兵士の実戦レベル、士気や愛国心、各種防衛資源を加味して考えれば、解放軍は日本やその同盟国に対して圧倒的に有利であるとしている。(翻訳・編集/北田)
---------------
被災者支援法 基本方針を閣議決定 「対象切り捨てやめて」

 政府は十一日、東京電力福島第一原発事故を受けた「子ども・被災者支援法」の基本方針を閣議決定した。被災者や支援者ら約三十人は同日朝、官邸前で「基本方針は認められない」と抗議の声を上げた。

 被災者らは復興庁が方針案を示した八月末以降、「求めてきた内容になっていない」と見直しを要求。特に支援法が支援対象を「放射線量が一定基準を上回る地域の住民」と定めているのに、方針案がその基準を示さず、対象を福島県東部に限定したことを強く批判してきた。県外でも必要な健診や医療を受けられる仕組みが盛り込まれていないことも問題視してきた。

 被災者らは「意見公募に思いを乗せた人がたくさんいたのに、何の回答もないままだ」「東北や関東の高線量地域で暮らす子どもたちを切り捨てることは認められない」などと訴えた。

◆4900件の意見 公表後回し

 政府の基本方針は、子ども・被災者支援法に基づき実際に援助を行うために必要だが、昨年六月の法成立後、一年以上策定されなかった。その上、復興庁が八月末に示した方針案は、支援対象地域を福島県東部に限定。被災者や福島以外の自治体から批判を受け、就職支援など新たな内容を付け加えた。しかし、対象地域の決め方などは変わらず、被災者が求めた中身にならなかった。

 支援法は、放射線量が一定基準を上回る住民を支援対象にすると規定。被災者らは一般人の被ばく限度である年間一ミリシーベルトの放射線量を基準にするよう求めてきたが、方針は基準を示さず、対象を福島県東部の計三十三市町村に限った。

 それ以外の高線量地域を「準支援対象地域」とし、一部の施策は対象とするが、除染など既に実施している事業。被災者が強く求めていた県外避難者への住宅費補助や、県外での健診の実施策は明記されていない。

 方針の策定には、被災者の意見を反映することが法律にうたわれている。約四千九百件寄せられたパブリックコメント(意見公募)でも、支援対象地域の拡大などを求める意見が多かったが、公表は閣議決定後で反映されなかった。

東京新聞   2013年10月12日
-------------------------------------------------------------------------------
徳川家康公顕彰四百年記念事業「没後100年 徳川慶喜展」 松戸市戸定歴史館

江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜(1837-1913)は明治元年からの30年間、30歳から還暦を迎えるまで静岡で過ごしました。前将軍という政治性を消し去るかのように、猟銃や囲碁、刺繍、当時最新の油彩画に打ち込み、写真術もマスターするなど、ここ静岡で政治家から文人へと変貌を遂げたのです。本展では、3年前に当館で開催した「家康と慶喜-徳川家と静岡」展では紹介できなかった、幼少期や晩年の品(書、画、所用品)、近年発見された政権返上(大政奉還)に関わる重要資料など、初公開作品も含めて紹介することで、慶喜の全生涯に迫ります。特に油彩画、写真については美術館としての視点を重視し、松戸市戸定歴史館との連携により歴史と美術双方からみる慶喜展を試みます。

開催期間
会期:2013年11月2日(土)〜12月15日(日)
前期:11月2日(土)〜11月24日(日) 後期:11月26日(火)〜12月15日(日)
開館時間:10:00〜19:00(展示室入場は閉館30分前まで)
*休館日/毎週月曜(祝日の場合開館、翌日休館) 一般:1,100(900)円

-------------------------------------------------------------------------------
高島 猫の命守り共存模索

 長崎市の高島で、増え続ける猫を一斉に捕獲し、不妊化手術をする取り組みが進められている。9〜11日の3日間で島内の推定生息数200匹を目標に、島民と獣医師らが実施。猫の命を守りながら、ふん尿問題などの解決を目指す。
 市高島行政センターによると、島内の猫は年々増加しており、ふん尿の臭いやネコノミ伝染の懸念などの苦情が住民から寄せられている。7、8月には苦情の対象となった場所で約30匹を捕獲し、市動物管理センターに送り、殺処分された。
 島内の主婦、水野悦子さん(63)も猫が増え続ける状況を問題視。繁殖制限
による保護を呼び掛ける団体の集まりに4年前から参加し、費用を負担し島内の
猫に不妊化手術を受けさせたこともあった。
 市が捕獲した猫が殺処分されたことを知り、広島市のNPO法人犬猫みなしご救援隊に協力を依頼。中谷百里代表(51)は人口400人ほどの島に猫が200匹いる状況を「緊急の対応を要する」とみて、一緒に活動する獣医師や動物愛護団体代表と島を訪れた。
 今回、行政センターは手術の場所として、センター別館の一室を提供。10日
は水野さんや島外からのボランティア、行政センター職員らが猫を集め、獣医師
が手術した。麻酔が完全にさめてから、元の場所に戻すという。
 水野さんは「無駄な殺生をなくすため、今回を機に猫と共存できる島にしてい
きたい」と話した。

長崎新聞   2013年10月12日
-------------------------------------------------------------------------------

どんなに真面目な話を
するつもりでも、

人間同士、とりあえず
相手の気持を思いやる余地は
残しておきたい。
( 阿川佐和子  エッセイスト)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** **


金日成、金正日父子銅像が引き倒される日 崩壊シナリオ最新情報


【朝鮮半島ウオッチ】

 北朝鮮の金正恩第一書記は世襲以来、金日成、金正日の父子銅像を造り続けている。金正日死後、確認された父子像は現在8カ所に上り、建立費用は60億円とも推定されている。自らの正統性の権威を銅像に頼る金正恩氏だが、独裁者の銅像はレーニン像もフセイン像も民衆が引き倒してきた。北朝鮮にその日は来るのか。金正恩体制の崩壊シナリオを新著「北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか」(小学館新書)でシュミレーションしたジャーナリストの恵谷治氏に聞いた。(久保田るり子)

■民衆蜂起、軍事クーデター、暗殺、内乱

 金正日時代の現実的な崩壊シナリオとして、恵谷氏は次のような展開を想定していた。

 日常的な抗議事件が住民暴動へ→軍部が投入され死傷者が出る事件に発展→各地に飛び火、民衆蜂起の続発→鎮圧と虐殺→住民の反発が爆発、軍内部でも反乱発生→混乱状態−。

 ところが金正日氏は死期を悟った2011年春、来るべき金正恩時代に備えて「民衆蜂起を最小限に抑える方策」として人民保安部(警察)傘下に警察部隊再編成を行ったという。

 「金正日は特別機動隊を編成した。ゴム弾や放水銃、催涙弾など非致死性の装備(ノンリーサル・ウエポン)で暴動鎮圧に当たらせる部隊だ。軍は相手を殲滅するから死傷者を出し騒乱が広がる。しかし警察行動で鎮圧すれば最小限の犠牲で押さえられるわけだ。これは中国が天安門事件で得た教訓で、金正日はこれに習った。北朝鮮は2011年春、中朝安保協力で中国から武装警察のノーハウと大量の装備提供を受けた」(恵谷氏)

 一方、金正恩時代に入って高まったのは「軍事クーデターや軍内部の権力闘争だ」と分析する。

 金正恩体制は、世襲体制の軍の要とみられていた李英浩総参謀長を昨年7月、すべての役職から解任した。しかし金正日時代と異なり、金正恩氏は銃殺や処刑を行わない。

 「粛清ができないということは反乱の芽を摘んでいないということ。金正恩は経験が浅く処分が甘い。だから権力闘争が起きやすいのだ。また軍人事もやみくもにやっているから、生え抜き軍人には不満が貯まっているだろう」

 金正恩体制で軍を支えるのは側近の崔龍海総政治局長だが、崔には軍歴がない。金正恩氏→張成沢氏(義理の叔父で金正恩氏の後ろ盾)→崔龍海氏という首脳に対し、軍は生え抜き軍人の巨大な集団という構図だが、バランスが崩れれば評価や人事などをめぐっての内紛や暗殺などの不測の事態が起きやすくなった。軍に対し「金正恩氏には金正日時代の統制力がない」ためだ。
△top
2013年10月12日(土) 
第5回計画行政復興フォーラム開催のお知らせ】  

「災害復興と福島問題」
■日時: 2013年10月13日(日)13:00〜17:40
※懇親会は18:00〜20:00
■場所: 郡山駅ビッグアイ会議室(福島県郡山市駅前二丁目11-1)
■プログラム:

13:00〜13:10

開会挨拶
細野助博(日本計画行政学会専務理事、中央大学総合政策学部教授)

13:10〜13:15

趣旨説明
藤本典嗣(福島大学共生システム理工学類准教授)

13:15〜13:45
講演1「復興における郡山市の取り組み」
品川萬里(郡山市長)

13:45〜14:15
講演2「福島の復興を考える−『人』の復興か、『地』の復興か」
大西隆(日本計画行政学会会長、日本学術会議会長、慶應義塾大学特別招聘教授)

14:15〜14:45
講演3「地域復興への福島大学の取り組みと今後の課題」
真田哲也(福島大学経済経営学類長)

14:45〜15:15 講演4「福島第一原発事故と復興への課題」
鈴木浩(福島大学名誉教授)

15:15〜15:30 休憩

  15:30〜15:50 報告1「脱フクシマ論からみた福島の将来」
星亮一(作家)

15:50〜16:10 報告2「郡山は何をすべきか」
大槻順一(郡山商工会議所顧問)

16:10〜16:30 報告3「福島の食と農の再生に向けて」
小山良太(福島大学経済経営学類准教授)

16:30〜17:30 パネルディスカッション&総合討議
司会 細野助博(前掲) パネリスト(前掲講演者、報告者)


17:30〜17:40
閉会挨拶 細野助博(前掲)

終了後、懇親会を予定しています。

主 催  日本計画行政学会
後 援  郡山市、郡山商工会議所、福島大学経済経営学類、福島大学FURE
定 員  先着150名
参加費  無料

連絡先  〒960-1296 福島市金谷川1番地 福島大学理工棟505号室
藤本典嗣宛
e-mail : fuji[at]sss.fukushima-u.ac.jp (※[at]を@に変えてください)
電話 : 024-548-8372



港湾外からセシウム 第一原発,福島民報

 東京電力は10日、福島第一原発の港湾外の海水から放射性セシウム137が1リットル当たり1・4ベクレル検出されたと発表した。第一原発の沖合約1キロの「港湾口東側」と呼ばれる地点で、今年8月の調査開始後、検出されたのは初めて。
 8日に水面から約30センチの海水を採取した。セシウム137よりも半減期が短いセシウム134は検出下限値未満だった。
 セシウム137を原発から排出する場合の法定基準は1リットル当たり90ベクレル、世界保健機関(WHO)のガイドラインの飲料水の基準値は同10ベクレルで、今回の数値はこれらを下回っている。10日に採取した海水はいずれも検出下限値未満だった。陸側から漏れた汚染水の影響の可能性もあるが、東電は「一度だけの検出では評価できない。引き続き、監視を続ける」としている。
 一方、9日に福島第一原発港湾内で採取した海水でもセシウムの上昇が確認された。護岸付近の2号機取水口でセシウム134を370ベクレル、セシウム137を830ベクレル検出。いずれも前日の10倍超になった。護岸の地盤改良工事で土壌に圧力が加わり、地中にたまっていた高濃度の汚染水が流出したとみられる。東電は海への影響は限定的とみており、「沖合1キロの測定結果には影響していない」と分析している。
 周囲は平成23年4月に作業用の穴(ピット)にたまった汚染水がコンクリートの亀裂から海に流出するなどしている。

( 2013/10/11 08:11 カテゴリー:主要 )

アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月12日
41.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
45.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
76.勝海舟と明治維新の舞台裏 (静山社文庫)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
108位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
355位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
『会津戦争全史』のレビュー

sayさんのレビュー

会津戦争と言えば白虎隊や娘子隊など悲劇ばかりが取り上げられるが
これは戦争というものの常であって、
けしてそうではない一般庶民からみた戦争もまた戦争である。
一兵卒の書き記したものを取り上げるなど
全史というだけあって大体のことを知るには足りる本かと思う。
薩長の中にもこの戦争に正義はないと言う人がいたことを取り上げたり
かと思えば藩士全員が犯罪者であり、会津降伏人と呼んで
蝦夷地へ追いやり捨石にしようとする木戸の話を入れたりと
様々な角度での人が描かれていると思う。
藩まるごとの流罪と同じな訳で、戦争だけでなく戦後処理にも
確かに問題があったと思う。

esasaharaさんのレビュー
会津戦争の戦後処理の結果、靖国神社に会津藩士が祀られることなく現在に至る。

ban1223さんのレビュー
細かく会津戦争について淡々と書かれているので、感情に流されないで読める。

-------------------------------------------------------------------------------
トリチウム濃度28万ベクレル 観測用井戸、上昇続く

 東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は10日、汚染水約300トンが漏れたタンク近くに掘った観測用井戸の地下水から、放射性トリチウム(三重水素)が1リットル当たり28万ベクレル検出されたと発表した。漏えいタンク周辺の地下水では過去最高値。この井戸では日を追うごとにトリチウム濃度が上昇している。
 水は9日に採取。この井戸では7日採取の水から1リットル当たり25万ベクレル、8日採取分は同26万ベクレル検出されており、上昇傾向に歯止めがかからない状況。東電は原因について「タンクから漏えいした汚染水が影響しているのはほぼ間違いないが、濃度が上昇している原因は不明」とし、周囲の井戸も含め監視を強化する。井戸は漏えいタンクから北に約20メートルの場所にある。

福島民友   2013年10月11日
-------------------------------------------------------------------------------
第1原発港湾外でセシウム初検出 沖合1キロ1.4ベクレル

 東京電力は10日、福島第1原発の港湾外の海水から、放射性物質のセシウム137(半減期約30年)が1リットル当たり1.4ベクレル(検出限界値0.72ベクレル)検出されたと発表した。港湾外でセシウムが検出されたのは、東電が採取を始めた8月14日以降で初めて。原発敷地内から漏れた汚染水が影響した可能性がある。東電は国に通報した。
 安倍晋三首相は国際オリンピック委員会(IOC)総会で「汚染水の影響は港湾内で完全にブロックされている」と国際社会に発信したが、港湾外に汚染が広がっている可能性が東電の観測データで示された格好だ。
 セシウムが検出された場所は「港湾口東側」と呼ばれる調査地点で、福島第1原発敷地の沖合約1キロ。海水は8日に採取した。この場所を含め、港湾外3地点では8月から海水調査を始めたが、これまでセシウムは検出されていなかった。セシウム137を原発から排出する場合の法定基準は1リットル当たり90ベクレルで、今回の数値について東電は「(法定基準と比べ)相当低い値で、環境への影響はない」としている。

福島民友   2013年10月11日
-------------------------------------------------------------------------------
政府、「核兵器不使用」の国連声明に署名へ

 政府は、国連で近く発表される「核兵器不使用」の努力を訴える声明に署名する方針を固めた。
 岸田外相が11日昼の閣議後の記者会見で明らかにした。

 声明は国連総会第1委員会で、ニュージーランドなどが発表する。日本は、米国の「核の傘」に入ることで北朝鮮などの核の脅威に対抗しているため、この種の声明にはこれまで署名してこなかった。昨年10月、同委でスイスなど34か国が「いかなる状況でも核兵器が使用されないことが人類の利益」などとした声明を発表した際も、日本政府は賛同する署名を見合わせた。

 ただ、今回の声明の文言は、事前の各国の調整で「核兵器不使用を目指す」といった抽象的な表現になる見通しで政府は安全保障政策の見直しを迫られる恐れはないと判断した。岸田氏は「我が国の立場からも支持しうる内容だ」と述べた。

読売新聞   2013年10月11日
-------------------------------------------------------------------------------
東アジア会議 海洋安定へ秩序作りが急務だ(10月11日付・読売社説)

 今年も中国の強引な海洋進出に多くの批判が出た。船舶が自由に行き交う平和で安定した海洋の秩序作りが急務だ。

 日米韓中露などと東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国計18か国による東アジア首脳会議が、ブルネイで開かれた。

 安倍首相が、海洋は国際公共財であり、「航行の自由」などの原則が尊重されるべきだと強調したのはもっともだ。ケリー米国務長官も「航行の自由は太平洋の安全保障の要」と歩調を合わせた。

 計11か国の首脳らが、南シナ海問題や同海域での行動を法的に拘束する中国とASEAN間の「行動規範」に言及したという。南沙諸島問題などで揺れる南シナ海の安定には、ルールが不可欠という認識は確実に広がっている。

 これに対し、中国の李克強首相は南シナ海について、「航行の自由は問題でなかったし、将来も問題にならない」とはねつけた。行動規範策定については、協議に応じているものの、具体的な策定日程には触れなかった。

 中国が、海洋での勢力圏拡大を依然として狙っているのは、間違いないだろう。

 習近平政権発足後、中国は表面的にはASEANに対して融和的な姿勢を示すようになった。領有権問題では譲歩しないまま、経済協力拡大や善隣友好条約締結を呼びかけ、経済力に裏打ちされた微笑外交を展開している。

 ASEAN諸国の警戒心を解き、日米への接近を防ぐ狙いだろう。行動規範の問題などで、中国と真っ向から対立するのをためらう国も出てきている。

 ブルネイとバリ島で行われた一連の国際首脳会議で、安倍首相と、習近平国家主席または李首相の中国首脳との会談は、結局、実現しなかった。日中関係改善のめどは立っていない。

 中国には依然、日本と真摯しんしに向き合う姿勢が見られない。

 崔天凱・駐米大使は米国での講演で、日本の一部の政治家は、第2次大戦の敗因は米国の原爆投下だと思っており、「米国の反発さえ買わなければ何をやってもよいと信じている」と述べた。事実を歪曲わいきょくした、的外れな発言だ。

 菅官房長官が「自国の立場だけに立ったプロパガンダで、論評するに値しない」と切り捨てたのは当然だ。日本も中国の宣伝戦に手をこまねいてはいられまい。

 中国が、戦後日本の平和国家としての歩みや国際貢献を無視し、何ら根拠のない主張を重ねているのは看過できない。

読売新聞   2013年10月11日
------------------------------------------------



-<三鷹刺殺>署員、上司にストーカー報告遅れ
毎日新聞 10月12日(土)7時19分配信

 東京都三鷹市で私立高校3年の女子生徒(18)が殺害された事件で、事件当日の8日朝に女子生徒からストーカー被害の相談を受けた警視庁三鷹署員が、同日午後5時前の殺害時間帯まで上司に報告していなかったことが警視庁への取材で分かった。2012年に警察庁が全国の警察本部に出した通達では、ストーカー行為などの相談は速やかに署長に報告すると定めているが、事件発生まで署長が相談内容を知らなかった可能性が出てきた。警視庁は一連の経緯の確認を進める。

 警視庁生活安全総務課などによると、女子生徒は8日午前9時ごろ両親と三鷹署を訪れ約1時間半、元交際相手の池永チャールストーマス容疑者(21)=殺人容疑で送検=によるストーカー行為について相談した。

 応対した署員は、池永容疑者から送られたメールや手紙を確認するため翌日再び来署するよう伝え、女子生徒らは署を出た。捜査関係者によると、同署員は、別の相談を処理したり上司がイベントに出席したりしていたことなどから、女子生徒の相談内容を上司に報告していなかった。

 結果的に上司に報告された時間について警視庁は、「事件発生前後」と説明し、署長への報告がいつだったかは不明だ。女子生徒は8日夕、自宅に侵入していた池永容疑者に襲われ死亡した。

 同課の山口寛峰(ひろたか)課長は「通達は『何時間以内に報告すべきだ』などと具体的な時間を示したものではない。緊急性が高ければ当然即座に報告すべきだが、今回の判断が適切だったかどうかについては検証する」と話す。

 ◇警告電話、知人携帯に

 また同庁は11日、ストーカー行為を警告しようと8日に3回電話をしたのは池永容疑者の知人の携帯だったことを明らかにした。池永容疑者は女子生徒と交際時、この携帯を知人から借りて使っていたため、女子生徒はこの番号を連絡先として三鷹署に伝えていたという。

 署員は3回とも留守番電話に「三鷹署に連絡してほしい」と吹き込んだが、この携帯電話は既に知人に返却され、池永容疑者には伝わらなかった。知人は知らない番号が表示されたため電話に出なかったという。

 一方、池永容疑者が「逃走中に捨てた」と供述していた凶器とされるペティナイフについて、同庁捜査1課は11日、現場から約500メートルのマンション敷地内で発見、押収した。【松本惇、林奈緒美、山崎征克、神保圭作】
------------------------------

人は思い描いた通りの
人生を歩む。

だから、思い描けた夢は、
どんなに大きくても

実現すると信じて
突き進むといい。
( 田中仁  実業家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** **



戊辰戦争研究会。みなさま、お変わりございませんでしょうか。

さて、集会のお知らせです。
東北支部は、盛岡か秋田に行くことで、現在、企画進行中です。
関東支部は、12月に史跡めぐりと忘年会を企画しております。
関西支部は、12月に大阪集会を催すことで決定致しました。

1.テーマ 大河ドラマ「八重の桜」ゆかりの地を歩こう
2.日時  12月1日(日)11時00分
JR玉造駅改札口集合(大阪環状線)
3.コース
JR玉造駅改札口集合ー三光神社(真田幸村の抜け穴跡・幸村の銅像)−真田山陸軍墓地(西南戦争・日清・日露戦争戦死者墓地)―心眼寺 京都見廻組 桂早之助墓―(JR福島駅)―福沢諭吉生誕地ー常安橋 新選組の屯所跡ー薩摩藩蔵屋敷跡ー大村益次郎寓居跡ー長州藩 蔵屋敷跡ー土佐掘YMCA−大阪教会ー来山陽生誕地跡ー梅花女学院跡ー両替商加島屋跡ー(地下鉄肥後橋駅)−5時ごろ 心斎橋 酒友龍馬(懇親会) (参加希望の方は、私までご連絡をお待ちしております)

東北支部・関東支部については、決定次第、ご報告致します。
お楽しみにお待ちくださいませ。

ーーーーーーーーーーーーーー

盛岡のばあい、

テーマは原敬

原敬出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第19代 内閣総理大臣
内閣 原内閣
任期 1918年9月29日 - 1921年11月4日
天皇 大正天皇

原 敬(はら たかし、1856年3月15日(安政3年2月9日) - 1921年(大正10年)11月4日)は、日本の外交官、政治家。位階は正二位。勲等は大勲位。幼名は健次郎。号は一山、逸山。

外務次官、大阪毎日新聞社社長、立憲政友会幹事長、逓信大臣(第11・16代)、衆議院議員、内務大臣(第25・27・29代)、立憲政友会総裁(第3代)、内閣総理大臣(第19代)、司法大臣(第22代)などを歴任した。

郵便報知新聞記者を経て外務省に入省[1]。後に農商務省に移って陸奥宗光や井上馨からの信頼を得た。

陸奥外務大臣時代には外務官僚として重用されたが、陸奥の死後退官。その後、発足時から政友倶楽部に参加。政界に進出し、1918年(大正7年)に外務大臣に就任。爵位の受け取りを固辞し続けたため「平民宰相」と言われている。

1921年(大正10年)11月4日、東京駅丸の内南口コンコースにて、大塚駅の駅員であった右翼青年中岡艮一に襲撃され、刺殺された。満65歳没。墓所 盛岡市大慈寺。

なお、通称名である「はら けい」が用いられるケースもある(原敬記念館、原敬日記など)。

生涯[編集]生い立ち[編集]原敬は、安政3年(1856年)2月9日、盛岡藩盛岡城外の岩手郡本宮村(現在の盛岡市本宮)で盛岡藩士原直治の次男として生まれた。後に「平民宰相」と呼ばれる原だが、原家は祖父・直記が家老職にあったほどの上級武士の家柄で、敬は20歳のときに分家して戸主となり、平民籍に編入された。徴兵制度の戸主は兵役義務から免除される規定を受けるため分籍した。彼は家柄についての誇りが強く、いつの場合も自らを卑しくするような言動をとったことがなかったとされる。また、後年、号を「一山」あるいは「逸山」と称したが、それは原の薩長藩閥への根深い対抗心を窺わせる。戊辰戦争で「朝敵」となった奥羽諸藩の出身者が、「白河以北一山百文」(白河より北は一山100文の価値しかない)と薩長出身者から嘲笑、侮蔑されたことへの反発に基づいているからである(白河とは福島県白河市のことで、古来より「白河関」がみちのくへの入り口であった)。

陸奥宗光の引き立て[編集]1870年(明治3年)、原は再開された藩校「作人館」(現•盛岡市立仁王小学校)に入り、さらに翌年、上京して南部家が盛岡藩の青年のために設立した「共慣義塾」に入学したが、途中で学費が途絶えて数か月で辞めてしまった。そこで、1872年(明治5年)には費用のかからないカトリック神学校に入学した。翌1873年(明治6年)には横浜に移って神父宅に寄寓し、ここで受洗して「ダビデ」の洗礼名を受けている。1876年(明治9年)、司法省法学校を受験したところ、受験者中2番の成績で合格したが、学業途中で寄宿舎の待遇改善行動に関係したという理由で退校処分にあっている。法学校を追放された原は、中江兆民の仏学塾に在学の後、1879年(明治12年)、郷里の先輩のつてで、郵便報知新聞社に入社した。入社当初はフランス語新聞の翻訳を担当していたが、次第に論文も執筆するようになった。しかし、明治十四年の政変をきっかけに大隈重信の一派が同社に乗り込んでくると、彼らと反りが合わず退社した。


パリ時代の原敬郵便報知新聞社を辞めた原に藩閥政府の高官が目をつけ、御用政党の機関紙「大東日報」の主筆とした。しかし、経営不振のため8か月目で同社を離れた。この「大東日報」が縁で藩閥に接する機会を得た原は1882年(明治15年)、外務省に採用され、入省の翌年には天津領事に任命されて同地に赴いた。次いで1885年(明治18年)には外務書記官に任ぜられてパリ駐在を命じられた。そして、およそ3年余りパリ公使館に勤務し、帰国後農商務省参事官、大臣秘書官となった。駐米公使だった陸奥宗光が1890年(明治23年)に農商務大臣になると、陸奥の引きで原の運命が拓けることになる。すなわち、第2次伊藤内閣が発足すると陸奥は外相に就任し、彼の意向で原は通商局長として再び外務省に戻った。さらに日清戦争後の1895年(明治28年)には、外務次官に抜擢された。当時、陸奥外相は病気療養中であったため、西園寺公望文部大臣が外相臨時代理を兼任したが、実務は原がとることとなった。翌・1896年(明治29年)、陸奥が病気のため外相を辞任すると、原も朝鮮駐在公使に転じた。しかし、間もなく第2次伊藤内閣が崩壊し、第2次松方内閣が成立すると、大隈が外相となって入閣したため、大隈嫌いの原は見切りをつけて帰国し、外務省も辞めた。1897年(明治30年)には大阪毎日新聞社に入社し、翌・1898年(明治31年)には社長に就任した。

政党政治家として[編集]1900年(明治33年)に伊藤博文が立憲政友会を組織すると、原は伊藤と井上馨の勧めでこれに入党し、幹事長となった。同年12月、汚職事件で逓信大臣を辞職した星亨に代わって伊藤内閣の逓信大臣として初入閣する。原は政友会の結党前と直後の2度、貴族院議員になろうとして井上馨に推薦を要請している。一般には原は生涯爵位などを辞退し続け、その身を最期まで衆議院に置いてきたとされている。また、後年には貴族院議員を指して「錦を着た乞食」とまで酷評している。その原が貴族院議員を目指したのは、恐らく無官でいることからくる党内の影響力低下を懸念してのことだろう。結局、星亨の後任となって入閣したため、貴族院入り問題は立ち消えになってしまった。また、爵位授与に関しても実はこの時期に何度か働きかけを行っていた事実も明らかになっている(原自身が「平民政治家」を意識して行動するようになり、爵位辞退を一貫して表明するようになるのは、原が政友会幹部として自信を深めていった明治末期以後である)。現実主義者原敬の一端が垣間見える逸話である。

1901年(明治34年)6月、桂太郎が組閣し原は閣外へ去るが同月星が暗殺され、その後は、第1次桂内閣に対する方針を巡る党内分裂の危機を防ぎ、松田正久とともに政友会の党務を担った。また、地方政策では星の積極主義(鉄道敷設などの利益誘導と引換に、支持獲得を目指す集票手法)を引き継ぎ、政友会の党勢を拡大した。党内を掌握した原は、伊藤や西園寺を時には叱咤しながら、融和と対決を使い分ける路線を採って党分裂を辛うじて防いだ。

しかし、原の積極主義は「我田引鉄」と呼ばれる利益誘導政治を生み出し、現代につながる日本の政党政治と利益誘導の構造をつくりあげることとなった。明治末期には原のこうした手法を嫌う西園寺との間で確執が生じている。

1902年(明治35年)に行われた第7回衆議院議員総選挙で、盛岡市選挙区から立候補して衆議院議員に初当選。

日露戦争が始まった1904年(明治37年)12月、桂太郎首相は政局の安定を図るため、政友会との提携を希望して原と交渉を行った。政権授受の密約である。翌・1905年(明治38年)、桂内閣は総辞職し、1906年(明治39年)になって約束通りに西園寺公望に組閣の大命が下ると、原は内務大臣として加わった。これ以降、桂と政友会との間で政権授受が行われ、「情意投合の時代」とか「桂園時代」と呼ばれる政治的安定期を迎えることになるが、原は出来る限り山縣有朋との関係を調整することに努力する一方で、徐々に山県閥の基盤を切り崩して、政友会の勢力を拡大することも忘れなかった。

1911年(明治44年)8月から鉄道院総裁。

なお、原は後に第2次西園寺内閣と第1次山本内閣でも内相を務めている(原の出身は佐幕派の南部藩であり、藩閥政治は出世のさまたげになった。だから自由な選挙により議会の多数を占める政党、藩閥と関係ない近代的官僚機構をつくった。内務大臣時代、藩閥によって任命された当時の都道府県知事を集めてテストを実施し、東京帝国大学卒の学歴を持つエリートに変えていった)。1914年(大正3年)6月18日には大正政変の道義的責任を取るとして辞任した西園寺の後任として第3代立憲政友会総裁に就任した。

首相就任[編集]
内閣総理大臣在任時
事件直後の原遭難現場「原内閣」も参照

シベリア出兵に端を発した米騒動への対応を誤った寺内内閣が内閣総辞職に追い込まれると、ついに政党嫌いの山縣も原を後継首班として認めざるをえなくなった。こうして、1918年(大正7年)に成立した原内閣は、日本初の本格的政党内閣とされる。それは、原が初めて衆議院に議席を持つ政党の党首という資格で首相に任命されたことによるものであり、また閣僚も、陸軍大臣・海軍大臣・外務大臣の3相以外はすべて政友会員が充てられたためであった。

原内閣の政策は、外交における対英米協調主義と内政における積極政策、それに統治機構内部への政党の影響力拡大強化をその特徴とする。原は政権に就くと、直ちにそれまでの外交政策の転換を図った。まず、対華21ヶ条要求などで悪化していた中華民国との関係改善を通じて、英米との協調をも図ろうというものである。そこで、原は寺内内閣の援段政策(中国国内の軍閥・段祺瑞を援護する政策)を組閣後早々に打ち切った。

さらに、アメリカから提起されていた日本・アメリカ・イギリス・フランス4か国による新4国借款団(日本の支那への独占的進出を抑制する対中国国際借款団)への加入を、対英米協調の観点から決定した。第一次世界大戦の後始末をするパリ講和会議が開かれたのも、原内閣の時代だった。この会議では、アメリカ大統領ウッドロウ・ウィルソンの提唱によって国際連盟の設置が決められ、日本は常任理事国となった。しかし、シベリア出兵についてはなかなか撤兵が進まず、結局撤兵を完了するのは、原没後の1922年(大正11年)、加藤友三郎内閣時代のこととなった。

内政については、かねてから政友会の掲げていた積極政策、すなわち、教育制度の改善、交通機関の整備、産業及び通商貿易の振興、国防の充実の4大政綱を推進した。とりわけ交通機関の整備、中でも地方の鉄道建設のためには公債を発行するなど極めて熱心であった。

また、教育政策では高等教育の拡張に力を入れた。1918年(大正7年)、原内閣の下で「高等諸学校創設及拡張計画」が、4,450万円の莫大な追加予算を伴って帝国議会に提出され可決された。その計画では官立旧制高等学校10校、官立高等工業学校6校、官立高等農業学校4校、官立高等商業学校7校、外国語学校1校、薬学専門学校1校の新設、帝国大学4学部の設置、医科大学5校の昇格、商科大学1校の昇格であり、その後この計画はほぼ実現された。これらの官立高等教育機関の大半は、地方都市に分散設置された。

また私立大学では1920年(大正9年)に大学令の厳しい要件にも関わらず、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学・法政大学・中央大学・日本大学・國學院大學・同志社大学の旧制大学への昇格が認可され、その後も多くの私立大学が昇格した。

この高等教育拡張政策は第一次世界大戦の好景気を背景とした高等教育への、求人需要、志願需要の激増に応えたものである。そして高等教育拡散は皇室への危険思想につながるとしてこれを反対した山縣有朋を説得したものであった。

さらに、軍事費にも多額の予算を配分し、1921年予算は1917年度予算の2倍を超える15億8000万円にまで膨れ上がった。多額の公債発行を前提とする予算案には野党憲政会、貴族院から多くの反対意見が上がった。

また原は、地方への利益還元を図って政友会の地盤を培養する一方で、同党の支持層に見合った規模での選挙権拡張を行っている。1919年(大正8年)には衆議院議員選挙法を改正し、小選挙区制を導入すると同時に、それまで直接国税10円以上が選挙人の資格要件だったのを3円以上に引き下げた。翌年の第42帝国議会で、憲政会や立憲国民党から男子普通選挙制度導入を求める選挙法改正案が提出されると、原はこれに反対して衆議院を解散し、小選挙区制を採用した有利な条件の下で総選挙を行い、単独過半数の大勝利を収めた。

首相就任前の民衆の原への期待は大きいものだったが、就任後の積極政策とされるもののうちのほとんどが政商、財閥向けのものであった。また、度重なる疑獄事件の発生や民衆の大望である普通選挙法の施行に否定的であったことなど、就任前後の評価は少なからず差がある。普通選挙法の施行は、憲政会を率いた加藤高明内閣を待つこととなる。

原は政友会の政治的支配力を強化するため、官僚派の拠点であった貴族院の分断工作を進め、同院の最大会派である「研究会」を与党化させた。このほか、高級官僚の自由任用制の拡大や、官僚派の拠点であった郡制の廃止、植民地官制の改正による武官総督制の廃止などを実施し、反政党勢力の基盤を次第に切り崩していった。しかし、一方で原は反政党勢力の頂点に立つ元老山縣有朋との正面衝突は注意深く避け、彼らへの根回しも忘れなかった。このように、原は卓越した政治感覚と指導力を有する政治家であった。

帝国議会の施政方針演説などにおける首相の一人称として、それまでの「本官」や「本大臣」に変わり「私」を使用したのは原敬が最初である。それ以後、現在に至るまで途絶えることなく引き継がれている。

1921年(大正10年)11月4日、関西での政友会大会に出席のため東京駅に着いた直後、国鉄大塚駅転轍手であった中岡艮一により刺殺されほぼ即死(原敬暗殺事件参照)。65年の生涯であった。

彼の政治力が余りに卓抜していたために、原亡き後の政党政治は一挙にバランスを失ってしまった。病床にあった山縣も嘆きが大きく、翌年2月に病没した。

原敬日記[編集]
1918年12月17日、妻の原浅(左)、養子の原貢(中央)と『原敬日記』(はらけいにっき)は、明治・大正期の政治動向に関する重要な史料である。

『原敬日記』は、一般には1875年に帰省した際の日記から、暗殺直前の1921年10月25日までに書かれた日記の総称であるが、原が暗殺を予期し認めた遺書の中で「当分世間に出すべからず」と厳命(宮中某重大事件や大正天皇の病状問題の記述が考慮されると考えられる)した。実際初刊は、没後30年近くを経た1950年-51年に、乾元社全9巻であった。 近年は、原が大正天皇と近かったことから、大正天皇と『原敬日記』の関係についても研究されている。

『原敬日記 (全6卷)』 林茂・原奎一郎編、福村出版、新版2000年
家族・親族[編集]先妻・貞子(旧薩摩藩士・中井弘長女)
後妻・浅(あさ、岩手県・菅野弥太郎の娘、東京新橋の芸者)
養子(実の甥)・ 貢(作家)
孫・昌三(三菱重工船舶事業本部技師長、日本馬術連盟理事長、日本アマチュア無線連盟会長)
系譜[編集]原家
原家の始祖三田村平兵衛は浅井新左衛門(近江の浅井氏)の二男三田村左衛門太夫定元の末流と伝える三田村太郎右衛門の二男として筑後
-
△top
2013年10月11日(金) 歴史、社会、政治
ルポ 汚染水に苦悩する福島の漁業の町相馬を行く 上
アジアプレス・ネットワーク 10月11日(金)11時42分配信

係留されたままの漁船。福島第一原発の汚染水問題の影響で試験操業が中止されている(福島県相馬市松川浦港 栗原撮影)

東日本大震災の発生から2年半が過ぎた。復興への道のりは依然険しく、特に福島県では、東京電力福島第一原発事故の影響が暗い影を落としている。事故の収束も見えないまま大量の放射性物質を含む汚染水が海に流出し続ける中、原発事故に翻弄される続ける福島県の漁師まちを歩いた。 (栗原佳子 新聞うずみ火)


◆試験操業も中断 「汚染水はブロックできている」安倍発言に怒り

東北有数の漁港として知られる福島県相馬市の松川浦港。一日で最も活気付く朝の時間帯にもかかわらず、港は閑散としていた。時折、海鳥の鳴き声。岸壁には係留された小型船が連なる。

港の一角に、少し離れてテントが二つ、三つ。それぞれ10人前後の人影がある。早朝からガレキ撤去の作業で海に出て、一仕事を終えた漁師たちだった。津波で流された海中のガレキを除去するのだ。本来なら、9月から試験操業がはじまり、いまごろはシラスなどの刺し網漁をしているはずだった。しかし、福島第一原発の汚染水問題で、それも中止されたままだ。

安倍総理のプレゼンテーション、東京オリンピック招致決定からまだ1週間足らず。

「安倍さんは世界を相手にああ言ったけど、(汚染水は)止められない。地元ではみんな笑っているよ」「オリンピックだから『汚染水は大丈夫』だなんて、ふざけるなって」。
漁師たちは、あきれ返ったように言う。

相馬市は福島第一原発から北に約40キロ。太平洋に面した浜通りにあり、漁業は主力産業だった。黒潮と親潮が交じり合う恵まれた漁場で、150種以上の魚が獲れるという。相馬の「常盤物」といえば築地でも高級品。先細りが懸念される第1次産業にあって、相馬の漁業は、後継者不足という言葉とは無縁だった。


◆「福島の魚はダメ」〜西日本には出荷できず

東日本大震災――。大津波は相馬の漁港を襲った。浜側の松川浦、原釜、磯部地区などは壊滅に近い被害を受け、漁師たちの家もほとんど流された。相馬市内では479人が命を落とし、漁協の組合員も、101人が亡くなった。家族を失った漁師も少なくない。
 
生活を再建しようとする漁師たちの前に、原発事故が立ちはだかる。
 
震災から1カ月。東電は汚染水1万5000トンを海に放出した。それによって、福島の漁師たちは漁の自粛に追い込まれた。

相馬では昨年6月に震災後初の試験操業が行われた。モニタリング検査を繰り返し、放射能の影響が少ないとされたタコやツブ貝など限られた魚介類が全国にも、厳しいチェックを経て出荷されるようになった。今年3月には震災後初めて、相馬の春の主力魚種コウナゴの試験操業も行われた。
 
そして6月に始まった試験操業。「ミズダコも築地では、いい値がつくようになった」矢先に汚染水の問題が起きた。しかも、東電が公表したのは参院選直後の7月22日だった。

「福島の魚はダメということで、名古屋より西は一切受け入れてもらえなくなった」と漁師の今野智光さん(54)は悔しさをにじませる。今野さんはこのテントに集まる漁師たちが所属する原釜小型船主会の会長だ。(つづく)

【関連記事】、明治維新、 2013年10月11日
23.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
37.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
42.勝海舟と明治維新の舞台裏 (静山社文庫)星 亮一
78.幕末の会津藩―運命を決めた上洛 (中公新書)星 亮一
83.会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか (ベスト新書)星 亮一
99.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡星 亮一

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月11日
81.白虎隊と会津武士道 (平凡社新書)星 亮一
88.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
107位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
351位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
『会津戦争全史』のレビュー

どりさんのレビュー

色んな著者のを読まなきゃ! と思ってはいるんだが、会津戦争に関してはつい
星さんのを読んでしまう^^; だって読みやすいんだも…

piyohiyokoさんのレビュー

日本史近代史ゼミ参考資料。
普通に読もうと思ってたんだけどね。
細かいところはあんまり興味湧かなかったです。どこからどう行って〜とか。位置がイメージできないから。
証言とか貴重ですね。逆に興味津津です。
同じ所にいても全く違う証言が出ることもあるかと思うと、何が正しくて何が正しくないのか知りたくなる。
先生の研究室から借りたけど、手元に欲しいです。

いこさんのレビュー

会津戦争のことを一度ちゃんと読んでみようと思って手に取った本。
いかに会津戦争が無益な戦だったかが、切に伝わってきました。
そして薩長両軍側の行為が決して褒められたことではなかったことも…。
会津側に肩入れして書かれてあるのかと思っていましたが、結構公平な視点で書かれていたような気がします。
もしかしたら会津戦争次第では、幕末以降の歴史が変わったのかもしれないですね…。

-------------------------------------------------------------------------------
セシウム濃度13倍に上昇=港湾内、土壌固め影響か―福島第1

 東京電力は10日未明、福島第1原発の港湾内で9日に採取した海水から最大で1リットル当たり1200ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。採取場所は2号機取水口の前で、湾内の水の移動を抑制する水中カーテン「シルトフェンス」の内側。前日採取分(同90ベクレル)から約13倍に急上昇した。
 2号機取水口近くの護岸では、汚染された地下水が海に流出するのを防ぐため、薬剤で土壌を固める工事が行われている。東電は「薬剤を注入する際の圧力で、汚染された土の一部が港湾内に出たため」とみている。
 2号機取水口付近では、事故直後の2011年4月に高濃度汚染水が流出しており、土壌が汚染されているという。
 シルトフェンス外側でも、セシウムが同227ベクレルと前日採取分(同106ベクレル)の2倍に上昇した。 

時事通信 10月10日(木)1時38分配信
-------------------------------------------------------------------------------
配管誤って外し体に浴びる 作業員6人被曝

 東京電力は9日、福島第1原発で、原子炉冷却後の水から塩分を取り除く淡水化装置から高濃度の汚染水が漏れ、作業員11人のうち6人が汚染水を浴びたと発表した。被曝(ひばく)線量はいずれも作業の計画線量の範囲内で、すでに身体除染も行った。協力企業の作業員が誤って水が流れている配管を外したことが汚染水が漏れた原因という。

 東電によると、漏洩(ろうえい)量は推定7トンで、別の装置で放射性セシウムを除去した後の水だったが、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり3400万ベクレルを検出。セシウムは1690ベクレル含まれていた。

 漏れた水は装置のある建屋の床面約720平方メートルに広がっているが、建屋土台の堰(せき)内にとどまっており、東電は建物外部への流出はないとしている。

東電などによると、9日午前9時35分ごろ、3台ある淡水化処理装置のうち1台の付近で作業をしていた下請け会社作業員が誤って配管を外し汚染水が漏洩。配管をつなぎ直すなどして10時50分ごろに汚染水の漏洩が止まったという。

 水を浴びた6人は防護服の上から防水ジャケットを着用。全面マスクを着用していたため、汚染水が顔にかかることはなかった。

 同原発では、人為ミスで汚染水漏洩や機器の停止が相次いでいる。東電の広瀬直己社長は訪問先の福島県いわき市で、「ヒューマンエラーがどうしてこんなに続くのか(原因を)洗わないといけない」と述べた。

産経ニュース   2013年10月10日
-------------------------------------------------------------------------------
菅官房長官「生存を確信」 横田めぐみさん拉致で [北朝鮮拉致事件]

 菅義偉官房長官は9日の記者会見で、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんについて「生存していると確信している。一日も早い全ての拉致被害者の帰国を目指している」と強調した。生存根拠について、「全ての拉致被害者が生存しているとの前提で情報収集と分析をしている」と述べるにとどめた。

産経ニュース   2013年10月10日
-------------------------------------------------------------------------------
「経験ない高温」20年代に 熱帯域、温暖化で打撃

 温室効果ガスの排出が今のペースで続くと、熱帯域では2020年代から年平均気温が過去約150年間に経験した最高値を常に上回る「新たな高温時代」に突入するとの研究結果を米ハワイ大などのチームが10日付英科学誌ネイチャーに発表した。

 熱帯域は人口が多い一方で経済力の弱い発展途上国が多く、食料事情の変化や感染症の拡大という形で打撃を与えることが予測される。多様な生物を育むサンゴ礁や森林への影響も大きく、生物種の絶滅が進む恐れがあるという。

 チームは、スーパーコンピューターを使って世界12カ国で実施された計39種類の気候予測を分析。

共同通信   2013年10月10日
-------------------------------------------------------------------------------

若い人はすぐ「仕事が楽しくない」といいますが、
バカ言っちゃいけない。

楽しいことをやるんだったら、金払えと。
楽しくないことをやるから、お金がもらえるんです。

辛いことなんて、あって当たり前なんですよ。
( 藤巻健史  評論家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月10日(木) rekisi ,shakai ,seiji
<福島原発>放射性セシウム「牛の精巣や精子に影響なし」
毎日新聞 10月10日(木)9時59分配信
 東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内に取り残された牛の調査を進めている東北大の福本学教授(病理学)らのグループは、原発事故で放出された放射性セシウムが牛の精巣や精子の形成能力に与える影響はなかったとする研究結果をまとめ、8日付の英科学誌電子版に発表した。

 グループは、福島県川内村で2011年9月に捕獲した生後11カ月の雄牛と、妊娠8カ月の雄の胎児、12年1月に同県楢葉町で捕獲した生後12カ月以上の雄牛の計3頭を分析。

 解剖して精巣の放射性セシウム濃度を調べたところ、川内村の牛で1キロ当たり408ベクレル、胎児で387ベクレル、楢葉町の牛で1304ベクレルを検出した。精巣は放射線の影響を受けやすいとされるが、いずれも異常はなく、精子も通常の数だった。細胞分裂して精子ができる過程も調べたが、被ばくしていない検体と比べて異常は見られなかったという。、



明治維新、 2013年10月10日
10.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
54.大鳥圭介―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者 (中公新書)星 亮一
79.長岡藩軍事総督 河井継之助―武士道に生きた最後のサムライ (ベスト新書)星 亮一
98.新島八重を歩く [単行本] 星亮一+戊辰戦争研究会

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月9日
60.白虎隊と会津武士道 (平凡社新書)星 亮一
77.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
91位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
320位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
観楽読楽−観て楽しみ、読んで楽しむー「女たちの会津戦争」 星亮一 著

この本は2006年7月に発行されたものであり、今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」を意識したものではない。この本では、この戦いにおける会津女性(武家の女性のこと)の優れていることを書いているのだが、当時の会津藩のことも参考になった。

当時の会津藩は「会津に家老無し」という状況で、江戸家老の横山主税が没してからは、見識、統率力のある家老がおらず、それが戦争被害を拡大させた要素が大きいと書いてある。
具体的には西郷頼母は、家柄が藩祖保科正之につながり、養子としてきた松平容保のことを軽んじ、また性格的にも人の話を聴かず、身分意識が強く、藩士の中には刺客を出してもという動きもあったようだ。
京都守護職を受けるなという主張は結果的には正解だったが、当時の幕府の中での藩の立場もある。そして、会津戦争時は白河口に主力をひきいて参陣したが、鳥羽伏見の戦いの経験も無いから、備えが悪く、惨敗する。これは松平容保の人事の失敗とされている。

西郷邸の一族全員の自刃という悲劇は有名だが、藩主への当てつけと見られる余地もあったようだ。

女性の手記の中にも「日本一同から攻められては仕方がない」との記述もあり、当時の会津の外交の拙劣さを暗に批判する内容もあるとのことだ。太平洋戦争時の日本にも似てる面もあり、日本人の一つのメンタリティなのかとも悲しくなる。

美濃の郡上藩を脱藩して会津を助けにきた凌霜隊士が記している手記に、外から見た会津藩の実態が書かれており、参考になるようだ。女性の強さには心底驚いたようで「この藩の女性は天晴れ」とか「まさに勇婦」とかの言葉がある。一方で、家老の萱野権兵衛は城ではなく、外にいる。これはつまはじきにされていたからであろうとか、男はだらしなく「不忠者あり、200石、300石ぐらいの家来、この有様を見て山中に逃げのびたるもの200余人、かようの者を人面獣心というべきなり」と強く批判している箇所もある。

佐川官兵衛も勇敢な司令官だが、酒を飲んで容保の前で寝たり、機を逸して攻撃に失敗してゲリラ戦にまわったりと、批判する元藩士の証言も記されている。槍をとったら日本一の軍勢も、鉄砲、それも新式銃の前では意味のないことだった。時代錯誤の人物だったのだろう。

婦女子には覚悟の自刃のほかに、急に攻め込まれ、城の門が閉まり、やむをえずに自刃した家族も多いとある。これは藩の失政の一つであろう。

藩主の義姉の照姫も優れた人物だったようで、籠城戦において城中の女性を統括し、負傷者にも声をかけて慕われた。戦後、責任を取って自刃した家老萱野権兵衛にも惜別の歌を送っている。

「八重の桜」の主人公である八重は、弟三郎の着物を着て、両刀をたばさみ、元込め7連発の銃を持って籠城して戦う。この戦いの最中、容保に敵の銃砲のことで答えたりして、感心されている。

有名な会津婦女隊は照姫様警護の手はずが狂い、戦うことになり、涙橋の戦いで中野竹子は額を打ち抜かれて即死。中野姉妹は美人で有名だったようで、妹は姉の首級を斬る。

多くの女性たちの手記が残っているようだが、自分の肉親が殺されたところなどの本当に悲惨なところは書かれていないものも多いようだ。

戦後も大変だったようで、郊外に逃れても敵の追っ手がくるし、住民にも官軍から触れがでており、また住民も必ずしも同情的ではなかったようだ。外国人医師のウィリアム・ウィリスの記録に百姓一揆が起こったことも記されている。この背景に、会津藩は京都守護職などで費用がかさみ、それを農民からの年貢で絞りとっていたことがある。「会津藩政の過酷さとその腐敗ぶりはどこでも一様に聞かれた」とある。また会津軍のひどさも「会津の徒党の残酷物語もいろいろと耳にした。長岡で彼らはミカド側の病院にいる負傷兵や医師たちを皆殺しにしたと聞いた。」ミカドもちろんウィリスは官軍のひどさにも言及している。「ミカドの軍隊は会津の捕虜に対して憐憫の情がなかった」「ミカドの軍隊は各地で略奪し、百姓の道具まで盗んだという話を聞いた」と書いている。

ウィリスも会津の婦人のことを褒めている。「その包囲攻撃を受けた者の中の日本婦人の勇敢な精力的な働きについてかずかずのもの語りが伝えられている」

官軍とは名ばかりで、家中の家からめぼしい金品をぶんどり、女と見れば拉致する女分取り隊だと記されている。

今、中国と韓国との間で、戦争中のことで批判、言い訳合戦をやっているが、戦争という中では、お互いに非道なことをするわけであり、一局面を捉えてのコメントは意味がないと思う。こういうのが戦争の実態なのだ。私だって、あなただって、戦争の局面にぶち込まれたら、今の常識では非道なこともしてしまうのだ。それが戦争。

会津の女性には、この後、青森の斗南藩での苦労が待っている。

明治になって山川捨松(山川咲子)がアメリカに渡り、後に大山巌の後妻となる。当然だが、賊軍の将に嫁するわけであり、批判も多かったようだ。
若松賤子は松川家の娘でフェリス女学院の教授となり、「女学雑誌」を創刊してクリスチャンとなる。「小公子」を翻訳した。
同志社の新島襄の妻となった山本八重子もそうだが、明治の時代の女子教育の点でも会津女性の果たした役割は大きい。

-------------------------------------------------------------------------------
大槌の犠牲者記録に「待った」 町議会で反発多く

 東日本大震災で犠牲となった町民の遺族を取材し、故人全員の記録を後世に残す大槌町の「生きた証(あかし)プロジェクト推進事業」実施をめぐって、町議会から疑問の声が強まっている。町が具体的な内容を示した7日の町議会全員協議会では、遺族感情への懸念や行政主導で行うことへの疑問など否定的な意見が相次いだ。このままでは事業開始時期がずれ込んだり、計画見直しを迫られるなど曲折が予想される。

 同日は、事業計画が示された後、碇川豊町長が「(犠牲者の)声なき声を後世に残したい」と趣旨を説明したが、議員からは疑問の声や見直しを求める意見が噴出した。

 議員の一人は「なぜ、いまさら遺族の気持ちを掘り返すのか。肉親を亡くし、今も仮設で泣いている人もいるのに。金の使い方が間違っている」と語気を強めた。「趣旨に反対はしないが、なぜ大槌でこれだけの住民が犠牲になったのか検証を進めるのが先だ」、「事業について町から詳細な説明はなかった。住宅再建など優先すべきことが多いのに」との疑問の声が漏れた。

 一方、沢田彰弘町総合政策部長は「計画は本年度の施政方針演説で示され、予算案にも盛り込んでいた」とし「内部で再検討し、議会にあらためて説明したい」と、あくまでも事業への理解を求める。

岩手日報   2013年10月9日
-------------------------------------------------------------------------------
汚染水、ミスで建屋内漏えい=作業員が被ばくの可能性―福島第1

時事通信 10月9日(水)12時49分配信

 原子力規制委員会は9日、東京電力福島第1原発で、汚染水の塩分を除去する装置で作業中にミスがあり、建屋内に汚染水が漏えいしたと発表した。当時、現場で作業していた協力企業の作業員が汚染水を浴びた可能性があるという。
 規制委によると、汚染水の漏えいは9日午前10時すぎに発生。作業員が誤ってホースの継ぎ手部分を外したことが原因で、約50分後に停止した。
 漏えいがあったのは、放射性セシウムの濃度を減らした汚染水から塩分を除去する装置。同装置内の汚染水を8月13日に測定した際、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり3700万ベクレル含まれていたことが分かっている。 

-------------------------------------------------------------------------------
賠償「東電の責務」 自民提言案「最後の一人まで」

 自民党の「原発事故被害者の生活支援・事故収束委員会」(額賀福志郎委員長)が8日まとめた復興政策の提言案では、東京電力福島第1原発事故の損害賠償について、事故原因者の東電が最後の一人まで行うことを「東電の責務」として位置付けた。一方、被害者が帰還や転居などの生活再建を判断するには賠償だけでは十分でないとし、政府の生活再建支援策の充実を求めることとした。
 賠償の基本的な方針としては、被害者が自立可能な生活を早期に再建でき、帰還しても移住しても安定して生活できる賠償基準の策定を求めた。具体的には、移住先の住宅確保や帰還後の住宅再建築・大規模修繕に伴う賠償、事故から6年を超えた精神的損害や営業損害の明示など。賠償による新たな地域分断を避けるため、基準策定では、帰還する人と移住を余儀なくされる人の間で大きな差が出ないような配慮を促した。

福島民友   2013年10月9日
-------------------------------------------------------------------------------


僕が大切にしてきたことは、
「嫌悪感を感じるものは避ける」
ってことなんです。

「こういう風になりたくないな」
と感じるものって、
結構あるんですよ。

そうすると、そういうものを
大切にしている人から阻害されます。
でも、いいんですよ。

自分が嫌悪感を感じる人から、
阻害されてるわけですから、
それは成功なんです。
( 行定勲  映画監督)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
*******


高3女子刺殺 ストーカー対策、生かされぬ教訓 「警察、最悪の想定足りず」
産経新聞 10月10日(木)7時55分配信



女子高生殺害事件の経緯(写真:産経新聞)
 「数日前から、別れたつもりだった交際相手に自宅周辺で待ち伏せされて怖い」とストーカー被害を訴えていた鈴木沙彩さん。警視庁の対応が具体的に判明してくるにつれ、専門家からは「殺人という最悪の事態に直結するストーカー犯罪は、110番並みの緊急性を要する。警察はあまりに対応が杓子(しゃくし)定規で遅すぎる」との批判の声が上がっている。今回の事件でも、過去の数々のストーカー殺人の教訓が生かし切れていない実態が露呈してきた。

 ◆署同士の連携不備

 警察への被害の訴えは、事件の4日前に行われていた。高校側は鈴木さんから相談を受け、今月4日午後には担任が地元の杉並署に相談。杉並署は三鷹署を相談場所として勧めたが、三鷹署からは連絡がないまま、鈴木さんは事件当日の8日午前9時ごろに両親と同署を訪れた。警視庁幹部は「百点満点とはいかないが、署同士で連絡はしている」と“弁明”する。

 ただ、4日の相談時点で、池永容疑者は「殺すぞ」とメールを送っていた上、上京して都内の鈴木さん宅周辺をうろついていた。ストーカー犯罪に詳しい常磐大大学院の諸沢英道教授(被害者学)は「警察は最悪の事態を想定して、110番通報並みの緊急性で扱うべきだ。なぜその日のうちに杉並署と連携し、三鷹署が鈴木さん宅に聞き取りに行かなかったのか」と疑問を呈する。

 ◆家訪れず電話のみ

 3日に施行されたばかりの改正ストーカー規制法が改正されたのは、そもそもストーカー行為と殺害行為が別の県で行われた長崎県西海市のストーカー殺人が発端の一つ。長崎、三重、千葉各県警の連携が取れていなかったからだ。警察関係者は「県警の間どころか、警視庁管内の署同士でもこの程度の連携では、相談に迅速対応しようという改正の趣旨が生かされたとはいえない」と指摘する。

 欧米では警察に相談があった時点で、すぐに自宅などに出動する仕組みが整っているが、三鷹署が警察官を派遣したのは、鈴木さんが刺された110番通報を受けてからだった。

 改正ストーカー規制法では、警察による文書警告などに加え、公安委員会による接触禁止命令も定めている。こうした「最後の手段」を取る前に自宅へ警察官を派遣したり、退避のための施設を提供したりすることもできるが、8日に鈴木さんと両親による訪問相談を受けた三鷹署が試みたのは、電話での口頭警告だけ。しかも、相手が電話に出なかったため、それ以上の対応は事実上していない。

 警視庁では、不審者情報などの110番通報があると、交番の警察官を派遣している。警視庁幹部は「被害者の申し出がないパトロールを毎回するわけにはいかない」と抗弁するが、諸沢教授は「ストーカー規制法に縛られて、本来、警察ができる他の手段をなおざりにしている。『自宅周辺で待ち伏せされている』と訴えたのだから、帰宅時間に合わせて警察官を派遣するなど、被害を本当に防ぐには何が必要かを考えるべきだった」と指摘する。
.【関連記事】
女優の夢道半ば…殺害された女子高生は倉本聰氏のめいの娘だった
三鷹女子高生殺害 「フェイスブックで知り合う」容疑者、数日前にナイフ購入
三鷹女子高生殺害 容疑者、馬乗りで刺す? 腹にも切り傷や刺し傷
命乞いの女性をメッタ刺し 「1人殺害」で死刑、残虐殺人の真相
△top
2013年10月9日(水) 歴史、社会、政治
---------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月9日
11.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
60.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
68.勝海舟と明治維新の舞台裏 (静山社文庫)星 亮一

アマゾンベストセラー、明治・大正、 2013年10月9日
31.新島八重を歩く 星亮一+戊辰戦争研究会

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月9日
42.白虎隊と会津武士道 (平凡社新書)星 亮一
66.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
96.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
73位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
235位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
注水ポンプが一時停止 東電、社員の配電盤操作ミス

 東京電力は7日、福島第1原発1号機の原子炉内に冷却用の水を送るポンプが、配電盤から電源が供給されなくなり一時停止したと発表した。直後に自動的に予備ポンプによる注水に切り替わり、冷却は維持された。ポンプ停止の前後で炉内の温度変化はほとんどないとしている。東電は、社員による配電盤パネルの操作ミスが原因と判断した。一方で、操作手順書が作られていないなどトラブル対策の不備も発覚、重大事故につながりかねない事態で、東電の危機管理体制が厳しく問われる状況だ。
 東電の広瀬直己社長は7日、参院経済産業委員会の閉会中審査に出席、作業ミスや人為的ミスが続いていることに対し対策を立てることを表明した。しかし、同じ日に現場では人為的ミスが起きていた格好だ。

福島民友   2013年10月8日
-------------------------------------------------------------------------------
「指定廃棄物を福島に」 文科副大臣発言で募る不信感

 東京電力福島第1原発事故で発生したごみ焼却灰などの「指定廃棄物」の処理について、桜田義孝文部科学副大臣が「原発事故で人の住めなくなった福島の東京電力の施設に置けばいい」と発言していたことが7日、分かった。指定廃棄物は発生した都道府県が処理することが国の方針となっており、関係者から批判が上がりそうだ。
 原発事故に伴う指定廃棄物の処理をめぐる桜田義孝文部科学副大臣の発言を受け、双葉郡の首長や住民は7日、被災住民の心情を解さない副大臣の言葉に憤りをあらわにし、政府への不信感を再び募らせた。
 福島第1原発が立地する双葉町の伊沢史朗町長は「風評被害に苦しんでいる地元住民の気持ちを理解しているとは思えない」と憤る。その上で「(原発事故の被災住民の)感情を逆なでするような発言で大変遺憾だ」と批判した。原発事故で96%の町民が住んでいた地域が帰還困難区域となった大熊町の渡辺利綱町長は「口先では『復興』と言ってもその程度の認識だったのだろう。非常に残念」と落胆を隠せなかった。
 富岡町の宮本皓一町長も「とんでもない話。住民の帰還へ除染やインフラ整備などを進めているのに理解に苦しむ」と話した。
 楢葉町の松本幸英町長は各都道府県内で指定廃棄物を処理する政府方針に触れ「国が示している方針と逆行した発言で耐え難い」と指摘。「副大臣という立場にある人物がこのような発言をすることは、ますます国への不信感につながる」と怒りの表情を浮かべた。
 原発事故で避難を強いられた住民も嫌悪感を示す。会津若松市の仮設住宅で暮らす大熊町の男性(20)は「古里を人が住めない場所と言われたらどう思うか、もっと考えて発言してほしい」と語気を荒らげた。

福島民報  2013年10月8日
-------------------------------------------------------------------------------
福島汚染水:井戸から23万ベクレルの放射性物質を検出

 福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水300トンが漏れた問題で、東京電力は8日、タンクの北約20メートルの観測用井戸で、6日に採取した地下水1リットル当たり23万ベクレルの放射性物質トリチウムを検出したと発表した。300トンが漏れたのが8月19日に発覚し、調査を始めた9月8日以降で最高値。

 東電によると、トリチウム濃度は先月26日の19万ベクレルをピークに減少傾向が続き、採取前日の10月5日には13万ベクレルとなっていた。上昇の原因として、降雨の影響で放射性物質が流れ込んだことなどが考えられるという。東電は「周辺の他の井戸の値も注視し、原因を分析したい」と説明している。

毎日新聞   2013年10月8日
-------------------------------------------------------------------------------
歴史ウオーカー:/35 高須4兄弟ゆかりの海津を歩く=長屋良行 /愛知

 ◇ただ1日の出会いに思いはせ

 明治11(1878)年9月3日、4人の兄弟が東京・銀座の写真館に集まり写真を撮った。高須藩主・松平義建(よしたつ)の次男・徳川慶勝(よしかつ)(当時55歳)、五男・徳川茂栄(もちはる)(48歳)、七男・松平容保(かたもり)(44歳)、八男・松平定敬(さだあき)(33歳)。激動の幕末維新期を、幕府側と倒幕側に分かれて戦った「高須4兄弟」である。

 今回は、時代に翻弄(ほんろう)された4人に思いをはせながら、高須藩があった岐阜県海津市を歩いてみたい。

 スタートは養老鉄道の美濃山崎駅。まずは高須松平家の菩提(ぼだい)寺、行基寺(ぎょうきじ)へ向かおう。駅から西へ進み、ミカン畑が広がる南濃町の山腹を歩く。きつい坂を上り、ようやく行基寺に到着。城郭御殿を思わせる荘厳な建物だ。奥の対面所からは庭園越しに雄大な濃尾平野が見渡せる。まさに殿様気分。この地域は、木曽川、長良川、揖斐川の三大河川に囲まれた日本有数の水郷地帯で、秋の色に染まるこれからの季節は絶景だろう。

 高須藩は尾張藩の支藩で、尾張藩主の血が途絶えると養子を出す役割を担っていた。慶勝は、尾張徳川家に入り14代藩主に就任。戊辰戦争では、御三家筆頭でありながら藩祖・義直の遺命に従い官軍についた。

 茂栄は、高須藩主から兄・慶勝を継いで尾張15代藩主となり、さらに一橋家を相続。親幕派として官軍に将軍慶喜(よしのぶ)の助命嘆願を行った。容保は、養子として会津松平家の9代藩主になり、その後、京都守護職に任じられ、鳥羽伏見の戦い、会津戦争を戦った。定敬は桑名松平家の養子となり、13代藩主として京都所司代に任じられ、兄とともに会津で戦った後、さらに五稜郭戦争にも参戦した。

 山を下り、国道258号を渡り羽沢地区を歩く。下を通る県道8号へは、階段を下りて右折する。津屋川、揖斐川を越えていよいよ高須町へ。海津明誠高校の付近が高須城跡だという。今は主水(もんど)橋と旧武家屋敷に、その面影を残すのみである。

 高校の脇を抜け、城跡公園、殿町を通り義建が寄進した二恩寺へ向かう。ゴールは歴史民俗資料館だ。ここには高須城の一部が復元されており、御殿の内部を見学できる。

銀座での写真撮影は慶勝が弟たちに呼びかけた。兄弟はその後食事をして別れたという。4人の顔合わせは、これが最初で最後だった。(4兄弟の続き柄は海津市歴史民俗資料館の資料に従った)(名古屋おもてなし武将隊仕掛け人)=次回は21日掲載

==============
 ★ガイド
 行基寺(敷地内は無料、拝観料400円で9?16時)▽海津市歴史民俗資料館(310円)9時半?17時。休館日は月曜(祝日の場合は翌日)。
 ★ゴール後の交通手段
 海津市コミュニティバスで「歴史民俗資料館」バス停から養老鉄道・駒野駅へ約8分。

毎日新聞   2013年10月8日
-------------------------------------------------------------------------------

自分からどんどん
ぶつかっていくといいの。

そうやって傷だらけになるから
本気で考えられるの。
( セルジオ越後  元サツカー選手)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月8日(火) 歴史,shakai 政治
原発テロ
〜日本が直面する新たなリスク〜

※NHKサイトを離れます


2013年10月7日(月)
午後10時00分〜10時49分

社会、原発テロ


原発の安全性に警鐘を鳴らした、福島第一原発事故。実は今世界は、「フクシマ」からもう一つの重大な警告を受け止めている。「核兵器がなくても、原発の電源や燃料プールを破壊すれば核テロを起こせる」ことを明らかにしてしまったのだ。フクシマ後、世界各国では、武装部隊が電源や燃料プールの警備を強化。さらに警備が破られる「想定外の事態」に備え、放射能汚染下でも電源の確保や冷却を行える体制を整え始めている。またテロの多くに内通者が関与していることから、原発の従業員の犯罪歴や借金・思想まで徹底調査している。こうした中、世界が懸念しているのが、日本。全国50の原発に、テロの標的となる大量の使用済み核燃料を貯蔵、さらに国内外にプルトニウム44トンも保有しているため、早急な対策を求められている。
核兵器のない日本で、平和利用の象徴だった「原発」がテロの温床となるという事態に、私たちはどう向き合っていけばいいのか。対策の最前線をルポ、日本や世界が直面する「原発テロ」リスクと、「これから」を考える。スペシャルは、
1989年(平成元年)4月2日(日)「政治は改革できるか〜リクルート事件の衝撃〜」から、
2013年3月31日(日)の「魂の旋律 〜音を失った作曲家〜」まで
24年間で2487本を放送してきました。
前身のNHK特集は、13年間で1378本ですから、すでに二倍近い規模になっています。
基本精神は、NHK特集から引き継いだ「実験性」と「スクープ性」、「感動」。
今までにない手法や内容に大胆に挑戦し、真実を発掘していくことを目指しています。
そして、NHKスペシャルに衣替えした時に加えられたのが、
テーマを選ばない、どんな話題でもテレビでやれないことはないというチャレンジ精神です。
NHKのあらゆる部署や制作会社から寄せられる膨大な提案がNスペの志を支えています。
例えば・・・
未知のフロンティアを旅する

誰もこの眼で見たことのない世界に誘う。
これはNHKスペシャルの目指してきた重要な役割の一つです。
南極、北極からエベレストまで、世界中の秘境へいち早くハイビジョンカメラを持ちこんで鮮明な映像を記録制作してきました。
この試みは、この20年の間に撮影制作技術の進化とともに大きく飛翔し、宇宙へ、海へ、人体の中へ、と留まることのない開拓を続けてきました。
「深海の世界」「宇宙」「細胞ワールド」と今後も次々と旅を続けます。
世界はどこに向かっているのか

NHKスペシャルが始まった1989年は、天安門事件が起こり、やがて冷戦終結へと向かう激動の時代でした。
その後も、湾岸戦争、中国の急成長、アジア経済危機、911テロ、イラク戦争、リーマンショックと目まぐるしく世界は変転、Nスペは、分厚い取材網と長い蓄積を武器にその実相と潮流を捉え、国際的スクープを含む数多くの番組を送り出してきました。
今後も、イスラム、中国、アメリカ、EU・・・世界の動向を素早く深く取材し、日本の立ち位置を探っていきます。
私たちの社会の変化を見抜く

世界の変動の中で日本では、バブル崩壊、阪神淡路大震災、オウム真理教事件、少子高齢化の進行、経済低迷など次々と不安な兆候が現れ始めました。
私たちの身の回りで何が進行しているのか。NHKスペシャルでは、徹底調査を伴った独自取材や、一般市民が参加する徹底議論などから、その本質に迫り、解決策を提案してきました。
「ワーキング・プア」や「無縁社会」など社会の認識を変える一助となった番組もあります。
「日本新生」はじめ、いくつものプロジェクトが皆さんの眼となり耳となって日本社会の底流を探っています。
ホンモノの感動を伝える

世界一を競うスポーツ選手、姿すら見せない孤高の芸術家、あるいは市井の子どもたちの純真・・・。
NHKスペシャルは人間の持つ可能性と素晴らしさを、信頼関係に基づく密着ロケや様々な撮影技術の進化を取り入れて映像化し、小説や映画とはまた違ったテレビならではの感動を伝えてきました。
今も数多くの魅力的な人物の撮影が進行中、「ミラクルボディ」では世界のトップアスリートの秘密に迫ります。
我々はどこから来てどこへ行くのか

何億年の地球の歴史、何万年の人類の歴史、そして古代文明から近現代の世界、そして未来社会へ。
世界最先端の研究成果と膨大な資料の独自発掘、CGなど最新技術を駆使して、Nスペは数々の地球史、人類史、近現代史の見えない世界を番組化してきました。
「知られざる大英博物館」と「中国文明の謎」に続き今年は「病の起源」シリーズをお送りします。
東日本大震災を伝え続ける・・

NHKスペシャルの24年間は、巨大災害を記録し続ける年月でもありました。
雲仙普賢岳火砕流、奥尻島津波、阪神淡路大震災、三宅島噴火、新潟県中越地震、そして東日本大震災・・・。
なぜそれが起きたのか。Nスペは、被害の実態と被災者の実情を、緊急報道や科学分析、ヒューマンドキュメンタリーなどの多彩な切り口で伝えてきました。
未曾有の被害を出した東日本大震災については、昨年度は年間100本中30本の震災関連Nスペを放送しました。
「シリーズ東日本大震災」「メガクエイク」「メルトダウン」など今年度もこの行方を重点編成していきます。
この他にも、調査報道からアドベンチャードキュメンタリー、スペシャルドラマまで、
自然、医学、国際、政治、経済、科学、歴史、文化、スポーツなど様々なジャンルの
テレビの無限の可能性に挑戦する深くカラフルな番組をお送りします。
スペシャル211年3月24日

地震、津波、原発事故、そして放射能汚染と4重苦の試練に見舞われた福島県浪江町の人々。原発近隣の双葉郡の中で最大人口の2万1千人が住む家を追われ、仕事を失い「漂流」中だ。着の身着のままで逃げてから1年。地域のつながりは分断され、家族はバラバラとなり、多くの人々は新たな仕事も見つけ出せていない。いよいよ放射線量の高さに応じて、段階別の住民帰還に向けた討議が始まった。しかしここにきてますます、戻るべきか否か、住民たちの混迷は深まっている。戻ることを支えに生きるお年寄り世代と、子供を連れては戻る気のない現役世代。働き盛りの人間なしに地域が成立するのか、町は存続の危機だ。国は何もしてくれない、自分たちの町をどうするのかは自分たちで決めねばならないというのだが、原発を安全と信じ、町の経済の多くを頼り、平穏な日常がいつまでも続くと疑わなかった地方のありふれた町が突然、「民族自決」を迫られる過酷さ。それでも人々は決断し、前へ進まねばならない。
現実の不条理を前に生きる目標を必死に求めた人々の記録である。



取材を通して何度も考えさせられたのは「決定責任の重さ」でした。
浪江町商工会青年部のなかに、第一子の誕生を間近に控えた男性がいます。その男性は、互いに助け合う仲間がいる浪江町のコミュニティを子供にも残してあげたいと考え、福島県内に留まり復興を担っていこうとしています。子供の健康を考えれば県外に移住するのが正しいのではないかと悩んだ末の決断でした。話を聞いて驚いたのは、その覚悟の仕方です。万が一、被曝によって子供が障害を抱えることになったとしても、その責任を負い、一生をかけて守っていく覚悟で決心をしたと語ったのです。一つの選択をするまでに、計り知れない苦悩と向き合い、リスクを背負っているのだと知りました。
そして、それは青年部の他のメンバーも同じでした。子供のために福島県外への移住を決めた男性は「自分は故郷を捨てた」という自責の念を引き受けていました。また、故郷の復興のため原発の復旧作業に参加する青年は結婚を諦める覚悟だと語りました。理不尽な、押しつけられた試練であるにも拘わらず誰しもが、自らの責任で未来を決し、その重圧と正面から向き合っていました。
果たして自分は、何かを決する際、リスクや痛みという負の側面をどこまで見つめているだろうかと考えさせられました。例えば、原発を稼働させる立場ならば事故のリスク、脱原発を唱えるならば電気を大量消費する生活との決別、どのような選択にも代償があるはずです。そうした現実と本気で向き合い考えを深めねばならないと痛感しました。これからは、後になって誰かのせいにするような無責任な態度は許されない。苦境の真っ直中で次世代のために奮闘を続ける浪江町の人々の姿が、そう問いかけている気がします。

ディレクター:森田哲平
[PR] アベノミクス後のインフレに株を始める。株の学校 無料メール講座
菅氏 東電分社化は慎重に対応写真 副大臣の焼却灰発言 菅氏注意NEW 元特捜部長、有罪確定へ 福知山脱線 指定弁護士が控訴写真NEW 消防署2割 震度5強超で倒壊も DV「加害」から抜け出すには写真 暑い10月 85地点観測史上1位写真 やっくん犠牲 事故どう防ぐNEW 国内トピックス V 国内トピックス V 菅氏 東電分社化は慎重に対応写真 消防署2割 震度5強超で倒壊も 副大臣の焼却灰発言 菅氏注意NEW DV「加害」から抜け出すには写真 元特捜部長、有罪確定へ 暑い10月 85地点観測史上1位写真 福知山脱線 指定弁護士が控訴写真NEW やっくん犠牲 事故どう防ぐNEW もっと見る
国内
政治社会人このエントリーをはてなブックマークに追加mixiチェックFacebook
焼却灰「福島に置けばいい」=桜田副大臣が発言、官房長官注意
時事通信 10月7日(月)13時29分配信

 桜田義孝文部科学副大臣が5日の千葉県野田市での会合で、東京電力福島第1原発事故で生じた放射性物質を含む焼却灰の処分をめぐり「人の住めなくなった福島に置けばいいのではないか」との趣旨の発言をしていたことが分かった。菅義偉官房長官は7日午前、「誤解を与えるような発言は慎むべきだ」と電話で注意した。
 桜田氏は取材に対し、自らの発言について「焼却灰を東電の敷地で引き受けてもらったらどうかという意見もあるとの趣旨だった」と釈明した。また、自らの責任について「全く辞任する話ではない」と語った。 
---------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月8日
15.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
37.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
84.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
91.会津藩はなぜ「朝敵」か (ワニ文庫)星 亮一
99.会津藩VS長州藩 (ワニ文庫)星 亮一
100.大鳥圭介―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者 (中公新書)星 亮一

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月8日
26.白虎隊と会津武士道 (平凡社新書)星 亮一
63.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
114位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
398位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
カスタマーレビュー「会津藩VS長州藩」 (ワニ文庫)

5つ星のうち 4.0 会津と長州だけではなく他藩の行動も忘れてはならない, 2013/4/16 By akira (東広島市) - レビューをすべて見る

幕末の維新改革前の史実について非常に興味があり、この本を手にしました。

会津藩と長州藩という因縁の深い間柄ではありますが、そこには他藩との繋がりや行動も見逃してはならず、日本全体を巻き込んだ闘争を忘れてはならないでしょう。
この本を読んでもそのことが如実に表されています。

特徴としては人物像に重きを置いた書き方になっていますが、全体の流れを掴むことができ、お互いの主張も分かる気がします。

只、会津と長州の「怨念」が今でも残っているというのは日本人気質の表れなのでしょうか? 私にはよく分かりません。

歴史の運命ともいうべき両藩が辿った足跡をもう少し別の角度から解釈したいものです。

-------------------------------------------------------------------------------
「聖域」も関税撤廃検討 TPP、政府・自民が方針転換

 インドネシアのバリ島で開かれてきた環太平洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は6日、全品目の関税を撤廃する自由化の原則を維持することで一致し、閉幕した。政府・自民党は、TPP交渉で「聖域」と位置付けてきた農業の重要5品目の関税維持を求める従来の方針から転換し、撤廃できるかどうかの検討に入った。5品目は関税分類上、586に分かれる。

 JA福島中央会「転換なら背信行為」
 JA福島中央会の長島俊一常務は、政府・自民党の方針転換について「真意を直接確認する」と述べ、JA全中などを通して詳細な情報収集を急ぎ、対応を検討する考えを示した。
 また、コメなど農業の重要5品目を関税撤廃から守るべきだとした衆参両院農林水産委員会の決議を挙げ「方針転換が事実ならば、国会決議を覆す重大な背信行為。国民との約束が順守されず、政治不信を増幅させる」と強調した。本県への影響面では「復興に向かう農林水産業に深刻な影響を与え、生産者は強い不満、不安を募らせる」としている。

福島民友   2013年10月7日
-------------------------------------------------------------------------------
中国への警戒、太平洋も強化…硫黄島に傍受施設

 小野寺防衛相は6日、硫黄島(東京都小笠原村)を視察し、艦船や航空機の通信を傍受する施設を同島に新設する方針を明らかにした。

 太平洋での活動を活発化させている中国への警戒監視を強化する狙いがある。来年度予算の概算要求に設計費など経費約4億5000万円を計上しており、2017年度からの運用を目指す。

 小野寺氏は記者団に、「今まで情報収集は日本海、東シナ海が中心だった。南鳥島や硫黄島の周辺には、海底資源がたくさんある。守るために通信施設は必要不可欠だ」と述べた。

読売新聞  2013年10月7日
-------------------------------------------------------------------------------
文科副大臣「人住めない福島に」 指定廃棄物処理で

 東京電力福島第1原発事故で発生したごみ焼却灰などの「指定廃棄物」の処理について、桜田義孝文部科学副大臣が「原発事故で人の住めなくなった福島の東京電力の施設に置けばいい」と発言していたことが7日、分かった。指定廃棄物は発生した都道府県が処理することが国の方針となっており、関係者から批判が上がりそうだ。

 発言があったのは千葉県内で5日開かれた同県選出の国会議員らの会合。指定廃棄物の最終処分場建設などに悩む県内の市長も出席し、焼却灰の処理に関する要望があったという。

 桜田氏は取材に対し「福島県全体を指したものではない」と釈明した。

共同通信   2013年10月7日
-------------------------------------------------------------------------------
山口・萩から「白虎隊」供養 会津に自刃の図を持参し初

山口・萩から「白虎隊」供養 会津に自刃の図を持参し初

 山口県萩市唐樋(からひ)町の町内会役員らは3日、会津若松市の飯盛山にある白虎隊士の墓を訪ね、花を手向けた。会津と長州は戊辰戦争で戦った間柄だが、唐樋町の地蔵堂には白虎隊の自刃の図が掲げられており、町内会役員らが初めて会津にその自刃の図を持参し、白虎隊士を供養した。
 地蔵堂は萩市の中心部にあり、自刃の図は1939(昭和14)年から掲げられているという。自刃の図が萩市にあった理由は定かではないが、毎年秋分の日には地元の地蔵講が中心となって慰霊祭を行っている。
 唐樋町内会の塩飽(しわく)利直会長によると、かねてから町内会として自刃図を会津に持参し、白虎隊を供養したい―と願っていたという。
 念願かない、萩市から9人が来県。自刃図を白虎隊士の墓前に供え、手を合わせた。また、萩市出身の吉田松陰が会津を訪れた際の足跡をたどったほか、「会津と萩との友好を考える会」の滝沢洋之さんらと交流を図った。塩飽会長は「会津の方々が白虎隊士をしっかりとまつっていることが素晴らしい。これからも自刃図を守る。会津と積極的に交流したい」と話した。

福島民報   2013年10月4日
-------------------------------------------------------------------------------

誰だって立ち止まって迷うことがある。
迷うということは 目に前にプラス思考の道と
マイナス思考の道の両方があるということだ。

そういうときにどうしたらいいか。
簡単明瞭なんだよ。
プラス思考の道を選べ。

どっちが正しい道か、なんて聞くなよな。
そんなものわかりっこないんだから。
( 山田昭男  創業者)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月7日(月) 歴史、政治、社会
あぶくま抄(10月5日)
 一人の長州藩士が福島市内に、ひっそり眠る。西軍参謀として、会津藩への武力制圧を強く主張した世良修蔵だ。大河ドラマ「八重の桜」にも登場した。福島稲荷神社が今年、境内にある墓を改修し、新たに案内板を設けた。
 県内で好感を持たれることは少ない。東北諸藩による会津救済の訴えに、耳を貸さなかったとされる。慶応4(1868)年、宿泊していた福島城下で仙台藩士らに命を奪われた。墓には、血の付いた石だけが納められたと伝わる。異郷に葬られた心境は、さぞ複雑だろう。
 山口県(長州)出身の安倍晋三首相の一家は、本県に不思議な縁がある。亡き父晋太郎さんは昭和63(1988)年夏、自民党幹事長として知事選の候補者調整に関わり、心労を募らせる。息子は、自らの命運を懸けた2つの国政選挙を県内から始めた。福島第一原発の汚染水問題解決が国際公約となる。抜本的な対策は見えず、トラブルが続く。
 山口から世良の墓参に訪れる人は絶えない。「敵地」で手厚く弔われていることを知り、感激して帰るという。福島再生に懸ける首相の意気込みは本物だろうか。結果が表れた時、両県の距離は、ぐっと近づく。

( 2013/10/05 08:58 カテゴリー:あぶくま抄 )
△top
2013年10月6日(日) 歴史、社会、政治
治維新、 2013年10月6日
10.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
30.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
41.井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士 星 亮一
59.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
94.坂本龍馬 その偽りと真実 (静山社文庫)星 亮一

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月6日
41.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
61.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
103位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
338位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般
を一部評価する教科書、韓国の検定通過
読売新聞 10月6日(日)9時1分配信

論争を巻き起こした教学社の「韓国史」と検定に通過した他7社の教科書

 【ソウル=吉田敏行】歴史問題などで日本との関係が冷え込む韓国で、日本統治時代(1910〜45年)を一部評価する教科書が今年初めて教科書検定を通過し、歴史観を巡る論争を巻き起こしている。

 問題の教科書は、韓国の出版社「教学社」の高校用韓国史。「ニューライト」(新保守派)の知識人で、新しい教科書をつくる運動を続けてきた公州大の李明煕教授ら6人が執筆した。8月末、教育相の委託で教科書検定にあたる国史編さん委員会が合格とした。

 しかし、合格した他の7冊とは異なり、日本統治時代を経済発展や規律改善などの面で一部評価したことや、左派が「親日政治家」と批判する歴代大統領の業績を肯定的に記述していることから、野党・民主党や市民団体が検定結果の撤回を求めている。

 新保守派は、2005年、市民団体「ニューライト全国連合」が結成されたのがきっかけ。「偏った歴史観の是正」を掲げ、1年間で全国に約11万人の会員を集めたとされる。

 反北朝鮮の立場が明確で、日本統治時代や独立後の歴代政権を、経済発展の視点から再評価する点が特徴だ。新保守派関係者は「決して親日なわけではない。客観的に韓国の発展史を見直そうという立場だ」と話す。

最終更新:10月6日(日)9時1分、



明治維新、 2013年10月6日
--------------------------------------------------------
シリア化学兵器施設は25カ所 反体制派地域にも

 【ダマスカス=杉山正】シリアの化学兵器廃棄に向け、首都ダマスカス入りしている化学兵器禁止機関(OPCW)と国連の合同査察団の関係者は4日、全土に25カ所の化学兵器の製造・貯蔵拠点があることを、朝日新聞の取材に明らかにした。施設は反体制派支配地域や内戦の激戦地などにもあり、査察は困難が予想される。

 査察団が把握したシリアの化学兵器の実態が、初めて判明した。この関係者によると、総量は1千トンと推計され、製造や貯蔵をする施設はダマスカスから20キロほどの郊外や、反体制派との激戦地ホムスやハマなどに点在する。施設は、コンテナほどの小さなものから、ホテルのような大規模なものまであり、8カ所は移動式だという。

 査察団はシリア政府の申告に基づき、化学兵器の担当者らに質問を重ねた。貯蔵形態や施設の位置などすべてについて詳細で「満足できる回答」があり、信用できると判断した。
.
朝日新聞社   2013年10月5日
-------------------------------------------------------------------------------
「中国以外のすべての国が間違っていることはあり得ない」=領土問題での態度軟化を促す―マレーシア首相

30日、多維新聞によると、マレーシアのナジブ・ラザク首相が中国に対して「衝突は避けるべき」と領土問題での強硬姿勢を改めるよう呼びかけた。写真は南沙諸島。

2013年9月30日、北米華字メディア・多維新聞によると、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が10月2〜8日の日程でインドネシアとマレーシアを訪問し、バリ島で行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の第21回非公式首脳会議に出席する。

これに先がけ9月28日、マレーシアメディアはナジブ・ラザク首相の「対立ではなく、友人間の問題として領土紛争を解決していくべき」とする記事を掲載した。「中国は領土紛争が起きている周辺諸国との間で、衝突を通じて問題解決を図るべきではない。もし中国が周辺国と長期に付き合っていくことを考えるなら、強硬な態度を改めた方が中国にとってプラスになる」と指摘している。

また、中国はすでに日本、韓国、ベトナム、フィリピンとの間で領土紛争を起こしていることについて、「もしマレーシアとの間でさらなる紛争が起きれば、中国以外の国がすべて間違っているということはあり得ず、全世界が中国に対して何らかの結論を出すことになるだろう」とした。

日中間の尖閣問題や中比間のスカボロー礁を巡る対立ほど激しくはないものの、中国とマレーシアも南シナ海で主権を争っている。2009年3月には、当時のアブドラ・バダウィ首相が南沙諸島(スプラトリー諸島)に上陸し、同諸島及び周辺海域における主権を宣言している。(翻訳・編集/岡田)

Record China  2013年10月5日
-------------------------------------------------------------------------------
原発事故被害の完全救済を 日弁連が大会で決議

 東京電力福島第1原発事故による被害は基本的人権の侵害に当たるとの観点から、住民の被害救済を考える日弁連主催の第56回人権擁護大会は4日、広島市で開かれ、「福島第1原発事故被害の完全救済および脱原発を求める決議」を採決した。日弁連は決議を受け、基本的人権の回復と賠償の実現に向け、政府への要請活動を強化する。
 賠償の分野では、原発事故以前の生活への原状回復を基本にすべきだとした。事故で被った被害が家族の分断や生活環境の破壊など多くの分野にまたがり、今後も予想できない分野で発生する可能性もあるため、被害者ではなく国が被害状況を自ら継続調査し、実態に応じた賠償指針に見直すべきだとした。
 健康被害の防止では、「子ども・被災者支援法」をめぐり、法の趣旨に沿った政策が確実に実施されるよう、政府内に外部委員を交えた常設の諮問機関を設け、公開の場で政策を議論する必要性を指摘した。また、広島・長崎の被爆者への健康面での支援措置が被爆から12年後に制度化された反省を踏まえ、原発事故の被害者が速やかに無償で多様な健康診断を受けられる体制づくりを求めた。
 原子力政策については、国内全基の廃炉を主張。発送電分離などの電力システム改革、原発立地地域への交付金の用途転換などを通じて再生可能エネルギーの利用を促進すべきだとした。

福島民友   2013年10月5日
-------------------------------------------------------------------------------

いつだって、
解決すべき問題は山積みです。

だって、人生そのものが、
問題集みたいなものですから。
( 和田裕美  経営コンサルタント)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_ni



教員公募制、大阪市が全面導入へ 校長の裁量拡大狙う
朝日新聞デジタル 10月5日(土)19時8分配信

 【尾崎文康】校長が欲しい教員像を示して募集する「教員公募制」を、大阪市教委が2年後に全429小・中学校で導入する方針を固めた。校長に人事で裁量を発揮させ、学校を活性化させるのが狙い。「今後は公募を基本にした人事異動に転換する」と目標を掲げ、来春の異動でまず100校を対象に始める。

 大規模な指定市が教員公募制を全面導入するのは異例。近く教職員組合との交渉に入り、合意をめざす。

 初年度は「英語教育」「習熟度別授業」などで特色のある学校など計100校(小56、中42、小中一貫2)が対象。例年、1校当たり2、3人が異動するが、教員公募枠は各校1人とする。応募できる教員は同じ学校で7年以上勤めた人のみに限定する見込み。

 構想では、年末に市教委が公募制の実施校を公表。各校長が、学校の特色や教員の得意分野など求める人材像を示し、翌年1月まで応募を受け付け、2月ごろに選考。合格した教員を4月1日付で異動させる。

朝日新聞社

honshi/
△top
2013年10月5日(土) 歴史、政治、社会
<維新の会>堺市長選完敗 あかんわ橋下さん 人気支えた女性たち離反 ぐらつく地方議員
毎日新聞 10月4日(金)15時24分配信

「僕の力なんて、こんなもの」。堺市長選から一夜明け選挙戦を振り返る橋下徹大阪市長=大阪市役所で2013年9月30日、山田尚弘撮影

 ◇人気支えた女性たち離反 周辺首長ら「維新包囲網」 ぐらつく地方議員

 わずか1年前には「首相にふさわしい人」のトップを競っていた橋下徹・日本維新の会共同代表(大阪市長)が正念場を迎えている。参院選での不振に続く堺市長選完敗で「常勝神話」は崩壊した。橋下氏は終わったのか−−。それを知るには大阪の街を歩いてみるしかない。

【大阪のおばちゃん30人に聞いた一覧】

 橋下人気を支えてきた原動力の一つが、いわゆる「大阪のおばちゃん」だ。政界進出のきっかけとなった2008年の大阪府知事選ではペンライトを持った追っかけおばちゃんたちが街頭演説をハシゴしていたほどだった。ところが今、彼女たちの間で「橋下離れ」が顕著になっている。 議会質疑報告>>平成24年3月12日
 
H24-9-10
◆佐竹伸一議員 
議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、これよりおのれ一身の真実を貫き、市民のために生きる、このことを誓い、市政一般質問を始めます。
  大きな1番、(仮称)フクシマ国際科学技術大学院大学の誘致を、所属会派、新政会の政策として取り組むことになりましたので会派を代表して質問いたします。
  まず初めに、2001年ノーベル化学賞を受賞され、現在、理化学研究所理事長を務めておられる野依良治博士の文章を紹介いたします。「世界経済が低迷する中、各国ともに成長戦略として科学技術イノベーションを加速しています。我が国の第4期科学技術基本計画においても、従来の科学技術の振興に加え、イノベーションの推進と東日本大震災からの復興再生がうたわれています。喫緊の課題である原子炉の安全性の向上、長期にわたる廃炉作業誰が担うのか。最高水準の総合技術開発と最優秀かつ献身的な大学院生の育成が必須です。国は、6月に世界で活躍できる人材の育成を図る戦略を取りまとめましたが、基礎知識からイノベーションの創出を国、社会が総がかりで取り組む必要があります」、このように今後の科学技術のあり方をのべています。
  以上の科学技術の振興とイノベーションの創出といった国の方針を踏まえて、今秋開校する沖縄科学技術大学院大学の沿革を紹介します。
  2001年6月に沖縄及び北方対策・科学技術政策担当相の尾身幸次内閣府特命担当大臣が、基地問題に苦しむ沖縄の産業振興を目的に科学技術大学院大学構想を提唱。同8年に有馬朗人元東京大学総長を座長に第1回構想検討会を開催。その後、断続的に計8回開催。
  2002年4月にロサンゼルス近郊にて国際顧問会議を開催。ちなみに、9人の顧問のうち3名がノーベル賞受賞者。同年5月に小泉純一郎内閣総理大臣が沖縄科学技術大学院大学の推進を表明。
  2003年に沖縄県恩納村を建設予定地に選定。
  2005年に沖縄科学技術大学院大学の推進主体を設立する独立行政法人の理事10名のうち5名はノーベル賞受賞者。
  2011年11月に沖縄科学技術大学院大学設立。
  次に、沖縄科学技術大学院大学の理念を紹介します。
  1、世界最高水準、世界トップクラスの英知を結集し、世界最高水準の科学技術に関する研究及び教育を行う。2、国際性、教員と学生の半数以上を外国人とし、公用語は英語とする。
  3、世界的連携、世界のとりわけアジア・太平洋地域における化学者のネットワークの中心として発展しながら、世界のトップクラスの大学や研究機関と連携して、研究協力や共同研究を行う。
  4、産学連携、企業との共同研究や研究成果の産業化に取り組むことにより、企業の集積を促し、知的・産業クラスターを形成する。
  これが沖縄科学技術大学院大学の理念の内容です。
  沖縄科学技術大学院大学は、私立大学院大学ではありますが、開学以降10年間は、実質100%国からの補助金で運営されますので、11年目以降は独自の運営費用が必要となります。基礎研究とイノベーションの創出、大学院大学の独自の運営、つまり産学連携が必須条件となります。開学前に、既に製薬会社等数者の誘致が決まっており、まさに野依博士が述べた科学技術イノベーションの推進が沖縄で実行されています。また、企業誘致用の土地の造成や、世界中から集まってくる研究者の子どもたちのためのハイスクールなどの建設も進んでおり、まさに1つの大学都市と言うよりは、イノベーションの創出拠点が、ここに集中的に建設されています。
  私は沖縄科学技術大学院大学の設立に最も尽力されたのは、有馬郎人博士だと思います。ご存知のように、有馬博士は東京大学総長、理化学研究所理事長、文部大臣、科学技術庁長官を歴任、日本の科学技術の発展に大きな貢献をされ、また、本県とも大変ゆかりの深い方であります。有馬博士は沖縄戦を体験し、基地問題に苦しむ沖縄の人々の心を理解できたからこそ、この高層を実現できたのではないかと思います。
  山川健次郎、この名前を耳にされた方は多いはずです。会津藩出身で、戊辰戦争後、長州の奥平兼輔の書生となり、苦学の末、後東京帝国大学総長になられた方です。
  有馬博士は、山川健次郎を大変尊敬されており、郡山在住の作家でもある星亮一氏の著作「山川健次郎伝」の後書きも書かれております。有馬博士は沖縄同様、本県のこうむった原子力災害に深い憂慮をされているとも聞いております。
  我が新政会は、(仮称)フクシマ国際科学技術大学院大学の誘致に向けて、具体的な構想と誘致運動を始めました。まず、第4期科学技術基本計画及び福島復興再生特別措置法を踏まえ、広域連携で誘致運動を進めること。具体的には、郡山市が推進母体となり、猪苗代町、会津若松市等と連携し、国・県に対し、復興のシンボルとして誘致運動を進めることです。既に、民間ではNPO法人フクシマ未来戦略研究所が設立され、東京のシンクタンク、研究所、大学との連携も始まっています。
  また、野口英世が米国で初めて学んだペンシルベニア大学、これは世界大学ランキングのトップ10に常時入る大学ですが、ほかに野口博士が細菌学の研究を始めたロックフェラー大学院との連携も予定しています。
  今月、有馬博士が来県される折には、新政会をはじめフクシマ未来戦略研究所などの推進団体が有馬博士との協議を始める予定であります。
  東日本大震災、原子力災害、台風15号による水害等、現実の諸問題で当局も目いっぱいでしょうが、原子力災害により24時間市民が被曝し続けている状況や、小さな子どもたちを抱え、やむなく県外に避難している多数の市民のことを思うと、教育による福島の復興、郡山の復興、つまり(仮称)フクシマ国際科学技術大学院大学の誘致こそが未来に向けた復興の足がかりになるものと思います。
  そこで伺います。
  まず、イノベーションについてですが、今後の科学技術のみならず、社会全体に強い影響を及ぼすイノベーションという概念をどのように認識しているのか伺います。
  次に、第4期科学技術基本計画の認識と取り組みについてですが、独立行政法人産業技術総合研究所の郡山市進出に伴い、郡山市は再生可能エネルギーの研究を柱とした科学技術の中心都市に位置づけられようとしていますが、第4期科学技術基本計画について、当局の認識と基本計画に沿った取り組みを伺います。
  次に、内閣府の関わりについてですが、沖縄科学技術大学院大学の開学まで、終始、内閣府が担当したことに対する当局の見解を伺います。
  次に、(仮称)フクシマ国際科学技術大学院大学の誘致についてですが、第4期科学技術基本計画及び福島復興再生特別措置法を踏まえながら、(仮称)フクシマ国際科学技術大学院大学の誘致について、当局の見解と誘致運動への今後の関わりへの可能性について伺います。
  大きな2番、古川ポンプ場について。
  昨年の台風15号による大規模水害から、間もなく1年を迎えようとしています。現在、第三者機関である日本大学工学部に検証を依頼しているそうですが、1年が経過しようとしているのに、なぜポンプが故障してしまったのか、いまだ結論は出ていません。古川ポンプ場は、建設計画からもう20年以上経過していますが、計画どおりの能力増強がいまだなされていません。都市化の進展に伴う雨水流出量の増大やゲリラ豪雨など、当初のポンプ3台体制では明らかに能力不足であることは否めません。特に、古川ポンプ場周辺は、農地から住宅地への移行により、早急な雨水対策が必要とされていました。
  このような中、都市化の進行に伴い、各都市では相当な雨水対策事業を行っています。従来の速やかに雨水を流すという概念から、現在は浸透、貯蓄をしながらゆっくり雨水を流すという概念に変わってきています。
  以上の点を踏まえ、過去の質問内容と重なる部分もあるかもしれませんが、以下の点を伺います。
  まず、ポンプの点検方法についてですが、ポンプの故障前には目視点検という点検方法もとられていたようですが、現在もこのような点検方法がとられているのか、また、従来の点検内容と変わった点があるのか伺います。
  次に、ポンプの稼働についてですが、現在、3台のポンプはどのように稼働させているのか伺います。
  次に、台風15号に対する危険性の認識についてですが、西日本で最も恐れられているのは、進行速度が遅く、風雨が長時間続く台風でありますが、昨年の台風15号の際、どの程度の危険性を認識していたのか伺います。
  次に他自治体におけるポンプの故障例についてですが、他自治体において雨水ポンプの故障例やポンプの故障により浸水被害があった具体的な例があれば伺います。
  次に、ポンプ場の維持管理者についてですが、緊急時の対応のためには、古川ポンプ場の機械設備のプラントメーカーが維持管理をするのが妥当だと思います。現に、昨年9月のポンプ故障の際にはT社では対応できませんでした。汚泥処理メーカーとしてはT社が有力企業であることは認めますが、ポンプ故障時に速やかな対応が「できなかったT社がなぜ今も維持管理を続けているのか伺います。
  次に、修繕費用ですが、市は、原動機のオーバーホール及びプラントの配管用を支払ったとのことですが、第三者機関による検証結果も出ないうちに支払う義務があったのか、また、この支払いは一時的な立てかえ金であって、検証結果によっては市に変換されるお金なのか伺います。
  次に、検証業務の情報開示についてですが、第三者機関との古川ポンプ場No.1原動機故障原因究明検証業務委託の履行期間は、平成24年5月25日から同12月31日までとなっています。委託した内容の情報を開示していく必要があると思いますが、当局の見解を伺います。
  また、なぜこれほどの期間が必要なのか、あわせて伺います。
  次に、ポンプの建設についてですが、古川ポンプ場の建設から20年が過ぎても、残り2台の増設がなされていませんが、この間、なぜ増設されなかったのか、また、今後の増設計画はどうなっているのか伺います。
  大きな3番、危機管理監の採用と隊友会との防災協定について。
  東日本大震災及び原子力災害における自衛隊の被災地への迅速な展開と救援活動は、まさに英雄的行動でありました。この大震災に対し、陸海空の3自衛隊は、統合幕僚監部の作戦指揮のもと、戦後初めて統一した作戦を実施したものであります。また、米軍との連携により、被災地への救援活動のみならず、国防という国の根幹に関わる点でも十分な機能を果たしたのであります。
  郡山市においても、第6特科連隊、第6高射特科大隊の部隊が、震災当日には宮城県東松島町に展開し、生存者の救出、被災者への支援などに当たりました。また、残りの隊員は、交代要員として郡山駐屯地に待機しましたが、福島第一原子力発電所の爆発による原子力災害の発生により、郡山駐屯地は急遽、最前線の兵站地、つまり後方支援の最重要拠点となったのであります。寛大な被害を起こした大震災と、国が全く想定していなかった福島第一原子力発電所の爆発、もはやこれまでかと思われたときに、福島救援のために、全国から自衛隊の精鋭部隊が続々と郡山駐屯地に集結してきました。被災者支援のために、食料、水、油、毛布などがここに集積され、全国から集結した自衛隊員は不眠不休で被災地へと向かったのです。乾パンと缶詰だけの食事が続き、時に自分たちの食料を被災者に分け与え、心に傷を負った子供たちには笑顔でこたえ、洗っても落ちない油と汚泥にまみれた制服に身を包み、隊員たちは長期間の救援活動に当たったのです。震災による直接的な被害のみならず、本件では原子力発電所の爆発による放射能汚染に見舞われたことを忘れてはならないと思います。隊員たちは己の生命を顧みず、福島を救うため、祖国日本を救うため、空から、海から、そして陸上から、福島第一原子力発電所の危機的状況を打開するために活動を始め、そして福島壊滅という最悪の事態はさけれらたのです。
  そこで伺います。
  退職自衛官についてですが、防衛省の数字によりますと、全国の都道府県及び市町村において、防災や危機管理分野で活躍する退職自衛官は、平成23年4月末現在で193名おりますが、本市は何人いるのか。また、防災や危機管理以外の分野では、あわせて伺います。
  次に、職員に対する防災危機管理教育についてですが、本市は、職員に対して、どのような防災危機管理教育を行っているのか伺います。
  次に、自衛隊の役割と隊員の危機管理能力についてですが、東日本大震災の際に、自衛隊の果たした役割と隊員の危機管理能力をどのように評価しているのか伺います。
  次に、多田野演習場を
除染で発生した汚染土壌等の仮置場の要望についてですが、演習場は自衛隊の訓練の場でありますが、本市は多田野演習場を除染で発生した汚染土壌等の仮置場として使いたいと国に要望しましたが、その理由を伺います。
  次に、地域防災計画の見直しについてですが、防災ハンドブック改訂版の市民への配布等はされましたが、地域防災計画の見直しの進捗状況を伺います。
  次に、大災害時の初動体制についてですが、今後、退職幹部自衛官を危機管理監として採用する考えがあるのか伺います。
  次に、隊友会との防災協定についてですが、全国の都道府県及び市町村において、災害に備えて、隊友会と防災協定を締結している自治体は、平成24年6月現在で、予定も含めて55団体ありますが、本市においても、今後、隊友会と防災協定を締結する考えがあるのか伺います。
  大きな4番、硬式野球場の民間チームへの開放について。
  先日の開成山野球上でのプロ野球公式戦には、数多くの郡山市民が観戦に訪れ、選手の一つ一つのプレーに球場は大歓声に包まれ、数キロ先でもその歓声聞こえました。改めて郡山市民の野球に対するに対する熱狂ぶりを感じたものです。
  さて、今年度、ボーイズリーグ、シニアリーグ、ヤングリーグの中学生硬式野球3団体、マスターズ甲子園、郡山ベースクラブ等が、郡山野球協会を設立し、シの体育協会に加盟しました。特に、中学生硬式野球3団体は、数多くの甲子園球児を輩出し、将来を嘱望されるまでになっております。
  しかしながら、各チームとも民間の野球場を使って練習しているのが実情であります。平成23年9月定例会において、栗原晃議員も同様の質問をされましたが、硬式野球をする子どもたちの数はそれほど多くないとの理由で、新たな硬式野球上については、今後、その必要性等も調査研究していくとの消極的な答弁でした。元プロ野球の名コーチが主催する「荒川博」杯などは、全国から中学生硬式野球チームが集まり、その父兄の数を入れると相当の人数になりますが、この大会のメイン球場は泉崎さつき公園球場でもあります。こうした大会が郡山市で開催されれば、市民にとっても、また経済効果においても、その恩恵は大きいものと考えます。
  そこで伺います。
  開成山野球場の利用についてですが、市内で唯一の硬式野球上である開成山野球場の使用について、申し込みをしても常にスケジュールがいっぱいなっているとのことですが、いつ申し込みをしても常にスケジュールがいっぱいになっているとのことですが、いつ申し込みをすれば球場の予約ができるのか。また、予約が重なった際の調整はいつ行うのか。さらに、民間チームには実際に門戸が開かれているのか、あわせて伺います。
  次に、スポーツ広場における硬式野球の利用についてですが、野球場だけでなく、スポーツ広場でも硬式野球ができる環境を整備する必要があると考えます。逢瀬スポーツ広場だけではなく、スポーツ広場でも硬式野球ができる環境を整備する必要があると考えます。逢瀬スポーツ広場は、他のスポーツ広場と比較した場合、利用者数は多い方ではありません。新たな需要を掘り起こすためにも、まず逢瀬スポーツ広場を整備して硬式野球ができる環境にできないものかお伺いします。
  以上、1回目の質問を終わります。
〇太田忠良副議長 当局の答弁を求めます。原市長。
      [原正夫市長 登壇]
◎原正夫市長佐竹伸一議員の項目3、危機管理監の採用と隊友会との防災協定についてのうち、地域防災計画の見直しについてお答えいたします。
  昨年は、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故、さらに台風15号の浸水被害など、多くの災害に見舞われました。そのため、本市においては、郡山市地域防災計画に基づき、消防団、広域消防組合、警察、自衛隊など、関係機関との連携を図りながら、避難所の解説や水道等、ライフラインの確保など、速やかな被災者対策を実施するとともに、復旧調査を実施するとともに、これらの課題整理のため、実務者検討会議を始め、防災関係課長会議、さらに部局長による災害対応検証会議などを実施し、検証作業を進めております。
  また、東日本大震災及び台風15号水害対策特別委員会や、昨年の被災経験を踏まえた災害対応の検証が必要であることから、全庁的に災害対応についての課題調査を実施するとともに、これらの課題整理のため、実務者検討会議を始め、防災関係課長会議、さらに部局長による災害対応検証会議などを実施し、検証作業を進めております。
  また、東日本大震災及び台風15号水害対策特別委員会や、東京電力福島第一原子力発電所事故放射能対策特別委員会から、さらに消防団、自主防災会などから貴重な意見や提言をいただいておりますので、これらを十分に踏まえ、郡山市地域防災計画の見直しを行っているところであります。
  なお、現在、国におきましても、東日本大震災を踏まえた防災基本計画の修正が行われており、県においても、福島地域防災計画の見直しが進められておりますので、これらの計画との整合性を図りながら、本市地域防災計画の見直しを進め、安全・安心なまちづくりに努めてまいります。
  以上、答弁といたします。
〇太田忠良副議長 小野総務部長。
      [小野利信総務部長 登壇]
◎小野利信総務部長 初めに、退職自衛官についてでありますが、本市においては、本年度、防災や危機管理分野で任用している職員はおりませんが、それ以外の職員は11人となっております。今後の採用につきましては、必要に応じて検討してまいります。
  次に、職員に対する防災危機管理教育についてでありますが、職員の迅速な対応が求められる初動体制の確立や各部局の円滑な災害対応と相互連携を図ることなどを目的に、総合防災訓練や避難訓練を実施しているほか、危機管理講演会やAED講習会などを開催し、職員の防災に対する意識の醸成を図ってきたところであり、今後ともあらゆる機会をとられ、職員の危機管理意識の高揚に努めてまいります。
  次に、自衛隊の役割と隊員の危機管理能力についてでありますが、今回の東日本大震災において自衛隊が人命救助や救援物資の搬送、さらに給水、給食支援など、昼夜を問わず活動されましたことは、本市を含め被災自治体にとりまして心強く、市民生活の安全・安心を寄与したものと認識しております。
  また、隊員は、日々の厳しい訓練と災害派遣等の現場で培われた高い危機管理能力を持って今回の活動に当たられたものと考えております。
  次に、大災害時の初動体制についてでありますが、地域防災計画においては、大規模地震を想定し、初動体制として地震の規模に応じた体制を規定しており、それぞれに職員の動員体制、情報の収集、広報体制、被害状況に応じた応急体制、さらに救助活動の体制などを定めており、これによって大規模災害への対応を図っているところであります。
  次に、危機管理監の採用についてでありますが、本市においては、陸上自衛隊郡山駐屯地第6特科連隊第3科長が市防災会議委員であり、また災害発生時には、市災害対策本部会議へ参画いただくなど、自衛隊との連携を図りながら、防災や災害の対応に当たっているところであります。
  また、危機管理については、一昨年、危機管理課を設置し、体制の強化を図っており、退職幹部自衛官の危機管理監への採用につきましては、他自治体の事例を調査するなど、研究してまいります。
  次に、隊友会との防災協定についてでありますが、災害時における支援や協力について、他自治体の事例を調査するなど、防災協定について研究してまいります。
  以上、答弁といたします。
〇太田忠良副議長 鈴木原子力災害対策直轄室長。
      [鈴木茂清原子力災害対策直轄室長 登壇]
◎鈴木茂清原子力災害対策直轄室長 多田野演習場に対する仮置場の要望についてでありますが、国が被災地の復興のため国有地を積極的に提供する方針を示したことを受け、この演習場が広大な面積を有し、幹線道路とのアクセスがよく、また民家との距離が確保されているなど、仮置場として早期に使用できる条件が整っていることから国に対し要望したところでありあます。
  以上、答弁といたします。
〇太田忠良副議長 危機管理監の採用と隊友会との防災協定について、佐竹伸一議員の再質問を許します。佐竹伸一議員。
      [11番 佐竹伸一議員 登台]
◆佐竹伸一議員 まず、1点なんですが、自衛隊の役割と隊員の危機管理能力について説明しました。その中で、隊員の日々の訓練、こうしたものが緊急時の対応に大いに役立っているとの答弁をいただきましたが、反面、多田野演習場に対する仮置場の要望については、仮置場として国有地の提供を受け取ることができると。これが最適な条件であるということでありますけれども、これは郡山市当局として、自衛隊というものに対しての認識が一致していないのではないかと。全く違う話をしているんじゃないかと思うんですね。
  演習場がなければ、自衛隊は緊急時に展開できないんですよ。日々の演習のたまものですから、ここを仮置場に要望したこと自体が私は問題ではないかと。これを言っているわけです。
  片方では日々の訓練はたまものだと。片方ではえ、演習場は仮置場としては適していると。全く矛盾した話だと思います。もう一度この点はご答弁いただきたいと思います。
  それから、危機管理監の採用についてなんですが、現在、郡山駐屯地の第3科長が会議に出ているということなんですが、私が調べた範囲では、あまり郡山市と自衛隊との連絡体制がうまくいっていないんじゃないかなと、こういう感じを持ったものですから、今回この質問を入れたわけです。
  それで、今、当市には危機管理課があるということです。それと、消防防災課ですね。この2つが多分こういった大災害の時には中心的存在になると思うんですが、現在、危機管理課の職員は、原子力災害対策直轄室のほうにも何人か行かれてると思うんですが、この辺が独立して危機管理課として機能できるのか、今の状態で。この点を再質問したいと思います。
〇太田忠良副議長 当局の答弁を求めます。鈴木原子力災害対策直轄室長。
◎鈴木茂清原子力災害対策直轄室長 再質問にお答えいたします。
  多田野演習場に対する仮置場の要望に関してでございますけれども、自衛隊の役割と多田野演習場が国防を含めた有事の際の重要な施設であること、これは十分認識しておりますが、中間保管施設を確保するまでの一定期間の間、先ほど答弁いたしましたが、国が国有地を積極的に提供する方針を示したことを受け、さらには仮置場として条件が最も適した国有地として判断したことから要望した次第でございます。
  なお、これにつきましては、東北防衛局から行政財産のための貸与不可との回答がありましたが、その後、環境省、福島環境再生事務所から、仮置場としての条件に合致しているとの助言を頂き、再度、仮置場として要望いたしましたが、有事の際に部隊の中継基地、物資輸送の基地として重要な位置づけであるということで却下された経過がございます。
  以上、答弁といたします。
〇太田忠良副議長 小野総務部長。
◎小野利信総務部長 再質問にお答えいたします。
  危機管理課の職員が原子力災害対策直轄室と兼務している上で、独立しての機能を果たしているのかというご質問だと思いますけれども、確かに原子力関係、これも危機管理の部門に入るかと思いますし、大変忙しい状況ではありますけれども十分に職員が機能して、連絡や調整を測っておりますので、現在は、うまく機能していると考えております。
  以上でございます。
〇太田忠良副議長 佐竹伸一議員の再々質問を許します。
      (「なし」と呼ぶ者あり)
〇太田忠良副議長 次に項目1、(仮称)フクシマ国際科学技術大学院大学の誘致について、当局の答弁を求めます。箭内総合政策部長。
      [箭内研一総合政策部長 登壇]
◎箭内研一総合政策部長 初めに、イノベーションについてでありますが、その概念は、技術や経営の革新により、ものづくりや仕組みなどに新たな価値を生み出し、社会的な変化をもたらすことであると認識しております。
  次に、第4期科学技術基本計画の認識と取り組みについてでありますが、本計画は、我が国の科学技術政策のあり方を定めた科学技術基本法に基づき策定されたものであり、今後5年間の科学技術政策を総合的に推進するための方針として、その課題と方策を明示したものであると認識しております。
  この計画には、東日本大震災からの復興に向けた再生可能エネルギーの普及推進なども、研究開発の柱の一つとして位置づけられていることから、今後、国の動向を注視してまいる考えであります。
  次に、内閣府の関わりについてありますが、国が沖縄科学技術大学院大学を科学技術の推進や沖縄の自立的発展に寄与するものと位置づけたことから、省庁を横断的に整備を図るための内閣府が直轄して行ったものと考えております。
  次に、国際的な科学技術大学院大学の誘致についてでありますが、国内外の英知を結集した大学院大学などの高等教育機関を誘致することは、人づくりや地域の活性化など、本市の復興を図る上で有効な手段の一つであると認識しておりますので、今後、国・県の動向を注視してまいりたいと考えております。
  以上、答弁といたします。
大田忠良副議長 (仮称)フクシマ国際科学技術大学院大学の誘致について、佐竹伸一議員の再質〇問を許します。
      (「なし」と呼ぶ者あり)
〇太田忠良副議長 次に、項目2、古川ポンプ場について、当局の答弁を求めます。宗形下水道部長。
      [宗像光章下水道部長 登壇]
◎宗像光章下水道部長 初めに、ポンプの点検方法についてでありますが、昨年度までは、4月から12月まで週1回の目視点検及び月1回の無負荷運転、1月から3月までは月1回の目視点検を実施してまいりました。本年度からは、1月から3月までの目視点検を月2回に、また4月から12月までは週1回の目視点検に加え、実際に阿武隈川へ排水を行う実負荷点検を職員立ち会いのもと、年間を通して月2回実施することに改め、確実な可動ができるように改善を図ったところであります。
  次に、ポンプの可動についてでありますが、3台のポンプの平均的な可動による機器の延命化の意味合いから、ローテーションにより稼働させているところであります。
  次に、台風15号に対する危険性の認識についてでありますが、9月21日午前3時現在で、中心気圧940ヘクトパスカル、最大風速45メートルで大雨をもたらしている大型で非常に強い台風であるとの認識から、同日の早朝から職員を下水道管理センターに待機させ、緊急時の備えに努めたいところであります。
  次に。他自治体におけるポンプの故障例についてでありますが、当ポンプ場の運転管理業務の委託については、技術的要件をを含む一定以上の要件を満たす必要がありますが、機械設備のプラントメーカーについては、この要件を満たしておりません。この業務委託については、制限付一般競争入札を適用し、これらの要件を満たしたすべてのものが参加できる入札方式で実施いたしましたが、1社のみの入札参加申請であったものであります。
  次に、修繕費用の支払い義務についてでありますが、市職員による関係者への聞き取りから推定した原因箇所の改善にかかった費用の対価として支払ったものであります。
  また、検証結果によっては市に返還されるものかについては、検証結果を踏まえ判断させれるものであると考えております。
  次に、検証業務の情報開示についてでありますが、古川ポンプ場の原動機故障原因については検証中であり、これらの内容の開示により、市民及び関係者に予断を生ぜしめるとの判断から、現在、委託した内容等については開示していないものであります。
  また、12月31日までの履行期間につきましては、受託機関である日本大学工学部が必要と判断した期間であります。
  次に、ポンプの増設についてでありますが、これまで上流の雨水幹線の整備状況やポンプの稼働状況を考慮し、3台のポンプで対応していきたいところであります。
  以上、答弁といたします。
〇太田忠良副議長 古川ポンプ場について、佐竹伸一議員の再質問を許します。佐竹伸一議員。
      [11番 佐竹伸一議員 登台]
◆佐竹伸一議員 まず、修繕費用についての件ですけれども、これはやはり中間報告などを見てみましても、要するにポンプ場の故障の原因というのは3つしかないわけで、1つには、エンジン部分に欠陥があった。もう1つは、このポンプ場のプラントメーカー、ここに設計上のミスがあったか、もしくは設計上のミスがあった。それから、もう1点は、保守管理が全くずさんに行われていた。この3つの中で複合的に故障の原因が起きたということもまた考えられますけれども、ここでまず1つは、このエンジン部分に欠陥があったということは、まず考えられない。これは何といっても、自動車メーカーであるD社がつくったものであり、これを単に採用しただけでしょうから。そこでお伺いしたいのが、このプラントメーカーに払った金額、これは多分新しいパイプを作った分も入っていると思うんですけれども、なぜ旧来のままの状態ではなくて、違う形のポンプの配管になってしまったのか。それに対しての費用も含まれていたのかどうか、この点を再度伺いたいと思います。
〇太田忠良副議長 当局の答弁を求めます。宗形下水道部長。
◎宗像光章下水道部長 再質問にお答えいたします。
  エンジン等含めまして旧型ではなくて、内容を変えたのかというご質問であろうかと思いますが、今回、私どもの市職員によります検証の結果、温調弁が常に開きっぱなしだった。また、その圧力を調整するための圧力調整弁がなかったということに対しまして、これが原因だろうということを推定いたしまして、その内容について修繕を行い、その対価としてこの支払いを行ったということでございます。
  以上、答弁といたします。
〇太田忠良副議長 佐竹伸一議員の再々質問を許します。
      (「なし」と呼ぶ者あり)
〇太田忠良副議長 次に、項目4、硬式野球上の民間チームへの開放について、当局の答弁を求めます。伊藤生涯学習部長。
      [伊藤達郎生涯学習部長 登壇]
◎伊藤達郎生涯学習部長 初めに、開成山野球場の利用についてでありますが、一般の大会等の予約申し込みは、毎年11月初旬から受付を開始し、翌年1月に最終調整を行い、施設管理の面から、4月から11月末までを利用期間としております。
  次に、スポーツ広場における硬式野球の利用についてでありますが、現在、スポーツ広場は、地域に身近なスポーツの場として整備しており、ソフトボールやサッカー、地域における運動会などの利用を想定しており、硬式野球での利用は対象としておりません。
  逢瀬スポーツ広場を硬式野球ができるよう整備することについては、安全性への配慮や硬式野球の利用ニーズなどを把握しながら、必要性等について、調査研究してまいりたいと考えております。
  以上、答弁といたします。
〇太田忠良副議長 硬式野球場の民間チームへの開放について、佐竹伸一議員の再質問を許します。
      (「なし」と呼ぶ者あり)
〇太田忠良副議長 佐竹伸一議員の質問に対する関連質問を許します。
      (「なし」と呼ぶ者あり)
〇太田忠良副議長 以上で佐竹伸一議員の市政一般質問を終了いたします。
  長時間にわたりましたので、暫時休憩致します



 「従軍慰安婦発言、世界中から批判されたんやろ? 勉強もせずに余計なこと言わんといてほしい。恥さらしや。本当なら池上(彰)さんみたいな、ちゃーんとした人に市長になってほしいわあ」

 JR大阪駅に近い梅田の繁華街。友人の女性と買い物に来たという66歳の女性は一気にまくし立て、記者に「ほな頑張ってな」とあめ玉を2個握らせて歩き去った。

 堺市長選投開票日の翌9月30日から10月2日にかけ、大阪のど真ん中というべきこの場所に立ち、府内に住む中高年女性30人に「橋下さんを支持する・しない」とその理由を尋ねた。その結果、半数近い14人が不支持と回答。支持は10人で、残りは「どちらとも言えない」だった。特徴的なのは、不支持や「どちらとも……」の人たちのほとんどが「以前は応援していた」と語る転向組なことだ。

 「やり方が強引」「発言が過激、不適切」との声が多く、実行力や歯切れの良さといった橋下氏のウリが今やマイナス評価を受けていることも分かった。特に従軍慰安婦発言については支持、不支持を問わず根強い反発があることを肌で感じた。

 おしゃべり好きで発信力の強いおばちゃんたちの離反。橋下氏には痛手だろう。

 大阪、堺の両市を大阪府に統合し特別区に再編する「大阪都構想」。その是非を争った堺市長選の戦い方への不満もくすぶり続けている。

 今回、維新は市中心部のビジネスホテルをほぼ借り切り50人以上の国会議員秘書団を送り込んだ。橋下氏自身、ほぼ毎日、堺市入りしスーパーマーケットや団地の前で演説を繰り返した。「地上戦を仕掛けた」(維新関係者)といえば聞こえはいいが、要するに「ドブ板選挙」だ。

 「橋下さんは維新の最大にして唯一の切り札。大きな駅前とか大型ショッピングセンターならまだしも、連日小さな商店街を練り歩くようでは珍しさもありがたみも薄れてしまう。テレビに出まくるとか、より効果的な『空中戦』を担ってほしかった」。ある大阪府議は戦略の失敗を責める。別の地方議員は「市民の視線がもう違う。以前はスターを見る観衆の目だったが、今は評論家の冷めた目でしか見ていない」と嘆く。

 投開票日の夜、橋下氏の記者会見を見に行った。国政選挙ならともかく地方選の当日に彼が報道陣の取材に応じることはめったにない。「万人に好かれようと思ってやっているわけではない」「大阪のため日本のため(都構想は)必要だ」。橋下氏は強気を崩さなかったが、陣営の一人はこうささやいた。「『負ければ代表辞任』と言われているからね。すぐに出てきたのは火消しのためだよ」

 昨年10月に「『橋下維新』は3年で終わる」を著した川上和久明治学院大教授(政治心理学)は日本維新の会結成から1年後のこの退潮ぶりについて「正直、予想より早かった。彼自身の言葉を借りれば、根を張っていない『ふわっとした民意』のもろさが出た」と話す。

 もう一つの退潮要因はアベノミクスだとみる。「経済が好調なら有権者は改革を求めない。アベノミクス効果で景気は上向いているとの雰囲気がある。大阪でも『都構想のようなシステム改革をやらなくても、うまくいってるじゃないか』という気分が浸透しているのでしょう」

 東京のメディアではあまり報じられていないが、関西では大阪周辺の自治体首長たちによる「維新包囲網」が着々と築かれつつある。

 府南部の泉州地域には12市町(堺市を除く)があり、堺市長選ではこのうち11首長が現職の竹山修身氏を支援した。「泉州最大都市が大阪都に取り込まれれば、関西国際空港の活性化など広域行政で力を借りにくくなる。従来の支持層を脅かす維新勢力の拡大にくさびを打ち込む狙いもあった」とある市の職員。

 お隣の兵庫県からは宝塚市の中川智子市長が竹山氏を応援。4月に維新候補を破って再選された中川市長は「大阪での維新のやり方を見ると、市政を彼らに渡せば教育や福祉がズタズタにされる。そのことを堺の人たちに伝えたかった」と語る。

 神戸の矢田立郎市長も竹山氏の総決起集会に出席した。27日に投開票される同市長選で維新は独自候補を擁立しない方針だが、参院選では将来の道州制導入を公約し、関西第2の大都市・神戸での影響力拡大に積極的。大阪、神戸両市長の間に火花が散る。

 堺市長選敗北について維新関係者には「橋下人気うんぬんより『自由都市』のプライドが高い堺の特殊事情」と平静を装う向きがあるが、実際には大阪市の方が孤立しかねない状況にあるのだ。

 それでも市議会で一定勢力を占める地方議員の支持が盤石ならいいが、橋下氏のおひざ元からして危うい。通天閣の下、古い町並みが広がる大阪市浪速区選出の冨岡朋治市議(71)は従軍慰安婦発言による逆風に悩む後援会幹部から「組織が持たない」と言われ、6月に維新離脱を申し出ると除名処分になった。

 長年、自治会役員を務め市議当選後は自民党に所属していた。10年に「橋下氏とともに市政改革を」と支持者の後押しで維新へ。だが今はこう語る。「橋下氏は自治会や住民団体を『既得権益にしがみつく旧勢力』と見なし、補助金を削減するなど大なたを振るってきた。だから最近は僕の支持者の間で不満が募っていた。慰安婦発言でそれが爆発したかたちですわ」

 冨岡氏の地元にとどまらない。市長就任以降、公立幼稚園の民営化や高齢者の地下鉄・バス無料券の廃止などの改革を推し進める橋下氏だが、住民説明会に反対の市民が詰めかけ「もう支持しない」との声がじわじわと広がる。堺市長選後、冨岡氏の事務所には元同僚の市議から「俺たち、これからどうしたらいいんや」と相談と愚痴を兼ねた電話がかかってくる。「それだけ内部がぐらついとるんやろ」

 「橋下氏は国政に打って出るのが早過ぎた。政局に関わっている間、都構想をはじめ大阪のことがどうしてもおろそかになってしまった。橋下氏は都構想を『地域主権実現の方策』と言うが、そこを理解せず『橋下さんが言っているから賛成』という人もかなりいる。だから橋下人気が低下すると都構想への支持も下がる」。そう指摘するのは大阪府市特別顧問で脱原発・エネルギー政策を提言している元経済産業省官僚の古賀茂明氏だ。「維新は旧太陽の党と合流して政策がぐちゃぐちゃになってしまった。橋下氏は維新を解体してでも国政からいったん手を引き、都構想の立て直しに専念すべきだ。国政に挑むのはそれからです」

 「初心に戻ることやね」。ある「大阪のおばちゃん」の忠告を、橋下氏はどう聞く。【小林祥晃】

………………………………………………………………………--------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月5日
10.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
13.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
40.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
43.偽りの幕末動乱 (だいわ文庫)星 亮一

アマゾンベストセラー、明治・大正、 2013年10月5日
98.明治を支えた「賊軍」の男たち (講談社プラスアルファ新書) 星 亮一 (著)

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月5日
31.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
85位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
286位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
水の入れすぎ原因 第1原発、新たな汚染水漏えい

 東京電力福島第1原発で2日に発覚したタンクからの新たな汚染水漏れで、東電は3日、汚染水の入ったタンクに、タンクを囲むコンクリート堰(せき)内のたまり水を移し、入れすぎたため上部から汚染水が漏れたとの見解を示した。タンク群の地盤に傾斜があり、タンク自体も傾いていることを考慮して水を入れる必要があったのに管理が不十分だった。堰の外に漏れた量は約430リットルと推定。石崎芳行副社長は「(排水溝を伝って)海に流れたと言わざるを得ない」と海への流出を認めた。
 東電によると、漏れた汚染水は、タンク上部に設置した作業用の足場を伝って堰の外に流れ落ちた。タンク脇の側溝では2日夜、ストロンチウム90(法定基準は1リットル当たり30ベクレル)などベータ線を出す放射性物質が1万5000ベクレル検出された。側溝は排水溝に接続し原発港湾外の海へとつながっている。タンク内の汚染水からはベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり58万ベクレル、堰内の水からは同20万ベクレル検出されていた。

福島民友   2013年10月4日
-------------------------------------------------------------------------------
原発事故は「人権侵害」 日弁連がシンポジウム

 東京電力福島第1原発事故による被害は基本的人権の侵害に当たるとの観点から、住民の被害救済を考える日弁連主催の第56回人権擁護大会は3日、広島市で開幕した。初日は各分科会でシンポジウムを行い、原発事故の人権侵害を議論する第1分科会は、国が加害者責任を認めた上で(1)被害者への完全賠償(2)健康被害を未然防止する施策の実施(3)人権侵害を繰り返さないための脱原発政策への転換―に取り組むよう提言した。4日に正式決議する。
 被害者への完全賠償では、家族の分断やふるさとの喪失など、広範囲で深刻な被害実態を踏まえた賠償指針の抜本的な見直しの必要性を指摘。損害賠償に伴う民法上の時効問題は、年内の特別措置法制定を求めた。
 健康被害を未然防止する施策では「子ども・被災者支援法」の運用について、本県全域と年間累積線量1ミリシーベルト以上の地域を「支援対象地域」、年間5ミリシーベルトを超える地域を「特別支援対象地域」に設定し、より手厚い対策を実施するという対案を提示した。定住、避難の双方の判断を尊重すべきとした。また、内部被ばく検査に加え、血液検査や尿検査など幅広い検査を無償で行い、診断結果を被災者に直接開示する体制を求めた。

福島民友  2013年10月4日
-------------------------------------------------------------------------------
県が「港湾外」緊急測定 佐藤知事は強く東電批判

 地上タンクの上部から汚染水が漏れた問題を受け、県は3日、関係部長会議を開き、排水溝から通じる原発港湾外の海で海水の放射性物質濃度測定を緊急で実施することを決めた。県は同日、現地で海水を採取し計測に入った。
 汚染水問題が続発する現状について佐藤雄平知事は「管理がずさんであるとしか言いようがない」と東電を強く批判。9月30日に開かれた県議会全員協議会に出席した広瀬直己社長の発言を挙げ「経営資源を投入し、最優先で対応すると言った矢先だ。本当に言葉通りの行動をしているのか疑いたくなる」と東電への不信感をあらわにした。

福島民友   2013年10月4日
-------------------------------------------------------------------------------
綾瀬はるか:「八重の桜」クランクアップに涙 「最高の一年」

 女優の綾瀬はるかさん主演のNHK大河ドラマ「八重の桜」が30日、クランクアップを迎え、綾瀬さんが東京・渋谷のNHK放送センターで会見を開いた。2012年9月3日にクランクインし、1年以上におよぶ撮影を終えた綾瀬さんは、涙を流しながら「本当にありがとうございました。ものを作る素晴らしさを改めて感じさせていただきました。最高の一年をありがとうございました」と語った。

 最後の撮影は、49歳の八重が、鶴ケ城籠城戦を回想し、若き日の八重がスペン
サー銃を空に撃つというシーン。綾瀬さんは撮影を「いつも楽しかった」と振り
返り、「八重は苦境の中でも前を向くことを忘れない女性。簡単にはいえないけ
ど、光を見つけて、前を向く気持ちを少しでも伝えられれば」と視聴者にメッセー
ジを伝えた。また、会見には、共演者のオダギリジョーさん、風吹ジュンさん、
工藤阿須加さん、三根梓さんも登場し、綾瀬さんに花束を渡した。

 「八重の桜」は、福島県出身で戊辰戦争の落日、会津の鶴ケ城に500人の女性
たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼
ばれ、のちに同志社を創設した新島襄(オダギリさん)の妻となる八重(綾瀬さ
ん)の生涯を描いている。NHK総合テレビで毎週日曜午後8時から放送中。全50回
で、最終回は12月15日に放送予定。(毎日新聞デジタル)

-------------------------------------------------------------------------------

最初からダイヤモンドのように
光り輝いている企画なんてありません。

どんなゲームも企画段階ではたいしたことがない。

でも、1つか2つ光っているところが必ずある。
そこを見つけて、どんどんどんどん磨いていく。

それで面白いものに変わっていくんです。
( 森下一喜  実業家、ゲームクリエイター)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** *ザップ将軍が死去=ベトナム戦争の英雄
時事通信 10月4日(金)22時28分配信
 【ハノイ時事】ベトナム共産党筋によると、フランスの植民地支配からベトナムを解放し、ベトナム戦争を勝利に導いた英雄、ボー・グエン・ザップ将軍が4日、ハノイ市内の軍事病院で死去した。102歳だった。死因は明らかにされていない。
 ザップ将軍は故ホー・チ・ミン国家主席の腹心として、第一次インドシナ戦争でゲリラ戦を駆使、1954年のディエンビエンフーの戦いでフランス軍を打ち破った。ベトナム戦争では南ベトナム解放民族戦線を指揮し、75年のサイゴン(現ホーチミン)陥落で米軍にも勝利し、「赤いナポレオン」と呼ばれた。
 76年の南北ベトナム統一後、副首相兼国防相に就任。78年には、国際的な非難を浴びたカンボジア侵攻に反対した。80年に国防相、91年に副首相を勇退した後も影響力を保ち、2009年には中国主導での国内ボーキサイト採掘事業に環境や国防面で苦言を呈し、注目を集めた。 
△top
2013年10月4日(金) 歴史、政治、社会、原発
大学院大学 全会一致の“共同責任”
2009年7月4日


 沖縄科学技術大学院大学学園法が3日、参院で可決成立した。日本の先端科学技術の研究開発拠点が沖縄に誕生する。
 法案をめぐっては国が設置し民間で運営する「公設民営」の大学運営に民主党が「経営基盤が危うい」と異議を唱えた経緯がある。
 審議の結果、開設後10年間は国が満額を財政負担、「10年をめどに財政支援の在り方を検討する」との文言は残るが、10年後も国が「経費の2分の1を超えて」運営費を補助する可能性を残した。国会論議の成果だ。
 手厚い運営補助に、仲井真弘多知事は「財政支援の期間が延びるなど、良い方向に改革したので良かった」と評価している。
 民主党の異議申し立ての結果、手厚い財政支援が確保された形だが、使われるのは紛れもなく国民の血税である。研究者1人当たり年間2億円、総額で年100億円の予算が見込まれる。
 当初10年間で1千億円にも上る。参院本会議で全会一致で法案を可決した与野党だ。手厚い支援を求めた民主党を含め血税の使途や研究成果、沖縄振興への寄与という目的達成に向け、与野党は共同で責任を負い、責任を問われる。
 法案では新大学院大設置の目的を「沖縄を拠点とする国際的に卓越した科学技術に関する教育研究の推進」で「沖縄の振興、自立的発展」と「世界の科学技術の発展」に寄与すると明記している。
 だが、なぜ先端科学技術研究の拠点が「沖縄」なのか。世界の科学技術の発展と沖縄振興・自立的発展の目的をどう両立・達成するか。国会審議でも争点になったが、具体策は見えず、疑問が残された。
 学生の募集・就学、ハイレベルな国際的研究・教授陣の確保、教職員や学生、その家族らの衣食住環境、子弟の国際教育機関の整備、医療体制などの周辺整備が開学目標の2012年度までの課題だ。
 大学院本体のハード整備、運営に加え、ソフトの活用や運営支援に県民がどうかかわり、かかわれるか。県出身研究者の育成は教育界の課題だ。
 霞が関からは「沖縄は常に新しいものを欲しがるが、既存施設の活用が弱い」「もらいっぱなし、作りっぱなし」との批判がある。
 県内には米軍基地内も含め10を超す大学・大学院がある。この際、既存大学の施設やソフトの充実を図り、新大学院大との連携強化で相乗効果を発揮したい。


次の記事:「核の番人」 被爆国の論で査...>>
今日の記事一覧 今月の記事一覧 最近の人気記事

と早稲田大学との共同大学院「共同先進健康科学専攻」を設置

全画面プリント本文のみプリント
本学と早稲田大学との共同大学院「共同先進健康科学専攻」を設置

10月1日(木曜日)、本学と学校法人早稲田大学は、東京商工会議所において、国内で初となる国立大学と私立大学との"国私連携"による共同大学院「共同先進健康科学専攻」の設置記者会見を行いました。
本専攻は、2010年4月から本学「大学院生物システム応用科学府」及び早稲田大学「理工学術院 先進理工学研究科」に設置し、健康科学を生命科学・食科学・環境科学の3分野からアプローチし、医薬・食・環境などの分野で国際的に活躍する人材、製薬・食品・ヘルスケア企業の研究・開発者として活躍する人材、公的研究所・官公庁等の幅広い機関で活躍する人材を養成することを目指しています。
詳細は、大学院生物システム応用科学府共同先進健康科学専攻〔博士課程(後期の3年の課程)〕をご覧ください。ニュース
主要


産総研の取り組み紹介 福島研究所長「地元発展に貢献」
 1日に設立された産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所の取り組みを紹介する連携推進交流会は2日、郡山市の郡山ビューホテルアネックスで開かれた。大和田野(おおわだの)芳郎所長が基調講演し、来年4月の郡山市の研究所開所に向け「国内外の多くの企業、人と連携し、地元企業の発展にも貢献したい」とあらためて意欲を示した。
 郡山市の主催、郡山商工会議所などの共催。産総研と地元企業とのマッチングの場として初めて企画し、県内の企業関係者ら180人が出席した。
 大和田野所長が研究所の組織体制や設備概要、主要研究テーマ、国内外との連携などについて講演。近藤道雄所長代理が福島再生可能エネルギー研究所における県内の大学や企業、米国やドイツ、ノルウェーなどとの連携について語った。
 「再生可能エネルギーネットワーク」「水素キャリア製造・利用技術」「高効率風車技術」「次世代太陽光発電技術」「地熱の適正利用技術」「地中熱ポテンシャル評価」の6つの主要研究テーマについて産総研の担当者が説明し、ポスターセッションで出席者の質問に答えた。福島民報


( 2013/10/03 08:50 カテゴリー:主要 )

高濃度汚染水「海に流出の可能性高い」 福島第1
2013/10/3 3:53 記事保存,nikkei 日経新聞

 東京電力は3日未明、福島県庁内で記者会見し、福島第1原子力発電所の敷地にある地上タンクの1基から高濃度の汚染水が漏れたと発表した。汚染水は側溝に流れ込み、排水路を経由して「海に流出した可能性が高い」としている。漏れた量や放射性物質の濃度などは調査中。原子力規制庁は東電に海への流出防止や汚染土壌の回収などを指示した。




高濃度汚染水が漏れたタンク(東京電力提供)
 東電によると、新たに漏洩(ろうえい)が見つかったのは敷地内の「B南」と呼ぶエリアのタンクで、8月に約300トンが漏れたタンクとは別。2日午後8時5分、B南でせき内にたまった水を移送しようとしていたところ、円筒形をしたタンク上部のふたの部分と側面の板の継ぎ目から汚染水が垂れているのに作業員が気付いた。

 汚染水はタンクの周りに設置された点検用の足場に垂れ、せきの外の地面に流れ落ちていた。数メートル離れた場所に排水溝を経由して海に通じる側溝があり、汚染水が流れ込んだとみられる。

 B南エリアでは台風による雨でせき内の水かさが増したため、2日午前からせき内の水をポンプでくみ上げ、タンクに戻す作業をしていた。タンクがある場所は地盤が山側から海側へわずかに傾いており、タンク自体も傾斜している。タンクは5基が東西方向に並んで連結されており、水位計は最も高い位置にあるタンクにのみ設置されていた。水位計ではまだ余裕があったが、くみ上げにより、最も海側のタンクから汚染水があふれてしまったという。

 タンクには原子炉の冷却水からセシウムを取り除く処理をした汚染水が保管されていた。せき内の水からはストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり20万ベクレルの高濃度で検出されており、汚染水が流れ込んだとみられる。ストロンチウムを海に放出する国の基準は同30ベクレル。東電は2日午後8時40分、側溝に土のうを置き、流出を止めたとしている。

毎日新聞 10月4日(金)0時24分配信



汚染水が漏れた斜面設置タンク
 東京電力福島第1原発の貯蔵タンク(直径約9メートル、高さ約8メートル、容量450トン)から汚染水が漏れた問題で、東電は3日、タンクの設置場所に傾斜があることを把握しながら設置していたことを明らかにした。設置時は「許容の範囲内」と判断していたが、東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は3日の記者会見で「計画に甘さがあったと言わざるを得ない」と陳謝した。

【汚染水漏れ】別タンクから20万ベクレル 海洋流出の恐れ

 事態を重くみた原子力規制庁は4日、東電の広瀬直己社長を呼び、一連の汚染水問題への対応を聞く。

 漏れたのは、海から約300メートルにある「B南」エリア。タンクの天板と側板の間から約0.43トンがあふれた。タンク内にはベータ線を出すストロンチウム90などの放射性物質が1リットル当たり58万ベクレル(国の放出限度は同30ベクレル)含まれている。海につながる近くの排水溝内の水から同1万5000ベクレル検出された。東電は「汚染水の一部は、排水溝経由で港湾外の海へ漏れたが、海水では検出限界未満だ」としている。

 タンクは、事故直後の2011年4月に設置。東西方向に他の4基と配管でつながっている。地盤は、海のある東側に向かって傾いている。漏れたタンクは最も低い場所にあって、少なくとも13センチ傾いていた。水位計は5基のうち、一番地盤の高い西側のタンクしかついていなかった。

 東電によると、9月中旬に台風による雨水が、タンクを囲むせき(高さ30センチ)内にたまり、外部に漏れた。そこで、当初は容量の97〜98%まで水を入れていたが、緊急対策として98〜99%まで水を入れることを決定。今月2日午前8時35分、雨水を回収しタンクに移送する作業に着手した。

 作業員が同午後0時40分、水位計を確認したところ、水量は98・6%だった。同2時半ごろの目視では、タンク中央部で天板から約10センチまで水が入っていたが、タンクの東端で約3センチまで水が迫っていたことは確認していなかったという。3日午後3時半ごろ、水漏れは停止した。

 東電は、8月に別のタンク群から約300トンの汚染水漏れが発覚したことを受け、1日2回の巡回を4回に強化している。今後の対策について、尾野氏は「監視を徹底する。だが、全体のタンク容量に余裕がない。すべてのタンクへの水位計設置が完了する11月までは現状のまま運用する」と語った。【鳥井真平、高橋隆輔】

【関連記事】
<汚染水漏れ>菅官房長官「全体としてはコントロール」
<汚染水流出>「いつまで足引っ張る」憤る漁師、募る不信感
<福島汚染水>タンクのボルトに緩み 漏れの原因か
<汚染水漏れ>使い回しタンクから漏出 地盤沈下後に移設
<「レベル7」の事故対応で>福島汚染水漏れ 「レベル3」規制委、IAEA照会後結論
最終更新:10月4日(金)2時12分

---------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月4日
15.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
49.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一

アマゾンベストセラー、明治・大正、 2013年10月4日
30.明治を支えた「賊軍」の男たち (講談社プラスアルファ新書)星 亮一
81.新島八重を歩く  星亮一+戊辰戦争研究会

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月4日
63.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
67位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
200位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
タンク1基で新たな漏えい 高濃度汚染水、せき外にも 福島第1原発

 東京電力は2日、福島第1原発の「B南」と呼ばれるタンク群の1基上部から水が流れ出ているのが見つかったと発表した。このタンク群を囲むせきにたまった水から高濃度の放射性物質が検出され、東電は内部の汚染水が漏れ出たと判断した。汚染水の一部はせきの外に出たとみられる。

 8月に300トンの漏えいが確認されたのとは別のタンク群。

 東電によると、2日午後8時5分ごろ、B南エリアにあるタンクの天板部から水が流れ出ているのを作業員が見つけた。タンクは「フランジ型」と呼ばれ、鋼鉄製の板をボルトで締めて組み立てる構造。

 せきの水からはストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり20万ベクレルの濃度で検出された。ストロンチウム90の法定基準は30ベクレル。

産経ニュース   2013年10月3日
-------------------------------------------------------------------------------
<汚染水漏れ>別タンクから20万ベクレル 海洋流出の恐れ

 東京電力は2日、福島第1原発の汚染水をためているタンクの上部から新たな水漏れを発見し、漏れた水からストロンチウム90などベータ線を放出する放射性物質が1リットルあたり20万ベクレル検出されたと発表した。点検用の足場を伝ってタンクを囲うせきの外へ漏れ出ていることを確認。近くの排水溝を経由して海に流れ出た可能性もあるという。

【小泉元首相の「原発ゼロ」発言】毎日新聞編集委員に元首相はこう語った

 8月に300トンの汚染水漏れが発覚したのとは別のタンク群。新たな高濃度汚染水漏れを受け、東電は同日、原子炉等規制法に基づき国に報告した。

 東電によると、漏れは同日午後8時5分ごろ、「B南エリア」タンク群で周囲のせき内にたまった雨水を移送する作業中だった社員が発見。タンク外壁を流れているのが目で見て分かる漏れ方だったという。放射性セシウム濃度は同18〜54ベクレルと比較的低く、セシウム除去後の処理水をためていたタンクとみられる。【斎藤有香

毎日新聞  2013年10月3日
-------------------------------------------------------------------------------
鳩山、野田、菅、小泉… 安倍政権に歴代首相の注文・横やり相次ぐ

 消費税増税の決断を下し、安定政権が見えてきた安倍晋三首相に対し、歴代首相が発言を活発化させている。小泉純一郎元首相は「原発ゼロ」を訴え、野田佳彦前首相は訪米先で首相の経済政策を厳しく批判した。安倍政権の長期化を想定した期待や危機感の裏返しとも取れるが、「過去の人」による横やりは政権運営の足かせにもなりかねない。

 「わが国には言論の自由がある」。小泉氏の「原発ゼロ」発言に対し、菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は2日の記者会見で苦笑いを浮かべた。自民党の石破茂幹事長は同日、記者団に「小泉氏の発言で党の政策が変わることはない」と突き放した。

 政府・自民党は安全性が確認できた原発は再稼働させる方針で、小泉氏の主張とは相いれない。小泉氏は首相当時に安倍首相を党幹事長に抜擢(ばってき)するなどした“恩師”。長期政権が見えてくる中で、よかれと思って行った政策的なアドバイスといえるが、政権の基本方針に反する以上ありがた迷惑な側面は否定できない。

これとは逆に、野党に転落した民主党の首相経験者も盛んに首相への“注文”を口にするようになった。

 首相退陣後初めてとなる外国訪問で米ワシントンを訪れた野田氏は1日の講演で、消費税増税に備えた安倍政権の経済対策を「ばらまきという気がしてならない」と批判。安倍政権によって自ら進めた増税の中身が変容することに強い危機感を示した。

 菅直人元首相も早期に原発ゼロを実現する必要性を強調。「東アジア共同体」構想を主張した鳩山由紀夫元首相は毎週のようにインターネット番組に出演し、中国や韓国寄りの発言を繰り返している。社民党出身の村山富市元首相は頻繁に中国を訪れ、首相は先の大戦を「侵略」と認めた村山談話の見直しを画策していると批判している。

 元首相による政権批判は日本が混乱している印象を海外に与えかねない。しかし、自らの政策が否定されることへの警戒感が先に立つのか、そうした遠慮に乏しいようだ。

産経ニュース   2013年10月3日
-------------------------------------------------------------------------------
西会津の文化と産業知って 26、27日にまつり

 第28回西会津の文化と産業祭「西会津ふるさとまつり」は26、27の両日、西会津町のさゆり公園で開かれる。
 町内の菓子店のスイーツ、農産物の加工食品などを販売する「西会津まるごとマルシェ」、ヘリコプター遊覧飛行などを2日間催す。このほか、26日に民俗芸能と民謡の発表、獣電戦隊キョウリュウジャーショーなどを繰り広げる。
 27日は大型の桐(きり)げたを投げて距離を競う「桐ゲタ投げ全国大会」、犬と飼い主のファッションショーや撮影会などの「ワンちゃんフェスティバル」を開催する。
 問い合わせは西会津町ふるさと振興推進委員会事務局(町商工観光課) 電話0241(45)2213へ。
 伊藤勝町長は2日、PRのため福島民報社を訪れ、「イベントを通じた誘客の取り組みを進めたい」と話した。
 ミスおとめゆりの小林めぐみさん、鴇巣(とうのす)麻也さん、町地域振興係の佐川勝美主査、長谷川祐一主事が一緒に訪れた。

福島民報   2013年10月3日
-------------------------------------------------------------------------------


キライなことを
やれと言われてやれる能力は、
後でかならず生きてきます。
( イチロー)

***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月3日(木) 歴史、政治、社会

汚染水の入れすぎが原因 地上タンク漏洩 福島第1
産経新聞 10月3日(木)12時23分配信
 東京電力福島第1原発の地上タンクで新たに汚染水漏れが見つかった問題で、東電は3日、漏(ろう)洩(えい)原因について、タンクが傾斜地にあるにもかかわらず、ほぼいっぱいまで汚染水を入れたため、タンク天板部からこぼれ出たと発表した。漏れた汚染水は足場をつたってタンクを囲う堰(せき)外へ出て、近くの排水溝を通り外海へ流出したとみられる。

 漏洩があったのは、西から東へ傾いた地形に造られた「B南」と呼ばれるタンク群の1基。台風22号に伴う雨で生じた堰内のたまり水をポンプでくみ上げ、タンクの傾きを踏まえてタンクの天板から10センチの位置を目安に水をためていたが、貯水量が予測を上回り、天板の端から漏れ出た。

 タンクは鋼板をボルトでつなぎ合わせた「フランジ式」と呼ばれる簡易製で、天板もボルトで止めてあるが、水密性はないという。

 タンクでは通常容量の8割を目安にためているが、タンク数の切迫や雨水回収の必要性から、今回は99%まで水をためていた。東電は3日午前に会見を開き、尾野昌之原子力・立地本部長代理は「容量のぎりぎりを狙いすぎた回収計画が甘かった」と述べ謝罪した。

 漏れた水は、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり58万ベクレル含まれ、東電は最大12時間にわたり約430リットルが漏れ出たと推定している。

 福島第1原発では、8月にも別の地上タンクから推定300トンの汚染水が漏洩し、排水溝を通って外海へ流出していた。総合科学製品..このエントリーをはてなブックマークに追加mixiチェックFacebook
.汚染水、湾外へ流出か…別のタンクからあふれる
読売新聞 10月3日(木)9時2分配信



読売新聞
 東京電力は2日、福島第一原子力発電所の貯蔵タンクから、高濃度の汚染水があふれたと発表した。

 ストロンチウムなどの放射性物質が1リットルあたり20万ベクレル(国の放出限度は同30ベクレル)含まれているが、タンク上部から鉛筆くらいの太さの水流が落ちて、一部がタンクを囲むせきの外側へ流出している。近くに側溝があり、排水路を通じて海(港湾外)へつながっているため、東電は「海に流出している可能性がある」と説明している。

 東電によると、このタンクは、8月に汚染水300トンが漏れたタンクとは別で、海から約300メートルの「B南」というタンク群にある。大雨のため、タンク群を囲むせきの内側にたまった雨水をこのタンク内に移していたところ、天板付近からあふれたという
-<汚染水漏れ>別タンクから20万ベクレル 海洋流出の恐れ
毎日新聞 10月3日(木)2時1分配信



東京電力福島第1原発の全景=2013年8月31日、本社ヘリから
 東京電力は2日、福島第1原発の汚染水をためているタンクの上部から新たな水漏れを発見し、漏れた水からストロンチウム90などベータ線を放出する放射性物質が1リットルあたり20万ベクレル検出されたと発表した。点検用の足場を伝ってタンクを囲うせきの外へ漏れ出ていることを確認。近くの排水溝を経由して海に流れ出た可能性もあるという。

【小泉元首相の「原発ゼロ」発言】毎日新聞編集委員に元首相はこう語った

 8月に300トンの汚染水漏れが発覚したのとは別のタンク群。新たな高濃度汚染水漏れを受け、東電は同日、原子炉等規制法に基づき国に報告した。

 東電によると、漏れは同日午後8時5分ごろ、「B南エリア」タンク群で周囲のせき内にたまった雨水を移送する作業中だった社員が発見。タンク外壁を流れているのが目で見て分かる漏れ方だったという。放射性セシウム濃度は同18〜54ベクレルと比較的低く、セシウム除去後の処理水をためていたタンクとみられる。【斎藤有香】





--------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月3日
16.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
58.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書) 星 亮一
98.偽りの幕末動乱 (だいわ文庫) 星 亮一

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月3日
58.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
22位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
59位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-------------------------------------------------------------------------------
「被災者ないがしろに」 2014年4月・消費税8%決定

 「被災者をないがしろにしている」。来年4月の消費税率8%への引き上げが確定した1日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で先の見えない生活を送る避難住民たちは、将来を描けない不安に追い打ちを掛けるような増税に肩を落とした。家計への負担感は大きく、復興を後回しにされるのではないかとの不信感も根強い。一方、スーパーは食料品の値上げと増税への対応を急ぐ。増税は新築住宅の建設にも影響を及ぼし、県内の各方面に波紋を広げている。
 飯舘村民が避難する福島市の松川工業団地第2仮設住宅。農業志賀福明(よしあき)さん(75)、津江子さん(69)夫妻は消費税増税に関する安倍晋三首相の会見の様子を放送するテレビに見入った。志賀さんは「今後、避難区域が解除されても、しばらくは多くの商売は成り立たない。賠償の終了も予想され、増税が被災者に重くのしかかると思う」と懸念する。原材料の価格高騰による値上げや年金減額なども絡み、津江子さんも「家計を預かる身としては気が重い」と話す。

福島民友   2013年10月1日
-------------------------------------------------------------------------------
生活再建、広がる不安 消費税8%政府決定

消費税増税で、店舗再建への影響と売り上げの減少が懸念される仮設商店街=1
日、宮城県石巻市立町

 「増税どころじゃない」「復興を優先して」。安倍晋三首相が来年4月からの消費税増税を表明した1日、東日本大震災の被災地では、復興や生活再建への影響を不安視する声が広がった。

 宮城県気仙沼市本吉町で集団移転を目指す「小泉地区の明日を考える会」は、約90世帯が一戸建て住宅建設を一括発注する計画を進める。
 政府は消費税引き上げ時の負担軽減策として、被災者が住宅を新築する場合には8%引き上げ時に最大90万円、2015年10月予定の10%引き上げ時には最大150万円の現金給付を決めた。
 しかし、同会が坪単価50万円台と見積もった住宅の本体工事費は、増税などの影響で60万円以上になるという。
 会の事務局長加納保さん(53)は「増税で建設費がさらに上がれば、現金給付だけで足りるのだろうか」と懸念する。
 「社会保障制度を維持するのに増税が必要なのは納得できる」。宮城県亘理町の仮設住宅に住む主婦佐藤和子さん(79)は、厳しい国の財政状況を鑑み、一定の理解を示しつつも「被災地は現行の5%を維持できないものだろうか。せめて増税分は復興に使ってほしい」と注文する。
 増税は再建を目指す個人事業者も直撃する。建築金物などを売る店舗と自宅が流された岩手県陸前高田市の自営業高橋浩二さん(46)は仮店舗で営業を続ける。「増税分、商品を値上げしなければ経営は難しい」と苦悩する。
 政府は震災復興財源に充てる「復興特別法人税」を1年前倒しして廃止する方針を打ち出した。
 宮城県女川町の仮設商店街の青果店経営相原義勝さん(65)は「大企業は優遇するのに、同じ納税者のはずの個人商店が苦しめられるのはおかしい。ただでさえ、震災前より売り上げは激減したのに」と憤る。
 「復興法人税の廃止で交付金が減るようなことになれば本末転倒。復興はもっと遅れる」
 福島第1原発事故の旧警戒区域で、福島県南相馬市小高区塚原地区の行政区長を務める今野由喜さん(63)も政府方針に懐疑的だ。いまも同市原町区に避難するが「増税どころじゃない。いつになったら戻れるのか」と一刻も早い帰還への対策を願った。

河北新報  2013年10月2日
-------------------------------------------------------------------------------
気持ち届ける…村田さんの死悼み、現場に献花台

 横浜市緑区のJR横浜線の踏切で、線路内に倒れていた男性(74)を助けようとした同区台村町、会社員村田奈津恵さん(40)が電車にひかれて死亡した事故で、現場には一夜明けた2日も、村田さんの死を悼む人たちが相次いで訪れ、花を手向けて静かに手を合わせた。

 花束は1日午後から置かれ始めた。2日昼前には50束以上になり、近くの中山商店街協同組合理事長、加藤龍昭さん(68)が「皆さんの気持ちが届くように」と献花台を設置した。加藤さんは、村田さんの父恵弘さん(67)と幼なじみで、「自分の娘と重ねてしまい、涙が出てきた」と悔しそうな表情を浮かべた。

 献花台の花には「村田さんの勇気ある行動は忘れません!ご冥福をお祈りいたします」などと書かれたメッセージカードが数枚、添えられていた。

 近くで働く東京都羽村市の自営業男性(59)は「本当に残念な事故。もし自分が同じ状況だったら、助けに行ったかは分からない」と、沈痛な面持ちで話していた。小雨のなか、傘もささずに白い菊を供えた村田さんの親族の男性(60)は「優しい子だった。今は何と言っていいかわからない」と声を詰まらせた。

読売新聞   2013年10月2日
----------------------------------------------



1年で実がなる早熟リンゴ…岩手大が開発
読売新聞 10月2日(水)17時49分配信

 植物の開花を促進する遺伝子などを組み込んだウイルスをリンゴの種に作用させ、通常なら5〜12年かかる果実ができるまでの期間を1年以内に短縮する技術を、岩手大農学部の吉川信幸教授(植物病理学)のグループが開発した。

 品種改良に必要な年月の大幅な短縮につながり、他の果実への応用も期待できるといい、同大は特許を申請している。

 吉川教授らは、リンゴから取り出した病原性のないウイルスに、開花を促進する遺伝子と開花を抑制する遺伝子の一部分を組み込み、発芽直後のリンゴの種に感染させたところ、1か月半〜3か月後に開花。11か月後には果実ができ、採れた種も正常に発芽した。開花を抑制する遺伝子の一部に、リンゴ本来の成長抑制遺伝子を阻害する働きがあると考えられるという。

最終更新:10月2日(水)17時49分

---------------------------------

自分の人生に
どんな誓いを持っているかが、
あなた方の一生です。
( 石川洋  講師)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月2日(水) 歴史、社会、政治
「志定まれば…」首相が決意、吉田松陰を引用
読売新聞 10月2日(水)9時19分配信
 「『志定まれば、気盛んなり』。消費税3%引き上げと、経済を力強く成長させる経済対策を果断に実行していく」

 安倍首相は1日の記者会見で、尊敬する長州の思想家、吉田松陰の言葉を引用し、財政再建と経済成長の両立に全力を挙げていく考えを強調した。

 「志定まれば――」は、目標が決まれば、実現に向けて全力を尽くすことが出来るという意味。首相の父、安倍晋太郎・元外相は1986年に安倍派会長に就任した際、この言葉を引いて政権への意欲を示した。

最終更新:10月2日(水)9時19分
-

-------------------------------------------------------------------------------
アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月2日
2.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
41.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
56.幕末の会津藩―運命を決めた上洛 (中公新書)星 亮一
65.偽りの幕末動乱 (だいわ文庫)星 亮一

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月1日
43.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
63位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
235位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般


<福島143の山>線量地図完成 社会人山岳会2年がかりで
毎日新聞 10月1日(火)15時0分配信



福島県山岳放射線量マップ
 福島市の社会人山岳会「福島登高会」が福島県内の山岳地帯の空間放射線量の調査結果をまとめ、線量を4色に色分けした「福島県山岳放射線量マップ」を完成させた。東京電力福島第1原発事故後、同県山岳地帯の放射線量の濃淡が分かるよう地図化したのは初めて。9月末までに延べ143の山(立ち入り禁止区域を除く)を丹念に調べた結果で、放射性物質の流れと同様に、原発西側の阿武隈山地の線量が高く、吾妻、安達太良、磐梯、飯豊など内陸部は低かった。【藤原章生】

【地図で見る】宅地の国直轄除染の進み具合

 ◇針葉樹林とやぶで高く

 調査は2011年10月に開始した。会員が登山時にセシウムが放つガンマ線の測定器を携え、登山口や分岐点、頂上など一つの山で5〜10カ所の地点を選び、地表から1メートルの高さで5回測った平均値を出した。今回地図作製で使ったのは、各山で最も線量の高かった地点のデータ。

 線量が最大だったのは飯舘村と伊達市の境界にある「虎捕山(とらとりやま)」で、国が一般人の被ばく線量の上限とする毎時0.23マイクロシーベルトの29倍に当たる毎時6.6マイクロシーベルトだった。これに二本松市などの境界線にある「日山(ひやま)」5.2マイクロシーベルト▽いわき市の「猫鳴山(ねこなきやま)」5.1マイクロシーベルト▽田村市の「鎌倉岳」5.1マイクロシーベルトが続く。原発の北西方向が高く、南西方向でも一部の山で高くなっている。

 同じ山の11〜13年の線量の減少傾向を見ると、山頂や尾根に比べ、谷あいはさほど減らないことも分かった。

 調査を率いた福島登高会の和泉功さん(64)は「同じ山でも、針葉樹林帯とやぶが高い傾向にあった。中西部の山を見る限り、冬場は雪が深ければ夏の4分の1程度に減る。西部でもホットスポット的に高い山はあるし、減少傾向もさまざまだ。さらに調査を続けたい」と話している。

【関連記事】
【「来春には帰れると思っていたのに」】福島7市町村、年度内の完了困難
【福島復興論】対談 「適正な除染」とは何か
【写真特集】見つめ続ける 被災地からの肖像
<森林の除染拡大>環境省、福島県の要望受け入れ
最終更新:10月1日(火)15時0分


-------------------------------------------------------------------------------
福島第1原発:汚染水、責任見えず 衆院委閉会中審査

 東京電力福島第1原発の汚染水問題を巡って30日、衆院経済産業委員会の閉会中審査が27日に続いて開かれた。閣僚として初めて茂木敏充経産相が出席。政府が「国が前面に出る」との基本方針を示したことを受けて、事故処理に関する国と東電の役割分担が議論されたが、茂木氏は「一義的には東電」などと従来の見解を繰り返した。国費投入の基準となる「技術的難易度」も具体的でないなど、福島原発事故を巡る責任の所在は依然としてあいまいなままだ。

 政府は、凍土式遮水壁のように技術的に困難な分野については国費が負担するとし、今回の汚染水対策で470億円の投入を決めた。茂木氏は「一義的には炉の設置者である東電に実施主体としての責任を果たしてほしい」とした上で「問題解決の上で技術的難易度が高いものは国の責任で除去する」と強調した。

 だが、基準となる技術的難易度については「難しいと言えば何でも難しい。今回の事故処理、廃炉、汚染水対策と世界で初めての経験で、炉の設置者である東電で行っている」とし、今後必要となる潜在的リスクの対応策については「当然難易度が高いものだが、東電が行うもの、国が行うものを仕分けしていきたい」と述べるにとどめた。

一方、遮水壁設置に関し、民主党の馬淵澄夫元首相補佐官は「本格的な遮水壁ができるのは時間がかかる」として、緊急的に鉄製の鋼矢板設置を提案。茂木氏は「提言の点を含めてしっかりと検討したい」と応じた。馬淵氏が凍土遮水壁の外側に粘土式の「第2壁」を同時に設置する検討も求めたのに対しては、茂木氏は「やらないとは言っていない。提案を否定しない」と述べるにとどめた。

 安倍晋三首相が国際オリンピック委員会(IOC)総会で「状況はコントロールされている。影響は港湾内の0.3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」と発言したことに関しては、茂木氏は「今の状態について首相として責任を持って発言した。まさに制御されている」と強調。だが田中俊一原子力規制委員長は「コントロールできているか、いないかを今ここで科学的に定義するのは困難だ。環境に影響がないよう全力を尽くしていく」と述べるにとどめた。

 また茂木氏は、東京電力の破綻処理に関し「会社更生法を適用すると、電力債が優先弁済となる。福島の方々への賠償や現場の協力会社の債権が十分に払われなくなる可能性がある」と否定した。【笈田直樹】

毎日新聞   2013年9月30日
-------------------------------------------------------------------------------
経産相、福島第2の廃炉に理解 「心情考えると同列に扱えず」

 茂木敏充経済産業相は30日、東京電力福島第1原発の汚染水問題をめぐる衆院経済産業委員会の閉会中審査で、東電福島第2原発について「福島県の皆さんの心情を考えると、他の原発と同列に扱えない」と述べ、福島県が求める廃炉に理解を示した。日本維新の会の小熊慎司議員の質問に答えた。

 実際に廃炉するかどうかについては「今後のエネルギー政策全体の検討や原子力規制委員会の規制基準への対応、地元意見を総合的に勘案して東電が判断すべきだ」と説明した。

共同通信  2013年10月1日
-------------------------------------------------------------------------------
安倍首相、消費税8%発表へ…5兆円経済対策も

 安倍首相は1日、来年4月に消費税率を8%に引き上げることと、消費増税に備えた5兆円規模の歳出増を伴う経済対策を発表する。

 対策には、設備投資減税を中心とした1兆円規模の減税措置も盛り込む。減税を機に、企業には賃上げを促す。自民党は総裁(首相)直属の対策本部を設け、賃上げ全国運動を展開する方針だ。

 閣議決定案によると、政府は経済対策の詳細を12月上旬にまとめ、一体的に編成する2013年度補正予算案と14年度予算案に反映させる。

 対策には、地方税分を含めた法人税の実効税率引き下げについて、早期検討開始の方針を明記する。ただ、引き下げるとしても15年度以降になる見通しだ。

 自民、公明両党は30日夜の与党税制協議会で、経済対策の税制部分となる与党税制改正大綱案をまとめた。震災復興を目的とする復興特別法人税については、「経済成長を賃金上昇につなげることを前提に、1年前倒しでの廃止について検討する」との文言で決着し、13年度末の廃止検討を明記した。その上で、被災地の理解を十分得ることなどを条件に、「12月中に結論を得る」とし、廃止への異論が強い公明党に配慮した。廃止した場合の代替財源は、13年度の法人税収が見通しより増える分などを充てる。大綱案には、16年度末まで行う設備投資減税や、給与総額を増やした企業への法人税減税の拡充(17年度末まで延長)なども盛り込んだ。

読売新聞   2013年10月1日
-------------------------------------------------------------------------------
シリア化学兵器 安保理決議の実効性を示せ(10月1日付・読売社説)

 国際社会が結束してシリア内戦収拾に取り組む第一歩である。化学兵器の一掃へ決議の実効性を示すことが重要だ。

 国連安全保障理事会がシリアに、化学兵器の製造や移動を禁じ、来年前半までにすべての化学兵器を廃棄するよう求める決議を採択した。

 シリア内戦を巡って、安保理では、米国や英仏の主導によりアサド政権を非難する決議案が3度提出されたが、政権を支えるロシアや中国の拒否権行使でいずれも阻まれてきた。

 シリア政府に特定の行動を義務付ける安保理決議が、露中も同意して採択されたのは初めてだ。決議の持つ意義は重い。

 ただ、一連のシリア外交で、最も指導力を期待されたオバマ米大統領の政策は一貫性を欠いた。結果として、アサド大統領の延命を図るロシアに主導権を取られてしまった。

 8月に化学兵器攻撃が発覚した際、オバマ氏はシリアに懲罰的な軍事攻撃を行う方針を表明した。にもかかわらず、米議会による攻撃承認のメドが立たぬうちに、化学兵器廃棄を求めるロシアの提案を受け入れ、攻撃を見送った。

 今回の決議は、アサド政権が違反した場合、経済制裁や軍事行動を定めた国連憲章第7章に基づく強制措置をとるとしている。米国などの主張を反映したものだ。

 だが、第7章の措置を実行するには新たな決議が必要とみられ、実際には、ロシアの意向が今後も鍵を握ることになろう。

 シリアにある化学兵器は、約1000トンと言われ、国内各地に分散して保管されている。内戦下の査察や廃棄の作業には、極めて大きな困難が伴うと懸念される。

 決議を受けて、化学兵器禁止機関(OPCW)は今月から査察を開始し、11月中旬までに廃棄の手段や場所を決める予定だ。

 わずか9か月程度で完全廃棄という目標を達成するためには、OPCWの要員、資金、装備などを一層増やす必要がある。日本も協力を惜しむべきでない。

 決議は、アサド政権、反体制派、関係国の代表が和平を協議する国際会議の早期開催も呼びかけた。潘基文国連事務総長は、11月中旬の開催を目指すとしている。

 シリア内戦の犠牲者は10万人を超えた。化学兵器攻撃による死者はその一部に過ぎない。人道上の悲劇をこれ以上看過してはなるまい。国際会議を通じて停戦を実現し、内戦終結に向けた道筋をつける努力が世界に求められよう。

読売新聞  2013年10月1日
-------------------------------------------------------------------------------

ツイているように見える人は、
ツキがあるように見せていて、

じつはその裏で
人知れず相当の努力をしている。

努力が「運」の正体だと
知るべきです。
( 市村洋文  実業家)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top
2013年10月1日(火) 原発、歴史、政治、社会
【産総研の研究所】新エネルギー世界へ(10月1日)
 福島再生可能エネルギー研究所が1日、設立される。産業技術総合研究所(産総研)が郡山西部第二工業団地に建設中の拠点施設を運営する部署で、拠点施設の完成後の来年4月1日に開所予定だ。「福島を再生可能エネルギー研究の拠点に」と世界に向けた取り組みをする。郡山市はもちろん、県内の関係機関・団体挙げて支援し、連携を図ってゆきたい。
 研究所は職員40人で、産総研つくばセンター(茨城県つくば市)で今後、開所準備を進める。来年4月以降は90人に増員する。拠点施設は敷地面積約5・5ヘクタール。総事業費101億円で、今月末に実験別棟、来年1月に研究本館、3月に実証フィールドが完成する。再生可能エネルギーネットワークの開発・実証、薄型結晶シリコン太陽電池モジュール技術の開発など、6つの分野で研究に取り組む。
 研究所の開所まで半年。拠点施設の建設は順調に進んでいる。地元としては受け入れに万全を期したい。研究所は県内の大学、県ハイテクプラザ、企業との共同研究に取り組むが、今から連携を密にして大きな成果を目指したい。同じ目的に向かった共同研究や情報交換は県内の学生、研究者のレベルアップにつながるはずだ。
 また、研究所は再生可能エネルギー分野へのビジネス参入を目指す企業などの相談に応じ、開発した新製品の性能評価テストを実施する。最新の情報も入手できるなど、受け皿の役割も果たす。こうしたシステムを活用し、知恵を結集した福島発のアイデアが実用化され、世界に羽ばたいてもらいたい。
 来年から90人が順次、郡山市に生活の場を移し、拠点施設には県外、海外から多くの人たちが出入りする。住む場所とともに、JR郡山駅から数キロ離れた拠点施設までの交通の足の確保などが課題となっている。産総研はバスの増便などを要望しているが、不便なく暮らせる生活インフラを官民挙げて整えたい。
 浜通りの本県沖では今月中に浮体式洋上風力の発電施設が稼働する。本県は東京電力福島第一原発事故で大きな打撃を受けたが、国は再生可能エネルギーを本県復興の柱と位置付けている。本県沖と郡山の2大プロジェクトの始動で、復興に弾みがつくことを期待している。
 郡山市には優秀な頭脳が集う。優れた研究が次々と発信され、研究者が内外に広く福島の現状を伝えてゆけば、風評・風化の払拭[ふっしょく]につながり、「明日」の輪郭も見えてくるはずだ。(半野 秀一)

( 2013/10/01 08:19 カテゴリー:論説 )

「原発事故関連死」明確化 災害弔慰金制度に反映 根本復興相

根本匠復興相
 根本匠復興相(衆院本県2区)は30日、東京電力福島第一原発事故に伴う長期避難で死亡したケースを「原発事故関連死」と明確にし、現行の災害弔慰金制度などに反映させる考えを明らかにした。福島民報社のインタビューに答えた。現行制度では、震災関連死として地震や津波で死亡した人と同様に運用しているが、避難の長期化で因果関係の証明が難しくなるなど特殊な課題がある。根本氏は、将来的に手続きを円滑に進められる方法などを幅広い観点から検討する意向も示した。

■因果関係の証明課題
 根本氏は、災害弔慰金制度の考え方について、原発事故が原因で長期避難を余儀なくされ、仮設住宅などで死亡したケースについては「原発(事故)関連死という概念で、(弔慰金を支払うという)整理をした」と説明。津波や地震の災害とは異なる、もう一つの関連死との認識を示し、「今後は運用の中で、より明確に(原発事故関連死と)分かるように工夫したい」と述べた。
 原発事故関連死は避難が長期化すればするほど、死因の証明が難しくなる。専門家などからは、こうした特殊性に配慮した措置が必要との指摘が出ている。新たな立法措置、原発事故に特化した災害弔慰金制度などの必要性について、根本氏は「幅広い観点からの検討が必要」と語った。
 震災と津波、原発事故の複合災害に見舞われた本県は、従来の自然災害では想定していない事態が相次いでいる。根本氏は、原発事故関連死も含め、担当省庁が明確に定まっていない事項に関し、「復興庁が先頭に立って全体を束ね、対応していく」との決意をあらためて示した。
   ◇  ◇ 
 震災と原発事故で約14万7000人が避難生活を強いられる本県では、避難先で体調不良などで死亡する震災関連死が増え続けている。30日現在、原発事故関連死を含む震災関連死は1523人に上り、震災や津波による直接死1599人を上回りそうだ。
 このうち、今年4月から8月末までの認定者数は76人で、同期比で宮城県の約8倍、岩手県の3倍余りとなっている。76人は原発事故の避難区域の市町が大部分を占めており、避難生活の長期化に伴う心身のストレスなどが影響しているとみられている。
 現行の災害弔慰金制度は市町村が震災関連死と認定した場合、遺族に弔慰金を支払う。

( 2013/10/01 08:20 カテゴリー:主要
現在位置:トップ社会事件・不祥事ニュース詳細
.社会総合トップ事件・不祥事科学技術話題訃報人事フォト..国交省「JR北は坂道を転がる没落ぶり」 新たに異常170カ所判明、計267カ所に (1/3ページ)2013.9.25 11:18
.1回129円から産経オンライン英会話まずは無料体験[PR]


【拡大】

. JR北海道がレール異常を補修せず放置していた問題で、JR北海道は25日、新たに170カ所のレール異常の放置をしていたことを明らかにした。異常放置は97カ所で判明しており、計267カ所に膨らんだ。国土交通省は、野島誠社長ら経営陣への聴取も含めた社内体質の本格調査に乗り出す方針を固めた。特別保安監査の態勢も倍増強化し、対象も全支社に拡大。また問題を見抜けなかった同省内部の指導体制も検証する。

 菅義偉官房長官は24日の記者会見で、「(異常を)分かって対処していないのは極めて悪質性がある。組織、体質的な問題もあるのではないかとの観点で監査すべきだ」と述べた。

 国交省によると、鉄道の運行部門は、電気、車両、土木、運転の4つに分かれている。

 今回の特別保安監査は、JR北が9カ所でレール異常を確認していながら放置していたとして、土木部門に対し、21日から実施された。

 本社や札幌保線管理室に入り、保線担当者らへの聴取やパソコン内の管理記録などを確認した。

<東日本大震災>大川小遺族が文科省に意見書
毎日新聞 9月30日(月)19時59分配信

 東日本大震災の津波で、宮城県石巻市立大川小の児童と教職員計84人が死亡・行方不明となった問題で、児童の父親6人が30日、文部科学省を訪れた。学校の避難行動などを検証する第三者委員会について、地震発生から津波到達までの事実解明を進めるよう指導を求める意見書を同省に提出した。遺族らが文科省に意見書を出すのは初めて。

 第三者委はこれまで計4回開催されたが、震災当日の児童らの様子や避難行動に踏み込まず、遺族らに不満や不信感が募っている。

 児童の父親6人は文科省の義家弘介政務官と面談。第三者委について、避難が決定的に遅れた経緯の事実確認が不十分であることを意見書で指摘し「『仕方がなかった』との結論を導こうとしていると考えざるを得ない」と訴えた。義家政務官は「学校管理下で二度と同じ悲しみを繰り返さないことが文科省の責務。正しい検証がされるように指導監督していく」と約束した。

 面会後の記者会見で、6年生の佐藤みずほさん(当時12歳)の父敏郎さん(50)は「思いを酌んでもらい理解をしていただけたと思う」と話した。検証委は12月末、最終報告をまとめる。【近藤綾加】



朝日新聞デジタル 9月30日(月)15時20分配信

 JR北海道でレールの異常が放置されるトラブルなどが相次いでいる問題で、政府はJR東日本などからの人材登用を視野に、野島誠社長(56)ら同社の経営陣刷新の検討に入った。JR北も30日、経営陣の刷新を受け入れる方針を明らかにした。今後の安全対策や社内体制の整備にめどが立ち次第、具体的な調整を進める見通しだ。

 野島社長は6月に専務から昇格した。「体制の立て直しの先頭に立ちたい」と辞任には否定的だが、政府はJR北の管理体制そのものを問題視。国土交通省幹部は「(経営陣に)責任をとってもらうのはしかたがない」との認識を示しており、JR他社からの人材登用も含め検討している。

 同社の株は、独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が100%保有している。形式上は民間会社だが、実質は国有企業。JR北幹部は「株主の意向には従うしかない」と述べ、経営陣の交代はやむを得ないとの考えを示している。

朝日新聞社

【関連記事】
レール異常放置新たに170カ所 JR北海道
(声)JR北海道の体質変えないと
レール異常放置、現地事務所の3分の1超で JR北海道
レール異常報告、人任せ 放置の事務所、3割超 JR北海道
レールの異常、97カ所を放置 JR北海道発表
最終更新:9月30日(月)18時14分


アマゾンベストセラー、明治維新、 2013年10月1日
25.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
58.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
87.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
93.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
99.幕末の会津藩―運命を決めた上洛 (中公新書)星 亮一

東北地方の日本史ベストセラー、2013年10月1日
38.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

「井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士」 星 亮一
「伝説の天才柔道家 西郷四郎の生涯」 (平凡社新書 (685)) [新書] 星 亮一
「会津武士道―ならぬことはならぬの教え」 (青春新書INTELLIGENCE)
49位 ─ 本 > 新書 > 青春新書インテリジェンス
179位 ─ 本 > 人文・思想 > 哲学・思想 > 東洋思想 > 日本 > 一般

-----------------------------------------------------------------------


--<福島帰宅困難者>家屋賠償上乗せ 木造48年超で2.5倍
毎日新聞 9月30日(月)14時38分配信



家屋賠償のイメージ(木造の場合)
 文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会は、東京電力福島第1原発事故による帰宅困難者らの家屋の賠償額を上乗せする方針を固めた。築年数に応じ増額され、補償の最低基準は従来の最大2.5倍程度になる。避難先での住宅取得を支援するのが狙い。10月1日の審査会で審議し、損害賠償指針に盛り込む。

 不動産の賠償は2012年3月の審査会指針に沿い経済産業省が同7月に基準を決定。東電が事故前の固定資産税評価額などにより賠償額を算定し、支払いを始めている。

 家屋の賠償額は、減価償却の考え方に基づき、築年数が長いほど低く算定される。現行の算定方法は、家屋補償の最低基準を新築時の2割と規定。木造家屋では、築48年超の場合に最低基準が当てはめられる。

 しかし、避難者の多くは都市部に避難しており、不動産価格の格差から避難先での住宅取得が難しく、生活再建に支障があると不満の声が出ていた。

 このため、審査会は不動産価値の損害について「移住せざるを得ないことによる損害」の概念を新たに導入。ダムや道路工事に伴う住宅移転の補償制度を参考に、最低基準を新築時の最大5割程度に引き上げることにした。例えば、2000万円で建てた築48年超の木造家屋の場合、補償額は従来の400万円から1000万円に増額される。木造以外でも同等の上乗せとなる。帰還困難区域に加え、居住制限区域や避難指示解除準備区域でも、避難年数に応じて減額した上で、リフォームなどの費用を考慮して補償する。対象は3万戸前後の見込み。

 原発事故の賠償問題に詳しい大阪市立大の除本理史(よけもとまさふみ)教授は「避難者の被害実態を踏まえて審査会が指針を見直すことは高く評価できる」と話している。【奥山智己】

【関連記事】
<福島第1原発事故>帰宅困難区域、9月中旬からモデル除染 本格除染、試金石に
<東電の昨年の発表>福島第1原発事故 東電、財産賠償基準を発表 5人家族、5年以上帰宅不能の場合6021万円
<東電社長インタビュー>
<柏崎刈羽原発>東電社長と再会談 知事、事故時の住民避難で懸念 ベント時の被ばく量計算 /新潟
<福島第1原発>汚染水処理 27日にアルプス試験運転再開へ
最終更新:9月30日(月)14時46分

------
シート置き忘れ不具合 第1原発・多核種除去設備

 東京電力福島第1原発で試運転再開直後に不具合のため汚染水処理を停止した、汚染水から62種類の放射性物質を取り除ける多核種除去設備(ALPS)について、東電は29日、不具合のあった設備に近いタンクからゴム製のシートを発見したと発表した。東電はこのシートが排出口をふさいだことが不具合の原因と判断。点検用の仮設はしご設置のために使われ、本来は作業後取り外すべきだったが、置き忘れていた。試運転直前の点検でも見逃され、東電のずさんな管理体制があらためて浮き彫りとなった。
 東電によると、シートの見つかったタンクは、汚染水から放射性物質を含んだ泥を薬品により沈殿、分離させる設備。内部には足場設置用のゴムシート4枚、試運転前の点検で使った仮設はしご用のシート2枚が貼り付けてあった。このうちタンク底部に貼った仮設はしご用シート1枚(縦横約20センチ、厚さ約3ミリ)が剥がれ、泥の排出口をふさいだとみられる。
 足場設置用の4枚は接着剤で固定され取り外す必要はないが、仮設はしご用シートは点検作業後に取り外すため、テープで貼られていた。
 試運転直前の点検でもシートの存在は目視確認していたが、点検した作業員が足場用の4枚と同様に「取り外す必要はない」と誤認、見逃していた。

福島民友  2013年9月30日
-------------------------------------------------------------------------------
心の病…被災自治体職員、5か月で147人休職

 東日本大震災後、岩手、宮城、福島3県の沿岸と東京電力福島第一原発事故で避難指示区域となった地域の計42市町村で、職員がうつ病など心の問題で休職するケースが相次いでおり、今年度も8月までの5か月で147人が1か月以上の長期休職をしていることが読売新聞の調査で分かった。

 復興事業の本格化で自治体業務は拡大し、職員の負担は増しており、震災から2年半が過ぎても厳しい状況は続いている。

 調査は、岩手県の12市町村、宮城県の15市町、福島県の15市町村が対象。11年4月から今年8月末まで、年度ごとに心の問題で長期休職した職員数を尋ねた。2011年度の長期休職者は286人、12年度は254人で震災前の10年度の177人を大きく上回った。

 震災後2年半での県別の休職者数(延べ人数)は、宮城県が461人、福島県が180人、岩手県が46人。市町村別(同)では、仙台市が207人で最も多く、次いで福島県いわき市が101人、宮城県石巻市が90人だった。いわき市では、今年度の5か月間で20人が休職しており、10年度の23人に近い人数となっている。

読売新聞   2013年9月30日
-------------------------------------------------------------------------------
“戊辰戦争の史料”紹介 鶴ケ城・天守閣で「幕末企画展」

 会津若松市観光公社は12月2日まで、同市の鶴ケ城天守閣で「戊辰戦争優品展」を開き、幕末関連の貴重な史料を紹介している。
 NHK大河ドラマ「八重の桜」の放送に合わせて、年間を通して幕末がテーマの企画展示を行っている。
 展示史料は18点で、御所付近に攻め入る長州藩を会津藩が迎え撃つ戦闘を描いた「禁門の変図屏風(びょうぶ)」、会津藩の降伏式で使われた赤い毛せん「泣血氈(きゅうけつせん)」「白虎隊自刃図」「会津藩浦賀港警備状況絵巻」など。
 天守閣入場料は、大人400円、小・中学生150円。問い合わせは同公社(電話0242・27・4005)へ。

福島民友  9月30日
-------------------------------------------------------------------------------

成功する人の共通点って、
「 最後の粘りが強い」ことなんですよ。

90点は努力すれば誰でも取れる。
でも、さらに粘って粘って、
100点まで持っていけるか。

苦しみながらゴールを迎えて、
さらに1歩か2歩、作品を磨くために歩けるか。

この最後の粘りをするかどうかで、
100万部になるか1万部になるかが決まってくる。
( 佐渡島庸平  編集者)


***************** ***
michiko@patedison.co.jp (^_^)
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
  みちこの幕末日記!
http://blog2.patedison.co.jp/
  そうだったのね、日本史!
http://www.geocities.jp/sou_nihonshi/
***************** ***
△top

株式会社メディアハウス