星亮一 今日の一言

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2014年4月30日(水) 歴史、社会、政治
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月30日
26.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 京都守護職!, 2007/1/22
By うるめいわしはうまか "てっちゃん" - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 幕末の会津藩―運命を決めた上洛 (中公新書) (新書)
幕末の会津藩というと、「白虎隊」の悲劇とともに世間に知られていて、ドラマや小説の題材となることが多い。しかしその分「謎」も多く秘めている。そのひとつが何故会津藩が新設された「京都守護職」を引き受けたか?ということである。この『幕末の会津藩』はその謎に答えながら、元来イメージの中で語られがちだった「会津藩」の、京都守護職時代の京都会津往復文書を丁寧にじっくり読み解きその実相をあぶりだしている。会津の「運命を決めた上洛」がどのような変化をもたらしたのか。本書を読み終えた後、同じ著者・星氏の『会津落城』を読めば新たな明治維新史が描けるかもしれない―。幕末会津藩の画期的・本格的入門書。
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避難世帯5割は家族分散 「心身不調者いる」7割近く

 県は28日、震災と原発事故で県内外に避難する全ての県民(自主避難者を含む)を対象にした初の意向調査結果を公表した。震災発生当時には一緒に暮らしていた世帯のうち、ほぼ半数の48.9%で家族が2カ所以上の場所に離れて暮らしている状況が判明。避難による家族の分散や生活環境の激変などが要因となり、心身の不調を訴えるようになった家族がいる世帯は67.5%と7割近くに達した。
 帰還の見通しが立たない中、避難生活の長期化が大きな負担として県民にのしかかっている実態が鮮明になり、国や県には避難者の実情に応じた有効な支援策の実行が急務となる。
 調査結果によると、家族の居住状況で「世帯でまとまって1カ所に住んでいる(1人暮らしを含む)」は44.7%だった。分散した家族の居住先は「2カ所」が33.3%となった。学校や職場の都合から父と母子、高齢者と子育て世代ごとに別居を余儀なくされている実情がうかがえる。

福島民友  4月29日
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客船沈没、韓国大統領初めて謝罪 不手際認め「心が重い」

 【ソウル共同】韓国の朴槿恵大統領は29日の閣議で、南西部・珍島沖の旅客船セウォル号沈没事故をめぐる政府や当局の初動対応に不手際があったと認めた上で「多くの貴い命が失われ、国民に申し訳なく心が重い」と謝罪した。朴氏が同事故で謝ったのは初めて。韓国では政府の事故対応に対する批判が強まっていた。
 救助チームは同日、新たに13人の遺体を収容し、死者は計202人となった。
 朴氏は「過去から積み重なった弊害を正すことができず、このような事故が起きて無念だ」と表明。

共同通信  4月29日
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人とのかかわりで
苦手意識を持たないこと。

嫌いなタイプは誰にもあります。
会った瞬間、この人苦手と思うのは
誰しもあること。

でも相手も
嫌いと思ってますよ。

相手を好きになると
相手にも好かれるのです。

心をほぐしてあげると
ひらいてもらえます。

これこそ、日本が海外に誇れる
“おもてなし術”です。
( 桐木 千寿  祇園甲部で高い人気を誇った元芸妓)

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2014年4月29日(火) 歴史、社会、政治
.北朝鮮、黄海で砲撃訓練へNEW 朴大統領 沈没事故めぐり謝罪動画NEW
朴氏批判で大統領府HPダウン写真
米、露へ追加制裁 資産凍結写真
ウクライナの市長 撃たれ重体写真
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..国際
国際総合中国・台湾韓国・北朝鮮アジア・オセアニア北米中南米ヨーロッパ中東・アフリカ..韓国船沈没一週間 「人災」の見方広がる
産経新聞 4月23日(水)7時55分配信

 韓国南西部珍島(チンド)沖で沈没した旅客船「セウォル号」の事故原因は、急旋回したことで過積載の積み荷が荷崩れし、転覆に至ったとの見方が有力だ。船長が真っ先に脱出したり、運航会社が安全教育を怠るなどずさんな安全管理態勢が被害を拡大させた疑いも浮上。今回の事故について、専門家からは「明らかな人災」との見方が強い。

 ◆船体のバランス悪化

 捜査当局は原因解明のため、まず船長のイ・ジュンソク容疑者(68)ら乗員8人を逮捕。船の改造業者や運航会社関係者ら計44人の出国も禁じ、事情聴取を続けている。

 韓国メディアはこれまで、有力な事故原因として、高速航行中にほぼ直角に右旋回した可能性を指摘していたが、聯合ニュースは21日、実際には半円を描くように右旋回していたと報じた。操船状況については関係者の供述に食い違いがあるとされ、捜査の焦点になっている。

 もう一つ注目されているのが、過積載状態での荷崩れだ。急な右旋回により、積み荷を固定していたロープがほどけて左側に片寄り、航行の安定を保つ復元力が失われた可能性が高いとみられている。

 聯合ニュースは、セウォル号は改造によって重心が上がったため検査機関が積載貨物を減らすよう求めたのに、事故当時は指定量の3倍以上の貨物を載せていたとの見方を紹介した。鈴木邦裕・神戸大海事科学部客員教授は「客室増設の改造に加え、過積載でさらに重心が上がり、船体のバランスが悪くなった可能性がある」と指摘する。

 ◆職務放棄に批判の嵐

 乗客を救助せず船から脱出したとして特定犯罪加重処罰法違反容疑で逮捕された船長のイ容疑者も、激しい批判にさらされている。

 事故当時、セウォル号には船長以下、1等航海士や機関士ら約30人の乗員が乗船。船内放送で避難誘導して逃げ遅れた乗員1人を除き全員が救助された。イ容疑者は、乗客に脱出指示を出さないまま船を離れた。

 運航会社も、運航管理規定で義務付けられている10日ごとの消火訓練や人命救助などの海上安全訓練をほとんど実施していなかったことも判明している。

 鈴木客員教授は「安全訓練の実施状況をチェックしていたのか、国の監視態勢も問われてくる」と話す。

 判断遅れで被害拡大

 修学旅行途中の高校生ら100人以上が命を落とした今回の惨事では、救助方法も議論の対象となった。

 沈没船に穴を開け空気を注入する方法も検討されたが、「生存者に必要な船内の空気が漏れてしまう」といった家族らの懸念もあり見送られた。

 救助活動に詳しい海難審判庁OBは「沈没船に穴を開ける行為は一概に善しあしは判断できない」としつつも、「沈没するまで2時間もあった。海面に出ている船体を固定し穴を開けて救助に入る手法もあったはずだ。判断の遅れも被害拡大につながった可能性が高い」と指摘した。
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 冷え込んだ日韓関係の改善を念頭に、「用日」という表現を使う韓国メディアが現れた。自国のために相手を巧みに利用するというのは外交上、必要な術だろう。だが、そうした言葉を使い出したのも、日本からの直接投資が激減するなど、日韓関係の冷却化がボディーブローのように効いている現状があるからに違いない。韓国側の“悲鳴”のようにも聞こえるが…。

 ■「首脳会談開くべきだ」49・5%

 中央日報(電子版)は3日付で、韓国の外交政策が取るべき方策を「親米、連中、用日」と表現した。

 記事は、1880年に清国の外交官が示した、「親中国、結日本、連米国」という戦略をもとに、現在の米国、中国、日本との外交関係をいかにさばくかを論じている。

 その中で、河英善・東アジア研究院理事長は「60年間同盟を維持してきた米国との関係を維持し、中国との連帯も強化しなければならない。韓日関係を復元し、韓日米協調を固めて中国を導いていくのが核心」と発言している。同紙は9日の社説(電子版)でも「政府、『用日』の世論に耳を傾けるべき」と題した社説を掲載している。

 社説などの根拠となっているのは、峨山政策研究院世論研究センターが、安倍晋三首相による靖国神社参拝直後の世論調査結果だ。

 それによると、安倍首相の靖国参拝について「周辺国を考慮し、靖国を訪問するべきではない」が87・6%、日本の安全保障の役割拡大についても否定的な意見が66・8%をそれぞれ占めた。一方で、49・5%が日本と韓国が首脳会談を開くべきだとし、反対(40・7%)より多かった。

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集団的自衛権決裂なら 「公明と連立解消を」6割 本社・FNN世論調査
産経新聞 4月29日(火)7時55分配信

 ■「行使容認」7割超

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が26、27両日に実施した合同世論調査で、安倍晋三首相が目指す集団的自衛権の行使容認について「必要最小限度で使えるようにすべきだ」との回答が64・1%に上った。「全面的に使えるようにすべきだ」(7・3%)をあわせて、7割以上が行使容認に賛意を示している。

 憲法解釈の変更による行使容認を目指す自民党と、慎重な公明党の調整が「決裂」した場合の「連立解消」を支持する人は59・9%に達した。

 行使容認に前向きな日本維新の会、みんなの党の支持層の8割以上が支持しており、行使容認の議論が進めば、政権の枠組み変更を求める声が強まりかねない。

 集団的自衛権の行使に賛成した人のうち「憲法改正が望ましいが、当面、解釈変更で対応すればよい」が45・1%を占め、自民党の方針が一定の支持を受けているようだ。「憲法解釈の変更は認められず、必ず憲法の改正が必要だ」との回答は28・9%だった。

 憲法解釈で現在認められていない米国に向かう弾道ミサイルの迎撃は「賛成」が57・7%で多いが、「米艦防護」については反対が44・4%で多かった。
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偽りの明治維新、だいわ文庫

94 人中、69人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 歴史の裏を知る面白さ!, 2010/1/2
By 晴天女 -
レビュー対象商品: 偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) (文庫)

戦勝者に人はなびきます。そうした人達は敗戦者の会津を見放しました。
しかし、会津はみずからの正義を訴えるために死をかけて戦いに臨んだのです。
なぜに私達が朝敵なのですか。いまは見捨てられても、必ずや歴史が証明してく
れる。「そういう思いで、会津藩兵は戦場に向かい、白虎隊の少年達も自刃しま
した」

御所に向かって発砲した長州が許され、どうして天皇擁護の会津が朝敵とされた
のでしょう。京都守護職の松平容保は、天皇から絶大な信頼を受けていたではありませんか。
以前から私が知りたいことでした。
本書は、そうした疑問に懇切丁寧に解説してくれています。

薩摩や長州といった幕末史の主な人物の紹介が的確にされ、分かり易く整理して
あります。当時の世相をよく理解でき、難なく読み進められました。 

容保は岩倉具視のような政略に富んだ政治家ではありません。
会津は最後まで一丸となって闘いました。
会津士族は命を懸けて君主に尽くしました。
会津女性の強さに驚嘆します。
「会津ならではの倫理、道徳、美学があった」
畳み掛ける文章が胸に迫ります。

坂本龍馬に重要な役回りのあったこと、そして薩摩土佐盟約の存在を
本書で初めて知りました。
悲惨極まりない会津処分は小心な木戸孝充によるものだったのですね。

本書には薩長が知られたくない多くの「真実」が書かれています。
歴史はその裏を知ってこそ面白いですね。
とても読み応えのある一冊でした。
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長崎大が本県復興新組織 1日発足、支援体制を強化へ

 本県で東京電力福島第1原発事故からの復興支援活動などに取り組む長崎大が、新たに学内組織「福島未来創造支援研究センター」を5月1日に発足させることが27日、分かった。同日、川内村を視察した片峰茂学長が明らかにした。被ばく医療や住民帰還に向けた本県支援体制を強化する。
 センター長は原発事故後、福島医大副学長などを務めた山下俊一副学長(福島復興担当)が兼務する見通し。同大は原発事故後に学内に専門チームを設置、本県支援に取り組んできた。センターへの格上げによって支援に必要な人材、予算の確保につなげたい考え。
 同大は原発事故以降、福島医大などに放射線被ばくの専門人材を派遣。昨年は川内村と協定を締結し、住民帰還など村の取り組みも後押ししている。片峰学長は「福島県内での被ばく医療関連人材の育成支援や、川内村の復興支援モデルの拡大などを進めたい」と語った。

福島民友  4月28日
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国の借金8千兆円突破も 60年度、GDPの4倍

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は28日開いた分科会で、国と地方を合わせた財政の長期試算を公表した。税収などで政策経費をどれだけ賄えるかを示す基礎的財政収支を2020年度に黒字にした場合でも、その後も収支改善に取り組まなければ、60年度の借金は国内総生産(GDP)の約4倍に当たる約8150兆円に膨らむとの試算を示した。

 現状では20年度に収支を黒字にする政府目標を達成するめども立っておらず、借金はさらに膨らむ恐れもある。分科会では、経済再生や労働力の確保だけではなく、歳入・歳出両面の改革による収支改善が不可欠との認識で一致した。

共同通信  4月28日
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維新ふるさと館20年、295万人利用 29日感謝デー 鹿児島市

20年間人気の西郷隆盛ロボが登場するドラマ=鹿児島市の維新ふるさと館
 鹿児島市加治屋町の維新ふるさと館が、29日で開館20年を迎える。これまでの入館者は約295万人に上り、同日に感謝デーとして入館無料などのイベントを開く。
 同館は1994年、幕末から明治期の鹿児島の歴史や先人の偉業を紹介する歴史観光拠点施設として開館。“楽しく分かりやすく”をコンセプトに、西郷隆盛、大久保利通らのロボットを使ったドラマなどで史実を伝えてきた。2005年度、08年度にはロボットの更新やホール改修などリニューアルした。
 感謝デーは午前9時〜午後5時。鹿児島茶とげたんはをアレンジした菓子を振る舞ったり、先着1000人にオリジナル絵はがき5枚をプレゼントする。

南日本新聞社  4月28日
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自分の「目的」を
確認することです。

何のために生きているのか?
何がしたいのか?
どんな社会が理想なのか?
自分に問いかけてください。
(阿部由晴  サッカー指導者)

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***************** *壱岐対馬の住民を惨殺し鬼にも等しいと記憶されていた元寇の朝鮮人

SAPIO 2001年9月26日号
「鬼にも等しい」殺戮ぶりをつたえる言葉や地名が今も残る 「蒙古襲来」で壱岐・対馬を蹂躙した高麗軍の蛮行は忘れられたのか  東北女子大学教授 太田弘毅

日本人は反省していない」「歴史の現実を直視せよ」‐−歴史教科書問題では韓国側から日本への激しい抗議が相次いだ。反省すべき歴史とは、植民地統治ばかりか豊臣秀吉による朝鮮出兵、倭寇などまでさかのぼるという。しかしその一方で、日韓関係史において韓国人による日本人虐殺の歴史があったことは意外と知られていない。蒙古襲来時に起きたその歴史的事件をアジア軍事史を専門とする東北女子大学の太田弘毅教授が遺された史料をもとに読み解く。

13世紀後半に起こった元帝国(蒙古・モンゴル)による日本侵攻を、日本側では蒙古襲来とか、元寇と呼ぶ。ヨーロッパとアジアにまたがる大帝国を建設した蒙古人は、中国本土にも攻め入り元帝国を創始した。高麗(918〜1392年、現在の韓国・北朝鮮の位置に存在していた王朝)を征服後、日本を服属させようと、使者を送ってきたのである。しかし、鎌倉幕府の拒否にあい、武力征服を決意するに至る。第1次蒙古襲来(文永の役)は、文永11年(1274年)に、第2次のそれ(弘安の役)は、弘安4年(1281年)に実行された。なお、蒙古襲来の意味は字義の如くである。元寇とは、元帝国が日本へ「寇」――あだをなす――するという意で、日本を侵略することにほかならない。

◇女は手に穴を開け縄を通して連れて行った

しかし「蒙古」とか「元」という表面の文字に惑わされてはいけない。日本を襲撃しその残虐さをもって日本人を恐怖のドン底に陥れた「元軍」は、「蒙古」人のみから構成されていたのではなかった。日本遠征軍は、蒙古人・高麗人・漢人(北部中国在住の漢民族、旧金国の支配下にあった)・女真人(満州人)により組織されていた連合軍だった。そして、高麗連合日本遠征時には、朝鮮半島から出発した艦船隊の建造に従ったり、兵員や船乗りとして、日本へ来たのだ。そして他の民族よりも日本襲撃に大きな役割を果たした。実際、2回にわたって日本遠征軍を迎え撃った日本軍、あるいは日本人の脳裏には、各民族部隊の中で蒙古人部隊と、高麗人部隊の乱暴狼藉ぶりが深く印象づけられた。そして、蒙古人と高麗人は、鬼にも等しい、と恐怖した結果が、この時に生まれた「むくりこくりの鬼が来る」とい、う言葉に表われている。「むくり」とは蒙古人を指し、「こくり」とは高麗人を意味する(語源は高麗)。「辞苑」(博文館、1935年)を引くと、次のようにある。
むくり・こくり「蒙古高句麗」
1、(蒙古及び高句麗の名から来た話)蒙吉のことを一に蒙古高句麗の鬼が来るといって怖れたから、転じて小児の泣くのを止めるのに「むくりこくり、鬼が来る」と威す風習となった。
2、無埋・非道なさま。この言葉で「小児」を「威す風習」は北海道を除く日本全国に流布している。また、「無理・非道なさま」とあり、極悪非道の人々というイメージが、「むくりこくり」には存在する。


このようにして見てくると、蒙古襲来は、高麗襲来とも呼んでもよいし、元寇は高麗寇と言い換えても大きな誤りとは言えない側面をもつ。高麗人の襲来であり、高麗人の侵略でもあったからだ。蒙古人の陰に隠れた形になってはいるが、高麗人の残暴行為を看過してはならない。では、高麗人が行なった残虐行為とは具体的にどのようなものだったのだろうか。これは、「伏敵編」所取の「高祖遺文録」に、次のように残っている。この「遺文録』は、日蓮の遺文を集めた記事集である。
《去文永十一年(太歳甲戊)十月ニ、蒙古国ヨリ筑紫ニ寄セテ有シニ、対馬ノ者カタメテ有シ、総馬尉(そうまじょう)等逃ケレハ、百姓等ハ男ヲハ或八殺シ、或ハ生取(いけどり)ニシ、女ヲハ或ハ取集(とりあつめ)テ、手ヲトヲシテ船ニ結付(むすびつけ)或ハ生取ニス、一人モ助カル者ナシ、壱岐ニヨセテモ又如是(またかくのごとし)、》


「百姓」=一般人は「男ヲハ或ハ殺シ、或ハ生取ニシ」ている状況とともに「女ヲハ或ハ取集テ、手ヲトヲシテ船ニ結付、或ハ生取ニス」とある。そして、「男」と「女」に懸かるのであろうか、「一人モ助カル者ナシ」と書かれている。壱岐でも、同様の残虐な仕打ちがなされた。この史料を取めている「伏敵編」には、「按(あんずるに)」として、編者のコメントがある。
《索(さく=ひも)ヲ以(もっ)テ手頭ト手頭トヲ連結シタルニ非ズシテ、女虜ノ手掌(たなごころ)ヲ穿傷(せんしょう)シ、索ヲ貫キ舷瑞(ふなべりはた)ニ結着シタルヲ謂(い)フナリ。日本書紀天智帝二年紀ニ、(百済王豊璋嫌福信有謀反心、以革穿掌而縛(かわうがちたなごころしばる)、)トアリ、以テ證スヘシ、》

ここでは、高麗の前身の国家である「百済」を引き合いに出し「手掌ヲ穿傷……」(手の平に穴をあけてそこへ縄を通す」の意)云々のやり方を、朝鮮半島において古来より続く伝統的行為としている。まさに、この残虐行為を証拠として高麗人の仕業、と編者は判断している。日蓮は、対馬や壱岐、あるいは九州本土における惨劇を『高祖遺文録」の各個所で言及している。
《皆人の当時の壱岐対馬の様にならせ給(たま)はん事思ひやり候へば涙も留まらず。》(「類纂高祖遺文録」、改題「類纂日蓮聖人遺文集平成版」)

「涙も留まらず」とあり、惨劇を悼むとともに、将来の不安の言辞なのだ。また他所で、
《壱岐対馬九国の兵士並びに男女、多く或は殺され或は擒(と)られ或は海に入り或は崖より堕(お)ちし者幾千万と云ふ事なし。》(同右書)

とある。なお、対馬→壱岐を侵した後、元艦船隊は鷹島へ向かった。そして、上陸軍を揚げている。「八幡愚童記」(伏敵編」所収)には、
《同十六日、十七日平戸能古、鷹島辺(あたり)の男女多く捕(とらわ)らる。松浦党敗北す。》

とある。「男女」が「捕らる」のだから、捕囚され強制連行されたことにほかならない。高麗人部隊も、これに関与していたと考えられる。

◇高麗人への恐怖から親は子どもを殺した

弘安の役時、壱岐・対馬における「高麗ノ兵船」による残虐行為は、当時の日本人にとっては衝撃的出来事であった。
そもそも「高麗ノ兵船」は、「高麗」から出発したところの「兵船」の意味もある。だが、やはり「高麗」人が多く乗り込んだ「高麗」入の「兵船」とする解釈の方が、ずっと重いと考えてよいだろう。「八幡愚童訓」(『日本思想大系}、甲本)は、弘安の役に参戦した「国々」を次のように明記している。
《弘安四年ノ夏比(なつごろ)、蒙古人、大唐・高麗以下ノ国々共ノ兵ヲ駈具(かりぐし)テ、十万七千八百四艘ノ大船ニ数千万人乗連(のりつらね)テ襲来ス。》


そして、「国々共ノ兵」と言い、「国々」そして民族の「兵」に焦点を合わせている。したがって、「蒙古人」の「兵」と、「大唐」の「兵」そして「高麗」の「兵」という意識が、ここには存する。『八幡愚童訓は、蒙古人、大唐・高麗以下ノ国々共ノ兵」として、参加国の兵の国籍を挙げているのだが、明確に唯一つ例示して「高麗ノ兵船」の残虐行為を強調する。
《其(その)中ニ高麗ノ兵船五百艘ハ壱岐・対馬ヨリ上り、見ル者ヲバ打殺(うちころ)ス。人民堪難(たえかね)テ、妻子ヲ引具(ひきぐ)シ深山へ避入処(のがれいる)ニ、赤子ノ泣声ヲ聞付テモ押寄ケレバ、片時ノ命モ惜ケレバニヤ、褊(さしも)愛スル緑子(みどりご)ヲ我ト泣々害シツツ、世ノ中ニ最(もっとも)惜キ物ハ子也(なり)ケリ其(それ)ニ増(まされ)ルハ我身也ケリト詠ジケル、人ノ愛(すさみ)ゾ思出ラルル。是ヨリシテ、高麗ノ船ハ宗像(むなかた)ノ沖ニヨル。蒙古・大唐ノ船共ハ対馬ニハ不寄(よらず)、壱岐ノ嶋ニ着。》

ここでは、日本人狩りをしている元上陸軍の掃討作戦の光景を描いており、自分の居場所を元上陸軍に知られまいと、「泣々害する(殺す)あさましい親の姿を、子供にも「増(まさ)ルハ我身也(わがみなり)ケリ」と、冷めた文で結んでいる。もっとも、このような行動を、親に採らせるに至ったのは、まぎれもなく高麗人部隊への恐怖なのだ。加えて、逃げ場のない島嶼部という地理的制約が、これに輪をかける。「蒙古大唐ノ船共」は、「対馬ニハ不寄」して、「壱岐ノ嶋」のみに「着」と記しているが、これは江南軍主力は別隊の「高麗ノ兵船」とは、異なったルートを辿っていることを示している。しかし、単なるルートの差異のみを言っだけではなく、出会った日本人に対する行為にも相違があったとのニューアンスを表現しているようである。「高麗ノ兵船」が特に〃残虐的〃だった可能性が高い。

長崎県北松浦郡鷹島町には、蒙古襲来にまつわる地名、あるいは悲劇の話が存在する、弘安の役時、この島の沖を含む伊万里湾・平戸方面で、合同した東路軍・江南軍両艦船隊が大暴風雨によって壊滅した件によって、有名な島でもある。この島は弘安の役も勿論だが、文永の役時にも寇掠を受けていた。地名には、首除・伊野利(祈り)の浜・刀の元・供養の元・地獄谷・血崎・血浦・胴代・鬼塚・遠矢の原等々がある。また、鶏が鳴いたため元上陸軍に発見され、一家皆殺しにされた開田という所では、今でも鶏を飼わない風習が残っている。

日本による韓国・中国への侵略だけが操り返し糾弾される昨今だが、彼らによって日本が受けた傷跡が今もなお残っていることも憶えておく必要があるだろう。


捕虜の手に穴を開けて縄や針金を通し連行するのは現在まで続く朝鮮の伝統のようだ。
Link 朝鮮日報 / 「脱北者の鼻を針金で刺し通して送還」 から
『制服姿の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)保安員(警察)たちに逮捕された脱北者(北朝鮮を脱出した住民)100人余りが、鼻と手を針金で刺し通された状態で、トラックで北朝鮮に連れて行かれたと、現場を目撃したある米国人が23日、明らかにした』


韓国人は、「元が日本を征服できなかった理由は日本軍の奮戦もあったが、高麗の三別抄の乱にみられるように40年にわたる高麗の抵抗が元軍の日本出撃を遅らせたたため日本側はその間戦闘準備する時間的余裕が出来たこと、元に命じられた造った軍船は高麗人が手抜き製造したため脆く台風という「神風」ですぐに難破したことも日本が助かった大きな理由であり、結果的に日本の被害が最小限で済んだのは高麗の抵抗のおかげである」と手前勝手な主張をしているが、元寇に参加した諸民族のうち日本に最も害をもたらしたのは高麗(朝鮮)人なのである。


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2014年4月28日(月) 政治、社会、歴史
小泉政務官が産総研など視察 再生エネ拠点へ期待


大和田野所長から実証フィールドについて説明を受ける小泉政務官(右)

 小泉進次郎復興政務官は27日、郡山市と二本松市を視察した。産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所も訪れ、「国家戦略特区といった形で新しい挑戦ができる場所になることを期待する」と述べ、再生可能エネルギーの拠点として本県の可能性を示した。
 川上景一産総研理事、大和田野芳郎所長らの案内で、実証フィールドなど研究所内の施設を見学した小泉政務官は「地元と海外との連携を忘れず、発展してほしい」と話した。
 このほか、二本松市の浪江町二本松事務所を訪れ、馬場有町長と会談。馬場町長は町復興まちづくり計画などを説明し、「今後の計画実施に向けて財政支援をお願いしたい」と要望した。小泉政務官は「全面的に支援していきたい」と応じた。
 二本松市役所では、新野洋市長と会談した。新野市長は、市内の除染状況などを説明しながら、「中間貯蔵施設建設に向けた今後のスケジュールを明確にしてほしい」と要望。小泉政務官は「庁内に持ち帰って前向きに検討したい」とした。
(2014年4月28日 福島民友ニュース)
【北京時事】中国の習近平指導部が、対日戦争の歴史を強調した対日圧力を一段と強めている。吉林省档案館(歴史資料館)は28日までに旧日本軍による侵略行為に関する多くの史料を公表。共産党理論誌「求是」は「近代日本の中国侵略は明治期に始まった」と指摘しており、これまで対日批判の中心だった抗日戦争期よりさかのぼって歴史問題を追及する姿勢を示している。
 共産党・政府は昨年12月末の安倍晋三首相の靖国神社参拝を受け、「戦争の歴史を使って日本を孤立させる」(共産党関係者)政策を決定。内外に対して大々的にアピールしており、来年の抗日戦争勝利70周年に向け、反日機運をさらに盛り上げる方針とみられる。


韓国旅客船沈没 朴政権に打撃深刻…各紙「三流国家」「じたばた政府」批判


バスで移動することを阻止されたため、家族らは20日午前1時半ごろ待機所となっている珍島室内体育館を徒歩で出発。騒動を収束するため鄭●(=火へんに共)原(チョン・ホンウォン)首相が現場に出向き、説得を試みた。

 家族らに取り囲まれる中、首相は「罪人になった気分だ」としながら、「これまで出たすべての(捜索)方法を検討して用いる」と述べると、家族らは「すべて嘘だ」「同じことばかり繰り返している」と反発を強めた。

 鄭首相は今回の事故でソウルと現場を度々往復しており、政府の異例の対応ぶりがうかがえる。

 韓国では大規模災害時の対応や処理などにあたって、時の政権が直接、世論の批判にさらされることが多い。1990年代に大統領を務めた金泳三(キム・ヨンサン)氏は、500人以上が死亡したソウル市内の百貨店崩壊事故など在任中に相次いだ大事故の記憶と結びつけられ、韓国民の間での人気は今も低いままとされる。

 折しも、韓国政府は25日からのオバマ米大統領訪韓を控え、ソウル市内での警戒を強め、反政府デモや政治的な騒動に神経をとがらせている。

 朴大統領はオバマ大統領との米韓首脳会談など、重要な外交日程をこなす一方で、事故の対応にも万全を尽くすことが求められている。
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2014年4月27日(日) 歴史、社会、政治
.朴政権、最大の危機=救出遅れに国民激高
時事通信 4月23日(水)18時25分配信

 【ソウル時事】韓国南西部・珍島沖で起きた客船沈没事故は、死者・行方不明者が約300人に達する大惨事となり、事故当日を除き、生存者は1人も発見できていない。船長らの行動も非難の対象だが、救出の遅れなどに加え、官僚らの無神経な振る舞いが国民の怒りに火を付け、政府にも批判が集中。昨年2月の朴槿恵政権発足後、最大の危機を迎えている。
 救出活動では、海洋警察が船内に積極的に入って救い出すべきだったとの指摘が少なくない。捜索でも、民間ダイバーの投入が遅れ、生存の可能性が高い事故発生から48時間をみすみす無駄にしたと批判された。
 救助者数を二重に数えていたのが後に分かり、度重なる発表の訂正もやり玉に。安全行政省の中央災難安全対策本部は、現地海洋警察と異なる発表、説明を重ねたため、事実上閉鎖された。 
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歴史

星亮一 偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)

偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実の感想・レビュー(66)
Shinichi Motoyama
何をもってして「偽りの」なのか最後まで読み取ることはできなかった。会津戊辰戦争での官軍の所業(略奪)について詳しく知りたくて期待して読んではみたが満足できる内容ではなかった。しかし後に天皇を利用した戦いは皇軍と名前を変えてアジア諸国に及んでいった時となんら変わっていないことは確認できた。
ナイス! - コメント(0) - 2013年12月26日

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ふとし
明治維新の成立がいかなるものかを検証した一冊。昨日まで官軍だった会津藩が、なぜ一夜にして賊軍に変わったかのからくりはもはや周知の事実だが。偽勅の発行が乱発していた事実と、孝明天皇の謎の死に対して大いに言及しており、興味深い。混乱が落ち着いたのち、身を立てられた山川浩(大蔵)の言葉はある意味で爽快。「正義の道を歩むべし。立身出世などケチなことは眼中におくな。万一失敗して生活に困るようなことがあれば、いつでも俺のところに来い。」人生の辛苦を越えてきた人の言葉だけに思わず唸る。
ナイス! - コメント(0) - 2013年12月6日

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大和桜289
著者はスタンスを明確にして記述されている。その良し悪しはともかく、残された文献や関係者の談に広く当たり事実として戊辰戦争がいかなるものだったか、その実態に迫ろうとされている。明治維新が単なる権力移譲ではなく権力闘争であり革命でもあったと改めて強く感じた。会津を徹底的に打倒しなくては沸騰したエネルギーを解放できなかったのかもしれないが、落城後の処置も過酷なものというほかなく、勝てば官軍という俗説どおりの対応で日本の歴史に大きな汚点を刻んだのかとの印象。戦争というものの愚かさに深く思い至った。
ナイス! ★1 - コメント(0) - 2013年10月23日

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守宮花圃子
泣いてしまった。会津の人、福島の人は凄いです。
ナイス! ★1 - コメント(0) - 2013年10月5日

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たかむら
タイトルの偽りとは一体何なのか?と言う疑問は溶けないまま。著者の他の本に書かれている内容を基本的に踏襲。ただ単に会津礼賛ではなく、籠城前に逃げた武士も大勢いた点に言及するなどの点は評価できる。ただし、薩長の分捕り、強奪などの悪行をメインに取り上げてしまうと、そっちに目が行ってしまうが、他藩(会津も含めて)も似たようなことはやっていたのではないかとも考えるのが妥当。官軍/賊軍という視点から離れていない点が残念。元々長州の会津憎しの喧嘩から始まったと考えれば、ある程度は納得できる(善し悪しば別次元として)。
ナイス! - コメント(0) - 2013年10月2日

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anan
やはり戦争なのできれい事ではすまない裏がある。会津側からすれば憤懣やるかたない戦争だった。陰謀あり、非道な仕打ちあり…。でもその後の会津人の活躍は素晴らしかった。
ナイス! ★1 - コメント(0) - 2013年8月18日

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mrbeats197912
明治維新は日本の近代化という美名に隠れた権力闘争(旧幕府vs新政府、フランスvsイギリス)だった。会津を筆頭に奥羽越列藩同盟にくわわった諸藩は財源を大幅に没収され、新政府の高位高官の恩賞はそこから捻出された。討幕の身代わりとしての会津憎しと殺戮の好奇心。「一般住民を無差別に殺した会津戊辰戦争は、ピカドンの原爆によく似ている」。集団リンチ。
ナイス! ★1 - コメント(0) - 2013年6月9日

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こあんとろ
木戸さんゲスいわーまじゲスいわー、と思わず口走ること数回。西郷さんも相当な勢いでえぐい。著者はゴリゴリの会津派だけど「会津もさ、ちょっと足りなかったよね…」的なことを書いてたものの、若干たらればが多いかな。実録部分はおおまかな流れは知っていても「木戸さんは斗南藩が自然淘汰されるのを望んでた」とか初めて知る話がぽこぽこあって興味深い。禁門の変→戊辰戦争→西南戦争でワンセットとも言うべき因縁の深さ、ということを知ったので今度は西南戦争に関しての書物も読んでみようと思い。山川さん大人気なさすぎわろたw
ナイス! ★2 - コメント(1) - 2013年5月6日

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amabiko
「ならぬ」とか「ござる」などの話し言葉の表現が気にかかる。大胆な意訳がされてはいるが、史資料の引用はあり、次の読書にはつながる。歴史書としてでなく読み物として読めばよいか。
ナイス! - コメント(0) - 2013年3月18日

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HanaGe
棄民、明治政府が会津の(士族の人々かな)にした事はまさに棄民。これはいまだに許せんて。読み物、だけど私も桂小五郎キライ!と思ってしまった。
ナイス! - コメント(0) - 2013年3月4日

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ちばと〜る
おのれ薩長!許すまじ!!!とさけびたくなる過激な明治維新解説書。コレ読めば桂小五郎サイテーって思うよw斗南での地獄のような会津藩士たちの流罪生活。大河ドラマ『獅子の時代』でも描かれてますので、DVDオススメします〜『八重の桜』の登場人物も多数登場しますので、ドラマの解説本にもイイっすね〜
ナイス! ★13 - コメント(0) - 2013年2月9日

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ぐるぐるめぐる
慶喜に対するけちょんけちょんぷりが、期待通り過ぎて楽しい。この本の一番の収穫は、思案橋事件。これ知らなかった。西南戦争時の山川さんのにぎり飯事件が可愛い。柴五郎さんの人生が波瀾万丈過ぎる。最後のほうで容保様の孫娘が皇室に入ったり、山川さんが男爵になったり、健次郎が頑張ってたりで号泣してしまった。
ナイス! ★1 - コメント(0) - 2012年10月31日

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ゲンゲン
時代時代でその時の立場もあっただろうが、幕末の薩摩藩は謀略に満ちている。そして会津の人々が故郷を追われ、多くの人達が困窮したという事実と、現代においても未だその様な思いが心にあるとは知らなかった。
ナイス! ★1 - コメント(0) - 2012年10月12日

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メッシ♂
ここ数年日本史が面白く感じる様になった。特に幕末には並々ならぬ凄まじいエネルギーを感じる。勝てば官軍,負けたら賊軍と言うが本当と正しいは別なんだろうなと思った。この本から幕末の政権抗争の凄まじさとその犠牲になった会津の悲惨さが伝わってきた。著者が会津を擁護する立場であるのは分かるが、薩長側の資料も研究し両方からの言い分を表現していたので、より現実味を帯びていたように感じた。戦争とか民族紛争とかテレビの中の事の様に思ってしまってましたが日本民族にもそんなに遠くない時代にこんな戦争があった事を初めて知った。し
ナイス! ★2 - コメント(0) - 2012年9月11日

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rokubrain
会津戊辰戦争の悲劇、会津女性の戦い・強さ、白虎隊、官軍側は死者の埋葬を許さず、略奪の所業。 御家復興のため下北半島への移住、斗南(となみ)藩の成立、極寒、絶望的な暮らし、廃藩置県、解体。 朝敵の汚名を着せられた会津藩の悲劇が綴られています。 著者が会津に心情的に寄っていることは差し引いても、彼らが体験した辛酸な歴史は、リアルに浮かび上がってきます。 (後に陸軍大将になる柴五郎の生涯を多少知ることで、なんとか希望の種を見つける思い) 100年以上過ぎた現代でも、官軍、長州に対する怨念が、政治の場で出てく
ナイス! ★3 - コメント(0) - 2012年7月29日

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バカボンパパ
戊辰戦争の時代の庶民の立場、生活がどうだったのかが窺い知れる。会津藩で戦争に負けた人たちの苦しく貧しい生活、薩摩への憎しみがしみてきます。
ナイス! ★1 - コメント(0) - 2011年12月13日

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はばたくキツネ
薩長史観にとらわれない維新史の入門書としては良いところか。論説としては特別目新しいことは書いていないが、会津史観になりすぎず、会津・薩長両者の視点で批判すべき点を書いているのは良い。しかし「会津選出の国会議員の方々には、会津人が幕末維新で受けた数々の屈辱をいかに晴らし、歴史の誤りを正すか、そういう使命感が必要だと思われる。」って、これは違うだろう。そんな使命感で国家の政治をされてもらっては困る。この辺にかなり思想的な偏りが感じられたので、うーん。
ナイス! ★2 - コメント(0) - 2011年8月5日

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トラ吉
話としては、それほど目新しい話ではなかった。偽りの明治維新というが、権力を奪うための戦いなんて、そんなにきれいごとではすまないのでは?家康が天下を奪った際も豊臣家や豊臣恩顧の大名をつぶしていったときも大いに謀略を使ったのではないのか?
ナイス! ★1 - コメント(0) - 2010年3月1日

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海辻
『木戸は厳しい北の地で会津人が自然淘汰される事を望んでいた』。極寒の斗南で、一人また一人と家族を失っていく会津武士の姿に、先の言葉が強烈な印象で響きました。記録に残らなかった人々の嘆きは、どれほど深かったんだろうか。
ナイス! ★2 - コメント(0) - 2009年9月4日

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雨巫女
斗南藩の事は、あまり知りませんでした。
ナイス! - コメント(0) - 2009年6月29日

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kimiho
今度「その時歴史が動いた」の“義に死すとも不義に生きず 〜会津戦争 松平容保 悲運の決断〜”の再放送があったら絶対見ます。
ナイス! - コメント(0) - 2008年9月17日

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つぶやき
今読んでいるみんな最新5件(11)
11/大鳥圭介、中公新書

内容(「BOOK」データベースより)
大鳥圭介は稀有な幕臣である。播磨に生まれ、蘭学を学び、幕府歩兵奉行として陸軍の指揮を任されるに至る。戊辰戦争では連戦連敗するが、「またも負けたか」と笑い飛ばし、五稜郭まで戦い抜いた。二年にわたって牢に繋がれたのちは工部大学校校長、清国公使などを歴任、富国強兵策を実行した。「最初からよい地位に恵まれることなどない」「屈するは後に大いに伸びる基」と言い、不撓の精神で逆境を乗り越えた人物の生涯。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
星/亮一
1935年(昭和10年)、仙台市に生まれる。東北大学文学部国史学科卒、日本大学大学院総合社会情報研究科修了、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

海に落ちた71歳漁師、1時間泳ぎ生還 タクシーで帰宅
朝日新聞デジタル 4月26日(土)20時52分配信

 24日午後4時半ごろ、宮崎県の日南沖で漁師山下善士(よしお)さん(71)=日南市南郷町中村乙=が船から転落して、行方不明になった。宮崎海上保安部がヘリコプターで捜索する騒ぎとなったが、山下さんはすでに1時間かけて自力で岸に泳ぎ着いていた。その場で疲れて眠ってしまい、その後タクシーで帰宅したため、安否確認が遅れたという。

 海保によると、山下さんは24日午前5時半ごろ、「祥陽丸」(1・3トン)に一人で乗り、目井津(めいつ)港を出港した。沖合約2・5キロでカサゴ漁をしている際、横波を受けて船から転落。連絡がとれなくなった南郷漁協が午後8時40分ごろ、海保に通報。午後10時50分ごろ、海保のヘリコプターが祥陽丸を発見したが、自動操舵で港に戻ってきた船は無人だった。

 救命胴衣を着ていた山下さんは転落後、自力で海岸にたどり着き、そのまま寝てしまった。25日午前4時すぎにタクシーで帰宅し、「家に帰った」と漁協に連絡。無事が分かった。

 海保は「高齢なのに自力で元気に戻ったのはすごい。みなさんも救命胴衣をつけて」と話している。(伊藤あずさ)
.朝日新聞社

国内
政治社会人..離島占拠に「対抗措置」、自衛隊法改正へ
読売新聞 4月27日(日)3時3分配信

読売新聞
 政府は、正規の軍隊ではない武装集団などによる離島占拠といった安全保障の「グレーゾーン事態」に機動的に対処できるようにするため、自衛隊法に、自衛権と警察権の中間にあたる「対抗措置」という自衛隊の出動規定を新設する方針を固めた。オバマ米大統領が、尖閣諸島も対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の適用範囲に含まれることを表明したこととあわせ、国内法制を整備することで、尖閣防衛の抑止力をより強めたい考えだ。

 政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」が来月に政府に提出する予定の報告書でも、同様の法整備を求める方針だ。政府は報告書提出を受け、夏に憲法解釈見直しや法整備の方針に関する閣議決定を行うことを目指しており、早ければ秋の臨時国会に自衛隊法改正案を提出したい意向だ。
.最終更新:4月27日(日)3時3分


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2014年4月26日(土) 歴史、社会、政治
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月26日
40.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
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幕府を終焉に導いたもの, 2009/4/16
By 哲人 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 鳥羽伏見の砲声―徳川幕府終焉の舞台裏 (単行本)

幕末ものには目が無い私にとって貴重な本であり、幕末に関する
バイブルとなるような本で一語一語かみしめながら読み進んだ。

歴史書であるがところどころに当時を偲ばれる写真が載せられ、
史実に基づいて忠実に再現されている。第一章の「井伊直弼斬殺」は
実行までの詳細な動きが良く分かった。

徳川幕府を終焉に導いたのは時代の流れには違いないが
大きく関わった人物として徳川慶喜は外せない。

歴史に「たられば」は禁物だが、徳川慶喜が岩倉具視らの偽の密勅に
より御所から追放され二条城こもった際、薩摩藩に反撃するだけの
力があったのに逃げてしまった徳川慶喜はどうしようもない主君だった。
大阪城に逃げ、鳥羽伏見の戦いの最中に江戸へ逃げ帰ってしまった。

このようなどうしようもない人物を主と仰がねばならなかった家臣は
辛い厳しい道を歩まざるを得ない。会津藩の松平容保は慶喜の犠牲
になった。会津藩自体が存亡の危機に直面するまでになる。
徳川慶喜の責任は重大だ。

もし、徳川慶喜がお坊ちゃま君でなく無骨な人物であったら、幕府は
生きながらえ明治維新は成らなかっただろう。

坂本竜馬の扱いは小さい。船中八策が土佐藩の唱える大政奉還の
基となったが、著者は「どれもこれも歯の浮くような甘い言葉である」
とこき下ろす。

鳥羽・伏見の戦いは幕府軍の出方によっては五分五分となり得たが
旧態依然の装備では薩長軍の相手にはならなかった。
結局、幕府軍は薩摩・長州の陰謀により賊軍となり歴史の舞台から
消え去った。

著者は幕府瓦解の原因は八年前の桜田門外の変が決定的な要因
であるとする。この八年間は怒涛の時代であった。本書はその間の
キーとなる人物にスポットを当て幕府崩壊までの複雑な事実関係を
ひも解きながら浮かびあがらせている。

なお、巻末に補章として「鳥羽伏見街道を歩く」として現代に残る
歴史的建物、遺物を訪ねる紀行文が寄せられている。歴史に
満ち溢れた街道を当時の状況へ思いを馳せながら旅をするのも
おつなものである。鳥羽伏見の砲声―徳川幕府終焉の舞台裏
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第1原発のトリチウム処理に11案 「濃度薄め放出」有力

 東京電力福島第1原発の汚染水対策で、経済産業省資源エネルギー庁は24日、汚染水からの除去が困難な放射性トリチウム(三重水素)の処理について、海や大気中への放出など11通りの選択肢をまとめた。実施を認可する原子力規制庁はこのうち、濃度を薄めることを前提とした海洋放出と蒸発させて大気に放出する2通りが有力との見方を示した。
 都内で同日開いたトリチウムの扱いを検討する有識者の作業部会で示し、大筋で了承を得た。28日に開く政府の汚染水処理対策委員会に報告する。
 選択肢については海洋放出、水蒸気や水素に変化させた上での大気放出、地層への注入、固化するなどして地下に埋める5種類の手法に類型した上で、それぞれ濃度の希釈の有無などで11の選択肢に分けた。これまでの作業部会で示した薄めないままの海洋放出は実現困難と判断したほか、貯蔵なども一時的な対応として選択肢から外した。

福島民友  4月25日
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相模トラフM7確率は70% 30年で、首都直下地震の震源

 政府の地震調査委員会は25日、相模湾から延びる相模トラフ沿いで今後30年に起きる地震の発生確率を、マグニチュード(M)7程度(M6・7〜7・3)は70%程度、M8級(M7・9〜8・6)でほぼ0〜5%とする長期評価を発表した。基準日はことしの1月1日。
 M7程度の確率は前回2004年の評価と同じ、M8級はほぼ0〜2%からわずかに上昇した。本蔵義守委員長は「M7の70%は非常に高い。対策を日頃から進めてほしい」と話した。
 相模トラフ沿いは、首都圏に大きな被害をもたらすとされる「首都直下地震」の主な震源域となる。関東大震災も相模トラフ沿いの地震だ。

共同  4月25日
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4月末までに扱いを決定 韓国、対馬の盗品仏像

 長崎県対馬市から仏像2体が盗まれ韓国に持ち込まれた事件で、韓国への搬入を手伝ったとして起訴され一、二審で無罪判決を受けた男性被告について、韓国最高裁は4日までに検察の上告を棄却し、無罪が確定した。事件の刑事裁判は全て終結し、韓国検察は仏像の扱いを4月末までに決めることになった。

 最高裁判決があったのは1月29日。窃盗の実行犯らほかの6人は既に有罪が確定している。韓国文化財庁によると、仏像は窃盗事件の証拠品として検察の管理下にあるが、刑事手続きの終了から3カ月以内に扱いを決める。韓国外務省や文化財庁も関与し方針を決めるとみられる。

 仏像は対馬市の海神神社の国指定重要文化財「銅造如来立像」と観音寺の長崎県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」。昨年10月に盗まれ、釜山港から韓国に持ち込まれていた。(共同)

共同  4月25日
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人間の究極の幸せは四つ。
人に愛されること、
人に褒められること、
人の役に立つこと、
そして、人から必要とされること。

幸せは働くことによって
得られます。
( 大山泰弘  チョークをはじめとした製造販売企業の会長。知的障害
者の雇用に力を入れていることでも知られる人物)


***************** ***
  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
***************** ***



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2014年4月25日(金) 歴史、社会、政治
-TPP妥結へ「大胆措置」=「尖閣に安保適用」明記―日米共同声明、1日遅れで発表
時事通信 4月25日(金)10時39分配信
 日米両政府は25日午前、安倍晋三首相とオバマ大統領の首脳会談の成果をまとめた共同声明を発表した。焦点の環太平洋連携協定(TPP)は交渉妥結に向け、大胆な措置を取ることを確認した。TPPをめぐる文言調整が続いたため、発表は首脳会談から1日遅れとなった。
 共同声明は、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島について、対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象となると明記。挑発行為を繰り返す中国をけん制するため、日本側が強い関与を求め、米側が応じた。
 集団的自衛権の行使容認に向けた安倍政権の取り組みにも、米側は歓迎と支持を表明した。 ------------------------------------------------------------------------------
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月25日
56.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
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20 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 とても良かった, 2007/2/21
By アロマ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか (ベスト新書) (新書)

現在でも、会津人と山口県人の壁は高いと言うか歴史を超えて友好を結べていない。同じ日本人なのに…と思う反面、自分も東北人だから長州の事を許せない気持ちも少し有る。だが、この本の筆者は、本の結びとして友好(和解)を促している所が、ただの『恨み』で終わって良いのか?と読者に語りかけ、質問している様に思えた。戊辰戦争(会津戦争)を再度考えさせられ、また、新しく長州との関係を考えさせられる本であった。
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避難区域で初今を生きる 美しい浪江取り戻す チューリップ鮮やか 昨秋、球根6600個植える 農業再開へ野菜作り

古里で咲いたチューリップを見詰める川村さん
■NPO代表 川村博さん 58

 東京電力福島第一原発事故により全町避難が続く浪江町幾世橋の避難指示解除準備区域の畑で、赤や黄色のチューリップが浜風に揺れている。「古里の美しい風景を取り戻したい」。町を離れ避難生活を送るNPO法人代表、川村博さん(58)が昨年秋、球根6600個を植えた。町内で野菜作りも始めた。いつの日か、町内で農業が再開するための一歩にしたいとの思いを抱く。

 チューリップ畑は、福島第一原発から北に約7キロの6号国道沿いにある。浪江町内に一時帰宅する町民が車窓から、色鮮やかな風景に見入っている。
 畑を見回る川村さんはいつも、「きれいな花を咲かせてくれて、ありがとう」と心の中でつぶやく。町のみんなに美しい古里を忘れないでほしい−。「花の名所」をつくり町民を出迎えようと、チューリップの球根を買い約4アールの畑の一角に植えた。
 高齢者や障害者の日常生活を支援するNPO法人「Jin」代表の川村さんは原発事故後、郡山市や猪苗代町で避難生活を送り、現在は南相馬市の借り上げ住宅で暮らす。窮屈な部屋の中で、静かに目を閉じる。生まれ故郷の野山と川が浮かぶ。自らの心の原風景だ。美しい古里を必ず取り戻すと誓い、この3年間を生きてきた。
 川村さんは避難区域再編で町内への立ち入りが可能になった昨年4月、畑にトマトやナス、カブ、ニラ、ラッキョウなどの野菜を植えた。避難先で「畑仕事で汗をかきたい」と願うお年寄りらが多いと聞いたためだ。二本松、本宮両市の仮設住宅の高齢者らを浪江町まで送迎し、農作業を手伝ってもらった。参加した住民は「久しぶりに浪江で農作業ができた」と喜んだ。その笑顔が忘れられない。
 収穫した農作物は県の放射性物質検査を受けたが、ほとんどが検出下限値未満だった。しかし、避難区域内での栽培のため出荷はできず、飼育しているニワトリの餌にした。ネズミやイノシシに野菜を荒らされることもあるが、くじけない。将来、町民が営農を再開する際、放射性物質の影響を受けない農法を教えるため研究を重ねていきたいと考えている。
 今後は、放射性物質をほとんど吸収しないというブドウの施設栽培を始める。
 「浪江の農地で再出発する町民を後押しできるよう、活動を続けたい」

(2014/04/23 11:21カテゴリー:連載・今を生きる



小高病院が診療再開 南相馬
 東京電力福島第一原発事故に伴い、全域が避難区域に指定されている福島県南相馬市小高区で、事故直後から休診していた市立小高病院が23日、約3年1カ月ぶりに診療を再開した。原発事故の避難区域で病院が再開するのは初めてで、住民帰還に向け大きな足掛かりとなる。 
 午前8時半から診療を開始した。小高区から鹿島区の仮設住宅に避難している松本友好さん(66)と妻アキエさん(65)が最初に診察を受けた。友好さんは「震災後は福島市の病院に通っていたので大変だった。地元の病院が再開すれば楽だし、安心できる」と話した。 
 松本さん夫婦を診察した高橋哲之助医師(71)は平成10年から20年まで同院院長を務めた。現在は本宮市内の病院に勤務しているが、“古巣”の再開を知り、週1回、診療のために小高まで通う。「帰還を望む人の助けになれば本望」と使命感をにじませた。 
 小高病院は避難指示解除準備区域にある。市は同区域と居住制限区域について、平成28年4月の避難指示解除を目指している。病院再開式で桜井勝延市長は「住民からは『病院がない所にどうやって帰れるんだ』という声があった。再開を機に小高区の皆さんと復興に向けて進んでいきたい」と述べた。 
 月、水、木曜日の週3回、7人の医師が交代で内科を中心に診療に当たる。受付時間は午前が8時半から11時半まで、午後が2時から4時半まで。問い合わせは同院 電話0244(44)2025へ。 

福島民友  4月24日
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「大坂冬の陣」武将布陣図公開 29日から前橋

 1614年の大坂冬の陣から400年の節目に、旧前橋藩士の子孫、印東(いんとう)健夫さん(60)=前橋市元総社町=宅に伝わる「大坂戦籠城之図」が初公開される。約1カ月にわたり激戦を繰り広げた豊臣、徳川両軍の布陣を描き、上州ゆかりの大名も登場。研究家は「群馬で見つかるのは珍しい」と驚く。29日から5月6日まで、前橋文学館3階で展示される。

 この図は、前橋藩主松平大和守(やまとのかみ)家の家臣だった印東さんの先祖が幕末の1843(天保14)年、既存の絵図などを自らの筆で写したもの。和紙と墨、顔料を使っているとみられ、大きさは約160センチ×190センチ。大坂城の城郭や旗印が彩色して描かれ、両軍の武将名がびっしりと書き込まれている。

上毛新聞  4月24日
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「和解妨げず」政府及び腰 戦争賠償訴訟

 菅義偉官房長官は23日の記者会見で、日中戦争当時の船舶賃貸契約をめぐる新たな賠償訴訟が中国で準備されていることについて、「日中共同声明はお互いの国が正式に署名をしたものだ。それがすべてだと思う」と述べた。

 日中戦争当時の賠償請求権放棄を盛り込んだ共同声明の精神に反するとして不快感を示したものの、突如としてわいた中国リスクに振り回されているのが現実だ。政府は船舶差し押さえについて外交ルートを通じて中国側に遺憾の意を伝達している。にもかかわらず上海海事法院による商船三井の船舶差し押さえに至った訴訟を支援している反日団体が23日、天津市でも同様の提訴をする準備を進めていることを明言したことに困惑を隠しきれない。

 ただ、外務省は23日も、今後の裁判対応について「戦後補償に含まれるかどうか白黒をはっきりさせることは難しい。最終的に和解を目指すという方向を政府が妨げるものではない」(幹部)と静観の構えを崩していない。22日に開かれた自民党外交部会でも議員から「和解交渉はあしき前例となりかねない」と批判の声が上がったが、外務省側は「(船舶差し押さえは)日中共同声明への明白な違反とまでは言えない」と終始及び腰だった。

 商船三井が船舶差し押さえに屈して和解金の支払いに応じたとみられることで、天津市にとどまらず同様の訴訟が中国で乱発される可能性がある。政府は今後も対応に苦慮しそうだ。

産経ニュース  4月24日
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ないものねだりを
するのではなく、

自分に与えられたもののなかで
一生懸命に生きていく。

人生とはそういうものだと
僕は思っています。
(原田泰治  画家)
△top
2014年4月24日(木) 歴史、社会、政治
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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月24日
13.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
58.大鳥圭介―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者 (中公新書)星 亮一
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レビュー対象商品: 会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書) (新書)
32 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 今も引きずる明治維新の悲劇, 2009/1/29
By Coffey man - (トップ1000レビュアー)
 高校のとき日本史をまじめに勉強していなかったので、会津の人たちはいまだ
に薩長をよく思っていない、という話を聞くと「いったい何があったんだろう?」と
素朴に疑問に思っていました。明治維新には大変な悲劇があったことがよく分かりました。
江戸が無血開城したことにより薩長軍は振り上げたこぶしをどこかに向けなけれ
ばならず、その対象が会津藩だったのでしょう。その理不尽さは、東北、越後が
反発し、奥羽越連藩同盟の結成されたことに通じているのではないでしょうか。

 しかしながら東日本政権を樹立するには会津藩はあまりにも時代に取り残され
ていました。本書の考察でも、戦局によっては違った展開があったのではとされ
ていましたが、節目節目でことごとく判断を誤り、敗れるべくして敗れたともい
えなくもありません。しかしながら敗戦後の薩長軍の掠奪や婦女への暴行、拉致、
監禁などもひどいもので、会津人の恨みを強くさせているのでしょう。

 会津と薩長でこのような歴史的遺恨があり、いまだにそれを引きずっている事実を
知っていると知らないではお互いへの配慮が大きく違ってくるでしょう。大人の
社会人として知っていなければならない史実であると感じました。

16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 戦争に本当の正義はない, 2009/11/15
By YUHKI - レビューをすべて見る

勝てば官軍…というけれど…。私自身は以前から明治新政府は欺瞞政府だと思っている。京都守護職として一条帝の信頼が篤かった松平容保が何故賊軍なのか。禁裏に発砲して過去に京を追われた長州が、官軍を臆面もなく名乗るという皮肉さに非常に胡散臭いものを感じて仕方がない。私には関ヶ原以来幕府に恨みを頂き続けて来た長州が、単に帝を「玉」として倒幕に利用したとしか思えないのだが…。そして京の恨みで会津を仇とした所謂私怨が感じられて仕方ない。
最初容保はこの役目を再三辞退したと聞く。けれど幕府の強い要請により引き受けざるを得なかったとか。しかも途中一度役を罷免されている。しかし一条帝に請われて再度赴任しているのだ。かほどに帝の信頼を得る程の誠実振りだった容保は、結局長州に一番恨まれるという損な役を受け持つこととなった。だから私怨だという意見は多い。志士にも色んな志士がいるのだろうが、皆が皆本当の意味で天皇に誠忠の心を持っていたとは思えない節が多分にあることが官軍にも明治新政府にも胡散臭さを感じる所以なんだろうな…。
時代の流れを止めることは出来ないだろうが、慶喜の性格が多分ここまで幕末をもつれさせたという向きも多い。優柔不断だったという話もある。兵に戦いを命じて自らは逃げ出すようなトップの下では…幕府の命運も決まったというべきだろう。
関ヶ原以来幕末まで抱いて来た長州の幕府への恨み、戊辰戦争から現在に至る会津の薩長への恨み。年月がそれらの恨みを本当に超えることが可能になるのはいつのことなのだろうか。
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帰町時期判断は5月下旬 楢葉町長が方針初明言

 楢葉町の松本幸英町長は21日、いわき市で開いた町政懇談会で、「今春に示す」としていた帰町時期の判断について「皆さんの意見を踏まえた上で5月下旬に帰町する時期を判断したい」と述べた。松本町長が、帰町を判断する具体的な日程に言及したのは初めて。
 懇談会終了後、取材に応じた松本町長は「帰町の判断が難しいのは当たり前で、(課題の)何を取っても簡単なものは一つもない。議会や数多くの町民の声を吸い上げて反映させ、判断する」と話した。

福島民友  4月22日
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韓国船沈没事故 危機対応の拙さが招いた惨事

 船会社と船長らの安全意識の低さと危機対応の拙さが招いた大惨事と言えるだろう。
 韓国・珍島沖で、旅客船沈没事故が発生して、1週間が過ぎた。死者は100
人を上回った。200人近い行方不明者の捜索活動が懸命に続けられている。
 乗客の多くは、修学旅行の高校生だ。収容される遺体との悲しみの対面が相次ぐ。奇跡の生存に望みをつなぐ家族や友人の心痛も、想像するに余りある。
 旅客船は、急旋回した後、傾いて復原力を失い、転覆した。現場海域は潮の流れの速い難所だったが、操船していたのは不慣れな3等航海士だったという。
 この船は日本から購入後、定員を増やすために改造された。事故当時には、申告した以上の貨物を積んでいた疑いも出ている。
 急旋回で積み荷が動き、船のバランスが崩れ、転覆につながったのではないか。韓国当局の徹底的な真相究明が必要だ。
 乗組員による乗客の避難誘導が不十分だったことが、人的被害を拡大させたのは、間違いない。
 船長や乗組員の多くは、乗客に対し、室内に待機するよう指示しただけで、自分たちが先に救出された。救命ボートはほとんど使われなかった。大半の乗客は、船内にとり残されて、脱出の道を断たれたと見られる。
 船長らの無責任な行動に、韓国社会から強い怒りの声があがったのは、理解できる。
 船長らは、乗客の救助を怠った疑いなどで逮捕された。「非常時の安全教育を受けていなかった」と供述した乗組員もいる。
 運航する船会社が、乗客の避難誘導などの訓練を軽んじていたなら、深刻な問題である。
 朴槿恵政権への批判も出ている。救助された人数の当局発表が二転三転したことや、乗客の家族に対する政府高官の無神経な言動が、国民の反感を買った。政権は、より丁寧な対応を迫られよう。
 日本でも、ゴールデンウィークの行楽シーズンを前に、国内の交通機関の安全対策を改めて見直さなければならない。
 国土交通省は、事故を受けて、国内の旅客船業界に対し、航路の安全性や非常時の脱出手順を確認するよう通達した。関係者は、今一度、対策に不備がないか、総点検してもらいたい。
 利用者も、旅客船などに乗る場合には、救命胴衣の位置を確かめるなど、自分の身を守る努力を忘れてはなるまい。

読売新聞  4月23日
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「そのうちやる」
という名の道を
歩いて行けば

「何もしない」という
名札のかかった家に
行きつくことになる
(セルバンテス  小説「ドン・キホーテ」の著者)


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  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
***************** **<韓国旅客船沈没>華人学者が「沈没は日本製の致命的欠陥」、中国ネットは意外な反応
XINHUA.JP 4月24日(木)2時20分配信

韓国の旅客船セウォル号が16日朝、南西部の珍島付近で沈没した事故で、中国メディア・BWCHINESEは23日、「韓国の海難事故に見る“日本製”の致命的欠陥」と題した文章を配信した。

【その他の写真】

文章は、シンガポール国立大学の華人准教授がインターネット上で22日夜に発表したもので以下のような内容だ。

「日本製品は良く言えば精巧で使いやすく、軽量で、人気がある。だが、日本製品の特徴は材質が軽薄で、造りが華奢なことだ。事故に遭うと、日本製の乗り物は致命的な傷害をもたらす」

「沈没したセウォル号は日本が製造した。報道から見て、この船の設計には欠陥がある。重心が高く、安定性を欠き、沈みやすい。船は外からの衝撃ではなく、急に針路を変えたことによって転覆したと言われている。したがって今回の事故は船の設計と密接に関係している」

「数年前、米国女性が高速道路で日本車を運転中、急ハンドルを切ったところ車が横転し、後遺症が残った。この女性は『車の設計に問題があった』としてメーカーを訴えている。去年、私の家の近くで起きた事故では、日本車とドイツ車が交差点で衝突したが、日本車がひどく変形して運転手が重傷を負ったのに対し、ドイツ車はぶつかった場所で何回か回転しただけで運転手もなんともなかった」

「科学技術の発展と文明の進歩によって、生命を守ることを優先した設計に人気が集まってきている。利潤のために材料を節約する“日本製”の理念はしだいに市場を失ってゆくだろう」

文章は、韓国がセウォル号を購入後に改造したことや、貨物の過積載の疑いがあることなどには一切触れていない。

これに対して、中国版ツイッターには以下のようなコメントが寄せられている。多くは“日本製”の品質を擁護する反論だ。

「個別案件で日本製品の品質を証明できる?日本製品は世界で最も売れているものの一つ。売れ行きが品質を証明している」

「デジタル製品はいい」

「日本車は軽すぎる」

「第二次大戦中の日本のゼロ戦も同じだよね。運動性は欧米機に勝っていて、一時は優勢だったけど、生存能力が低すぎてダメになった」

「日本製品の材質が軽くて薄いのは資源がないから。安全は全く考えてないか、二の次」

「コストパフォーマンスをみなきゃ!沈没事故の救援の撮影にも“日本製”カメラが使われているよ」

「世界的に省エネ・省資源が提唱されている。重厚なドイツ製品は流れに反してないの?」

「セウォル号はもともと内海の観光船だよ」

「日本車の品質は悪くないよ。中国で売ってるのは例外だけど。それに世界中でドイツ文化は特別。ドイツを除けば日本よりも工業製品の質がいい国は見当たらない」

「デタラメ言って何が楽しいの?船は日本製だけど韓国が改造して重心が高くなってた。それに、貨物も規定重量を超えていた。転覆しても不思議じゃない。これ以上デタラメを言わないように望む」

「貨物が過剰だったうえに固定してなかった。だから進路変更で傾いた時に偏って船体がバランスを回復できなかったの。わかる?」

(編集 都築)
△top
2014年4月23日(水) rekisi ,seiji ,shakai
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月23日
8.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
59.大鳥圭介―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者 (中公新書)星 亮一
68.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
90.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
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レビュー対象商品: 「偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実」 (だいわ文庫)
38 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 - (トップ500レビュアー)

一読して朴訥、しかし文庫本に会津の歴史研究の成果を大量に盛り込んだ力作である。
勝てば官軍、の言葉の由来となった戊辰戦争における薩長連合軍の非道な振る舞いから物語は始まる。白虎隊の悲劇で有名な会津戊辰戦争である。その後、物語は戊辰戦争以前と以後の会津の歴史について語り始める。
会津藩は福島県の田舎の藩である。しかし、徳川秀忠の落とし胤の保科正之が松平姓を賜り会津藩主となったことから、会津は徹底して幕府を支えることが染み付いた藩であった。最後の藩主となった松平容保は実は養子であるが、佐幕が染み付いた会津では幕府と藩主に従うことが絶対であり、この硬直性が悲劇の原因であると会津を冷静に分析する。
孝明天皇に命じられ、新選組と共に、攘夷を目指す荒くれ浪人から京都を守るべく幕府に命じられ長州と戦う。しかし、絶妙のタイミングでの孝明天皇の死去、作者に言わせれば思慮の足りない徳川家慶の軽率な大政奉還、薩長土肥及び一部公家の暗躍が描き出される。
さらに、不毛の地に転封された会津藩士達の絶望の記録と、そのなかから立身出世する者たち、そして薩長側士族の瓦解に立ち会う会津藩士達の記録である。

歴史に翻弄される会津と薩長の士族達の人生が錯綜する一冊と言えよう。
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「ため池」除染、負担増懸念 作業員の確保が課題

 県内の農業用ダムやため池の除染について国は21日、除染の実施主体となる市町村担当者向けの説明会を福島市で初めて開き、除染の進め方を示した。市町村側は国の指針を評価する一方、ため池除染に伴う新たな人的負担を心配する声も上がった。円滑な除染実施に向けては作業員確保などの課題解決など、新たな国の支援も必要となりそうだ。
 説明会は非公開で行い、市町村や土地改良区、県の関連部署から約150人が参加。国は復興、農林水産、環境の各省庁が財政支援の仕組みや除染手法、技術マニュアル案などを示した。 国は除染を行うため池の対象選定には、放射性セシウムの濃度など数値的な基準は設けず、地域で農業を再開するための影響を個別に判断するとした。

福島民友  4月22日
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「どこにいるの」…不明者家族に疲労の色濃く

 【珍島(韓国南西部)=門間順平、釈迦堂章太】韓国船沈没事故から23日で1週間となる。
 確認された死者は22日午前、100人を超えたが、家族らは、行方不明者の生存にわずかな望みをかけ、涙で海を見つめた。待機所では、疲れ切った様子で事故関連のニュースに目をやる姿もみられた。
 ◆「どこに」
 捜索船が行き来する珍島の彭木ペンモク港には、22日午前、多くの生徒が行方不明となっている檀園ダンウォン高校(京畿道安山市)の家族らが集まり、海を見つめた。中には、子供の名前が書かれた名札の裏に写真を入れている母親の姿も。母親の一人は現場の掲示板に書き込まれた遺体の特徴を見ながら写真に触れ、「どこにいるの」とつぶやいた。

読売新聞  4月22日
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日中真っ向対立 政府遺憾「正常化覆す」 ノーマーク、対応後手

中国の裁判所が戦後補償をめぐる損害賠償訴訟で商船三井の貨物船を差し押さえたことを受け、政府は21日、日中戦争時の賠償請求権放棄を盛り込んだ1972年の日中共同声明の精神に反するとして、外交ルートを通じて中国に遺憾の意を伝えた。政府は商船三井と今後の対応を協議するが、中国側は日中戦争の賠償問題とは無関係だと強調しており、差し押さえが撤回される見通しは立っていない。
 菅義偉(すがよしひで)官房長官は21日の記者会見で、商船三井の貨物船「バオスティール・エモーション」(載貨重量22万6千トン)の差し押さえについて、「極めて遺憾だ。日中国交正常化の精神を根底から揺るがしかねない」と表明した。ただ、中国側の強硬措置は寝耳に水だったようで、政府が後手に回っている印象は否めない。
 菅氏は記者会見で「商船三井が原告との間で和解の可能性を探っていたと聞いていた」と述べた。具体的な対処方針には触れず、「政府としては深く憂慮し、中国側が適切な対応を取るよう強く期待をしている」と語った。
 中国側の発表から一夜明けた21日、政府筋は「こういう案件があることをなぜ事前に官邸側に伝えてなかったのか」と不快感を示し、外務省は早朝から情報収集に追われた。
 日中共同声明は「中華人民共和国政府は中日両国国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償の請求を放棄する」としている。
 しかし、中国では、戦時中に日本に「強制連行」されたとする当事者らによる
日本企業への提訴が相次いでいる。3月には中国の司法当局が初めて訴訟を受理
しており、習近平政権による「反日キャンペーン」は激化の一途だ。
 政府は、同種の訴訟の拡大に神経をとがらせ、日本企業と連絡を取り合うなど警戒を続けてきた。それでも、中国側の出方を読み切れず、手をこまねいているのが実情のようだ。2010年に判決が確定した今回の訴訟に関しては事実上のノーマークだった。
 今後、中国側の「強制連行」をめぐり原告勝訴が出れば、今回の商船三井と同様、多くの日本企業の資産が差し押さえられる可能性が高い。政府は事実関係の把握を急ぎ、近く対抗措置の検討に入る方針だ。(山本雄史)

産経ニュース  4月22日
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「いつも前向きに考えなきゃ」と、
自分を追い込まないで下さい。

人間なのですから、
後ろ向きになったり、
悲観的になることが
あってもいいのです。

前向きでいることを
自分に強要すると、
逆に後ろ向きになってしまう
という心理メカニズムがあります。

前に進むためには、
強く急にではなく、

やさしくゆっくりと
アクセルを踏むことが、
前向きな人生を送るために
重要なのです。
(伊東明  心理学者 )

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2014年4月22日(火) 歴史、社会、政治
韓国紙・東亜日報の中国語版サイトは「セウォル号沈没の日、国恥の日・・・」と題した社説を掲載した。

不幸にも亡くなった方のことを思うと何とも言えない悲しみがこみ上げてくる。まだ若い学生たちが暗黒の海の中でたった1人で死の恐怖と戦っているなんて。どうか死の恐怖に打ち勝って奇跡的に生き延びていてほしいと願わずにはいられない。だが、どんなに悲痛な祈りを捧げても何の返事も聞こえてこない。

事故発生の原因は旅客船が突然航路を変えたことだとみられている。船首の向きが突然変わったことで船体の重心が不安定になり、事故を引き起こしたと思われるが、最終的な結論には至っていない。だが、海洋警察の捜査チームは、向きをゆっくりと変えなければならないところを急速に変えたために、積んでいた貨物が一方に偏ってしまい、バランスを崩したとみているようだ。

朴槿惠政権は一貫して「国民の安全」を重視し、従来の行政安全部を安全行政部と改名したほど。そのため、国民の怒りもひとしおだ。事故発生後の午前9時45分には安全行政部長官を筆頭とする中央対策本部が設置されたものの、猛烈な批判にさらされた。同本部は正確な数字を把握していなかったのだ。

事故発生の翌日、旅客船に搭乗していた乗客と行方不明者の数が変更された。海運法はこのような状況の発生を防ぐため、乗客名と連絡先を記した名簿の作成を義務付けている。フェリー会社がこれを順守し、政府もきちんと監督義務を果たしていれば、事故に関する正確な数字はもっと早く公表されていただろう。

海洋水産部は16日の事故後、中央事故処理本部を設置、事故発生から2時間後の午前11時ごろ、「犠牲者はほとんど出ない」と楽観的な姿勢を見せていた。海洋水産部長官は事故現場にも行かなかった。行方不明者の家族が「救出作業はなぜこんなに遅いのか」「ダイバーを投入できないのか」と口々に申し出ても、政府の対応は遅かった。この責任は大きい。

避難訓練が定期的に実施されているかどうか、海洋水産部と海洋警察庁は真面目に監督していなかった。フェリー会社がこの監督を無視しても何の罰則もない。「セウォル号」に搭載されていた46の救命ボートのうち、正常に開いたのはわずか1つだった。救命胴衣も270人分のみで乗客全員分はなかった。救助隊は懸命に捜索活動を続けているが、残念ながら生存者発見の情報は入っていない。

西海(黄海)でのフェリー沈没事故の際、政府は「2度とこのような後進国並みの事故は起こさない」と誓ったはずだ。だが、今回は当時を上回る死者・行方不明者を出してしまった。われわれは「セウォル」号沈没事故の起きた4月16日を「国恥の日」と定め、後世に伝えていかなければならない。

(編集翻訳 小豆沢紀子)

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旅客船沈没:09年に日本で同様の事故、死者はゼロ
フェリー「ありあけ」、荷崩れで沈没
セウォル号と同じ林兼造船が建造、船体が大きく傾くなど状況も類似
日本で関連マニュアルを変更する契機に

 2009年11月13日、マルエーフェリー(鹿児島県)が運航するフェリー「ありあけ」が、東京から沖縄に向かう途中、三重県沖で沈没した。マルエーフェリーは「セウォル」号がかつて日本で「フェリー・なみのうえ」として運航されていた当時の運航会社でもある。「ありあけ」は、「なみのうえ」を建造した林兼造船が、同船と同時期に建造した。排水量は、セウォル号(6825トン)に比べやや大きい7910トン。旅客定員は426人だが、沈没当時は閑散期だったため、乗客はわずか7人だった。乗組員は21人で、コンテナ・自動車など3249トンの貨物を積んでいた。「ありあけ」は、09年11月13日午前5時ごろ、6.9メートルの高波を受けて船体が急激に傾いた。これで貨物の固定が解けてしまい、大型コンテナが荷崩れを起こした。最終的に「ありあけ」は90度近く傾いた状態で漂流、沈没した。最初に傾いた原因は異なっても、その後の経過はセウォル号の事故とよく似ている、というのが専門家らの見方だ。


 しかし「ありあけ」の事故では人命被害は発生しなかった。船が傾くと、船長はマニュアルに従って海上保安庁に救助を要請した。乗組員は、衝撃で船体がゆがみ、客室のドアが開かなくなる恐れがあると考えて、乗客らを客室から避難させた。船が大きく傾いていたため脱出は容易ではなく、消防用のホースをロープ代わりにして乗客を甲板に引っ張り上げた。甲板に待機していた乗客らは、およそ2時間後、ヘリで救助された。乗客が救助された後、乗組員が順番にヘリに乗った。最後まで船を守った船長・1等航海士ら6人は、浸水が続いたため、救命ボートを降ろして海に飛び込んだ。この6人も全員救助され、死者は1人も出なかった。


 国土交通省は1年以上かけて事故原因を調査し「フェリーが波の衝撃で右舷に25度ほど傾き、固定の解けた貨物が片側に崩れて復元力を失った。同様の事故はいつでも起こり得る」という結論を下した。事故後の2011年5月、国土交通省は▲強力な固定装置の設置▲管理マニュアルの作り直し―などを海運業界に指示。客船は一般の商船に比べ重心が高く、いったん傾いてしまうと脱出は困難という点を考慮し、貨物の積載や固定装置の設置には特に注意すべきとした。


東京= 車学峰(チャ・ハクポン)特派員
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月22日
15.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
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最も参考になったカスタマーレビュー
83 人中、69人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 『賊軍、敗者、見せしめ』にさせられた会津藩 2012/3/28 By デジャヴ Amazon.co.jpで購入済み
日本近代史を考える際に戊辰戦争勃発が不思議でならなかった。何故このような内戦が起こったのか、避けては通れない道だったのか、明治維新とは何か、探求したくて本書を手に取った。
冒頭から少年の白虎隊のみならず、多くの会津藩の老若男女がいわれ無き賊軍・朝敵との汚名に立ち上がる様は実に勇猛果敢であり、京都守護職を任されるに相応しい当時雄藩と言われた会津を知ることができる。 そしてわかったことは、薩長によって巧みに挑発誘導され、新政府の存在意義のために 一方的に悪者に仕立て上げられた――ということだった。『勝てば官軍』の語源の通り 新政府が正義なのだ、楯突く者は許さない、との見せしめのために会津藩(東北)は戦わされ、そして敗者にさせられたわけだ。その証拠に、戦死者の埋葬を許さず ありとあらゆる差別をし、果ては一万数千人もの人々を下北半島に『島流し』させている。そこでの生活は言語に絶するものがあったとのことで、今現在に至っても禍根を残す要因になっている。 推論だが、やはり孝明天皇は薩長の陰謀によって消されたのだろう。毒殺としか思えない死に様が物語っている。また、新選組が捕らえた長州の狼藉者は 京都壊滅の暴挙を画策していた、、、天皇を担ぎ上げてまんまと自らに都合のいい政府を樹立しようとした薩長こそ、賊軍ではないだろうku梟:・/凾タ明治新政府など、こんなものだったようだ。その証拠に新政府樹立直後から権力闘争が始まり、その後立役者の西郷らと西南戦争に至るくらいなので、政府首脳がこの程度だからこそ、切りがない軍国主義に歯止めがかからずついには太平洋戦争によって我が国を破滅の危機に落とし入れる羽目になったのでは・・と考えさせられた一冊だった。
著者の見解は全編的に会津寄りというわけでもなく、冷静に客観視していることで説得力がある。

4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 大変参考になりました 2013/9/14
By 谷口 耕司 Amazon.co.jpで購入済み
官軍と賊軍。いつの間にか立場が入れ替わった内容が奥深く、明治維新とは何だったのかを考えさせられました。また、私たちが学校で教わってきた内容とは何だったのか、勝利した側が残した都合の良い歴史ではなかったのかと思わざるをえないものでした。

12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 さもありなん! 2013/2/5
By ハイカー Amazon.co.jpで購入済み
明治維新は見方を変えれば薩長と旧幕府諸藩との主導権争い。その現実を活写した。そもそも戦争などに大義は無い。戦争の空しさを描いた著作と見た。
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鶴ケ城に2万7644人 20日の来場者、08年以降4月最多
大勢が来場し、にぎわう鶴ケ城。満開の桜の下、花見を楽しむ人の姿も目立った

 約千本の桜の見ごろと週末が重なった会津若松市の鶴ケ城の20日の来場者数が、記録がある2008(平成20)年以降、4月の一日としては最多の2万7644人(午後8時現在)に上ったことが分かった。
 会津若松観光ビューローによると、同日の来場者数は年間でみても最多クラスの数字で、昨年4月の最多日(20日、2万1163人)を大きく上回った。19日の来場者数も2万4569人に上った。
 一方、大河ドラマ「八重の桜」の放映終了に伴い、今年1月からの総来場者数は昨年に比べて大幅に減っている。今年の総来場者数は23万9269人(19日現在)で、昨年比5万251人減と苦戦しているという。同市の観光名所・飯盛山にある土産店「會津とらぞう」の井関一浩社長は「客足が鈍く心配していたが、今週末は今年一番の人出だった。しかし、まだまだ不安は大きい」と硬い表情を見せている。

福島民友  4月21日
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韓国客船沈没 朴政権に打撃深刻 韓国各紙「三流国家」「じたばた政府」

 【珍島(チンド)(韓国南西部)=加藤達也】300人を超す死者・行方不明者を出した韓国・珍島沖の旅客船沈没事故が社会の安全重視を掲げている朴槿恵(パク・クネ)政権に打撃を与えている。韓国各紙は「韓国は『三流国家』だった」「国民が不信の烙印(らくいん)を押した“じたばた政府”」などの見出しを掲げた記事を相次いで掲載、政権の対応を批判している。
 韓国紙、朝鮮日報は、「国民は政府関係者の事故対応能力がいかに低レベルか
を改めて知った」などとし、朴政権が日本の総務省に近い役割とされる「行政安
全省」を国民の安全が最優先との方針から「安全行政省」に変更したにもかかわ
らず、「このざまだ」と批判した。
 発表内容の相次ぐ訂正も不信を買っている。乗船者数の把握には3日ほどかかり、船内にダイバーがまだ進入できていなかった18日には「船内で捜索を始めた」と発表、数時間後に撤回した。
 韓国メディアによると、政府への不信感を募らせた安否不明者の家族らの一部が、「朴槿恵大統領に責任を問う」として、抗議のためソウルの大統領府(青瓦台)行きを決行。道路を封鎖するなどした警察と対峙(たいじ)する事態となった。
 バスで移動することを阻止されたため、家族らは20日午前1時半ごろ待機所となっている珍島室内体育館を徒歩で出発。騒動を収拾するため鄭●原(チョン・ホンウォン)首相が現場に出向き、説得を試みた。
 家族らに取り囲まれる中、首相は「罪人になった気分だ」としながら、「これまで出たすべての(捜索)方法を検討して用いる」と述べると、家族らは「すべて嘘だ」「同じことばかり繰り返している」と反発を強めた。
 鄭首相は今回の事故でソウルと現場を度々往復しており、政府の異例の対応ぶ
りがうかがえる。
 韓国では大規模災害時の対応や処理などにあたって、時の政権が直接、世論の
批判にさらされることが多い。
 1990年代に大統領を務めた金泳三(キム・ヨンサム)氏は、500人以上が死亡したソウル市内の百貨店崩壊事故など在任中に相次いだ大事故の記憶と結びつけられ、韓国民の間での人気は今も低いままとされる。
 折しも、韓国政府は25日からのオバマ米大統領訪韓を控え、ソウル市内での警戒を強め、反政府デモや政治的な騒動に神経をとがらせている。
 朴大統領はオバマ大統領との米韓首脳会談など、重要な外交日程をこなす一方で、事故の対応にも万全を尽くすことが求められている。

産経新聞  4月21日
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商船三井の船差し押さえ 国際司法裁判所に政府が提訴を検討

 戦後補償をめぐる訴訟で中国の上海海事法院が商船三井の船舶を差し押さえたことに対し、日本政府は昭和47(1972)年の日中共同声明ですでに「解決済み」となっていた日中間の損害賠償問題を中国側が蒸し返したとして警戒を強めている。近く中国に外交ルートを通じて抗議。国際司法裁判所(ICJ)への提訴も視野に対抗措置を検討している。
 政府高官は20日、差し押さえについて「国内外からの中国への投資はどんど
ん減る」と牽制(けんせい)した上で、「ダメージは中国の方が大きい。やり過
ぎだ」と不快感を示した。
 政府は「日中間の請求権の問題は、日中共同声明後、存在していない」(菅義偉(すがよしひで)官房長官)との立場。しかし、中国司法当局が戦時中の「強制連行」をめぐる対日訴訟で3月に訴状を受理して以降、今回の案件で差し押さえに踏み切る可能性もあるとみて、早くからICJへの提訴を含む対応を検討していた。
 中国では戦時中に日本に「強制連行」されたとする当事者らによる日本企業へ
の提訴が続いており、このまま放置すれば日本企業の資産の差し押さえが相次ぎ
かねないためだ。
 ICJに日本が提訴し、中国側が審理を拒む場合、中国側には拒否理由を説明する義務が生じる。日本側はこうした点も踏まえ、まずは外交ルートによる抗議などを通じ、中国側に理性的な対応を求めていく考えだ。

産経ニュース  4月21日
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どんなに支援を受けても、
戦うのは私自身であり、
その相手は自分自身。
( 三宮 麻由子  全盲の女性エッセイスト)


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中国・商船三井船舶差し押さえ 日中関係悪化への懸念高まる

フジテレビ系(FNN) 4月22日(火)0時53分配信
商船三井の大型輸送船が、中国・浙江省の港で、上海の裁判所に差し押さえられた。強制執行に踏み切る、前例のない強硬手段に、日中関係悪化への懸念が高まっている。
中国・浙江省の港に停泊する、商船三井の大型輸送船「バオスティール・エモーション」が、中国の裁判所によって、突然差し押さえられた。
菅官房長官は「極めて遺憾であるというふうに思っています。1972年の日中共同声明に示された、日中国交正常化の精神を根底から揺るがしかねない」と述べた。
政府は、外交ルートを通じて遺憾の意を伝えた。
中国側が差し押さえの根拠としているのが、戦時中の船舶賃料をめぐる訴訟。
中国の企業が1936年に日本の海運会社に2隻の貨物船を貸した。
その賃借料などが未払いだとして、1988年、中国企業の親族が、その海運会社の流れをくむ商船三井に賃料の支払いを求めていた。
2010年、商船三井側におよそ29億円の支払いを命じる判決が確定した。
しかし、その後の和解交渉が合意に達せず、今回の差し押さえに至ったと中国側は主張している。
今回の事態を受け、商船三井はFNNの取材に、「何もせずにいるというわけにはいかない。何ができるか検討している」とコメントしている。
戦時中の賠償問題をめぐっては、1972年の日中共同声明に、日本に対する戦争賠償の請求権の放棄が明記されている。
ただ、中国では最近、戦時中に強制連行されたと主張する中国人元労働者らが、日本の企業に損害賠償を求めた訴えを北京の裁判所が受理している。
一方、中国外務省は午後の記者会見で、今回の差し押さえを「普通の商業紛争だ」としたうえで、「この件、日中戦争賠償問題とは関係ない。中国政府は、日中共同声明の原則的な立場は変わらない」と述べた。
中国事情にくわしい、拓殖大学教授の富坂 聰氏は「今の日中関係の悪い空気を反映して、『今なら、そういうことをやっても許されるだろう』ということを、司法関係者が踏んだんだと思いますね。一段階レベルが上がったということは、もう明らかなので、今後の中国に期待して投資していた企業なんかは、引き上げるタイミングになる可能性がありますんで」と話した。.
最終更新:4月22日(火)0時53分
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2014年4月21日(月) rtekiasi ,shakai ,seiji

韓国客船沈没 朴政権に打撃深刻 韓国各紙「三流国家」「じたばた政府」

産経新聞 4月21日(月)7時55分配信



 【珍島(チンド)(韓国南西部)=加藤達也】300人を超す死者・行方不明者を出した韓国・珍島沖の旅客船沈没事故が社会の安全重視を掲げている朴槿恵(パク・クネ)政権に打撃を与えている。韓国各紙は「韓国は『三流国家』だった」「国民が不信の烙印(らくいん)を押した“じたばた政府”」などの見出しを掲げた記事を相次いで掲載、政権の対応を批判している。

 韓国紙、朝鮮日報は、「国民は政府関係者の事故対応能力がいかに低レベルかを改めて知った」などとし、朴政権が日本の総務省に近い役割とされる「行政安全省」を国民の安全が最優先との方針から「安全行政省」に変更したにもかかわらず、「このざまだ」と批判した。

 発表内容の相次ぐ訂正も不信を買っている。乗船者数の把握には3日ほどかかり、船内にダイバーがまだ進入できていなかった18日には「船内で捜索を始めた」と発表、数時間後に撤回した。

 韓国メディアによると、政府への不信感を募らせた安否不明者の家族らの一部が、「朴槿恵大統領に責任を問う」として、抗議のためソウルの大統領府(青瓦台)行きを決行。道路を封鎖するなどした警察と対峙(たいじ)する事態となった。

 バスで移動することを阻止されたため、家族らは20日午前1時半ごろ待機所となっている珍島室内体育館を徒歩で出発。騒動を収拾するため鄭●原(チョン・ホンウォン)首相が現場に出向き、説得を試みた。

 家族らに取り囲まれる中、首相は「罪人になった気分だ」としながら、「これまで出たすべての(捜索)方法を検討して用いる」と述べると、家族らは「すべて嘘だ」「同じことばかり繰り返している」と反発を強めた。

 鄭首相は今回の事故でソウルと現場を度々往復しており、政府の異例の対応ぶりがうかがえる。

 韓国では大規模災害時の対応や処理などにあたって、時の政権が直接、世論の批判にさらされることが多い。

 1990年代に大統領を務めた金泳三(キム・ヨンサム)氏は、500人以上が死亡したソウル市内の百貨店崩壊事故など在任中に相次いだ大事故の記憶と結びつけられ、韓国民の間での人気は今も低いままとされる。

 折しも、韓国政府は25日からのオバマ米大統領訪韓を控え、ソウル市内での警戒を強め、反政府デモや政治的な騒動に神経をとがらせている。

 朴大統領はオバマ大統領との米韓首脳会談など、重要な外交日程をこなす一方で、事故の対応にも万全を尽くすことが求められている
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月21日
14.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
45.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
47.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
53.勝海舟と明治維新の舞台裏 (静山社文庫)星 亮一
77.最後の幕臣 小栗上野介 (ちくま文庫)星 亮一
84.井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士 星 亮一

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故意かミスか 汚染水処理トラブル頻発 福島第1

 福島第1原発の汚染水処理をめぐるトラブルが後を絶たない。最近もタンクか
ら水をあふれさせたり、送り先を誤ったりするトラブルが立て続けに起きた。作
業員のミス以外に、故意に誤った操作が行われた疑いも出ている。東京電力は作
業員に聞き取りしているが、聴取に強制力はなく、調査の限界も露呈している。
(福島総局・菅谷仁、山崎敦)

 東電は14日、普段使わない仮設ポンプ4台が稼働し、約203トンの汚染水が本来の送り先ではない建屋に流れ込んでいたと発表した。
 トラブルは、原子炉冷却後の水をためる集中廃棄物処理施設で起きた。現時点で外部に漏れた形跡はないが、水には1リットル当たり数千万ベクレルのセシウムとベータ線を出す放射性物質が含まれていた。
 仮設ポンプは2011年6月、緊急時に備えて施設内の二つの建屋に設置された。東電によると、仮設ポンプはその後使われておらず、普段はポンプがある建屋に人の出入りはないという。
 建屋の入り口は復旧作業で通した配管があって閉まらず、分電盤も施錠されていなかった。ポンプ4台を起動するには処理施設内に分散する二つの分電盤を開け、手動でスイッチを入れる必要があり、東電は「故意か作業ミスか、予断を持たずに調査している」と説明する。
 福島第1原発では2月、汚染水を移送する配管の弁を何者かが開け、約100トンの高濃度汚染水が、せき外に漏れ出すトラブルが起きた。水にはストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2億4000万ベクレルの濃度で含まれ、漏えい水としては過去最高の濃度だった。
 東電は100人以上の作業員に聴取し、監視カメラの映像も確かめたが、肝心の「誰が」「何のために」弁を開けたのか不明のまま、1カ月後に調査を打ち切った。
 この際の漏えいでは、東電が「水位が高いという警報を故障と判断」「タンクの水位を見逃す」「閉じておく弁を開けていた」など複数のヒューマンエラーが重なった。
 原子力規制委員会の田中俊一委員長は「組織文化や作業マニュアルができておらず、相当根が深い」と東電の体質そのものに不信感を示す。
 現場では日々、4000人以上の作業員が働く。下請けが複雑に絡む多重構造にあり、初対面の作業員がチームを組むケースも少なくない。強い放射線にさらされる中、現場を指揮する熟練作業員になればなるほど、現場に短時間しかいられないという問題も横たわる。
 福島県原子力対策課の渡辺仁課長は「人に起因するトラブルが多く、東電の現場管理はずさん極まりない。原発事故の収束は福島復興の大前提。再発防止を徹底してほしい」と訴えている。

河北新報  4月20日
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高校生に救命胴衣渡し…女性乗組員、逃げられず

 【珍島チンド(韓国南西部)=門間順平、中川孝之】韓国の旅客船沈没事故で、船の沈没前、救命胴衣を高校生たちに渡して犠牲になった女性乗組員もいた。
 3階の食堂にいた女性乗組員のパク・ジヨンさん(20歳代)は、船が傾くなかで10着以上の救命胴衣をかき集めて高校生に渡した。パクさんは、恐ろしさから泣き出す生徒たちに笑顔を向け、「安心して。私たちはみんな助かるから」と励ました。
 生徒たちは「お姉さんは救命胴衣を着けないで大丈夫なの」と尋ねると、「あとで追いかけるから」と言い、浸水が始まると「海に飛び込め」と生徒たちに向かって叫んだ。
 パクさんは沈没直後、遺体で発見された。助かった女子生徒の一人は「私たちに勇気をくれたお姉さんは逃げられなかった」と絶句した。
 韓国のインターネット上では、パクさんをたたえる書き込みが殺到している。

毎日新聞  4月20日
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「一触即発 何度も目撃」 尖閣の日中攻防激白

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域での中国の挑発が執拗さを増している。2
月以降、日本の接続水域(領海の外側約22キロ)で中国海警局の船が撤収する
ことなく10日以上連続して航行する事態が相次ぎ、海上保安庁は警戒感を強め
る。海保は映像提供などの「積極広報」を控えているが、尖閣周辺で漁を行う漁
業関係者は激白する。「海保と中国海警の船が数メートルほどまで接近するケー
スはざらだ。一触即発という場面を何度も目撃した」。いま尖閣周辺海域で何が
起きているのかリポートする。

 ■漁船に合わせ領海侵入

 「何もないときに中国海警の船が日本領海に侵入することはない」
 日本の最西端にあたる沖縄県与那国町漁協の中島勝治組合長は証言する。日本の漁船が尖閣周辺の領海内で漁を行うと、必ずといっていいほど中国海警の船が領海に侵入するという。
 与那国島に加え、石垣島と宮古島からも漁船が尖閣周辺へ漁に出ている。与那国島からは大型の漁船3〜4隻が月に数回、尖閣周辺に向かい、日本の領海内でも漁を行っている。カンパチやハナダイがとれる良い漁場で、尖閣の岩場を風よけにして船内で宿泊することもある。
 尖閣周辺に漁に出る場合は事前に海保に連絡しておき、それを受け海保は漁船の近くで待機している。
 そこへ中国海警の船が接近してくるのだ。

■海保、決死の防御戦

 「海警の船は500メートルぐらいまで漁船に近づいてくる」と中島氏。海上での500メートルは想像以上に近く感じるという。
 漁船を守るため、海保の巡視船は漁船と中国海警の船の間に割り込む形で展開してくる。
 中島氏は、目の前で繰り広げられる日中両政府の攻防を幾度となく目の当たりにしており、海保の決死の防御戦をこう語る。
 「漁船と海警の船の距離が詰まっている狭いところへ海保の船はバーッと猛スピードで突っ込んでくる」
 「どちらかが少しでもカジを切れば衝突するほど船体を寄せ合っていることもある」
 船体同士の距離はわずか数メートルまで接近しているとみられ、まさに一触即発の状況だ。
 漁船が領海にとどまっている限り、中国海警の船はしつこく追いかけ回してくる。海保に過重な負担をかけるわけにもいかず、やむなく漁船は尖閣周辺の領海の外に出る。
 「漁をしている最中に妨害され、仕事にならない」
 中島氏の言葉は尖閣周辺で漁を行っているすべての漁業関係者の気持ちを代弁している。

 ■接続水域に常時展開
 尖閣周辺での漁は天候が安定している5〜7月がベストシーズンで、漁はこれから活発化する。だが、挑発する中国側に不穏な兆候がある。
尖閣周辺海域を管轄する第11管区海上保安本部(那覇市)の秋本茂雄本部長は「(中国海警の船は)これまではいったん接続水域を出て間が空いていたが、接続水域での航行が連続している。今後どうなるか注意が必要だ」と指摘する。
 どういうことか。中国海警の船は尖閣周辺の海域に展開すると数日間留まった後に撤収し、しばらくして別の船が展開してきていた。ところが2月以降、接続水域での10日以上の連続航行が相次いでおり、尖閣周辺で船を交代させる運用方法を常態化させた可能性がある。
 秋本氏は「意図は分からないが、着実に(何かを)やってきている」と話す。
 ある政府高官は、中国海警の船が接続水域で常に“パトロール”にあたる兆候だと分析し、その意図については「日本の漁船が尖閣周辺の日本領海に入ることを常時阻止する態勢を整えつつあるのではないか」と指摘する。
 ■南シナ海で比船退去
 中国艦船は南シナ海でも同様の威圧を先鋭化。スプラトリー(中国名・南沙)諸島でフィリピンが支配するアユンギン礁で3月9日、座礁させた船に常駐するフィリピン兵への補給物資を積んだ船を、中国艦船が退去させた。
 中国は南シナ海では自国が主張する“領海”からフィリピン船を追い払い、東シナ海では尖閣周辺の“領海”で漁業を行う日本漁船を妨害しているのだ。それを繰り返すことにより、島の領有を既成事実化することが中国の狙いだ。
日本全体でみれば尖閣周辺の漁獲量は多いとはいえない。しかし、中島氏は「漁場を失うことに伴う損失ははかりしれない」と警鐘を鳴らす。
 秋本氏も北方領土を引き合いに、「元島民は自由に帰ることができないし、自分たちの海だと思っていても漁にも行けない。領土を失えばどれほどの不利益を被るか」と呼応する。
 漁業関係者と海保にとって終わりのみえない試練が続く。(半沢尚久)

産経ニュース  4月20日
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初めてだろうが、
前例がなかろうが、
気にすることはない。

希望があるなら
それに向かって
踏み出しなさい。

( 三宮 麻由子  全盲の女性エッセイスト)


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2014年4月20日(日) 政治、社会。歴史
-ロシア、国後・択捉に新たな軍事拠点 実効支配を強化
朝日新聞デジタル 4月18日(金)23時33分配信

 ロシア国防省は18日、北方領土の択捉(えとろふ)、国後(くなしり)両島に2016年までに軍事拠点を新たに整備する方針を明らかにした。両島に対するロシアの実効支配を強化する動きで、今後の北方領土交渉に影響する可能性がある。

 インタファクス通信によると、ロシア極東を管轄するロシア軍東部軍管区のスロビキン司令官が、ユジノサハリンスクで開いた会議で明らかにした。同司令官は「太平洋沿岸と島々の軍事的インフラ整備が今日の課題だ」と指摘。択捉、国後両島に軍事拠点を新たに建設する決定を下したことを明らかにした。「16年までに、150を超える施設が建設される。その中には住居やスポーツ施設も含まれる」と述べた。予算の規模や、配置される人員の規模は明らかにしなかった。(駒木明義)
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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月20日
10.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
71.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
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5つ星のうち 5.0 明治維新の闇を照らす一冊!!, 2010/9/19
By 晴天女 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫) (文庫)

歴史は敗者に聞けという。私流に質問したいことがたくさんある。

戊辰戦争は日本人同士による内戦である。しかし、戦いは江戸城が無血開城された後で起こった。最高責任者の慶喜が恭順した状況で、戦は北へと拡大していった。この期に及んでなぜなのか。
幕府軍の兵士の数は圧倒的に薩長を上回っていたが、それでも戦いは薩長が制した。戦意に劣っていたからなのか。戦争の負者達の弁明を是非とも聞いてみたいと思った。
徳川慶喜という人は、常に弱気で論理不明快な人物だったという。なるほど、将軍としては失格、リーダーとしても不合格だったようだ。京で名を馳せた豪傑、会津藩の林権助が生きていたら非戦闘派家老の西郷頼母が総督になることはなかった。戦闘が冬まで持ち越せば、戦いは少し違ったものになっただろう。大役を担える司令官がいなかったようだ。大鳥圭介や土方歳三らは活躍の場を与えられなかった。海軍力にも大差をつけられた。各藩の意識の違い、藩内の意思の不統一は奥羽越列藩同盟を骨抜きにしてしまった。すべては、薩長の企てた菊の御紋に屈したのが起因という。今更ながら、考えさせられた。

会津藩一藩で全国から押し寄せてきた官軍と戦い、多くが壮絶な討ち死にをした。会津を撲滅しなければならない理由とは何か。それを考えると、戊辰戦争を仕掛けた薩長の暴挙が見え隠れする。
分捕りは許し難い。夜盗の集団になり下がった薩長の兵士たち。捕虜は虐殺が決まりとはなんということか。これでは「官軍」ではなく賊軍である。本書では、その実態が明らかにされている。また、庶民が描いた戦争を丹念に集め、その文章を紹介している。二本松少年隊の悲劇、仙台鴉組の奮闘、少年兵・平太、山本八重の胸をすくような活躍、貴重な新証言を多数収録している。

彼等ひとり一人の思いが声高らかに聞こえてくるようである。
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老いてなお花盛り 滝桜満開、にぎわう 福島・三春

満開となった滝桜=18日、福島県三春町

 国の天然記念物で日本三大桜の一つ、福島県三春町の滝桜が満開となった。薄紅色の花々が滝のように流れ落ちる趣深い様子が、大勢の観光客の目を楽しませている。
 滝桜は樹齢1000年を超える一本桜。根回り11メートル、高さ13メートルのベニシダレザクラで、枝の広がりは25メートルに及ぶ。
 原発事故後は訪れる人が激減したが、年々、にぎわいを取り戻している。訪れた人たちは写真を撮ったり、スケッチブックを広げたりして、雄大な桜に見入っていた。
 11日に開花し、週明けごろまで花見ができそう。午後9時までライトアップされ、夜桜も楽しめる。

河北新報  4月19日
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事故発生から「72時間」経過 進まぬ捜索、いらだつ不明者家族

 韓国の旅客船「セウォル号」の沈没からまる3日が過ぎた。現場の全羅南道珍島(チンド)の沖合では19日も行方不明者の捜索活動が続けられているが、捜索は難航している。刻々と時間が過ぎる中、行方不明者の親族らのいらだちは募っている。(珍島 加藤達也、ソウル 名村隆寛)
遅れる救助
 船は18日まで船首部分をわずかに海面上に見せていたが、同日中に完全に水没した。現場には船を引き上げるクレーン船も導入されたが、本格的な引き上げ作業には着手できていない。
 海洋警察などは、空から照明灯を降下させ、徹夜で行方不明者の捜索に当たった。19日昼ごろに沈没から72時間が経過。こうした事故で生存率が低くなる時間とされ、船内に空気が残っていたとしても生存はますます困難な状況になる。
情報は錯綜
 今回の事故は、発生当初から情報が錯綜し、韓国政府の発表は二転三転している。事故が起きた16日、368人を救助したと発表したが、重複があり164人に大きく訂正。韓国メディアの報道でも、「100人以上」だった行方不明者は約300人に増えた。乗客数についても18日深夜まで、訂正が続いた。
 また、沈没後に会員制交流サイト(SNS)や携帯電話に救助を求める行方不明の高校生を名乗る書き込みやメッセージが出たが、16日正午以降のものはすべて偽物だったことが判明。悪質ないたずらに、世論も怒りを見せた。
混乱する現場
 20キロ沖合の沈没現場を、行方不明者の親族らは陸地から眺めているしかない。
 朴槿恵大統領は事故翌日の17日に現地入りし、親族らを励まし、それぞれの声を聞いた。たが、時間は過ぎていくだけ。
 「国民の皆さん。どうか助けてください」。親族らの悲痛な訴えは、いらだちを超え、当局に対する怒りとなっている。
 朴大統領が現場入りした17日には、親族の待機所である珍島の体育館で教育相が“つるし上げ”にあった。親族を慰め、話をしようとしたが、逆に「正確な情報を出せ」などと強く抗議を受けた。18日には、親族代表が政府に対して抗議文を突きつけた。
 「(乗客らは)今も冷たい水の中で『助けて』と叫んでいる」と抗議文は訴える。だが、抗議や訴えもむなしく、捜索作業は進まない。時間は刻一刻と過ぎている。

産経ニュース新聞  4月19日
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一瞬一瞬を乗り切る。
それを積み重ねると、

いつの間にか、
最も苦しい時間を
乗り切ることができる。

見えない未来に
心が折れそうな時は、
一日だけを乗り切ることに
集中する。
( 桃井和馬  写真家)


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  戊辰戦争研究会!
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(朝鮮日報日本語版) 旅客船沈没:大統領の視察に賛否両論
 韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は今月17日、旅客船「セウォル」号が沈没した全羅南道珍島を訪れて救助活動を激励するとともに、行方不明者の家族と会った。この行動については「家族を慰め、現場の関係者に緊張感を持たせたという点では良かった」という評価もあるが「朴大統領が全ての面にいちいち関わると、最終的にはシステムが動かなくなる」という指摘も少なくない。「大統領が全てやるのではなく、国政がシステムによって回るような体制を構築するのが先」というわけだ。(朝鮮日報日本語版)


日本大学大学院総合社会情報研究科ニュース

私が2期の博士課程前期の修了生

同窓生は世界各国におります。ネットで勉強できるかrたです。

最近、発見した同窓生の奮戦記



「素直さが勝負――私の修士論文奮戦記――」

文化情報専攻 k/tomura   


「トリビアみたいな論文だな」私の論文を読んだ主人の第一声だった。主人は仕事柄論文慣れしている。ゆえに一番見せたくない相手だった。

  面接諮問の際、「日本語がおかしい。誰か傍に日本語のチェックをしてくれる人いる?」となんとも予期せぬコメントをいただいた。一様その日に備えて『面接諮問の受け方』なる本も読みそれなりに質疑応答の準備もしていたのだが、あまりに意表をついたお言葉に言葉に詰まってしまった。

「なによ。トリビアって」ちょっとむっとした私。「本文と関係ない無駄知識が突然出てくる」と主人は笑いながら言った。さらに少々いぶかしげな表情を見せながら、「この論文、通ったの?」とペン立てから赤ペンを指先で探しながら言った。「いいわよ! 自分でやるから。」と、乱暴に論文をひったくった。私はムッとしてはいたものの結局見て貰う事に(見てもらえばいい)なるだろうとタカをくくっていた。

「注釈が少なすぎる、出所ソースをもっとたくさん挙げるように。」という先生方からのご指示を頂き、その作業に数日を費やした。一度閉じてしまった本からその出所箇所を探すのは結構難しい……・。どこかからの引用なのだから必ずどこかにあるはずなのだが、数十冊の参考文献の中からの数行はなかなかみあたらない。

  英国に居を構えている私は、1月21日の面接諮問のあと所用で1週間日本に滞在しなければならなかった。提出期限は2月13日必着。英国からの郵送日数を考えると、2月5日が発送タイムリミットである。つまり正味わずか1週間ですべてを終わらせなければならなかった。 
 この2年間、日本と英国の距離にいつも悩まされていた。なかなかゼミに出ることも儘(まま)ならずフラストレーションがたまる。通常企業の駐在や長期滞在のならば2〜3年で帰れるだろうし、日本に一時帰国をする機会も多いだろうが、私はすでに住民票も移してしまっている身、学校に通う子どものことを考えてもおいそれとは帰れない。レポート期限が迫るたびに参考図書が手に入らずどれほど“アマゾン”や“OCS”のお世話になったかわからない。ちなみにアマゾンの海外向け最低ハンドリングチャージは、4,000円である。つまり520円の文庫本1冊が4,520円になるのである。注文数が増えればその分送料が加算され、しかも専門書やハードカバーは大きくて重い。いつも送料だけで10,000円を越えていた。さらにインターネット上で買える文献の数は少ない。私が選べるのはその狭い種類からのみで、しかも中身を見て選ぶのではないからタイトルに裏切られることもしばしばである。少々余談話になるが、英国はストライキが好きな国である。日本では信じられないだろうが、消防署ですら3ヶ月というストライキを決行する。その間に何かあれば軍隊が出動するのでそれほどの大問題にはならない(とはいえ、駐屯地からの軍隊の到着が遅れ、母子が火災で焼死したことがある)。だが、郵便配達となると軍隊というわけにはいかないのだろう。日本の実家経由で送られてくるはずの教科書が、ストライキのために郵便局に3週間も足止めを食らってしまった。実際は3週間のストライキの後たまった郵便物の配達が始まるので、手元に届いたのは5週間後だった。結局この時もリポート提出に間に合わなくなるので、まったく同じ本を日本の書店に注文し、日本に主張に行く主人の滞在先のホテルに送り届けてもらい、かろうじて提出期限内に間に合わせることができた。リポート提出のたびに少しずつ賢い方法を身につけてはきたのだが、一度はどうしても参考図書が手に入らず、リポート期限にももう間に合わない。やむをえず従姉妹に飛行機代を渡し、購入して英国まで持ってきてもらったこともある。
 
  こんなことを書いてしまうと、気の毒に……なんて思われがちだが、障害が多くなれば多くなるほどそれにかけるエネルギーは増大し燃え上がるものである。ちょっと恋愛に似ているかも知れない。大学院との長距離恋愛に手を変え品を変え、頭を使いどうにか2年間を成就したのである。
 
  自分の短気な性格をこれほど後悔したことはない。提出2日前のことである。可能な限り出所ソースを探し、内容をいじっている余裕はもう無かったので面接諮問時に先生方からいただいたコメント箇所、数点を修正しあとは主人が帰宅したら日本語のあやふやな箇所のチェックをしてもらうだけ。となった晩である。夜半に出張先のドイツにいる主人から電話があった。「直接バーレーンに行く」というものであった。冗談じゃない!私はどうなるのよ、と怒鳴りたい衝動を抑え、事情を話した。とにかく添付ファイルで論文を送るように。ということだったが、主人のパソコンは日本語対応になっていない。すったもんだの挙句、結局主人のチェックを受けることができなかった。ああ、あの時素直に“赤いれ”をお願いしていたらよかったのに……。はあっ……。
                        後悔―日没―Time Up
 土地柄、論文慣れした日本人大学教授や学者さんはたくさんいる。彼らにもお願いをすることは十分可能であったはずであるが、親しければ親しいほど気が引けてしまい論文添削などお願いができない。いつでも見てあげるよ。なんて言われていても、提出2日前になって「よろしく」なんて言えるはずがない。人間、素直さが勝負を分けることがあると松下幸之助氏も言っていた……。
 
  私の『奮戦記』はあまり参考にはならないかもしれない。だが強いて生意気を承知で、意識をなさったほうがいいと申し上げたい点は2つある。
  どんな小さな引用であっても、出所ソースは必ずメモをしておくことをお奨めする。膨大な資料を前にあらためて探すとなると、とんでもない時間がかかる。
 そしてもうひとつは、何事も前倒しに期限を考え、不慮の出来事に供えることである。締切日を締切日にしたら、何か別のことに時間と体をとられるとリカバリーが利かなくなってしまう(そう、12月27日に修論の為のリサーチでエジプトに行ったが、そこで病気にかかり1週間以上寝たり起きたりになってしまった。そんなの想定外。結局、後期リポートは2教科提出できず) 。
  そして何より、どんな環境下であっても楽しんでしまえばいいのである。
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2014年4月19日(土) shakai seiji ,rekisi
<韓国船沈没>仏紙「韓国がひん死状態」、国内紙は「指揮本部は未曾有の無能」と批判―中国メディア


書評
会津戦争全史 星亮一著 ここに《日本人の戦争》の原点がある
[評者]野口武彦(文芸評論家)  [掲載]2005年11月13日   [ジャンル]歴史 

 会津戦争を原点にすると、《日本人の戦争》が見えてくる。
 幕末会津藩の悲運は、輝ける明治維新の暗い裏面として、正史では隅っこに追いやられてきた。皇朝史観であれ、進歩史観であれ、戊辰戦争を「正義の戦争」と見る立場からは歴史の経常支出と見なされるこの内戦は、著者にいわせれば「日本近代史の汚点」であった。
 鳥羽伏見戦争で「朝敵」とされた会津藩主松平容保(かたもり)は、国元に帰って謹慎し、謝罪を申し出たにも拘(かか)わらず、薩長政権はそれを無視して、(1)容保の斬首、(2)会津若松開城、(3)領地没収の三点を要求して譲らない。会津の窮境を見かねた東北諸藩は連帯して奥羽越列藩同盟を結成し、足かけ二年にわたる戦乱の幕が切って落とされるのである。
 新政権軍の攻勢で列藩が次々と脱落するなか、孤立して戦った会津藩がついに力尽き、若松落城を迎える悲劇は、これまで独特の怨念(おんねん)と敗者の美学にいろどられて語り継がれ、本書でもクライマックスになっている。
 類書は多い。著者自身もこの題材で何冊か書いている。旧怨(きゅうえん)は消えないし、また忘れるべきでもない。問題はいかに相対化するかである。本書の新機軸は、会津戦争を受難と被害の視点だけからでなく、普遍的な《戦争と日本人》という論点から眺め直している点にある。
 判明している戦死者は二千四百七人。これには農兵・人夫・「官軍」にレイプされて殺された女性が数えられていない。新政権軍の兵士は、相手が弱者と見ると徹底的にいたぶる軍隊だった。
 勝者の暴虐はもとより、敗者の側も批判をまぬかれない。行間からは敗北を必要以上に悲惨にした会津藩上層部への怒りが、まるで今日の出来事のようにたちのぼってくる。優秀な銃隊に向かって槍隊(やりたい)が突撃するしか戦法がなく、老人隊が前線に出て戦い、少年・婦女子が参戦して自害する。これは無能な指導部による《本土決戦》だったのである。
 東北人の著者が、奥羽越列藩同盟をアメリカ南北戦争における北軍になぞらえる意地の張り方にも敬服する。
 [評者]野口武彦(文芸評論家)
   *
 講談社選書メチエ・254ページ・1680円/ほし・りょういち 35年生まれ。作家。著書に『後藤新平伝』など。

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敗者の維新史 中公新書   会津藩士荒川勝茂の日記 星 亮一著 
                      中央公論新社
コメント・書評
. NHK大河ドラマを見るならこの本ははずせない
夏の雨
2013/07/06 6:39:14
評価 ( ★マーク )
★★★★★
 「身にはマンテルをおおい、小袴を着け、あたかも男子のごとし」と、幕末の会津藩の悲劇を描いた本の基になった「会津藩士荒川勝茂の日記」に描かれているのが、NHKの大河ドラマの主人公八重である。
 「これは山本覚馬妹にして川崎庄之助妻なり。さすがに砲術師範の家の女なり。大砲を発する業誤らず敵中へ破裂す。諸人目を驚かす」と、官軍に包囲された会津鶴ヶ城にあって八重の活躍を書きとめている。
 この本が上梓されたのは1990年だから、もちろんこの八重が後に大河ドラマの主人公になるなど、著者の星亮一も知るところではない。

 日記を書いた荒川勝茂は会津の中級武士で、松平容保の京都守護職拝命にともなって京詰めとなってもいる。日記にはその時の京都の様子、さらには戊辰戦争、そして会津での戦いなどが描かれている。
 さらには、敗戦後流浪の民となり越後高田での謹慎生活、さらには北の荒廃地斗南藩での厳しい生活と挫折、そして会津へ帰郷してからの生活と続く。

 会津藩の悲劇は、この日記の主である勝茂だけでなく、「一万数千人の藩士と家族すべてに及ぶ痛恨事」だった。
 それは単に官賊として追われた悲劇ではなく、会津人にとっては「京都守護職として忠誠に励みながら、何ら報われることのなかった」「深い憤り」があった。
 しかし、それでいて勝茂の日記からはそれでもその苦渋を引き受け、家族を失いながらも朴訥と生きる、会津人のけなげな姿がうかがえる。

 歴史をひもとくにはさまざまな資料がある。実際幕末の会津藩の様子は明治40年代になってようやく会津の山川浩によって書かれた『京都守護職始末』などによって明らかにされるのだが、勝茂のこの日記も資料としての価値は高い。
 特に、会津での戦いの様子はこれが戦争であったことを実感できるものだ。けっしてきれいごとではない。
 勝茂は「西郷の屋敷へ出でけるに(中略)見るも哀れなる事なり」と、西郷頼母一族の死の現場の様子も描いている。

 「敗者」というが、一体会津藩は何に敗れたのか。あまりにも厳しい、歴史の姿である。

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「線量ここまで高いとは」 推計値に林業関係者ため息

 「高いと思っていたがここまでとは」。政府が算出を進めてきた住民の年間追加被ばく線量推計値の概要が明らかとなった17日、調査地点となった飯舘、川内両村と田村市都路地区の屋外で仕事をすることが多い農林業者は予想を超える推計値に驚き、一様に表情を曇らせた。「山林の線量を下げてほしい」。農林業を続けるため業者は対策を求めた。
 福島市内の仮設住宅で生活する飯舘村蕨平(わらびだいら)地区の志賀福明(よしあき)さん(76)は「ここまで高い数値とは」と驚いた。同地区で居住、小宮地区の山林で林業を営む人の推計値は17.0ミリシーベルト。志賀さんは林業会社を営み、鳥獣保護員を務めるなど山林を仕事場としてきた。東京電力福島第1原発事故の影響で家業は休業状態となったが、村の鳥獣被害対策実施隊の一員としてイノシシ駆除に参加。昨年も何度も山に入った。「この数値では戻ることができないと感じてしまう」とため息をついた。
 川内村で農林業の会社を営む河原修一さん(53)は、農林業を仕事とする人の推計値が高い傾向にあることに「社員の健康が心配」と打ち明けた。作業前、線量を測るよう社員に指導している。線量が比較的高い場所で作業をすることもあるといい「線量を下げようと伐採すれば土砂崩れの恐れが出てくる」と説明する。「帰村に影響が出ないといいが」と話した。

福島民友  4月18日
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3歳女児、水くむ際に転落か 郡山・水難事故

 郡山市の阿武隈川で16日に子ども3人が流され、男児1人が死亡、女児1人が重体となった事故で、最初に転落し、依然として重体となっている女児(3)が水をくもうと川に近づき、誤って落ちたとみられることが17日、捜査関係者への取材で分かった。女児は阿武隈川に架かる中央大橋下の河川敷で砂遊びをしていた。当時、子ども約10人がいたという。
 郡山署によると、転落した女児を助けようとして流された同市、小原田小1年の辰田真翔(まなと)君(6)の死因は溺死だったことが判明した。
 事故を受け小原田小(渡辺勲校長)は17日、全校集会を開き、児童と教職員約530人が真翔君に黙とうをささげた。渡辺校長は事故があったことを説明、川や池に近づかないよう指導した。同校は18日、授業参観とPTA総会を開く予定。

福島民友  4月18日
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高齢人口25% 独り暮らし対策は待ったなし

 団塊の世代が高齢期を迎え、日本の総人口の4人に1人が65歳以上になった。世界に類を見ないスピードで進む高齢化への対策が急務である。
 総務省が2013年10月1日時点の人口推計を公表した。65歳以上の人口
が初めて全体の25%を超え、3190万人に達した。
 総人口は3年連続で減少し、15〜64歳の生産年齢人口は32年ぶりに8000万人を下回った。
 高齢化に伴い、医療や介護などの社会保障費は膨張している。減少する「働く世代」には、社会保障制度を維持するための負担が重くのしかかる。
 このままでは、制度を持続できず、経済・社会の活力も損なわれる。深刻な事態である。
 団塊の世代が75歳以上となる25年には、医療や介護を必要とする人がさらに増えるだろう。
 増加する高齢者を施設や病院で受け入れることには限界がある。介護・医療保険から支払われる費用が高くなりがちで、給付費の一層の膨張を招く。
 可能な限り自宅で暮らせるよう、訪問介護や在宅診療を一体的に提供する体制作りが必要だ。低所得でも入居できる高齢者向け住宅の整備も求められよう。
 独り暮らしの高齢者対策も待ったなしだ。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、10年の498万人が35年には1・5倍の762万人にまで増える。
 家族の手助けがない高齢者は、心身が少し不調でも自立生活が困難になる。認知症などの症状も見過ごされやすい。家族に代わり、地域で支え合う互助の仕組みを育てることが欠かせない。
 各地でNPOやボランティアによる見守り活動や、交流サロンといった高齢者の居場所作りが始まっている。こうした取り組みを広げていきたい。
 自治体の役割も重要だ。戸別訪問で独り暮らし高齢者の生活状況を把握し、適切なサービスにつなぐ東京都港区の取り組みなどは、他の自治体の参考となる。
 元気な高齢者にはボランティアなどとして地域で活躍してもらいたい。それが自身の生きがいや介護予防になり、社会保障費の抑制につながるだろう。
 独り暮らし高齢者の増加は、未婚率の上昇と密接な関係にある。低賃金の非正規労働者の増加で、結婚をあきらめる人が多い。
 将来の独り暮らし高齢者を増やさないためにも、非正規労働者の処遇改善や正社員への転換を促進しなければならない。

読売新聞   4月18日
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当たり前の生活ができること、
当たり前に自分でご飯を作り、
自分で部屋の片づけをし、
自分で庭の花に水をやる。

そんな当たり前の
ことができる幸せ。
ごく普通の生活の幸せこそ
大事にしたい。
(吉沢久子  生活評論家 )


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China 4月18日(金)18時32分配信

18日、韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故から2日が経過したが、依然300人近くが行方不明になっている。資料写真。
2014年4月18日、韓国の旅客船「セウォル号」の沈没事故から2日が経過したが、依然300人近くが行方不明になっている。同事故に関して仏誌ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥーは、「メディアと世論の反応には怒りと絶望の感情が込められている」と報道している。環球時報(電子版)が伝えた。

【その他の写真】

沈没事故に韓国国内では芸能人がイベントをキャンセルするなど多方面に影響している。仏紙・リベラシオンは「海難事故で韓国全体が瀕死(ひんし)状態」と題し、「韓国人は裕福で現代化が進んでいる祖国を誇りに感じているが、多くの若い命が飲み込まれた今回の事故に受け入れがたい感覚を覚えていることだろう」と報じた。

同事故に関しては韓国メディアからも批判の声が上がっている。韓国・朝鮮日報は17日の社説で、「国民は今回の事故を通し、祖国がいかに命をおろそかにしているのか深く感じ取ったはずだ」と指摘。

さらに、韓国・中央日報は17日の社説で「乗船した人数は当初477人と伝えられ、その後459人、462人と人数が訂正されるなど、指揮本部は人数すらまともに把握できていない。韓国は数々の事故を経験してきたが、このような無能で不誠実な指揮本部は見たことがない」と批判した。(翻訳・編集/内山
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旅客船沈没、日本の支援申し出を韓国辞退 「人命より反日なのか」とネット反発
J-CASTニュース 4月18日(金)18時12分配信
 韓国南西部の珍島沖で修学旅行中の高校生らを乗せた旅客船「セウォル号」(乗客乗員計475人、6825トン)が沈没した事故で、日本政府は海上保安庁が必要な支援をする用意があることを伝えた。

 ところが、韓国側は日本への謝意を示したものの支援要請は出していない。なぜなのか。日本のネットでは「国民の命より反日が優先なのか」といった声が出ている。

■安倍首相は「必要な支援を行う用意がある」

 2014年4月18日夕までに179人が救助されたが28人の死亡が確認され、行方不明者は268人にのぼる。船内にはまだ多くの乗客が残されている可能性があり、救援活動が続けられている。

 安倍首相は「必要な支援を行う用意がある」というメッセージを朴槿恵大統領に送ったことを明かすなど、事故直後から支援をすることを表明していた。太田国土交通大臣も「(海上保安庁)には特殊救難隊や潜水士というかなり優れた技術を持つ部隊があるので協力を申し入れた」と話していた。

 しかし、菅義偉官房長官は17日の会見で、

  「我が国の海上保安庁からの申し出に対して、韓国の海洋警察庁からは謝意を示されましたけれども、今のところその要請はありません。要請があればいつでも対応できる態勢が整っている」

と述べた。

 韓国メディアの報道によると、わずかに水面に出ていた船は先頭部分まで完全に水没し、船内の遺体が外部に流出した可能性も指摘されている。18日昼ごろになってようやくダイバーの船内侵入に成功し酸素注入も始められたほか、大型海上クレーン3隻を用意して船の引き揚げ作業が本格化した。

「メンツを保つことが優先なのかな?」
 すでに米軍は救助に協力しているといわれる。現場は日本に近く、優れた技術を持つ日本海保が協力するのに不思議はない。なぜだめなのか。ツイッターなどでは韓国が支援を受けないことに、

  「国民の命よりも反日姿勢、メンツを保つことが優先なのかな?」
  「日本の救助隊に遺体バンバン見つけられたらメンツが立たんわな」
  「頑固者と言うかどうしようもない国だな」

などの意見が書き込まれている。

 一方の韓国ネットでは、「すでに人材も資源も十分な状態で日本の恩着せがましい言論プレーに揺れる必要ない」という声もあった。

 だが、韓国側の対応を「反日姿勢」とみることについて、『呆韓論』などの著書がある元時事通信ソウル特派員の評論家・室谷克実氏は「考えすぎでしょう」と話す。急流の領域にたくさんの船が出せないという状況に加えて、「足手まといになるのでよその国に入って来られては困る。救助の技術的な問題でしょう」と言っていた。
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2014年4月19日(土) 
書評
会津戦争全史 星亮一著 ここに《日本人の戦争》の原点がある
[評者]野口武彦(文芸評論家)  [掲載]2005年11月13日   [ジャンル]歴史 

 会津戦争を原点にすると、《日本人の戦争》が見えてくる。
 幕末会津藩の悲運は、輝ける明治維新の暗い裏面として、正史では隅っこに追いやられてきた。皇朝史観であれ、進歩史観であれ、戊辰戦争を「正義の戦争」と見る立場からは歴史の経常支出と見なされるこの内戦は、著者にいわせれば「日本近代史の汚点」であった。
 鳥羽伏見戦争で「朝敵」とされた会津藩主松平容保(かたもり)は、国元に帰って謹慎し、謝罪を申し出たにも拘(かか)わらず、薩長政権はそれを無視して、(1)容保の斬首、(2)会津若松開城、(3)領地没収の三点を要求して譲らない。会津の窮境を見かねた東北諸藩は連帯して奥羽越列藩同盟を結成し、足かけ二年にわたる戦乱の幕が切って落とされるのである。
 新政権軍の攻勢で列藩が次々と脱落するなか、孤立して戦った会津藩がついに力尽き、若松落城を迎える悲劇は、これまで独特の怨念(おんねん)と敗者の美学にいろどられて語り継がれ、本書でもクライマックスになっている。
 類書は多い。著者自身もこの題材で何冊か書いている。旧怨(きゅうえん)は消えないし、また忘れるべきでもない。問題はいかに相対化するかである。本書の新機軸は、会津戦争を受難と被害の視点だけからでなく、普遍的な《戦争と日本人》という論点から眺め直している点にある。
 判明している戦死者は二千四百七人。これには農兵・人夫・「官軍」にレイプされて殺された女性が数えられていない。新政権軍の兵士は、相手が弱者と見ると徹底的にいたぶる軍隊だった。
 勝者の暴虐はもとより、敗者の側も批判をまぬかれない。行間からは敗北を必要以上に悲惨にした会津藩上層部への怒りが、まるで今日の出来事のようにたちのぼってくる。優秀な銃隊に向かって槍隊(やりたい)が突撃するしか戦法がなく、老人隊が前線に出て戦い、少年・婦女子が参戦して自害する。これは無能な指導部による《本土決戦》だったのである。
 東北人の著者が、奥羽越列藩同盟をアメリカ南北戦争における北軍になぞらえる意地の張り方にも敬服する。
 [評者]野口武彦(文芸評論家)
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 講談社選書メチエ・254ページ・1680円/ほし・りょういち 35年生まれ。作家。著書に『後藤新平伝』など。

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敗者の維新史 中公新書   会津藩士荒川勝茂の日記 星 亮一著 
                      中央公論新社
コメント・書評
. NHK大河ドラマを見るならこの本ははずせない
夏の雨
2013/07/06 6:39:14
評価 ( ★マーク )
★★★★★
 「身にはマンテルをおおい、小袴を着け、あたかも男子のごとし」と、幕末の会津藩の悲劇を描いた本の基になった「会津藩士荒川勝茂の日記」に描かれているのが、NHKの大河ドラマの主人公八重である。
 「これは山本覚馬妹にして川崎庄之助妻なり。さすがに砲術師範の家の女なり。大砲を発する業誤らず敵中へ破裂す。諸人目を驚かす」と、官軍に包囲された会津鶴ヶ城にあって八重の活躍を書きとめている。
 この本が上梓されたのは1990年だから、もちろんこの八重が後に大河ドラマの主人公になるなど、著者の星亮一も知るところではない。

 日記を書いた荒川勝茂は会津の中級武士で、松平容保の京都守護職拝命にともなって京詰めとなってもいる。日記にはその時の京都の様子、さらには戊辰戦争、そして会津での戦いなどが描かれている。
 さらには、敗戦後流浪の民となり越後高田での謹慎生活、さらには北の荒廃地斗南藩での厳しい生活と挫折、そして会津へ帰郷してからの生活と続く。

 会津藩の悲劇は、この日記の主である勝茂だけでなく、「一万数千人の藩士と家族すべてに及ぶ痛恨事」だった。
 それは単に官賊として追われた悲劇ではなく、会津人にとっては「京都守護職として忠誠に励みながら、何ら報われることのなかった」「深い憤り」があった。
 しかし、それでいて勝茂の日記からはそれでもその苦渋を引き受け、家族を失いながらも朴訥と生きる、会津人のけなげな姿がうかがえる。

 歴史をひもとくにはさまざまな資料がある。実際幕末の会津藩の様子は明治40年代になってようやく会津の山川浩によって書かれた『京都守護職始末』などによって明らかにされるのだが、勝茂のこの日記も資料としての価値は高い。
 特に、会津での戦いの様子はこれが戦争であったことを実感できるものだ。けっしてきれいごとではない。
 勝茂は「西郷の屋敷へ出でけるに(中略)見るも哀れなる事なり」と、西郷頼母一族の死の現場の様子も描いている。

 「敗者」というが、一体会津藩は何に敗れたのか。あまりにも厳しい、歴史の姿である。

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「線量ここまで高いとは」 推計値に林業関係者ため息

 「高いと思っていたがここまでとは」。政府が算出を進めてきた住民の年間追加被ばく線量推計値の概要が明らかとなった17日、調査地点となった飯舘、川内両村と田村市都路地区の屋外で仕事をすることが多い農林業者は予想を超える推計値に驚き、一様に表情を曇らせた。「山林の線量を下げてほしい」。農林業を続けるため業者は対策を求めた。
 福島市内の仮設住宅で生活する飯舘村蕨平(わらびだいら)地区の志賀福明(よしあき)さん(76)は「ここまで高い数値とは」と驚いた。同地区で居住、小宮地区の山林で林業を営む人の推計値は17.0ミリシーベルト。志賀さんは林業会社を営み、鳥獣保護員を務めるなど山林を仕事場としてきた。東京電力福島第1原発事故の影響で家業は休業状態となったが、村の鳥獣被害対策実施隊の一員としてイノシシ駆除に参加。昨年も何度も山に入った。「この数値では戻ることができないと感じてしまう」とため息をついた。
 川内村で農林業の会社を営む河原修一さん(53)は、農林業を仕事とする人の推計値が高い傾向にあることに「社員の健康が心配」と打ち明けた。作業前、線量を測るよう社員に指導している。線量が比較的高い場所で作業をすることもあるといい「線量を下げようと伐採すれば土砂崩れの恐れが出てくる」と説明する。「帰村に影響が出ないといいが」と話した。

福島民友  4月18日
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3歳女児、水くむ際に転落か 郡山・水難事故

 郡山市の阿武隈川で16日に子ども3人が流され、男児1人が死亡、女児1人が重体となった事故で、最初に転落し、依然として重体となっている女児(3)が水をくもうと川に近づき、誤って落ちたとみられることが17日、捜査関係者への取材で分かった。女児は阿武隈川に架かる中央大橋下の河川敷で砂遊びをしていた。当時、子ども約10人がいたという。
 郡山署によると、転落した女児を助けようとして流された同市、小原田小1年の辰田真翔(まなと)君(6)の死因は溺死だったことが判明した。
 事故を受け小原田小(渡辺勲校長)は17日、全校集会を開き、児童と教職員約530人が真翔君に黙とうをささげた。渡辺校長は事故があったことを説明、川や池に近づかないよう指導した。同校は18日、授業参観とPTA総会を開く予定。

福島民友  4月18日
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高齢人口25% 独り暮らし対策は待ったなし

 団塊の世代が高齢期を迎え、日本の総人口の4人に1人が65歳以上になった。世界に類を見ないスピードで進む高齢化への対策が急務である。
 総務省が2013年10月1日時点の人口推計を公表した。65歳以上の人口
が初めて全体の25%を超え、3190万人に達した。
 総人口は3年連続で減少し、15〜64歳の生産年齢人口は32年ぶりに8000万人を下回った。
 高齢化に伴い、医療や介護などの社会保障費は膨張している。減少する「働く世代」には、社会保障制度を維持するための負担が重くのしかかる。
 このままでは、制度を持続できず、経済・社会の活力も損なわれる。深刻な事態である。
 団塊の世代が75歳以上となる25年には、医療や介護を必要とする人がさらに増えるだろう。
 増加する高齢者を施設や病院で受け入れることには限界がある。介護・医療保険から支払われる費用が高くなりがちで、給付費の一層の膨張を招く。
 可能な限り自宅で暮らせるよう、訪問介護や在宅診療を一体的に提供する体制作りが必要だ。低所得でも入居できる高齢者向け住宅の整備も求められよう。
 独り暮らしの高齢者対策も待ったなしだ。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、10年の498万人が35年には1・5倍の762万人にまで増える。
 家族の手助けがない高齢者は、心身が少し不調でも自立生活が困難になる。認知症などの症状も見過ごされやすい。家族に代わり、地域で支え合う互助の仕組みを育てることが欠かせない。
 各地でNPOやボランティアによる見守り活動や、交流サロンといった高齢者の居場所作りが始まっている。こうした取り組みを広げていきたい。
 自治体の役割も重要だ。戸別訪問で独り暮らし高齢者の生活状況を把握し、適切なサービスにつなぐ東京都港区の取り組みなどは、他の自治体の参考となる。
 元気な高齢者にはボランティアなどとして地域で活躍してもらいたい。それが自身の生きがいや介護予防になり、社会保障費の抑制につながるだろう。
 独り暮らし高齢者の増加は、未婚率の上昇と密接な関係にある。低賃金の非正規労働者の増加で、結婚をあきらめる人が多い。
 将来の独り暮らし高齢者を増やさないためにも、非正規労働者の処遇改善や正社員への転換を促進しなければならない。

読売新聞   4月18日
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当たり前の生活ができること、
当たり前に自分でご飯を作り、
自分で部屋の片づけをし、
自分で庭の花に水をやる。

そんな当たり前の
ことができる幸せ。
ごく普通の生活の幸せこそ
大事にしたい。
(吉沢久子  生活評論家 )


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2014年4月18日(金) 歴史、社会、政治
韓国旅客船沈没>船長を取り調べ、乗組員は「貴重な30分を無駄にしてしまった」―中国紙
XINHUA.JP 4月18日(金)10時18分配信
中国紙・京華時報は18日、「韓国事故旅客船船長が刑事調査を受ける、業務上過失致死傷罪の疑い」と題した記事を掲載した。

韓国海洋警察庁は17日、事故原因を解明するため、事故を起こした旅客船「セウォル」号の船長と乗組員に対して聞き取りを行った。船長は現在、警察の取り調べを受けている。船長は「本当に申し訳ない。面目ない」と話しているという。船長は旅客船が沈没を始めると真っ先に逃げたとの報道もある。

初動調査によると、旅客船が航行の途中で突然、航路を変更したことで、船内に積まれていた貨物が移動して船体が傾いたとみられるが、事故原因として特定するにはさらに調査を進める必要があるとされている。

韓国木浦海洋警察署の職員が17日に明かしたところによると、警察は刑事事件として捜査を開始しており、船長は現在、取り調べを受けている。韓国メディアによると、業務上過失致傷罪や「船員法」違反などの容疑がかけられている。

多くの生存者が「船長は旅客船を捨てて真っ先に逃げ出した。1番最初に救出されたうちの1人だった」と話しているが、実際に船長が旅客船から逃げ出す様子を見た人はいない模様。船長を含む9人の乗組員は16日午後、西南地方海洋警察庁から木浦海洋警察庁に移送された。

59歳の繰舵手は「事故が起きた時、船長はすぐに避難命令を出さなかった。30分後にようやく出した。当時はかなり混乱していて、避難命令を放送で伝えたか覚えていない。この時すでに乗組員が客室に入れないほど船体が傾いていた」と証言。他の乗組員も「貴重な30分を無駄にしてしまった。そのせいで多くの乗客が逃げる機会を失った」と話している。
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5つ星のうち 5.0 一挙に読んでしまう面白さ!, 2014/3/22
By やちよ - レビューをすべて見る
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レビュー対象商品: 老いてこそ過激に生きよ (イースト新書) (新書)

俺のことを老人とは呼ぶな、差別用語は止めてくれ。
人生とは何か、気が付いたぞ。
苦労続きの40代そして50代、ハードボイルドな生き様を真骨頂とした頃だ。
織田信長や野口英世にも負けちゃあいない。
それからの積年の功あったればこそ、今や恍惚の心境に達せられた。
人生を俯瞰できる目線も備わった。
見える、見える、人の一生の面白さ。
その目線で一挙に書き下ろした逸品だ。
驚かしてやろう、タフガイな熟年、ここにあり。

著者の喚き声が聞こえてきました。
全く面白い出来です。
一挙に読んでしまいました。
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高濃度汚染水漏えい 第1原発ALPSで洗浄使用の7トン

 東京電力は16日、福島第1原発の汚染水処理設備「多核種除去設備(ALPS)」のA〜Cの3系統のうちB系統で、設備の洗浄作業に使った水がタンクから漏えいしたと発表した。漏えいした水の量は推定約7トンで、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり380万ベクレルと極めて高い濃度で検出された。東電は「建物内にとどまっており、外への流出はない」としている。
 東電によると、タンクには設備を洗浄した水を一時的にためていた。あふれた水からは、セシウムも1リットル当たり9300ベクレル検出された。
 漏えいした水による現場作業員の身体汚染は確認されていない。同日午後0時20分ごろにタンクの上部から水があふれ出ているのが見つかり、タンクに水を送るポンプを停止したところ、同1時25分ごろに漏えいが止まった。

福島民友  4月17日
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引けぬ「慰安婦」…日本、持久戦で韓国の譲歩待つ

 ソウルで16日に行われた日韓局長級協議は、韓国側がこだわる慰安婦問題に議題が絞られ、日韓間の「溝」の深さを露呈させた。日本政府は来年の日韓国交正常化50周年に向け、協議の定期化で関係修復を図り、安倍晋三首相と朴槿恵大統領との初の首脳会談を実現させたい考えだが、「決着済み」の慰安婦問題で韓国側に譲歩することはできず、着地点は見えてこない。
「テーブルについたこと自体が大きな前進」
 日韓局長級協議は事務レベルとはいえ、第2次安倍政権、朴政権がそれぞれ発足後、初めて実現した両政府の公式対話。「入り口」から平行線をたどったものの、日本側は「議論のテーブルについたこと自体、大きな前進」(外務省幹部)と受け止めている。
 事前折衝で日本側は慰安婦問題以外の課題も議論すべきだと主張したが、韓国側は慰安婦問題のみを議題とするよう反発。結局、初回の協議で慰安婦問題を議題とし、2回目以降に竹島(島根県隠岐の島町)や北朝鮮の問題なども議論することで折り合った。
オバマ大統領の顔は立てたが…
 次回協議は5月をめどに日本で開催することになったが、協議が軌道に乗るかは不透明だ。そもそも今回の協議は、オバマ米大統領が23日から日韓両国を歴訪する前に駆け込みで開催された側面が強い。「オバマ氏の顔を立てるために関係修復への努力を演出する必要性に迫られていた」(日韓外交筋)というわけだ。
 韓国側は慰安婦問題をめぐり新たな賠償や謝罪などの「実」を取るまで引かない構えをみせているが、日本側も首相が先に慰安婦募集の強制性を認めた河野洋平官房長官談話の継承を表明したのが“限界”として一歩も譲らない方針だ。
 政府高官は16日、「向こうがどう出てくるかだ」と語り、“持久戦”に持ち込んで韓国側から譲歩を引き出す姿勢を強調した。

産経ニュース新聞  4月17日
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習近平氏への贈り物は「尖閣もチベットも領土ではない中国古地図」…プロパガンダ拒絶の独メルケル首相の毒か、皮肉か

 中国、韓国がことあるごとに日本に「補償を見習え」と持ち出すドイツだが、このところ中国に対する不快感を漂わせている。中国の習近平国家主席が3月にドイツを訪問し友好関係をアピールしたが、事前に打診したホロコースト記念碑訪問を断られたうえ、メルケル氏から贈られたプレゼントは皮肉めいた中国の古地図。メルケル氏の真意が非常に気になる。

ウイグル、内モンゴルも他国…小さな「清(China)」

 習氏は3月末に欧州各国を歴訪。訪独では良好な外交関係をアピールしたが、
メルケル氏が習主席に贈った中国の古地図が物議を醸している。
 豪日刊紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」電子版や、国際放送「ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)」中国語版などによると、メルケル氏のプレゼントは中国の古地図を印刷したもので、1735年の清朝の領土が示されている。ところがこの地図を調べてみると、ウイグル、チベット、内モンゴルはおろか、尖閣諸島も領域外だという。

 宣教師の情報をもとにフランス人が描いた地図だというが、中国になぜこんなプレゼントを?
 各メディアの見出しなどは「メルケル氏が贈った地図は、中国へのメッセージか」「メルケル氏、地図で中国をピシャリ」「メルケル氏のプレゼントは毒入り」。尖閣諸島や南シナ海などでの無理な領土権の主張、国際的に非難を受けている人権問題について「メルケル氏が灸を据えた」との見方があるようだ。
 作為のない偶然か、それとも痛烈な皮肉か。メルケル氏の考えを聞きたいところだ。

ハスラー中国の反射球…「ユダヤ人」掲げつつ、日中の歴史対立に関与さす狙い
ホロコースト記念碑訪問も拒否
 もっとも、この訪独にあたって習氏が行った根回しに対し、ドイツ政府は不快感を示していた。
 独デア・シュピーゲル誌は、習氏が訪独に当たって希望したのは、ナチス政権下のドイツに虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための「ホロコースト記念碑」見学だったが、ドイツは拒否したと伝えている。
 かわって習氏は、ベルリンにある戦没者追悼施設「ノイエ・ヴァッヘ」をメルケル氏同行のもとで視察したいと希望したが、ドイツ政府はメルケル氏の同行を拒否。同誌は消息筋の話として「日中間の歴史を巡る対立に政府は関与したくない」としている。
 中国はナチス・ドイツが行った侵略行為やユダヤ人迫害を取り上げ、「ドイツは戦争の謝罪と補償を済ませたが、日本は謝罪していない」というプロパガンダを成立させようとしている。メルケル政権は土俵に引き込まれることを警戒していたのだ。

それでも懲りずに…
 ところが習氏は3月28日、ベルリンで「日本は日中戦争で30万人以上を虐殺した」と演説した。習氏に険悪な雰囲気は伝わっていなかったのか。あるいは自国メディア向けのパフォーマンスだったのか。
北方領土・尖閣と重なるクリミア併合…穏健ドイツも丁々発止の外交の日々
まさにこの時、ロシアのウクライナ介入とクリミア併合を巡り、欧州各国の政治は外交一色。ドイツも比較的穏健とされた外交政策を試される極めてデリケートな状態だ。戦争段階への突入が懸念されている時期に、無神経としかいえないこれらの行為は、欧州各国の目にどう映ったのだろう。(平岡康彦)

産経ニュース   4月17日
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しあわせだから
笑ってるんじゃない。

笑ってるから
しあわせになるんだ。
(ひすいこたろう  自己啓発作家)


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2014年4月17日(木) 歴史、政治、社会
時間短縮の航路で暗礁に? 「待機」指示は訓練不足 専門家分析
2014.4.16 23:45

横転した旅客船の上空を飛ぶ救難ヘリ=16日、韓国南西部の珍島付近(AP)
 韓国の珍島付近で旅客船が沈没した事故で、日本の専門家から航路の選択や乗客の避難方法を疑問視する声が上がっている。

 海難事故に詳しい東海大海洋学部の山田吉彦教授は、霧で出港が遅れた船が時間短縮のため通常とは異なる航路を選んだとの情報に着目。「予想より近くにあった暗礁にぶつかり、船底に亀裂が入って浸水した可能性が高い」と話す。

 日本の旅客船が遅れを取り戻す際は航路を変えずに速度を上げるのが一般的だが、燃料を多く消費することになるという。

 また、事故当時、船内での待機を指示する放送が流れたという乗客の証言について、山田教授は「船体が大きく損傷していることを船長が認識できず、多数の乗客を避難させる訓練も不十分だったのではないか」と推し量った。

 直ちに救命ボートを降ろし、乗客を海上に逃がすべきだったと指摘。「船長の判断が問われることになるだろう」と述べた。

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知事選で脱原発候補を支援 小泉、細川元首相が検討

 11月の任期満了に伴う知事選をめぐり、小泉純一郎、細川護煕両元首相が脱原発を公約に掲げる候補を支援する方向で検討していることが15日、分かった。震災、原発事故後初めて行われる次期知事選は「脱原発」が争点の一つになる見込み。自民、民主・社民、共産各党が選挙戦に向けた態勢づくりに動きだしているが、細川氏は脱原発候補を「積極的、重点的に支援する」としており、知名度の高い元首相2氏の動向は選挙構図に大きく影響を及ぼす可能性がある。
 小泉、細川両氏は、再生可能エネルギー普及を研究する一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を5月7日に設立し、研究成果を候補者の政策などに反映させたい考え。代表理事には細川氏が就任する予定。原発再稼働反対や原発輸出の反対も活動方針に掲げる見通し。設立後に知事選での具体的な候補者支援の方向性を詰めるとみられる。

福島民友  4月16日
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<東電VS社員>原発ADRが泥沼化

原発ADRの和解案を拒否する旨記載された東京電力の文書を手にする東電社員。社員は3月10日、提訴に踏み切った

 ◇和解拒否が1カ月で6件 提訴は2件

 福島第1原発事故の賠償を巡り、東京電力が先月26日までの1カ月間で新たに6件、国の原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)が提示した和解案を拒否していることが分かった。すべて東電社員と家族の申し立て事案で、訴訟に発展したケースも先月だけで2件あり、他の社員も提訴を検討している。社員と会社が対立する異常な事態は、ますます深刻化している。【高島博之】
 関係者によると、東電による和解拒否で原発ADRの手続きが終結した件数は3月26日現在21件。すべて社員や社員の家族への賠償を命じる和解案を、東電が受け入れなかったためだ。同種事案は原発ADRが設立された2011年8月から今年2月25日までの約2年半で15件だったが、東電は1カ月で6件の和解案を拒否したことになる。
 3月4日には45歳の男性社員が福島地裁に、同10日には23歳の男性社員が東京地裁に、それぞれ訴訟を起こした。福島地裁に提訴した男性は事故当時、原発に近い福島県大熊町のアパートで1人暮らしをしていた。現在は福島市に転居しており、月10万円の精神的損害など約700万円の支払いを求め提訴した。男性の代理人を務める荒木貢弁護士は「社員だけが賠償を認められない合理的な理由はない」と話す。

 ◇「仲間のため」決意

 東京地裁のケースは入社4年目の若手社員。事故で大熊町の社宅から避難し、免震重要棟や自分の車の中で寝泊まりした後、11年8月、Jヴィレッジ(福島県広野町、楢葉町)にある社員寮に移った。
 3畳ほどの個室で物音を気にしながら暮らし、眠れない日々が続いた。同10月、仕事を終え横になったが寝つけず、気づくと朝までに1カ月分の睡眠導入剤を服用していた。医師の診断は適応障害。環境に適応できず、うつ状態や不眠に陥った。
 10月末、やむを得ず福島県いわき市のアパートに転居した。東電は原発ADRの中で「いわき市に転居した段階で避難は終了している」と主張。和解を拒否したため、男性は約1800万円の支払いを求めて提訴した。
 男性によると、社員差別とも言える会社の対応に、職場を去る若手が相次いでいる。同期入社の友人は「人を人として見てくれない会社で働けない」と言い残して退社した。「会社を訴えてまで賠償を求めるべきか」。男性は悩んだが「声を上げられない他の社員のためにも、責任を認めさせたい」として提訴を決意した。代理人の中川素充弁護士は「東電や国は、背後に声を上げられない多くの社員がいることを考えるべきだ」と話す。
 他の複数の弁護士によると、他にも少なくとも2人が訴訟準備を進めている。労使の対立とも言える構図だが、東京電力労働組合の動きは見えない。東電労組は取材に対し「賠償は個人の問題なので組合として会社と交渉する予定はない」としている。

毎日新聞  4月16日
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「尖閣はデザートかオードブルか」=米専門家が「中国の真の狙いは沖縄」と煽りたてる―中国メディア

15日、環球網は「米専門家が『中国の狙いは沖縄』と煽りたてる」と題する記事を掲載した。写真は沖縄の米軍基地。 (Record China)
2014年4月15日、環球網は「米専門家が『中国の狙いは沖縄』と煽りたてる」と
題する記事を掲載した。以下はその概要。
「中国が沖縄を狙っている」との誇張した言論は、日本だけでなく欧米でも市場があるようだ。米国の軍事専門家ジェームズ・ホームズ氏は先日、米誌フォーリン・アフェアーズに寄稿し、「中国はおそらく、実際に日本と争いのある島しょを占領しようとしている。もし、中国軍が尖閣諸島(釣魚島)を制圧すれば、ついでに日本から沖縄群島を奪おうとするのではないか」とし、「中国政府の立場は明確だが、尖閣諸島は果たしてデザートかオードブルか」としている。

ホームズ氏は、「日本はすでに沖縄での衝突も視野に入れている。沖縄には150
万の県民が暮らしているほか、米軍基地も存在する。米国も危機感を持つべきだ」
と指摘している。(翻訳・編集/北田)

2014年4月16日 06:30 (Record China)
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韓国で「慰安婦は自発的な売春婦」署名運動・・・「虚偽だ」波紋広げる

韓国の複数のメディアによると、旧日本軍の従軍慰安婦について、「自発的に売春した女性」だと主張する署名運動が同国内のインターネット上で行われていることが11日に判明し、波紋を広げている。署名運動を展開しているインターネットユーザーは、集まった署名を日本の外務省に提出する方針という。

 韓国の複数のメディアによると、旧日本軍の従軍慰安婦問題について、慰安婦は「自発的に売春した女性」だと主張する署名運動が同国内のインターネット上で行われていることが11日に判明し、波紋を広げている。署名運動を展開しているインターネットユーザーは、集まった署名を日本の外務省に提出する方針という。
 「これ以上、世界に向けてうそをつくのは止めましょう」と題した署名運動は、あるネットユーザーが開設した専門サイトで8日から行われている。太平洋戦争当時に米軍が作成した慰安婦報告書には、慰安婦が志願制の募集だったことや、月平均の給与が700−1500円だったことが記されていると説明した。
 また当時の京城日報や毎日新報の記事を紹介。その内容から「日本軍が慰安婦を正式に募集する広告もあった」とし、「韓国は伝統的な売春国家」などと主張した。
 12日午後5時の時点で署名数は665人。署名したユーザーらは「歴史的な事実は変えることはできない」、「慰安婦の真実を明らかにしてください」などと活動を支持するコメントを寄せていた。
 韓国メディアによると、同サイトは韓国で波紋を広げており、多くのユーザーが、「虚偽の事実を広めて(元慰安婦の)おばあさんの名誉を傷つけている。身元を特定して処罰する必要がある」などと怒りをあらわにしているという。(編集担当:新川悠)(写真は「CNSPHOTO」提供。撮影は2013年3月27日、韓国の日本大使館前での様子)

サーチナ   4月16日
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あっ榎本だ、斐三郎だ 五稜郭150年祭実行委、箱館奉行所前にも掲示塔

箱館奉行所前に置かれ、五稜郭ゆかりの人物を紹介する掲示塔(植村佳弘撮影) 箱館奉行所前に置かれ、五稜郭ゆかりの人物を紹介する掲示塔(植村佳弘撮影)

 【函館】五稜郭築造150年祭実行委は12日、円柱状の掲示塔「ヒストリアハコダディ」を五稜郭内の箱館奉行所前に設置した。幕末から明治初期の五稜郭ゆかりの人物を描いた高さ2・5メートル、直径80センチの柱が並び、市民や観光客らを圧倒した。

 登場したのは、蝦夷(えぞ)共和国を設立した榎本武揚や江戸時代末期に五稜郭を設計した武田斐三郎などを紹介した6基。硬質プラスチック製の筒に印刷したシートを貼り、中に270キロの重りを入れた。実行委の野寺正樹さんは「目を引く塔の存在で、函館市民にも歴史ある五稜郭を持つ函館というマチの良さを再認識してもらいたい」と話す。

 これとは別に1基の掲示塔は2月28日に五稜郭タワー内に設置済み。五稜郭150年祭初日の今月26日までに、計30基が置かれ、来年2月末まで続ける予定。終了後は「北海道新幹線開業仕様に変えるなど函館のPRに一役買いたい」と活用も検討している。(野村佳南)

北海道新聞   4月14日
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人生は結果ではないのです。
勝ち負けよりも、
人に勇気を与えるものは、
「生き様」なのです。

つまり、不幸だろうが、
困難があろうが、借金があろうが、
関係ない。

いま、どう生きるか、
そこが勝負。
(ひすいこたろう  自己啓発作家)


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***************** マー君 8回無失点で2勝目!許したのは内野安打2本だけ
スポニチアネックス 4月17日(木)4時44分配信

<ヤンキース・カブス>8回2安打無失点奪三振10の好投で2勝目を挙げた田中
 ◇交流戦 ヤンキース―カブス(2014年4月16日 ニューヨーク)

 米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(25)は16日(日本時間17日)、本拠地ニューヨークでのカブス戦に先発。メジャー最長となる8回を最多107球、2安打無失点、1四球、10奪三振と圧巻の投球でホーム初勝利となる2勝目をマークした。

【写真】スタンドから声援を送るまい夫人

 メジャー初のスライド登板も苦にしなかった。予定されていた15日(日本時間16日)の試合が雨天中止。仕切り直しの登板となったが、晴天の本拠地で「タナカ」の実力を存分に見せつけた。

 初回、先頭のボニファシオがいきなりセフティーバントも、自ら冷静に処理。続くルジアーノには四球を与えたものの、3番・リゾ、4番・シューホルツをともに中飛に打ち取った。

 2回には1死から6番・レークが三塁線にセーフティーバント。田中が処理し、間一髪アウトの判定だったが、カブスの「チャレンジ」が成功し投ゴロ内野安打に。再三、揺さ振りをかけるカブスだが、田中は動じなかった。続くバルブエナ、オルトを連続三振に斬って取り、悠々とベンチに戻った。

 過去2試合は序盤に失点を繰り返していた。メジャーデビュー戦だった5日のブルージェイズ戦(トロント)では、7回を97球、6安打3失点(自責2)8奪三振で初勝利を飾ったものの、初回の先頭打者に被弾するなど2回までに3失点。本拠地デビュー戦となった9日のオリオールズ戦では7回を101球、7安打3失点(自責3)10奪三振で、勝ち負けはつかなかったが、2回に3ランを被弾した。

 だが、この日は“魔の立ち上がり”をクリアすると、エンジン全開。3回から4イニング連続で三者凡退に仕留め、6回までに許したのは内野安打1本、7奪三振と圧巻の内容で無失点投球を続けた。

 田中の好投に打線も応える。初回、2番・ベルトランが右越えに4号ソロを叩き込み先制。4回には1死満塁からアナの中犠飛で加点、5回にも1点を追加しリードを3点に広げた。

 田中は7回、先頭の3番・リゾにセーフティーバントを決められ、この日2本目の安打で無死一塁とされたが、後続を3人で抑えて得点を与えなかった。この回まで投球数は93球。田中は8回もマウンドに上がり、2者連続三振と捕ゴロに封じた。投球数はメジャー最多となる107球に達し、この回で“お役御免”となった。

 イチローは九回に右翼の守備に就き、打席には立たなかった。
どうして大韓民国で旅客船沈没のような惨事が起きるのか(1)
2014年04月17日10時46分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment90 hatena0 .
私たちは昨日、一日中、心を落ち着かせることができなかった。惨事が、それも国民の目の前のテレビ画面で生中継されている中で起きた。波高0.5メートルの穏やかな海、11度の水温、そして近隣に島々が見える平和な海で、旅客船「セウォル号」が半分ほど傾いていた。仁川から済州へ、ときめきながら修学旅行に行く安山檀園高の生徒を含む475人が乗ったカーフェリーだった。救助作業を見守っていた私たちは、「乗客全員救助」という最初の報道に安心した。しかし時間が過ぎるにつれて犠牲者が確認され、290余人が行方不明という情報に接することとなった。どうして後進国でも起きないような惨事が大韓民国で起きるのか。

生存者の証言を聞くと、信じがたい状況だ。清海鎮海運はセウォル号を「ゲームセンターやシャワー室まで完備した国内最大・最高のクルーズ船」と自慢した。しかし最も重要な乗客の安全は見られない。生存者によると、徐々に傾いた長さ146メートル、6852トンの巨大な船体の中は、完全にパニック状態だった。コンテナが崩れ、乗客が下敷きになり、四方から海水が流れ込む状況だが、「危険だからその場から動いてはいけない」という内容の船内放送が繰り返されたという。後に「全員海に飛び込みなさい」という避難放送で海に飛び込んで救助された生徒は「船内に閉じ込められて逃げられなかった友人と乗客が多い」と涙声で話した。

あきれるのは船会社と中央対策本部も同じだ。午後2時に368人が救助されたと発表したが、30分後には救助された人は約160人で、290人余りが行方不明という事実を発表した。乗船者の数も477人から459人、462人などと変わった。何度も多くの惨事を経験してきた韓国社会だが、これほど無能な対策本部は見たことがない。朴槿恵(パク・クネ)大統領が迅速に海軍と海洋警察を現地に投入した措置に、多くの国民は安心した。しかし最も基礎的な人の数もきちんと数えられず右往左往する対策本部を見ると、怒りと絶望を隠せない。

最も初歩的な疑問から提起したい。船会社側は「航路の離脱はなく、代理運航でもない」と主張した。しかし珍島の漁民らは「いつも島の外側をう回していた大きな旅客船が、なぜ『孟骨水道』という暗礁だらけのところを通ったのか分からない」と証言している。当初15日午後7時に出発する予定だったが、霧などで2時間ほど遅く出港したため、時間短縮のために危険水域に入ったのではないか疑問だ。また、船舶事故が発生すれば緊急避難のために救命ボートが事故周辺海域に浮くのが常識だ。しかし沈没直前のセウォル号の周辺には、数十隻の漁船と海洋警察・海軍艦艇だけが救助作業をしていただけで、救命ボートは全く見られなかった。船員はSOS信号を送っただけで、最も初歩的な安全措置も取らなかったのではという疑いが残る。関係当局が厳密な事故調査と徹底的な捜査を通じて、一点の疑惑もなく確認しなければならない部分だ。

【社説】どうして大韓民国で旅客船沈没のような惨事が起きるのか(2)

【特集】韓国旅客船「セウォル」沈没事故
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2014年4月16日(水) 政治、歴史、社会


「海に飛び込んでください」パニックの韓国船

読売新聞 4月16日(水)14時30分配信



 【ソウル=豊浦潤一】韓国南西部・珍島沖で旅客船が沈没した事故は、船が横転して沈んでいく緊迫した状況の中で近海にいた漁船、海難救助船や貨物船などを総動員して救助作業が進められた。

 傾く船から次々に海に飛び込んだ乗客らは、救助された直後、港で恐怖の瞬間を語った。

 「午前9時頃、船が急に傾き始め、『救命胴衣を着用して待機してください』と案内放送が流れた。船内は泣きわめく同級生らの声が響いてパニック状態だった」

 船に乗っていた修学旅行中の高校2年の男子生徒(16)は16日午前、救助船でたどり着いた珍島の港で、事故当時の状況を本紙スタッフに語った。

 この救助船に乗っていた計47人の中には、海水につかったり、足にやけどを負ったりした乗員、乗客もおり、救急車で病院に搬送された。

 船員の一人は聯合ニュースに対し、「エンジン室にいたが船の先頭部分が衝撃を受けた。暗礁のようだった」と話した。

 船体が真横に傾き浸水していく中、午前10時頃、「沈没し始めた。海に飛び込んでください」と案内放送が流れ、乗客たちは次々に海中に飛び込んだ。
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最終更新:4月16日(水)14時30分

読売新聞







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5知事選で脱原発候補を支援 小泉、細川元首相が検討

福島民友新聞 4月16日(水)11時18分配信



 11月の任期満了に伴う知事選をめぐり、小泉純一郎、細川護煕両元首相が脱原発を公約に掲げる候補を支援する方向で検討していることが15日、分かった。震災、原発事故後初めて行われる次期知事選は「脱原発」が争点の一つになる見込み。自民、民主・社民、共産各党が選挙戦に向けた態勢づくりに動きだしているが、細川氏は脱原発候補を「積極的、重点的に支援する」としており、知名度の高い元首相2氏の動向は選挙構図に大きく影響を及ぼす可能性がある。
 小泉、細川両氏は、再生可能エネルギー普及を研究する一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を5月7日に設立し、研究成果を候補者の政策などに反映させたい考え。代表理事には細川氏が就任する予定。原発再稼働反対や原発輸出の反対も活動方針に掲げる見通し。設立後に知事選での具体的な候補者支援の方向性を詰めるとみられる。
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福島民友新聞☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月15日
22.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一

☆東北地方のアマゾンベストセラー、 2014年4月15日
59.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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会津落城―戊辰戦争最大の悲劇の感想・レビュー

みるこおら
「勝てば官軍」か。中公新書ってとっつきにくいイメージだけど、これは会津藩、明治政府、一般人、実際の記録を基に様々な視点から会津戦を分析していて、リアルでわかりやすかった。歴史小説も好きだけど、「悲劇」とか「美談」といった言葉で一括りにせず、事実を客観的に分析してくれる新書も、新しい視点が啓けるみたいでいいと思った。 生きのびた会津藩主は、何を思って明治を生きたんだろう?

印度洋一郎
書名からすると「落涙と共に語る会津の悲劇!」みたいな内容かと思ってしまうが、戊辰戦争前後の会津藩に関する辛口批評の本。会津は情報収集が杜撰で分析も碌に出来ない。好人物だが優柔不断な藩主容保はそもそも軍事指導者としては失格で、軍の指揮官を能力ではなく、門閥で選んでしまう藩の旧弊な体質も問題。そもそも会津には戦争をどう決着させるかという戦略も無いままに開戦し、領内が戦場になった時の危機管理も無かった。婦女子の集団自刃も美談では無く、そういう問題の犠牲だ。降伏後の占領下の会津について書かれているのも珍しい。

T66np
「八重の桜」の影響で読んでみました。印象に残った箇所。「城下の開戦初日、大勢の婦女子が殉難したが、それは婦人の鑑と称えられた。しかし私はかならずしも、婦人の鑑ととらえることはしなかった。それは、避難態勢の不徹底であり、会津藩軍事局の手落ちが存在したからである。むしろ人災の部分が濃厚だった。」。その他、農民の情報もしれた。会津は農民対策が薄く、地域によっては反感を買っていて、戊辰戦争中に官軍になびく農民続出、と。【続く】図書館本

Ryuji
★★★★☆あらためて「戊辰戦争」とは一体何だったのか?と考えさせられた。少なくとも幕軍側には戦う意義は無いし、官軍側にしても倒幕(幕藩体制を壊し、新たな体制を作る)という大義はあったのかも知れないが、違うやり方があったろうと思う。結局、最大の悲劇を被るのは何も出来ない一般庶民。この本に書かれている会津戦争にしてもそう、失わなくても良い命がたくさん失われた。

ガチャピン男爵
「八重の桜」放送で今話題の会津若松。そこで繰り広げられた「会津戦争」がどの様なのもだったのかを知るために読んでみました。とても悲惨な出来事ですね。会津と萩(長州)、震災支援の件で「和解」へと進んでくれるといいのですが・・・。

まみよろ
よくある会津の悲劇本かと思ったらそうではなく、作者の後書きにもあるように会津の戦時での対応、作戦のまずさにも言及しており辛口な部分がありそれは他書と異なるので面白い。
これが官軍のやることかと言いたくなることも多々・・・やはりなぜ戊辰戦争などぞやる必要があったのか・・・遺憾でしかない。

nori
会津藩と薩長との壮絶な戦い、戊辰戦争の様子が描かれている。今までの勇敢に戦ったという美談ではなく、その真実に焦点を向けた描かれ方をしている。幕府側での最後の優秀な藩であった事がその悲惨な最後からわかる。 大きくは明治の時代への変革は無血革命であったというが、ここでは多くの人が散っていった事がわかる。

itozaki_kei
鳥羽伏見の戦いから降伏まで、会津藩の戊辰戦争における戦いぶりを追う。同著者の『幕末の会津藩』とあわせて読めば、会津視点の幕末維新史を手軽に把握できる。

fuyo
「会津戦争は、悲しみの戦争であった。」歴史に関してifを論じても仕方がないとはいえ、それでもこの戦いが避けられていたらと思わずにはいられません。筆者のあとがきに深く共感します。

おMP夫人
著者が東北出身のせいか、ところどころ会津寄りな記述はありますが、薩摩ならびに長州を一方的に断罪するような感情に走ったりはせず、また、会津側の問題を痛烈に指摘する事も忘れていないので視点は公平で読みやすいです。目を背けたくなる凄惨な様相には著者が鶴ヶ城攻防戦を「日本近代史の一大汚点」と評価する事に同意するばかりです。個人的には、国の将来を考えるなら戊辰戦争、特にこの会津の悲劇ほど避けられた事態は無かったと考えているのでなおさらです。ドラマなどの創作物で美化されたものではない事実を教えてくれる本でした。
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ポンプ4台が誤作動、汚染水203トン建屋地下に流入 福島第1「外部流出はない」

 東京電力は14日、福島第1原発で原子炉冷却のための循環水が、ポンプ4台の誤作動により本来移送されるはずがない建屋の地下に約203トン流れ込んだと発表した。流れ込んだのは1リットル当たり3700万ベクレルの放射性セシウムを含む高濃度汚染水とみられるが、この建屋地下は汚染水をためられるよう外部から遮断されているため、東電は「建屋外への流出はない」としている。

 福島第1では、原子炉で溶け落ちた燃料(デブリ)を冷却するため、約3キロの配管で水を循環。途中、注水量の調整などのため、構内にある複数の建屋の地下をタンク代わりの貯水施設として使用している。

 東電によると、今月10日から13日にかけ、水位が上がるはずの建物で逆に水位下がるなどの異常が見つかった。調査したところ、ポンプ4台が誤作動し、逆に流れるなど循環水が誤って移動していることが判明。未使用の貯水施設だった「焼却工作建屋」と呼ばれる地下に循環水が流れ込んでいることが分かった。

 周辺の井戸からくみ上げた地下水に汚染は確認されていない。

 東電は「焼却工作建屋は予備の貯水施設であるため、汚染水処理の計画に特段問題は生じない」としているが、計画外の移水となったため、放射性物質の漏洩(ろうえい)と判断、法令に基づき原子力規制庁へ報告した。

産経新聞  4月14日
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広島宣言採択も被爆者落胆

 「落胆した」−。12日の「軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)」外相会合で発表された「広島宣言」は、核兵器の非合法化に向けた文言が盛り込まれず、核兵器廃絶を長年訴えてきた長崎の被爆者らには失望感が広がった。

 日赤長崎原爆病院の朝長万左男名誉院長(70)は広島市で同日夜にあった会見で「(議長国の日本は)核兵器の非人道性を訴えながら抑止力に頼っており、内なる矛盾がまた露呈した」と厳しい表情。同席した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳事務局長(81)は、宣言が今月末の核拡散防止条約(NPT)再検討会議第3回準備委に悪い形で影響することを懸念した。

 宣言は、世界の指導者に被爆地訪問を呼び掛けたが、長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄会長(85)は取材に対し「日本など米国の核の傘に守られている国が、いったい何を求めて訪問を呼び掛けているのか」と疑問を呈した。

 11日の広島での意見交換会で「核の傘」依存国に対し核の傘から脱却する努力を求めた田上富久長崎市長は、核兵器の非合法化を目指す非核保有国と、段階的な削減を主張する核保有国や依存国の溝は埋まらなかったとの見解。「被爆地が期待した核兵器禁止条約の言及は宣言文に盛り込まれておらず残念」とコメントを発表した。

長崎新聞  4月14日
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「黒船」迎撃用砲台を公開、神戸 改修工事が完了

 改修工事が終わり、報道陣に公開された「和田岬砲台」=14日午前、神戸市兵庫区の三菱重工業神戸造船所
 江戸末期の1864年、黒船の来襲に備え、勝海舟が命じて建てられた「和田岬砲台」の改修工事が終わり、神戸市兵庫区の三菱重工業神戸造船所内で14日、報道陣に公開された。
 砲台は直径約15メートル、高さ約11メートルの円筒形の2階建てで、外側は石造、内部は木造。国の史跡で1995年の阪神大震災でも倒壊せずに耐えたが、シロアリ被害など木材の腐食がひどく、2009年から木材をすべて解体して取り出し、改修工事を進めていた。
 2階部分には砲撃のための11の砲門があるが、大砲は設置されないまま明治維新を迎えたという。

共同通信   4月14日
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人生は簡単に簡素に
生きていくのが大切。

ポジティブにやりたいことは
何でも挑戦していき、
自己責任でやり通すこと。
( 丘みつ子  女優)


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2014年4月15日(火) 歴史、政治、社会
中国・人民日報が米国に<警告>・・・「日本を縄から解き放つと、再び真珠湾を攻撃するかも」
2014-04-15 16:15
 中国共産党機関紙の人民日報(海外版)は15日付第6面で「日本を“縄から解き放って”、米国は安心していられるのか?」と題する論説を掲載した。軍事面などで日本を野放しにすれば、1941年と同様に、日本が再び真珠湾を攻撃するかもしれないと主張した。

 オバマ米大統領は4月23日から25日にかけて日本を訪問する。記事は、「オバマ訪日前の安倍の策略は、日本国内で憲法改正、集団自衛権を肯定する世論を作ることだ」との考えを示した。

 また、大阪茨木市の木本保平市長が12日に、慰安婦問題を否定する発言をし、、新藤義孝総務大臣が21日から23日前の春季大祭より1週間早く靖国神社を参拝したことも、オバマ大統領の訪日時に「外交上の面倒」を避けるための可能性があり、安倍首相が靖国神社参拝を取りやめるかどうかとメディアが注目している大切な時期に行ったことは「偶然の一致ではあるまい」と論じた。

 記事は直接書いていないが「外交上の面倒は避ける。しかし、政府要人が靖国神社参拝を続けるという意思表示」との考えを示唆したと読み取れる。

 日米関係について、「岸信介のように古い世代の政客は、戦後秩序を脱却して、日本の普通の国にしたいと願っていた。しかし、米国の実力が図抜けており、過度の願望にすぎなかった」、「今は違う。日本国内では、米国の実力が下降し、中国の実力が向上を懸念する声が大きくなった。安倍はこの時勢を、憲法解釈を修正し、武器輸出三原則を突破し、教科書書き換えの機会とみなしている。一切は憲法修正をめぐって、強気で並行して進めている」と主張した。

 記事は最後の部分で、「歴史の教訓を忘れるな」との小見出しを設けた。日本で、武器輸出について自制を緩和する動きがあることについて「米国の官員の多くは支持している。(日本の動きは)強範囲内で、日本は軍事力向上で“自衛”だけでなく、米国と一層“共同防衛”ができるようになるからだ」と、現状を伝えた上で、「歴史を読めばわかる。日本の軍事力を縄から解き放すこと、とりわけ後悔をしない国家の軍事力を解き放すことは、実に恐ろしい考えだ」と主張した。

 米国の過去10年の軍事行動について「アフガニスタンとイラクで6750人以上の軍人を失った」と指摘した上で、「しかし、米国が過去100年にアジア、豪州地域でこうむった損失と比べれば、ものの数ではない」と主張。

 「日本は1941年12月7日に真珠湾を攻撃し、3000人以上の米国軍人を死亡させた。これはほぼ、2001年にアルカイーダが米国本土を攻撃した試験上演だった」と主張。その後の太平洋戦争について、日本に対する「一連の血みどろの戦いを発動した」、「タラワ島上陸では海軍陸戦隊に5000人の損害が出た」、「1945年6月の沖縄戦役では、陸軍に7374人の損害が出た……」などと論じた。

 論説は「もしも、日本を“縄から解き放った”ならば、歴史が再現されるかもしれない。「日本は歴史を再演するかもしれない。米国最精鋭の海軍力は太平洋にあり、最も重要な基地は真珠湾だ。1941年に突然、真珠湾を襲撃した時と同じように」と主張。

 さらに、在沖縄米軍のトップのウィスラー第3海兵遠征軍司令官が11日、尖閣諸島を占拠されても「奪還するようにとの命令があれば、実行できる」、「脅威を除去するために、兵士を上陸させる必要すらないかもしれない」と語ったことについて、「皮肉なことだ。日本の挙動について在沖縄米軍の最高司令官が支持し、日本が島を奪うことを助けると誓った」と論じた。

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◆解説◆

 人民日報は中国共産党中央委員会の機関紙であり、中国で最も権威あるメディアだが、なんとも“不思議”な論理を展開した。

 まず、第二次世界大戦における日本の真珠湾攻撃だが、道義上の是非、戦術・戦略面の是非、外交との連携の是非はさておいて、日本が開戦に踏み切ったことには、米国を敵にして戦わねばならない――少なくとも当時の日本の軍部の主観としては――理由があったことになる。

 現在の日本にとって、米国と戦わねばならない理由は存在しない。意見が食い違っても話し合いで解決する方法が確立されている。たしかに、米国が「力」を背景に、日本にとって“あまりにも過度”な要求を押し付けると思える場合もあるが、開戦の理由には到底ならない。

 人民日報は、「真珠湾襲撃」を比喩(ひゆ)と主張するのかもしれないが、そうだとすれば、例えば「経済上の奇襲」などならば、日本の軍事面における格段の増強などとはほぼ関係のないことだ。

 また、安倍首相が12月に靖国神社を参拝したことについて米国は当初、かなり強い不快感を示した。しかし、米国は中国のように主に「思想的」な理由で反発したのではなく、「東アジアの安定に逆行する」として日本の首相の靖国神社参拝を批判した。つまり、「中国や韓国を不用意に刺激したのでは、段取りが狂ってしまう」ことが主たる理由で、日本を自重を促した構図だ。

 しかしその後、米国はむしろ日本との協力体制を重視する言動を増やしていった。中国にしてみれば米国とは「第二次世界大戦絡みでの価値観を共有」ともくろんだが、“空振りだった”と言える。

 考えてみれば当然のことで、日米は完全とは言えないにしろ、政治体制などで価値観を共有している。逆に、中国とは共有していない。「互いに利益があるなら、内部のことにはあまり干渉しない」といった程度の関係だ。

 人民日報の論説は要するに、「論理の破綻(はたん)もお構いなしの、なりふりかまわぬ主張」と言うことができる。

 ゆえに、興味の焦点は「人民日報ともあろう媒体が、なぜそのような苦し紛れの極論を掲載したか」ということになる。まず考えられることが、このところの米国の動きに、中国がかなりの「ショック」を受けているということだ。

 3月中旬の段階で「米国は安倍首相の靖国神社参拝の影響で、4月の訪日日程を当初の2泊から1泊に短縮した」と伝えられた。韓国では「(わが国による)日本だけに2泊すると、歴史問題で日本を支持したように映るとする説得が奏功」、「(日韓ともに1泊になったのは)韓国の外交努力の成果」などと大いなる満足感を示す報道も相次いだ(朝鮮日報など)。

 しかし日本側の「国賓待遇での訪日は、天皇陛下との会見や宮中晩餐会(ばんさんかい)などの行事参加のため2泊が必要」とする主張を受け入れる形でホワイトハウスは4月14日になり、日本滞在は同月23−25日と発表した。

 オバマ大統領は韓国には25、26日に滞在。その後、マレーシア、フィリピンを訪問して29日に帰国する。「日本にだけ2泊」には韓国も“落胆”したろうが、米国が改めて日本重視の姿勢を示したことで、中国もショックを受けたことは想像に難くない。

 つまり人民日報の論説は、「言えそうなことは、とにかく言っておく」式の主張であり、日米関係について「中国が焦(あせ)っている」傍証とも言える。

 オバマ大統領の東アジア歴訪の大きな狙いは環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉推進とされる。しかし、日韓以外の訪問先ではフィリピンは日本以上に、島を巡る領土問題で中国との対立を深めている(スプラトリー諸島、スカボロー礁)。また、マレーシアもスプラトリー諸島(南沙諸島)の領有権で中国と対立している。

 米国と日本をはじめとする東アジア諸国との提携強化が、中国にとって「実にいやなこと」であることは間違いない。

 中国では現在、日本との関係改善を模索する動きと、「日本を押さえられるだけ押さえておこう」という勢力の両方が動きを活発化させているようにみえる。(編集担当:如月隼人)
203トン誤送 第一原発焼却工作建屋地下に

福島民報 4月15日(火)9時12分配信



 東京電力は14日、福島第一原発の汚染水処理で、使う予定のない仮設ポンプ4台が動き、本来移送されるはずのない焼却工作建屋の地下に汚染水約203トンが流れ込んだと発表した。汚染水には放射性セシウムが1リットル当たり3700万ベクレル含まれていたが、東電は「地下に外部との貫通部はなく、建屋外への流出はない」としている。作業関係者が故意にポンプを操作した可能性を含め、原因を調査している。
 東電によると、11日にタービン建屋の汚染水の一時的な移送先であるプロセス主建屋の水位が下がったため、12日に調査を開始した。13日午後5時ごろ、仮設ポンプが動いているのが分かり、稼働を停止した。同午後9時ごろ、社員が焼却工作建屋に汚染水がたまっているのを発見した。
 今回作動した仮設ポンプは焼却工作建屋と隣接するプロセス主建屋に2台ずつあり、平成23年6月に緊急時の汚染水移送用に設置されていた。ポンプを操作する分電盤はそれぞれの建屋内にある。建屋は自由に立ち入りでき、分電盤に鍵は掛かっていなかった。東電は仮設ポンプを使用して焼却工作建屋から汚染水の移送を続けるとともに、今後は分電盤の施錠を管理する。
 これまでの建屋の管理について東電は「十分ではなかった。調査を進め、対策を検討したい」としている。
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福島民報社
小泉進次郎政務官が政府の認識批判 「深い反省」問題で
福島民友新聞 4月13日(日)12時2分配信
 小泉進次郎復興政務官は12日、大熊町などを視察し、政府が11日に閣議決定したエネルギー基本計画で東京電力福島第1原発事故の「深い反省」の文言がいったん削除された問題について「事故の影響や県民の心の持ちよう、現状の深刻さの認識全てが間違っている」と政府の対応を批判した。
 視察先の同町大川原地区で記者団の質問に答えた。小泉政務官は文言の一時削除について「非常に残念。文言が戻ってもすんなりと受け入れられなくなる。今後は行動で信頼を回復していくしかない」と語った。
 また、基本計画で政府が原発再稼働の方針をより鮮明にしたことを受けて「早くけじめをつけるべき」とし、福島第2原発1〜4号機を「廃炉にすべき」との従来の主張を示したが、県外の他の原発の在り方については明言しなかった。

福島民友新聞
最終更新:4月13日(日)12時2分
>視野を広げる>経営戦略

火花散る軽自動車・燃費ウォーズ【1】
プレジデント 2014/4/14 13:45 永井 隆=文 的野弘路、水野真澄、山口典利=撮影 PIXTA、photolibrary=写真

ダイハツVSスズキ、軽の燃費競争(photolibrary=写真)

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 軽自動車メーカーが繰り広げる激しい低燃費競争。抜かれては抜き返しの裏に、各社技術陣のどのような努力があるのだろうか。

■整数で勝たなければ

 「リッター40キロという目標に対し、今できる見通しがあるのかと言えば、正直まだ何もありません。具体的な方針も含めてです。ただし、技術開発には目標が不可欠。35を達成した今、スズキが視野に入れなければならないのは40なのです。(2011年に)ミライースの30に対しアルトエコが30.2と、0.2差の小数点で勝ったとき、本当は我々も悔しかった。やはり、整数でやり抜かなければ」

 スズキの技術部門のトップである本田治副社長は話す。35や40といった数字は軽自動車の燃費性能を表したものだ。軽自動車の需要拡大と相まって、今、低燃費技術をめぐる競争が激化している。

 スズキは13年12月発売の軽自動車「アルトエコ」で、リッター35キロを達成。現時点で、これがガソリン車としては最高の燃費性能である。

 電気エネルギーを動力に使うハイブリッド車(HV)のトヨタ「アクア」は37.0キロ、ホンダ「フィットハイブリッド」は36.4キロであり、これらと比べてもそう遜色はないレベルだ。

 そこで、スズキは次の目標として40キロと設定した。ただし、「いつまで」は公表していない。

 軽自動車の規格は、全長3400ミリ以下、全幅1480ミリ以下、全高2000ミリ以下、排気量660cc以下、定員4人以下、貨物積載量350キログラム以下。この規格に改定されたのは1998年10月。小型車と同等の安全衝突基準を採用するためボディーが大型化されたが、排気量は変わらなかった。

 大きくなった車体に対しエンジンが非力だったため、当時の軽自動車はトヨタ「ヴィッツ」など小型車と比べ燃費性能が劣っていた。だが、規格改定から15年が経過した昨年、車体の軽量化やエンジン改良などを積み重ねてHV並みの燃費性能を実現する。

 もっとも、軽の低燃費競争を最初に仕掛けたのはダイハツ工業だった。11年9月に発売した「ミライース」によってである。06年12月発売の7代目「ミラ」の燃費性能は、10・15モードで27.0キロだった。これをミライースはより実際の燃費に近いJC08モードで30キロに上げる。これは、約40%の燃費向上に相当した
アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月15日
22.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一

☆東北地方のアマゾンベストセラー、 2014年4月15日
59.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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会津落城―戊辰戦争最大の悲劇の感想・レビュー

みるこおら
「勝てば官軍」か。中公新書ってとっつきにくいイメージだけど、これは会津藩、明治政府、一般人、実際の記録を基に様々な視点から会津戦を分析していて、リアルでわかりやすかった。歴史小説も好きだけど、「悲劇」とか「美談」といった言葉で一括りにせず、事実を客観的に分析してくれる新書も、新しい視点が啓けるみたいでいいと思った。 生きのびた会津藩主は、何を思って明治を生きたんだろう?

印度洋一郎
書名からすると「落涙と共に語る会津の悲劇!」みたいな内容かと思ってしまうが、戊辰戦争前後の会津藩に関する辛口批評の本。会津は情報収集が杜撰で分析も碌に出来ない。好人物だが優柔不断な藩主容保はそもそも軍事指導者としては失格で、軍の指揮官を能力ではなく、門閥で選んでしまう藩の旧弊な体質も問題。そもそも会津には戦争をどう決着させるかという戦略も無いままに開戦し、領内が戦場になった時の危機管理も無かった。婦女子の集団自刃も美談では無く、そういう問題の犠牲だ。降伏後の占領下の会津について書かれているのも珍しい。

T66np
「八重の桜」の影響で読んでみました。印象に残った箇所。「城下の開戦初日、大勢の婦女子が殉難したが、それは婦人の鑑と称えられた。しかし私はかならずしも、婦人の鑑ととらえることはしなかった。それは、避難態勢の不徹底であり、会津藩軍事局の手落ちが存在したからである。むしろ人災の部分が濃厚だった。」。その他、農民の情報もしれた。会津は農民対策が薄く、地域によっては反感を買っていて、戊辰戦争中に官軍になびく農民続出、と。【続く】図書館本

Ryuji
★★★★☆あらためて「戊辰戦争」とは一体何だったのか?と考えさせられた。少なくとも幕軍側には戦う意義は無いし、官軍側にしても倒幕(幕藩体制を壊し、新たな体制を作る)という大義はあったのかも知れないが、違うやり方があったろうと思う。結局、最大の悲劇を被るのは何も出来ない一般庶民。この本に書かれている会津戦争にしてもそう、失わなくても良い命がたくさん失われた。

ガチャピン男爵
「八重の桜」放送で今話題の会津若松。そこで繰り広げられた「会津戦争」がどの様なのもだったのかを知るために読んでみました。とても悲惨な出来事ですね。会津と萩(長州)、震災支援の件で「和解」へと進んでくれるといいのですが・・・。

まみよろ
よくある会津の悲劇本かと思ったらそうではなく、作者の後書きにもあるように会津の戦時での対応、作戦のまずさにも言及しており辛口な部分がありそれは他書と異なるので面白い。
これが官軍のやることかと言いたくなることも多々・・・やはりなぜ戊辰戦争などぞやる必要があったのか・・・遺憾でしかない。

nori
会津藩と薩長との壮絶な戦い、戊辰戦争の様子が描かれている。今までの勇敢に戦ったという美談ではなく、その真実に焦点を向けた描かれ方をしている。幕府側での最後の優秀な藩であった事がその悲惨な最後からわかる。 大きくは明治の時代への変革は無血革命であったというが、ここでは多くの人が散っていった事がわかる。

itozaki_kei
鳥羽伏見の戦いから降伏まで、会津藩の戊辰戦争における戦いぶりを追う。同著者の『幕末の会津藩』とあわせて読めば、会津視点の幕末維新史を手軽に把握できる。

fuyo
「会津戦争は、悲しみの戦争であった。」歴史に関してifを論じても仕方がないとはいえ、それでもこの戦いが避けられていたらと思わずにはいられません。筆者のあとがきに深く共感します。

おMP夫人
著者が東北出身のせいか、ところどころ会津寄りな記述はありますが、薩摩ならびに長州を一方的に断罪するような感情に走ったりはせず、また、会津側の問題を痛烈に指摘する事も忘れていないので視点は公平で読みやすいです。目を背けたくなる凄惨な様相には著者が鶴ヶ城攻防戦を「日本近代史の一大汚点」と評価する事に同意するばかりです。個人的には、国の将来を考えるなら戊辰戦争、特にこの会津の悲劇ほど避けられた事態は無かったと考えているのでなおさらです。ドラマなどの創作物で美化されたものではない事実を教えてくれる本でした。
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ポンプ4台が誤作動、汚染水203トン建屋地下に流入 福島第1「外部流出はない」

 東京電力は14日、福島第1原発で原子炉冷却のための循環水が、ポンプ4台の誤作動により本来移送されるはずがない建屋の地下に約203トン流れ込んだと発表した。流れ込んだのは1リットル当たり3700万ベクレルの放射性セシウムを含む高濃度汚染水とみられるが、この建屋地下は汚染水をためられるよう外部から遮断されているため、東電は「建屋外への流出はない」としている。

 福島第1では、原子炉で溶け落ちた燃料(デブリ)を冷却するため、約3キロの配管で水を循環。途中、注水量の調整などのため、構内にある複数の建屋の地下をタンク代わりの貯水施設として使用している。

 東電によると、今月10日から13日にかけ、水位が上がるはずの建物で逆に水位下がるなどの異常が見つかった。調査したところ、ポンプ4台が誤作動し、逆に流れるなど循環水が誤って移動していることが判明。未使用の貯水施設だった「焼却工作建屋」と呼ばれる地下に循環水が流れ込んでいることが分かった。

 周辺の井戸からくみ上げた地下水に汚染は確認されていない。

 東電は「焼却工作建屋は予備の貯水施設であるため、汚染水処理の計画に特段問題は生じない」としているが、計画外の移水となったため、放射性物質の漏洩(ろうえい)と判断、法令に基づき原子力規制庁へ報告した。

産経新聞  4月14日
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広島宣言採択も被爆者落胆

 「落胆した」−。12日の「軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)」外相会合で発表された「広島宣言」は、核兵器の非合法化に向けた文言が盛り込まれず、核兵器廃絶を長年訴えてきた長崎の被爆者らには失望感が広がった。

 日赤長崎原爆病院の朝長万左男名誉院長(70)は広島市で同日夜にあった会見で「(議長国の日本は)核兵器の非人道性を訴えながら抑止力に頼っており、内なる矛盾がまた露呈した」と厳しい表情。同席した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳事務局長(81)は、宣言が今月末の核拡散防止条約(NPT)再検討会議第3回準備委に悪い形で影響することを懸念した。

 宣言は、世界の指導者に被爆地訪問を呼び掛けたが、長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄会長(85)は取材に対し「日本など米国の核の傘に守られている国が、いったい何を求めて訪問を呼び掛けているのか」と疑問を呈した。

 11日の広島での意見交換会で「核の傘」依存国に対し核の傘から脱却する努力を求めた田上富久長崎市長は、核兵器の非合法化を目指す非核保有国と、段階的な削減を主張する核保有国や依存国の溝は埋まらなかったとの見解。「被爆地が期待した核兵器禁止条約の言及は宣言文に盛り込まれておらず残念」とコメントを発表した。

長崎新聞  4月14日
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「黒船」迎撃用砲台を公開、神戸 改修工事が完了

 改修工事が終わり、報道陣に公開された「和田岬砲台」=14日午前、神戸市兵庫区の三菱重工業神戸造船所
 江戸末期の1864年、黒船の来襲に備え、勝海舟が命じて建てられた「和田岬砲台」の改修工事が終わり、神戸市兵庫区の三菱重工業神戸造船所内で14日、報道陣に公開された。
 砲台は直径約15メートル、高さ約11メートルの円筒形の2階建てで、外側は石造、内部は木造。国の史跡で1995年の阪神大震災でも倒壊せずに耐えたが、シロアリ被害など木材の腐食がひどく、2009年から木材をすべて解体して取り出し、改修工事を進めていた。
 2階部分には砲撃のための11の砲門があるが、大砲は設置されないまま明治維新を迎えたという。

共同通信   4月14日
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人生は簡単に簡素に
生きていくのが大切。

ポジティブにやりたいことは
何でも挑戦していき、
自己責任でやり通すこと。
( 丘みつ子  女優)


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ベストアンサーに選ばれた回答zahoo_japさん

強度的には、あまり差はないと思います。
大きさ、重さが、普通車とは違うので、大きいものとぶつかったときのダメージは、大きいです。
今は、軽自動車の方が多いくらいなので、安全運転、危険回避を心がけていれば、
あまり、気にする必要はないと思いますけどね。

事故時のダメージを考えるのであれば、より大きな車を買うしかないですが、
結局、トレーラーにでも追突されれば、軽でも普通車でも大差ないです。

. ナイス!特に軽トラなどの前の無い車はちょっと危険ですね。
また、最近はエンジンルームが狭くフロントが短く後部もすぐ後ろがシートで荷物スペースが少ないタイプが主流なので余裕のある車と比べれば危険の度合いは高いでしょう。
しかし、走る棺桶とまではいきません。
プラスチックのボディー、ミッドシップでエンジンルームが前に無くつま先の前はバンパー?、車高を十分落として寝そべる様な運転のAZ-1はまさしく走る棺桶でした。
事故ったら確実に死ぬ・・・と思いましたね(^^;

とはいえ、狭さの割には十分安全だと思いますよ・・・
衝突安全実験
http://www.youtube.com/watch?v=5yFglm6veuA
http://www.youtube.com/watch?v=NoxMA4Lk3V4

投稿日時 - 2012-01-31 10:30:12

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2014年4月14日(月) 歴史、政治、社会

☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月14日
19.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
27.会津藩はなぜ「朝敵」か (ワニ文庫)星 亮一
30.会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか (ベスト新書)星 亮一
32.女たちの会津戦争 (平凡社新書)星 亮一
71.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一

☆東北地方のアマゾンベストセラー、 2014年4月14日
50.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
95.白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一

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車内から「夜の森の桜」に誓う復興 富岡町が広野で集い

町内視察で車窓から、町のシンボル夜の森の桜を見る町民=12日午前、富岡町

 久しぶりの再会に笑顔 東京電力福島第1原発事故で町全域が避難区域になっている富岡町は12日、広野町で復興の集いを開き、避難先から集まった住民が久しぶりの再会に交流を深めながら、古里の復興に向けて決意を新たにした。
 東京電力福島第1原発事故で町全域が避難区域になっている富岡町は12日、広野町で復興の集いを開き、避難先から集まった住民が久しぶりの再会に交流を深めながら、古里の復興に向けて決意を新たにした。
 同町の避難者が多い郡山、いわき両市などから、計10台のバスで町民約500人が参加した。バスでは再開通した常磐道広野―常磐富岡インターチェンジ間や、町のシンボルの桜が満開になっている夜の森地区などを通り、車内から町の復興状況や桜のトンネルを見て回った。
 集いでは、宮本皓一町長が「見えない部分で町の復興は進んでいる。今年は昨年より『いい年だった』と思える年にしたい」と述べた。塚野芳美町議会議長、亀岡偉民、小泉進次郎両復興政務官、遠藤智広野町長らが祝辞を述べた。
 会場では、町のよさこい踊りチーム「チーム富岡さくらYOSAKOI」の演舞やトークショーなどが行われた。

福島民友  4月13日
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「慰安婦の強制連行なかった」大阪・茨木市長 「国を挙げて河野談話否定を」

 大阪府茨木市の木本保平市長は12日、市内で開かれた慰安婦問題を考えるシンポジウムに出席し、「(軍による)強制連行はなかった」との見解を示した。木本市長は昨年5月、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の慰安婦発言について「おおむね正しい」と述べ、「慰安婦は職業」と発言。市民団体が発言の撤回などを求める抗議文を提出していた。

 シンポジウムで木本市長は「発言を取り消せというのは憲法の言論の自由を否定することになる」と強調。米カリフォルニア州グレンデール市に設置された「慰安婦」像にある「性奴隷にした20万人の婦女子が慰安婦にされた」との記述について、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の河野洋平官房長官の談話が影響していると指摘し、「在米日系人の方が肩身の狭い思いをしている。国を挙げて、河野談話を否定していただきたい」と訴えた。
また、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した安重根の記念館が中国黒竜江省ハルビン駅に開設された問題では「おかしな話だと思う」と述べ、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対しては、「狂っているとしか、どう考えても思えない」と批判した。
 拓殖大学客員教授の藤岡信勝氏は「(橋下氏の)慰安婦発言は、この問題について国民の関心を高め、大きく意識させた」と指摘し、橋下氏や木本氏の見解を擁護した。

産経ニュース  4月13日
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戦争賠償問題で「日本人をいじめ殺せ」「小日本を滅ぼせ」 中には共産党批判も

 第二次大戦中に日本に「強制連行」されたとして、日本企業に損害賠償などを求める集団訴訟が中国国内で相次いで起こされ、3月には北京の裁判所が初めて正式に訴状を受理、審理が始まることになった。中国のネット上では若い世代の日本への感情的な書き込みが多くみられる中、戦争賠償を放棄した1972年当時の共産党指導部への批判もわき起こっている。集団訴訟を対日カードにしたい中国指導部の思いとは裏腹の“副作用”も出ているようだ。

最高裁「共同声明で個人請求権も放棄」

 まずは日中間の戦争賠償をめぐる経緯について簡単におさらいしよう。
 昭和47年9月29日、北京の人民大会堂で、田中角栄、周恩来両首相が日中共同声明に署名し、両国の国交は正常化された。声明の第5項は「中華人民共和国政府は、中日両国国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償の請求を放棄することを宣言する」としている。
 その後、中国で日本への民間賠償を求める動きが表面化したのは、江沢民政権が愛国・反日教育を推し進めた1990年代以降だ。95年には当時の銭其●(=王へんに深のつくり)外相が「中国政府は個人の賠償要求を阻止しない」と発言。同年6月、終戦直前に秋田県で中国人労働者が蜂起し死傷者が出た「花岡事件」をめぐって元労働者らが日本企業を提訴し、その後、中国人による日本での提訴が相次いだ。
この一連の訴訟に対する日本の司法の最終結論とも言えるのが、2007(平成19)年4月の西松建設訴訟と元慰安婦の中国人女性らの訴訟の上告審判決だ。最高裁は判決で「被害者らのこうむった精神的・肉体的な苦痛は極めて大きなものであった」と認める一方、「日中共同声明第5項に基づく請求権放棄の対象となるといわざるを得ない」「裁判上訴求することは認められない」として、中国人個人の請求権を、裁判を通じて実現することはできないとの明確な判断を示した。
 日中共同声明により、両国間の賠償問題は決着済みであるとの立場を確認したといえる。
 しかし、中国側は「対外関係にかかわる敏感な問題」(原告側支援者)として、これまで訴状の受理を認めてこなかった姿勢を今年3月に一転させた。

「小日本を滅ぼせ」

 こうした対日関係をめぐるニュースへの中国ネットユーザーたちの反応は、おおよそパターン化されている。今回の集団訴訟へのリアクションを通じて分析してみよう。
 最も多いのは、やはり中国当局側の主張に沿った日本への批判だ。
 「もし勝訴したら、中国政府は日本企業の資産を凍結し、被害者に分配するべきだ」
 「われわれは決して日本の罪行を許さない」
「中国に進出している日本企業に重大な制裁を加えて日本経済にダメージを与え、安倍(晋三)首相がどう出るか見てみよう」
 案外、このコメントは中国指導部の本音に近いのかもしれない。
 もっと感情的で稚拙なネットユーザーもたくさんいる。いちいち読むのもうっとうしい罵詈(ばり)雑言の類いである。 
 「請求額が少なすぎる!すべての中国人民に1人1億元(約16億円)賠償しろ」
 「小日本(日本人の蔑称)はこんなに多くのひどいことをした。彼らに快適な生活をさせてたまるか。小日本を滅ぼそう」
 「日本人をいじめ殺せ」
 「日本に被害を受けた国家がみんなで日本を滅ぼし、財産を山分けしよう」
 日本人の「残虐行為」「侵略」を批判している自分自身が、残虐な行為を肯定する潜在意識をさらけ出してしまっている。恐ろしいのは、こういった声の多くが若者から発せられていることだ。
 こうした“感情ぶちまけ型”のコメントのほか、“日本製品ボイコット呼びかけ型”も多い。
 「小中学校は日本のあらゆる製品を列挙して教え、決然とボイコットさせる教育をすべきだ」
日本との対立が先鋭化するたびにこうした意見は出るのだが、一向に成果が表れないことへのいらだちもまた、お決まりの声だ。
 「日本車を運転している者たちは平気なのか?」
 「毎日毎日、日本製品のボイコットを叫びながら、実際にはまったく行動しないじゃないか」
 これが高じると自国への“自虐批判”が展開される。
 「中国人がいつ団結できるっていうんだ。100年後でも不可能だ。もし中国が団結できてたら、現在はこんな姿ではないだろう」

冷静な声も

 一方で“冷静な声”も一定数ある。
 「何十年も前の過去のことを、しかも当時周恩来が賠償を放棄しているのに、今になって現行不一致をやっている。中国にメンツはないのか?」
 「彼ら(日本)の企業は1世紀たっても存在している。彼らの長所を見習うべきだろう。彼らの謹み深さと礼節は学ぶに値する」
 ただし、こうしたコメントは必ず「畜生野郎」などと罵倒される宿命にある。
 こうした“愛国者”たちの怒りの矛先が、反日教育を進めてきた共産党自身に向けられ始めてもいる。
 「なぜ政府はこんなに長い間、訴訟を支持しなかった?」
「こんな大事なことを、なぜ国内でもっと宣伝しない。宣伝部門の人間はみなクビにしろ」
 日中国交回復当時の共産党指導者らを批判するコメントも、削除されないまま残っている。「成立したばかりの中国政府が、戦後の日本の苦境に同情して賠償を放棄したのは本当にバカの極みだ」


賠償放棄のわだかまり

 「賠償なしで、どうして恨みが解けようか?」。こうした思いを持つ中国国民は実際、少なくないようだ。「中国人が日本に対して一番わだかまりを感じているのは、戦争賠償を放棄したことだ」(北京市の大学生)という声もある。
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝などをめぐって日中関係が悪化していた2005年9月、米国のシンクタンク「カーネギー国際平和財団」が、日中の衝突防止に米国が役割を果たすことを提唱する報告書を発表した。
 報告書は日中関係が悪化した中国側の要因について、(1)中国共産党指導者たちが自国民に対する民族主義の信頼を保つために日本のイメージを侵略的、軍国主義的なものとして意図的に強めた(2)その延長としての「愛国教育」で共産党の政治的な正当性誇示のために日本の侵略をことさら拡大し、若い世代の反日民族感情をあおった(3)日本側の戦争での贖罪(しょくざい)意識をあおり、日本の対中政府開発援助(ODA)を事実上の戦争賠償とみなした−などと指摘している。
この中国側が「事実上の戦争賠償」とみなしたはずのODAは、円借款も含め総額3兆6千億円以上になるが、中国の一般国民の認知度は、ほぼゼロである。中国側が自国民に説明しなかったのはもちろん、日本側の広報努力も不足していたと言わざるを得ない。

「共産党のコマ」

 広東省の週刊紙、南方週末(電子版)は3月28日、一連の「強制連行」訴訟を取り上げた。記事によると、中国人の「強制連行」をめぐる訴訟は2000年12月以降、河北省や上海、山東省などで訴えが起こされてきたが、裁判所側は正式に受理してこなかった。
 1988年から対日損害賠償請求について研究してきた河北大学の劉宝辰教授によると、当初は元労働者らへの聞き取り調査などは当局から妨害されていたという。しかし90年代後半から当局側の態度は急変し、「彼らは私を先生と呼ぶようになった」そうだ。
 そして今、外交カードとしての機が熟したということだろう。つまりは正義や法理よりも、国内外の政治的な環境、つまり時の政権の都合が優先されるのが中国の司法である。
 「中国側は、今回の集団訴訟では裁判所に判決を出させず、和解という着地点を見いだそうとしている」(日中関係筋)との見方もある。いずれにせよ、対日外交のカードとして利用されることは間違いない。
 米国に拠点を置く中国ニュースサイト「多維新聞」のコメント欄には、次のような中国語のコメントが寄せられた。
 「必要なときには“提訴”し、不必要なときには“放棄”する。1972年に中国共産党は賠償の放棄を宣言したのではないか?中国人は中共のコマに過ぎない」。(西見由章)
産経ニュース   4月13日
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旅が楽しいのは、
日常という帰るところが
あるからではないでしょうか。

家、家族、住み慣れた町、
それがあるから、
旅という、不安定なものを
楽しむことができる。
( 麻生圭子  作詞家)


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2014年4月13日(日) 、歴史、政治、社会
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月13日
49.井深梶之助伝: 明治学院を興した会津の少年武士 星 亮一
57.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
70.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一

☆東北地方のアマゾンベストセラー、 2014年4月13日
33.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
84.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一

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敗者の維新史 中公新書    会津藩士荒川勝茂の日記 星 亮一著 

出版:中央公論新社

コメント・書評
. NHK大河ドラマを見るならこの本ははずせない
夏の雨
2013/07/06 6:39:14
評価 ( ★マーク )
★★★★★
 「身にはマンテルをおおい、小袴を着け、あたかも男子のごとし」と、幕末
の会津藩の悲劇を描いた本の基になった「会津藩士荒川勝茂の日記」に描かれて
いるのが、NHKの大河ドラマの主人公八重である。
 「これは山本覚馬妹にして川崎庄之助妻なり。さすがに砲術師範の家の女なり。大砲を発する業誤らず敵中へ破裂す。諸人目を驚かす」と、官軍に包囲された会津鶴ヶ城にあって八重の活躍を書きとめている。
 この本が上梓されたのは1990年だから、もちろんこの八重が後に大河ドラマの主人公になるなど、著者の星亮一も知るところではない。

 日記を書いた荒川勝茂は会津の中級武士で、松平容保の京都守護職拝命にともなって京詰めとなってもいる。日記にはその時の京都の様子、さらには戊辰戦争、そして会津での戦いなどが描かれている。
 さらには、敗戦後流浪の民となり越後高田での謹慎生活、さらには北の荒廃地斗南藩での厳しい生活と挫折、そして会津へ帰郷してからの生活と続く。

 会津藩の悲劇は、この日記の主である勝茂だけでなく、「一万数千人の藩士と家族すべてに及ぶ痛恨事」だった。
 それは単に官賊として追われた悲劇ではなく、会津人にとっては「京都守護職として忠誠に励みながら、何ら報われることのなかった」「深い憤り」があった。
 しかし、それでいて勝茂の日記からはそれでもその苦渋を引き受け、家族を失いながらも朴訥と生きる、会津人のけなげな姿がうかがえる。

 歴史をひもとくにはさまざまな資料がある。実際幕末の会津藩の様子は明治40年代になってようやく会津の山川浩によって書かれた『京都守護職始末』などによって明らかにされるのだが、勝茂のこの日記も資料としての価値は高い。
 特に、会津での戦いの様子はこれが戦争であったことを実感できるものだ。けっしてきれいごとではない。
 勝茂は「西郷の屋敷へ出でけるに(中略)見るも哀れなる事なり」と、西郷頼母一族の死の現場の様子も描いている。

 「敗者」というが、一体会津藩は何に敗れたのか。あまりにも厳しい、歴史の姿である。

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「原子力回帰」に反発 エネルギー基本計画で県内首長

 原発を「重要なベースロード電源」と位置付けるエネルギー基本計画を政府が閣議決定したことについて、双葉郡や避難自治体の首長からは11日、「福島第1原発事故の教訓が生かされていない」など批判や疑問の声が相次いだ。
 宮本皓一富岡町長は、序文の「深い反省」の削除や復活など二転三転した経緯について「一貫しておらず、原発事故をしっかり検証していない証し」と指摘、再稼働を進める方針を「とんでもない話」と断じた。菅野典雄飯舘村長は「ベースロード電源というごまかしの言葉でなく、原発再稼働とはっきり言うべきだ。原発を少しでも減らすことが必要」と話した。
 福島第1原発では汚染水問題など廃炉に向けて課題が山積する。古川道郎川俣町長は「原発再稼働にすぐ動こうとしている国の状況を危惧している」と話した。伊沢史朗双葉町長も「被災町としては原発再稼働は考えられない」、桜井勝延南相馬市長は「悲劇を繰り返さないためにも原発依存からの脱却を求める」と語気を強めた。遠藤智広野町長は「被災地復興も進んでいない中で、原発再稼働を容認することは事故の教訓を生かしているといえない」と話した。

福島民友  4月12日
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何でもいい、手掛かりを 県警が沿岸部で不明者捜索

 東日本大震災から3年1カ月を迎えた11日、県警などは約280人態勢で、県内沿岸部で行方不明者の一斉捜索を実施、発見の糸口を探った。
 県警本部と沿岸部の6警察署の警察官、双葉地方消防本部、浪江町の担当者らが参加。海上保安庁も巡視船で捜索に当たった。部隊集結式を浪江町の請戸漁港で行った。同町の捜索では、請戸小近くのがれき集積所で埋もれた遺留品の発見に努めた。陣頭指揮した平野亨県警警備部長は「行方が分からない方々のご家族の祈りを胸に、どんな小さな物でもとの思いで捜索したい」と話した。
 県警によると、骨片のような物が新地町埒木崎地区で9個、双葉町中野地区で3個見つかり、クレジットカードや診察券なども発見された。
 須賀川署も決壊した須賀川市の藤沼湖下流域で行方不明となっている男児=当時(1)=を捜索した。

福島民友  4月12日
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福井藩士・橋本左内の遺徳しのぶ 生誕180年祭

 幕末の福井藩士橋本左内の生誕百八十年祭が十一日、橋本家があった福井市春山二丁目の生誕地で営まれた。児童らが左内をたたえる歌を合唱するなど、約百五十人が志半ばで刑死した左内の遺徳をしのんだ。
 生誕祭は一九三四(昭和九)年に生誕百年を記念して実施されたのが始まり。市が五九年に奉賛会(現橋本左内先生顕彰会)を設立して以降、毎年四月十一日に営まれている。
 神事で関係者が玉串をささげた後、左内が獄中で作った詩「獄中作」が披露されたほか、地元の春山小六年生六十人が左内をたたえる歌「橋本左内」を元気に歌った。
 顕彰会長の東村新一市長に代わり、市教委の内田高義教育長が「左内先生が国のために奔走したのも十五歳のときに啓発録を書き、自己啓発をしたからだ。福井の子どもたちは後輩。これからの人生に挑戦してほしい」とのあいさつ。同小六年の渡辺勇吾君(11)は「啓発録に書かれていることを少しでもまねしてみたい」と話した。

中日新聞   4月12日
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生徒たちの最終目標は、
いい大学に合格すること
ではありません。

そんなものは
単なる結果に過ぎない。

大切なことは、
人生を生きていくために必要となる
「考える力」を養うことです。

そして、人生の横道には、
キラキラと輝く宝物が
たくさん落ちていることを
知ることだと私は思うのです。
( 橋本 武  灘校の名物教師として知られる国語教師 )


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2014年4月11日(金) 歴史,社会、政治、
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月11日
24.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
100.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一

☆東北地方のアマゾンベストセラー、 2014年4月11日
54.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
59.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一
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傾いた本棚
本棚を見るとその人のことがわかるとか・・・

星亮一と幕末
ここのところ続けて「星亮一」氏の著作を読みました。
星さんは仙台市で1935年生まれました。
多くの著作のほとんどは会津藩に関するもので、新選組・白虎隊に興味のある方なら
一冊は読んでいると思います。
星さんの語る戊辰戦争はわかりやすいです。
書かれる文章は冷静でおだやかですが「会津は朝敵ではなかった」・・・・これが強く根底にあります。
幕府や薩長をただ悪く言うのではなく、会津の失敗も認めた上での意見は信用できると感じました。

敗者の維新史/会津藩士荒川勝茂の日記(中公新書)

よみなおし戊辰戦争/幕末の東西対立(ちくま新書)

会津藩はなぜ「朝敵」か(ベスト新書)

最後の将軍徳川慶喜の無念

「敗者の維新史」と「よみなおし戊辰戦争」は、2冊を合わせ再編され三修社から「戊辰の内乱」として出ています。

「よみなおし戊辰戦争」の最初に、著者が青森で会津藩士内藤介右衛門の末裔と会う話があります。星さんはそこで「泣血氈」を手渡されるのでした。
「泣血氈」とは歴史的な毛氈(もうせん)です。
会津藩は籠城の果てに慶応4年9月に降参しました。
追手門外で降伏式に臨んだ折、松平容保が椅子に座る敵の軍監に降伏謝罪の嘆願書を差し出しました。
このとき容保が立った真っ赤な毛氈を重臣たちが分け合い、いつかの日かこの屈辱を晴らさんと誓ったといいます。
この毛氈を秋月悌次郎が「泣血氈」と名づけました。

「先祖の血と涙がしみついた」毛氈を預かり、星さんはこれを見つめながら
会津の作品を書き続けることにしたいと思ったそうです。

末裔の方も星さんの著作から、正しい歴史(自分たちの祖先の無念)を伝えてくれる人として
信頼されたのだと思います。

「徳川慶喜の無念」は慶喜の動きを中心とした幕末〜明治について書かれています。
これを読むと慶喜も不運な人だと思います。
自分の後ろ盾になるはずの水戸藩(親にも家臣にも)に足を引っ張られてばかりです。
そのため大奥から嫌われ14代将軍になりそこねたり、ただでさえまとまりのいない幕閣で孤立無援になったりしてしまいます。
一ツ橋家は藩でないから大きな武力を持っていない。尊王攘夷派の水戸は命を狙ってくる。
頼るのは会津藩のみ・・
慶喜の弟を養子に取らされた会津藩はもっと不運としかいいようがないです。

「敗者の維新史」の会津藩士の日記を読むと、徳川慶喜も勝海舟もずるい人だと感じます。
ただ生き残ったというだけでなく、食うものや住むことに困らなかったというだけで恵まれすぎていたと思うのです。
共に妻や子どもたちだけでなく妾とも呼べる女性たちと一緒に広大な屋敷に住み、なに不自由なく暮らし人生を全うしました。
慶喜も海舟も奥羽越の戦争を無視し、終わっても手を差し伸べませんでした。
存命中に書かれた慶喜の伝記にも無念の思い、将兵たちへの思いやりのことばはなかったといいます。
徳川家康の再来と言われた徳川慶喜は、その英才を生かす時代に生まれなかったということでしょうか。
幕末で活躍した人たちを知るたび、時代に生かされた人とそうでない人がいるのだと感じています。
坂本龍馬も高杉晋作も明治を見ずに亡くなりましたが、彼らが新政府で活躍できたかはわかりません。
「あのとき」を生きるようにと歴史の手が彼らをそこに配置したと思います。

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地下水くみ上げ開始 第1原発汚染水対策・バイパス計画

 東京電力福島第1原発の汚染水対策の柱となる「地下水バイパス計画」で、東電は9日、専用井戸で1〜4号機建屋に流れ込む前の地下水のくみ上げを開始した。初日は27トン(午後4時現在)をくみ上げ、今後1週間程度をかけて数百トンを専用タンクに移送し詳細な水質分析に入る。水質に問題がなければ5月中旬にも海に放出する方針だが、分析過程の透明性の確保と迅速な情報開示が焦点となる。
 水質分析は、日本原子力研究開発機構(JAEA)など第三者機関を交えて実施する方針。第三者機関の関与の仕方について、東電は「(安全性の)チェックと保証してもらうための一番良い手法を検討している最中」とし現時点で、第三者機関は月1回の詳細分析に携わることしか決まっていない。10日ごとに行う水質調査への参加など、実効性のある第三者関与の仕組みづくりに課題を残す。

福島民友  4月10日
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「帰還へ環境整備を」 楢葉町議会と町民懇談会

 楢葉町議会は9日、いわき市の仮設住宅2カ所で町民との懇談会を開き、5月に町が示す帰町時期の判断に伴う除染など各種施策に意見を聞いた。町民からは、除染の徹底を求める意見、町政の財政赤字を心配する声が上がったほか「帰還には子どもが安心できるような環境整備、雇用の創出が重要だ」との指摘もあった。
 懇談会は17日まで、県内8カ所で開く。町民との意見交換を通し、今後の議会活動や県、国への要望に反映させる。
 同市の林城八反田応急仮設住宅で開いた懇談会には町民約70人、議員10人が参加。青木基議長が「5月にも町が示す帰町時期の判断は、町民が納得できるものではないといけない」とあいさつした。
 町民からは、中間貯蔵施設の候補地から外れたものの、町内へのセメント固化施設整備を国から求められていることについて、これまでの経緯を求める声も出た。
 一方、町は21日から13回にわたり、帰町判断の判断材料とする町政懇談会を県内外で開く。

福島民友  4月10日
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岩手県大槌町の旧役場庁舎、一部解体始まる 正面部分は残し

当時の町長を含め、職員40人が犠牲となった大槌町の旧庁舎。震災遺構として保存するため、一部解体工事が始まった=10日、岩手県大槌町(高木克聡撮影)(写真:産経新聞)
 東日本大震災の津波にのまれ、町長と町職員40人が犠牲になった岩手県大槌町の旧役場庁舎の解体工事が10日、始まった。町は玄関などの正面部分などは残し、震災遺構として保存する。解体作業は7月末まで続く予定。

 この日は午前8時ごろから作業が始められ、防音のための仮囲いなどが設置された。町によると、解体されるのは、建築面積1500平方メートルの約7割で、解体費用は約2840万円。全額が国の補助金でまかなわれる。
 解体しない正面部分は2階部分まで残し、止まったままの時計もそのままにす
る。維持管理費がかからない方法で保存する計画で、碇川(いかりがわ)豊町長
は「震災の記憶を次世代に伝えるのが役目。費用をかけずに何年かたって老朽化
したとしても、そのときの世代が解体するかどうかを考えることも、防災文化の
伝承の1つだと思う」と話す。

 町は、正面玄関の壁面一部を保存した場合、補強費用などで1億6500万円
かかると試算している。震災遺構をめぐって国は各自治体で1カ所の整備につい
て、初期費用などを支援する方針を表明しており、町は一部を残した庁舎をその
対象とする方針だ。

産経新聞  4月10日
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「これを言ってもいいか。
これをしてもいいか。

それによって相手はどう感じるだろうか。
そういうことを
一瞬でもいいから考えなさい」。

これは私が生徒たちに
必ず言ってきた言葉です。

この気持を忘れてしまうと、
人間はとても傲慢な生き物に
なり下がってしまう。
( 橋本 武  灘校の名物教師として知られる国語教師 )

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オリンピックバレー(米カリフォルニア州)=中島達雄】米国の世界的な幹細胞学者、ルドルフ・イエーニッシュ米マサチューセッツ工科大教授が9日、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)がSTAP(スタップ)細胞の作製法を論文発表する意向を9日の記者会見で明らかにしたことについて、「論文にする必要はない。今すぐ公開すべきだ」と批判した。

 米国で開催されている幹細胞と再生医療に関する国際学会「キーストーン・シンポジア」に参加中、読売新聞の単独取材に応じた。

 イエーニッシュ教授の研究室は、STAP細胞の再現に挑戦、失敗を重ねてきたという。「論文掲載の作製法に加え、理研と米ハーバード大が別々の作製法を発表しており、すでに4種類の作製法があるのは異常。論文著者の間できちんと話しあってほしい」と話した。
.最終更新:4月10日(木)15時28分

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2014年4月10日(木) 歴史、社会、政治
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月10日
18.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
85.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一

☆東北地方のアマゾンベストセラー、 2014年4月10日
34.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
40.会津白虎隊―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一
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『東北は負けない』のは当たり前なのだけれども、そのために必要なことがある

 3.11東日本大震災から半年たって、ようやくマトモな「震災本」が出始めた。最初の頃はヒドかったからね。高木仁三郎氏や寺田寅彦氏あたりの復刊を除けば、ほとんどが急遽書かれた「原発やめろ」本ばかりで、その内実は原発をやめるのはいいけれども、その代替エネルギーをどうするのかということに関する具体的で実践的な提案もない、いわば「トンデモ本」ばかりであった。

 それが、そろそろ赤坂憲雄氏や畑村洋太郎氏などの「普通の言論」が出てきて、落ち着いてきた感がある。そろそろ私もいろいろ言い始めようかな、と考えてきている今日この頃ではある。
『東北は負けない 歴史に見る「弱者の逆襲」』(星亮一著/講談社+α新書/2011年8月20日刊)
 著者の星亮一氏は仙台の生まれで東北大学を卒業後、福島民報、福島中央テレビを経て(多分)定年後に文筆業に入った人だ。生まれは宮城だが、その後はずっと福島に関わる仕事をしてきた。

 そんな星氏の本書は、第1章から第4章までは東北人の目から見た東日本大震災のルポである。それが第5章から変わってくる。『たしかに東北の近代は敗者から始まった』という第5章の書き出しの通り、『明治維新の際、会津藩を筆頭に仙台、米沢、庄内、南部藩などが奥羽越列藩同盟を結成して薩長軍と戦った。新政府軍、官軍という表現もあるが、実権を握っていたのは薩摩、長州藩である。長いものには巻かれろ式で、全国の諸藩が薩長になびき、会津と友好関係にあった藩も会津に攻め込んだ』と書かれたとおり、その後の東北地方の各藩の扱いはひどいものだった。会津鶴ヶ城を攻め落とした長州軍の士官が「白河以北一山百文」と東北を蔑視した話は有名であり、明治時代の名君としても有名な岩手県出身の原敬が東北帝国大学を作った以外は、完全に歴史のかなたに東北地方を葬ったのである。

 勿論、その前から東北地方は「みちのく=道の奥」として、京都を中心とする日本の歴史の中では、遠く「蝦夷地」として蔑まれていた歴史を持つ。それを盛岡南部藩や仙台伊達藩、庄内最上藩、米沢上杉藩、会津松平藩といった各藩が豊かな土地にしてきた歴史を無視して、それをなきものとして明治以降の日本の歴史は進んできた。結果、東北地方は「コメと兵隊と女郎」を東京に送るだけの、貧しい土地になってしまったのだ。それは第二次世界大戦後も変わらず、結局は集団就職という形や出稼ぎと言う形で、コメと労働力を都市(東京)に送り込むだけの立場にしかなっていなかったのだ。

 実は、私の母方をたどると会津藩の藩学校、日新館の校長に繋がるようで、つまり会津の家老の一人ぐらいにはなっていたようだ。そんな家に育った私が幼い頃からそんな会津藩の悲劇を耳にしながら育ったわけである。そんな会津では、「先の戦争」というと「戊辰戦争」のことだったり、いまでも結婚する相手が薩長だと一族みんなで反対するという、そんな雰囲気があるというのだ。私の妻も、母方をたどると周防に行き着くというか、今でもそこに親戚がいるのであるが、まあ長門じゃなくて良かったね、というもんである。

 まあ、それはそれとして、こうなった以上は「東北を中心に経済を立て直す日本」にするしかないだろう。しかしまず、星氏も言うように宮城、岩手と福島では異なるようである。
『宮城、岩手、は積極的に復興計画を練っているが、福島県は原発事故のせいで動きがとれない。畜産は壊滅状態に追い込まれ、放射性物質の拡散による土壌汚染が除去されない限り、復興の青写真が描けない。児童生徒を放射能から守る対策も不十分である。
 三県知事の政治哲学の違いもある。宮城の村井知事は、若い頃は防衛大学校に学んだミリタリーボーイである。行動が速い。
 岩手県の達増拓也知事は広域的なアプローチと県ごとに提案する折衷案を示し、岩手の復興を目指している。

 さて残るは原発事故である。福島県の佐藤雄平知事は、原発事故の収束を第一としている。
 当面の福島県政最大の課題は、原発周辺の二十キロの人々の生活である。事故が収束しない場合はどうするのか。帰れるのか、帰れないのか。
 避難所で暮らす人々の怒りと焦りは、深まっている。』
 ということである。福島県民はなぜ原発に反対していた佐藤栄佐久氏を、そのまま知事におかなかったのだろうか。

 と、いうことになると星氏の言うとおり『文化庁は京都にあってもいいし、東北は高度な科学技術のセンターに十分なりえる。トヨタ自動車も進出、司馬遼太郎が東北最大の財産といって東北大学は理工系が強い。世界的な研究を数多くおこなっている。この際、奥羽越列藩同盟を復活させ、さまざまな情報を発信する東北に脱皮しなければならない』ということである。

 5月23日のブログでも触れた南相馬市の桜井勝延市長はアメリカのタイム誌が発表した2011年版の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。桜井市長は、南相馬市が孤立し、食糧も医薬品も切れたとき、英語の字幕つきのYOU TUBEで、それを訴えた。それを見たタイム誌は「優れた効率性で知られる日本(政府:筆者注)が、弱い立場の市民に応えられなかったことを世界中に考えさせた」と評価したのだ。つまり、もはや国に陳情し、予算をつけてもらうという、従来のスタイルの地方自治というのはありえないということなのだ。

 星氏は最後に原発担当大臣に提言をする。その第一は『福島県にも大臣室をつくって、陣頭指揮をとっいただきたいということである。大臣が福島に大臣室を設ければ、緊迫感もあり、より速い対応ができるからである』ということ、二つ目の問題は『原発から20キロ圏内の人々の今後の生活である。原発事故の収束は一体、いつなのか。放射性物質の拡散がとまったら、すぐ帰れるのか、それとも帰れないのか。それを示す時期に来ているのではないか』ということである。

 この二つの提言は重要である。まず、第一の提言は今後のためにも重要な提言であり、とりあえず福島第一原発の事故が収拾する10年か20年か分からないが、その時期までは必要であろう。まあ、ヘリポートを作ってしまえば東京までは1時間もあれば充分来れる距離ではあるし、今ならテレビ電話での会議も可能なので、これは是非ものですね。もうひとつはちょっと難しい判断だ。安全を考えれば、結局は20キロ圏内にはもう帰らずに、別のところで生活する事を考えなければならないだろう。その場合の、土地の収用とか生活保障も、政府はしなければならないということは当然である。

 東北人よ、もっと怒れ。もっと、もっと怒って政府を動かせ。そうでなければ、結局は戊辰戦争のときと同じになってしまう。いまこそ、「みちのく」と呼ばれ差別され続けた東北の歴史を変えるときだ。
 誇り高き「東北人」の炎を燃やせ。
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原発事故で避難中の福島・富岡高、最後の入学式

 東京電力福島第一原発事故による避難で福島県富岡町を離れ、県内外4か所の「サテライト校」で授業を続ける県立富岡高校で8日、新入生66人の入学式が行われた。

 同高は、バドミントンやサッカーの強豪としても知られるが、来年度に同県広野町に新設される中高一貫校の生徒募集開始に伴い、周辺の県立高4校とともに生徒募集を休止した。新入生はサテライト校で授業を受け、卒業後に同高は休校になる。

 福島市内で行われた入学式には、在校生も含む174人が出席。大和田修校長は「不自由な環境にあるが、逆境は人間をより大きく成長させてくれる」と激励した。富岡町出身の遠藤弘輝さんは「富岡高校サッカー部に入るのが子どもの頃からの夢だった。全国大会に出場したい」と話した。

読売新聞  4月9日
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日米防衛相会談 「北」への共同対処を強化せよ

 この1年で4回目の日米防衛相会談が東京で行われた。自衛隊と米軍の協力を閣僚が緊密に協議し、具体化していることは高く評価できる。
 ヘーゲル米国防長官は小野寺防衛相との会談で、北朝鮮の核やミサイルの脅威
に対応するため、2017年までに米海軍の弾道ミサイル防衛対応型のイージス
艦2隻を日本に追加配備し、計7隻態勢にすると表明した。
 日米同盟の抑止力を高める米海軍の増強を歓迎したい。
 北朝鮮は一昨年12月、米本土に到達する可能性がある長距離弾道ミサイルを発射した。先月下旬にも中距離弾道ミサイル2発を発射しており、小野寺防衛相は、さらなる発射に備え、ミサイル破壊命令を自衛隊に発令している。
 ミサイル防衛では、ミサイル発射の兆候の把握に加え、発射の探知、追尾、迎撃という一連の対応を短時間に行う必要がある。その実効性の向上には、日米双方が情報を共有し、適切に役割分担して連携することが欠かせない。
 海自と米海軍は長年、密接な協力関係にあるが、その関係を一層深めることで、ミサイルへの対処能力が高まるはずだ。
 集団的自衛権に関する日本の憲法解釈見直しの動きについて、ヘーゲル長官は「その努力を奨励し、支持する」と明言した。
 北朝鮮や中国の軍備増強や示威活動によって、北東アジアの安全保障環境は一段と厳しくなっている。解釈変更によって日米同盟を強化することは、日本だけでなく、アジア全体の平和と安定を確保するうえで大きな意味を持つ。
 政府・与党は、集団的自衛権の行使を容認する方向で合意形成を急いでもらいたい。
 防衛相会談で、中国の「力による現状変更」に反対し、尖閣諸島が日米安保条約の対象であることを再確認したことは重要だ。
 ヘーゲル長官がウクライナ情勢に関連して指摘した通り、21世紀において、力による威嚇を背景にした国境線の変更は許されない。日米を含む国際社会全体が結束して対応しなければならない。
 日本に続き中国を訪問したヘーゲル長官は、常万全国防相と会談した。中国が昨年、東シナ海で防空識別圏を一方的に設定したことを厳しく批判したという。
 米国は、中国に対し、サイバー能力を含む軍事力の透明性の向上に努めるよう呼びかけている。
 日本も米国と共同歩調を取り、様々なルートで中国への働きかけを強めることが大切である。

読売新聞  4月9日
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高知県立坂本龍馬記念館が二十三士処刑の略図を初公開

 野根山二十三士が高知県の奈半利川河畔で処刑された際の配置を示した略図が、高知県立坂本龍馬記念館(高知市浦戸)で開催中の企画展「国難に殉じた土佐の志士」で展示されている。高知県が2009年、京都の歴史研究家から購入した幕末期の京都土佐藩邸資料の一つで、事件から150年の節目に龍馬記念館が初めて公開した。龍馬記念館は「これまであまり知られてこなかった処刑時の配置が分かる貴重な資料」と話している。企画展「国難に殉じた土佐の志士」は7月4日まで。

 野根山二十三士は元治元(1864)年、投獄された土佐勤王党の盟主、武市半平太の釈放と土佐藩の改革を求め、野根山街道(奈半利町―東洋町)に立てこもった安芸郡田野浦(現田野町)出身の清岡道之助ら。藩から反乱軍として追討を受け、取り調べもされずに処刑された。
 処刑略図は野根山事件について、土佐藩が記録したものとされる。図の正面から見て左(北側)に郡奉行、下(西側)に藩の役人、右(南側)が罪人の場所として丸印が記されている。罪人の並びの左横に、事件の首謀者である清岡の名前も確認できる。刑の執行場所として中央に23の丸が見え、処刑を生々しく伝えている。
 事件の翌年、土佐藩は武市半平太を切腹させ、土佐勤王党の弾圧を完結させた。
 会場では坂本龍馬が当時の土佐藩を評して「何の志ざしもなき所」と記した手紙も紹介し、三浦夏樹・主任学芸員は「龍馬の活躍の陰に多くの志士の犠牲があったことを伝える資料をそろえた」と話している。
 企画展「国難に殉じた土佐の志士」ではこのほか、同じ元治元年に起き、多くの土佐の志士が命を落とした京都の池田屋事件、禁門の変に関連する報告書、書簡など約30点を展示している。

【写真】野根山二十三士の処刑時の略図。中央に23の丸印が確認できる

高知新聞  4月9日
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失敗しないに
こしたことはない。

けれどもし、
失敗したとしても、
無価値な人間に
なるわけではない。

失敗から学べることもある。
失敗は、私たちに
成功のチャンスを
もたらしてくれている。
( 諸富祥彦  心理学者)

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2014年4月9日(水) 歴史、社会、政治
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神話の果てに 第12部・廃炉の現場(上)過酷な作業/高線量状態が日常化
河北新報 4月9日(水)6時10分配信
◎体の異変、よぎる被ばく

<「常識」通用せず>

 右脳への血流が止まっていた。病名は内頸(けい)動脈閉鎖症。脳を写した画像は半分が真っ暗だった。
 東京電力福島第1原発で事故処理作業に当たっていた関東地方在住の男性は今、労災を申請するかどうか迷っている。
 焦点になるのは、原発作業による被ばくと発症との因果関係。診察した医師からは「常識的にはあいまいだ、としか言えない」と説明されたが、男性は納得できないでいる。
 「体の異常は原発作業が原因としか考えられない。確信は持てないけれども」
 事故処理作業に関わる前に撮った脳のコンピューター断層撮影(CT)は正常だった。それなのに、「普通だったら生きていられない」と医師から言われるほどの症状に陥った。
 他の原発でも働いた経験がある男性にとって、福島第1原発の現場は驚きの連続だった。原発作業の「常識」が通用しない過酷さだった。

<測定機が「窒息」>

 働き始めたのは、メルトダウン(炉心溶融)から数カ月後の2011年暮れ。それから約1年半勤務した。
 仕事は他の作業員の被ばく線量検査。雨の日には、作業員の雨具をはさみで切って脱がせた。放射性物質を含んだ水滴が何度も飛び散ってきた。
 口元や股間付近を被ばくしている人が多かった。作業の合間、マスクを外してたばこを吸ったり、防護服を脱いで屋外で用を足したりしたためだという。
 計ろうとしたら、測定機が「窒息」したこともある。線量が高すぎて一瞬で壊れることを指す業界用語。周囲の人まで危険にさらされる。
 「作業員の個人線量計も壊れていた。一体どれぐらいの線量だったのか分からない」と男性は思い起こす。
 作業初日は原発構内で昼食を取らなかった。休憩室の空間線量は毎時0.1ミリシーベルト近く。「通常なら飲食は絶対禁止の線量のはず」と考えたからだ。
 2日目からは休憩室で飲食した。「周りの人が当たり前のように弁当を食べていた。食べない方がおかしいと思うようになり、感覚がまひした」
 1年半働いて積算線量は約25ミリシーベルト。今は構内での飲食を後悔し、内部被ばくも疑っている。

<「命削っている」>

 厚生労働省によると、統計を取り始めた1976年から、原発作業員が被ばくによる労災を認められたのは全部で13件=表1=。その中で被ばく線量が最も低いのは、白血病を発症した人の5.2ミリシーベルトだった。
 福島第1原発では事故からことし1月まで、計3万2034人が作業に当たった=表2=。平均被ばく線量は12.58ミリシーベルトで、最高は原発事故後に中央操作室にいた作業員の678.8ミリシーベルト。
 半数の1万5363人は労災認定の可能性がある5ミリシーベルトを超えている。これまで8件の申請があったが、まだ認められたケースはない。
 男性が言い切る。
 「みんな命を削って作業している。誰もが体に異変が出れば福島での作業を疑う。近い将来、本当に放射線が原因の死者が出てもおかしくない」

        ◇

 福島第1原発事故から3年。作業員は被ばくの不安におののきながら、過去に経験のない事故処理に携わってきた。廃炉の完了まで少なくとも30〜40年かかる。放射能という見えない恐怖の中で、膨大な作業と緊張を強いられる現場を追った。(原子力問題取材班)

最終更新:4月9日(水)6時10分


朝鮮日報日本語版) 米国防長官「日中衝突なら日本を守る」
朝鮮日報日本語版 4月9日(水)9時31分配信

(写真:朝鮮日報日本語版)
 米国と中国の国防長官がアジア・太平洋地域の覇権をめぐり、北京で衝突した。

 中国を訪問中のチャック・ヘーゲル米国防長官は同日、北京の国防省庁舎で常万全・中国国防相と会談し、「中国は、領有権争いが存在する島の上に一方的に防空識別圏を宣言する権利はない」と語った。AP通信が8日、報じた。これは中国が昨年末、日本と領有権を争っている東シナ海の釣魚島(日本名:尖閣諸島)上に防空識別圏を一方的に設定したことを正面から批判した発言だ。ヘーゲル国防長官は「米国は日中が衝突すれば、日本を保護するだろう」とも述べた。また、中国の国防費の透明性についても指摘した。

 これに対して常国防相は「北京は領土を守るために必要なら軍隊を使用する準備ができている」と反論した。そして「中国が先に問題を起こしたのではない。米国は日本の(挑発的)行為に警戒すべきだ」と述べた。日中の領土争いは、日本の尖閣諸島国有化措置に触発されたものであり、中国は領土・主権がかかった「核心利益」に対し武力行使も辞さないという意思を明らかにしたものだ。中国の「法制晩報」によると、常国防相は「中国は領土・領海問題に関して妥協も譲歩も取引もしない。一寸の侵入も許さない。中国軍は(外部の)脅威に対抗する万全の準備ができている。戦争をすれば必ず勝利する」と述べたとのことだ。米中の国防担当長官が中国の防空識別圏拡大や東シナ海・南シナ海の領有権争いをめぐり、異例の激しい舌戦を繰り広げたものだ。

 范長竜・中国共産党中央軍事委員会副主席も同日、ヘーゲル国防長官と会談し「ヘーゲル国防長官の日本の発言について、私を含め中国人民全員が不満を持っている」と言ったと香港メディアが伝えた。ヘーゲル国防長官は訪中前、日本で「中国は隣国を尊重すべきだ。中国が力を前面に押し出し、尖閣諸島などの現状の変更を試みようとしていることに反対する」と発言していた。ヘーゲル国防長官は同日、中国国防大学の講演でサイバー・セキュリティー上の問題を取り上げ、中国のハッキング攻撃に対しても注視していることが分かった。

 中国の官営メディアは7日、訪中したヘーゲル国防長官のニュースを小さく扱い「不満」を示した。ヘーゲル国防長官が7日、外国人としては初めて中国初の航空母艦「遼寧」に乗船したが、関連写真を8日夜まで公表しなかった。共産党機関紙「人民日報」海外版はこの日、ヘーゲル国防長官の日本での発言を取り上げ、「武力で他国の主権と領土を脅かし、侵犯したのは中国でなく米国だ」と、2003年の米国によるイラク侵攻を例に挙げた。

 両国の国防担当長官は、昨年8月の初めての国防担当長官会談でも神経戦を繰り広げた。常国防相はこの時、「誰も領土主権と海洋権益を守るという中国の意志を過小評価してはならない」と言った。ヘーゲル国防長官は「米国は(中国と周辺国の対立は)平和的に解決しなければならないという立場だ」と答えた。常国防相はこの日、3回目の対面となるヘーゲル国防長官を「老朋友(長年の友人)」と呼び、中国軍機関紙「解放軍報」は「新型軍事関係」と強調した。しかし、敏感な問題に関する米中の見解差は依然として大きかったとも見ている。

 常国防相と舌戦を繰り広げたヘーゲル国防長官は9日に習近平国家主席とも会う。習国家主席との会談でヘーゲル国防長官がどのようなメッセージを伝えるかにも関心が寄せられている。 自衛権限定容認すべき動画NEW
みんな新代表 浅尾氏有力か写真NEW
福島第1 地下水9日くみ上げへ動画 各党は憲法観提示を 官房長官写真
小保方氏の代理人 取材を批判写真
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本屋大賞は「村上海賊の娘」写真
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..国内
政治社会人..STAP存在に自信=小保方氏、弁護士に説明
時事通信 4月8日(火)21時56分配信

 小保方晴子研究ユニットリーダーの代理人弁護士は不服申し立て後の記者会見で、小保方氏がSTAP(スタップ)細胞の存在を確信していると強調した。小保方氏は「論文のミスで騒がれたが、STAPそのものは間違いなくある」と話しているという。
 三木秀夫弁護士によると、小保方氏は「たまたま一つだけできたのではなく、幾つも作っている。何度も見たし、他にも見た人がいる」と説明。室谷和彦弁護士も小保方氏について、「(STAP細胞は存在するかという)質問をされることが不思議といった感じ」と述べ、論文の誤りとSTAP細胞の有無は「別次元の話」と主張した。
 三木弁護士らは、理研の調査委員会が捏造(ねつぞう)と判断した論文の画像の代わりに、2012年6月と今年2月に撮影したSTAP細胞の証拠とされる画像を理研に提出した。画像は小保方氏が保存していたという。 
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「会津藩士荒川勝茂の日記」書評
幕末から明治を生きた一人の会津藩士の日記をもとに会津藩の歴史をたどります。
会津戦争、降伏後の謹慎生活、斗南藩での生活、廃藩置県に伴う帰藩、故郷での生活基盤の確立、等、「八重の桜」では、よくわからなかった部分の一端がわかります。
八重は、籠城組でしたが、荒川勝茂は、城出てゲリラ戦を行った佐川官兵衛の隊に属していました。降伏を知ったのは、実際の降伏の10日後だったとか。
降伏後、会津藩士は猪苗代あたりに謹慎していたのかと思ったら、越後高田に一年以上お預けになっています。その間、勉強したりしています。
斗南藩としてのお家再興が決まると、いったん会津に戻り、家族を連れて再び高田に戻り、船で青森に移動しています。
斗南藩での生活は、藩の援助がかなりあったようですが、穀物が思うように実らず、とても自立した生活は成り立たなかったようです。
廃藩置県となり、藩の援助が出来なくなったので、希望者は、会津に戻ることができたので、知人を頼って会津に戻りました。
生活が自立できるようになったのは、小学校の教員として採用されてからです。
会津藩士は、他の藩に比べて教育レベルが高く、多くの人たちが、教員として採用されているようです。
斗南での生活と会津に戻ってから自立できるまでの間に家族を何人も失っています。十分食べることができなかったために。
会津藩士の幕末から明治の生活を知るうえで貴重な本だと思います。

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米、尖閣防衛義務を表明 中国は領有権「妥協せず」

 【北京共同】中国を訪問しているヘーゲル米国防長官は8日、北京で中国の常万全国防相と会談し、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島をめぐり、日米安全保障条約に基づく日本防衛義務を果たす考えを表明した。常氏は領有権問題をめぐり「妥協しない」と主張。領土を守る必要があれば、中国は軍事力を行使する用意があると述べ、米側の姿勢に反発した。AP通信が伝えた。
 ヘーゲル氏と常氏は「新たな形態の核実験」を警告している北朝鮮の非核化を目指すことや、米中対話の枠組みを新設することでは一致。東シナ海や南シナ海における不測の事態を回避するため、信頼醸成を進めることを確認した。

共同通信  4月8日
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廃棄物56万立方メートル発生見通し 第1原発廃炉作業で

 東京電力は7日、福島第1原発の廃炉作業で、2027年度までに放射線量が高いがれきを含む廃棄物が新たに約56万立方メートル発生する見通しを明らかにした。このうち、再利用や焼却ができない約16万立方メートル分の保管施設を新設する必要があるとの見解を示した。いわき市で同日開かれた政府などとの廃炉・汚染水現地調整会議で説明した。
 東電によると、新たな保管施設は福島第1原発の敷地内に造り、25メートルプールに換算して200杯分以上の容量が必要となる。一定期間、廃棄物を保管した後は埋設する方針だが、東電は「場所は未定」としている。

福島民友  4月8日
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龍馬直筆の手紙草稿見つかる 福井藩士と面会を報告

 土佐藩の重臣後藤象二郎へ宛てた、坂本龍馬直筆の手紙の草稿=7日夜、高知市の県立坂本龍馬記念館

 幕末に坂本龍馬が暗殺される直前に、土佐藩の重臣後藤象二郎へ宛てた直筆の手紙の草稿が見つかったことが7日、龍馬研究者への取材で分かった。内容は、龍馬が、大政奉還後の新政府の財政担当者として推薦した福井藩士に会ったことを報告している。
 研究者によると、龍馬は慶応3(1867)年10月24日〜11月5日の旅行で、福井藩士の三岡八郎を訪問。面会の内容を、報告書として手紙にしたためた。
 三岡は由利公正と名を改め、明治天皇が新政府の基本姿勢を示した「五箇条の御誓文」の起草に参画したことで知られている。新政府の初期では、龍馬の推薦通り、財政政策にも携わった。

共同通信  4月8日
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失恋しても、何を失っても、
どんな不運があっても、

それは「ゼロから出発できる」
ということ。

過ぎたこと、失ったことに
ずっと引きずられるのではなく、

「ゼロから面白い話が始まる」
とプラスに受け止めたらいい。
( 高濱正伸  教育者)

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2014年4月8日(火) 歴史、社会、政治
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月8日
11.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
22.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
30.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
37.幕末の会津藩―運命を決めた上洛 (中公新書)星 亮一
59.女たちの会津戦争 (平凡社新書)星 亮一
96.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一


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朝の読書…
「奥羽越列藩同盟 」 星 亮一 (中公新書)

何か“マイブーム”(旧い表現だが…)な奥州に関するものということで、年末年始の徒然に、意外に力が入って読んだ一冊だった…

歴史には「よく知られていること」、「それほど知られていないこと」が重層的に在るもののように思うのだが、本書は後者を我々に詳しく示してくれる好著であると思う。

“奥羽越列藩同盟”と聞くと、「戊辰戦争で“会津を討て”という話しになった際、“会津を支援しよう”と立ち上がった幕府擁護の諸藩のことで、まとまって巧く戦えた訳でもなく、“時代が違う軍隊同士の戦い”という様相で明治政府側にアッサリと倒されてしまった」という程度のことを思い浮かべたのだが、本書を読むと「そうでもない!!」ということがよく判る…そして、この同盟に“夢”を賭けて奮戦した多彩な人達の姿が見えるようになる…本書は「発見に満ちた読書」という時間を与えてくれる筈だ!!

“奥羽越列藩同盟”を支えた奥羽や越後の各家中には、知られていたり、知られていなかったりの落差が大きいものの、当時の基準で“一級”、“一流”と言って間違いない、教養も経験も豊富であるなかなかの人物達が居た…本書ではそういう人達にライトを当て、色々と紹介しているのだが、本書の最初の方と最後の方で印象的な型で登場する“玉虫左太夫”(たまむしさたゆう)は記憶しておきたい…

玉虫左太夫は仙台の人で、訪ねた先での見聞を綴る文章が素晴らしいなど、その能力が知られた人物であった。外国奉行の随員として渡米をも経験し、帰国後は藩校(大名の家中が抱えていた、若者や子弟を教育する機関)の教授を務めていた。彼は米国流の“共和政事”を理想とし、“奥羽越列藩同盟”について、会津を支援する軍事同盟に止まらず、「東北日本の独自政権」までも視野に入れていたらしいのだ…実際、崩御した前帝の弟である法親王(僧籍に入っている皇子)を擁立する動きもあったようだ…

一寸紹介した玉虫を含め、各地の俊英達が「薩長は私怨で戦争をやっている!何とか止めて貰いたい。将軍が帝に政権を返上した以上、新たな理想の下で良い国を…」と奮戦したが、一枚岩ではなかったがために、打つべき手が打たれなかったり、余計な行動があったりで、苦戦に次ぐ苦戦で敗れてしまい、彼らはそれぞれの運命を辿る…

敗れてしまった俊英達の中には、気の毒な程に過酷な運命が待っている人達も在り、それにも言及されている。しかしそれでもなお、「非常に力が沸く」ような読後感を残してくれた一冊である。

奥羽越列藩同盟 (中公新書)

星 亮一
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被災地支援詐欺:被害70人4億円 福島の山林購入

 過去に遭った詐欺などの被害を回復するためとして東日本大震災の被災地支援を持ち掛けられ、原発事故に見舞われた福島県内の山林を通常価格の約1000倍で買わされた上、最終的に被害回復もされないケースが相次いでいることが毎日新聞の取材で分かった。被害は2012年12月からの1年間で東北から九州・沖縄まで少なくとも70人以上、4億円前後に上るとみられる。被害相談を受けた警察当局は詐欺容疑で捜査に乗り出した。【町田徳丈、小倉祥徳、黄在龍】
 毎日新聞は被害者を取材し、このうち37人、約3億1400万円の被害を確認した。いずれも62から83歳と高齢で、1人当たりの被害額は100万から5400万円。過去には和牛商法や金融商品取引などで被害に遭っていた。
 被害者によると(1)警察関連の「公的団体」所属と名乗る男から過去の被害金回収と流出している被害者名簿からの削除を電話で持ち掛けられる(2)犯罪組織トップと称する男から脅し口調で「仕方ないが返金する」と電話で告げられる(3)公的団体の「顧問」から安心させる電話が入るが、戻った被害金について被災地支援にもなるとして福島県の「国有予定地」の購入を求められる。土地は同県二本松市と川俣町の山林2カ所。二本松市の山林は貨物専用飛行場、川俣町では地熱発電の計画があるなどと、団体に紹介された土地販売会社から説明を受けていた。
 販売価格は1坪当たり10万円。被害の大半を占める二本松市の山林の固定資産税評価額は1坪当たり約89円で、販売額は約1100倍だった。固定資産税評価額が公示地価の7割とされることを考慮しても、その約780倍になる。一方、川俣町の山林は、福島第1原発事故で一時、計画的避難区域とされた地区(現避難指示解除準備区域)に隣接している。
 土地を購入後、過去の被害金の返還日が指定されるが、「公的団体」や「顧問」は音信不通となり、土地販売会社は「(公的団体などと)無関係」とした上、多くは連絡がつかなくなっていた。
 貨物専用飛行場や地熱発電について、福島県や地元自治体は「全く聞いていない」「具体的な計画はない」などと否定。2カ所の山林の元地主はいずれも「原発事故後、利用価値がなくなったので手放した。買い手は利用目的を言わなかった」と証言した。
毎日新聞は「公的団体」が被害者に告げた複数の電話番号にかけたが、連絡は取れなかった。土地販売会社は三つの社名があったがいずれも法人登記の住所に看板はなく、代表者などに宛てて文書で取材を申し込んだ。このうち1社の代表取締役(65)は「知人から頼まれ名義を貸しただけ。何も分からない」と答え、他から回答はなかった。

毎日新聞  4月7日
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「子どもの声楽しい」 田村・都路の避難解除から1週間

 田村市都路地区は7日で地区東部の原発20キロ圏内の避難指示解除から1週間を迎えた。放射線への不安や雇用などの課題も残るが、小・中学校の再開に合わせて同地区に戻ってきた子どもたちの姿も見られるなど、住民がそれぞれの道を歩み始めている。
 「子どもの声を聞くだけで楽しい」。6日にオープンした公設商業施設「Domo(ど〜も)」には子どもたちの歓声が響き、都路に活気が戻った。買い物を楽しむ親子連れを眺める加藤ハナさん(78)の目には、うっすらと涙が浮かんだ。加藤さんは約2年前に古道地区の自宅に戻り、息子と2人暮らしを続けてきた。「帰ってきた時はあまり人がいなくて寂しかったけど、隣の家が戻ってきた時は本当にうれしかった」と振り返る。
 都路町商業施設協議会の石井得一会長は、2011(平成23)年6月に同地区で「石井魚店」を開店した。今後は「ど〜も」と合わせ3店舗の掛け持ちで大忙しとなるが「開店できて大変うれしい」と都路復興への第一歩を喜んだ。

福島民友  4月7日
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北が政治犯収容所を拡大 張派粛清、国連決議に逆行

 北朝鮮が複数の政治犯収容所で施設を増設し、規模を拡張させていることが6日、複数の消息筋の話で分かった。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父、張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清に絡み、幹部ら約1200人を近く処罰する見通しであることも判明。大量処罰に伴い、増設を迫られたとみられる。北朝鮮の人権侵害を非難した国連人権理事会の決議に逆行する形で、金正恩政権は新たな「人道に対する罪」に手を染めようとしている。(桜井紀雄)
 北朝鮮の内部情報に接する消息筋らによると、敷地の拡張や建物の増設工事の動きが確認されたのは、咸鏡北道(ハムギョンプクド)にある化城(ファソン)16号と清津(チョンジン)25号、平安南(ピョンアンナム)道の北倉(プクチャン)18号の3収容所。いずれも最も管理が厳しく「生きて出られない」といわれる「完全統制区域」で、受刑者は核施設建設など過酷な労働も強いられるとされる。
 昨年12月の張氏処刑以降、秘密警察の国家安全保衛部などが大規模な内部捜査に着手。政権が一方的に断定した「張派によるクーデター」に「主導的に関与した」として、朝鮮労働党や朝鮮人民軍幹部ら約200人と、それに「付き従った」として、周辺の幹部や家族約1千人を選別して身柄を拘束したという。
 拘束された約1200人は、平安南道の价川(ケチョン)14号や咸鏡南道の耀徳(ヨドク)15号などの収容所5カ所に一時収容された。9日の最高人民会議での人事発表以降に、クーデターに主導的に関与したとされる200人の大半が処刑され、残りが政治犯収容所送りになる公算が大きいという。
 張氏の側近や直系親族の処刑、中朝貿易従事者や脱北者家族の追放は伝えられていたが、一斉処罰に向けた動きが明らかになるのは初めて。収容所の拡張規模からみて、さらに処罰対象者が増える可能性もある。
 国連人権理事会は3月末、政治犯収容所での迫害や拉致といった「人道に対する罪」で、指導者らの刑事責任追及を国連安全保障理事会に勧告する決議を採択したばかり。金正恩政権は国際社会の要請に逆らい、強制収容所を使った“恐怖政治”を一層拡大しようとしていることになる。
 また、張派粛清に絡み、左遷されたり、身の危険を感じて行方をくらませたりした幹部も少なくないとみられる。政権は幹部の若返りも進めており、多くの公的ポストに空きが生じ、賄賂で役職を買う「売官」も横行し始めたという。
 軍を監視する総政治局の政治指導員という有利なポストでも5千〜2万ドル(約50万〜200万円)、地方の役人では、約5千中国元(約8万円)で職位が売り買いされているという。消息筋は「公職に就けば賄賂を受け取れる立場になり、1週間で元手を回収できるとされる」と話している。

産経新聞  4月7日
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悩んだり、落ち込むことは、
誰にもあります。

そんなときは心がモヤモヤして
すべてがイヤになります。

でも、簡単に克服できる
方法があります。
日記を書くことです。

何に悩んでいるのか、
なぜ落ち込んでいるのか、

言葉にしてみると、
ドロドロした心の底が
冷静に見えてきて、
すっきりするものです。
( 高濱正伸  教育者)

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2014年4月7日(月) 歴史、政治、社会
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月7日
66.会津将軍 山川浩 星 亮一
87.会津籠城戦の三十日 星 亮一
100.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
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「大鳥圭介」―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者 (中公新書)

は〜
蝦夷共和国を調べたくて、手始めに選んだ大鳥圭介。剽軽なイメージだったので、探究心溢れる技術者であったり、抜け目の無さであったり、どっしりした気性であったり…こんなにユニークな人だったんですね。様々な人が書き残した日記や記録、大鳥の漢詩などに触れ、幕末〜明治という時代にぐっと親しみを持ちながら読めたのが嬉しい。資料性が高いですが小説のような文体で、特に、蟠龍丸が朝陽丸を撃沈させた場面は胸に迫るものがありました。大鳥に限らず榎本釜次郎、黒田了介、山川大蔵、他にもたくさん…色んな人に興味をそそられる内容でした。

かばこ
以前読んだ「南柯紀行」が面白く、以来なんとなく好感を抱いていたものの、どんな人生を送った人だったのかよく知らない人物だった大鳥圭介。たまたま本書を目にしたので読んでみることにした。筆者は小説家でもあるせいか、大鳥圭介の生い立ちから晩年まで、とても読みやすくまとめられている。新書という限られた容量に収めるため幾分駆け足感はあるものの、楽しく読み進めることができた。

nagoyan
優。著者は中公新書で他に「奥羽列藩同盟」「幕末の会津藩」「会津落城」の著作がある。幕末維新史を主として敗北した旧幕府・佐幕(?)諸藩の立場から見ている。本書は、技術者(テクノクラート)である大鳥の意外とも思える律儀さを強調する。新政府についぞ仕えなかった勝安房と比して、僕などはテクノクラートのクールさ(冷徹さ)を漠然と感じていただけに意外。旧文化に対する深い造詣をもつこの人にして、明治期外交の負の姿(本書でコミットされていないが。。。)が垣間見える(いやモロ見え?)という点にこの時期の日本の悲しさもある。

k_samukawa
不屈の幕臣・大鳥圭介を描いた力作。著者の星氏は同じく中公新書で『奥羽越列藩同盟』等を手がけた信頼感ある著者。本書も良い出来。この手の人物に焦点した書に於いては、当該人物に強く愛情を注ぎつつも、資料を精読することが名著となるための条件だと思うのだが、本書はまさにそれに適合すると思う。中公新書の“この分野に於いて、手軽に手に入るものとしては最高峰”を目指す姿勢も素晴らしい。お手軽な大鳥伝としてはこれがいちばん良いと思います。

プリン
医者の息子から幕臣に取り立てられ幕府陸軍のナンバー3(歩兵奉行)、榎本の蝦夷共和国では陸軍奉行、新政府に出仕後は学習院院長、駐清公使、枢密顧問官を歴任。英語力は津田梅子に一目置かれるほど。こんなユニークな人物とは知りませんでした。もう少し明治期の叙述が多いとよかったです。
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被災地から学ぶ防災 家庭科・算数にも 教科書検定

東日本大震災や福島第1原発事故、防災を扱った教科書

 文部科学省は4日、来春から使用する小学校教科書の検定結果を公表した。今回検定に合格した教科書は、東日本大震災に関連して原発事故や防災などが全教科で扱われた。「どのような備えが必要か」「自らを守れる人間になってほしい」。大きな被害を出した震災から学んでもらおうと、編集者が何度も被災地に足を運び、記述に反映させた教科書もあった。

 「これまで教えてきた内容に、震災で浮かんだ新たな視点を加えた」と話すのは家庭科の編集者。身の回りの整理整頓という項目に、新たに「災害時の逃げ道をふさがないため」という記述を入れたり、「電気やガスが使えない場面で役に立つ」としてかまどで米を炊く方法を紹介したりして、震災と関連づけた。
 「日々の備え」という囲み欄では、針と糸を防災用品に含めるよう促し「雑巾などを縫ったり、着る人に合わせて服を直したり、きっと役に立ちます」と記述した。被災地の人たちが支援物資の服のサイズを調整するのに重宝した、との話を編集者が聞いたことがヒントになったという。
 ある社の算数の教科書は、仙台市が市民に実施したアンケートを素材にして、震災時に食料や水が足りないと感じた人の割合を求めさせた。担当者は「算数としてはグラフから情報を読み取る問題だが、どういう備えがあればいいのかも学んでほしい」と説明する。
 この単元は9月ごろ学ぶ予定になっており、防災の日に絡めて扱ってもらう狙いもある。担当者は「あれだけの被害があった震災を風化させてはならない。震災から学び、悲劇を繰り返さないことが必要だ」と意義を強調した。
 社会で震災や原発事故を取り上げた社は「震災は現在進行形の出来事」と位置づけ、編集長やスタッフがたびたび被災地を訪れた。ある編集長は「教科書を使う子どもたちは、将来この国を担う一員になる。震災や復興をめぐる問題をきちんと考え、自らを守ることができる人間をつくるのも教科書の役割だと考えた」と話した。

◎津波写真や風評被害 サイズや記述に配慮

 今回合格した教科書の多くは、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を扱っている。写真の載せ方だけでなく、原発事故で風評被害を受けた農業に関する記述などにも、被災地への配慮がにじむ。
 ある社は、津波が沿岸部を襲う写真の掲載について、被災地の教員に意見を聞いた。教員からは児童への影響を考慮して「載せないでほしい」「イラストでいい」との意見が出たが、「ちゃんと載せて事実を伝えるべきだ」という声もあった。議論を重ね「双方の意見が折り合う形に」(編集者)と、できる限り小さいサイズの写真にした。
 これまで社会科で福島県の桃農家を紹介していた社は「お客さんに安心して食べてもらえるように、いろいろな検査をします」と、放射性物質に関する検査が実施されていることを示唆する記述を新たに加えた。
 担当者は「事故が起きたからといって載せないわけにはいかない。どう扱えばいいか腐心した」と話す。
 家庭科では家族の写真が多く使われてきたが、父母やきょうだいらがそろった写真を極力使わずイラストに変更した社も。「震災で親を亡くした子や家族と離れて暮らす子もいるので」。担当者はそう理由を説明した。

河北新報  4月5日
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港湾外で濃度上昇 第1原発、大雨で汚染土流入か

 東京電力は5日、福島第1原発5、6号機放水口付近の港湾外の海水から放射性セシウムが1リットル当たり30.7ベクレル検出されたと発表した。別の港湾外の測定地点でもセシウム137を同12ベクレル検出。海水は4日に採取した。いずれも前回2日の検出値から上昇し東電は4日の大雨で汚染された土壌が流れ込んだとみている。
 5、6号機放水口付近で検出されたセシウムの内訳は、セシウム134が8.7ベクレルで前回は検出限界値未満、セシウム137が22ベクレルで前回の0.66ベクレルから大幅に上昇した。セシウム137を12ベクレル検出したのは、4号機の南側約1キロの場所にある測定地点で、前回の検出値は0.89ベクレルだった。東電は「引き続き外洋への影響について監視を強化する」としている。

福島民友  4月6日
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「日本は助けない」発言に韓国高官は絶句 朴大統領、反日外交のツケ回る

夕刊フジ 3月29日(土)16時56分配信

 オランダ・ハーグで日米韓の首脳会談が実現したものの、韓国が孤立化の危機
を迎えている。安倍晋三首相が意欲を示している集団的自衛権行使の容認に関連
した日韓両国の非公式協議で、日本政府関係者が朝鮮半島有事で韓国支援に動か
ない可能性があることを示唆していたのだ。日本の協力がなければ、在日米軍の
支援も見込めなくなる公算が大きく、その影響は計り知れない。朴槿恵(パク・
クネ)政権に反日外交のツケが回り始めている。
 「朝鮮半島で再び戦火が起きて、北朝鮮が韓国に侵攻しても日本は韓国を助け
ることにはならないかもしれない」
 昨年、日韓の外交・安全保障問題を主なテーマに、北朝鮮情勢や集団的自衛権の行使容認などについて意見交換するために開かれた両国の非公式協議で、日本側の出席者の1人がこうつぶやいた。
 日本政府関係者が放った衝撃的な一言に韓国の関係者は凍り付き、言葉を失った。
 発言は、慰安婦をめぐる歴史問題や竹島の不法占拠などで韓国に対する感情が最低レベルに落ち込んだことを受けて、朝鮮半島有事になっても日本は韓国支援に動けない可能性があるということを示したものだった。
 日本はすでに周辺事態法を1999年に制定。法律は朝鮮半島で有事が起きた場合、韓国軍とともに北朝鮮軍と戦う米軍を支援することを主な目的としている。
 「自分たちで法律を作っておきながら、今さら何を言うのか」
 当初、韓国側の出席者にはあきれかえったような雰囲気が漂ったという。そこで、日本側出席者は次にゆっくりとかみ砕くように説明した。
 「頭の体操だが、日本は米国に事前協議を求めて、米軍が日本国内の基地を使うことを認めないこともあり得るかもしれないということだ」
 ここに至って、ようやく韓国側も発言の意味を理解したという。
 日米安保条約に基づき米国は日本防衛の義務を負っている。米軍に日本国内の基地の使用が認められているのは、あくまでも日本の防衛が主な目的だ。
 米軍が日本国外で軍事行動するために国内の基地から航空機などが発進する場合には日米両政府の事前協議が必要となる。日本側出席者の発言は、この事前協議で日本側が「ノー」ということもあり得るということを示したものだ。
 これまで、日米両政府間で事前協議が行われたことは1度もない。ベトナム戦争や湾岸戦争でも「米軍は移動している最中に命令を受けたのであって、ベトナムやイラクに直接、向かうために国内の基地を発進したわけではない」という論理で、日本政府は米軍の作戦行動を担保してきた。
 だが、朝鮮半島有事が起きた場合、これまで通りの論理で米軍の作戦行動を日本は認めることができるのか。国内の嫌韓感情がさらに高まれば、韓国支援に対する拒否感情も当然、強まる。政府が韓国支援に動こうとしても世論の強い支持がなければ、全面的な支援は難しくなるのだ。
 韓国の国防政策にとって、米軍の来援は死活的な意味を持つ。その米軍は沖縄や岩国など日本国内の基地を使って、北朝鮮と戦うことになっている。その前提が崩れるかもしれないとしたら…。
 もちろん、日本政府が事前協議を米国に求めて、その場で「ノー」を言う可能性は限りなくゼロに近い。だが、これまで一切タブー視されてきた日米両政府の事前協議に日本側が触れたことの意味はあまりにも大きい。
 日韓関係に詳しい『コリア・レポート』編集長の辺真一氏は「安全保障問題に関して、日韓両政府がこれほどギクシャクした関係になることはなかった。韓国が日本の集団的自衛権の行使に待ったをかけてきたのが問題の発端だが、(冒頭の)こうした発言が政府関係者から出てくるというのは、ついに日本も我慢の限界を超えたということ。韓国の建国以来、安全保障面でのサポートを続けてきたが、『この半世紀以上にわたる恩を忘れたのか』というのが正直なところだろう」と解説する。
 「北朝鮮と38度線で国境を接する韓国がさらされる脅威は、日本と比較にな
らない。日本の集団的自衛権に関して強硬姿勢を貫き、日本側の反発を招くのは、
韓国の国防を考えるなら、百害あって一利なし。朴政権の行きすぎた反日外交の
ツケがブーメランのように跳ね返ってきている」(辺氏)

 韓国は突きつけられた現実をどう受け止めるのか。
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ミスをしたら、
引きずるのではなく

「じゃあ次はどうする?」
と考えるほうが
自分にとってプラスになる。
( 本並健治  元サッカー選手)

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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月6日
31.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
66.勝海舟と明治維新の舞台裏 (静山社文庫)星 亮一
72.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一

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「敗者の維新史 会津藩士荒川勝茂の日記」(中公新書 星亮一著)を読む

「会津落城」につづいて読んだ本がこれだ。
この本を読んで初めて「武士」という身分の人々の考え方が少し分かったような気がした。ここでいう「武士」とは、「葉隠れ」に出てくるような特殊な求道者ではなく、妻子を養うために日々汲々としている生活者としての武士のことだ。そのような人々が明治維新の荒波をどう乗り越えていったのか、それを知りたい。
薩摩・長州・土佐の兵が会津鶴ヶ城に押し寄せたとき、荒川勝茂は24歳、荒川類右衛門(るいえもん)という名の会津藩の下級武士であった。彼は槍隊の指揮官として敵軍に絶望的な無理押しをするが生き残ってしまう。降伏・開城ののち、会津藩は下北半島に斗南藩として存続を許された。一時、新発田藩御預けとなった荒川勝茂は自由の身となったのち、会津藩と運命を共にすべく、新しい入植地での開墾を行う農夫になる。
このとき、重要なことは、荒川勝茂が松平容保に男子が誕生したことを非常に喜び、慶事として日記に述べていることだ。
つまり、武士は「藩士」というよりは「家中の者」であって、主家に仕える身分だから、主君にお世継ぎが生まれたことを喜ぶのである。次に、お国替えとなっても封土があることは、そこに生活の場があるということであって、彼らにとっては死活問題である、ということだ。そして、荒川勝茂に限らないが、斗南藩となった旧会津の武士たちが「お家再興」を夢見ていることが、当時の武士の思考パターンを理解するうえで重要である。
米沢藩が奥羽列藩同盟をいちはやく呼びかけ、越後長岡藩に派兵した理由は、藩祖上杉謙信以来の封土である越後を回復したい動機が働いていたという。つまり、幕末の動乱は多くの武士にとっては「国盗り物語」のような戦国時代の再来に見えたのかもしれない。
斗南藩は本州の最北の地であり、当時は米が全く取れない荒蕪地で占められている。領内70村の石高が合計3万石というから、旧会津藩の23万石には遠く及ばなかった。こういう荒れ野でにわか百姓が鋤・鍬を持っても結果は推して知るべしであって、会津藩の旧武士には苛酷きわまりない生活が待っていた。来る日も来る日も、稗・粟に刻み昆布を煮込んだ「おしめ」という食べ物ばかりで、人々は栄養失調に罹ってゆく。もとより、医療など期待できる場所でもない。荒川勝茂も三男、母、妻の父を立て続けに失っている。彼らが「お家再興」の夢を持つのは当然といえば当然と言えるが、明治維新は、そのような甘っちょろいものではなかった。
ある日、東京に移送されていた松平容保が斗南藩の藩庁にやってきて、近く藩がなくなり県が置かれるという。そのうえ、県知事は新政府が選び、旧藩主は全て東京に集められて華族に祭り上げられてしまうというのだ。あり得ないような、この大改革に、旧来の常識に生きる人々が呆然自失となったことは想像に難くない。斗南藩も弘前、黒石、七戸、八戸と合併されて青森県に編入されてしまう。当然、「お家再興」などいう次元の問題は、どこかに吹き飛んでしまった。
ある意味、ここまでが荒川勝茂の武士としての生きざまなのかも知れない。
あまりの世の移り変わりに人々が茫然自失となっているところに、どのような仕事でも各自が勝手に選び、全国の何処へでも行けという通達が青森県庁から出される。士農工商の身分の消滅だ。このような大改革についてゆけない人々が出てくるのも当然で、各地で不平士族の反乱が起きる。
しかし、荒川勝茂は、そのような道を歩まなかった。この通達をきっかけに下北半島の荒蕪地に見切りをつけた彼は、故郷の会津若松に戻り、手内職で糊口をしのぐが、貧苦の中で妻、長女、長男を失ってしまう。このあたりは、仲代達也主演の映画「切腹」に出てくる食い詰め浪人の姿さながらである。この時代に生きた人々の慟哭の叫びが聞こえてくるようである。
ところが、このどん底の暮らしのなかで、やがて明治維新の陽の部分が照り始める。須賀川で小学校が開かれることになり、彼は45歳に達したとき、その教員に採用されて初代校長を務めるのである。そして彼は、その新しい生き方に満足し、再婚もして、何人もの子宝にも恵まれ、75歳の長寿をまっとうするのである。会津藩は、ことのほか学問を重んじ、子弟教育に情熱を注いだ藩であったらしく、そのことが彼に幸いした。
そういえば、ぼくが中学生の頃、教員のなかには元復員軍人が何人かいた。戦前はさすがに鬼畜米英の時代だから、英語の先生で元復員軍人はいなかったが、数学や理科、社会の分野には何人か元は特攻隊員だったという教員がおられたように記憶する。
教員採用をきっかけとして、荒川勝茂が武士から明治人としての生きざまを送るようになったとすれば、ぼくが出会った先生たちも戦後自由社会の日本人としての新しい生き方に希望の光を見出していたのかもしれない。そして、天皇の現人神としての存在の否定や陸海軍の消滅を、藩や武士階級の消滅と同じような驚きの目を持って見つめていたのではないだろうか。

荒川勝茂の日記の史料的価値は、幕末から明治中期に渡る克明な記録にあるという。それをまとめたものが、この本である。星亮一というジャーナリストがいて、荒川類右衛門の家系につながる人々からの聞き取りも含めて、こうした高い史料的価値のある本を世に送り出してくれたために、ぼくらは明治維新をより立体的に見ることができるのだ。そのことを、ぼくは嬉しく思う。
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福島第1 大雨トラブル続出 汚染水タンク周囲で漏水

 東京電力福島第1原発は4日未明から、大雨の影響で汚染水を保管するタンクを囲むせきから雨水があふれたほか、モニタリングポストも故障するなどトラブルが続出した。
 東電によると、午前5時半、社員が放射性物質を除去後の水を貯蔵するタンクのせきから、雨水があふれているのを見つけた。せきは高さ30センチのコンクリート製。せき内の水をバキュームカーで吸引し、3時間後に漏えいは止まった。
 原発付近の4日午前0〜6時までの積算雨量は70ミリ。せき内の雨水は、3日午後10時半から隣接する三つの仮設タンクへ移す作業を始めたが、降雨量が多いため追い付かず、せきから漏れた。
 多核種除去設備で処理した水を貯蔵するタンク群でも同じころ、高さ25センチのせきから水があふれた。
 4号機南側で放射線量を測るモニタリングポストは午前4時45分ごろから約3時間15分間、作動しない状態となった。電送装置に雨水が入り込んだことが原因。代替機や同社員が手持ちの測定機で計測したが、一時測定できない状態となった。
 東電はトラブルについて「予想を超える雨量だった。今後、対策を強化する」と説明した。

河北新報  4月5日
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【社会】福島第一死亡事故 命のサポート不備 救出から診察まで25分

 東京電力福島第一原発で先月二十八日、掘削作業をしていた下請け会社の安藤堅(かたし)さん(55)が土砂の下敷きになり死亡した事故の詳しい経過が判明した。安藤さんは十二分後に土中から救出され、助かる可能性はあった。だが、原発の常駐医が診察したのは救出から二十五分後など不可解な点も残る。特殊な現場だけに、改善すべき点がありそうだ。 (小倉貞俊、片山夏子)
 事故の一報が現場から現地対策本部に入ったのは、発生から十一分後、救急救命の経験がある医師が二十四時間体制で常駐する医務室には十三分後だった。
 東電は速やかに医務室と本部に通報するよう、元請け会社を通じ、通報先の電話番号などを記した連絡体制表を配布している。
 だが、現場監督クラスの作業員は「通報先を知らない作業員が大勢いる。連絡が何段階も経由して遅れてしまうのが心配」と指摘。ほかの作業員も、連絡体制は必ずしも現場に徹底されていないと言う。
 安藤さんの救出は発生から十二分後と早かった。狭く動きにくい現場を考えれば、同僚が懸命に救出したことがうかがえる。
 「危険なのは確かだが、十分程度なら、医師が適切な措置をすれば助かる可能性はある」(日本救急蘇生普及協会長の野口宏愛知医科大名誉教授)
 だが、現場から二キロ近く離れた医務室に運ばれて診察を受けたのは救出から二十五分後。医師の指示で同僚が心臓マッサージをしたとはいえ、時間がかかっている。その理由については当事者間で話が大きく食い違い、はっきりしないが、別の作業員は「現場に担架があるわけでもなく、搬送に使える車が近くにないときもある」と話す。
 福島第一には救急車一台と搬送車三台があり、本部がこれらを活用してサポートしてもいいのに、医務室までの搬送は現場任せになっている。
 医務室には自動心臓マッサージ器などはあるが、できるのは初期救急まで。
 それ以上となると、設備のそろった病院への搬送が必要だが、福島第一周辺の病院は閉鎖中で、いわき市内の救急病院は医師不足が指摘される。
 東大医科学研究所の上(かみ)昌広特任教授は、ドクターヘリの活用が必要だとする。「ヘリなら、より高度な治療ができる福島市や仙台市の救急病院にもすぐ運べる」。現在、原発から北に約二キロの公園が着陸可能になったが、作業員からは原発内に発着場設置を求める声が上がっている。

東京新聞  4月5日
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北ミサイル破壊命令、日本海にイージス艦…政府

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射した場合に備え、政府が自衛隊に迎撃態勢をとらせる破壊措置命令を、3日から発令していることが分かった。複数の政府関係者が5日、明らかにした。国民に不安を与えたり北朝鮮を刺激したりしないよう、政府は発令を公表していない。
 破壊措置命令は自衛隊法に基づき、小野寺防衛相が発令した。迎撃ミサイル
「SM3」を搭載したイージス艦を25日まで日本海に展開し、弾道ミサイルが
日本に落下する恐れがあれば、自衛隊はミサイル防衛(MD)システムで破壊す
る態勢を取るとみられる。地上配備型の地対空誘導弾「PAC3※」部隊は、配
備が国民の目に触れやすいため、展開していない。
 破壊措置命令の発令は5回目。過去3回は北朝鮮によるミサイルの発射予告を受けて発令され、公表された。昨年4月は予告なしで発令され、公表もされなかった。
 現在は弾道ミサイル発射の差し迫った危険性が高まっているわけではないが、挑発的な言動が続いており、オバマ米大統領の来日まで、万が一に備えて事前に破壊する権限を与えておく必要があると判断したとみられる。

読売新聞  4月5日
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僕たちは「プロという病気」
にかかっている。

「ここまではいいけど、
これ以上はダメ」という線引をし、

「子供向けアニメはこういうもの」
という目に見えない枠組みの中で
仕事をしようとします。

それだけでやっていたら、
誰が見ても安心できる映画は
できるかもしれませんが、

見る人の心にグサリと
突き刺さるようなものは作れない。
( 原恵一  クレヨンしんちゃんシリーズのアニメーション監督)

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2014年4月5日(土) rekisi ,seiji ,shakai
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月5日
55.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
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「偽りの明治維新」―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) 星亮一  レビュー

ふとし
明治維新の成立がいかなるものかを検証した一冊。昨日まで官軍だった会津藩が、なぜ一夜にして賊軍に変わったかのからくりはもはや周知の事実だが。偽勅の発行が乱発していた事実と、孝明天皇の謎の死に対して大いに言及しており、興味深い。混乱が落ち着いたのち、身を立てられた山川浩(大蔵)の言葉はある意味で爽快。「正義の道を歩むべし。立身出世などケチなことは眼中におくな。万一失敗して生活に困るようなことがあれば、いつでも俺のところに来い。」人生の辛苦を越えてきた人の言葉だけに思わず唸る。

大和桜289
著者はスタンスを明確にして記述されている。その良し悪しはともかく、残された文献や関係者の談に広く当たり事実として戊辰戦争がいかなるものだったか、その実態に迫ろうとされている。明治維新が単なる権力移譲ではなく権力闘争であり革命でもあったと改めて強く感じた。会津を徹底的に打倒しなくては沸騰したエネルギーを解放できなかったのかもしれないが、落城後の処置も過酷なものというほかなく、勝てば官軍という俗説どおりの対応で日本の歴史に大きな汚点を刻んだのかとの印象。戦争というものの愚かさに深く思い至った。

守宮花圃子
泣いてしまった。会津の人、福島の人は凄いです。

たかむら
タイトルの偽りとは一体何なのか?と言う疑問は溶けないまま。著者の他の本に書かれている内容を基本的に踏襲。ただ単に会津礼賛ではなく、籠城前に逃げた武士も大勢いた点に言及するなどの点は評価できる。ただし、薩長の分捕り、強奪などの悪行をメインに取り上げてしまうと、そっちに目が行ってしまうが、他藩(会津も含めて)も似たようなことはやっていたのではないかとも考えるのが妥当。官軍/賊軍という視点から離れていない点が残念。元々長州の会津憎しの喧嘩から始まったと考えれば、ある程度は納得できる(善し悪しば別次元として)。

anan
やはり戦争なのできれい事ではすまない裏がある。会津側からすれば憤懣やるかたない戦争だった。陰謀あり、非道な仕打ちあり…。でもその後の会津人の活躍は素晴らしかった。
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除染効果で検証委提案 楢葉町、帰町の判断材料に

 楢葉町での国直轄除染の結果を大学教授など有識者らが検証する町除染検証委員会は3日、「除染で線量低減もある」と効果を認めながらも、線量が比較的高く居住空間に影響を与える場所はケースに応じた対応が必要―とした第1次報告書を町に提言した。町は提言を5月にも判断する帰町時期の判断材料とする方針。
 検証委は「子どもが胸を張れる楢葉町の復興のために」として、除染活動や環境回復促進の重要性など8項目を提言。併せて町民の継続的な健康観察や情報共有の必要性を指摘したほか、町の7割を占める森林の線量を中長期的に低減させる重要性も盛り込んだ。
 除染関連については、除染の効果や廃棄物の管理体制などを「帰町を判断する際に充足されているべき要件」と位置付けた。
 町への提言は都内で行い、委員長の児玉龍彦東大教授が松本幸英町長に報告書を手渡した。
 委員会は昨年11月から計4回会合を開き、現地視察や住民の意見聴取を通じ除染効果の検証を進めてきた

福島民友  4月4日
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処分前に保護、セラピー犬に 中農生が訓練

 【うるま】中部農林高校の熱帯資源科の生徒が、動物愛護管理センターに保護された殺処分間近の犬を引き取り、人の治療やリハビリで活躍するセラピー犬を育てている。昨年4月に引き取った犬は「ひまわり」と名付けられ、約1年間の訓練の末、今年2月にセラピー犬の認定試験に合格。生徒はひまわりを連れて小中学校へ出向き、ペットを飼う責任や命の大切さを呼び掛けている。(松田麗香)

 中心メンバーは、セラピー犬を育成する部活動「動物介在活動チーム」の8人。飼育する動物は教材として県費で買うことが決まっており、これまでは「セラピー犬の資質がある」とされる血統書付きの犬を買って育てていた。
 保護された犬を育て始めたのは、地域の産業まつりでセラピー犬の触れ合い体験を開いた際、客に「殺処分される犬はたくさんいるのに血統書付きを買っている」と指摘されたのがきっかけ。「動物愛護を考えてもらうきっかけにしたい」と2012年8月から活動を始めた。
 犬を保護する動物愛護管理センターは、規則で複数の犬を飼育する相手に譲渡していないが、校内で飼育する目的や犬舎、飼育する犬の犬種などをまとめた嘆願書を受け、特例として生後約2カ月の雑種(ひまわり)を譲った。
 初めは警戒心が強く人にほえることも多かったが、学校で多くの人と触れ合う中で人懐っこい犬に成長。認定試験は100点満点中96点を取る優秀な成績で合格した。
 メンバーの一人で3月に同校を卒業した西村藍海さん(18)は「保護犬の引き取り先になるのではなく、人のパートナーとして犬の可能性や魅力を伝えるのが目的」と話す。
 現在、その思いを下級生らが引き継ぎ、ひまわりやほかの犬と一緒に学校などを訪問。さらに、活動をより広く知らせようとヒマワリの花を栽培し、地域に配る計画だ。

沖縄タイムス  4月4日
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教科書検定、全社で竹島・尖閣を明記、「日本固有の領土」 領海侵犯にも踏み込む

 文部科学省は4日、平成27年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表した。領土教育の充実が求められる中、島根県の竹島や沖縄県の尖閣諸島について、5、6年生用の社会の教科書が初めて「日本固有の領土」と明記したほか、「(竹島を)韓国が不法に占拠している」と説明するなど、政府見解を踏まえた記述が全社の教科書に登場した。

 今回の教科書検定には、小学校で9教科139点の申請があり、すべて合格した。社会(地図を除く)には4社が申請し、うち3社が5年の教科書で、残り1社も6年で竹島と尖閣諸島について説明。
 「日本海上にある竹島は、日本固有の領土ですが、韓国が不法に占拠しています」(東京書籍)、「沖縄県の尖閣諸島も日本の領土でありながら、中国が自国の領土であると主張しています」(教育出版)など、いずれも政府見解にそって記述していた。
 また、尖閣諸島周辺で中国船による領海侵犯や違法漁業がくり返されていると、より踏み込んで指摘した教科書もあった。
 文科省によると、竹島と尖閣諸島について小学校の教科書に「日本固有の領土」と明記されるのは今回が初めて。4年前に検定が行われた現行の教科書では、北方領土については全社とも旧ソ連(現ロシア)が不法に占領したと説明しているが、竹島と尖閣諸島については1社をのぞいて具体的な説明をせず、地図で位置や名称を記すにとどめていた。
 今回、政府見解にそった説明を盛り込んだことに対し、日本文教出版では「新聞やテレビで領土のことが連日報じられており、教科書で確認できるようにした」、教育出版では「子供たちが将来、責任ある態度がとれるように、政府見解を踏まえて記述した」としている。
このほか、新たな教科書には東日本大震災に関する内容が各教科で取り上げられ、天皇皇后両陛下が被災地をご訪問される様子が写真付きで掲載されたり、自衛隊の救助活動が初めて紹介されたりした。
 伝統文化の尊重や国を愛する心の育成に努める内容も多く、音楽では国歌「君が代」への理解を深めようと、特別な紙に歌詞を掲載した教科書も登場した。
 27年度から使われる主に高校3年用の検定結果も公表され、49点中1点が不合格、1点が申請を取り下げ47点が合格した。

 ■教科書検定 教科書会社が編集した原稿段階の教科書の記述が客観的かどうかや、適切な教育的配慮がなされているかを文部科学省が審査する制度。合格しないと教科書として認められない。学習指導要領に沿っているかなどを教科用図書検定調査審議会に諮り審査。教科書会社は指摘された検定意見に沿って内容を修正。合格した教科書は教育委員会などの採択を経て翌年春から使用される。

産経新聞  4月4日
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映画ってセリフひとつとっても、
単に芝居がうまい下手ではなく、
その人の品性、誠実さが浮き出てしまう。

中途半端な俳優だったりすると、
とても陳腐になってしまうわけです。

それだけに、普段から
心の在り方や何をどう見つめるか、
そして真摯に生きるということを、
ちゃんとやっていかないといけない。
( 原田美枝子  女優)

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の高村正彦副総裁と公明党の山口那津男代表ら与党幹部が3日、都内のホテルで会談し、安倍晋三首相が意欲を示す集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈変更について協議を始めた。両党は政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」が報告書を提出する5月の連休明け以降、本格的な調整を始めることで一致した。

 自民党幹部によると、会談は約2時間行われ、高村氏は「国の存立のため必要最小限度の範囲内なら、集団的自衛権は認められる」と限定的に集団的自衛権を認める自民党の基本方針を説明した。山口氏は個別的自衛権や警察権の行使での対応は可能との認識を示し、丁寧な議論を求めた。

 会談には自民党の石破茂、公明党の井上義久両幹事長のほか、自民党の中谷元・元防衛庁長官、公明党の北側一雄副代表が同席した。

 高村氏は首相との2日夜の会談で、速やかに公明党との協議に入るよう指示されていた。3日の与党協議はこれを受けたもので、首相は夏に想定している憲法解釈変更の閣議決定をにらみ、早期に公明党の理解を得る必要があると判断したようだ。

 一方、高村氏は3日、古賀誠元幹事長、野田毅税調会長と会談し、憲法解釈変更に理解を求めた。慎重派の古賀氏は「限定的であれば容認はやむを得ない」と、高村氏の考えを容認した。ただ、適用範囲をできる限り絞ることも求めた。
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最終更新:4月4日(金)18時19
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月5日
55.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
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「偽りの明治維新」―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) 星亮一  レビュー

ふとし
明治維新の成立がいかなるものかを検証した一冊。昨日まで官軍だった会津藩が、なぜ一夜にして賊軍に変わったかのからくりはもはや周知の事実だが。偽勅の発行が乱発していた事実と、孝明天皇の謎の死に対して大いに言及しており、興味深い。混乱が落ち着いたのち、身を立てられた山川浩(大蔵)の言葉はある意味で爽快。「正義の道を歩むべし。立身出世などケチなことは眼中におくな。万一失敗して生活に困るようなことがあれば、いつでも俺のところに来い。」人生の辛苦を越えてきた人の言葉だけに思わず唸る。

大和桜289
著者はスタンスを明確にして記述されている。その良し悪しはともかく、残された文献や関係者の談に広く当たり事実として戊辰戦争がいかなるものだったか、その実態に迫ろうとされている。明治維新が単なる権力移譲ではなく権力闘争であり革命でもあったと改めて強く感じた。会津を徹底的に打倒しなくては沸騰したエネルギーを解放できなかったのかもしれないが、落城後の処置も過酷なものというほかなく、勝てば官軍という俗説どおりの対応で日本の歴史に大きな汚点を刻んだのかとの印象。戦争というものの愚かさに深く思い至った。

守宮花圃子
泣いてしまった。会津の人、福島の人は凄いです。

たかむら
タイトルの偽りとは一体何なのか?と言う疑問は溶けないまま。著者の他の本に書かれている内容を基本的に踏襲。ただ単に会津礼賛ではなく、籠城前に逃げた武士も大勢いた点に言及するなどの点は評価できる。ただし、薩長の分捕り、強奪などの悪行をメインに取り上げてしまうと、そっちに目が行ってしまうが、他藩(会津も含めて)も似たようなことはやっていたのではないかとも考えるのが妥当。官軍/賊軍という視点から離れていない点が残念。元々長州の会津憎しの喧嘩から始まったと考えれば、ある程度は納得できる(善し悪しば別次元として)。

anan
やはり戦争なのできれい事ではすまない裏がある。会津側からすれば憤懣やるかたない戦争だった。陰謀あり、非道な仕打ちあり…。でもその後の会津人の活躍は素晴らしかった。
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除染効果で検証委提案 楢葉町、帰町の判断材料に

 楢葉町での国直轄除染の結果を大学教授など有識者らが検証する町除染検証委員会は3日、「除染で線量低減もある」と効果を認めながらも、線量が比較的高く居住空間に影響を与える場所はケースに応じた対応が必要―とした第1次報告書を町に提言した。町は提言を5月にも判断する帰町時期の判断材料とする方針。
 検証委は「子どもが胸を張れる楢葉町の復興のために」として、除染活動や環境回復促進の重要性など8項目を提言。併せて町民の継続的な健康観察や情報共有の必要性を指摘したほか、町の7割を占める森林の線量を中長期的に低減させる重要性も盛り込んだ。
 除染関連については、除染の効果や廃棄物の管理体制などを「帰町を判断する際に充足されているべき要件」と位置付けた。
 町への提言は都内で行い、委員長の児玉龍彦東大教授が松本幸英町長に報告書を手渡した。
 委員会は昨年11月から計4回会合を開き、現地視察や住民の意見聴取を通じ除染効果の検証を進めてきた

福島民友  4月4日
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処分前に保護、セラピー犬に 中農生が訓練

 【うるま】中部農林高校の熱帯資源科の生徒が、動物愛護管理センターに保護された殺処分間近の犬を引き取り、人の治療やリハビリで活躍するセラピー犬を育てている。昨年4月に引き取った犬は「ひまわり」と名付けられ、約1年間の訓練の末、今年2月にセラピー犬の認定試験に合格。生徒はひまわりを連れて小中学校へ出向き、ペットを飼う責任や命の大切さを呼び掛けている。(松田麗香)

 中心メンバーは、セラピー犬を育成する部活動「動物介在活動チーム」の8人。飼育する動物は教材として県費で買うことが決まっており、これまでは「セラピー犬の資質がある」とされる血統書付きの犬を買って育てていた。
 保護された犬を育て始めたのは、地域の産業まつりでセラピー犬の触れ合い体験を開いた際、客に「殺処分される犬はたくさんいるのに血統書付きを買っている」と指摘されたのがきっかけ。「動物愛護を考えてもらうきっかけにしたい」と2012年8月から活動を始めた。
 犬を保護する動物愛護管理センターは、規則で複数の犬を飼育する相手に譲渡していないが、校内で飼育する目的や犬舎、飼育する犬の犬種などをまとめた嘆願書を受け、特例として生後約2カ月の雑種(ひまわり)を譲った。
 初めは警戒心が強く人にほえることも多かったが、学校で多くの人と触れ合う中で人懐っこい犬に成長。認定試験は100点満点中96点を取る優秀な成績で合格した。
 メンバーの一人で3月に同校を卒業した西村藍海さん(18)は「保護犬の引き取り先になるのではなく、人のパートナーとして犬の可能性や魅力を伝えるのが目的」と話す。
 現在、その思いを下級生らが引き継ぎ、ひまわりやほかの犬と一緒に学校などを訪問。さらに、活動をより広く知らせようとヒマワリの花を栽培し、地域に配る計画だ。

沖縄タイムス  4月4日
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教科書検定、全社で竹島・尖閣を明記、「日本固有の領土」 領海侵犯にも踏み込む

 文部科学省は4日、平成27年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表した。領土教育の充実が求められる中、島根県の竹島や沖縄県の尖閣諸島について、5、6年生用の社会の教科書が初めて「日本固有の領土」と明記したほか、「(竹島を)韓国が不法に占拠している」と説明するなど、政府見解を踏まえた記述が全社の教科書に登場した。

 今回の教科書検定には、小学校で9教科139点の申請があり、すべて合格した。社会(地図を除く)には4社が申請し、うち3社が5年の教科書で、残り1社も6年で竹島と尖閣諸島について説明。
 「日本海上にある竹島は、日本固有の領土ですが、韓国が不法に占拠しています」(東京書籍)、「沖縄県の尖閣諸島も日本の領土でありながら、中国が自国の領土であると主張しています」(教育出版)など、いずれも政府見解にそって記述していた。
 また、尖閣諸島周辺で中国船による領海侵犯や違法漁業がくり返されていると、より踏み込んで指摘した教科書もあった。
 文科省によると、竹島と尖閣諸島について小学校の教科書に「日本固有の領土」と明記されるのは今回が初めて。4年前に検定が行われた現行の教科書では、北方領土については全社とも旧ソ連(現ロシア)が不法に占領したと説明しているが、竹島と尖閣諸島については1社をのぞいて具体的な説明をせず、地図で位置や名称を記すにとどめていた。
 今回、政府見解にそった説明を盛り込んだことに対し、日本文教出版では「新聞やテレビで領土のことが連日報じられており、教科書で確認できるようにした」、教育出版では「子供たちが将来、責任ある態度がとれるように、政府見解を踏まえて記述した」としている。
このほか、新たな教科書には東日本大震災に関する内容が各教科で取り上げられ、天皇皇后両陛下が被災地をご訪問される様子が写真付きで掲載されたり、自衛隊の救助活動が初めて紹介されたりした。
 伝統文化の尊重や国を愛する心の育成に努める内容も多く、音楽では国歌「君が代」への理解を深めようと、特別な紙に歌詞を掲載した教科書も登場した。
 27年度から使われる主に高校3年用の検定結果も公表され、49点中1点が不合格、1点が申請を取り下げ47点が合格した。

 ■教科書検定 教科書会社が編集した原稿段階の教科書の記述が客観的かどうかや、適切な教育的配慮がなされているかを文部科学省が審査する制度。合格しないと教科書として認められない。学習指導要領に沿っているかなどを教科用図書検定調査審議会に諮り審査。教科書会社は指摘された検定意見に沿って内容を修正。合格した教科書は教育委員会などの採択を経て翌年春から使用される。

産経新聞  4月4日
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映画ってセリフひとつとっても、
単に芝居がうまい下手ではなく、
その人の品性、誠実さが浮き出てしまう。

中途半端な俳優だったりすると、
とても陳腐になってしまうわけです。

それだけに、普段から
心の在り方や何をどう見つめるか、
そして真摯に生きるということを、
ちゃんとやっていかないといけない。
( 原田美枝子  女優)

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2014年4月4日(金) 歴史、政治、社会
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 140年前日本人同士が戦っていた, 2010/2/28 By 富士の鷹 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 奥羽越列藩同盟 (中公新書) (新書)

鳥羽伏見から敗走した会津藩支援のため成立した奥羽越列藩同盟は、会津討伐を進める薩長新政府軍と対決を深めていかざるを得なくなる。同盟側に日和見、裏切りなど足並みが乱れたこともあり、戊辰戦争は奥羽越を舞台に婦女子、農民までも巻き込んだ悲惨な展開となる。結果は、まさに「勝てば官軍、負ければ賊軍」で、わずか140年前の「輝かしい」明治維新は、同盟勢力の徹底的な粛清でスタートしたとも言えるのではないか。著者は、結びで次のように総括する。「日本の戦後処理のまずさは第二次世界大戦でも指摘されているが、戊辰戦争でもまったく同じで、賊軍の名で奥羽越を一方的に片付け、日本の近代史にとって、戊辰戦争とは一体なんだったのか十分に討議、検証することなく、歴史の闇に葬ってしまった。これは日本人の恥ずべき歴史感覚であることを指摘し、この本を奥羽越列藩同盟の参謀と、山野に朽ちた兵士や農民、婦女子たちの霊に捧げたいと思う。」強く共感するところである。

24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 皆が知らない歴史の中に埋もれた真実, 2009/11/19 By YUHKI - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 奥羽越列藩同盟 (中公新書) (新書)

星さんの作品は何冊か拝見していますが、なかなか興味深い内容で面白い。
私も幕末関連の話には大変興味があり、色々な書物を拝見しているが、いつも感じるのは、明治新政府は欺瞞に満ちているということ。確かに時代の流れはいつかは変わるしかなかったのだろう。しかし、薩長が採った方法は余りにも暴力的だったのではないか?殊に会津などに対する憎しみは最早私怨としか感じられない。現代の感覚で当時を量ることは、或意味難しいのだろう。時代により、各々がよって立つところが異なるのだから。しかし、薩長のあれほどの幕府及び会津に対する憎しみがなければ、明治維新はあれほどの犠牲を出さなくて済んだのではないか?幕府は既に色々な意味に於いて弱体化してしまっていた。徳川慶喜は多分平時に於いては利口な将軍になったかも知れない。しかし、あの激動の時代では殊更優柔不断にしか感じられない。この慶喜が将軍であったことは、それぞれに於いて不幸であった気がする。それに明治天皇が余りにも幼すぎた。薩長や一部の公卿たちに利用されたとしか思えない。そして、権謀術数の巧みな薩長や岩倉具視などに対して、列藩同盟は余りにも純朴であった。そういう面と近代兵器の差で敗北したのだと思う。 



東日本大震災から3年の節目に合わせ福島中央テレビ、福島テレビ、福島放送、テレビユー福島の県内テレビ局4社と県の共同企画「ふくしまっ子 10万人の笑顔プロジェクト」で、県内の小学生約10万人が参加した巨大地上絵が2日、福島市のあづま総合体育館に完成した。同日、同所でオープニングセレモニーが行われた。一般公開は4日まで。
 地上絵は児童一人一人が紙皿に笑顔を描いた「笑皿」を集め、メーンアリーナのフロアに縦50メートル×横40メートルの巨大な笑顔を表現。観客席や窓にもびっしりと「笑皿」を並べ、アリーナ全体が一つのアート作品になっている。またロビーには3月26日から4月6日まで、笑顔をイメージした高さ4メートルのオブジェなどを展示している。地上絵の公開は午前9時〜午後9時(最終日は正午)。入場無料。

福島民友  4月3日
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福島第1原発、燃料取り出し作業を一時中止

 東京電力は3日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールで午前9時から予定していた燃料取り出し作業を中止したと発表した。チリ沖の地震に伴う津波注意報発令を受けた措置。
 プールがある原子炉建屋は海抜10メートルにある。東電は燃料取り出し以外にも、注意報が解除されるまで海抜10メートル以下の敷地内で行う全ての作業を見合わせる。海抜35メートルにある地上タンクの設置作業は予定通り行う。
 東電によると、3月31日現在、核燃料1533体のうち550体を敷地内の共用プールへ移送済み。残る983体は年内に移送を終える。

河北新報  4月3日
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18歳以上投票…国民投票法改正案、提出で合意

 改正案は、投票年齢を当面は「20歳以上」とし、改正法施行から4年後に「18歳以上」に引き下げることなどが柱。今国会で成立し、公布とともに施行される見通し。成立すれば、憲法改正の手続きが整い、将来の憲法改正に道が開けることになる。
 今回合意した改正案は、政治的行為が禁止されている公務員について、憲法改正に関する個人的な賛否の表明や投票の勧誘などに限って認めた。
 自公がまとめた当初案には、公務員が主導する組織的な署名活動などを禁止する規定を盛り込んでいたが、労働組合を支持母体とする民主党が反発したため、改正案から削除し、付則で検討課題とすることにした。
 会談には、自公民のほか、日本維新の会、みんな、結い、生活の各党実務者が出席した。衆院に議席のない新党改革も会談に同席し、参院審議で改正案に賛成する方針を表明した。改正案に反対方針の共産、社民両党は欠席した。

読売新聞  4月3日
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大間原発「建設中止を」=自治体初、函館市が提訴―東京地裁

時事通信 4月3日(木)15時47分配信
 青森県大間町に建設中の大間原発は、東京電力福島第1原発事故前の旧審査指針に基づき設置が許可され違法だとして、北海道函館市が3日、国と事業主の電源開発(東京都)を相手に建設差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こした。自治体による原発差し止め訴訟は全国初。

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作務で草むしりをしていた私に
老師はこう問いかけたのです。

「あんた、どんな気持ちで
草を抜いてるんや」と。

「あんたが何気なく抜いてる草も、
生きてるんやで。

他の草を生かすために、
その草の命を奪っているわけや。

生かされているということが、
どんなに尊いことなのか、
そのことに心を馳(は)せなさい」

( 千宗室(せん げんしつ)   茶道裏千家前家元15代汎叟宗室)

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2014年4月3日(木) rekisi ,shakai ,seiji
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年4月3日
58.小栗上野介―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一
87.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) 星 亮一
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69 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 未だに続く会津の悲しみ, 2004/9/10
By perago - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書) (新書)

新選組が好きで、そこから幕末の会津に興味を持ちました。
この著書は、鳥羽伏見の戦い以後、会津藩が降伏するまでの期間を取り上げています。
新選組関連の書籍で、今まで何度も鳥羽伏見以後の史実は知っていました。
会津で激戦が繰り広げられ、多くの悲劇にみまわれたことも知っていました。
しかし、「知っていたつもり」だったということが、この本を読んで気が付きました。
当然のことですが、新選組関連の書籍で語られる会津での戦いの視点と、会津武士達をメインに語られる視点では、内容の濃さが違います。
目まぐるしく転落してゆく会津の運命、それに翻弄され続ける人々、
簡潔でわかりやすい文章でありながら、会津の悲劇を生々しく伝えてくれます。
電車内で読んでいて、何度涙が溢れそうになったことか...。
しかも、その悲劇がただ一方的に官軍によって引き起こされたわけではなく、会津の支配階級者たちにも責任があるという事実を知り、さらに胸が締め付けられる思いがしました。
さらに、戊辰戦争から100年以上経た今でも、会津と長州(萩市)の間にはわだかまりが続いており、互いに親交を深めようと努力されていることを知り驚きました。
ほんの些細なことから始まったことが、こんなにも長い間に渡って人々を苦しめ続ける戦争というものについて、改めて考えさせられた1冊でした。

32 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 今も引きずる明治維新の悲劇, 2009/1/29
By Coffey man - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)
レビュー対象商品: 会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書) (新書)

 高校のとき日本史をまじめに勉強していなかったので、会津の人たちはいまだ
に薩長をよく思っていない、という話を聞くと「いったい何があったんだろう?」と
素朴に疑問に思っていました。明治維新には大変な悲劇があったことがよく分かりました。
江戸が無血開城したことにより薩長軍は振り上げたこぶしをどこかに向けなけれ
ばならず、その対象が会津藩だったのでしょう。その理不尽さは、東北、越後が
反発し、奥羽越連藩同盟の結成されたことに通じているのではないでしょうか。

 しかしながら東日本政権を樹立するには会津藩はあまりにも時代に取り残され
ていました。本書の考察でも、戦局によっては違った展開があったのではとされ
ていましたが、節目節目でことごとく判断を誤り、敗れるべくして敗れたともい
えなくもありません。しかしながら敗戦後の薩長軍の掠奪や婦女への暴行、拉致、
監禁などもひどいもので、会津人の恨みを強くさせているのでしょう。

 会津と薩長でこのような歴史的遺恨があり、いまだにそれを引きずっている事実を
知っていると知らないではお互いへの配慮が大きく違ってくるでしょう。大人の
社会人として知っていなければならない史実であると感じました。
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国道6号・双葉−富岡間を除染 一般開放へ月内着手

 石原伸晃環境相は1日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域が設定され南北に分断されている双葉、大熊、富岡3町間の国道6号(延長約14キロ)について、一般車両の通行制限解除に向け、今月中に国直轄による除染に着手する方針を明らかにした。完了時期は未定。同区間は放射線量が高く、通行する人の被ばく対策が課題だが、除染が完了すれば一般開放の実現が前進する見通し。
 同区間は昨年6月、原発周辺12市町村に申請した車両に限って通行が認められた。石原氏は「国道6号は本県の復旧、復興に重要な幹線道路だ。現行の交通に支障が出ないよう除染を進めたい」と述べた。国道6号は通勤時間帯を中心に渋滞が起きており、環境省は同国道を管理する国土交通省や県警、市町村と協議して片側交互通行にするなど作業の進め方を詰める。

福島民友  4月2日
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消費税8%、被災地に重い負担 仮設店舗、苦渋の値上げ

 消費税率が1日から引き上げられ、東日本大震災から3年が過ぎた被災地には8%が重い負担となってのしかかる。東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で避難し、ようやく仮設店舗での営業再開にこぎ着けた店舗にとって価格引き上げは苦渋の決断だ。客足が遠のく懸念から「これからという時期に」と嘆く声もあるが、前を向いて歩む決意に揺るぎはない。一方、仮設住宅で暮らす住民も増税を負担に感じている。
 「お客さんのことを考えると値上げはしたくないけど…」南相馬市鹿島区の仮設店舗で営業する双葉食堂は、消費増税に合わせて全部のメニューを50円ずつ値上げした。「食材だけじゃなく光熱費も上がる。味を守るには仕方ない」。苦渋の決断だった。店主の豊田英子さん(64)は値上げへの複雑な思いを吐露する。
 いわき市久之浜地区の仮設商店街「浜風商店街」で生鮮食品などを販売する「はたや」は、日用品などを増税分値上げした。遠藤利勝店長(50)は「将来的な店舗再開を考えると、客足が減らないか不安だ」と漏らす。

福島民友  4月2日
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日朝政府間協議 まずは軍事的挑発を自制せよ

 軍事的な挑発といった愚かな行為を続けるようでは、北朝鮮は何も得られない。それをわからせることが先決だ。
 日本と北朝鮮の外務省局長級による協議が中国・北京で行われ、日本人の拉致
や核・ミサイル問題などを計8時間半、話し合った。北朝鮮は「過去の清算」を
求めてきたという。
 双方の見解に大きな隔たりがある中、協議継続で一致したことには一定の意義があるだろう。
 拉致問題について、日本側は政府の認定した拉致被害者の再調査に加え、拉致の可能性が否定できない「特定失踪者」にも対応を要求した。粘り強く交渉し、問題の進展へつなげてもらいたい。
 すでに国連人権理事会は、北朝鮮が拉致や政治犯の虐待などを国策として行っていることを「人道に対する罪」と糾弾し、責任者に法の裁きを受けさせることを求める決議を採択している。
 次第に強まってきた北朝鮮包囲網を、拉致問題の解決にどう生かすか。国際社会を巻き込んだ外交を展開する必要がある。
 今回の協議で北朝鮮は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物に売却許可決定が出ていることに関し、強い懸念と問題意識を示した。売却され、退去を迫られると、日本での重要拠点を失うからだ。
 だが、そもそも原因は、朝鮮総連が在日朝鮮人系信用組合から巨額の融資を受けながら返済せず、競売にかけられたことにある。
 それなのに懸念表明とは、筋違いも甚だしい。
 一方、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射したことも、協議のテーマになった。日本が、日朝平壌宣言や国連安全保障理事会決議に反すると抗議し、自制を求めたのは当然である。
 国連安保理は弾道ミサイル発射を非難する議長談話を発表しているが、北朝鮮がこれをまったく無視しているのは問題だ。
 弾道ミサイル発射については自衛的な訓練だと強弁し、「核抑止力を一層強化するための新たな形態の核実験も排除しない」と脅しともとれる見解を示している。
 31日には、北朝鮮軍が黄海上の軍事境界線付近で射撃訓練を実施し、約100発が韓国側に着弾した。韓国軍がこれに対応射撃するなど、南北の緊張も高まった。
 金正恩政権は、危険な挑発行為を即座に止めるべきである。
 国際社会との協調以外に、窮乏した国家を救う道はないことを自覚しなければならない。

読売新聞  4月2日
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生きていくことは
大変なことです。

みんなが「苦」を担いで
もがいています。

傍から見れば
羨ましがられる人でも、

羨ましがられる分だけの
「苦」を背負っている。
( 千宗室(せん げんしつ)   茶道裏千家前家元15代汎叟宗室)

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あの晩の華やかな記者発表は、一体何だったのだろう。

巻き髪の若き研究者が、「誰も信じてくれなかった。今日、一日だけがんばろう。そう思ってやってきました」と語った姿には、嘘はなかった。多分、その気持ちに嘘はなかったんだと思う。

だが、結果は捏造。「研究者としての未熟さだけに帰することのできるものではない」として、捏造を認めた。

確かに決してやってはいけないことを、小保方さんはやってしまったのかもしれない。でも、彼女はここまで、人非人扱いされるほどの罪を犯したのだろうか?

いや、言い方を変えよう。小保方さんは入ってはいけない領域に手を出した。それは紛れもない事実だ。だが、どうにもスッキリしないです。もし、彼女がトークンとしての”女性”じゃなかったら……、そんな思いが消えないのである。

トークンとは、「目につきやすいもの、目立つもの」を意味し、少数派やマイノリティはトークンになりやすい。トークンは、「珍しい存在」であるがゆえに、見せもの的な立場に置かれ、ときにさまざまなプレッシャーを経験する。その状態から引き起こされるさまざまな現象を、トークニズムという。 

どこの企業でもそうであるように、研究者の世界でも女性の積極的活用が勧められている。「女性研究者 助成金」くらいのキーワードでググってみれば、さまざまな大学、財団、一般企業が、いかに女性研究者の育成に積極的であるかが、お分かりになると思う。

理化学研究所もかなり積極的で、「科学だけでなく、男女共同参画の問題でも最先端の施策を実現し、女性研究者がやる気を出せる、日本のモデル研究所となるよう努力している」のだという。

もし、小保方さんが女性じゃなかったら……。


1月29日のマスコミ向けの、ちょっとだけ華やかな記者発表もなかったかもしれないし、マスコミ報道がここまで加熱することにもならなかっただろうし、世界中の研究者たちが、ネイチャーに掲載された論文を、ここまであら探しすることもなかったに違いない。 いや、それ以前に、小保方さんが30歳という若さで、ユニットリーダーになることもなかったかもしれない。

そもそも、アカデミックの世界、メディアの世界、おカネの世界は、融合しづらいものだ。学問という単純には白黒つけられないものと、白か黒かでニュースにしたがるマスコミ。自己の内発的動機主体で行われる研究と、利益を上げざるをえない医療産業。

その相容れないもの同士が結びついた現代の社会構造に、トークンとしての「女性」が加わったことで、問題はより複雑に、そして、陰湿になった。

特に先々週の週刊誌でのバッシングは、明らかに一線を超えていた。 ときにマスコミは、人間の中に潜む闇の感情を引き出す“悪の装置”と化す。と同時に、世間の人たちの“闇”を匿名化し、消費させる都合のいい装置でもある。

マスコミだけでなく、フェイスブックやツイッターなどでも、悪趣味なジョークが飛び交っていたのだ。

そこで、今回の一連の問題を反面教師に、「トークンとしての女性」について、考えてみようと思います。

「トークン=目立つ存在」と位置付け、プラス面とマイナス面を明らかにしたのが、米ハーバード大学経営大学院教授のロザベス・モス・カンターである。

カンターは1970年代、5年間ほど、外部コンサルタントとして働いていたインダスコ社という企業で、トークンとしての「女性」の存在に着目し、記録したエスノグラフィーを、「Men and Women of the Corporation(邦題:企業のなかの男と女)」は私も何度も読み、たくさんの示唆を得た名著である。

インダスコ社の上級職、特にセールス部門の女性は、非常に目立つ存在で常に注目を集めていた。彼女たちは常にゴシップの的で、社内中の誰もが彼女たちのネタを歓迎し、報告しあうのが日常だった。そして、大抵の場合、それらは“悪意”をもって伝えられていた。ゴシップの9割以上は、仕事以外のこと。つまり、トークンとしての女性にプライバシーはなかったのである。

しかしながら、トークンが有利になることもあった。多くの男性は、上司やお客さんに覚えてもらう、ありとあらゆる努力をしていたが、女性たちは「女」というだけで覚えてもらえた。

営業の上級職の女性が売り上げトップになると社内中に知れ渡ったが、男性がトップになっても話題にならない。

トークンとしての女性は、その存在を認めさせるという意味では、実に有利だったのである。

が、それは「最初の失敗をするまで」。たった一回でも失敗をすると、男性との関係、服装、髪型、言葉遣い、など、仕事とは全く関係ないゴシップが陰湿になり、「だから、失敗するんだ」と厳しい視線を浴びせられ、全否定された。

さらに、トークンは会社の経営陣の男性たちから、利用されることもあった。その一説を以下に抜粋する。

ある上級職の女性は、取締役会の会長上層部から、ある昼食会に出席するように要請された(このとき会の趣旨は教えてもらえなかった)。会食の当日、副社長が彼女のエスコート役として、彼女を迎えにきた。彼女は会場に着いて初めて、会食が各社の役員の集まりであることを知った。しかしながら、彼女の名前は参加者リストにはなく、代わりに男性役員の名前が登録されていたのだ。

インダスコ社の会長は、「わが社には、男性エスコートを付けるほどの、優秀な『女性』がいる。そういった女性をわが社では登用している」ということを社内外に、アピールするために彼女を呼んだのだった。

彼女のプライドを全く無視し、彼女をまるでショーケースの展示品のように扱ったのである。

その上級職の女性は、「まるでデートに連れ出されたようだった。私は何かの功績ある女性としてではなく、ただの女性として招かれた。屈辱だった」と語った。

念のため繰り返すが、このエスノグラフィーは1970年のものだ。だが、今から40年以上前の、このときの状況と同じことが、日本社会で起きてはいやしないか?

ノーベル賞級の大発見だ! 割烹着だの、どこそこの指輪だの、と大騒ぎしたマスコミ。論文発表から相次いだ、論文に関するさまざまな指摘。挙句の果てに行きついた、下劣なバッシングの数々。

その背後には、「なんで、あの人だけ評価されるわけ?」「なんで、自分が選ばれないで、彼女になったわけ?」「所詮、女っていうだけで、選ばれたんだろう?」

そんな嫉妬が、どこかにあったんじゃないだろうか。

不思議なもんで、人間というのは嫉妬する自分を恥ずかしいと思うらしい。だから、必死にその嫉妬心を隠すために、一瞬でも“あら”を見つけると、正義を振りかざす。

これって、倫理的にどうなのよ? 上司としてどうなのよ? 職業人としてどうなのよ? 責任とってないでしょ? といった具合に、だ。

そんないくつもの理性を凌駕した感情の波が、今回の問題を膨張させた。そう考えると、なんだかとんでもなく複雑な思いになってしまうのである。

小保方さんがあの若さで、確固たる業績もない状況で、ユニットリーダーとなったのは、なぜか? そこに”女性活用”という変数が入ってはいなかったか?

「それと捏造は関係ないだろ?」

そうかもしれない。

でも、トークンのプラスとマイナスの両極が、事件の引き金となったことは、否定できないと思う。

少なくとも トークンとなるチャンスを与えた人(=上司)も、目立つ存在となるチャンスを得た本人も、締めすぎるほど、脇を締めなきゃならなかった。

だって、「女性」というだけで注目されるのだ。

「ホラ、やっぱり女だからね」と言われないように、共同研究者の先生方も、どこから突かれても、正々堂々と主張できるものに論文を仕上げなければならなかった。もし、本当に小保方さんの発見に研究者として価値を見出し、若き研究者の芽を活かしたいと思っていたならば、だ。

そして、小保方さんは……、私は彼女が若かったことが、結果的に不幸な方向につながってしまったと考えている。

彼女は、トークンとしての女性を経験していなかった。いや、経験したとしても、若さゆえの大胆さが、裏目に出てしまったのかもしれない。

「周りに何を言われても関係ない!」――。若いとき、私はよくこんな風に思っていた。

男性ばかりの天気予報の現場で、男性の出演者の多いテレビの報道番組で、男性ばかりが講師を務める講演会で、男性の年配の偉い先生ばかりが集うシンポジウムで、私は恥ずかしげもなくノースリーブや、背中の大きく開いた派手な服装で出向いた。服装を注意されたりすることがあっても、「中身がしっかりしてれば、それでいいじゃん」――。そんな風に、いつも思っていたのだ。

だが、年齢を重ねて、自分が見えてくると、自分がいかに未熟で中身もしっかりしていなくて、いかに大胆だったかを知り、恥ずかしくなった。

「くだらないことでケチをつけられることほど、くだらないことはないので、そんなくだらないことでケチ付けられないようにしよう」――。そんな風に考えるようになった。

「どこから突っ込まれても、完璧にしなきゃ」と必死になった。「100点じゃなく、180点目指そう」。そう思うようになった。

ただ、これまた不思議なもんで、最近はまた、ちょっとだけ大胆さを取り戻している。開き直り? いや、違う。図々しくなった? そうかもしれない。いずれにしても、“今”に至るには、20年もの歳月がかかっている。

そして、今。失敗を失敗にさせなかった周りの“オトナ”たちに深く感謝している。失敗しても、追い詰められることがなかったのは、周りの人たちの力なくしてありえなかった。

未熟だからこそおもしろくもあり、若さゆえの大胆さが、世の中を変えることもある。それをプラスに導くもの……。「研究者として、 けしからん!」とただただ断罪する前に、それを今一度、誰もが考えなきゃいけないんだと思う。

河合薫
健康社会学者

健康社会学者(Ph.D.,保健学)。千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演。 2004年東京大学大学院医学系研究科修士課程修了、2007年博士課程修了(Ph.D)。産業ストレスやポジティブ心理学など、健康生成論の視点から調査研究。フィールドワークとして行っている働く人々へのインタビュー数は600人に迫る。医療・健康に関する様々な学会に所属し、東京大学や早稲田大学で教鞭を取る。

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2014年4月2日(水)  政治、歴史、社会
震災3年【中間貯蔵】課題は山積したままだ(福島民報3月28日)
<STAP細胞>米教授、論文撤回は不要「結論に影響ない」
毎日新聞 4月2日(水)10時36分配信

チャールズ・バカンティ教授
 【ニューヨーク草野和彦】理化学研究所の調査委員会が、STAP細胞論文の不正を結論付ける最終報告書を公表したことを受け、論文の著者の一人、米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授は1日、毎日新聞の取材に対し、「(論文の)科学的な内容や結論には影響しない」と述べ、論文撤回は不要だとする従来通りの主張を展開した。

【これでは科学的に追跡できない】小保方さん、実験ノート3年で2冊

 理研は論文の撤回を勧告するとしているが、教授は論文作成段階の誤りは訂正が必要とする一方、「科学的発見が全体的に正しくないという説得力のある証拠がなければ、論文を撤回すべきではない」と強調した。

 教授は独自のSTAP細胞の作製法を公表している。これに基づいた香港中文大学の研究チームによる実験で、多能性幹細胞ができた可能性を示す初期結果が出ていると紹介し、「喜ばしい」と述べた上で、「科学的事実はいずれ明らかになる」と自信を示した。

 教授は、論文の筆頭著者の小保方(おぼかた)晴子・理研研究ユニットリーダーの米留学時代の恩師。所属するハーバード大の関連医療機関「ブリガム・アンド・ウィメンズ病院」の広報を通じて声明を寄せた。政府は、東京電力福島第一原発事故に伴う県内の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の新たな計画案を27日、佐藤雄平知事や地元首長らに示した。施設を双葉、大熊の2町に集約し、用地の国有化などを盛り込んだ。30年以内の県外最終処分を明記する法律の整備については、地元が計画を受け入れるなど、各種の環境が整ってから行うとしている。
 2町への集約化が認められたのは「一歩前進」だが、それ以外で多くの課題が残った。県は、県外での最終処分を明記する法整備こそ、地元が計画を受け入れる前提条件としてきた。政府方針は、地元の意向と全く逆だ。また、県や関係町が強く求めてきた帰還見通し時期や地域振興策は示されず、要望していた用地の借地契約についても、国有化方針を譲らなかった。政府はもっと地元の声に耳を傾けるべきだ。
 30年以内の県外最終処分の法制化は、法律に国の責務や県外処分実施の強制力をしっかり記す必要がある。法律の中身が重要なのに、計画を受け入れないと法制化が進まないという。これでは、県外処分について国がきちんと責任を取るか心もとない。
 用地国有化も問題だ。国有化されれば将来、用途について地元の意向が無視される懸念がある。国は、広大な面積を借地契約にすると、相続者が不明になるなど「長期の管理が難しくなる恐れがある」とする。それなら、国有地でなく、県有地や町有地にして借地契約を結んではどうか。地元と国が対等に話せる。
 帰還見通し時期の明示は国の責務だ。現時点で考えられる内容を早期に示すべきだ。示せないと、中間貯蔵施設の整備そのものが進まない。
 地域振興策も、将来の本県の姿を描くのに欠かせない。事故発生から3年余りが経過した現在も提示できないのは、国に真剣さが欠けているとしか言いようがない。また「お金がない」と霞が関に言われているのか。
 県は、今回の計画案は不十分として、計画案の再提出を求めた。中間貯蔵施設の建設は除染推進と復興に欠かせない。ただ、除染廃棄物の「現場保管」など現状からの解決を焦る余り、政府に安易に妥協してはならない。
 30年以内の県外最終処分を約束しなくてはならない閣僚や知事、地元首長らは、長い年月が過ぎ「約束の期限」を迎えた時、その立場にいないだろう。今の県民だけでなく、未来の県民の誰もが納得する条件を整える重い責任を負っている。(小池 公祐)

( 2014/03/28 08:18 カテゴリー:論説 )
結いの党の江田憲司代表は1日の記者会見で、みんなの党の渡辺喜美代表が自身の借入金問題をめぐって党内に配布した文書に、結いなどの「策略」と記したことについて、「もううんざり。謀略論、言い掛かりの類に答える必要はない」と不快感を示した。「渡辺氏はペーパーで済ませるのではなく、国民の前に堂々と出て説明責任を果たすことが重要だ」とも語った。 (時事通信)



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32.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
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5つ星のうち 5.0 歴史の裏を知る面白さ!, 2010/1/2
By 晴天女 -
レビュー対象商品: 偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) (文庫)

戦勝者に人はなびきます。そうした人達は敗戦者の会津を見放しました。
しかし、会津はみずからの正義を訴えるために死をかけて戦いに臨んだのです。
なぜに私達が朝敵なのですか。いまは見捨てられても、必ずや歴史が証明してく
れる。「そういう思いで、会津藩兵は戦場に向かい、白虎隊の少年達も自刃しま
した」

御所に向かって発砲した長州が許され、どうして天皇擁護の会津が朝敵とされた
のでしょう。京都守護職の松平容保は、天皇から絶大な信頼を受けていたではありませんか。
以前から私が知りたいことでした。
本書は、そうした疑問に懇切丁寧に解説してくれています。

薩摩や長州といった幕末史の主な人物の紹介が的確にされ、分かり易く整理して
あります。当時の世相をよく理解でき、難なく読み進められました。 

容保は岩倉具視のような政略に富んだ政治家ではありません。
会津は最後まで一丸となって闘いました。
会津士族は命を懸けて君主に尽くしました。
会津女性の強さに驚嘆します。
「会津ならではの倫理、道徳、美学があった」
畳み掛ける文章が胸に迫ります。

坂本龍馬に重要な役回りのあったこと、そして薩摩土佐盟約の存在を
本書で初めて知りました。
悲惨極まりない会津処分は小心な木戸孝充によるものだったのですね。

本書には薩長が知られたくない多くの「真実」が書かれています。
歴史はその裏を知ってこそ面白いですね。
とても読み応えのある一冊でした。
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田村・都路の避難指示解除 放射線の不安解消課題

 政府は1日午前0時、東京電力福島第1原発事故に伴う田村市都路地区の避難指示を解除した。第1原発から半径20キロ圏の旧警戒区域では初めて。ただ、放射線への住民の不安はぬぐい切れず、住民の帰還は当面、少数にとどまる見通し。国は放射線に関する相談員を置く方針だが、追加除染の明確化を含めて住民の帰還意識を促せるかどうかが、後に続く他自治体の避難指示解除に向けて試金石となる。
福島民友  4月1日
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STAP細胞論文の一部は不正 理研調査委、認定へ

 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらが発表したSTAP細胞の論文問題で、論文に指摘された疑義の一部を理研が不正と認定する方針であることが31日、関係者の話で分かった。
 4月1日午前に理研の調査委員会が記者会見し、調査の最終報告を発表する。理研は報告書の文言を調整しているが、論文の取り下げを著者たちに強く勧告する。
 他の研究者がSTAP細胞を作る再現実験に成功したとの報告例はないが、理研は1日には細胞が実在するかどうかの判断はせず、理研の再現実験への取り組みを明らかにする見通しだ。

2014/04/01 02:13 【共同通信】
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【産経抄】中国が仕掛ける情報戦 3月31日

 昨年、生誕150年を迎えた徳富蘇峰が、国際政治における宣伝の重要性に気づいたのは、第一次大戦前夜のころだった。当時ドイツから自国の優秀さを強調する、英文のパンフレットがやたらと送られてきていた。バカバカしいと思いながら読んでいるうちに、だんだんその気になっていったそうだ。さらに、宣伝が得意なのは、中国だとも指摘している(『稀代のジャーナリスト 徳富蘇峰』藤原書店)。
 ▼まさに慧眼(けいがん)である。中国の習近平国家主席が、訪問先のドイツで対日批判の講演を行った。日中戦争では3500万以上の死傷者が出て、南京事件では、旧日本軍が30万人以上を殺害したというのだ。
 ▼死傷者数は、中国政府によってこれまで根拠のないまま水増しが続いてきた。「3500万」は、1995年に江沢民元国家主席が、モスクワで行った演説で言い出した数字だ。30万人殺害についても、当時人口が20万人だった南京では、あり得ない。
 ▼事件直後に「大虐殺」を最初に紹介した英国のジャーナリストと、中国国民党の中央宣伝部とのつながりも明らかになっている。つまり、虚実不明の南京事件は、当時から中国の反日プロパガンダ(宣伝)に利用されていたことになる。
 ▼蘇峰の言うように、事実が歪曲(わいきょく)され数字に根拠がなくても、繰り返し語られれば、国際世論もいつか「その気」になるかもしれない。日本の評判失墜に成功すれば、尖閣諸島をわがものとし、国内の人権弾圧の実態を覆い隠すのに好都合だ。習主席がこう考えているとすれば、反日プロパガンダは、今後もエスカレートするばかりであろう。
 ▼「日中関係改善はさらに遠のいたといえる」(毎日新聞)などと、呑気(のんき)なことを言っている場合ではない。
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人のためになることをすると
自分も元気になるんです。
生きるのが楽しくなる。

そういう醍醐味は、
やっぱり仕事じゃないと
味わえない。

だから仕事って、
本当にすごいと思うんですよ。
(鎌田 實  医師)

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2014年4月1日(火) 歴史、社会、政治
戊辰戦争研究会、対馬の旅、決定

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6月7日(土)
16:00-17:00 博多交通会館にて講演会 終了後懇談会を予定

6月8日(日)
博多港10:30発-対馬厳原12:45着 交通費7060円
対馬観光
主な観光地・浅茅湾(幕末においてロシアの軍艦ポサドニック号が占拠した地)
      金田城(白村江の戦いで敗れた日本は唐・新羅の来襲を恐れ築いた城)
対馬宿泊
6月9日(月)
対馬厳原13:00-博多港15:15着 交通費7060円 解散

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偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実」 (だいわ文庫) [文庫] 星 亮一

最も参考になったカスタマーレビュー
83 人中、69人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 『賊軍、敗者、見せしめ』にさせられた会津藩 2012/3/28 By デジャヴ 形式:文庫|Amazon.co.jpで購入済み

日本近代史を考える際に戊辰戦争勃発が不思議でならなかった。何故このような内戦が起こったのか、避けては通れない道だったのか、明治維新とは何か、探求したくて本書を手に取った。
冒頭から少年の白虎隊のみならず、多くの会津藩の老若男女がいわれ無き賊軍・朝敵との汚名に立ち上がる様は実に勇猛果敢であり、京都守護職を任されるに相応しい当時雄藩と言われた会津を知ることができる。 そしてわかったことは、薩長によって巧みに挑発誘導され、新政府の存在意義のために 一方的に悪者に仕立て上げられた――ということだった。『勝てば官軍』の語源の通り 新政府が正義なのだ、楯突く者は許さない、との見せしめのために会津藩(東北)は戦わされ、そして敗者にさせられたわけだ。その証拠に、戦死者の埋葬を許さず ありとあらゆる差別をし、果ては一万数千人もの人々を下北半島に『島流し』させている。そこでの生活は言語に絶するものがあったとのことで、今現在に至っても禍根を残す要因になっている。 推論だが、やはり孝明天皇は薩長の陰謀によって消されたのだろう。毒殺としか思えない死に様が物語っている。また、新選組が捕らえた長州の狼藉者は 京都壊滅の暴挙を画策していた、、、天皇を担ぎ上げてまんまと自らに都合のいい政府を樹立しようとした薩長こそ、賊軍ではないだろうku梟:・/凾タ明治新政府など、こんなものだったようだ。その証拠に新政府樹立直後から権力闘争が始まり、その後立役者の西郷らと西南戦争に至るくらいなので、政府首脳がこの程度だからこそ、切りがない軍国主義に歯止めがかからずついには太平洋戦争によって我が国を破滅の危機に落とし入れる羽目になったのでは・・と考えさせられた一冊だった。
著者の見解は全編的に会津寄りというわけでもなく、冷静に客観視していることで説得力がある。
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5月にも海に放水 県漁連「地下水バイパス」容認で

 東京電力福島第1原発事故に伴う汚染水対策として「地下水バイパス計画」を県漁連が容認したことを受け、茂木敏充経済産業相は30日、相馬市の相馬双葉漁協で地元漁業者と意見交換し、原子炉建屋に流入する前にくみ上げた地下水について5月にも海洋放出を始める考えを明らかにした。県漁連が計画容認の条件に挙げた要望に関しては、試験操業中の損害賠償継続や排水基準の順守などを東電に強く指導する方針を示した。
海への放水時期については、相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長が、最盛期を迎えたコウナゴの試験操業に影響しかねないと懸念を示し、漁が終わる4月末以降の実施を求めた。
 これに対し茂木氏は「意向に沿ってコウナゴ漁の終了後にできるよう検討したい」と前向きに応じる姿勢を示した。また、排水基準が厳守されるよう県漁連が第三者による監視を求めた点に関して茂木氏は、日本原子力研究開発機構(JAEA)や民間の検査機関に地下水の放射性物質濃度測定を依頼するとした。4月4日に文書で正式に回答する。

福島民友  3月31日
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「わが家で暮らしたい」 帰れる日、仮設で待つ老夫婦

 東京電力福島第1原発事故に伴う川内村の警戒区域が居住制限区域と避難指示解除準備区域に再編されてから4月1日で2年となる。除染はほぼ完了し、避難指示解除準備区域では、3カ月間の長期宿泊が4月26日に始まる見通しで避難指示解除に向けた動きが具体化しつつある。一方で、18世帯が指定されている居住制限区域の長期宿泊は見送られ、避難指示解除の見通しは立っていない。
 「最初から(長期宿泊は)無理だと思っていた」。25日に村で開かれた政府主催の住民懇談会。関根汎(ひろし)さん(86)、マキ子さん(79)夫妻は一緒に参加したが、政府関係者は、居住制限区域の人がいつ帰れるか最後まで示さなかった。
 本宮市などに避難した夫妻は2012(平成24)年7月に帰村。今は仮設住宅で暮らす。自宅は居住制限区域にある。除染が終わったとの通知は来たが、避難指示解除準備区域よりも放射線量は高い。
 事故前は、2人で野菜や漬物をつくり、富岡町の直売所に卸していた。4畳半2間の手狭な仮設住宅の生活は今も慣れない。
 避難指示が解除されたとしても、高齢で今のように体が動くのか分からない。「年寄りが帰れる環境でないのは分かっている。でも本当は家で暮らしたい」とマキ子さんはため息をつく。
 汎さんは毎日のように自宅に通う。長い避難で傷んだ自宅を少しずつ自分で直している。「壊れてたら、解除した時、何もできなくなる」。最近、先日の大雪で壊れた壁を直す図面も完成した。
 夫妻は、秋には村の復興公営住宅に入る予定だ。少しは暮らしやすくなると思っている。「村はいろいろやってくれている。でも震災前が懐かしい」とマキ子さん。避難から3年が過ぎたが、自宅に戻れる時期は見通せない。

福島民友  3月31日
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面倒をかける人がいて、
面倒をみる人がいる。
どちらも大切な存在なのだ。

命を支えるということは、
命を支えられることなんだと
気がついた。

(鎌田 實  医師)

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