星亮一 今日の一言

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2014年3月31日(月) 歴史、社会、政治
震災3年【大学入試】中高一貫校に期待(3月31日),福島民報
 県内の今春の大学入試結果が各高校でまとまった。受験生は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で大きく混乱する中、高校に入学した。放射線問題で不安を抱え、壊れた校舎に代わる仮設教室で学ぶ生徒も多かった。卒業生の頑張りをたたえたい。
 厳しい環境の中で終了した今春の入試結果で特筆されるのは、中高一貫校2校の躍進だ。中高一貫校になってから2期目を送り出した会津若松市の県立会津学鳳高と、1期目が卒業した石川町の私立学法石川高が好結果を出した。
 会津学鳳は、最難関の東大に現役2人が合格した。東大に複数が合格するのは例年、福島、安積、磐城、会津の4校に限られる。東北大の合格者数も、この4校に次いで5番目に多い10人に伸ばした。
 学法石川は、福島医大医学部に高校からの入学組1人を含めて3人が合格した。自治医大医学部が2人、筑波大が5人で、昨春のゼロから積み上げた。有名私大にも合格が相次いだ。
 両校の健闘は、県内の進学校の地図を一部塗り替えるかもしれない衝撃があった。教育関係者も今、大いに注目している。
 中高一貫校は首都圏をはじめ関西などの都市部にある私立が大学進学で実績を残してきた。公立の中高一貫校も全国で増えてきた。
 特徴は、中学入学時に選抜試験で優秀な生徒を集めて、スピードのある授業で各教科を前倒しで教えること。高校2年までに教科書を終え、残り1年間は大学入試に備えた勉強をする高校もある。
 会津学鳳、学法石川ともテンポのある授業に加えて、熱心な指導が生徒の学力向上につながったようだ。会津学鳳は英語、数学などで習熟度別学級を導入したほか個別に添削指導を重ねてきた。学法石川も習熟度別学級を設けた上、平日の課外授業に加えて土曜日は外部講師を招いて勉強時間を確保した。
 両校とも、早い段階から高い目標を掲げた生徒が目立った。勉強する意識を高め、持続させることにつながった。学校側の充実した指導体制と生徒の意欲が、能力を引き出したといえる。
 大学進学を見据えた場合、中学や高校への進学に当たっては中高一貫校を含めて、さまざまな学校の選択肢があった方がよい。県内の私立では学法石川以外にも中高一貫を導入しているところがある。それぞれ学校の特色を十分生かしながら、さらに結果を出してほしい。県立に刺激を与え、本県全体の学力向上につながるはずだ。(佐藤 晴雄)--------------------------------------------------------------------------------
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月31日
60.長岡藩軍事総督 河井継之助―武士道に生きた最後のサムライ (ベスト新書)星 亮一
77.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
86.新選組を歩く―幕末最強の剣客集団その足跡を探して 星 亮一, 戊辰戦争研究


「老いてこそ過激に生きよ」 (イースト新書) [新書] 星亮一 (著)
内容紹介
総人口の減少数が過去最大となり、六五歳以上の高齢者人口が初めて3000万人を突破。老人医療費自己負担額増、消費税増税、年金支給開始年齢の引き上げなど、「老人のセーフティーネットをめぐる状況は激変している。3・11と東京電力福島第一原発事故後から旧警戒区域内の取材にいち早く入り、取材活動を続ける福島在住の歴史作家が、織田信長、野口英世、太宰治、田中角栄、司馬遼太郎、ヘミングウェイら戦場を生き抜いた男たちの人生観を通じて、「老人大国ニッポン」を生き抜くための処方箋を示す。
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新書: 312ページ
出版社: イースト・プレス (2014/2/9)
言語: 日本語
ISBN-10: 4781650228
ISBN-13: 978-4781650227
発売日: 2014/2/9
レビュー対象商品: 老いてこそ過激に生きよ (イースト新書) (新書)
一挙に読んでしまう面白さ!, 2014/3/22
By やちよ - レビューをすべて見る Amazon.co.jpで購入済み(詳細)

俺のことを老人とは呼ぶな、差別用語は止めてくれ。
人生とは何か、気が付いたぞ。
苦労続きの40代そして50代、ハードボイルドな生き様を真骨頂とした頃だ。
織田信長や野口英世にも負けちゃあいない。
それからの積年の功あったればこそ、今や恍惚の心境に達せられた。
人生を俯瞰できる目線も備わった。
見える、見える、人の一生の面白さ。
その目線で一挙に書き下ろした逸品だ。
驚かしてやろう、タフガイな熟年、ここにあり。

著者の喚き声が聞こえてきました。
全く面白い出来です。
一挙に読んでしまいました。
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白鳥の北帰行が本格化 猪苗代湖周辺、半月遅く

本格化してきた白鳥の北帰行。後方は磐梯山=29日、猪苗代町

 猪苗代湖周辺で冬を過ごした白鳥の北帰行が本格化してきた。春の陽気に包まれた29日、ロシア北東部を目指す白鳥の群れが猪苗代町に別れを告げ、北へと旅立った。
 猪苗代湖の自然を守る会代表の鬼多見賢さん(67)によると、例年は3月上旬に北帰行が始まるが、今年は半月程度遅いという。雪解けが遅く、田んぼなどで餌が取れなかったためとみられる。ここ数日、猪苗代湖より南で越冬した白鳥が同湖周辺に飛来し、2千羽以上に増えているという。

福島民友  3月30日
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ドイツ、対中政策修正へ…独紙「友人ではない」

 メルケル首相は28日の習主席との会談後の共同記者会見で、「言論の自由は社会に創造性をもたらす極めて重要な要素だ」と会談で指摘したことを明らかにした。ガウク大統領も、習主席に「自由な意思表明が訴追対象になる」中国の現状に懸念を表明した。

 両国は首脳会談後、経済分野に特化していた2国間関係を格上げし、国際情勢や政治問題でも協力拡大を目指す共同声明を発表した。ドイツの軌道修正には、ウクライナ情勢を巡り、ロシアとの関係が冷え込む中、中国を欧米の側に引き寄せたいとの思惑もある。

 これに対し、習主席は28日の記者会見で、ウクライナ情勢に関し、「中国は内政に干渉せず、全ての国の主権と領土の一体性を尊重する」と述べ、ロシアに制裁で圧力を強める欧米に同調しない姿勢を明確にし、人権問題についても一切言及しなかった。独フランクフルター・アルゲマイネ紙は、両国関係を「パートナーだが友人ではない」と表現した。

読売新聞  3月30日
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「新形態の核実験実施も」=安保理談話に反発―北朝鮮

 【ソウル時事】北朝鮮外務省は30日、国連安全保障理事会が北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難する報道機関向け談話を発表したことなどを受け、米国を糾弾する声明を発表し、「核抑止力をさらに強化するため、新しい形態の核実験も排除しない」と表明した。朝鮮中央通信が伝えた。
時事通信  3月30日
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何をしたらいいのかわからない人は、
悲しい思い出や経験から
人生の目的を探してみるといい。

難しく考える必要はありません。
同じような屈辱を
他の人が味わわなくてもいいような
仕組み作りを考えればいい。

それが、
人生の目的になるんです。
(松田公太  タリーズコーヒージャパン創業者)

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2014年3月30日(日) 社会、歴史、政治
幕末日本のクーデター、批評社
読者評

By 小田尚弘
Amazon.co.jpで購入済み幕末期の日本がどのような状況だったのか、綿密な取材をもとに丁寧に書かれていて、読んでリアルに伝わるものがありました。特に、桜田門の変についての記載に感心しました。
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5つ星のうち 5.0 日本人が今知っておくべきことが学べる本 2014/1/16
By 紫
明治維新について、日本人は教えられたことだけを真実とし、真実についてどこまでしっているのか考えさせられる本でした。
また資料や、いろいろな方の本なども詳細にあげて、非常にわかりやすく、明治維新について
勉強する事ができ、明治維新を掘り下げて徹底的に学びたい人には非常にうってつけの本だと思います。内容は濃く、書き口はわかりやすく、非常にお勧めしたい本です。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 明治維新はクーデターによって成立したのです。孝明天皇の無念がおもいやられます。 2013/11/22
By 元三
司馬遼太郎も明治維新は革命という言葉をつかっています。
織田信長だったらどうしたか、
秀吉は、家康はどうだったか、これも興味あるテーマでしょう。その犠牲になった東北の人々。伊達政宗の嘆きがきこえてきます。
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› 3件すべてのカスタマーレビューを表示(新しい順)
カスタマーレビューを書く ☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月30日
102.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書) 星 亮一
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星亮一著「会津落城 戊辰戦争最大の悲劇」を読みました。 (chan 6727867)
会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)/中央公論新社
「八重の桜」副読書シリーズ。
(八重の桜で)ついに戊辰戦争が始まってしまいました。
胸が苦しくて、「もう見ちゃいられん!」って感じで見ています。
昨日の回では、鳥羽伏見の戦いが終了し、慶喜が容保を連れて江戸へ戻るあたりが放送されていました。
本書はちょうど、「鳥羽伏見の戦いで敗北した後、鶴ヶ城が落城するまで」の経緯がダイジェスト的にまとめられたものです。
「明治維新」と言えば、教科書的には輝かしい歴史として描かれることが多いですが、近代日本において、これほどまでに凄惨な内戦がくりひろげられたことは、もっともっと多くの人に知ってもらいたいと思います。
白虎隊の悲劇だけが会津戦争ではありません。

教科書には決して書かれない歴史がここにはあります。

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自殺増加で現地調査 内閣府が相馬の施設、県で聞き取り

 東日本大震災に関連する本県の自殺者数が増加傾向にあることを受け、内閣府は27日、相馬市などで現地調査を行い、県の自殺防止対策の実情や課題を調べた。
 内閣府の田辺靖夫参事官ら職員2人が来県。同市の「相馬広域こころのケアセンターなごみ」を視察し、米倉一磨センター長と懇談した。米倉センター長は、仮設住宅での保健相談などの取り組みを説明した上で「専門知識のある職員が不足している」などと課題を提示した。
 また、県庁で職員への聞き取り調査を行い、国が都道府県に設けている地域自殺対策緊急強化基金の活用事業などについて確認した。田辺参事官は調査後、「内容を持ち帰り、何ができるか協議していきたい」と語った。

福島民友  3月29日
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中国主席「南京で30万人虐殺」 日本名指し批判、独で講演

 【ベルリン共同】ドイツ訪問中の中国の習近平国家主席は28日、ベルリンで講演を行い、日中戦争時に旧日本軍が南京を占領した際に起きた南京大虐殺に言及し「日本は30万人以上を虐殺した」と強調した。習主席は「日本軍国主義による侵略戦争で中国人3500万人以上の死傷者が出た」とも述べ、日本を名指し批判した。
 ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の歴史を抱えながら近隣諸国と和解したドイツで、習主席自らが歴史問題をめぐって日本批判を展開し、安倍晋三政権と徹底対決する姿勢を鮮明にした。

共同  3月29日
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2050年、全国の6割が人口半分…2割はゼロ

 国土交通省は28日、少子化の影響で、全国で人が住んでいる地域のうち6
割以上で、2050年には人口が半分以下に減るとの推計を発表した。2割の地
域は住民がゼロになるとしている。
 日本の国土を1平方キロ・メートルごとの碁盤状に区分した約18万地域につ
いて、国勢調査や国立社会保障・人口問題研究所の推計などを基に、国交省が試
算した。
 10年の人口と比べると、44%の地域は人口が半分以下となり、19%の地域は無人になる。人口が増えるのは大都市圏の2%(3480か所)の地域だけだった。
 国交省は今夏をめどに「国土のグランドデザイン」をとりまとめ、10年単位の中期的な国土づくりの指針となる「国土形成計画」を見直す。

(2014年3月29日08時36分 読売新聞)
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北米大陸への漂流がれき、40万2千トンに 環境省予測

 環境省は28日、東日本大震災の津波で海に流され、太平洋を横断して北米大陸に到達するがれきの量の最新予測を発表した。今年10月までに累計40万2千トンになるとみている。昨年3月の予測(昨年10月時点で22万1千トン)と比べ、到達量がほぼ倍増した。
 環境省によると、昨年は海面に浮かぶがれきのみの到達を予測したが、今回は海に沈んだ状態のものも含めた。さらに期間も1年先まで予測したため、到達量が増える結果となった。今年10月以降はがれきが拡散し、到達量も少なくなっていく見通しという。
 一方、昨年10月時点での到達量は、予測の3分の1の7万1千トンにとどまったと推計した。太平洋上の風の影響という。(神田明美)

朝日新聞デジタル  2014年3月29日
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想いをめぐらす範囲は、
せいぜい明日のお昼ぐらいまで。
未来を想って不安になったり
恐れたりしない。

将来に希望を持ったり、
目標を持ったりしないし、
過去を振り返り
悔やんだりもしない。

目標や計画を持たない
ということは、
その刻その刻を百パーセントの
絶対時間に生きていられる。

その時空はじつに豊かで、
素晴らしい。
( 金澤泰子  書家 )

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2014年3月29日(土) 歴史、政治、社会
世界リードする人材育成「国際医学部」新設検討
読売新聞 3月28日(金)8時13分配信

 文部科学省は、世界の医療分野をリードする人材や新興国で医療にあたる医師らを専門に育てる医学部新設容認の検討を始めた。

 政府は世界トップクラスの国際医療拠点を国家戦略特区の枠組みで創設することを目指しており、その人材育成のため、一般の臨床医を養成する既存の医学部とは異なる「国際医学部」が必要と判断した。

 文科省の想定では、新たな医学部は、〈1〉世界の大学や研究機関で活躍できる医療人を育てる〈2〉卒業生の多数が新興国などで日本の高度医療を提供し、医療の発展に貢献する――ことを目指し、一般の医学部と一線を画す。

 教員の多くを外国人とし、新興国の留学生向け入試を実施することや、高度な教育のため最初から大学院を併設することも検討している。一方、医師全体の「供給過剰」につながらないよう、医学部新設は大学1校だけに認め、卒業生が一般の臨床医ではなく、設立方針に沿った活動をしているか検証も行うという。
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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月29日
82.勝海舟と明治維新の舞台裏 (静山社文庫)星 亮一
94.最後の幕臣 小栗上野介 (ちくま文庫)星 亮一
☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月29日
94.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書) 星 亮一
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福島第1で作業員死亡=土が崩れ下敷き―東電

 東京電力は28日、福島第1原発で廃棄物を保管する施設の補強工事をしていた協力企業の50代の男性作業員が、土砂などの下敷きになったと発表した。近くにいた作業員が救出し、病院に運ばれたが死亡した。県警双葉署や東電が詳しい状況を調べている。
 東電によると、事故は同日午後2時20分ごろ発生。作業員は深さ2メートルの穴を掘って施設の下側に入り、建物の基礎部分のくいを地中で修理していた。施設下部のコンクリートと土砂が崩れ落ち、下敷きになったという。 

時事通信  3月28日
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<核攻撃被害想定>100万都市に水爆…37万人が即死

 日本赤十字社長崎原爆病院の朝長万左男院長らのグループが、現代の100万都市に爆発力1メガトンの水爆と、広島型原爆と同じ16キロトンの原爆がそれぞれ投下された時の被害シミュレーションの研究結果をまとめた。水爆が上空2400メートルで爆発した場合は、郊外も含め37万人が即死し46万人が負傷、原爆が同600メートルで爆発すると6万6000人が即死し20万5000人が負傷すると推計した。研究報告は、12カ国が参加し4月11〜12日に広島市で開催される軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)外相会合で配布される。
 外務省の委託研究で放射線物理学や医学、災害工学の専門家らが参加。核兵器の非人道的な影響を考察した。被害想定は、広島、長崎原爆の基礎データのほか、米政府の報告書「核兵器の効果」(1977年)や、広島市が国民保護計画のために作った核兵器攻撃被害想定専門部会の報告書(2007年)などを参考にした。
 水爆の場合、熱線が爆心地から14キロ、爆風による破壊は18キロに及び多くの人が死傷。さらに3キロ以内の3万6000人が放射線の影響を受け、通常より白血病が70人、がんが650人増えると推計。原爆の場合は熱線が爆心地から2.8キロ、爆風の破壊は4.5キロに及び、2.8キロ以内の15万5000人が放射線の影響を受け、白血病が220人、がんが1万2000人増えるとした。水爆は生存者が少なく、爆発高度が高いことなどから原爆より放射線の影響を受ける人が少なくなっている。
 無差別な殺傷で医療・救助機関や人材も喪失して救護活動が不可能になると分析。「核兵器の爆発はいかなる状況においても耐えられない非人道的結末をもたらすことになる」と結論づけた。
 外務省軍備管理軍縮課は「核兵器の非人道的影響について科学的知見を深める必要があり、こうした成果をNPDI内外の国で共有したい」としている。【樋口岳大、加藤小夜】

毎日新聞  3月28日
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「中国、力背景に現状変更試みている」 首相、G7で批判

 安倍晋三首相は27日、FMラジオ「J−WAVE」番組で、オランダ・ハーグでの先進7カ国(G7)緊急首脳会議の席上、中国の国名を明示した上で「東シナ海でも南シナ海でも力を背景にした現状変更の試み、挑発が行われている」と批判したことを明らかにした。クリミアを併合したロシアについては「経済的な制裁に無責任な報復をするかもしれない」と指摘したという。
 首相は番組内で、良好な関係を築くプーチン露大統領に対し「(併合の)決断は間違っている」と批判する一方で、「決断力に富んでいる。そういう人物でなければ北方領土問題を含む平和条約交渉の決断はできない」とも述べた。日米韓首脳会談後に、オバマ米大統領と環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉やオバマ氏の来日について協議したことも明かした。
 今夏の内閣改造については「全くの白紙だ」と述べるにとどめた。

産経ニュース  3月28日
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人生には、
いい時も悪い時もあって、

悪い時の方が練習を頑張ったり、
その次にくる喜びが
大きかったりします。

挫折と思った瞬間も、
あとになってみると、
自分にとってプラスになっていた
ということもよくある。

( 藤本 隆宏  元競泳選手として知られる俳優 )

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2014年3月28日(金) 歴史、政治、社会
会津藩が朝敵だというのは薩長の捏造である。 2013/3/25

By Gori
東北で列藩同盟と、薩長の官軍が戦った戊辰戦争で、
会津藩は朝敵とされたが、それは薩長の罠にはまったからであった。
関ヶ原の戦いの後、家康によって萩に押し込められた長州藩は
徳川幕府200年の間、ずっと徳川に恨みをいだいてきた。

更に幕末。
長州藩は尊皇攘夷・公武合体の倒幕思想を掲げて京都の政局に関わっていた。
しかし1863年(文久3年)に孝明天皇・公武合体派の公家・薩摩藩・会津藩による
八月十八日の政変により京より追放される。
1864年(元治元年)には藩主父子の赦免などを求めて京へ軍事進攻する禁門の変が起こると、
朝廷は京都御所へ向かって発砲を行ったことを理由に長州藩を朝敵とし、徳川家茂に対して長州征討の勅命を下す。

しかし薩長の同盟が成立すると、薩長は偽造した詔勅と錦旗をもって、
会津を朝敵とするのである。徳川慶喜が江戸城を開城して恭順の意を表しているのに、
その臣下たる会津を撃つ多義名分は何も無いはずである。しかるに。

戊辰戦争は怨恨の戦いだった。
奥羽鎮撫総督府の発足早々、参謀に就任していた薩摩藩の黒田清隆や長州藩の品川弥二郎ら
首脳陣はこれらが儀のない戦争だと分かっており、辞任してしまう...


5つ星のうち 5.0 会津藩はなぜ朝敵か! 2013/2/28

By satetu


「官軍」と称する者たちで作成された、明治維新。
「官軍」が作成した歴史教科書。
彼等の勝手で、会津藩は朝敵の汚名を被った。

そうした歴史教科書の欺瞞に迫らんとする本書。
歴史の真実を知るなら、是非この一書は必携。


 東京電力福島第1原発事故に伴う除染で発生した廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設をめぐり、石原伸晃環境相と根本匠復興相は27日、福島県庁で佐藤雄平知事と地元首長らと会談、施設を双葉、大熊2町に集約することなどを柱とする新たな計画を提示し建設の同意を求めた。

 石原環境相は会談の冒頭、「中間貯蔵施設は福島の復興に必要不可欠。できるだけ速やかに住民説明会が開けるよう協力をお願いしたい」とあいさつした。

 国は昨年12月に計画を示したが、県側が2月に見直しを要請。これを受けて2町集約を認める一方、用地を国有化する方針は譲らなかった。
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月28日
78.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) 星 亮一
95.小栗上野介―物語と史蹟をたずねて (成美文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月28日
95.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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慰謝料は1年間のみ 東京電力、避難解除後の賠償

 東京電力は26日、福島第1原発事故に伴う避難指示解除後の賠償について、住民1人当たり毎月10万円の慰謝料(精神的損害)は1年間を限度とし、引っ越しなど帰宅に必要な費用として1人当たり18万5000円支払うと発表した。早期帰還者については、解除後1年以内に帰還することを条件に90万円を上乗せして支払う。4月1日に避難指示が解除される田村市都路地区の住民については同14日から請求を受け付ける。
 慰謝料と帰宅経費は帰還の有無にかかわらず支払い、総額は1人当たり計138万5000円となる。解除後も避難先で生活する住民の家賃支払いは最長1年分で打ち切る。

福島民友  3月27日
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被災犬、飼い主の元へ 富加町に避難の「ポチ」
2014年03月27日09:15
写真:被災犬、飼い主の元へ 富加町に避難の「ポチ」
福島第1原発事故から3年を経て、家族の元へ帰ることになったポチ=加茂郡富加町、日本動物介護センターの訓練施設
 福島第1原発事故の影響で避難生活が続く福島県飯舘村の住民らから加茂郡富加町の訓練施設に預けられた犬のうち1匹が30日、飼い主の元に帰ることになった。犬を飼うことができる新居の購入に踏み切ったためという。原発事故から3年を経て、同村から預かった40匹では初めてのケースになる。
 犬を預かっているのは、岐阜市日野南のNPO法人「日本動物介護センター」。
 避難先の借り上げ住宅や仮設住宅では犬を飼うことができないため、ほぼ全住民が避難する飯舘村などから頼まれて飼育。3年間で里親が見つかったり、寿命を迎えたりして現在は23匹になった。
 飼い主の元に帰る14歳ぐらいの雑種「ポチ」(雄)は、原発事故から2カ月後の2011年5月に富加町に来た。飯舘村の自宅は放射線量が高く宿泊ができない「居住制限区域」にある。
 「高齢の犬だったので、死んでしまうのではと心配していた」と飼い主の男性(60)。現在、家族4人が福島市2カ所と南相馬市の計3カ所に分かれて避難生活を送っている。
 帰還の明確な見通しがつかない中、今月末の男性の退職を機に福島市内に新居を購入し、「ポチ」も引き取ることに。男性は「夢だった家族一緒の普通の生活がしたい」と再会を心待ちにしている。
 ポチは、3回目になる被災犬の一日限りの里帰りに合わせて30日、村役場で引き渡される。里帰りはポチを含め16匹で、14家族と対面。新たに浪江町の飼い主から1匹を預かる。
 同法人の山口常夫理事長(62)は「帰る犬の一方で、新たに預かってほしいという問い合わせも増えている。3年たっても避難生活や住宅をめぐる問題が続いていることがうかがえる」と話す。

 同法人は里帰りの寄付金を募っている。振込先はゆうちょ銀行12490−2
7152641か、三菱東京UFJ銀行岐阜支店普通4818864「特定非営
利活動法人日本動物介護センター」まで。問い合わせは、電話058(264)
4454。

岐阜新聞  3月27日
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幕末動乱期の人物に光 肖像画や刀剣展示  土浦市立博物館

幕末から明治維新に至る動乱期の人物に焦点を当て、歴史の流れを読み解く土浦市立博物館の特別展「幕末動乱?開国から攘夷(じょうい)へ?」が21日から、同市中央1丁目の同博物館で始まった。5月6日まで。
同展は市立博物館が東京都板橋区立郷土資料館、同日野市立新選組のふるさと歴史館、壬生歴史民俗資料館(栃木県壬生町)の3館と連携。土浦展を皮切りに、日野、壬生、板橋の各館で展示品を変えながら順次開催する。
土浦市立博物館では第10代土浦藩主にして大阪城代を務めた土屋寅直(ともなお)、寅直の信頼厚い藩士、大久保要、土浦藩が招いた儒者、藤森弘庵(こうあん)などにスポットを当て、肖像画や直筆の書状、所有した刀剣など展示。尊王攘夷の水戸学の影響を受けた土浦藩の歴史的位置づけを浮き彫りにするとともに、土浦藩の国学者・色川三中(いろかわみなか)、地理学者・沼尻墨僊(ぬまじりぼくせん)の資料などを展示する。
新選組隊士を輩出した日野宿周辺。天狗党との関わりの中で尊王・佐幕がせめぎ合った壬生藩。洋式兵学者・高島秋帆とのゆかりが深い中山道板橋宿-と共催3館の所在地が幕末に果たした役割を歴史資料、パネル説明、写真などで紹介。新選組副長・土方歳三の肖像写真(複製)、沖田総司の直筆書状、天狗党を挙兵した藤田小四郎のかぶとなども目を引く。

4月5日には特別展を監修した宮地正人東京大名誉教授の講演。5月3日には菅良樹淳心学院高教諭が土屋寅直と大久保要について講演する。問い合わせは同博物館TEL029(824)2928。(芳賀和生)

茨城新聞  3月22日
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所詮、世の中は
嘘で固められているけど、

自分に対して
嘘をついたらおしまい。

それから、
人生辛いことも多いけど、

上司が悪い、世の中が悪い
というのは通用せん。
全部自己責任。

どんな環境になっても、
病気で動けなくなっても、
それが自分の運命や。

( 坂本健一  「青空書房」店主)

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2014年3月27日(木) 歴史、社会、政治
福島原発事故:被ばく線量を公表せず 想定外の高い数値で
毎日新聞 2014年03月25日 07時00分(最終更新 03月25日 11時41分)

 ◇内閣府のチーム、福島の3カ所
 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示の解除予定地域で昨年実施された個人線量計による被ばく線量調査について、内閣府原子力被災者生活支援チームが当初予定していた結果の公表を見送っていたことが24日、分かった。関係者によると、当初の想定より高い数値が出たため、住民の帰還を妨げかねないとの意見が強まったという。調査結果は、住民が通常屋外にいる時間を短く見積もることなどで線量を低く推計し直され、近く福島県の関係自治体に示す見込み。調査結果を隠したうえ、操作した疑いがあり、住民帰還を強引に促す手法が批判を集めそうだ。

 毎日新聞は支援チームが昨年11月に作成した公表用資料(現在も未公表)などを入手した。これらによると、新型の個人線量計による測定調査は、支援チームの要請を受けた日本原子力研究開発機構(原子力機構)と放射線医学総合研究所(放医研)が昨年9月、田村市都路(みやこじ)地区▽川内村▽飯舘村の3カ所(いずれも福島県内)で実施した。

 それぞれ数日間にわたって、学校や民家など建物の内外のほか、農地や山林などでアクリル板の箱に個人線量計を設置するなどして線量を測定。データは昨年10月半ば、支援チームに提出された。一般的に被ばく線量は航空機モニタリングで測定する空間線量からの推計値が使われており、支援チームはこれと比較するため、生活パターンを屋外8時間・屋内16時間とするなどの条件を合わせ、農業や林業など職業別に年間被ばく線量を推計した。

 関係者によると、支援チームは当初、福島県内の自治体が住民に配布した従来型の個人線量計の数値が、航空機モニタリングに比べて大幅に低かったことに着目。

 関係省庁の担当者のほか、有識者や福島の地元関係者らが参加する原子力規制委員会の「帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム」が昨年9〜11月に開いた会合で調査結果を公表し、被ばく線量の低さを強調する方針だった。

 しかし、特に大半が1ミリシーベルト台になると想定していた川内村の推計値が2.6〜6.6ミリシーベルトと高かったため、関係者間で「インパクトが大きい」「自治体への十分な説明が必要」などの意見が交わされ、検討チームでの公表を見送ったという。

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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

弘衛門 - レビューをすべて見るAmazon.co.jpで購入済み(詳細)
基本的な部分で「会津贔屓」の著者のスタンスは初期の頃から変わっていないが、その分析内容については大きく変わっているという印象を受けた。
薩長側・会津を始めとする旧幕側両軍について、俯瞰的な視点から長所短所が的確かつ冷静に分析されている。殊に、本来贔屓筋であるはずの会津についても、こういった結末を迎えざるを得なかった様々な要因について容赦なく言及・糾弾しているのも興味深い。
さらに特筆すべきは、著者に限らずこれまでの戊辰関連の書籍にはあまり見られなかった、両軍の下級兵士や戦争の災禍に見舞われた一般市民の残した生々しい証言がふんだんに盛り込まれている事。これにより、これまでの画一的な戊辰戦争のイメージが覆されると同時に、「上の視点」からの認識に立った歴史書には到底見られない、虫の目で見た冷徹な戦争の実態というものをまざまざと感じ取れる。
会津戦争に限らず、戊辰戦争全体の実相を冷静に俯瞰した書。幕末史に詳しい方にこそ是非お勧めしたい。

41 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 斬新かつ冷静な分析による、明治維新解釈!, 2005/10/25 By mtanaka7 - レビューをすべて見る
斬新であるというのは、戊辰戦争において、会津藩の果たした役割は非常に大きいにもかかわらず、「白虎隊」の悲劇などばかりが取りざされて、会津戦争の全貌や、その持つ意味については、あまり知られていなかった。その意味で、本書は、その「空白部分」を埋めてくれる、斬新な業績であると思う。冷静であるというのは、戊辰戦争が「明治新政府軍対旧幕府軍」の戦いというような、通俗的な説に屈することなく、あくまでも、薩長連合と会津藩の権力闘争という、リアリズムの観点から分析がなされているためである。「勝てば官軍」との名言通り、薩長は、勝ったからこそ官軍になり、明治政府以降の歴史も、その延長なのである。したがって、そこには光も影も多々ある。ただ、歴史はそのように動き、現実と化しているのである。

9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 会津戦争の全史というタイトルとしては及第点, 2011/12/30 By INAVI (日本国、東京) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー) (VINE メンバー)

著者のプロフィールやその他の著作を知る者なら、この本に客観的な記述を過剰には期待しないだろう。
題名の「会津戦争」あるいは帯の「虐殺」という言葉自体が、イデオロギーあるいは感情そのものだからだ。
しかし、その点を割り切るなら、鳥羽伏見から慶喜また会津公容保の謹慎恭順があってなお、奥羽諸藩が会津のために同盟を結び、権力を掌握しつつある薩長軍との戦争に進んだのかという俯瞰、また、個々の戦闘の細かい動きと、「全史」はオーバーだが(少なくとも、一方の薩長軍の動きを網羅していないのだから)「通史」の一冊としては、悪くないだろう。
それにしても、なしくずし的な開戦、和平論者の排斥、兵站も武装も軽視する発想、余りに御都合過ぎな戦略、戦略を理解しない戦術の不毛な消耗戦、肝心な時に持久戦が出来ずに玉砕または後退に終始する前線、意地だけの勝ち目のない逐次反撃、終戦に向けた不毛な動き、民衆を考慮しない市街戦などなど、この戦争で会津軍の行った過ちは、ことごとく昭和の日本で繰り返される。
白虎隊も、ナチスやムッソリーニに称賛されたという危うさもスルーして、今も会津戦争のシンボルとなっている。
この戦争は、戦前にはどのように分析・評価されてきたのだろう?
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本県自殺増、国が調査へ 震災影響、内閣府が職員派遣

 森雅子少子化担当相(参院福島選挙区)は25日の閣議後会見で、東日本大震災後に本県の自殺者数が増加傾向にあることを受け、内閣府職員2人を27日に県に派遣、自殺防止対策の実情を実態把握し体制強化につなげる方針を明らかにした。内閣府によると、特定の県の自殺防止対策で国が強化に乗り出すのは異例。
 内閣府によると、東日本大震災に関連した本県の自殺者数は2011(平成23)年が6〜12月で10人、12年が13人、13年が23人と毎年増加。岩手、宮城の両県の自殺者数と比較して増加傾向は顕著で、今年も1〜2月ですでに6人が確認されており、内閣府は対策の強化が必要と判断した。
 国が都道府県に設けた地域自殺対策緊急強化基金を活用した事業数について、本県は12年度で8事業にとどまり、岩手県の18事業、宮城県の19事業と比較して少ない。
 このため、27日に行われる調査では、内閣府の職員が県保健福祉部から対策全般を聞き取るほか、相馬広域こころのケアセンターなごみを視察し現場の課題を把握。同基金事業を中心とした対策拡充について県などと協議する。

福島民友  3月26日
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福島県漁連 バイパス容認苦渋の決断 汚染水減量未知数

 福島第1原発の汚染水問題で、福島県漁連が25日、地下水バイパス計画にゴーサインを出した。風評被害のリスク拡大と汚染水の増加をてんびんに掛けた末の苦渋の決断。汚染水減量効果は未知数で、浜は新たな火種を抱えることになった。

 「漁に出られるのはうれしいが、地下水バイパスは迷惑だ。新たな問題が起きないか不安だ」
 いわき市四倉の漁業佐藤芳紀さん(55)は25日朝、4年ぶりのコウナゴ漁で約170キロを水揚げしたが表情は晴れない。
 昨年7月、汚染水の海洋流出が発覚し、9月に予定していたいわき市沖のシラス漁は中止に追い込まれた。市内の海水浴客も激減した。
 東電は汚染水流出を否定し続けた末、参院選終了直後に海洋流出を認めた。「東電は信用できない」と佐藤さんは語気を強める。
 25日の県漁連組合長会議で、いわき市漁協の矢吹正一組合長は「風評被害で漁業者は命取りになるかもしれない。なぜ大臣が来ないのか」とかみついた。
 東電不信を深める漁業者にとって、国が頼みの綱だ。安倍晋三首相は「国が前面に出る」と言いながら漁協への説明を東電や官僚に任せてきた。矢吹組合長の怒りが漁業者の思いを代弁していた。
 国の試算では原発建屋地下に流れ込む1日400トンの地下水のうち、バイパス計画で減らせるのは10〜110トンと幅がある。減量効果がほとんどないまま海洋放出が続く可能性も否定できない。
 地上タンクからの汚染水漏れや汚染水処理工程のトラブルで、漁業者の不安は増幅されている。県漁連が突き付けた排出基準の順守など5項目の要求は守られるのか。東電、国の対応を見詰める浜の視線は厳しい。

河北新報 3月26日(水)9時17分配信
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日米韓、北朝鮮核問題で連携=安倍首相、朴大統領と初会談―従軍慰安婦には触れず

 【ハーグ時事】安倍晋三首相は25日夜(日本時間26日未明)、オランダ・ハーグの在オランダ米大使公邸でオバマ米大統領、朴槿恵・韓国大統領と約45分間会談した。3首脳は北朝鮮の核・ミサイル開発への対応を中心に意見交換し、連携強化で一致した。日韓間の懸案である従軍慰安婦問題や歴史認識、関係修復に向けた方策などは話題にならなかった。
 冒頭、首相は「北朝鮮の問題に関して日米韓の緊密な連携を確認することは極めて重要だ」と指摘。核・ミサイル開発や日本人拉致をはじめとする人道問題で3カ国の協力を呼び掛けた。
 朴大統領は「北朝鮮の核問題は地域の平和と安定に対する重大な脅威だ。3カ国が核問題を話し合うこと自体が非常に意味がある」として3カ国で共同歩調を取っていく考えを表明。オバマ大統領は「外交的、軍事的に3カ国の協調を強化したい」と述べた。
 会談の大半は北朝鮮問題に費やされ、首相は公式な日朝政府間協議が30日に再開されることを説明。米韓両国と連携して拉致問題の決着を目指す考えを伝えた。3首脳は、北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に向け中国に相応の役割を果たすよう促す方針も確認した。
 首相は中国の不透明な軍備増強や東・南シナ海への進出を念頭に、「力を背景とした現状変更は許さないということを日米韓共通の立場として示すことは重要だ」と強調。アジア太平洋地域の戦略環境の変化を踏まえ、幅広い分野で日米韓の協力を深めることで一致した。
 首相は会談後、記者団に「(朴大統領と)直接会い、率直に話すことが大切だと再認識できた。未来志向の関係に発展させる第一歩にしたい」と語り、今後の日韓2国間の首脳会談実現に意欲を示した。
 首相と朴大統領の公式会談は、両国の現政権発足後初めて。日韓首脳の会談は野田政権下の2012年5月に北京で行われて以来で、約1年10カ月ぶりだ。日韓関係の悪化を懸念したオバマ大統領が仲介し、実現した。 

時事通信社  3月26日
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北朝鮮が弾道ミサイル発射 日本射程の中距離ノドンか

 【ソウル共同】日本政府は26日、北朝鮮が同日未明に複数の弾道ミサイルを日本海に向けて発射したもようだと発表した。韓国の聯合ニュースも韓国軍合同参謀本部の話として、北朝鮮が射程1300キロとされる中距離弾道ミサイル「ノドン」を2発、首都平壌の北方から東へ発射したと報じた。約650キロ飛んだという。

 ノドンは日本のほぼ全域を射程に収める。日本政府は、現時点では付近を航行する航空機や船舶への被害報告は確認されていないとしている。

共同通信  3月26日
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由利公正、「きみまさ」読みで公務 署名の公文書を福井県が発見

 福井藩出身の幕末の偉人、由利公正が東京府知事時代に署名した公文書が見つかり、公務上「きみまさ」の読みを使っていたことが県の調べで25日までに分かった。これまで「こうせい」か「きみまさ」かで議論があったが、県は「サインが入った公文書が見つかった事実は大きい。これからは『きみまさ』と呼ぶこととする」としている。
 県によると、県都デザイン戦略に基づき、福井市中央公園の由利公正像を公正宅跡近くの幸橋南詰に移して広場を整備するのに合わせ、関連資料を収集。その過程で東京都公文書館に東京府知事時代の署名が入った公文書があると分かり、今年1月に県職員が実物を確認した。1871(明治4)年9月19日の「地券」と呼ばれる土地の権利書で、ローマ字の筆記体で「Yuri Kimimasa」と書かれていた。
 署名の前には「Tokeifu Chiji」とあり、当時は東京を「とうけい」と呼んでいたことも分かる。東京都公文書館はその読み方に注目していたが、県の担当者は「同じ文書を福井県から見ると、公正の名前に関心があった」と話している。
 公正の読み方をめぐっては小説「経綸のとき」(尾崎護著)は「きみまさ」、「国史大辞典」は読みが「こうせい」、通称は「きみまさ」とし、「由利公正の名乗をめぐって」(足立尚計著)は由利家の代々の呼称から「こうせい」とするなど見解が分かれていた。
 県の担当者は「公私で読み方を使い分けていた可能性もあるが、公文書の署名は大きい。何より由利公正について関心を持ってもらえる発見だ」としている。
 広場の完成式は29日に行われる。五箇条の御誓文の原案「議事之体大意」を作るなど由利公正の功績を紹介した看板には、名前の下に署名の文字「Yuri Kimimasa」の形を、そのまま写し取っている。

福井新聞  3月26日
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同業者には
採算が取れるわけがないと
一笑にされましたが、

私はビジネスマンではなく
商人です。

儲けようではなく、
お客様を喜ばせたいとの
純粋な信念があれば、

人・物・金は
後からいくらでもついてくる。
( 貞末良雄   アパレル企業「メーカーズシャツ鎌倉」の創業者)

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2014年3月26日(水) 歴史、社会、政治
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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月26日
66.会津藩VS長州藩 (ワニ文庫)星 亮一
82.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月26日
89.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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「やっと新生活」 南相馬に災害公営住宅第1号完成

 東日本大震災の津波で自宅が壊れ、自力での再建が難しい住民のために南相馬市が整備する災害公営住宅の第1号「西川原第1」が同市鹿島区に完成し、23日、現地で引き渡し式が行われた。この日を心待ちにしていた住民からは「生活再建の第一歩」と喜びの声が上がった。
 式では桜井勝延市長や亀岡偉民衆院議員(福島1区)があいさつ。鍵の引き渡しに続いてテープカットを行った。住民らは自分の戸建て住宅に足を運び、内装などを確認していた。
 同市鹿島区南右田の自宅が全壊し同区の仮設住宅に家族5人で避難する宮本茂子さん(54)は「ずっと引き渡しを待っていた」と笑顔。「新しい生活がやっと始まる」と喜んだ。入居は4月1日から始まる。
 西川原第1は昨年3月に造成が始まった住宅団地で、2DKと3DKの計28戸を整備した。市は2015(平成27)年度までに市内11カ所に350戸を建設する計画。

福島民友  3月25日
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「地下水バイパス」実施へ 相双漁協、条件付き容認

 東京電力福島第1原発事故の汚染水対策として、汚れる前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス計画」について、相馬双葉漁協は24日、相馬市で支所長会議を開き、容認すると決めた。いわき市漁協は18日に計画受け入れを決めており、県内2漁協の容認で東電による計画実施が事実上固まった。東電は今後、原子力規制委員会や経済産業省などと具体的な実施時期の協議に入る。
 会議は非公開で開かれた。相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は終了後、報道陣に対し「廃炉作業が何十年と続く中で計画が有効な手段だと理解はできる。東電と国が排水をモニタリングし、風評被害対策を徹底してほしい」と述べ、条件付き容認を強調した。
 請戸支所は18日の同漁協理事会で「実施を既に認めたような要望書で手続き上、問題がある」と反対したが、24日は「組合員に漁協の対応を説明し理解を得られた」と容認に転じた。
 県漁連は25日に開く組合長会議で意見を集約し、対策を求める要望書を国と東電に手渡す方針。

福島民友  3月25日
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第1原発・観測用井戸でトリチウム4600ベクレル検出

 東京電力福島第1原発の地上タンクから2月に汚染水約100トンが漏れた問題で、東電は23日、漏えいタンクの東側(海側)に掘った観測用井戸で22日に採取した水から、放射性トリチウム(三重水素)が1リットル当たり4600ベクレル検出されたと発表した。21日採取分の410ベクレルから濃度が10倍以上に急上昇した。東電は「漏れた汚染水が影響した可能性は否定できない」としている。
 井戸は漏えいタンクから東側に約60メートルの場所にあり、深さは約10メートル。タンクから漏れた汚染水が地中に染み込み、地下水に到達した可能性がある。

福島民友  3月25日
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中韓首脳会談 鮮明になった「反日共闘」路線(3月25日付・読売社説)

 中国と韓国が、歴史問題で「反日共闘」路線をますます鮮明にしてきたと言えよう。
 中国の習近平国家主席と、韓国の朴槿恵大統領がオランダ・ハーグ郊外で会談し、中国黒竜江省のハルビン駅に開設した朝鮮独立運動家・安重根の記念館の意義を強調した。
 韓国側によると、記念館開設について、習氏は「私が直接指示した」と語り、朴氏も「両国民の結び付きを強める」と応じた。
 習氏は、朴氏に対して、韓国民が支持する対日強硬路線で共闘を持ちかけて、韓国を引きつけようとしているのではないか。
 安重根は、初代首相の伊藤博文を暗殺した人物であり、記念館開設を称賛するのは、日本にとって受け入れ難い。
 習氏には、25日に予定される日米韓首脳会談をにらみ、3国連携にくさびを打ち込む狙いがあったに違いない。日韓関係が悪化する中で、米国の仲介努力によってようやく実現する日米韓首脳会談に冷や水を浴びせる形になった。
 菅官房長官が、こうした中韓のやり取りを「一方的評価に基づく主張」と断じて、地域の平和と協力の構築にとってマイナスだと指摘したのも、もっともである。
 中韓首脳会談で習氏は、日本の植民地統治期に「光復軍」と呼ばれる朝鮮の抗日部隊が駐屯したという陝西省西安に石碑を建設中だと述べた。朴氏が要望したものだ。光復軍の実態は定かではないが、反日の新たな象徴となろう。
 朴氏が、中国と足並みをそろえているのも気がかりだ。日本を差し置いて習氏とは何度も会談している。中国との関係強化が、対北朝鮮政策や、経済協力でも重要であると考えているのだろう。
 これと対照的に、日本に対しては、いわゆる従軍慰安婦問題などで条件を付けて、日韓首脳会談の開催を事実上拒んでいる。
 良好な日韓関係なしには、米国を要とする日米及び米韓同盟が有効に機能しないのは明らかだ。
 歴史を巡る中韓連携は、今後さらに強まることが懸念される。
 中国の裁判所は先に、戦時中、強制連行された中国人元労働者らが日本企業を相手取り、謝罪と損害賠償を求めた訴状を初めて受理した。韓国でも元徴用工が同様の裁判を起こしている。
 いずれも、日本との国交正常化の際の約束を根底から揺るがす恐れがあり、容認できない。日本は、中韓両国だけでなく国際社会に対しても、法的な正当性を主張していくことが肝要である。

読売新聞  3月25日
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分野に関わらず
成功する人は
自分の目標に対して
一途である

色んなことに
手を出して
自分のエネルギーを
分散させたりは
絶対にしない
(マーク・ティアー  実業家。投資ニューズレター『ワールド・マネー・アナリスト』の元発行者)

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2014年3月25日(火) 歴史、社会、政治
【クアラルンプール】マレーシアのナジブ首相は24日、今月8日から消息不明になっているマレーシア航空 (MH)370便がインド洋南部に墜落したと発表した。

 ナジブ首相は、英国航空事故調査局(AAIB)から衛星運用事業者インマルサットが提供したデータについて説明を受けたという。分析の結果、姿を消したMH370便の最後の位置がオーストラリアのパース西方沖、インド洋南部だったことが判明した。MH370便の機種はボーイング777-200型。

 ナジブ首相は「(最後に確認された場所は)着陸できる地点から遠く離れている」とし、「この新たなデータに基づき、MH370便がインド洋南部で最期を迎えたことを告げなければならない。深い悲しみを感じており、遺憾だ」と述べた。

 大規模な捜索活動はまだ続いている。24日はオーストラリア、ニュージーランド、米国、中国、日本から派遣された民間機と軍用機が支援。17日から始まったインド洋南部での捜索範囲は51万8000平方キロに及ぶ。

 ナジブ首相は短い声明にとどめ、質問は受け付けず、25日にあらためて記者会見を開くと語った。

 8日未明にクアラルンプールから北京に向かって出発した消息不明機に乗っていた乗員・乗客239人の家族には、マレーシア航空から連絡済みだという。

 こうした中、オーストラリア海軍は24日、機体が墜落したと考えられているインド洋南部で見つかった2つの物体の調査を進めた。

 オーストラリアのアボット首相がこの日議会で明らかにしたところによると、パース南西沖約2500キロの地点で灰色か緑色の円形の物体と、オレンジ色の楕円(だえん)形の物体が発見された。戦艦「HASサクセス」が漂流物の捜索に当たっており、捜索を支援するために航空機を追加派遣するという。

 アボット首相は「これらの物体がMH370便のものか分からず、難破船の漂流物かもしれない」とした上で、「それでも物体を回収し、謎に包まれた悲劇の解明に一歩近づけることに希望を持っている」と述べた。

 米海軍は24日、機体の残骸が見つかった場合に備えて、海に沈んだフライトレコーダーの音波を受信できる機器をオーストラリアに送っていると明らかにした。この機器は船がけん引する形で使用され、最大2万フィートの深さまでフライトレコーダーの発信音を感知できる。
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会津藩VS薩摩藩 なぜ袂を分かったか

星亮一 ベスト新書 2008年

 幕末は理解しにくい。それは幕府と朝廷の政権交代に伴う諸藩の思惑が入り乱れているからである。それまで共に戦っていた藩が突然裏切り、明治政府が確立した後も手を結んだ同士が分離する。
 この本は幕末の中でも会津と薩摩を取り上げ、討幕直前までは手を組んでいたはずの両藩がどういった経緯で別れ、戦ったのかを整理して紹介しています。
 まずは会津落城から。朝敵となった会津藩は城を明け渡すことになったが、その際に使者となったのは薩摩藩。会津・薩摩・長州のいずれの藩も戦という魔物に翻弄されながら、勝者と敗者に分かれます。そこで見せた諸藩の態度を最初に持ってきています。
 次に時代を遡って、会津・薩摩各藩の成り立ちを書きます。幕末の京都に至って会薩が協力して長州を追い、黄金時代を築いたわずかな日々を、そして敵であった長州と薩摩が同盟を結んで会津を天下に弓引く存在に仕立て上げ戊辰戦争に突入していく過程を時間軸どおりに並べ、会津が悲劇に転落して本は終わりを迎えます。
 難しいことは一切無く、登場人物は多いけれども簡潔な説明がなされているので分かりやすいです。点々としか知らなかった幕末の事件や人物、諸藩の事情や思惑、歴史的な流れが一冊にまとまっています。佐幕派、討幕派どちらの方にもおすすめできると思います。
 文章の語り口が現代語なので、時代小説にやや傾いたような空気ではないです。それを現代っぽくて読みやすいとするか、幕末の匂いを強く感じたいと思うかは個人の好みの分かれるところです。

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「被ばく」矮小化に警鐘 福島大准教授が講演

福島第1原発事故の課題を指摘する荒木田准教授+(京都市中京区・ハートピア京都) 原発事故について考える「チェルノブイリ・フクシマ京都の集い」が23日、京都市中京区のハートピア京都であり、福島第1原発事故による被ばくの影響を調査している福島大の荒木田岳准教授が講演した。

 「脱被ばく」を掲げる荒木田准教授は「政府や東京電力が現場で集まった情報を直ちに公開しなかったため被ばくが広がった」とし、今でもさまざまな被害が矮小(わいしょう)化されていると警鐘を鳴らした。
 現地で暮らす人々の複雑な胸の内にも触れ「子育て世帯を中心に多くの市民が不安を抱えて生活しているが、復興の声に押され、その思いを表に出せない」と懸念を示した。
 左京区のNPO法人市民環境研究所の石田紀郎代表も、福島第1原発事故を公害ととらえる立場から持論を展開した。

京都新聞  3月24日
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タンクボルトにさび 付近で高線量検出 第一原発

 東京電力は22日、福島第一原発の「H4北」と呼ばれる地上タンク群のタンク1基で5センチ離れた位置の放射線量を測定したところ、ベータ線が毎時150ミリシーベルト、別のタンク群「H2南」のタンク1基でも5センチ離れた位置のベータ線が毎時40ミリシーベルトと極めて高い値で検出されたと発表した。東電は「水位に変動はなく、漏えいは確認されていない」とする一方、「過去に微量がにじみ出た可能性もある」としている。
 東電によると、H4北のタンクは21日午前、1日に4回実施しているタンクエリアのパトロールで作業員がボルト部のさびを発見。同日中に放射線量を測定したところ、ベータ線が毎時150ミリシーベルト、ガンマ線が毎時0・15ミリシーベルトだった。H2南のタンクは22日午後、作業員が放射線量を測定したところ、ベータ線が毎時40ミリシーベルト、ガンマ線が0・01ミリシーベルトだった。いずれも水位の変動はなく、汚染水の漏えいは確認されなかった。
 H4北は昨年8月に汚染水300トンの漏えいがあった地上タンク群。今回、高線量が測定されたH4北とH2南のタンクは2基とも300トンが漏れたタンクと同じ接合部をボルトで締めただけの「フランジ型」。H4北のタンクは点検などの際に作業員がタンク内に入るためのふたを取り付けるボルト1カ所がさびていた。H2南のタンクは側面の継ぎ目のボルト部分で測定された。

福島民報  3月23日
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安重根記念館、習主席「私が建設指示した」朴大統領に 中国主導で日韓にくさび 

 【ハーグ=内藤泰朗】核安全保障サミットに出席するためオランダ・ハーグ入りした韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は23日夜(日本時間24日未明)、中国の習近平国家主席と会談し、初代韓国統監を務めた伊藤博文を暗殺した安重根の記念館が1月に中国のハルビン駅に開設されたことを評価した。韓国大統領府が明らかにした。
 朴氏は25日に日米韓首脳会談に臨み、オバマ米大統領を交えて安倍晋三首相と初めて会談する予定。これを前に歴史問題で中韓首脳が「対日共闘」を確認した形だ。会談は中国が開催を主導したと伝えられ、日米韓の連携強化にくさびを打ち込む思惑もうかがえる。
 習氏は会談で「私が記念館建設を指示した。両国国民の(安重根への)思いを強め、(中韓の)重要な結び付きとなる」と切り出し、朴氏が「両国国民から尊敬される安重根義士をしのぶ記念館は、友好協力の象徴になる」と応じた。
 さらに習氏は、日本統治に抵抗した朝鮮人部隊「光復軍」を記念する石碑が近く、部隊の拠点があった中国・西安に完成すると説明した。朴氏は「意義深く思う」と述べたという。
 会談で両首脳は、北朝鮮の非核化を目指す方針も再確認した。

産経新聞  3月24日
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大阪市長再選 議会と調整問われる「都」構想(3月24日付・読売社説)

 これで「大阪都」構想が前進するのか。効果の疑わしい出直し選挙だったと言うほかない。
 日本維新の会共同代表である橋下徹氏が、大阪市長選で圧勝し、再選された。
 「看板政策」の都構想が大阪府と市の議会の抵抗で行き詰まったため、橋下氏は自ら辞職し、民意を問う戦略に出た。選挙戦では、両議会の代表らで作る法定協議会から反対派の委員を外し、構想を前に進めたいと公約した。
 ただし、都構想に反対する自民、民主、共産などの主要政党は「選挙に大義はない」との理由で、候補を擁立しなかった。
 事実上の無風選挙である。
 投票率は20%台にとどまり、橋下氏が初当選した2011年の前回選挙を大きく下回った。
 選挙結果が橋下氏にプラスに働くのかどうかは疑問だ。
 出直し市長選を断行し、議会との対立が深まったため、むしろ都構想の前途は以前にも増して厳しくなったように見える。
 協力関係にあった公明党などの理解を得ない限り、構想の実現は見通せない。そもそも法定協の委員差し替えは議会の決定事項だ。構想の可否を決める住民投票の実施にも、議会の承認が要る。
 橋下氏には、都構想実現の合意形成に向けて、他党との協力体制を構築する努力が欠けている。有権者が再び市政を託した意味は軽くない。まずは市議会との不毛な対立に終止符を打つべきだ。
 橋下氏は選挙前、「今年は2回市長選をさせてもらいたい」とも語った。構想が行き詰まるたびに選挙を繰り返すなら、税金の無駄遣いと批判を浴びよう。
 一方、自民、民主両党などの姿勢にも問題がある。
 府と政令市の二重行政を改め、「時代にふさわしい役所を一から作り直す」という橋下氏の問題提起は悪くない。これを否定し、現状でも改革可能というなら、説得力のある処方箋を示すべきだ。
 橋下氏は再選により、維新の会の共同代表を続けるだろう。だが、当面は、都構想の実現に集中せざるを得ないとみられる。
 維新の会は、原子力政策などで本拠地の大阪と石原共同代表ら東京の国会議員団のミゾは広がっている。党内の内紛も響いて支持率は低迷したままだ。
 維新の会は、個別の政策で安倍政権と協力する「責任野党」を自任しているが、その役割を果たせるだろうか。橋下氏のリーダーシップが問われるのは、大阪都構想だけではあるまい。

読売新聞  3月24日
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神様は乗り越えられない
試練は与えない。

目の前の辛いことを乗り越えて、
その先何か大きなことをやりなさい
という意味が込められている。

だから、不幸だと思わずに
見込まれていると思いなさい。

(神谷宗幣  政治家、龍馬プロジェクト全国会会長などを務める )

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2014年3月24日(月) 歴史、社会、政治
 原発事故の避難者は3年たったいまでも、約14万人いると言われる。国は区域ごとに賠償金を支払うとしたが、福島県浪江町では、それが新たな溝を生んでいる。

 2011年12月。野田政権は被災地域を線量に応じて「帰還困難区域(年間積算線量50ミリシーベルト超)」「居住制限区域(同20〜50ミリシーベルト)」「避難指示解除準備区域(同20ミリシーベルト以下)」の三つに見直すと発表した。低線量の区域を明らかにし、立ち入って除染と復旧を加速させるためと説明された。

 見直しに手をつけるなか、全国に町民が散った浪江は除染後の「全町民での帰還」という方針を掲げ、同調しなかった。
 
 12年春、原子力損害賠償紛争審査会は区域と賠償を結びつける。たとえば帰還困難区域は避難指示が解除されて戻れるまでの期間が6年、居住制限区域は3年、避難指示解除準備区域は2年とみなし、その期間に応じて1人月10万円の精神的損害賠償を一括して払うと示す。この条件を受け入れれば区域で格差が生じる。浪江の副町長、渡邉文星は「国の後だしジャンケンだった」とふり返る。

 低線量でも海岸域は津波被害が甚大で、インフラが破壊されている。2年や3年では帰れそうにない。浪江町は専門家を動員して調査し、町長の馬場は同年9月、「少なくともこの先5年は戻れない」と宣言した。

 国との神経戦だった。賠償の本来的な考え方に照らせば、どの区域であれ、帰れない間は精神的賠償が生じる。国も特例で浪江町の居住制限区域、避難指示解除準備区域の住民も今後5年間帰れないと認めて一括払いに同意した。浪江町は国とぎりぎりの駆け引きをしながら、共同体の連係を重んじ、大字単位の区域見直しを行ったのである。

 ところが昨年末、原賠審は追加指針で、またも区域ごとの賠償額に差をつけた。帰還困難区域から移住する人には「故郷喪失」の名目で慰謝料が1人700万円追加される方針が示されたのだ。4人家族で2800万円。他の区域の人が移住しても、この慰謝料は払われない。除染すれば帰れる故郷が残っている、という判断だった。居住制限区域でも年間50ミリシーベルト超の場所は点在するのだが……。

 こうした国の方針に翻弄され、いま避難住民の間に亀裂が生じている。福島市の北に位置する桑折(こおり)町の仮設の自治会副会長、石井敬輔(71)は津島で自営業を営んでいた。現状をこう嘆く。

「浪江の者が集まっても賠償が不公平で、身の振り方に触れられない。大切な先の話ができません。津波で家を流された人は見舞金だけ。帰還を諦めた人は賠償金で家を買う。カネは怖い」

※AERA  2014年3月17日号より抜粋
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、行使を限定…安保懇の憲法解釈案
読売新聞 3月24日(月)7時29分配信

読売新聞
 政府の「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」(座長=柳井俊二・元駐米大使)が4月にまとめる報告書の中核となる集団的自衛権の行使を認める憲法解釈案で、「放置すれば日本の安全に重要な影響を与える場合」に限り、行使を認める限定的容認の考え方を採用することが23日、関係者の話でわかった。

 これにより、外国領土での戦争に加わるといった典型的な集団的自衛権は容認対象から除外されることになる。

 安保法制懇が第1次安倍内閣の諮問を受けて2008年にまとめた報告書では、集団的自衛権の行使を一般的に認め、個別の法律や政策判断で歯止めをかける立場を取っていた。新たな報告書で限定的容認の立場を取る背景には、憲法解釈見直しに慎重な公明党や世論の理解を得やすくしようという狙いがあるとみられる。

 現在の政府の憲法解釈では、自衛権の行使について、「我が国を防衛するため必要最小限度の範囲内にとどまる」とし、日本への武力攻撃を排除する場合(個別的自衛権)に限定。これに対し、4月の報告書では、「放置すれば日本の安全に重要な影響を与える場合」に集団的自衛権を行使することも「必要最小限度の範囲内」に含まれると整理する。

 「放置すれば日本の安全に重要な影響を与える場合」という表現は、適用範囲を限定した周辺事態法と同じ内容だ。安保法制懇では、朝鮮半島有事などの周辺事態に加え、中東などから原油を輸送する海上交通路(シーレーン)も想定しているという。

最終更新:3月24日(月)7時29分
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5つ星のうち 5.0 一挙に読んでしまう面白さ!, 2014/3/22
By やちよ - Amazon.co.jpで購入済み(詳細)

レビュー対象商品: 老いてこそ過激に生きよ (イースト新書) (新書)

俺のことを老人とは呼ぶな、差別用語は止めてくれ。
人生とは何か、気が付いたぞ。
苦労続きの40代そして50代、ハードボイルドな生き様を真骨頂とした頃だ。
織田信長や野口英世にも負けちゃあいない。
それからの積年の功あったればこそ、今や恍惚の心境に達せられた。
人生を俯瞰できる目線も備わった。
見える、見える、人の一生の面白さ。
その目線で一挙に書き下ろした逸品だ。
驚かしてやろう、タフガイな熟年、ここにあり。

著者の喚き声が聞こえてきました。
全く面白い出来です。
一挙に読んでしまいました。
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学生アパートが足りない 福島市、復興需要で部屋空かず

 大学の合格発表が相次ぎ、新生活への期待が膨らむ時期を迎えたが、県内の一部では学生向けアパートの賃貸物件が不足し、関係者を悩ませている。東日本大震災の復興事業関係者や被災者の借り上げが増えた上に利用が長期にわたり、空きが出ないのが要因とみられる。特に県外からの入学者も多い福島市の大学では賃貸物件が極端に不足し、学生に郡山市などの賃貸物件を紹介する動きも出ている。
 「今電話したら、昨日は空いていた2カ所がどちらも既に決まったらしい。ここまでひどいとは」。福島大一般入試後期日程の合格発表で長男遠藤大介さん(18)の合格を確認したばかりの母悦子さん(51)=白河市=は驚きと不安を口にした。
 大学周辺で部屋を探そうと、合格を確認した後、すぐに不動産業者に電話したが、結局キャンセル待ちになったという。「山形や仙台の人ですら、自宅から通学する人もいる状況とのこと。とにかく焦って探しています」。合格の喜びもかき消してしまわないかと懸念されるほど、賃貸物件の不足は深刻だ。

福島民友  3月23日
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中国経済リスク 「影の銀行」収束への険しい道(3月23日付・読売社説)

 中国経済の足を引っ張る「シャドーバンキング」(影の銀行)の拡大を食い止め、混乱を回避すべきだ。中国政府は難しい舵かじ取りを迫られる。
 上海市の太陽光パネルメーカーが今月初め、経営に行き詰まって社債の金利を払えず、中国社債市場で初めて、債務不履行(デフォルト)に陥った。
 李克強首相はこれに関連し、金融商品のデフォルトを一部容認する考えを示した。政府の方針転換であり、その意味は重い。
 中国当局は従来、危機に陥った企業や投資家を救済してきたが、市場のモラルハザード(倫理の欠如)を助長した面は否めない。
 パネルメーカーのデフォルト容認は、場合によってはデフォルトもあり得ることを示し、投資家に警告するのが狙いだろう。
 背景には、銀行を介さない金融取引であるシャドーバンキングが膨張し、中国経済を蝕むしばんでいることへの危機感がうかがえる。
 投資家はノンバンクなどの高利回りの財テク商品に群がった。地方政府傘下の投資会社がそれらを原資に不動産開発を進めたり、銀行から融資を受けにくい企業が社債を発行し、ノンバンクが引き受けたりする例が目立つ。
 巨額債務を抱えた地方政府や企業が行き詰まると、投資家に被害が及ぶことが避けられない。
 さらに厄介なのが、シャドーバンキングの不透明な実態である。総額が国内総生産(GDP)の半分に達するという推計もある中、膨張マネーに歯止めをかけようとする政策判断はもっともだ。
 デフォルト容認方針とともに、中央銀行にあたる中国人民銀行の周小川総裁が、上限規制がある預金金利を1〜2年以内に自由化する方針を示した点も重要だ。
 金利自由化によって、低い預金金利を嫌って財テク商品に流入してきた資金の流れにブレーキをかけようとしているようだ。
 シャドーバンキングを縮小させるための大胆な改革は欠かせない。一方で、改革を急ぎすぎることによる副作用も懸念される。
 信用収縮によって、地方政府や企業の資金繰りが相次いで行き詰まるような事態を招けば、悪影響が広がるだろう。
 ニューヨーク、東京などの株式市場では、中国リスクが一因となり、株価の乱高下が続く。
 バブル過熱を制御し、景気減速傾向が続く中国経済を7・5%程度の安定成長に軟着陸させられるか。世界2位の経済大国・中国の綱渡りが続いている。

読売新聞  3月23日
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首相、核サミットへ…G7・日米韓首脳会談も

 安倍首相は23日、オランダ・ハーグで24、25の両日開かれる核安全サミッ
トに出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。

 サミットに合わせ、25日にウクライナ情勢をめぐる先進7か国(G7)首脳
会議、26日に北朝鮮問題を議題とする日米韓首脳会談が行われる。
 首相は出発前、羽田空港で記者団に「サミットの中心テーマは核テロ対策の強化だ。日本の貢献を積極的に発信したい」と述べた。
 日米韓首脳会談については「オバマ米大統領、朴槿恵パククネ韓国大統領と東アジアの安全保障について率直な意見交換をしたい。朴大統領とは初めての会談になるが、未来志向の日韓関係に向けた第一歩としたい」と語った。
 G7首脳会議については、「国際社会と協力してウクライナを支援していくという日本の立場を明確にしたい」と強調した。一方で、「問題があるからこそ対話すべきだ。G7と緊密な連携を行いながら、ロシアとも意思疎通を図っていく考えだ」とも述べた。

読売新聞  3月23日
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(父に言われた言葉について)

社長をやることになった時、
一つだけ大事なことを言っておくって
説いて聞かされたことがあります。

「社員の数に三倍掛けた人数の
生活を守る意識を持つこと」

社長は、日頃顔を合わせることのない
社員の家族まで
責任を自覚していなさいの意でした。
( 田中秀子  ハイサワーで知られる博水社の3代目社長 )

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2014年3月23日(日) 社会、歴史、政治
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根本復興相、福島・飯舘村を視察 国負担でため池除染の考え
フジテレビ系(FNN) 3月22日(土)18時20分配信

根本復興相は、福島・飯舘村を視察し、これまで行われていなかった農業用ダムや、ため池の除染について、国が負担して実施する考えを明らかにした。
除染は、ため池の底にたまっている土砂を取り除いたり、池の底をセメントで固め、放射性物質が、水中に巻き上がるのを防ぐなどの方法で行われ、早ければ、2014年秋にも実施される見通し。
農業用のため池では、池の底にたまった土砂などから、高濃度の放射性物質が検出されていて、福島県などが除染を求めていた。.最終更新:3月22日(土)22時42分

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66.会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか (ベスト新書)星 亮一
97.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) 星 亮一.
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レビュー対象商品: 会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか (ベスト新書)

会津・長州藩がなぜ対立することになったのかを知る入門書, 2013/10/14 By 沙霧 (香川県) - レビューをすべて見るAmazon.co.jpで購入済み(詳細)

タイトルから、会津藩と長州藩の争いを重点的に書いたのかと思いましたが、違いました。
会津藩の解説・長州藩の解説・新撰組の解説。ここまででページの約半数を使用しています。
あくまでも、各々の藩や組織の成り立ちや、有名人の解説、八・一八政変以前の内容です。
その後、八・一八政変、禁門の変・戊辰戦争への1連の流れが簡単にまとめられています。
最後に、現代(本書発刊が2004年なので、そのころまで)も長州と会津の和解が進んで
いないエピソードが語られています。
著者様は東北出身のようなので、会津重点になるのはしかたがありませんが、長州藩に関する
記述が若干薄く、「真木の深層心理が不可解」と一言で片付けてしまうのは、さすがにいかが
なものかと思いました。そういう部分を掘り下げて頂けるとよかったです。
会津・長州藩がなぜ対立することになったのかを知る入門書として最適だと思います。

By アロマ - レビューをすべて見る

現在でも、会津人と山口県人の壁は高いと言うか歴史を超えて友好を結べていない。同じ日本人なのに…と思う反面、自分も東北人だから長州の事を許せない気持ちも少し有る。だが、この本の筆者は、本の結びとして友好(和解)を促している所が、ただの『恨み』で終わって良いのか?と読者に語りかけ、質問している様に思えた。戊辰戦争(会津戦争)を再度考えさせられ、また、新しく長州との関係を考えさせられる本であった。

By 勇太郎 (東京都) - レビューをすべて見る

会津と長州の現代に至る遺恨はずっと気になっていた。これまでどちらかと言うと会津側から観て善し悪しを判断していたが、
この本を読んで長州に対する見方も変わり、新選組の存在位置についても納得が出来た。
是非、会津若松・萩の遺恨を抱いた方々に読んで欲しい本だと思う。

By 広島か?東京か? "ブックレビュー" (品川区) - レビューをすべて見る

萩の松下村塾には何度も行き、
会津には行ってませんでした。
会津に向かいながら本書を読みました。
歴史の著書は、旅をしながら読むのをオススメします。
尊皇攘夷、左幕、それぞれの視点から
歴史を学ぶ意味で読んでよかったです。
なんとなく、会津の人に西から来たのをいうのは
ためらわれ、勝手にドキドキましたが。
長州と会津共に何人も知人はいるが、
今のところ、敵対心や怒りを持っている人は双方いない。

歴史小説と史実は違うのですが、
過去を全く知らずに現在を生きるのは、
人間関係の上からも危険だなと思いました。

By サルヲ (福岡県) - レビューをすべて見る

新撰組を知るためにはいろんな側面から知りたいと思って読みましたが、非常に面白く感じました。新撰組の記述はそんなに多くはありませんが、幕末の流れや動乱、藩の動き、いろんなことを分かりやすく勉強でき、もっと幕末について知りたくなりました。

By according to the conservative (山口県萩市) - レビューをすべて見る

  会津藩と長州藩の過去の起こった経緯が詳しく紹介されています。
両藩が中心が殺戮し合ったことが怨念となったのですが、日本の夜明
けに際して、両藩とも一人ひとりの国士が藩命を超え真剣に望んだ故、
起こった悲劇だと理解しています。日本の外に目を向けると、明治維新
の時代にもまさる困難が迫っています。国難に対峙し、さらに日本国を
維持発展させるためには両藩の怨念を超えた一致団結が望まれます。
著者の和解に取り組まれている真摯な姿勢に敬意を表します。

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同志社大が「八重茶会」 ゆかりの茶室、本県関係者ら招き

 同志社大茶道部(稲垣翔太幹事長)は21日、本県など新島八重ゆかりの自治体職員らを招き、京都市上京区の新島旧邸にある八重ゆかりの茶室「寂中庵」で、初の「八重茶会」を開いた。
 茶道部は八重の指導をきっかけに約80年前に発足、愛用の道具も引き継ぐ。大河ドラマ「八重の桜」で再認識した八重への思いを後輩に伝え、東日本大震災、東京電力福島第1原発事故を忘れないよう開催した。
 八重が揮毫(きごう)した楽焼「寿之字」の茶わんや、水指「南蛮抱桶」が使われた。会津若松市観光商工課の渡部啓二さんは「八重、そして会津藩士の心に触れた」、県大阪事務所の景山博所長は「ゆかりの品に囲まれ、八重と会った気分だ」と感激していた。茶会は22日も開かれ、本県から関西地方に避難した県民も招かれる。

 高校生の「志」を4月末まで募る
 同志社大は八重の思いを伝えるため「新島八重と私の『志』」「新島襄と私の『志』」をテーマに、高校生に将来の夢や希望などを書いてもらう「高校生『志』」コンテスト」を行い、作品を募集している。締め切りは4月末。問い合わせは同大広報課(電話075・251・3120)へ。

福島民友  3月22日
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歴史問題 隔たり大きく 河野談話の検証方針変えず

 日本政府は日米韓首脳会談を旧日本軍による従軍慰安婦問題などで悪化する日韓関係の修復に向けた足掛かりとしたい考えだ。ただ、歴史認識をめぐる日韓両国の主張の違いは大きく、米国抜きに日韓首脳会談を開催できる状況にない。 (城島建治)
 島根県・竹島問題や歴史認識問題をめぐり、日韓関係は冷え込み、安倍晋三首相の就任から一年三カ月、首脳会談は実現してこなかった。昨年十月のインドネシア・バリ島でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)などで、短時間、言葉を交わしただけだった。
 特に、安倍首相が昨年十二月に靖国神社参拝に踏み切ると、日韓関係の悪化は決定的となった。米国も靖国参拝による外交への影響を懸念していた。今回、米国主導でやっと日韓両首脳が初めて会談するが、日韓関係が改善する可能性は小さい。
 首相周辺は、懸案の歴史認識問題が議題になる可能性は「ない」と明言した。
 首相は今年三月、国会で従軍慰安婦制度への旧日本軍の関与と強制性を認めて謝罪した河野洋平官房長官談話について「見直すことは考えていない」と明言し、韓国に関係改善のメッセージを送ったが、談話作成の経緯や内容を検証する方針は変えていない。
 河野談話の見直しは首相の悲願だ。第一次安倍内閣が二〇〇七年三月に閣議決定した答弁書で、河野談話について「(政府が発見した資料には)強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった」と断定した。第二次内閣発足後も首相は「(軍が直接関与した)強制連行を示す証拠はなかった」と強調した。首相の歴史認識が変わったわけではない。

東京新聞  3月22日
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日本の温暖化 被害軽減へ効率的対応が要る(3月22日付・読売社説)

 地球温暖化の悪影響を抑えるため、効率的かつ効果的な対策を講じていかねばならない。
 温暖化が日本に及ぼす影響について、環境省の研究班が報告書をまとめた。
 温室効果ガスの排出量がこのまま増え続けると、国内の平均気温は今世紀末に最大6・4度上昇し、海面も60〜63センチ上昇する。
 国民の日常生活に深刻な影響が及ぶのは必至である。
 報告書によると、今世紀末、熱中症などによる死者数が、全国で2倍以上に増える。感染症を媒介する蚊の一種ヒトスジシマカの分布がほぼ全国に拡大する。
 コメの生産地は北上する。温州ミカンに代わり、亜熱帯果樹のタンカンが関東でも栽培可能になる。全国の砂浜の85%が消滅する。農業、観光など地域産業にとっても打撃となるだろう。
 海面上昇により、日本の排他的経済水域(EEZ)の基点である沖ノ鳥島が水没してしまう可能性もあるのではないか。
 膨大な被害額も目を引く。20世紀末には年間約2000億円だった洪水被害額が、最大で約4800億円増加する。高潮被害も年間約2600億円増える。
 こうした被害を少しでも軽減する取り組みは重要だ。
 だが、ダムや堤防を全国にくまなく整備して、被害を完全に食い止めようとするのは現実的ではあるまい。温暖化の進行をある程度、見越した上で、社会が気候変動に順応する「適応策」を検討していくのが重要となるだろう。
 例えば、ハード面の整備は人口密集地や産業集積地に重点を置き、他の地域は避難用のハザードマップを充実させるなど、メリハリのある対策を考えるべきだ。
 高温に強い農作物への品種改良の研究や、都市部のヒートアイランド現象を緩和するための緑化促進なども必要だろう。
 政府は来夏に具体的な適応策をまとめる。予測が難しい気候の変化に柔軟に対応できるようにすることが肝要だ。
 無論、温暖化対策で最も重要なのは、温室効果ガスの排出量を減らすことである。報告書が、世界規模での排出削減が進めば、日本への悪影響は大幅に軽減されると指摘しているのはもっともだ。
 カギとなるのは、世界全体の排出量の4割以上を占める中国と米国の取り組みである。京都議定書に代わり、2020年発効予定の新たな枠組みが両国の排出削減につながるよう、日本も積極的に交渉に関与していくべきだ。

読売新聞  3月22日
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嘆いていたって
状況は何も変わらない。

やるべきことを
淡々とやるしかない。
( 田中秀子  ハイサワーで知られる博水社の3代目社長 )

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2014年3月22日(土) ,rekisi ,shakai ,seiji
[2064] 20日の朝日新聞 星先生の記事に感動 蔵六 Name:村田蔵六 New 2014/03/21(金) 20:19 

15日の星先生の朝日新聞の記事。
日頃悶々として(?)福島に暮らしている私の思いを代弁していただいているようでとても心強い限りです。
「老いてこそ過激に生きよ!!」を自ら実践されておりますことに心より敬服しております。行動する老スーパーマン、かっこいいです。

表現力もなく勇気も知恵もなく、なかなか他県の人に正確なことを伝えられない蔵六です。

「風評被害の払しょく」と「放射線問題の風化で忘れ去られることへの恐れ」この両立の難しい課題の狭間で、心ある「福島県人の思い」は揺れ動いているのです。騒げば騒ぐほど風評被害は広がるからです。
また、他県の方々には理解が難しいほど福島は広いのです。
その中でも原発立地地域周辺は住めないか、例え住めたとしても多くの方が戻らないのは明白です。お年寄りを中心にしたごく一部の方だけの帰還ではコミュニティは再興しないのです。
放射能のホットスポット(1mの空中線量ではなく地表線量)を明確にし、そこは放棄すべきと思います。今のところ山林の除染は不可能に思われます。(現在は居住家屋の20m以内の森林を除染している地域はありますが)
「福島市」や「郡山市」の一部もその中にはいります。

風評被害が広がることを恐れずに発言しなくては、我慢強く寡黙でやり過ごせばどんな難問もそのうち何とかなるという福島県人気質では前に進めないことを先生のこの記事は雄弁に伝えていると思います。

放射性廃棄物の処理はおろか、放射性汚染水の処理もできない現実から目をそむけては、大げさにいえば人類の将来に禍根を残すことになると思います。原子炉の廃炉が順調に行われるのかも心配です。
これらの処理方法が確立されてから、新原発建設や原発輸出する日本であってほしいのです。できれば当面原発再稼働も止めるべきと思います。


☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月22日
28.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
33.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月22日
57.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか 星 亮一 (ベスト新書)

星亮一氏による、戊辰戦争と会津を巡る様々な作品の一つである。同氏の作品には随分親しんだ型だが、この「VS長州藩」というのは未読だった…用事があった土曜日、出掛ける前に覗いた書店で、本書に擦り寄られたような感じであったので思わず求め、土曜日の夕食時までに種々の“合間”を利用してぐんぐん読み進めて読了してしまった…

“VS”と題名に入れて、幕末期に会津と長州が争った経過を追っており、他方で長州の人達に関する紹介に紙幅を割いていて、なかなかに面白い。

戊辰戦争で長州は文字どおり「勝てば“官軍”」であった。ということで、会津側には“怨念”も当然ある。会津若松辺りでは、「山口県出身」ということになると、周囲の人達と良好な関係が築けないなどという話しが真顔で語られる位らしい。が、「何時までもそういうことになるのだろうか?」と著者は考えるようになっており、そういうコンセプトで本書を著わしたようである。

長州は“官軍”の主力を担っていたことは間違いない。高杉晋作の“奇兵隊”に代表されるような、なかなかに強力な戦隊を多数編成して勇戦している…会津を巡る東北方面や新潟方面での激戦で、結局会津などの勢力は粉砕されてしまう。そして「そこに進駐してやりたい放題…」というものの「先頭に立っていた」のが“長州”という“イメージ”が非常に強い。本書はそれに関しても丁寧に検証することを試みている。

本書が導き出した、会津の鶴ヶ城が落城した辺りの“官軍”を巡る検証の結果だが、意外なものであった…「落城時点で長州の主力は会津に到達することが叶わなかった…」という話しで、「長州憎し…」が多分に“イメージ”であるという話しなのだ…

この当時の長州の主力部隊は、後年権勢を振るう山形有朋が率いていた、新潟方面に展開していた軍勢であった。新潟方面には、財政再建の成果で軍備を増強していた長岡の家中が在った。長岡には河井継之助という人材が在った。彼は新潟方面に侵入した長州側と折衝し、会津側への投降勧告を行って鶴ヶ城攻撃を避けようと試みた。が、山県の副官達が河井の提言を却下し、結果として長岡での死闘が発生した。長岡の攻防では、河井自ら新兵器のガトリング砲を操って勇戦したらしい…そんなことで長州側は長岡で苦戦を強いられ、会津若松に到達した時点で出番は殆ど無かったというのだ…

落城時点で「現場に居なかった長州」…それでも“怨念”の対象になっている長州…多分に江戸の幕府本営が降ったにも拘らず「会津討つべし」と旗を振ったらしいということ、京都で無茶をするので“役目”によってそれを抑えた会津への“逆恨み”で酷い目に遭わされたという無念の故であろう…

何か会津若松への旅行が切っ掛けで深まった戊辰戦争関係の事への関心が、本書を切っ掛けに更に広がった感である…

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線量上昇地で追加除染 森林20メートル以内原則維持

 環境省は20日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染計画が終了した地域での追加措置について、現場の状況に応じて追加除染を行う方針をまとめ、都内で開いた有識者会議に示した。森林除染については生活圏から20〜40メートルの範囲で追加除染しても放射線量の低減効果がないとして、20メートル以内とする原則は崩さないものの、20メートルより奥の森林が住宅周辺に影響するとみられる場合にのみ、例外的に除染を認めるとした。
 同省は近く除染関係のガイドラインを改定し、追加措置を盛り込む予定。国が追加除染の方針をまとめたのは初めて。国が行う除染特別地域だけでなく、市町村が除染する汚染状況重点調査地域も対象とした。

福島民友  3月21日
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ロシアが米に報復制裁 マケイン氏ら渡航禁止

 【モスクワ共同】ロシア外務省は20日、ウクライナ南部クリミア共和国の編入の動きに対して米国が科した制裁への報復として、米国のローズ大統領副補佐官ら政府高官や議員ら9人のロシアへの渡航禁止の制裁を発動したと明らかにした。
 ロシア外務省によると、米国が3月17日に発動した制裁への報復。9人はローズ氏のほか、共和党のベイナー下院議長とマケイン上院議員、上院のリード民主党院内総務ら。
 外務省は「一つ一つの敵対的な行為に、ふさわしい対応をする」と、追加制裁の可能性も示唆した。

共同通信  3月21日
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日米韓首脳会談開催へ…朴大統領が受け入れ

 【ソウル=豊浦潤一】韓国の朴槿恵パククネ大統領は、米国が提案しているオランダ・ハーグでの24、25日の核安全サミットに合わせた日米韓首脳会談の受け入れを最終決断した。
 韓国政府関係者が20日明らかにした。外交筋などによると日米韓3か国は同
時発表を調整している。これにより米国の仲介で安倍首相と朴大統領との本格的
な会談が初めて実現することになった。
 韓国の国家安全保障会議は19日午後、大統領府での会議で、核安全サミットを機に日米韓の首脳が集まることで「北朝鮮の核問題で3か国の協力関係を強調することが必要だ」との結論に到達。大統領は同会議の報告を受け、了承した。
 会談まで1週間を切っているため、3か国の外交当局は公式発表を前に、議題などについて水面下での実務者協議を進めている。外交筋によるとハーグでの会談では、北朝鮮の核問題が中心議題となり、いわゆる従軍慰安婦問題などは話し合われない見通しだ。

読売新聞  3月21日
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色々な人と接して感じるんですが、
物事を成功させる人は

「どうやって作るか、
どうやったらできるか」
という方法を常に考えています。

逆に成功しない人は、
できない理由を次々に並べ立てる。

これは要は「作りたいか」
「作りたくないか」という問題。

( 佐藤正樹  山形県出身の実業家 )


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2014年3月21日(金) 歴史。政治、社会
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月21日
28.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
76.坂本龍馬 その偽りと真実 (静山社文庫)星 亮一
93.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月21日
40.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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奥羽越列藩同盟 〜東日本政府樹立の夢〜
author: ルン

今日は新選組の本ではありませんけど、
江戸から北へ進む新選組の足跡を追うと共に、
知っておいてもいいんじゃないかという
東北地方の各藩のお話です。

ここでは『奥羽越列藩同盟』が登場します。
この『奥羽越列藩同盟』とは、
鳥羽伏見の戦いに敗れて江戸に戻った会津藩を、
救済する形で東北の諸藩が集結して作った同盟のことです。
薩長が北上し、東北地方にやってきたとき、
東北の各藩にはそれぞれ優秀な参謀がいました。
彼らは自藩を生き残らせようと立ち回ったのですが、
藩内が抗戦か恭順かで二転三転し、
思い通りにはいかなかったんですね。

そのため『奥羽越列藩同盟』は結束することなく、
諸藩が次々と抜けていくという形で、
最終的には崩壊してしまうのです。
そんな各藩の人物や状況、行動について
詳細に書かれているのがこちらの本ですよ。

奥羽越列藩同盟 〜東日本政府樹立の夢〜
星亮一著/中央公論新社

『奥羽越列藩同盟』っていう名前は知っているけど、
実際にはどんなものだったのか?
それが、いまひとつよくわからないと思った時には、
この本を読んでみて下さい。
点だった部分が線としてつながり、
大まかながらも、流れがつかめるようになりますよ。

東北の各藩は、大局の動きも先見の明を知らずに、
闇雲に新政府に対抗しただけなどと思われてもいるようですが、
この本を読むと優秀な人材が多数いたことに
気付かされます。

例えば、仙台藩の玉虫左太夫、会津藩の梶原平馬、
長岡藩の河井継之助、米沢藩の雲井龍雄。
南部藩には楢山佐渡ら、少しあげただけでもこんなにいるのです。

各藩の参謀、一人ひとりの生い立ちや行動をみると
それぞれに優秀な人物ばかりで、もし戦争に負けることなく、
明治以降も表舞台に立っていたなら、
国のために尽力しただろうと思う人ばかりです。
でも運は彼らに味方せず、結果
ほとんどの人が志半ばで倒れました。

後世になって考えてみると、歴史の流れの中に
いくつかの分岐点があることに気付きます。
ほんの少しの時間のずれや、藩内の状況によって
崩壊の道に進んでしまっているんですね。
もし、分岐点で別の選択がなされていたら…
もし、同盟諸藩が団結して軌道に乗っていたら…
あるいは別の結果になっていたのかもしれませんね。

などと歴史に「もしも…」は禁句と知りつつも、
この本を読むと、そう思わずにはいられない
複雑な思いも生まれてくるのです。

奥羽越列藩同盟崩壊後、彼らはどうなったのか…?
この本を読むとわかります。
どうぞ興味をお持ちでしたら、
その辺りも読んで確かめてみて下さいね。

奥羽越列藩同盟 〜東日本政府樹立の夢〜
星亮一著/中央公論新社

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第1原発・除去設備の未浄化水、地上タンク21基に流入

 東京電力福島第1原発の汚染水から62種類の放射性物質を取り除く多核種除去設備(ALPS)で汚染水を浄化できていなかった問題で、東電は19日、ALPSで処理した水を貯蔵した地上タンク21基の全てに高濃度の汚染水が流れ込んだことを明らかにした。
 1日約400トン発生する汚染水を浄化して減らす本来の機能を発揮できず、東電が目指していた4月の本格稼働は一層厳しい状況となった。
 東電は、ALPSで処理した水を敷地南側にある溶接型のタンク群に移送していた。浄化できなかった水が流入したタンク21基のうち1基で18日に採取した水からは、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり560万ベクレルの高濃度で検出された。21基は全て配管で連結しているため、それぞれに汚染水が混入した可能性が高い。21基の保管量は約1万5000トンに上り、これらを再び浄化する必要性も新たな課題として浮上してきた。

福島民友  3月20日
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歴史認識、議題にせず 日米韓3カ国首脳会談へ

 安倍晋三首相とオバマ米大統領、韓国の朴槿恵大統領による日米韓首脳会談が、オランダ・ハーグで開かれる核安全保障サミットに合わせ、25日にも開催される見通しになった。韓国政府は19日、国家安全保障会議で協議し、出席を決めたもようだ。
 首相と朴氏の直接会談は第2次安倍政権発足後初めてとなる。会談では、朴氏がこだわる歴史認識は主要議題とせず、緊迫する北朝鮮情勢などで3カ国の連携を確認する方向だ。
 韓国政府筋によると、19日の協議では、朴氏が3カ国首脳会談の開催を受け入れた場合の内政的なリスクを含め、首脳会談での想定議題や接触・対話の形式、演出の方法について詰めたという。
 3カ国首脳会談は、今月に入り米国が提案。外務省の斎木昭隆事務次官が12日に訪韓し、韓国外務省の趙太庸第1次官と会談するなど調整を続けてきた。
 日韓外交筋によると、これまでの調整で、韓国側は慰安婦問題を政府間で話し合う「協議の場」の設置を要求。日本側は「話し合い自体は悪くない。日本にも言いたいことがある」(外務省幹部)とし、日韓局長級協議の開催に合意した。
 また、韓国側は、日本で3月下旬に予定された小学校の教科書検定の結果公表についても、「会談の直後では韓国内の影響が大きい」と懸念を表明。日本側は柔軟に対応する方針で、会談を拒んできた朴氏が3カ国首脳会談に応じやすいよう環境整備を進めてきた。
 菅義偉官房長官は19日の記者会見で、3カ国首脳会談に関し「韓国は価値観を共有する極めて大事な隣国だ。首脳同士が会うことは大事だ」と強調。韓国メディアもこの日、「(開催の可能性は)非常に大きい」(聯合ニュース)などと報じている。(水内茂幸、ソウル加藤達也)

産経新聞  3月20日
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クリミア「併合」 露の領土強奪は代償も大きい(3月20日付・読売社説)

 ロシアのプーチン大統領が、武力をてこに、強引なクリミア併合に踏み切った。国際規範に反する暴挙であり、到底容認できない。
 プーチン氏は、住民投票の結果に基づいてウクライナからの「独立」を宣言したクリミア自治共和国とセバストポリ特別市について、ロシアに編入する方針を表明した。
 「クリミアは、強く揺るぎないロシアの主権下になければならない」と主張して、クリミア側代表と編入条約に署名した。
 条約は、議会の批准同意などを経て発効する。年末までの移行期間に通貨ルーブルなどが導入されて、併合は完了する予定だ。
 クリミアはロシアによって軍事的に掌握されている。併合が、領土保全の重要性をうたった国連憲章に反するのは明らかだ。
 ロシアと米英は、ソ連解体後、ウクライナとの間で、ウクライナが旧ソ連製核兵器を廃棄するのと引き換えに、領土の一体性や政治的独立を武力で脅かさないとの覚書を交わした経緯がある。
 冷戦終結に伴うこうした取り決めは今回、完全に無視された。編入強行は、冷戦後の国際秩序に対する挑戦とも言えよう。
 国際社会が、クリミア併合に猛反発しているのは当然だ。バイデン米副大統領は、「領土の強奪」と非難した。欧州連合(EU)も声明を出し、併合を承認しない態度を改めて示した。
 安倍首相は参院予算委員会で、編入決定について、ロシアを「非難する」と初めて明言し、「力を背景とする現状変更の試みを決して看過できない」と述べた。
 沖縄県・尖閣諸島周辺で、公船による領海侵犯などを繰り返す中国も念頭にあるのだろう。
 今後、国際社会が、ロシアに対してどのような厳しい追加制裁措置を科すかが焦点になる。
 米国は、既に追加制裁実施の方針を決めた。EUも20日からの首脳会議で制裁強化を話し合う。
 オランダ・ハーグで来週開催される核安全サミットでは、日米英仏独伊加の先進7か国(G7)首脳が、ウクライナ問題で協議する見通しだ。G7が結束してロシアに圧力をかけることが肝要だ。
 ウクライナ情勢が緊迫して以来、ロシアの株価やルーブルは下落した。クリミア併合により、インフラ整備などに巨額の財政支出が必要だとも言われている。
 併合に踏み出したロシアは、国際的孤立と経済悪化という大きな代償を支払うことになろう。

読売新聞  3月20日
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知事会見 水源保全条例を検討 森林買収、問題化に備え

 鈴木英敬知事は十九日の定例記者会見で「グローバル化や地球温暖化が進む中、命を守るために水源地をしっかり保全していくのは大変重要」と述べ、全国的に問題になった外国資本による森林買収に備え、水源地保全に関する条例制定を目指す考えを明らかにした。
 鈴木知事は「外資系企業による水源地周辺の森林買収話が出たこともあり、他県では実際にあった」とし、「水自体を守ることに加え、水源地周辺は災害との関係でも重要な場所。保全のための条例制定にぜひ取り組みたい」と述べた。
 内容については、既に制定している他県の状況から、森林を売買する際の事前届け出の義務化を盛り込むとの考えを示し、有識者や関係者から意見を聞くなどして詳細を決めると説明。制定時期は未定とした。
 県によると、同様の条例は現在、北海道など十三道県が制定し、宮崎県と秋田県が導入を検討している。
 県が今年一月に実施した調査では、県内二十九市町のうち、半数以上の十七市町が、水源地周辺の森林売買に不安を感じていると回答し、二十三市町が国や県に対応を求めていた。 

伊勢新聞   3月20日
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どんなに大変な状態になっても、
心だけは負けたくない。

自分を蔑んだり、卑下したり、
周囲の助けに感謝できなく
なることだけはしたくない。

それだけは自らの人生で
貫いていきたい。

( 織田友理子  手足の先の筋肉から衰えていく進行性の筋疾患「遠位型ミオパ
チー患者会」の代表代行 )


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2014年3月20日(木) 歴史、社会、政治
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月20日
10.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
19.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
43.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
77.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡 星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月20日
19.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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大鳥圭介―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者の感想・レビュー(34)

Empirestar

旧幕府歩兵奉行として、最後まで薩長を中心とした軍隊に抵抗した大鳥圭介の生涯を描いた本。大鳥圭介といい、榎本武揚といい、旧幕臣には傑出した能力の持ち主が多く、維新政府の中枢で活躍し、日本の西洋化・近代化に大きく貢献をした。国の仕組みを変えるためには、才能のあるものは自然と見出される。当時の日本を取り巻く国際的な状況を勘案すると、幕府がまいた種がうまく開花し、激動の明治時代の礎を作り上げた偉人の一人であるといえる。榎本とともにもっと知られてよい人物である。

こあんとろ

大鳥さんについて知りたいなーと思ったら関連書籍が軒並高価か絶版という衝撃的な事態に。読む前に聞いていた「負け戦から笑いながら帰ってきた」という逸話から単なる楽天家なのかと思っていたら、とんでもない。どんな苦境にあっても決して前向きな姿勢を忘れない。外国出たついでにいろいろ見て回ったり「ちゃっかりしてる」と言われても、それは自身が置かれた環境下での最善を尽くそうという上でのことだったりで、読み進めるほどにただただ敬服するばかり…見習おうと思ってもそう簡単にできるものじゃない。こういう人を偉人と呼ぶのだろう。

artillery203

榎本が好きなので、その相棒ともいえる大鳥に興味を持ち読んでみた。詳しくはないが、概要を掴むのに良かった。もっと詳しく調べていく取っ掛かりにいいのでは。これから大鳥に関するものを読んでいきたい

ちなみ

「南柯紀行」からこちらに入ったので、大鳥さんが辿った道程を分かりやすく、より詳しく知ることが出来て良かったです。いわゆる“歴史上の人物”との多岐にわたる交流を見ると、当時として相当のハイスペックぶりに対して現代の知名度が不思議なくらいに思えてしまいました。でもきっとそういう人たちはもっとたくさんいる。この本にも記載のあった様々なお人たちの色々なエピソードに触れていけたらいいなと思いました。

つきじ

どんな人だったんだろうと興味を持ってこの本を読みました。 著者が星亮一さんなので東軍と会津藩贔屓の色が濃いですが、そこを心得て読みました。 大鳥さんの一生がわかりやすく読めました。 したたかで探究心があり、ユニークな人。 これは「南柯紀行」も読んでみないとと思いました。

は〜

蝦夷共和国を調べたくて、手始めに選んだ大鳥圭介。剽軽なイメージだったので、探究心溢れる技術者であったり、抜け目の無さであったり、どっしりした気性であったり…こんなにユニークな人だったんですね。様々な人が書き残した日記や記録、大鳥の漢詩などに触れ、幕末〜明治という時代にぐっと親しみを持ちながら読めたのが嬉しい。資料性が高いですが小説のような文体で、特に、蟠龍丸が朝陽丸を撃沈させた場面は胸に迫るものがありました。大鳥に限らず榎本釜次郎、黒田了介、山川大蔵、他にもたくさん…色んな人に興味をそそられる内容でした。

かばこ

以前読んだ「南柯紀行」が面白く、以来なんとなく好感を抱いていたものの、どんな人生を送った人だったのかよく知らない人物だった大鳥圭介。たまたま本書を目にしたので読んでみることにした。筆者は小説家でもあるせいか、大鳥圭介の生い立ちから晩年まで、とても読みやすくまとめられている。新書という限られた容量に収めるため幾分駆け足感はあるものの、楽しく読み進めることができた。

nagoyan

優。著者は中公新書で他に「奥羽列藩同盟」「幕末の会津藩」「会津落城」の著作がある。幕末維新史を主として敗北した旧幕府・佐幕(?)諸藩の立場から見ている。本書は、技術者(テクノクラート)である大鳥の意外とも思える律儀さを強調する。新政府についぞ仕えなかった勝安房と比して、僕などはテクノクラートのクールさ(冷徹さ)を漠然と感じていただけに意外。旧文化に対する深い造詣をもつこの人にして、明治期外交の負の姿(本書でコミットされていないが。。。)が垣間見える(いやモロ見え?)という点にこの時期の日本の悲しさもある。

k_samukawa

不屈の幕臣・大鳥圭介を描いた力作。著者の星氏は同じく中公新書で『奥羽越列藩同盟』等を手がけた信頼感ある著者。本書も良い出来。この手の人物に焦点した書に於いては、当該人物に強く愛情を注ぎつつも、資料を精読することが名著となるための条件だと思うのだが、本書はまさにそれに適合すると思う。中公新書の“この分野に於いて、手軽に手に入るものとしては最高峰”を目指す姿勢も素晴らしい。お手軽な大鳥伝としてはこれがいちばん良いと思います。

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処理後の水1400万ベクレル 通常の10万倍、ALPS停止

 東京電力は18日、汚染水から62種類の放射性物質を取り除くことができる福島第1原発の「多核種除去設備(ALPS)」で処理した水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1100万〜1400万ベクレルと高濃度で検出されたと発表した。処理後の水の濃度は通常100ベクレル程度だが、今回検出された数値は約10万倍に上り、設備が正常に機能していない可能性がある。
 東電によると、処理後の水から放射性物質が高濃度で検出されたのは、A〜Cの3系統のうちB系統。東電は残り2系統も同様の不具合が生じている可能性があるとして、18日に3系統全ての処理を停止した。
福島民友  3月19日
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除染に使途不明3億円超か 郡山市発注、事業組合「裏金」?

 福島県郡山市発注の除染事業を市内の業者に仲介する「郡山市除染支援事業協同組合」で、3億円以上の使途不明金が生じている疑いがあることが18日、組合業者の証言で分かった。除染事業は国の補助で、東日本大震災から3年がたった現在も、同市では年間500億円規模で継続している。組合業者は「不正な経理操作で裏金を捻出したのではないか」と指摘し、「地元の関係者が被災者を踏みにじる行為を率先してやっている」と憤る。この疑惑については、福島県警も把握しているもようだ。
 同組合は、除染事業の効率化を目的として、平成24年7月、郡山市内の工事
業者を中心に設立された。現在は328社が加入している。市発注の除染事業を
元請けとして受注し、組合業者に配分している。
 受注した組合業者は、公共施設については事業額の5%を、一般住宅については3%を「手数料」として組合に納付。集めた手数料は組合運営や組合業者への講習会、福利厚生に充てられる。
 ただ、「手数料の実態が現実とは違っている」と証言する組合業者もいる。工事を受注した業者は手数料の他に、協力金などの名目でさらに3%を納付しているという。
 産経新聞社が入手した組合の「第1回総会議案」(25年5月28日開催)と題した書類の24年度事業報告では、手数料は明示されているが、協力金3%についての記述はなく、使途不明になっている。
 25年度の事業計画でも、市から発注される除染事業約140億円の受注を見込んでいる。しかし、ここでも手数料の記述のみで、協力金の記述はない。仮に140億円の事業全てで協力金が支払われれば、その合計は4億円余りになる。
 一方、23人の理事が毎月1回集まる理事会、月2回行われる3役会(4人)、月1回の3委員会(各7人)でいずれも1人当たり8100円、年間で約計531万円の交通費を計上。しかし、組合員からは「郡山市内の移動で、交通費がそこまでかかるわけはない」との指摘が出ている。
 組合の担当者は協力費の存在を否定したうえで、「組合の運転資金を捻出するのでいっぱいの状況の中、裏金など作ることができるわけがない。事業報告や計画は組合の総会で総意を得ている」と回答した。

産経新聞  3月19日
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日米韓首脳会談 ボールは朴大統領側にある(3月19日付・読売社説)

 日米韓3か国政府が、オランダで24、25両日に開かれる核安全サミットの際、首脳会談の開催を検討している。停滞している日韓関係の打開に向け、実現を図りたい。
 安倍首相が14日の参院予算委員会で、いわゆる従軍慰安婦問題に関する1993年の河野談話について、安倍内閣は見直さないと明言した。戦後50周年の村山談話を含めた歴代内閣の歴史認識を継承する立場も明確にした。
 韓国の朴槿恵大統領が翌15日、安倍首相発言を「幸いだ」と評価した意味は大きい。次は首脳会談へ前向きな決断をしてほしい。
 河野談話には問題が多い。日本軍による慰安婦の強制連行を裏付ける資料は見つかっていない。談話の表現を日韓両政府がすり合わせた可能性も指摘される。
 菅官房長官が談話の作成過程を検証する考えを示したのも、このためだ。安倍首相自身、談話の内容に疑問を持ち、談話に対する評価を意図的に避けてきた。
 今回、あえて河野談話の見直しを封印したのは、日米韓首脳会談を実現するための環境整備を優先し、談話見直しに反発する韓国側に配慮するという大局的な政治判断をしたものと言えよう。
 米国が、4月のオバマ大統領の日韓歴訪を前に、日韓関係の改善を本格的に仲介しようとする動きに、日本が呼応した面もある。
 重要な同盟国である日韓両国の足並みが乱れたままでは、米国の「アジア重視」戦略の具体化に支障を来すと、オバマ政権が懸念するのは当然だろう。
 日韓関係は、昨年2月の朴大統領就任以来、首脳会談が行えないという異常な状態が続く。
 朴大統領は、米欧首脳との会談で日本批判を繰り返す「告げ口外交」を展開してきた。その徹底した反日姿勢は、日韓の閣僚会談や実務的な協力、国民世論にまで様々な悪影響を及ぼしている。
 日韓が今、連携して取り組むべき課題は少なくない。
 北朝鮮の核開発や軍事的挑発、中国の軍備増強と海洋進出など、北東アジアの安全保障情勢は悪化している。環太平洋経済連携協定(TPP)や日韓自由貿易協定(FTA)の交渉も急がれる。
 本来、首脳や外交当局には、解決が困難な懸案があっても、2国間関係全体が損なわれないよう、粘り強く対話を重ね、接点を探るべき責任がある。
 日韓双方が、それを自覚し、今後の対応を考えるべきだ。日米韓首脳会談をその一歩としたい。

読売新聞  3月19日
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中国、戦後補償問題で方針転換 強制連行の提訴受理

 中国の裁判所が18日、日中戦争時に中国から日本に強制連行されたとする中国人元労働者らの損害賠償を求める訴えを初めて受理した。中国当局はこれまで、日中関係への配慮などから同様な訴訟の受理をしてこなかっただけに、日本の戦後補償問題に対する事実上の方針転換といえる。
 受理決定を受け、中国政府関係者は「訴えは筋が通っている。原告の訴えを日本側が放置してきた結果だ」と朝日新聞記者に語り、裁判所の判断を支持する姿勢を示した。
 日本政府は1972年の日中共同声明で、戦時中の日本の行為に対する中国の賠償請求権は個人も含め「放棄された」との立場。最高裁も07年に強制連行の事実関係を認めつつ、「中国は個人の請求権も放棄した」との判断を示した。

朝日新聞  3月19日
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「おかげさま」という言葉があります。
いかがお過ごしですかと聞かれれば、
「おかげさまで元気にやっております」
と答える。

それは、誰か特定の人のおかげ
という意味ではありません。

自分を取り巻く自然。
自分とともに生活している人たち。
そして見も知らないたくさんの人たち。

すべての人や大自然のおけげで
元気に生きることができる。

つまり、人間は生かされている
という心が日本人には
根付いているのです。

( 坂東眞理子  教育者 )


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2014年3月18日(火) 社会、歴史、政治
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..国内
政治社会人..横田夫妻と孫面会、与野党は人道的措置と評価
読売新聞 3月17日(月)23時40分配信

 拉致被害者の横田めぐみさんの両親、滋さん、早紀江さん夫妻がモンゴルで、めぐみさんの娘、キム・ウンギョンさんと初めて面会したことについて、与野党では、前向きに評価し、さらに拉致問題の解決を目指していくべきだとの声が相次いだ。

 自民党の石破幹事長は17日の記者会見で「拉致被害者の消息について北朝鮮からきちんとした調査報告がなされることが重要だ。誠意ある対応を求めたい」と述べ、拉致問題の打開に向けた北朝鮮のさらなる努力を求めた。公明党の漆原良夫国会対策委員長は17日、面会について「拉致問題の解決につなげていくべきだ」と語った。

 面会については、これまで与党内では北朝鮮に利用されることへの警戒感があった。だが、拉致問題の解決が長期化して、横田夫妻ら家族も高齢になっていることもあり、人道的措置だと評価する受け止めが広がっている。
.小保方氏の割烹着は演出だったのか 理研「そのような事実はない」と否定
J-CASTニュース 3月17日(月)19時58分配信

 STAP細胞論文問題で、理研がユニットリーダーの小保方晴子氏(30)に責任を押し付けているとの批判が識者らから相次いでいる。むしろ理研が小保方氏を利用したとの報道まで出ているからだ。

 「未熟な研究者」「論文の体をなしていない」「常道を逸している」…。理化学研究所が2014年3月14日に行った中間報告の会見では、理研幹部から小保方氏を批判するフレーズが相次いだ。

■「小保方さんに罪をなすりつけている」

 理研によると、小保方氏は、画像の切り貼りについて、「やってはいけないことという認識がなかった。すみません」と釈明したり、流用が指摘された画像について、「どこから取ってきたか覚えてない」ととぼけたりした。

 確かに、こうした認識は、研究者として信じられないとの指摘がネット上などでも多い。しかし、論文は、発生・再生科学総合センターの副センター長らも執筆などに関わっており、なぜ問題が見過ごされてしまったのかという疑問は消えない。

 さらに、問題を握りつぶそうという動きさえあった疑いも報じられた。NHKは3月13日、小保方氏が早大の博士論文から細胞画像を流用したとされる問題について、副センター長が1か月前には把握していたものの、理研の調査委には「単なる画像の取り違い」とだけ説明していたと指摘したのだ。

 ところが、会見では、不正があったかはまだ調査中だとして、理研幹部による自己批判などの言葉はほとんど出てこなかった。

 会見内容について、東大医科学研究所の上昌広特任教授は、ツイッターなどで「小保方さんに罪をなすりつけているように見える」とコメントし、副センター長らも出てきて説明すべきだと指摘する。
.都合の悪い発言を恐れて会見させない?
 論文について理研側は精査もせず、むしろ、小保方晴子氏をうまく利用しようとしたといった報道も出ている。

 中日新聞は、前出の副センター長が広報チームとともに、小保方氏をスターにしようと演出したとも指摘した。論文発表会見の1か月前に、割烹着のアイデアをひねり出し、実験室にピンクや黄色の壁紙を張ったというのだ。

 コラムニストの近藤駿介さんは、報道などを元に、「小保方氏が『未熟』ではない大人の研究者たちによって、彼女自身が『演出』の重要なピースとして利用された可能性がある」と自らのブログで指摘した。理研が小保方氏をなかなか会見させないのは、都合の悪い発言をされることを恐れているからではないかとも書いている。

 理研の広報室では、NHKの報道内容については、「調査に関係することですので、現在はコメントできません」と取材に答えた。一方、割烹着などを演出したかについては、「そのような事実はありません」と全面的に否定した。小保方氏を意図的に出さないようにしているかについても、「そのようなことは把握していません」とコメントしている。
.【関連記事】
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小保方論文騒動に武田邦彦が仰天見解 「写真違っていたなら『眠たかったから』と言えばいい」

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97.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書) 星 亮一
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46.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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東日本大震災の本「東北は負けない」

バクさん @ 10:24:47 / 日記 ≫ 一般

私が会員となっている日本国際情報学会会員の星亮一さんから「なんとかまとめました」というメールが届いた。
彼は福島県郡山市に在住する相当なレベルの作家だ。
戊辰戦争に軸足をおいた作家活動を精力的に展開されている。
著作は133冊はある。
早速、ジュンク堂書店新潟店に行くとうずたかく積んであった。
彼は3月12日から悲鳴のようなメールを続々と流していた。
いずれ本にすると言っていたので一気に読み終えた。

これまでの経験実績を土台にした内容だから高い目線から著述しており、私から見れば共感する部分が殆どだ。
因みに日本国際情報学会は、日本大学大学院「総合社会情報研究科」の修了生を中心に設立した小さな学会であるが日本学術会議の協力学術団体に指定されている。

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汚染水処理期待外れ ALPS試運転1年

 東京電力が福島第一原発の汚染水処理の切り札として導入した「多核種除去設備(ALPS)」は試運転開始から30日で1年を迎える。一日平均の処理量は11日現在、約180トン。相次ぐトラブルによる停止などで、一日に発生する汚染水約400トンの半分にも満たない。東電は増設で、平成26年度内にタンクに貯蔵している汚染水約34万トンの浄化完了を目指している。だが、トラブルが起きないことが前提で、計画通りに進むかどうかは不透明だ。

■増え続けるタンク
 東電は昨年3月30日、3系統のALPSのうち、「A」と呼ばれる1系統で試運転を開始した。同年6月中旬に「B」、同9月末に「C」と呼ばれる系統の試運転を始めた。今年2月12日には初めて3系統同時の試運転がスタートした。
 ALPSの汚染水処理のイメージは【図上】の通り。一日当たりの1系統の処理能力は250トンで、3系統が稼働すれば750トンの処理が可能だ。しかし、試運転開始後にトラブルが相次ぎ、11日現在までに処理した汚染水の総量は6万2792トンにとどまる。一日当たりの処理量に換算すると平均約180トンで、一日に発生する汚染水約400トンの半分にも達していないのが現状だ。
 高濃度の汚染水を保管する地上タンクは増え続けており、16日現在、約1100基、貯蔵量は約34万トンに上る。東電は平成26年度内に全てのタンクの汚染水を浄化させる目標を掲げている。だが、目標達成には一日当たりの処理能力を1960トンまで上げる必要があり、処理能力の向上が急務だ。

■増設頼み
 東電は4月以降、試運転から本格運転に切り替え、3系統を常時稼働させる。10月に3系統を増設する。さらに政府は同時期に一日当たり500トンの処理能力を持つ高性能ALPS1系統を整備する。
 現在の処理態勢と10月以降の見通しは【図下】の通り。東電のALPS6系統と、政府が新設する高性能ALPS一系統がフル稼働すれば、最大で一日2000トンの汚染水を処理できると見込んでいる。
 ただ、あくまでもトラブルによる停止がないことが前提だ。ALPSでは、試運転開始から作業員のミスなどが原因での停止が相次いでいる。特に、昨年9月下旬には作業員がタンク内部に作業で使用したゴム製シートを置き忘れる人為ミスも起きている。増設後、順調に汚染水処理を進めるには、作業員のミスが原因のトラブルを防ぐ対策が不可欠だ。

福島民報  3月17日
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「軍国主義の世界的瀰漫如何に防ぐかは重大問題」 犬養毅の手記見つかる 大正デモクラシー末期の政治情勢示す

 「憲政の神様」とも言われ、首相在任中の昭和7年に五・一五事件で青年将校によって殺害された犬養毅が、政界から一時引退した昭和3年、京都府内の立憲政友会党員に送った手紙が党員の親族宅に所蔵されていたことが16日、分かった。書の達人でもあった犬養が当時の政治状況についての心情を記している。

 党員は当時の草内(くさうち)村(現・京田辺市)の村長を務めた岡井利一。昭和2年の京都府議選に立憲政友会から立候補して次点となり、同4年に草内村長となった。

 犬養は手紙を送った当時、自らが率いていた革新倶楽部を解党させて立憲政友会に吸収させ、政界からいったん身を引いていた。

 手紙は岡井からの手紙に謹んで返事をするという意味の「敬復」の文字で始まり、「軍国主義の世界的瀰漫(びまん)を如何(いか)にして防ぐかとの貴向(あなたの問いかけ)は重大問題にして短簡(簡単)の能(よ)く尽くす所にあらず」と、軍国主義化が進む当時の世界情勢への危機感を示唆。ただ、「これを論ずれば少なくとも一部小冊子をなすこの答えは御免こうむりたい」と、見解を明言するのは避ける内容となっている。

 手紙は岡井の弟の孫にあたる京田辺市草内の元田辺町職員、古川章さん(76)が所蔵。犬養の手紙がもう1通残されていたほか、立憲政友会総裁を務めた田中義一元首相らからの手紙もあった。

 立命館大の岩井忠熊名誉教授(日本近代史)は「昭和初期まで続いた大正デモクラシーのもとでの政治状況を示す貴重な資料。犬養毅が地方にも支持基盤をもっていたことが分かる」と話している。

産経新聞  3月17日
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今日の自分は今日でおしまい。
明日の自分は
今日の自分とは違うんだ。

『一日が一生だ』と
僕は言うんだけれど、

どんなときも一日一日を
真剣に生きていくしかないんだよ。

(酒井雄哉  史上3人目となる比叡山延暦寺の千日回峰行を2度満行した僧侶 )


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2014年3月17日(月) 社会、政治、歴史
放射能汚染水の問題―海外では「世界最大のスキャンダル」

ドイツでは毎日のようにトップニュースで、

日本の福島第一原発の汚染水漏れが「世界最大のスキャンダル」として報道。

日本政府の反応の鈍さに愕然(がくぜん)とする。

104. 2013年10月29日 07:30:34 : MVEswqjBG2
★放射能汚染水の問題―海外では「世界最大のスキャンダル」
ウィンドファームブログ 2013/10/29
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-15171

◆汚染水に厳しい世界の視線
(2013年9月3日 朝日新聞 声欄
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60.幕末の会津藩―運命を決めた上洛 (中公新書)星 亮一
☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月17日
22.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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『後藤新平 日本の羅針盤となった男』 近代日本を作った男の構想力と実行力
書名:後藤新平伝―未来を見つめて生きた明治人|著者:星亮一

本書は台湾総督府民政長官、南満洲鉄道初代総裁、東京市長、逓信大臣、内務大臣、外務大臣などの閣僚を歴任した後藤新平の物語。後藤新平は関東大震災後に帝都復興院の総裁として「国家百年の大計」の見地から東京復興策を練り上げた人物として昨今注目を集めている。

後藤新平の魅力は何と言っても、日本人離れした圧倒的な構想力とその構想を実現するための実行力だろう。「日本人離れ」した構想力と言うと、日本人が構想力にかけている点を認めるようで少し悲しいが、本書で紹介されている後藤新平の発想の大きさは少なくとも今の日本の政治家にはない。内務大臣、帝都復興院総裁という立場で、関東大震災の復興費として30億円(当時の国家予算が13.7億円)が必要とぶち上げ、東京の土地を政府が買い上げ、「百年の大計」として、ゼロから東京の作り直しに取り組もうとしたことには驚かされる。

後藤新平の構想力は、色々な制約条件にとらわれず、公共の為に何が一番良いかを考えるところから生まれる。予算、時間、抵抗勢力、既得権益など、実現に向けての制約に囚われすぎると、実現可能性は高いものの効果のないへっぴり腰な構想になってしまいがちだが、後藤新平は空気を読まず公共のためにあるべき姿をきちんと描ききる。特に彼の予算感覚はスケールがでかくて面白い。それをうまく表現している箇所を以下引用したい。コスト意識が死生観からきているという点が私は印象深かった。

のちに「大風呂敷」と陰口を叩かれる新平の予算感覚は、天与のものだった。私的な借財も含めて「大きな金を動かし、高い効果を期す」新平のコスト意識は、本人の派手好みの一面があったにしろ、突きつめれば「金は天下のまわりもの」ととらえるおおらかさと無縁ではなかろう。金を墓場に持っていけないことを医師、新平は患者の死で実感している。蓄財に興味がない新平にとって、金銭は何かを実現するための手段であり、生きる目的にはならなかった。

『後藤新平 日本の羅針盤となった男』 〜第2章 疫病との戦い P.92〜

大きな風呂敷を広げるだけであれば簡単ではあるが、後藤新平には描くだけでなく鬼気迫る気迫で実現に向けてやり抜く実行力がある。彼の実行力を示すエピソードは本書にごまんとあるが日清戦争後の検疫事業の箇所はとても面白い。日清戦争が終了し、中国本土から帰国する約23万人の軍人が帰国するため、日本入国の前に伝染病を日本国内にもちこまないように検疫するという取り組み。これを彼は児玉源太郎からの依頼をしぶしぶ受けながらも、施設の準備も含めて5ヶ月でやり抜いてしまう。

新平は、修羅場の最前線で陣頭指揮を振るい、気がつけば、四十三日連続して寝床に入っていなかった。いつでも、どこでも短時間で熟睡できる体質とはいえ、片時も休まず、鬼神のように奮闘する姿からは、「今に見ていろ、目にものみせてやる」と妖気めいた執念が立ち上ってくるのだった。・・・<中略>

日に三時間の仮眠で獅子奮迅、技師が「もう人間わざではできません」と言えば「そんなら人間以上の力を出せ」「糞馬鹿、糞馬鹿」を連発する青白い横顔は、まことに物の怪に憑かれたようである。

『後藤新平 日本の羅針盤となった男』 〜第2章 疫病との戦い P.96,97,102〜

という凄まじい仕事ぶりには滑稽ささえも覚える。

台湾総督府民政長官に就任した際には、肥大化していた行政組織の刷新にあわせて1080人もの役人を一気にクビにしている。あるべき姿を追求する為には千人の人間から恨まれようともそれを厭わない胆力もさることながら、大きな仕事を受ける前にそれを実現するための必要な権限や後ろ盾を確保しているのも後藤新平の実行力の一つであろう。台湾総督府民政長官でも、南満洲鉄道初代総裁でも、就任にあたっては、自分の権限、組織の位置づけを入念に確認している。「大きな仕事」をやる上では、「大きな予算」だけでなく、「大きな組織上の権力」がないとできない。組織を動かす勘所をおさえ、大役を受けるにあたっては存分に力を発揮できる権限を確保する、その周到さが彼の実行力を支えていたのだろう。

翻って現代を見てみるに、東日本大震災への対応においても迷走を続ける菅政権。東北地方の具体的な復興策も見えないような状況で、関東大震災後直ぐに帝都復興のプランを描き上げた後藤新平のような逸材を求める声は結構多い。私も本書の読後はそういう気持を抱いたのだが、あらためて本書のプロローグを読み返し、下記の言葉が胸につきささった。

新平の日本人離れした壮大な構想や創業的事業を打ち砕こうとする勢力が、他ならぬ日本の近代化の歩みとともに育っていたことにも気づかされる。

新平のような並外れたスケールの政治家を生み出しのは紛れもなく近代の日本であり、かれの、時空を超え、はるか彼方を透視して方向を定めようとする羅針盤を壊すのもまた日本であった。

『後藤新平 日本の羅針盤となった男』 〜プロローグ P.13〜

後藤新平のような逸材を生み出せないのも現代の日本社会の限界だし、また仮に百年先を見据えた羅針盤に基づく壮大な構想を前にしても、それを許容できるだけの器を日本の社会が持っているかと問われれば甚だ疑問が残る*1。じゃぁ、どうすればよいのかと問われても残念ながら明確な答えはないのだが、あとがきの筆者のしめの言葉が一つの答えのような気がする。

われわれ庶民が「自治」に目覚めなければ公は機能しない。さまざまな人々が集まるなかで、誰かに決定をまかせてしまうのではなく、じぶんたちで相談しながら物事を決めていく。その過程で「私」と「他」の交わりを見出し、ともに生きる縁を探る。この行為の積み重ねでしか、地に足のついて公は確立されない。

『後藤新平 日本の羅針盤となった男』 〜あとがき P.178〜

読み応えはなかなかある、こういった未曾有の災害に見舞われた今にこそ、多く
の人に本書を手にとって頂きたいと思う。

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進学の震災遺児「復興の力に」 門出の会で3期生決意

 東日本大震災による震災遺児・孤児の進学を支援するみちのく未来基金(事務局仙台市、長沼孝義代表理事)は15日、宮城県大和町の宮城大学で「門出の会」を開き、岩手、宮城、福島各県などから今春進学する3期奨学生54人の前途を祝した。奨学生は全国の支援者に感謝し、力強く決意を発表。それぞれの夢に向け一歩を歩み出した。

 支援企業の代表者やボランティアスタッフを務めた1、2期生ら約200人が参加。3期生全員が自己紹介と将来の目標を述べた。

 震災後の「青空美容室」に接し美容師を志した山田町出身の上林瑞穂さん(18)=盛岡南高卒=は、仙台市の仙台ヘアメイク専門学校に進学。「笑顔で明るく、人間性もしっかりしたすてきな美容師になる」と宣言した。陸前高田市高田町出身で前橋市の前橋工科大工学部で建築デザインを学ぶ工藤朋宏君(18)=高田高卒=は「将来は地元の復興に携わりたい」と発表し「遅れている災害復興公営住宅建設に役立ちたい」と意欲を示した。

 同基金は震災で親を失った子どもの入学金や授業料を年間300万円を上限に全額支給。今期は被災3県などから112人が応募。15日現在、92人の進学、支援が決まっている。本県から応募した46人のうち支援が決まったのは44人。1、2期生は計218人で、支援総額は約3億円に上っている。支援などの申し込み、問い合わせは同基金事務局(022・343・9996)へ。

岩手日報  3月16日
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ロシアは「米の深刻な脅威」69%…CNN調査

 2年前の調査の44%から25ポイントも上昇し、ソ連崩壊後、最も高い数字を記録した。

 ロシアのウクライナへの軍事圧力に対する米国民の危機感を反映したもので、ロシアは北朝鮮(71%)やイラン(70%)と並ぶ深刻な脅威とみなされた。

 プーチン露大統領への見方は「好ましくない」68%、「好ましい」11%だった。今後数年間で米露の新冷戦が起きるかとの質問には、48%が「そう思う」、49%が「思わない」と真っ二つに割れた。

読売新聞  3月16日
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中国全人代閉幕 尖鋭化する習政権の反日攻勢(3月16日付・読売社説)

 歴史問題で日本に圧力をかける中国の宣伝攻勢が、ますます尖鋭せんえい化してきた。警戒しなければならない。
 中国の全国人民代表大会は、李克強首相の政府活動報告を承認し、閉幕した。
 報告は、「第2次大戦の勝利の成果と戦後秩序を守り抜き、歴史の流れを逆行させることは決して許さない」と強調している。名指しはしなかったものの、日本を念頭に置いているのは明らかだ。
 政権の反日強硬姿勢を裏付けるように、全人代に合わせて、旧日本軍による南京事件が起きた12月13日が「国家哀悼日」に、日本の降伏文書調印翌日の9月3日が「抗日戦争勝利記念日」に、それぞれ法律で定められた。
 国家の記念式典はじめ、学校教育やメディアを通じた大々的な反日キャンペーンが全国で展開されるのではないか。
 王毅外相は、全人代の記者会見で、「歴史と領土という二つの原則的問題で、妥協の余地はない。日本の一部の人々が侵略の歴史を覆そうとすれば、国際社会は決して受け入れない」と述べた。
 安倍首相の靖国神社参拝などへの批判にとどまらず、尖閣諸島での対立まで「歴史問題」に含めようとする意図がうかがえる。
 中国は、尖閣諸島が日清戦争で奪われたという根拠のない主張を展開している。“被害者”の立場を取ることで、国際世論を味方につけるのが狙いだろう。
 王氏は、習近平国家主席による月内の欧州訪問を公表するとともに、歴史問題で日本に対し、「第2次大戦後のドイツを手本にした方がいい」と注文を付けた。
 ナチスのユダヤ人虐殺を謝罪してきたドイツの姿勢を評価したものだ。だが、安倍政権は、過去の植民地支配と侵略に「心からのおわび」を表明した村山首相談話を継承する立場を変えていない。
 王氏の発言は、それを無視した日本非難である。
 これらのプロパガンダに、日本は毅然きぜんと反論していくべきだ。
 習政権の反日姿勢は、その強国路線と同様、格差や腐敗への国民の不満が膨らむ中、政権の求心力を「愛国心」に求めざるを得ない内政事情の反映と言えよう。
 全人代では、昨年、汚職で5万人以上の公務員が立件されたことが明らかになった。格差是正への努力も強調されたが、実際に改善するかは不透明だ。
 中国社会は、不安定化しつつあり、当面、共産党が反日の旗を降ろすことはあるまい。

読売新聞  3月16日
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神様は不公平ではない。
金持ち貧乏、頭が良い悪い、
性格が良い悪い、足が長い短い、
そんなことは
人間の価値基準ではないのだ。

そんなことを
神様は何とも思っていない。

人間とは、
人間性を高めるために生きることが
一番の幸せなのではないか。

そうであれば、
金や地位や名誉で相手を判断し、
区別する見方ではなくて、
すべてにおいて自分たちは、
平等な戦いをしているのではないかと思える。

(渡邉 美樹  ワタミ株式会社の創業者 )


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2014年01月、アメリカの自動車販売実績と今後の考察
2014年2月11日(火) nitidai

日大大学院経営研究会森田 喜芳 

米、新車販売4カ月ぶりに減、1月3.1%, 大寒波が影響

 調査会社オートデータが3日発表した2014年1月の米新車販売台数は、前年比3.1&減の101万2852台だったと発表した。前年実績を下回るのは4か月ぶりである。   記録的な寒波の影響で車の供給が一部滞り、客足も遠のいた。寒波による販売減は一次的な現象とみられるが、2014年は過去数年と比べると成長率が鈍化するとの  見方も強い。
1月の販売実績はメーカーで明暗を分けた。GMとフォードの販売台数はアナリストの予想を上回る落ち込みとなった。1月としては20年ぶりの厳しい寒波で自動車ディーラーへの客足は鈍った。GMの販売台数は前年同月比12%減、フォードの販売台数は7.5%減少した。トヨタは7.2%減と大きく落とした。ホンダも販売を2.1%減らした。
一方でクライスラーは7.6%増、ニッサンは11.8%増と伸ばした。1月の販売台数としては、過去最多を記録した。好調が続くスバルは19.3%増となった。
現代・起亜グループは1.3%増とほぼ横ばい、VWは13.5%減、ダイムラーは1.5%増、BMWも3.0%増、マツダは11.8%減、といずれも販売台数は鈍い結果である。
1月は月初めから大きな市場を抱える東海岸や自動車産業が集積する五大湖周辺、南部を寒波が襲った。一部では供給も滞り、悪天候による供給能力への妨げが原因となった。各社は寒波の影響がほとんどなかった西海岸で販売を伸ばしたが、五大湖 周辺の中西部や東海岸の落ち込みを補いきれなかった。メーカー間の明暗が分けたのは、各社で異なる在庫状況に加え、日本やメキシコなどからの供給体制の違いも 影響したようである。
2014年は米市場の成長が鈍化するとの味方も根強い。米新車販売台数は金融  危機後の09年を底に、10年から4年連続して、1割前後のペースで回復してきてほぼ危機前の水準に回復した。はたして今年は予想されている年5%以下という「巡航  速度」になるか?今後に注目である。          
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2014年3月16日(日) 歴史、政治、社会
<東日本大震災>被災地のいま 浪江 また会いに来るよ
毎日新聞 3月16日(日)12時55分配信

慰霊碑に手を合わせる町民。地区には打ち上げられた船や壊れた車が残る=福島県浪江町で
 枯れた雑草の地平線に打ち上げられた船やがれきの山が見える。津波で甚大な被害を受けた福島県浪江町請戸地区。復興の足音を冷たい海風が、かき消していく。

 地区から東西に流れる請戸川は東北最大規模のサケのヤナ場があり、福島に秋の訪れを知らせてきた。福島第1原発事故により、立ち入り禁止の警戒区域(20キロ圏内)に入り、区域再編後は、「避難指示解除準備区域」とされた。今も自由な通行はできない。

 地区の一角には、慰霊碑が設けられ、花や飲み物が手向けられている。一時帰宅した町民らが手を合わせ、津波の犠牲者の冥福を祈る。「また会いに来るよ」【中里顕】の同級生とともに…大川小 ただ一人の6年生が卒業
 東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が亡くなった宮城県石巻市立大川小は15日、市立二俣小敷地内の仮設校舎で卒業式を開いた。今年の卒業生は震災時3年。ただ一人学校に残り、唯一の卒業生となった男子児童(12)は「みんなのこと忘れない」とあいさつ。亡くなった生徒の家族も出席し、卒業証書を受け取った。(スポニチアネックス)
[記事全文]

◆「51分間」に何が起きたのか
・ 生存者14歳少年が証言する3・11大川小の過ち - 女性自身(3月15日)
・ 大川小遺族が「明らかに人災」と提訴 総額23億円の損害賠償請求 - 「児童は津波により死に至ったのではない。学校にいたから死ななければならなかった。もし、先生がいなかったら、児童は死ぬことはなかった」(遺族たち)。ダイヤモンド・オンライン(3月11日)
・ [映像]石巻市立大川小学校の近くに押し寄せた津波 - YouTube


☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月16日
49.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡  星 亮一
62.最後の幕臣 小栗上野介 (ちくま文庫)星 亮一
99.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月16日
98.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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■ 書籍情報
「明治を支えた「賊軍」の男たち」   星 亮一  講談社(2010/12/21)

 本書は、薩長が天下を取った明治の世において、「しぶとく生き残った幕臣」たちや朝敵とされた会津藩や南部藩から人生を切り開いた先人たちに光を当てたものです。
 第1章「渋沢栄一」では、土佐出身の岩崎弥太郎から手を組むことを持ちかけられた渋沢が、怒ってその申し出を断ったことについて、「渋沢と岩崎には決定的な違いがあった。渋沢に言わせれば、岩崎は薩長政権と結託した御用商人ではないか。自分は違う。痩せても枯れても幕臣の端くれだ。徳川慶喜公にお仕えした者だ。幕臣をなめてもらっては困る。そんな心境だった」と述べています。
 第3章「榎本武揚」では、若き日の榎本が、江戸昌平黌での成績が悪かったことから、長崎海軍伝習所の学生選考ではねられてしまったときに、なんとか潜り込む方法はないかと、幕府の大目付伊沢美作守の息子である友人の伊沢謹吾に頼み込んでコネで潜り込んだことを紹介しています。
 そして、後に箱館戦争の首謀者として捉えられた榎本を、敵将である黒田清隆が惚れ込み、頭を丸めて助命嘆願に務めたかいあって、2年反で釈放されたと述べています。
 第5章「山川健次郎」では、一度は白虎隊に入隊したものの体力がなく鉄砲を担げなかったことで14歳で除隊になった山川が、若松城落城後に、会津藩の戦いぶりを評価した長州藩参謀奥平謙輔の手引きで長州藩の江戸屋敷で勉強する機会を得ることができたと述べています。さらに、薩長以外の子弟からも海外留学させるべきとする北海道開拓使次官の黒田清隆の提案で、エール大学に留学するという強運の持ち主であったとしています。
 第6章「後藤新平」では、後藤を、「官軍、賊軍にこだわらない人だった。会津人のように徹底的に薩長と戦ったわけではない」として、「仙台藩の柔軟な気風が与って力があった」と述べています。そして、一言で言えば、「右でも左でも自由につきあい、イデオロギーにこだわらない数少ない人物だった」、「国民に愛された解明政治家であり、敵も味方にし、女性にも大に持て、いつも若々しく生きた人だった」と述べています。

 本書は、逆境をバネにできる人間の強さを教えてくれる一冊です。

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復興住宅、11月に入居開始 15年3月までに528戸

 県は14日、整備を計画する原発事故避難者向けの復興公営住宅4890戸のうち1期分として、11月から来年3月までに福島、会津若松、郡山、いわき各市の11団地528戸で入居が可能となる見通しを示した。県の復興公営住宅で入居開始時期の見通しが具体的に示されたのは初めて。
 各団地に入居する避難者の対象町村も初めて示した。最も早く入居が始まる見込みなのは、今年11月にも入居可能となる郡山市の日和田(富岡町対象)、八山田(双葉町対象)両団地の各20戸。その後同12月と、来年1、3月に入居できる団地が増える。
 1期分の528戸について県は、4月1日から5月30日まで入居申し込みを受け付ける。7月中旬に抽選を行い、入居者を決定する。
 決定に当たっては、子どもや妊婦のいる世帯を優遇するほか、集合住宅の1階部分は高齢者を含む世帯に優先する。親族などで同じ団地に入居できるよう、グループによる申し込みもできるようにした。
 残りの約4360戸は順次整備し、一部については今年秋ごろに2期分、来年春ごろに3期分として申し込みを受け付ける予定。
 問い合わせは、県復興公営住宅入居支援センター(電話024・522・3320)へ。

福島民友  3月15日
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双葉郡が全基廃炉で一致 広野、川内も意見書採択

 広野、川内の両町村議会は14日、県内原発全10基の廃炉を求める意見書を採択した。東京電力福島第1、第2原発がある双葉郡では、ほかの6町村議会ですでに県内全原発廃炉の意見書などが採択されており、全8町村の議会で県内の全原発廃炉の意見が出そろった。第2原発の廃炉問題に影響を与える可能性がある。
 第2原発1〜4号機の廃炉は県内の圧倒的な声だが、地元雇用などの面で慎重意見も一部にあった。広野、川内の両町村議会は全原発廃炉について「立地4町の考えを踏まえ検討」としていた。しかし、昨年12月に4町議会が第2原発の廃炉を求める意見書を採択。これを受け両町村議会も全会一致で意見書を採択した。葛尾村議会は12日に意見書、浪江町は2012(平成24)年12月に全原発廃炉の決議を採択している。
 福島第1原発は全基廃炉となったが、第2原発については東電が明確な存廃の方針を示していない。

福島民友  3月15日
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父と子で一番大事なのは、
父親が仕事を語ること。

(渡邉 美樹  ワタミ株式会社の創業者 )


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2014年3月15日(土) 歴史、政治、社会

インドの聖地で邦人男性変死NEW
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(朝鮮日報日本語版) 中国軍内部「北朝鮮の王朝政治、長くは続かない」
朝鮮日報日本語版 3月15日(土)8時58分配信
 中国の軍内部で最近、北朝鮮について「立ち遅れた王朝政治を改革しなければ、長期の存立は難しい」と分析した報告書が出され、注目を集めている。北朝鮮に対して相対的に友好的とみられてきた中国の軍部でさえも、北朝鮮について否定的な見方をしていることがうかがえる。

 中国の軍事戦略研究家、王翔氏はこのほど中国政府に提出した「提灯計画−朝鮮半島(韓半島)戦略報告書」の中で「国際社会が認識する最大の危機は朝鮮(北朝鮮)の内部にあり、最近朝鮮で発生している多数の変化は、金正恩(キム・ジョンウン)氏が巨大な権力の圧力に直面したことを示している」と指摘した。王翔氏は中国空軍政治処に勤務する現役の中領(中佐に相当)で、軍事戦略研究分野で活動している。香港のフェニックステレビは3月11日、中国軍部の委託を受けた王翔氏が2月にこうした内容の戦略対策報告書を作成し、中央党に提出したと報じた。

 王翔氏は報告書の中で「(金正恩氏による)多くの極端な措置は、政変や新たな事件を呼び起こすだろう。北朝鮮で危機が発生すれば、中国は巨額の経済負担と大規模難民の問題、政治的な序列の問題に直面することになる」と分析した。王翔氏はさらに「朝鮮半島の統一は韓国・米国・中国の3カ国による協議によって成し遂げられるべき」と指摘した。これは、韓半島の統一問題について、北朝鮮を排除して韓国主導の統一を進めることを念頭に置いた考え方だと分析される。

 王翔氏は続けて「統一された朝鮮半島は必ず非核化を実現し、朝鮮半島から外国の軍隊を撤収させるべきで、中国は朝鮮半島の再建事業で必ず相応の経済的利益を得るべき」と主張した。王翔氏は最後に、韓半島を統一するに当たっては必ず米国の保証を得るべきで、米中協議、韓米中3カ国協議で決定すべきと指摘した。

 専門家たちは、保守的な中国の軍部が韓半島統一をめぐって北朝鮮を除外するような構想を示したことについて、北朝鮮に対する中国の見方が変化していること意味すると分析している。高麗大の南成旭(ナム・ソンウク)教授は「中国軍内部は金正恩政権が強行した3回目の核実験と張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑などを通じ、不安を感じているのだろう。韓半島で戦争が起きれば、中国軍は介入するほかないからだ。報告書には中国軍部の立場が反映されているとみられる」との見方を示した。アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月15日
26.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
30.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月15日
93.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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『東北は負けない 歴史に見る「弱者の逆襲」』(星亮一著/講談社+α新書/2011年8月20日刊)

 著者の星亮一氏は仙台の生まれで東北大学を卒業後、福島民報、福島中央テレビを経て(多分)定年後に文筆業に入った人だ。生まれは宮城だが、その後はずっと福島に関わる仕事をしてきた。

 そんな星氏の本書は、第1章から第4章までは東北人の目から見た東日本大震災のルポである。それが第5章から変わってくる。『たしかに東北の近代は敗者から始まった』という第5章の書き出しの通り、『明治維新の際、会津藩を筆頭に仙台、米沢、庄内、南部藩などが奥羽越列藩同盟を結成して薩長軍と戦った。新政府軍、官軍という表現もあるが、実権を握っていたのは薩摩、長州藩である。長いものには巻かれろ式で、全国の諸藩が薩長になびき、会津と友好関係にあった藩も会津に攻め込んだ』と書かれたとおり、その後の東北地方の各藩の扱いはひどいものだった。会津鶴ヶ城を攻め落とした長州軍の士官が「白河以北一山百文」と東北を蔑視した話は有名であり、明治時代の名君としても有名な岩手県出身の原敬が東北帝国大学を作った以外は、完全に歴史のかなたに東北地方を葬ったのである。

 勿論、その前から東北地方は「みちのく=道の奥」として、京都を中心とする日本の歴史の中では、遠く「蝦夷地」として蔑まれていた歴史を持つ。それを盛岡南部藩や仙台伊達藩、庄内最上藩、米沢上杉藩、会津松平藩といった各藩が豊かな土地にしてきた歴史を無視して、それをなきものとして明治以降の日本の歴史は進んできた。結果、東北地方は「コメと兵隊と女郎」を東京に送るだけの、貧しい土地になってしまったのだ。それは第二次世界大戦後も変わらず、結局は集団就職という形や出稼ぎと言う形で、コメと労働力を都市(東京)に送り込むだけの立場にしかなっていなかったのだ。

 実は、私の母方をたどると会津藩の藩学校、日新館の校長に繋がるようで、つまり会津の家老の一人ぐらいにはなっていたようだ。そんな家に育った私が幼い頃からそんな会津藩の悲劇を耳にしながら育ったわけである。そんな会津では、「先の戦争」というと「戊辰戦争」のことだったり、いまでも結婚する相手が薩長だと一族みんなで反対するという、そんな雰囲気があるというのだ。私の妻も、母方をたどると周防に行き着くというか、今でもそこに親戚がいるのであるが、まあ長門じゃなくて良かったね、というもんである。

 まあ、それはそれとして、こうなった以上は「東北を中心に経済を立て直す日本」にするしかないだろう。しかしまず、星氏も言うように宮城、岩手と福島では異なるようである。

『宮城、岩手、は積極的に復興計画を練っているが、福島県は原発事故のせいで動きがとれない。畜産は壊滅状態に追い込まれ、放射性物質の拡散による土壌汚染が除去されない限り、復興の青写真が描けない。児童生徒を放射能から守る対策も不十分である。

 三県知事の政治哲学の違いもある。宮城の村井知事は、若い頃は防衛大学校に学んだミリタリーボーイである。行動が速い。

 岩手県の達増拓也知事は広域的なアプローチと県ごとに提案する折衷案を示し、岩手の復興を目指している。

 さて残るは原発事故である。福島県の佐藤雄平知事は、原発事故の収束を第一としている。
 当面の福島県政最大の課題は、原発周辺の二十キロの人々の生活である。事故
が収束しない場合はどうするのか。帰れるのか、帰れないのか。

 避難所で暮らす人々の怒りと焦りは、深まっている。』
 ということである。福島県民はなぜ原発に反対していた佐藤栄佐久氏を、そのまま知事におかなかったのだろうか。

 と、いうことになると星氏の言うとおり『文化庁は京都にあってもいいし、東北は高度な科学技術のセンターに十分なりえる。トヨタ自動車も進出、司馬遼太郎が東北最大の財産といって東北大学は理工系が強い。世界的な研究を数多くおこなっている。この際、奥羽越列藩同盟を復活させ、さまざまな情報を発信する東北に脱皮しなければならない』ということである。

 5月23日のブログでも触れた南相馬市の桜井勝延市長はアメリカのタイム誌が発表した2011年版の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。桜井市長は、南相馬市が孤立し、食糧も医薬品も切れたとき、英語の字幕つきのYOU TUBEで、それを訴えた。それを見たタイム誌は「優れた効率性で知られる日本(政府:筆者注)が、弱い立場の市民に応えられなかったことを世界中に考えさせた」と評価したのだ。つまり、もはや国に陳情し、予算をつけてもらうという、従来のスタイルの地方自治というのはありえないということなのだ。

 星氏は最後に原発担当大臣に提言をする。その第一は『福島県にも大臣室をつくって、陣頭指揮をとっいただきたいということである。大臣が福島に大臣室を設ければ、緊迫感もあり、より速い対応ができるからである』ということ、二つ目の問題は『原発から20キロ圏内の人々の今後の生活である。原発事故の収束は一体、いつなのか。放射性物質の拡散がとまったら、すぐ帰れるのか、それとも帰れないのか。それを示す時期に来ているのではないか』ということである。

 この二つの提言は重要である。まず、第一の提言は今後のためにも重要な提言であり、とりあえず福島第一原発の事故が収拾する10年か20年か分からないが、その時期までは必要であろう。まあ、ヘリポートを作ってしまえば東京までは1時間もあれば充分来れる距離ではあるし、今ならテレビ電話での会議も可能なので、これは是非ものですね。もうひとつはちょっと難しい判断だ。安全を考えれば、結局は20キロ圏内にはもう帰らずに、別のところで生活する事を考えなければならないだろう。その場合の、土地の収用とか生活保障も、政府はしなければならないということは当然である。

 東北人よ、もっと怒れ。もっと、もっと怒って政府を動かせ。そうでなければ、結局は戊辰戦争のときと同じになってしまう。いまこそ、「みちのく」と呼ばれ差別され続けた東北の歴史を変えるときだ。

 誇り高き「東北人」の炎を燃やせ。

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復興へ「福島第2原発廃炉を」 小泉政務官、決断促す

 小泉進次郎復興政務官は13日の参院経済産業委員会で、県などが政府、東京電力に要請している福島第2原発の廃炉について「この問題にけじめをつけることで新しい福島の県づくりのスタートにすべき」として、本県復興の観点から早期に廃炉を決断すべきとあらためて指摘した。
 増子輝彦参院議員(民主・福島選挙区)への答弁。小泉政務官は「(福島第2原発の)廃炉を早く決断すべきだ。エネルギー政策を語っているのではない。福島の復興の話をしている」と強調した。エネルギー政策を担当する茂木敏充経産相はこの日の経産委で「第2原発は、現時点で他の原発と同列には捉えられない」と語った一方で「原発の問題であり、エネルギー政策と切り離して考えることもできない」と述べ、第2原発の廃炉を国のエネルギー政策の中で検討する考えを示した。

福島民友  3月14日
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韓国SK社に販売停止求める=米サンディスクが提訴―技術流出事件

 【シリコンバレー時事】米半導体メモリー大手サンディスクは13日、元社員が転職先の韓国同業SKハイニックスに技術情報を流出させた事件で、同社に対し損害賠償や一部製品の販売差し止めを求める訴訟をカリフォルニア州の裁判所に起こした。サンディスクが発表した。
 サンディスクは東芝と研究開発や生産部門で提携。元社員は両社が持つNAND型フラッシュメモリーに関する技術情報を不正に取得し、転職後にSKハイニックスに渡した疑いが持たれている。元社員は不正競争防止法違反容疑で警視庁に逮捕された。 

事時通信  3月14日
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日々できることを
やり尽くしておかないと、
後で後悔することになる。

すぐには結果が出なくても、
必ずプラスになると信じて
ブレないようにやるしかない。

(栗山英樹  元プロ野球選手 )


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2014年3月14日(金) 社会、政治、歴史
[郡山(福島県) 10日 ロイター] -東日本大震災で被災した福島第1原発から約55キロ離れた福島県郡山市。ここには、「外遊び」がどういうものかあまり知らない幼児たちがいる。放射能を恐れて、屋内にとどまっていることが多いからだ。
3年前の原発事故を受けた屋外活動に関する厳しい安全基準はその後緩和されたが、親たちの心配や根付いてしまった習慣から、屋内で過ごす子どもたちはなお多い。

当局や学校関係者は、その影響が今、徐々に表れ始めていると語る。体力の低下や協調性の欠如のほか、自転車に乗れなかったり、すぐに怒ったりといった感情面の問題を抱える子どもが増えているという。

郡山市にあるエムポリアム幼稚園の平栗光弘園長は、園児の中には放射能を非常に怖がる子もおり、食べ物を口にする際に放射能が含まれていないか尋ねられることもあると語る。同園ではそうした場合、食べても大丈夫だと説明している。

一方で、屋外の砂場で遊びたいとせがむ子どももいるが、園児たちには言い聞かせて屋内の砂場で遊ばせているという。

事故後、福島第1原発から半径30キロ圏内が立ち入り禁止区域となり、約16万人が住み慣れた自宅から離れることを余儀なくされた。放射線量が比較的低いその他の地域では、公園や校庭の表土入れ替えのほか、歩道など公共スペースの除染や子どもの屋外活動制限といった措置が取られた。

<「外気に触れることも気にする」>

郡山市は事故後間もなく、子どもの屋外活動時間について、2歳までは1日15分、3─5歳までは30分までという制限を設けた。この制限は昨年10月に解除されたが、多くの幼稚園や保育園では、放射能をなお懸念する親の要請で制限を継続している。 続く...

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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月14日
58.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡星 亮一
79.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月14日
85.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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朝の読書…
会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか 星 亮一 (ベスト新書)

星亮一氏による、戊辰戦争と会津を巡る様々な作品の一つである。同氏の作品には随分親しんだ型だが、この「VS長州藩」というのは未読だった…用事があった土曜日、出掛ける前に覗いた書店で、本書に擦り寄られたような感じであったので思わず求め、土曜日の夕食時までに種々の“合間”を利用してぐんぐん読み進めて読了してしまった…

“VS”と題名に入れて、幕末期に会津と長州が争った経過を追っており、他方で長州の人達に関する紹介に紙幅を割いていて、なかなかに面白い。

戊辰戦争で長州は文字どおり「勝てば“官軍”」であった。ということで、会津側には“怨念”も当然ある。会津若松辺りでは、「山口県出身」ということになると、周囲の人達と良好な関係が築けないなどという話しが真顔で語られる位らしい。が、「何時までもそういうことになるのだろうか?」と著者は考えるようになっており、そういうコンセプトで本書を著わしたようである。

長州は“官軍”の主力を担っていたことは間違いない。高杉晋作の“奇兵隊”に代表されるような、なかなかに強力な戦隊を多数編成して勇戦している…会津を巡る東北方面や新潟方面での激戦で、結局会津などの勢力は粉砕されてしまう。そして「そこに進駐してやりたい放題…」というものの「先頭に立っていた」のが“長州”という“イメージ”が非常に強い。本書はそれに関しても丁寧に検証することを試みている。

本書が導き出した、会津の鶴ヶ城が落城した辺りの“官軍”を巡る検証の結果だが、意外なものであった…「落城時点で長州の主力は会津に到達することが叶わなかった…」という話しで、「長州憎し…」が多分に“イメージ”であるという話しなのだ…

この当時の長州の主力部隊は、後年権勢を振るう山形有朋が率いていた、新潟方面に展開していた軍勢であった。新潟方面には、財政再建の成果で軍備を増強していた長岡の家中が在った。長岡には河井継之助という人材が在った。彼は新潟方面に侵入した長州側と折衝し、会津側への投降勧告を行って鶴ヶ城攻撃を避けようと試みた。が、山県の副官達が河井の提言を却下し、結果として長岡での死闘が発生した。長岡の攻防では、河井自ら新兵器のガトリング砲を操って勇戦したらしい…そんなことで長州側は長岡で苦戦を強いられ、会津若松に到達した時点で出番は殆ど無かったというのだ…

落城時点で「現場に居なかった長州」…それでも“怨念”の対象になっている長州…多分に江戸の幕府本営が降ったにも拘らず「会津討つべし」と旗を振ったらしいということ、京都で無茶をするので“役目”によってそれを抑えた会津への“逆恨み”で酷い目に遭わされたという無念の故であろう…

何か会津若松への旅行が切っ掛けで深まった戊辰戦争関係の事への関心が、本書を切っ掛けに更に広がった感である…

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福島の事故から3年 世界の原発事情は今

(CNN) 東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年が過ぎた。マグニチュード(M)9の地震と津波によって、3基の原子炉でメルトダウン(炉心溶融)が発生。高い安全基準をもつ先進工業国の日本で、1986年のチェルノブイリに匹敵する規模の原発事故が起きたことは、世界中を震撼させた。

この事故をきっかけに、多くの国がエネルギー政策を転換した。
事故前は世界30カ国の442原子炉で、世界の電力の14%を供給していた。
2012年にはこの割合が11%に減少。ドイツと日本を中心に原子炉15基が
廃炉となった。
現在稼働している原子炉は31カ国の435基。さらに68基の建設が進んでいる。

日本は大規模点検を指示して新しい安全基準を導入。48基の原子炉は運転を停止し、再開に向けた手続き待ちの段階にある。
ドイツは福島第一原発事故の直後に古くなった原子炉8基の運転を停止し、再生可能エネルギーに重点を移した。原発は2022年までに段階的に廃止する。

スイスでは、国民投票で過半数が原子炉の増設を支持したにもかかわらず、政府が新規の原子炉を建設しない方針を打ち出し、2034年までに原発を段階的に廃止することを決めた。

一方で、発電に占める原子力の割合が世界一高いフランスと、発電量で世界一の米国は、原発維持の方針を確認し、安全対策に引き続き多額を投じている。
新興国は軒並み原子力による発電量を増やしている。2050年までにインドは25%、ロシアは45%の電力を原発でまかなうことを目指し、ブラジルは2030年までに原子炉5基を新設する計画だ。
中国は大気汚染問題の解決と石炭への依存度低下を迫られる中、現在稼働している20基に加え、2020年までに発電能力を3倍強に高めることを目標としている。

CNN.co.jp   3月13日
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影の銀行、デフォルトは不可避 中国首相、地位関係なく腐敗摘発

 【北京共同】中国の李克強首相は13日、全国人民代表大会(全人代=国会)閉幕後に北京で記者会見し、中国で問題となっている正規の銀行融資ではない「影の銀行(シャドーバンキング)」などの金融リスクについて、個別の金融商品のデフォルト(債務不履行)は「避けられない」と認め、監視を強める考えを強調した。

 深刻化している官僚腐敗については「法と規律に違反した人間に対しては地位の高低にかかわらず厳しく取り締まる」と述べた。汚職疑惑などにより当局の軟禁下に置かれているとされる最高指導部元メンバー、周永康・元共産党政治局常務委員についても追及を緩めない姿勢を示唆した。

共同通信  3月13日
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神戸の11図書館で「アンネコーナー」 

 東京都内の公立図書館などで2月、アンネ・フランクやユダヤ人迫害に関する書籍が相次いで破られた問題を受け、神戸市立図書館11館は「アンネ本」のコーナーを設けた。「悲しい事件だが、今こそ彼女の生涯を知ってもらおう」とあえて書籍を集めたという。「アンネの日記」のほか、15年の生涯がつづられた伝記なども並び、貸出数は急増している。(長嶺麻子)
 中央図書館(中央区)によると、震災関連や著名作家の追悼でコーナーを設けるケースはあるが、事件を機に開設するのは珍しいという。アウシュビッツ強制収容所や、多くのユダヤ人の命を救った外交官杉原千畝(ちうね)に関する書籍など、それぞれの館の職員が選んでいる。
 新長田図書館(長田区)では1日、約30冊の蔵書を並べてコーナーを設けたところ、1週間もしないうちに10冊余りが貸し出された。中央図書館でも、コーナーの冊数が乏しくなったため、アンネが創作した童話なども書庫から取り出し、新たに並べた。いずれも幅広い年齢層に読まれているという。
 試験勉強のため、同級生と中央図書館を訪れた啓明学院中学校2年の女子生徒(14)は、ニュースを見て気になっていたといい、「アンネの名前や境遇について知っていたけど、これを機にしっかり読みたい」と、日記を借りていった。
 アンネの父オットー・フランク氏と交流があった聖イエス会神戸中央協会(長田区)の聖職者赤尾砂江子さん(65)は「アンネは虐殺された子ども150万人の象徴。事件で胸を痛めていたが、良識のある人たちがあらためて目を向けてくれたなら、心強い限り」と話していた。
 特設コーナーはしばらく続けられる。

 【「アンネの日記」破損】東京や横浜で2月、アンネ・フランクに関連する300冊以上の所蔵書が破られた事件。中には絶版となり、入手困難とみられる本もある。警視庁は器物損壊と建造物侵入の疑いで捜査。事件以降、杉原千畝を名乗る匿名の人物やイスラエル駐日大使が、被害に遭った図書館に関連書籍を寄贈している。

神戸新聞  3月13日
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どんな困難な状況にあっても、
解決策は必ずある。

救いのない運命
というものはない。

運命というのは、
災難が起きれば、
必ず一方の扉を開いて、
救いの道を残してくれている。

(セルバンテス  「ドン・キホーテ」の作者)


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  戊辰戦争研
福島の事故から3年 世界の原発事情は今
CNN.co.jp 3月13日(木)12時10分配信
(CNN) 東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年が過ぎた。マグニチュード(M)9の地震と津波によって、3基の原子炉でメルトダウン(炉心溶融)が発生。高い安全基準をもつ先進工業国の日本で、1986年のチェルノブイリに匹敵する規模の原発事故が起きたことは、世界中を震撼させた。

この事故をきっかけに、多くの国がエネルギー政策を転換した。

事故前は世界30カ国の442原子炉で、世界の電力の14%を供給していた。2012年にはこの割合が11%に減少。ドイツと日本を中心に原子炉15基が廃炉となった。

現在稼働している原子炉は31カ国の435基。さらに68基の建設が進んでいる。

日本は大規模点検を指示して新しい安全基準を導入。48基の原子炉は運転を停止し、再開に向けた手続き待ちの段階にある。
ドイツは福島第一原発事故の直後に古くなった原子炉8基の運転を停止し、再生可能エネルギーに重点を移した。原発は2022年までに段階的に廃止する。

スイスでは、国民投票で過半数が原子炉の増設を支持したにもかかわらず、政府が新規の原子炉を建設しない方針を打ち出し、2034年までに原発を段階的に廃止することを決めた。

一方で、発電に占める原子力の割合が世界一高いフランスと、発電量で世界一の米国は、原発維持の方針を確認し、安全対策に引き続き多額を投じている。

新興国は軒並み原子力による発電量を増やしている。2050年までにインドは25%、ロシアは45%の電力を原発でまかなうことを目指し、ブラジルは2030年までに原子炉5基を新設する計画だ。

中国は大気汚染問題の解決と石炭への依存度低下を迫られる中、現在稼働している20基に加え、2020年までに発電能力を3倍強に高めることを目標としている。

【関連記事】東日本大震災3年 福島・佐藤知事 「新生ふくしま」創造
2014.3.12 02:29
 佐藤雄平知事は、福島市の県文化センターで開かれた追悼復興祈念式に出席した。

 佐藤知事は式辞で、「大切な人や美しいふるさとをなくした悲しみや苦しみは、私たちの心の奥底に大きな影を落としている」と表明。その上で、「世界に誇れる復興を果たし、活力と思いやりに満ちた『新生ふくしま』を創造することを誓う」とあいさつした。

 また、県民の体験や思いを盛り込んだ知事メッセージ「ふくしまの未来へ2014」を発表し、国内外の支援に対する感謝や、未来への決意などを発信した。

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2014年3月13日(木) rekisi ,seiji ,shakai
産経ニュース

3年前で時が止まった双葉町 厳しい立ち入り条件、人や車の姿なく 福島

産経新聞2014年3月13日(木)08:06


 茶色の雑草で覆われた無音の町は、3年前で時が止まっていた。12日、東京電力福島第1原発事故の被害で全町避難している双葉町に町民とともに入った。周辺の町は一部立ち入りが可能になった区域もあり、人や車が戻ってきている。ただ、町の96%が帰還困難区域の双葉町は、震災翌日の姿のままで朽ちているようだった。(大渡美咲)

                   ◇

 郡山市に避難している天野正篤さん(76)の一時帰宅に同行した。東電が運営している巨大なスクリーニング(放射線測定)会場に立ち寄って線量計や防護服、無線機などを手渡された。町内に入る前には事前登録が必要で、必ずここを通らなければならない。大熊、双葉を通る際に計3回確認を求められた。

 各家の前にはバリケードが置かれ、人や車の姿はほとんどない。旧警戒区域だった富岡町や楢葉町などは日中の立ち入りが自由な区域もできたため、住民や建設関係者、視察ツアーなどで人や車の数も増えているが、双葉町は住民でも申請者は3カ月に1度の立ち入りと厳しく制限されている。町内唯一の私立保育園「まどか保育園」にも許可をもらって入ったが、園児らのカバンや靴は残されたままだった。

 町の中心街は倒壊し、道路にせり出したままの家屋があった。双葉高校には平成23年3月の全国高校柔道選手権大会出場を祝う垂れ幕があり、町役場の時計は午後2時46分ごろを指して止まっていた。

 天野さんの自宅も損壊し、片付けはできていない状況だ。ヒノキの一枚板などを使った立派な建物だが、土足で上がるしかなかった。

 天野さんは「私が生きている間には帰れないでしょう。(町に戻ってくるかどうかは)孫や子供たちの世代に判断してもらいたい」と話した。


この取材に私も同行しました。

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「やむを得ない」「町に亀裂が生まれる」…福島第1原発周辺の大熊町・双葉町
2013.12.14 22:16 (1/2ページ)[原発]
 「第1原発の廃炉に30年、40年かかる。帰りたいけど帰れない。あきらめもある。『国有化、いいよ』とも思ってしまう」

 東京電力福島第1原発のある福島県大熊町から会津若松市へ避難し、仮設住宅内の商店で働く山本千代子さん(61)はこの日、「中間貯蔵施設の設置要請」のニュースにあきらめの表情を浮かべた。

 大熊町で36年間、夫婦で飲食店2軒を経営していた。第1原発の4キロ圏内だが、国道6号より西側の内陸部にあり、中間貯蔵施設建設のための国有化の対象からは外れる見通しだ。ただ、4キロ圏の中でも、ホットスポットと呼ばれる放射線量の高い場所になる。

 自宅は東日本大震災で壊れた屋根も直せず、屋内は雨ざらし。ネズミの巣のような状態になっている。第1原発の事故後は1時間当たり30マイクロシーベルト。現在も同11マイクロシーベルトの高線量があり、防護服とマスクを着なければ一時帰宅もできない。タンスにあった写真は持ち帰ることができたが、線量の高いものは持ち出せないでいる。

 震災の年から4回ほど、自家用車で一時帰宅したが、「家の中はネズミのおしっこなどで異臭がし、行くたびに落ち込んでしまう。今年7月を最後に帰っていない」という
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57.坂本龍馬 その偽りと真実 (静山社文庫)星 亮一
87.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) 星 亮一

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84.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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歴史作家 星亮一氏との対話  「幕末会津の復興と福島の未来」

『八重の桜』と会津の群像に触れて
幕末史のひとつの中心をかたちづくる会津藩。戊辰戦争後、賊軍としての汚名を受けながらも、苦難を 乗り越えしっかりと生きぬいた人々がいた。そのなかの一人にNHK大河ドラマで描かれる山本八重(八 重子)がいる。八重は会津戦争では若くして籠城戦に参加し、男装して薩長軍との砲撃戦にも加わった。 落城後は京都で新島襄と出会いプロテスタントの洗礼を受ける。英語や新しい知識を求めて生き、夫・ 新島襄とともに同志社大学、同志社女子大学を創立した。そんな八重が生きた時代、そして会津出身 者たちのさまざまな群像に触れながら、福島再生への視点をお話しいただいた。

震災・原発事故後の福島と日本
これまでのひとつの時代が震災を契機に終わり、これから新しい時代が始まるというような見方もささやかれています。「福島の復興なくして日本の再生なし」という政府の見解は心強いのですが、一方ではさほど関心のない人も多いのが現実です。福島から九州などを実感できないのと同じように、福島を他人事のように思う人もたくさんいる。 誰かが黒部ダムの観光に行ったとき、バスのなかでたまたま福島から来たと言ったら、とっさに降ろされたという話がありますが、陸前高田の松の木を大文字の送り火で燃やすのを拒否されたとか、川俣町の花火はダメだと言われたりするのを聞くと、何かが変わるという期待よりも、何か一向にそんな感じもなく、今までの日本であり、被害を受けた人だけが困難に陥っていくということになりはしないか。むしろ私はそっちのほうを気にしています。 結局、文明は変わらないのではないか。これが東京あたりまで大被害が及んでいれば当然問題になる。しかし福島県にとどまっているうちは、忘れられていく雰囲気を感じますね。  復興のきざしはまだ見えない。堵涌瞥茵△修ΔいΥ兇犬鮖・舛泙垢茵・・凾タ  会津藩の人たちは下北半島の斗南藩に流されて、3年くらいでさらに放り出される。青森にも住めないし、故郷の会津に戻っても家も仕事もない。全国にばらばらになる。それと同じような運命を20キロ圏内の人たちもたどる可能性がありはしないか。そう思うわけですね。 原発事故の被害者にはこれから十分ではないが賠償金が出る。だけどそれだけで復興につながるわけではない。だから特区としていろんな税金や金融面での優遇、働く場所をつくるとか、そういうことを考えていく必要がある伏の際には白旗を縫っています。幕末のジャンヌダルクとも言われましたが、彼女もその後京都で社会的地位をつくるのに、やはり20〜30年かかったわけです。今度はそれでは間に合わない。 復旧復興を加速しないから、地域間の意識の差も温度差も出てくる。いつまでも仮設住宅におかれて、家族がばらばらになってしまっていたり、仕事を失っていたりということが続けば、福島県のイメージは暗くなってきて、ダメになる。 未曾有の大災害に立ち向かって復興ののろしを上げ、実行に移していくことが福島県のイメージを高めることになる。福島県の結束もそこにあるんですね。
会津藩が残したサムライの魂
  幕末について言えば、徳川幕府の旗本たちには剣をとって戦うようなサムライ的精神はなかった。京都の争乱になど対抗できない。そこで会津藩が選ばれた。  しかし、テロ行為も頻発するなかで、京都守護職は公的な職務ですから、切った張ったということはできない立場もある。そこで新選組が編成され、ともに動いた。だから両者は一心同体の部分があるわけですね。一方、長州の人も相当気が荒く、武力で革命を起こそうとしているわけですから、双方ともエスカレートしていく。刀を差して歩く時代です。どっちが先に抜くかということだけど、止めようがないよね。だから大変難しいところに会津藩は放り込まれたということでしょうね。 会津藩に潤沢な資金力があったわけではありません。京都では腰に握り飯を下げてるサムライがいたら会津藩士と思え、と言われていました。会津藩のサムライは外食禁止。今で言うタクシー券も使っちゃいかんということになっていた。あくまでも歩いて昼はおむすびを食べる。質素というか、貧しいというか、そういう存在でした。だから京都の人からはあまり尊敬されなかった。金を使わない、もてないですよ。藩に賛辞を送っています。夏目漱石も『坊ちゃん』で登場させていますが、会津人というのは一目おかれている面もあるんですね。玉砕で戦ったという意味での尊敬。だから結構支援者も出てきて、学者が育ったりしました。時代は少し下りますが、野口英世も会津の末裔ですね。総合南東北病院の渡邉一夫理事長ともどこか重なって見えてくる存在ですが、もともと天才的な人で、手にやけどをし心に傷を負い、ものすごい努力をした。卑屈にならず医者になろう、アメリカに渡ろうと決意する。アメリカでは自分は会津藩のサムライの末裔だと言っています。白虎隊の末裔だとも言っている。JAPANESE SAMURAI。 彼の祖父は京都守護職にくっついて前後二回京都に行っているんです。京都守護職はサムライだけでなく、職人やら農民やら皆連れて行くんですよ。だからどんな役だったのかは分からないけど、京都に行けば会津のサムライという風にも見られたし、だからあながち嘘ではない。だからそういう会津のサムライの魂という影響は受けていると思いますよ。 彼は最後に黄熱病と格闘する。細菌説を唱えて一時期世界から賞賛されるけれど、それは間違いだった。いずれにせよ、会津の戦後は自分の力で生きていかなければならなくなり、そこからいろいろな人が出てきた。今回の震災でも親を失ってしまった子供たちが何百人もいる。この人たちのなかから東北を代表するような政治家や学者が出てくる可能性はあると私は考えます。人と違った経験、思いがありますから。災害や戦争というのは非常に悲惨だけど、そこから這い上がっていくのもまた人間です。それをなしとげる若い人が、これからどういう生き方をしていくか、そうした高まりがこれから必要だと思います。
http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/southerncross/2011-67/info.htm
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復興へ新たな一歩 東日本大震災から3年

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から丸3年となった11日、県内では県主催の東日本大震災追悼復興祈念式をはじめ、震災犠牲者が最も多い南相馬市や、浪江町、富岡町で追悼式典などが行われ、被災地は鎮魂の祈りに包まれた。県民はそれぞれ心に深い傷を負いながらも、復興に向けて新たな一歩を踏み出した。
 巨大地震と大津波、原発事故の複合災害に見舞われた県内は、震災関連死を含む死者3498人、行方不明者4人(11日現在、県まとめ)を出し、現在も約13万5000人が県内外で不自由な避難生活を送る。4月には旧警戒区域で初めて、田村市都路地区の避難指示が解除される一方、除染で出た土壌などを保管する中間貯蔵施設や第1原発の汚染水漏れなど課題は尽きない。
 福島市で開いた追悼復興祈念式には、県や市町村関係者、遺族ら約300人(主催者発表)が集い、地震発生時刻の午後2時46分に黙とう。佐藤雄平知事は県民の被災体験を織り交ぜながら「かつてない災害の教訓から、県内原発全ての廃炉を求めてきた。原子力に頼らない地域社会の構築を一層進める」と世界に向けてメッセージを発信した。
 震災で夫を亡くした、いわき市の高木京子さん(62)は「生きていることは当たり前ではないことを、決して忘れないよう語り継がなければならない」と遺族を代表し追悼の言葉を述べ、参列者代表が献花した。女優の芦名星(せい)さん(郡山市出身)は、県内の高校生が作った追悼詩を朗読した。

福島民友  3月12日
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県内市町村で「追悼式」 浪江町は震災後初の町内で

 掛け替えのない人たち、穏やかな暮らし、思いを寄せる古里を奪い去った東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から3年となった11日、県内各地で追悼式などが行われ、遺族らが亡くなった人たちの魂の安らぎを一心に願って祈りをささげた。月日の経過とともに被災地風化への懸念が強まる中、県民は犠牲者の無念を胸に震災の記憶と教訓を後世につなげようと、前を向いて古里再生への決意を新たにした。
 浪江町では震災後初めて町内で追悼式を行い、遺族ら関係者約170人が鎮魂の祈りをささげた。
 避難指示解除準備区域にある同町高瀬の斎場で行われた。馬場有町長が「古里再生を受け継いだ責任を信条とし、町民が希望する生活が送れるよう、新たな町づくりに町民と一丸になって最善を尽くす」と式辞、遺族代表の本居春江さんらが追悼の言葉をそれぞれ述べた。この後、町遺族会3周年慰霊祭も行われ、地震発生時刻の午後2時46分に合わせ、黙とうした。
 町内開催は、震災から3年の節目と、昨年4月の避難区域再編で町内の一部が日中に自由に立ち入れるようになったことなどを踏まえた。

福島民友  3月12日
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人は強さもやさしさも
持っています。

互いに頼り合ったり、
助け合ったりしながら生きていく。

いつも強い人間なんていない。
ずっと弱い人間なんていない。

自分が強いときには、
弱い人を助けてあげることです。

(宮城まり子  女優、福祉事業家)


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2014年3月12日(水) 社会、政治、歴史
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月12日
35.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
98.大鳥圭介―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者 (中公新書)星 亮一
100.会津戦争全史 (講談社選書メチエ)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月12日
67.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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歴史作家との対話  〜会津藩の苦難と東北の魂〜

「白河以北一山百文」という言葉がある。河北新報の社名の由来でもあるが、そ
こには明治維新以来、賊軍として軽視されてきた東北の歴史とともに、屈辱を忘
れまいとする東北人の反骨の意思が込められているという。
東日本大震災と原発事故の衝撃は大きかった。この現実を受け止め、未来へと乗り越えていくためには今、何が必要なのか。
一人の歴史作家のもとを訪ね、会津藩の終末から復興への道筋を通して、福島再生への思いをお話しいただいた。

東日本大震災からの再生
一冊の本が緊急上梓された。『東北は負けない』。郡山市在住の歴史作家、星亮一氏が東北の被災地をめぐり、その現実と人々の姿を記録したものだ。「私は地震と津波の発生から四カ月の間に福島県、宮城県、岩手県の被災地を見て歩いた。惨たんたる光景に涙が流れた。」(『東北は負けない』はじめに)とその冒頭には記されている。 かつて、作家の司馬遼太郎は『白河以北一山百文』という言葉をとりあげ、東北が明治政府に冷遇されてきた歴史を記した。その原因は戊辰戦争である。 幕末、会津藩は官軍、薩摩・長州軍と戦わざるを得なくなり、敗れた。『白河以北』というのは、勝利した薩摩・長州勢が、「東北の山は一山百文の値打ちしかない」と蔑視した言葉だった。その言葉を胸に東北人は復興へと向かい、その後の発展があった。だが、巨大地震は再び東北を打ちのめす。 3月11日、午後2時46分頃、マグニチュード9・0の巨大地震が東北地方を震撼させた。郡山市中心街のビルの6階にある星亮一氏の仕事場も激しい揺れに見舞われ、壁を埋め尽くす書棚からは大量の本が雪崩落ちた。テレビ映像で流される巨大津波の映像、そして福島第一原発w)「凌總杷竅E・弖發梁腓C気暴颪C・韻慮狭討鮹翆任靴拭・ 屬犬辰箸靴討い蕕譴覆・辰拭・景控[圓鬚笋辰討い燭・藐従譴鮓・燭・辰拭・・愁螢鵑里△訖佑僕蠅鵑把掌紊・虍鏈卉呂鬚泙錣辰拭・偉Δ砲盪芦鷙圓辰拭・恵歪・・鄙蠻六圓筺・業・吏・屋キロ圏内にも入った。1週間前にも富岡に入り、現地を見てきた」 富岡町は原発周辺20キロ圏内の避難地域。そこには奇妙な空間が広がっていたという。  「誰もいない。これは現実だろうか。空っぽの光景。群れをなした牛や豚が草ボウボウの水田に寝そべって何かをはんでいた。広大な山河も海も汚染されている。果たして除染などできるのだろうか、と正直思った。目の前に原発があって、そこでまだ燃料棒が燃えている」  星亮一氏は「何故こんなことが起きたのか」、という思いを抱いたという。「歴史を遡ると、双葉郡の海岸沿いの地域は過疎だった。人口も少ないし働く場所もない。そこに原発の話があり、相双地区に白羽の矢が立った」 地域では原発に依存した経済が50年近く続いてきた。だから住民には複雑な感情がある。高度成長へ向かう時代。当時の地域は貧困以外の何物でもなく、若者ku梵C舛録Δ魑瓩瓠△佞襪気箸鯲イ譴襪靴・覆・辰拭・修慮紂・業・鬚瓩阿辰討賄豎ぢ爾領彝・・里・・海蝓∋・留・靴睫簑蠅箸気譴拭9颪篥貪鼎紡个垢詆埒・睨弔蕕鵑世・・業・笋修隆慙・覿箸蚤燭・凌佑・・い討C燭里盪・造澄・ 屬世・蕁・業・閥・犬靴討C燭箸いβμ未發△襦・燭世掘△い辰燭鷸・里・・C襪箸海ΔいΔ海箸砲覆襪里盪・臓・l菘、砲麓・灰┘優襯・爾諒・・某覆爐箸靴討癲・羚颪覆鼻・業・鯀・澆靴討い觜颪發△襪掘▲疋ぅ弔盡業・療杜呂鰺・・靴討い襦・世・蕁△海海砲枠・吠・┐別簑蠅・△襪鵑任垢茵廖.侫・轡泙量簑蠅牢蔽韻妨譴蠖圓・擦襪發里任呂覆い世蹐Α・世・▲侫・轡泙・蕕梁減澆箸靴得こΔ・蘆屬T遒蠅砲気譴襪海箸・△辰討呂覆蕕覆ぁL簑蠅鯢害鬚@⊆・蕕領呂砲茲辰椴・曽紊・詆ミ修悗領鮖砲呂垢任忙呂泙辰討い襦・,△詁サ∪盈式貉瓩里發箸亡慇召陵Э佑・蘚渡辰・・辰燭箸いΑ・崚賈命佑呂、箸覆靴垢・襦廚函・修譴紡个靴道瓩賄セ┐襦・崘麓・鮓世Δ福・・海垢訶椶蠅澄廚函・・w)『私は悲しみを乗り越えて立ち上がる東北人の魂を信じている。しかし、福島県では様相が一変する。放射能の脅威にさらされ、悲鳴と怒りが充満している』 (『東北は負けない』より)
http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/southerncross/2011-67/top.htm
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震災から3年、鎮魂願い教訓継承 26万人避難生活、再生険しく

 東日本大震災から3年の朝を迎えた「奇跡の一本松」(中央)。手前の橋は復興事業の土砂を運ぶ巨大ベルトコンベヤー=11日午前6時6分、岩手県陸前高田市
 死者・行方不明者が1万8千人を超え、未曽有の災害となった東日本大震災は11日、発生から3年を迎えた。行方不明者は2633人に上り、大津波に襲われた沿岸部で集中捜索を実施。列島各地は鎮魂の祈りをささげ、被害や教訓の継承を誓う1日となる。
 公的な住宅再建の遅れなどで、約26万7千人が全都道府県で避難生活を送る。東京電力福島第1原発事故は汚染水問題に揺れ、収束は見えない。当初5年の「集中復興期間」は半ばを過ぎたが、再生への道はなお険しい。
 警察庁によると、10日現在の死者は1万5884人。避難を苦にした自殺など「震災関連死」を合わせた犠牲者は2万人を超える。

共同通信  3月11日
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11日で東日本大震災から「3年」 除染進まず課題山積み

 戦後最悪の災害となった東日本大震災は11日で発生から3年を迎える。東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域は対象11市町村全てで再編が完了、4月1日に初めて田村市都路地区の避難指示が解除される。ただ、今も14万人近い県民が県内外で避難する中、生活再建の前提となる除染は依然進まず、産業や雇用創出など課題は山積みだ。
 除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設について佐藤雄平知事は候補地から楢葉町を外し、敷地面積を増やさず大熊、双葉両町に集約するよう求めた。国は今月中にも県側と計画見直しを再協議したい意向。
 原発避難者向けの復興公営住宅は今秋から入居できるめどが立った。しかし、県が2015(平成27)年度までの完成を目指す3700戸は2月6日現在、発注が約450戸にとどまる。
 国際社会も注視する第1原発の廃炉作業はトラブルが相次ぐ。そのたびに復興は停滞し、風評は拡大。東電の危機管理の徹底が厳しく問われる。

福島民友  3月10日
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「帰還へ支援継続を」 都路住民、不安と期待が交錯

 政府の原子力災害対策本部が4月1日の避難指示解除を正式決定した田村市都路地区。住民からは、帰還に向けて、国や市に継続した支援を求める声が相次いだ。
 東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の同地区に自宅がある農業根内昌美さん(62)は10日夕、安倍晋三首相が都路地区の政府方針などを示した記者会見を期待と不安が入り交じった表情で見入っていた。
 自身は解除後に帰還することを決めているが、地区でどれだけの人が戻るのか、との不安はある。
 一方で「解除でいろいろな動きが出てくる」と、今後の復興への期待も込める。「若い人が住み続けるにはやっぱり仕事が必要。行政にもできる限りの支援をお願いしたい」と求める。
 同地区の農業坪井幸一さん(65)は現時点で「解除やむなし」との考えだが、解除に賛成、反対それぞれの立場の住民の間で、気持ちに擦れ違いが生じ始めていることを心配する。
 坪井さんは「住民の心がばらばらでは地域は成り立たない。行政は、解除に反対していた人のさまざまな要望も真摯(しんし)に受け止め、帰還した後に生活できる環境を整えてほしい」と要望した。

福島民友  3月11日
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挑戦しようと思う心の
向こうには何があるのだろう。

それは、人と喜びを分かち合い、
自分の人生を豊かにしたいと願う
生き方ではないだろうか。

(鎌田 浩毅  地球科学者、理学博士)


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 東日本大震災と福島第1原発事故から3年。全町避難が続く福島県富岡町では、昨年3月25日の警戒区域解除で立ち入り可能になってから、1年経った。案内ツアーを企画する、食堂受託会社の藤田大さんと町を歩き、その現状と思いを聞いた。
.[地図]全町避難が続く富岡町
「頭からつま先まで原発と関係」
 大雪の残る2月下旬。午後1時に約10人を乗せたバスが、いわき市のJRいわき駅を出発した。駅から富岡町まで車で約40分。大型店舗が並ぶ幹線道路・国道6号を北上する。藤田さんは、福島原発と自身の関係から話を始めた。

―――私は、髪の毛の先からつま先まで原発と関係あります。小学校の遠足では、原発の中に入った。原発はあるのが当たり前。仕事も、親父の代から、原発内で食事の仕事をさせてもらった。あの地域には、原発と関わる人がたくさんいます。

 約15分後、いわき市北部の久之浜地区を走る。当時「屋内退避」となる半径30キロ圏の地区だ。「いわきも危ない」とのイメージが広がったが、広大ないわき市全体からみれば30キロ圏内はほんのわずか。久之浜は、いわき駅から15キロ以上、小名浜港からは30キロ離れている。
 一時閉店していたセブンイレブンも、今は車がひっきりなしに立ち入り、活況だった。ただ、国道から一歩海側に入ると、津波被害で無残な地域が今も広がる。工事クレーンが車窓から見えた。
―――警戒区域が解除になっても、状況はあまり変わらない。変わったのは、線量を自分で管理すること。自由に立ち入りできるが、その線量は記録する。どの程度被ばくするか、自己責任です。
.[写真]広野町ではいまだ大震災当時のままの住宅も
防護服を着ますか?
 さらに5分ほど走ると、いわき市から双葉郡・広野町に入った。広野町は当時「屋内退避」区域で、他町のように強制避難ではなかった。町全体が一時自主避難したが、すぐに町民は戻ってきた。
 作業員向けのプレハブが目立つ。3年前、急きょ空き地に作業員向けプレハブ小屋を建てていた場所は、今は真新しいアパートに変わっていた。
―――プレハブは、原発の作業員やゼネコン業者が使います。住宅の屋根もしっかりしている。原発事故が落ち着いた後は、町民が片付けをしたり、この町までは業者も家の直しにきてくれました。
 右手に広野中学校がみえる。この中学校などに、双葉郡の教育再生の目玉として、中高一貫校を作る予定だ。「広野町は活発」という。原発の収束作業と除染作業でにぎわい、双葉郡の窓口としての機能も担いつつある。

―――富岡町が近づいてきました。防護服は、着ても着なくてもいいんです。着る人はいますか?
 誰も手をあげない。富岡町のしおりには「町に入るときは、防護服きてください」とかかれている。ただ、防護服自体は、アルファ線以外は放射線を通す。外に放射能を持ち出すことを防ぐ効果がある。
―――「着てください」といえばいいのに、「着ないでもいいです」といいました。みなさんに自己判断をゆだねたわけです。ぼくらはずーっとそういう状態で、いろんな判断を迫られているんです。廃炉の作業は大丈夫なのか
 次に、海岸沿いにあり、眺めがすばらしい旅館「観陽亭」で降りる。
―――海抜18メートルですが、窓が板張りのままです。この1階にも津波がやってきたということです。小さいころ、よく遊んでいた場所です。
―――この高さをよく覚えてくださいね。そのまま「回れ右」。前方に、福島第二原発がみえます。つまりほぼ同じ高さで、第二原発にも津波がきたはずです。第二原発も全電源喪失しましたが、当時所長の増田さんは第二原発出身だった。現地では、3号機手前の電源が奇跡的に生きていて、ヘリも使って資材を運んだ。そして12日未明から、電源ケーブル9000メートルを200人でかついで、予備電源を1−4号機までつなぎ、かろうじて爆発を免れた。作業した人は「水もひかない中で、死ぬかと思った」と聞きました。あまり知られていないと思うが、そんな努力があったんです。
―――ぼくが強調したいのは、廃炉作業は30〜40年続くということです。しかし原発作業より除染の方が賃金が高く、原発内の仕事に人が集まらない。そんな状況で、廃炉にできるのか。思いを寄せてほしい。1F(第一原発)で作業をしている人には、拍手を送りたいと思う。
.[写真]立ち入りを制限するバリケード。道路が境界で、写真右側の住宅には立ち入りできる
避難区域、境界のいま
 富岡町北部の夜ノ森地区。道路をはさんで対照的な光景が飛び込んでくる。右側は、ガードレールが並び、一軒一軒の家の入り口には、立ち入りを防ぐバリケードが迫る。左側は、そうした障害物がない。
―――ここは避難区域の境界です。右が「帰還困難区域」で立ち入りが厳しく制限されます。左が「居住制限区域」で立ち入りできます。
 バリケードの「先」の住宅は比較的新しい。大きな商店も多く、地区の中心部だ。
―――カラオケやビデオ店、スーパーマーケットなどが立ち並んでいました。
 同行した富岡町出身の女性が話します。「みんな生活の不安を抱えています。ここにいれば持ち家があって、知り合いがいた。多くが移ったいわきは、みんながなじみがない土地で、目的がなくなっている。3年経ったので『一歩ふみだそう』と思うのですが、みんなをどう巻き込んでいくかが課題です」。
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.政治社会人..不明マレーシア航空機捜索、自衛隊も参加へ
読売新聞 3月11日(火)20時18分配信

 菅官房長官は11日の記者会見で、消息を絶ったマレーシア航空機の捜索について、10日にマレーシア政府から支援要請があったことを明らかにした。

 要請を受け、防衛省は11日、現場の状況を把握するため、自衛隊員ら計4人を先遣隊としてクアラルンプールに派遣することを決めた。さらに、国際緊急援助隊として、航空自衛隊のC130輸送機1機を派遣する方針だ。航空機事故の捜索で、自衛隊の国際緊急援助隊が派遣されるのは初めて。
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35.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
98.大鳥圭介―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者 (中公新書)星 亮一
100.会津戦争全史 (講談社選書メチエ)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月12日
67.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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歴史作家との対話  〜会津藩の苦難と東北の魂〜

「白河以北一山百文」という言葉がある。河北新報の社名の由来でもあるが、そ
こには明治維新以来、賊軍として軽視されてきた東北の歴史とともに、屈辱を忘
れまいとする東北人の反骨の意思が込められているという。
東日本大震災と原発事故の衝撃は大きかった。この現実を受け止め、未来へと乗り越えていくためには今、何が必要なのか。
一人の歴史作家のもとを訪ね、会津藩の終末から復興への道筋を通して、福島再生への思いをお話しいただいた。

東日本大震災からの再生
一冊の本が緊急上梓された。『東北は負けない』。郡山市在住の歴史作家、星亮一氏が東北の被災地をめぐり、その現実と人々の姿を記録したものだ。「私は地震と津波の発生から四カ月の間に福島県、宮城県、岩手県の被災地を見て歩いた。惨たんたる光景に涙が流れた。」(『東北は負けない』はじめに)とその冒頭には記されている。 かつて、作家の司馬遼太郎は『白河以北一山百文』という言葉をとりあげ、東北が明治政府に冷遇されてきた歴史を記した。その原因は戊辰戦争である。 幕末、会津藩は官軍、薩摩・長州軍と戦わざるを得なくなり、敗れた。『白河以北』というのは、勝利した薩摩・長州勢が、「東北の山は一山百文の値打ちしかない」と蔑視した言葉だった。その言葉を胸に東北人は復興へと向かい、その後の発展があった。だが、巨大地震は再び東北を打ちのめす。 3月11日、午後2時46分頃、マグニチュード9・0の巨大地震が東北地方を震撼させた。郡山市中心街のビルの6階にある星亮一氏の仕事場も激しい揺れに見舞われ、壁を埋め尽くす書棚からは大量の本が崩れ落ちた。

 富岡町は原発周辺20キロ圏内の避難地域。そこには奇妙な空間が広がっていた。 「誰もいない。これは現実だろうか。空っぽの光景。群れをなした牛や豚が草ボウボウの水田に寝そべって何かをはんでいた。広大な山河も海も汚染されている。果たして除染などできるのだろうか、と正直思った。目の前に原発があって、そこでまだ燃料棒が燃えている」  星亮一氏は「何故こんなことが起きたのか」、という思いを抱いたという。「歴史を遡ると、双葉郡の海岸沿いの地域は過疎だった。人口も少ないし働く場所もない。そこに原発の話があり、相双地区に白羽の矢が立った」 地域では原発に依存した経済が50年近く続いてきた。だから住民には複雑な感情がある。高度成長へ向かう時代。当時の地域は貧困以外の何物でもなかった。私は悲しみを乗り越えて立ち上がる東北人の魂を信じている。しかし、福島県では様相が一変する。放射能の脅威にさらされ、悲鳴と怒りが充満している』 (『東北は負けない』より)
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震災から3年、鎮魂願い教訓継承 26万人避難生活、再生険しく

 東日本大震災から3年の朝を迎えた「奇跡の一本松」(中央)。手前の橋は復興事業の土砂を運ぶ巨大ベルトコンベヤー=11日午前6時6分、岩手県陸前高田市
 死者・行方不明者が1万8千人を超え、未曽有の災害となった東日本大震災は11日、発生から3年を迎えた。行方不明者は2633人に上り、大津波に襲われた沿岸部で集中捜索を実施。列島各地は鎮魂の祈りをささげ、被害や教訓の継承を誓う1日となる。
 公的な住宅再建の遅れなどで、約26万7千人が全都道府県で避難生活を送る。東京電力福島第1原発事故は汚染水問題に揺れ、収束は見えない。当初5年の「集中復興期間」は半ばを過ぎたが、再生への道はなお険しい。
 警察庁によると、10日現在の死者は1万5884人。避難を苦にした自殺など「震災関連死」を合わせた犠牲者は2万人を超える。

共同通信  3月11日
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11日で東日本大震災から「3年」 除染進まず課題山積み

 戦後最悪の災害となった東日本大震災は11日で発生から3年を迎える。東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域は対象11市町村全てで再編が完了、4月1日に初めて田村市都路地区の避難指示が解除される。ただ、今も14万人近い県民が県内外で避難する中、生活再建の前提となる除染は依然進まず、産業や雇用創出など課題は山積みだ。
 除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設について佐藤雄平知事は候補地から楢葉町を外し、敷地面積を増やさず大熊、双葉両町に集約するよう求めた。国は今月中にも県側と計画見直しを再協議したい意向。
 原発避難者向けの復興公営住宅は今秋から入居できるめどが立った。しかし、県が2015(平成27)年度までの完成を目指す3700戸は2月6日現在、発注が約450戸にとどまる。
 国際社会も注視する第1原発の廃炉作業はトラブルが相次ぐ。そのたびに復興は停滞し、風評は拡大。東電の危機管理の徹底が厳しく問われる。

福島民友  3月10日
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「帰還へ支援継続を」 都路住民、不安と期待が交錯

 政府の原子力災害対策本部が4月1日の避難指示解除を正式決定した田村市都路地区。住民からは、帰還に向けて、国や市に継続した支援を求める声が相次いだ。
 東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の同地区に自宅がある農業根内昌美さん(62)は10日夕、安倍晋三首相が都路地区の政府方針などを示した記者会見を期待と不安が入り交じった表情で見入っていた。
 自身は解除後に帰還することを決めているが、地区でどれだけの人が戻るのか、との不安はある。
 一方で「解除でいろいろな動きが出てくる」と、今後の復興への期待も込める。「若い人が住み続けるにはやっぱり仕事が必要。行政にもできる限りの支援をお願いしたい」と求める。
 同地区の農業坪井幸一さん(65)は現時点で「解除やむなし」との考えだが、解除に賛成、反対それぞれの立場の住民の間で、気持ちに擦れ違いが生じ始めていることを心配する。
 坪井さんは「住民の心がばらばらでは地域は成り立たない。行政は、解除に反対していた人のさまざまな要望も真摯(しんし)に受け止め、帰還した後に生活できる環境を整えてほしい」と要望した。

福島民友  3月11日
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挑戦しようと思う心の
向こうには何があるのだろう。

それは、人と喜びを分かち合い、
自分の人生を豊かにしたいと願う
生き方ではないだろうか。

(鎌田 浩毅  地球科学者、理学博士)


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  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
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2014年3月11日(火) 政治、社会、歴史

<東日本大震災>津波で決死の誘導、胸を張れ…長男へ

毎日新聞 3月10日(月)21時5分配信


 かけがえのない命と暮らしが奪われた東日本大震災から11日で3年を迎えた。増え続ける震災関連死を合わせ、犠牲者は2万1000人を超えた。地震・津波や東京電力福島第1原発事故で住まいを奪われた約26万人が、今も避難生活を強いられている。いとしい人への追慕、帰郷の誓い、支援者への感謝、風化の懸念。さまざまな思いが行き交う中、復興の道半ばの被災地に3度目の「3月11日」が巡り来る。

【いまと3年前、定置観測の写真特集】

 ◇福島県相馬市…阿部新太郎さん(73)、妻洋子さん(67)

 長男の健一へ。

 高校を中退し、父ちゃんと同じ漁師になったお前の腕はピカイチだった。20年かけ「親子船」の借金3000万円を払い終えた直後に、嫁と娘2人を残して津波にのまれ、まだ39歳で無念だったろう。

 今は仮設住宅で暮らす父ちゃんも母ちゃんも、壁に飾ったお前の消防団の法被を見上げては、悲しみをかみころしてる。原発事故でダメになった漁が将来再開されても、やり直す気力がわかねえ。でもな、父ちゃんと母ちゃんが震災後も生きてこられたのは、健一のおかげなんだ。

 消防団の副分団長として、お前は津波に襲われるまで避難を呼びかけ、多くの命を救った。「健ちゃんが『逃げろ』って怒鳴ったから逃げた」という人が大勢いる。震災直後は停電で、防災行政無線はうんともすんともいわねがったし、消防団が「命を救うとりで」だったんだ。父ちゃんたちは、お前が救った人たちに感謝され、支えられているぞ。

 健一は、生まれた日のこと、知らないべ。家の田んぼは水はけ悪くて、秋になっても泥沼でなあ。母ちゃんは「子が冷える」って心配しながらも懸命に稲刈りしてた。そのうち産気づいて、産婆がお前を取り上げでくれだ。「健やかに育って」。そんな願いを託して名付けたのは母ちゃんだ。

 母ちゃんが今思い出すのは、お前が小さいころのことだそうだ。「朝の暗いうちから夕方まで浜の仕事で、健一と遊んでやれなかった。ごめんな」って。毎日漁に出てた父ちゃんもそうだ。だから、「早ぐ漁師になりてえ」と高校2年で退学したとき、親を助けようと思ったんだって涙があふれた。

 暮らしていた地区で津波にのまれた消防団員は9人もいた。副分団長が代々受け継いできた法被姿で健一が見つかったのは、2週間後で8人目、最後は分団長だった。仲間が見つかるのを待ってたんかな。お前の顔は、きれいで、表情は誇りに満ちていた。人間は助け合って生きるもんだと、命を張って教えてくれたんだ。若い団員が「健一さんの遺志を語り継ぐため、辞めません」と言ってくれたぞ。

 お前の娘は高校生と中学生になった。震災後はふさぎ込んでいたが、今では勉強とバレーボールに熱中することで悲しみを乗り越えようとしている。嫁も気丈に振る舞ってる。父ちゃんたちの隣に住んで、母ちゃんも手助けしてっから、安心していてけろ。

 健一。父ちゃんと母ちゃんは3年たっても時間が止まったまんまだ。つらいけど、ありがとう。【聞き手・栗田慎一】



韓国軍のベトナム女性への暴力で想起されえる、「第2次大戦の朝鮮人は日本人より残忍」―中国版ツイッター
Record China 3月10日(月)11時13分配信

10日、ベトナム戦争時の韓国軍によるベトナム人女性への性の暴力や民間人虐殺について、韓国人の元日本従軍慰安婦とその支援団体は韓国政府に真相究明や謝罪を求めている。同ニュースに関して中国版ツイッターでも反応が見られている。写真は韓国の軍人。
2014年3月10日、日本メディアによると、韓国人の元日本従軍慰安婦とその支援団体は7日、韓国・ソウルで会見を開き、ベトナム戦争時の韓国軍によるベトナム人女性への性の暴力や民間人虐殺について、韓国政府に真相究明や謝罪を求めた。同ニュースに関して中国版ツイッターでも反応が見られている。以下はその代表的なコメント。

【その他の写真】

「かつての第2次世界大戦では、朝鮮人と台湾人は日本に加担し、彼らの残忍さは日本人をしのぐものだったと聞く」
「いくら知識があっても、偏狭なナショナリズムには敵わないようだな」
「韓国人もこんなことするんだ、勉強になるな」(翻訳・編集/内山)
.【関連記事】
心の復興」に全力=東京五輪に被災地の子招待―安倍首相
時事通信 3月10日(月)18時17分配信

 安倍晋三首相は10日夜、東日本大震災発生から11日で3年を迎えるのを前に、首相官邸で記者会見した。首相は、復興に向けた政府の取り組みを説明するとともに、復興作業を一段と加速させる決意を表明。「ハード面の復興のみならず、心の復興に力を入れる」と述べ、避難生活の長期化による精神的負担の軽減に全力を挙げる考えを示した。
 具体的には、(1)仮設住宅で暮らす子育て世帯への保健師らによる巡回訪問を実施する(2)仮設住宅の空き部屋を遊び場や学習スペースとして活用し、子どもの心のケアに努める―と説明した。また、震災が発生した2011年に被災地で生まれた子どもを中心に、「できるだけ多くの子どもたちを(20年東京)五輪に招待したい」と語った。
 首相は、14年度内に1万戸超の災害公営住宅の建設を完了させる目標を改めて強調。整備が遅れている福島県についても、13年度内に一定の方向性を出す意向を示した。
 首相会見に先立ち、政府は首相をトップとする復興推進会議・原子力災害対策本部の合同会合を、全閣僚出席で開催。首相は席上、常磐自動車道について「来年のゴールデンウイーク前までに全線を開通させる」との方針を明らかにした。会合では、岩手、宮城、福島3県に国営の復興祈念施設「鎮魂の丘」(仮称)を整備することなどを確認した。 
.【関連記事】
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2014年3月10日(月) 歴史、社会、政治
<被災42市町村>入札不調「深刻化」半数 人手・資材不足
毎日新聞 3月9日(日)22時25分配信

津波の爪痕を残したままの岩手県大槌町の旧役場。周囲は更地になっていた=岩手県大槌町で2014年3月6日、後藤由耶撮影
 東日本大震災で特に大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の42市町村長のほぼ半数が、公共工事の入札不調について、今後さらに「深刻になる」とみていることが、毎日新聞のアンケート調査で分かった。市町村発注の工事が2013年度に10%を超える高い不調率だったのは15市町に上り、改善されない人手や資材の不足が、東京五輪の影響でさらに加速することへの不安も多く聞かれた。

【震災直後と今を写真で比較】果たして復興は進んでいるのか?

 調査は1月から3月にかけて書面により実施した。対象の自治体数は岩手12、宮城15、福島15。

 発注工事のうち入札が不調となった割合は岩手、宮城の計14市町が10%を超え、岩手県山田町が45.0%と最も高かった。福島では隣接する双葉郡などから約2万3000人の避難者を受け入れているいわき市が10.4%。理由として、ほぼすべての首長が、人手や資材の不足を指摘した。

 国土交通省によると、都道府県発注の入札不調率の全国平均は11年度で2.6%で、「10%を超えるのはまれ」(同省)とされる。市町村が発注する工事は、集団移転地の高台造成を除くと、多くは予定価格が1億円未満の中規模以下。市町村道や下水道のほか、規模の小さな漁港整備などが該当する。

 宮城県七ケ浜(しちがはま)町は、11年度の3%から12年度の15%、13年度の27%と年々増加。担当者は「県とは違い、震災当初あった大きな工事がなくなり、中規模の地盤改良や排水工事などが増えた。大規模工事のように、資材を大量に安く購入することも難しい」と現状を語った。

 首長に今後の見通しを尋ねたところ、回答を得た36人のうち19人が「深刻になる」と回答。「改善される」は8人にとどまった。「変わらない」が9人だった。福島の6人は無回答だった。

 理由を尋ねる自由記入欄では、8人が2020年の東京五輪の影響に触れた。「五輪関連の新たな建設需要により、(県外から)参入している業者が手を引くことも予想される。そうなれば処理能力を超える」(宮城県石巻市)などの懸念が大半を占めた。一方、「労務単価(賃金の基準)の見直しにより改善される」(岩手県洋野(ひろの)町)の意見もあった。【安高晋】

 【ことば】入札不調

 公共工事の入札で、工事を請け負う業者が決まらないこと。発注者(国や地方自治体)は入札に当たって、工事にかかる費用を見積もり、価格が高くなり過ぎないよう、落札できる上限の価格「予定価格」を決める。最も低い価格を入札した業者でも予定価格を超えていれば、工事は落札できない。被災地の入札不調は、復興工事の急増で人件費や資材費が高騰し、業者が見積もる金額が予定価格とかけ離れて高くなってしまうことが原因と指摘される。不調の場合、発注者は予定価格を上げるなどして再入札を行うのが一般的。国は、予定価格を計算する時に使う賃金の基準を引き上げるなど対策を急いでいる。被災42市町村>入札不調「深刻化」半数 人手・資材不足
毎日新聞 3月9日(日)22時25分配信

津波の爪痕を残したままの岩手県大槌町の旧役場。周囲は更地になっていた=岩手県大槌町で2014年3月6日、後藤由耶撮影
 東日本大震災で特に大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の42市町村長のほぼ半数が、公共工事の入札不調について、今後さらに「深刻になる」とみていることが、毎日新聞のアンケート調査で分かった。市町村発注の工事が2013年度に10%を超える高い不調率だったのは15市町に上り、改善されない人手や資材の不足が、東京五輪の影響でさらに加速することへの不安も多く聞かれた。

【震災直後と今を写真で比較】果たして復興は進んでいるのか?

 調査は1月から3月にかけて書面により実施した。対象の自治体数は岩手12、宮城15、福島15。

 発注工事のうち入札が不調となった割合は岩手、宮城の計14市町が10%を超え、岩手県山田町が45.0%と最も高かった。福島では隣接する双葉郡などから約2万3000人の避難者を受け入れているいわき市が10.4%。理由として、ほぼすべての首長が、人手や資材の不足を指摘した。

 国土交通省によると、都道府県発注の入札不調率の全国平均は11年度で2.6%で、「10%を超えるのはまれ」(同省)とされる。市町村が発注する工事は、集団移転地の高台造成を除くと、多くは予定価格が1億円未満の中規模以下。市町村道や下水道のほか、規模の小さな漁港整備などが該当する。

 宮城県七ケ浜(しちがはま)町は、11年度の3%から12年度の15%、13年度の27%と年々増加。担当者は「県とは違い、震災当初あった大きな工事がなくなり、中規模の地盤改良や排水工事などが増えた。大規模工事のように、資材を大量に安く購入することも難しい」と現状を語った。

 首長に今後の見通しを尋ねたところ、回答を得た36人のうち19人が「深刻になる」と回答。「改善される」は8人にとどまった。「変わらない」が9人だった。福島の6人は無回答だった。

 理由を尋ねる自由記入欄では、8人が2020年の東京五輪の影響に触れた。「五輪関連の新たな建設需要により、(県外から)参入している業者が手を引くことも予想される。そうなれば処理能力を超える」(宮城県石巻市)などの懸念が大半を占めた。一方、「労務単価(賃金の基準)の見直しにより改善される」(岩手県洋野(ひろの)町)の意見もあった。【安高晋】

 【ことば】入札不調

 公共工事の入札で、工事を請け負う業者が決まらないこと。発注者(国や地方自治体)は入札に当たって、工事にかかる費用を見積もり、価格が高くなり過ぎないよう、落札できる上限の価格「予定価格」を決める。最も低い価格を入札した業者でも予定価格を超えていれば、工事は落札できない。被災地の入札不調は、復興工事の急増で人件費や資材費が高騰し、業者が見積もる金額が予定価格とかけ離れて高くなってしまうことが原因と指摘される。不調の場合、発注者は予定価格を上げるなどして再入札を行うのが一般的。国は、予定価格を計算する時に使う賃金の基準を引き上げるなど対策を急いでいる。復興の道筋見えていない」80%
TBS系(JNN) 3月10日(月)5時56分配信
 東日本大震災は11日に発生から3年を迎えますが、JNNの世論調査によりますと、震災や福島第一原発事故からの「復興の道筋が見えていない」と考えている人が80%を超えていることがわかりました。

 調査は8、9日に行いました。

 まず、安倍内閣の支持率は「支持」が61.6%と依然として高い水準を維持していて、「支持」「不支持」ともに前の月とほぼ同じ水準でした。また、政党支持率も、自民党が1.1ポイント減ったものの、33.5%と依然として高い水準を維持していますが、支持政党のないいわゆる無党派層が51.3%と、およそ1年半ぶりに5割を超えました。

 11日に東日本大震災の発生から3年を迎えるのを前に、「復興の道筋が見えてきたかどうか」を尋ねたところ、1年前の調査より3ポイント減ったとはいえ、80%の人が「復興の道筋は見えていない」と考えていることがわかりました。また、被災地の復興について、80%の人が「関心を持ち続けている」と回答しています。

 次に、安倍総理が強い意欲を示している憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認については、「解釈変更でなく憲法改正が必要」と答えた人が49%で、「解釈変更だけでよい」を上回りましたが、先月の調査と比べると、その差は縮まっています。一方、国会での議論の進め方については、「特別委員会を設置して議論すべき」が68%で、「予算委員会の集中審議などで十分」などを上回りました。

 次に、消費税が8%に上がる来月1日以降、支出を控えることを考えているかどうか聞いたところ、「節約を考えている」が72%で、「節約しようと考えていない」を大きく上回りました。さらに、節約しようと考えている人を対象にどのようなものの支出を控えようと考えているか尋ねたところ、外食代が16%と最も高く、被服費、旅行などの遊興費、食料品や飲料代、水道・光熱費などの順となりました。(10日01:55)
最終更新:3月10日(月)5時 ベストセラー商品ランキング

4位、偽りの明治維新、星亮一
大和書房


56位、幕末日本のクーデター、批評社
-------------------------------------------------------------------------------読者評

偽りの明治維新-
『賊軍、敗者、見せしめ』にさせられた会津藩 2012/3/28
By デジャヴ
形式:文庫|Amazon.co.jpで購入済み日本近代史を考える際に戊辰戦争勃発が不思議でならなかった。何故このような内戦が起こったのか、避けては通れない道だったのか、明治維新とは何か、探求したくて本書を手に取った。
冒頭から少年の白虎隊のみならず、多くの会津藩の老若男女がいわれ無き賊軍・朝敵との汚名に立ち上がる様は実に勇猛果敢であり、京都守護職を任されるに相応しい当時雄藩と言われた会津を知ることができる。 そしてわかったことは、薩長によって巧みに挑発誘導され、新政府の存在意義のために 一方的に悪者に仕立て上げられた――ということだった。『勝てば官軍』の語源の通り 新政府が正義なのだ、楯突く者は許さない、との見せしめのために会津藩(東北)は戦わされ、そして敗者にさせられたわけだ。その証拠に、戦死者の埋葬を許さず ありとあらゆる差別をし、果ては一万数千人もの人々を下北半島に『島流し』させている。そこでの生活は言語に絶するものがあったとのことで、今現在に至っても禍根を残す要因になっている。 推論だが、やはり孝明天皇は薩長の陰謀によって消されたのだろう。毒殺としか思えない死に様が物語っている。また、新選組が捕らえた長州の狼藉者は 京都壊滅の暴挙を画策していた、、、天皇を担ぎ上げてまんまと自らに都合のいい政府を樹立しようとした薩長こそ、賊軍ではないだろうか!? 明治新政府など、こんなものだったようだ。その証拠に新政府樹立直後...から権力闘争が始まり、その後立役者の西郷らと西南戦争に至るくらいなので、政府首脳がこの程度だからこそ、切りがない軍国主義に歯止めがかからずついには太平洋戦争によって我が国を破滅の危機に落とし入れる羽目になったのでは・・と考えさせられた一冊だった。
著者の見解は全編的に会津寄りというわけでもなく、冷静に客観視していることで説得力がある。 続きを読む ›
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 さもありなん! 2013/2/5
By ハイカー
形式:文庫|Amazon.co.jpで購入済み明治維新は見方を変えれば薩長と旧幕府諸藩との主導権争い。その現実を活写した。そもそも戦争などに大義は無い。戦争の空しさを描いた著作と見た。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 大変参考になりました 2013/9/14
By 谷口 耕司
形式:文庫|Amazon.co.jpで購入済み官軍と賊軍。いつの間にか立場が入れ替わった内容が奥深く、明治維新とは何だったのかを考えさせられました。また、私たちが学校で教わってきた内容とは何だったのか、勝利した側が残した都合の良い歴史ではなかったのかと思わざるをえないものでした。
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5つ星のうち 5.0 歴史の裏を知る面白さ! 2010/1/2
By 晴天女
形式:文庫戦勝者に人はなびきます。そうした人達は敗戦者の会津を見放しました。
しかし、会津はみずからの正義を訴えるために死をかけて戦いに臨んだのです。
なぜに私達が朝敵なのですか。いまは見捨てられても、必ずや歴史が証明してく
れる。「そういう思いで、会津藩兵は戦場に向かい、白虎隊の少年達も自刃しま
した」

御所に向かって発砲した長州が許され、どうして天皇擁護の会津が朝敵とされた
のでしょう。京都守護職の松平容保は、天皇から絶大な信頼を受けていたではありませんか。
以前から私が知りたいことでした。
本書は、そうした疑問に懇切丁寧に解説してくれています。

薩摩や長州といった幕末史の主な人物の紹介が的確にされ、分かり易く整理して
あります。当時の世相をよく理解でき、難なく読み進められました。 

容保は岩倉具視のような政略に富んだ政治家ではありません。
会津は最後まで一丸となって闘いました。
会津士族は命を懸けて君主に尽くしました。
会津女性の強さに驚嘆します。
「会津ならではの倫理、道徳、美学があった」
畳み掛ける文章が胸に迫ります。

坂本龍馬に重要な役回りのあったこと、そして薩摩土...佐盟約の存在を
本書で初めて知りました。
悲惨極まりない会津処分は小心な木戸孝充によるものだったのですね。

本書には薩長が知られたくない多くの「真実」が書かれています。
歴史はその裏を知ってこそ面白いですね。
とても読み応えのある一冊でした。 続きを読む ›
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5つ星のうち 4.0 会津から見た明治維新 2012/5/13
By palladian
形式:文庫善悪は単純に決めることは出来ない。
見方を変えれば“真実”は変わるからだ。

会津は、“幕府に忠誠を尽くす”という自分たちの正義を貫いた。
その結果、薩長連合軍に敗北して朝敵となった。

本書では、戊辰戦争後、新政府に翻弄された会津の人々を描いている。

生き様は様々だが、皆、誇り高く、自分のことよりも同郷の人たちの暮らしを向上させることに努めている。

会津の人々の叫びを痛いほど感じる一冊。
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5つ星のうち 5.0 歴史認識が深まった 2013/12/13
By ソアーズスター
形式:文庫|Amazon.co.jpで購入済み幕末あるいは歴史の転換点にしばしば
起こりうる「賊軍と官軍」の是非。
本書はその点を考える上で、とても参考になった。
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5つ星のうち 3.0 いくら会津に同情しても情報戦で完敗したことは否定できない 2013/5/6
By アキレスの踵 トップ1000レビュアー
形式:文庫関ヶ原の戦いの後、戦死者を徳川が調べたところ、90%は銃で撃たれていた。当時の性能の悪い
火縄銃である。さらに9%は弓と槍でやられ、刀どうしの切り合いで死んだ者は1%程度だった。
つまり戦争の道具としての刀の役割は、江戸時代が始まる前に終わっていたということ。
(司馬遼太郎「関ヶ原」より)

しかし会津藩は幕末になってもまだそのことに気づかない。気づいていたら、藩をあげて早くから
銃の製造に取り組んでいたはずだ。しかし西国諸藩は違う。新しい時代の戦争は、火器の数を揃え
たほうが勝つことを理解していた。佐賀鍋島藩は最新の大砲を作る工場を立ち上げ、幕末までに
二百門を製造したという。会津藩では八重さんが銃を改良していたのだから、話にもならない。

長州藩では桂小五郎が藩士に、「先祖伝来の鎧兜を売って銃を買え」という通達を出していた。
会津藩では銃は卑怯者が使うものだと軽蔑し、刀・槍の達人を尊敬していた。会津藩を象徴するのが、
ドラマで黒木メイサ演じる上級武士の娘である。彼女はなぎなたの達人で、なぎなたを持って戦闘に
参加して射殺されている。当時はライフル銃へ移行する時期であり、新政府軍は装備していたのだ。

会津藩家老の西郷頼母は、会津に...侵攻した新政府軍を白河口で迎え撃って惨敗する。
殿様の元へ逃げ戻り、「とにかく兵器の差が大きすぎてどうにもなりません。和睦してください」
と言うのだが、激怒した殿様は頼母を謹慎処分にする。頼母は殿様より見識のある人物だったが、
惨敗するまで兵器の差が大きいことに気づいていなかった。

これで東北人の特徴である頑固さ・ねばり強さを発揮すれば、行き着くところは集団自決しかあるまい。
いくら会津の悲劇に同情しても、組織としての会津藩は失敗例である。そこからどういう教訓を引き出す
かが重要なのではないか。「悪いのは薩長だ」で済ませていたら、同じ過ちを繰り返すことになるだろう。 続きを読む ›
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 4.0 裏の日本史
歴史というものは勝者によってしか描かれない。そんなことを教えてくれる。
敗者側からしか描いていませんが…
投稿日: 15日前 投稿者: Hiro 5つ星のうち 5.0 人間の種類
一途で融通の利かない馬鹿真面目人間の殿様と調子物で自己愛の強い将軍の物語。
投稿日: 5か月前 投稿者: 菅原紘一 5つ星のうち 4.0 会津の悲劇をここまで書いた作品はない
同じ人間同士、あまりにも会津に対してひどい仕打ちである。下北半島の極寒の地に移住させるなんて人間のすることではない!!長州の会津憎しの表れだろう。
投稿日: 10か月前 投稿者: 大塚英徳 5つ星のうち 5.0 会津はなぜここまで戦ったのか
この本を読むと山本八重子がなぜ戦ったのかがよく分かる。弟三郎が鳥羽伏見の戦争で戦死、兄覚馬も行くえ不明になった。八重は兄と弟の敵を討つべくスペンサー銃を手に籠城し... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: 元三 5つ星のうち 4.0 「大政奉還」の後は「奥羽越列藩同盟」
-----------------------------------------------------------------------------By 紫
明治維新について、日本人は教えられたことだけを真実とし、真実についてどこまでしっているのか考えさせられる本でした。
また資料や、いろいろな方の本なども詳細にあげて、非常にわかりやすく、明治維新について
勉強する事ができ、明治維新を掘り下げて徹底的に学びたい人には非常にうってつけの本だと思います。内容は濃く、書き口はわかりやすく、非常にお勧めしたい本です。
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5つ星のうち 5.0 明治維新はクーデターによって成立したのです。孝明天皇の無念がおもいやられます。 2013/11/22
By 元三
司馬遼太郎も明治維新は革命という言葉をつかっています。
織田信長だったらどうしたか、
秀吉は、家康はどうだったか、これも興味あるテーマでしょう。その犠牲になった東北の人々。伊達政宗の嘆きがきこえてきます。



原発反対デモの参加者にも広がり始めた焦りと無力感
「脱原発」意識の二極化現象に覚える違和感の正体
1234567 福島原発の事故以降、「脱原発デモ」が盛り上がりを見せる一方、世間一般では「脱原発」への意識が二極化し始めている。原発がいいか悪いかは別として、国家の命運をも左右するエネルギー政策の議論がトーンダウンしかねない風潮を懸念する声は、小さくない。また、脱原発デモ参加者の中にも、なかなか主張が政策に反映されないことに対して焦りを感じる人が増え、運動のあり方について意見が二極化するトレンドが出てきている。昨年の3.11以降、リアルに「生存の危機」に晒され、脱原発への意識を高めていた国民の心境に、どんな変化が訪れようとしているのか。その背景にある原因と、今後我々が議論すべき課題を探った。(取材・文/プレスラボ・宮崎智之)

国会まで包囲した「脱原発デモ」
熱狂を冷めた目で見る若者たちも
「脱原発には賛成だし、デモをする人の気持ちもわかるけど、デモより有効な手段があるように感じるため、私は参加しません」

 ある30代の男性Aさんは、世間で盛り上がりを見せている「脱原発デモ」について、こう語る。他にもこうした声は少なくない。

「正直、『デモなんかやって意味あるのかな』と思ってしまいます。デモをやることで脱原発の主張が盛り上がっていることを伝える手段にはなっていると思いますが、そんなことする前に、しっかり今後のエネルギー政策をどうするのか、議論する方が先のように思います」(Bさん・20代女性)

「夏の炎天下のなか、子ども連れで参加する母親の姿勢には、疑問を持ちました。子どもにプラカードを持たせると、切実さをアピールする手段になるとは思いますが、何もわからない子どもにそういうことをさせるのは、どうかと思います」(以前、デモに参加したことがあるCさん・20代女性)

 一方、デモは相変わらずの盛り上がりぶりだ。昨年3月11日に発生した福島第1原発の事故後、政府の対応の遅れや原発行政のずさんさなどが明るみに出るにつれ、国民の不満が噴出し、震災1ヵ月後にはすでに高円寺などで「脱原発デモ」が行なわれるに至った。その後も全国でデモが頻発している。


<被災42市町村>入札不調「深刻化」半数 人手・資材不足
毎日新聞 3月9日(日)22時25分配信

津波の爪痕を残したままの岩手県大槌町の旧役場。周囲は更地になっていた=岩手県大槌町で2014年3月6日、後藤由耶撮影
 東日本大震災で特に大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の42市町村長のほぼ半数が、公共工事の入札不調について、今後さらに「深刻になる」とみていることが、毎日新聞のアンケート調査で分かった。市町村発注の工事が2013年度に10%を超える高い不調率だったのは15市町に上り、改善されない人手や資材の不足が、東京五輪の影響でさらに加速することへの不安も多く聞かれた。

【震災直後と今を写真で比較】果たして復興は進んでいるのか?

 調査は1月から3月にかけて書面により実施した。対象の自治体数は岩手12、宮城15、福島15。

 発注工事のうち入札が不調となった割合は岩手、宮城の計14市町が10%を超え、岩手県山田町が45.0%と最も高かった。福島では隣接する双葉郡などから約2万3000人の避難者を受け入れているいわき市が10.4%。理由として、ほぼすべての首長が、人手や資材の不足を指摘した。

 国土交通省によると、都道府県発注の入札不調率の全国平均は11年度で2.6%で、「10%を超えるのはまれ」(同省)とされる。市町村が発注する工事は、集団移転地の高台造成を除くと、多くは予定価格が1億円未満の中規模以下。市町村道や下水道のほか、規模の小さな漁港整備などが該当する。

 宮城県七ケ浜(しちがはま)町は、11年度の3%から12年度の15%、13年度の27%と年々増加。担当者は「県とは違い、震災当初あった大きな工事がなくなり、中規模の地盤改良や排水工事などが増えた。大規模工事のように、資材を大量に安く購入することも難しい」と現状を語った。

 首長に今後の見通しを尋ねたところ、回答を得た36人のうち19人が「深刻になる」と回答。「改善される」は8人にとどまった。「変わらない」が9人だった。福島の6人は無回答だった。

 理由を尋ねる自由記入欄では、8人が2020年の東京五輪の影響に触れた。「五輪関連の新たな建設需要により、(県外から)参入している業者が手を引くことも予想される。そうなれば処理能力を超える」(宮城県石巻市)などの懸念が大半を占めた。一方、「労務単価(賃金の基準)の見直しにより改善される」(岩手県洋野(ひろの)町)の意見もあった。【安高晋】

 【ことば】入札不調

 公共工事の入札で、工事を請け負う業者が決まらないこと。発注者(国や地方自治体)は入札に当たって、工事にかかる費用を見積もり、価格が高くなり過ぎないよう、落札できる上限の価格「予定価格」を決める。最も低い価格を入札した業者でも予定価格を超えていれば、工事は落札できない。被災地の入札不調は、復興工事の急増で人件費や資材費が高騰し、業者が見積もる金額が予定価格とかけ離れて高くなってしまうことが原因と指摘される。不調の場合、発注者は予定価格を上げるなどして再入札を行うのが一般的。国は、予定価格を計算する時に使う賃金の基準を引き上げるなど対策を急いでいる。
△top
2014年3月9日(日) 歴史、社会、政治
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月9日
33.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
41.勝海舟と明治維新の舞台裏 (静山社文庫)星 亮一
43.偽りの幕末動乱 (だいわ文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月9日
32.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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南相馬市長にみる″負けない東北″のためのヒントとは?

 東日本大震災から8カ月。震災後に選ばれた米・タイム誌恒例の「世界で最も
影響力のある100人」に、福島県南相馬市の桜井勝延市長の名があったことを記
憶している人もいるでしょう。本人も「どうして私が」と驚いていたそうですが、
原発事故後YouTubeを使い、支援物資が市内に入ってこないことを訴えたから。
世界中の人々がこの動画によって、フクシマの窮状を知ることになったのです。

 『東北は負けない』の著者・星亮一氏は「冷静に物事を分析する桜井市長のキャラクターが世界から評価された」と本書に記しています。元地元紙記者で、現在は会津史研究家の星氏は、さらに「従来のように国に陳情し、予算をつけてもらうスタイルからの脱却」をはからなければ、「東北の復興はありえない」と主張。桜井市長のような人がいる反面、「壁が厚い」と嘆く行政に携わる人が多いことも明らかにしています。

 被災地の窮状を知ったとき、人々は自分でできることは何かを考えました。さまざまな人がさまざまなやり方で支援を行う。未曾有の被害だったからこそ、その方法は多岐にわたったといえるでしょう。

 「進研ゼミ」でおなじみの出版社、ベネッセでは、幼児向け通信教育本『こどもちゃれんじ』を作る社員が、震災直後「こういうときだからこそ、『こどもちゃれんじ』として、災害の地域の親子にできることをやっていきたいと思う」とメールで社員にアイデアを募集したそうです。 そして、同教材のキャラクターで、子どもたちに絶大な人気を誇る「しまじろう」を被災地に派遣。「しまじろうの慰問・応援イベント」を17市町村、47カ所で開催し、子どもたちの心のケアを目的とした「手遊び」「体遊び」「歌ダンス」などを被災者親子と一緒に行いました。訪問先で子どもたちの笑顔に出会い、「逆に心が洗われた」というスタッフ。しまじろうのために用意してくれていたプレゼントにも心を打たれたそうです。

 いまなお、不自由な暮らしを続ける人に何ができるのか。支援の輪について、もう一度考えてみる時期にきているのかもしれません。

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<東日本大震災3年>風評と闘う「福島産」野菜  野菜の平均単価の推移

 東京電力福島第1原発事故後、国の基準値を超える放射性物質の検出が相次ぎ、東北や関東の一部の農産物に対する消費者離れが進んだ。中でも、福島産を取り巻く環境は厳しく、産地にとっては今も試練の日々が続く。事故から3年。数値の上では安全を確保しながら、「風評」という見えない敵と闘う現場では、店頭から業務用への販売の転換も始まっている。【町田結子】

【「こだわり」うたった米を抱える農家の男性 産地への思い入れは強い】

 ◇野菜 市場で地位低下

 農産物は原発事故以降、出荷前に福島県による放射性物質のモニタリング検査が続けられている。事故直後は野菜などから当時の国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムの検出が相次いだ。だがその後、畑の表土を削り取ったり、表層と下層の土を反転させたりして農地の除染を行い、基準値を超える比率は下がった。
 野菜と果物では、2012年春からの新基準値(同100ベクレル)超えは12年度が全7271件中7件、13年度(2月末現在)は全5734件中ゼロだ。しかも12年度以降はほとんどが検出限界値(同約5ベクレル)未満だった。各農協などでも自主検査を実施するなど、産地では徹底した安全管理も行っている。
 シイタケやナメコなど原木や菌床を用いた栽培キノコ類では、原木や菌床を管理した結果、12年度以降は検査対象が全て基準値以下。現在、基準値超えが出ているのは、山菜や野生のキノコといった除染できない山林で育ったものに限られている。
 しかしこれにより、福島産の野菜などの価格が震災前に戻ったかと言えば、そ
うはなっていない。
 JA全農福島が扱った野菜のキロ単価は11年度の312円から、12年度は豊作で流通量が増えたこともあって244円へ大幅に低下。13年度(2月末現在)は324円と今度は大幅に上昇し、震災前の10年度の340円にも近づいている。だが13年度の価格の回復について、全農福島の担当者は「夏場の高温など栽培に不利な気象が重なり、全国的に野菜の生産量が少なかったことが大きく影響している」と説明。福島の販売数量も前年度の95%と減っており、14年度が豊作になれば福島産は途端に価格が下がる恐れがあるという。

 東京都内の市場関係者も「小売業者でも業務用を扱う業者でも、福島産を扱わないところはいまだにある。検査による安全確認の情報が末端まで行き届いておらず、受け入れは簡単にいかないだろう」と話す。
 福島産が劣勢なのは全国平均と比較すると顕著だ。東京都中央卸売市場で震災
前も今も4割のシェアを占める主力のキュウリ。震災前は市場で最高値がつくプ
ライスリーダーだったが、12年度には全国平均も下回った。13年度で持ち直
した形となっているが、市場関係者の見方では、東北産が出荷ピークを迎える夏
場の悪天候でライバルの岩手や秋田の出荷量が福島以上に減少し、比較的安定供
給できた福島産の需要が増したことなどが原因という。

 「風評被害は完全には抜けていないですよ」。春からの出荷に向け、育苗ハウ
スで種をまいていた伊達市のキュウリ農家、橘一郎さん(65)は厳しい口調で
言った。JA伊達みらいでは毎年、特産のキュウリが旬となる6〜9月、首都圏
のスーパーに女性生産者を派遣して消費者にPRしているが、「福島産はまだ買
えない」という声が少なくないという。橘さんは「生活するために頑張るしかな
い」と声を絞り出した。
 主力のキュウリ以外の品種はさらに厳しい。震災前は全国平均をやや下回る程度だったシュンギクは、震災後一気に低迷し、13年度も平均の約1割安。かつては全国を上回っていたシイタケは、平均の1〜2割安にとどまっている。

 ◇コメ 業務用にシフト

 主食として消費者の関心が高い米。福島では全量全袋検査という徹底した流通管理が定着しているが、消費者の拒否反応は依然根強い。店頭での売り場を失った福島産は、一般家庭以外の飲食店やコンビニなどに販売先をシフトし、産地の見えない業務用として生き残りをかける。だが、ブランドを守り育ててきた生産者の思いは複雑だ。
 福島では原発事故があった2011年、暫定規制値超えが出たが、その後、作物のセシウム吸収を抑えるカリウムを土壌に入れるなどの対策を徹底した。12年から実施している放射性セシウムの全袋検査で、12年産は約1034万袋の99・8%、13年産(3月1日現在)は約1092万袋の99・9%が検出限界値(1キロ当たり25ベクレル)未満だった。基準値(同100ベクレル)超えも12年産で71袋、13年産では28袋と減少。基準値を超えたものは検査段階ではじかれ、市場には流通していない。
 それでも、販売では苦戦を強いられている。
 震災後の業者間の取引価格では、食味が良く業界でも評価が高かった「会津コシヒカリ」さえ、かつては同レベルだった北陸産に60キロ1000〜1500円の差(約1割安)をつけられている。JA全農福島によると、原発事故後、福島産の扱いをやめた小売店が県内外で相次ぎ、単価が安く産地表示がない業務用米に充てる比率が増大。猪股孝二・米穀部長は「震災前は店頭と業務筋が半々くらいだったのが、震災後は業務筋が8割近くに増えた」と変化を説明する。
 ライフスタイルの変化で、外食やコンビニ弁当などの中食に使う業務用米の需要は高まっている。猪股部長は「業務用だからマイナスというわけではない。外食・中食の需要は今や家庭消費量に迫る成長産業で、業務用へのシフトは全国的な流れでもある」と強調する。販売価格の下落は現在のところ、原発事故賠償の対象にもなっている。
 それでも、産地への誇りを胸に米作りに汗を流してきた農家は悔しさを隠さない。米どころ・JA会津みどりの長谷川正市組合長(64)は「長い時間をかけて築いたブランド米を、我々は自信を持って出してきた。スーパーの棚に並べることもできないのは、本当に悔しい」と話す。

毎日新聞  3月8日
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浪江町が初めて町内で「追悼式」 11日、犠牲者冥福祈る

 浪江町は震災と原発事故から3年となる11日、震災後初めて町内で追悼式を行い、遺族らが古里で震災犠牲者の冥福を祈る。警戒区域などが昨年4月に再編されて町内の一部で日中、区域内に自由に立ち入りできるようになったことなどを踏まえた。馬場有町長は「震災から3年の節目に震災で亡くなった人への尊崇の念と、いまだに消息が明らかでない人が一日でも早く家族の元に帰られることを祈りたい」としている。
 追悼式は午後1時から避難指示解除準備区域にある同町高瀬の如水典礼さくらホールで行われる。遺族ら約200人が出席し、馬場町長が式辞、遺族代表が追悼の言葉を述べる。追悼式に先立ち午前10時30分から同町の南棚塩、請戸、中浜各地区で遺族も参加して県警と合同の行方不明者捜索を行う。

福島民友  3月8日
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歴史と領土の問題、妥協の余地はない…中国外相

 【北京=五十嵐文】中国の王毅ワンイー外相は8日午前(日本時間同日昼)、北京市内で記者会見し、日中関係について、「歴史と領土という二つの原則的な問題で妥協の余地はない」と述べ、沖縄県・尖閣諸島をめぐり対立する日本に譲歩しない姿勢を示した。
 王氏は「日本の一部の人々が侵略の歴史を覆そうとすれば、国際社会は決し
て受け入れない」とも語った。
 一方、ウクライナ情勢について、王氏は「政治的解決」が必要だと強調した。米国と欧州連合(EU)が、ウクライナ南部クリミア半島で軍事圧力を強めるロシアへの制裁措置を決めたことに反対の立場を示したものだ。王氏は「当面の急務は、情勢を一層緊張させないよう冷静さと抑制を保ち、対話と協議を通じて政治的解決の軌道に向かわせることだ」と語った。

読売新聞  3月8日
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報道ステーションより。アメリカの元原子力規制委員のピーター氏

アメリカは20基の建設は中止となり、去年は稼働中の5基が廃炉になった。何が起きたかというと少なくとも米国においては経済の中枢にある力が原子力に対して断固反対したのです。稼働中の原発にさえ反対したのです。

米国は同時に電力市場を経済的競争が起こるよう解放した。米国では現在はベースロード電源の必要量を他の燃料や再生可能エネルギーや出力調整の組み合わせで満たせる。

日本はレベル7の事故起こしても放射能を未だ大気と海洋へ撒き散らし続けておきながら、再稼働推進方針。新しい産業での成長より既得権益を守ることに固執する。成長しないわけです。
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チャンスは
日々を無為に過ごす人を避ける。

自分の目標をしっかり定め、
そこへの道筋を真剣に求めてみよう。

その道筋にチャンスは現れる。
それを素直に掴むだけでいい。

(志茂田景樹  作家 )

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  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
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、明治維新、 2014年3月9日
33.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
41.勝海舟と明治維新の舞台裏 (静山社文庫)星 亮一
43.偽りの幕末動乱 (だいわ文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月9日
32.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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南相馬市長にみる″負けない東北″のためのヒントとは?

 東日本大震災から8カ月。震災後に選ばれた米・タイム誌恒例の「世界で最も
影響力のある100人」に、福島県南相馬市の桜井勝延市長の名があったことを記
憶している人もいるでしょう。本人も「どうして私が」と驚いていたそうですが、
原発事故後YouTubeを使い、支援物資が市内に入ってこないことを訴えたから。
世界中の人々がこの動画によって、フクシマの窮状を知ることになったのです。

 『東北は負けない』の著者・星亮一氏は「冷静に物事を分析する桜井市長のキャラクターが世界から評価された」と本書に記しています。元地元紙記者で、現在は会津史研究家の星氏は、さらに「従来のように国に陳情し、予算をつけてもらうスタイルからの脱却」をはからなければ、「東北の復興はありえない」と主張。桜井市長のような人がいる反面、「壁が厚い」と嘆く行政に携わる人が多いことも明らかにしています。

 被災地の窮状を知ったとき、人々は自分でできることは何かを考えました。さまざまな人がさまざまなやり方で支援を行う。未曾有の被害だったからこそ、その方法は多岐にわたったといえるでしょう。

 「進研ゼミ」でおなじみの出版社、ベネッセでは、幼児向け通信教育本『こどもちゃれんじ』を作る社員が、震災直後「こういうときだからこそ、『こどもちゃれんじ』として、災害の地域の親子にできることをやっていきたいと思う」とメールで社員にアイデアを募集したそうです。 そして、同教材のキャラクターで、子どもたちに絶大な人気を誇る「しまじろう」を被災地に派遣。「しまじろうの慰問・応援イベント」を17市町村、47カ所で開催し、子どもたちの心のケアを目的とした「手遊び」「体遊び」「歌ダンス」などを被災者親子と一緒に行いました。訪問先で子どもたちの笑顔に出会い、「逆に心が洗われた」というスタッフ。しまじろうのために用意してくれていたプレゼントにも心を打たれたそうです。

 いまなお、不自由な暮らしを続ける人に何ができるのか。支援の輪について、もう一度考えてみる時期にきているのかもしれません。

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<東日本大震災3年>風評と闘う「福島産」野菜  野菜の平均単価の推移

 東京電力福島第1原発事故後、国の基準値を超える放射性物質の検出が相次ぎ、東北や関東の一部の農産物に対する消費者離れが進んだ。中でも、福島産を取り巻く環境は厳しく、産地にとっては今も試練の日々が続く。事故から3年。数値の上では安全を確保しながら、「風評」という見えない敵と闘う現場では、店頭から業務用への販売の転換も始まっている。【町田結子】

【「こだわり」うたった米を抱える農家の男性 産地への思い入れは強い】

 ◇野菜 市場で地位低下

 農産物は原発事故以降、出荷前に福島県による放射性物質のモニタリング検査が続けられている。事故直後は野菜などから当時の国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムの検出が相次いだ。だがその後、畑の表土を削り取ったり、表層と下層の土を反転させたりして農地の除染を行い、基準値を超える比率は下がった。
 野菜と果物では、2012年春からの新基準値(同100ベクレル)超えは12年度が全7271件中7件、13年度(2月末現在)は全5734件中ゼロだ。しかも12年度以降はほとんどが検出限界値(同約5ベクレル)未満だった。各農協などでも自主検査を実施するなど、産地では徹底した安全管理も行っている。
 シイタケやナメコなど原木や菌床を用いた栽培キノコ類では、原木や菌床を管理した結果、12年度以降は検査対象が全て基準値以下。現在、基準値超えが出ているのは、山菜や野生のキノコといった除染できない山林で育ったものに限られている。
 しかしこれにより、福島産の野菜などの価格が震災前に戻ったかと言えば、そ
うはなっていない。
 JA全農福島が扱った野菜のキロ単価は11年度の312円から、12年度は豊作で流通量が増えたこともあって244円へ大幅に低下。13年度(2月末現在)は324円と今度は大幅に上昇し、震災前の10年度の340円にも近づいている。だが13年度の価格の回復について、全農福島の担当者は「夏場の高温など栽培に不利な気象が重なり、全国的に野菜の生産量が少なかったことが大きく影響している」と説明。福島の販売数量も前年度の95%と減っており、14年度が豊作になれば福島産は途端に価格が下がる恐れがあるという。

 東京都内の市場関係者も「小売業者でも業務用を扱う業者でも、福島産を扱わないところはいまだにある。検査による安全確認の情報が末端まで行き届いておらず、受け入れは簡単にいかないだろう」と話す。
 福島産が劣勢なのは全国平均と比較すると顕著だ。東京都中央卸売市場で震災
前も今も4割のシェアを占める主力のキュウリ。震災前は市場で最高値がつくプ
ライスリーダーだったが、12年度には全国平均も下回った。13年度で持ち直
した形となっているが、市場関係者の見方では、東北産が出荷ピークを迎える夏
場の悪天候でライバルの岩手や秋田の出荷量が福島以上に減少し、比較的安定供
給できた福島産の需要が増したことなどが原因という。

 「風評被害は完全には抜けていないですよ」。春からの出荷に向け、育苗ハウ
スで種をまいていた伊達市のキュウリ農家、橘一郎さん(65)は厳しい口調で
言った。JA伊達みらいでは毎年、特産のキュウリが旬となる6〜9月、首都圏
のスーパーに女性生産者を派遣して消費者にPRしているが、「福島産はまだ買
えない」という声が少なくないという。橘さんは「生活するために頑張るしかな
い」と声を絞り出した。
 主力のキュウリ以外の品種はさらに厳しい。震災前は全国平均をやや下回る程度だったシュンギクは、震災後一気に低迷し、13年度も平均の約1割安。かつては全国を上回っていたシイタケは、平均の1〜2割安にとどまっている。

 ◇コメ 業務用にシフト

 主食として消費者の関心が高い米。福島では全量全袋検査という徹底した流通管理が定着しているが、消費者の拒否反応は依然根強い。店頭での売り場を失った福島産は、一般家庭以外の飲食店やコンビニなどに販売先をシフトし、産地の見えない業務用として生き残りをかける。だが、ブランドを守り育ててきた生産者の思いは複雑だ。
 福島では原発事故があった2011年、暫定規制値超えが出たが、その後、作物のセシウム吸収を抑えるカリウムを土壌に入れるなどの対策を徹底した。12年から実施している放射性セシウムの全袋検査で、12年産は約1034万袋の99・8%、13年産(3月1日現在)は約1092万袋の99・9%が検出限界値(1キロ当たり25ベクレル)未満だった。基準値(同100ベクレル)超えも12年産で71袋、13年産では28袋と減少。基準値を超えたものは検査段階ではじかれ、市場には流通していない。
 それでも、販売では苦戦を強いられている。
 震災後の業者間の取引価格では、食味が良く業界でも評価が高かった「会津コシヒカリ」さえ、かつては同レベルだった北陸産に60キロ1000〜1500円の差(約1割安)をつけられている。JA全農福島によると、原発事故後、福島産の扱いをやめた小売店が県内外で相次ぎ、単価が安く産地表示がない業務用米に充てる比率が増大。猪股孝二・米穀部長は「震災前は店頭と業務筋が半々くらいだったのが、震災後は業務筋が8割近くに増えた」と変化を説明する。
 ライフスタイルの変化で、外食やコンビニ弁当などの中食に使う業務用米の需要は高まっている。猪股部長は「業務用だからマイナスというわけではない。外食・中食の需要は今や家庭消費量に迫る成長産業で、業務用へのシフトは全国的な流れでもある」と強調する。販売価格の下落は現在のところ、原発事故賠償の対象にもなっている。
 それでも、産地への誇りを胸に米作りに汗を流してきた農家は悔しさを隠さない。米どころ・JA会津みどりの長谷川正市組合長(64)は「長い時間をかけて築いたブランド米を、我々は自信を持って出してきた。スーパーの棚に並べることもできないのは、本当に悔しい」と話す。

毎日新聞  3月8日
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浪江町が初めて町内で「追悼式」 11日、犠牲者冥福祈る

 浪江町は震災と原発事故から3年となる11日、震災後初めて町内で追悼式を行い、遺族らが古里で震災犠牲者の冥福を祈る。警戒区域などが昨年4月に再編されて町内の一部で日中、区域内に自由に立ち入りできるようになったことなどを踏まえた。馬場有町長は「震災から3年の節目に震災で亡くなった人への尊崇の念と、いまだに消息が明らかでない人が一日でも早く家族の元に帰られることを祈りたい」としている。
 追悼式は午後1時から避難指示解除準備区域にある同町高瀬の如水典礼さくらホールで行われる。遺族ら約200人が出席し、馬場町長が式辞、遺族代表が追悼の言葉を述べる。追悼式に先立ち午前10時30分から同町の南棚塩、請戸、中浜各地区で遺族も参加して県警と合同の行方不明者捜索を行う。

福島民友  3月8日
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歴史と領土の問題、妥協の余地はない…中国外相

 【北京=五十嵐文】中国の王毅ワンイー外相は8日午前(日本時間同日昼)、北京市内で記者会見し、日中関係について、「歴史と領土という二つの原則的な問題で妥協の余地はない」と述べ、沖縄県・尖閣諸島をめぐり対立する日本に譲歩しない姿勢を示した。
 王氏は「日本の一部の人々が侵略の歴史を覆そうとすれば、国際社会は決し
て受け入れない」とも語った。
 一方、ウクライナ情勢について、王氏は「政治的解決」が必要だと強調した。米国と欧州連合(EU)が、ウクライナ南部クリミア半島で軍事圧力を強めるロシアへの制裁措置を決めたことに反対の立場を示したものだ。王氏は「当面の急務は、情勢を一層緊張させないよう冷静さと抑制を保ち、対話と協議を通じて政治的解決の軌道に向かわせることだ」と語った。

読売新聞  3月8日
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報道ステーションより。アメリカの元原子力規制委員のピーター氏

アメリカは20基の建設は中止となり、去年は稼働中の5基が廃炉になった。何が起きたかというと少なくとも米国においては経済の中枢にある力が原子力に対して断固反対したのです。稼働中の原発にさえ反対したのです。

米国は同時に電力市場を経済的競争が起こるよう解放した。米国では現在はベースロード電源の必要量を他の燃料や再生可能エネルギーや出力調整の組み合わせで満たせる。

日本はレベル7の事故起こしても放射能を未だ大気と海洋へ撒き散らし続けておきながら、再稼働推進方針。新しい産業での成長より既得権益を守ることに固執する。成長しないわけです。
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チャンスは
日々を無為に過ごす人を避ける。

自分の目標をしっかり定め、
そこへの道筋を真剣に求めてみよう。

その道筋にチャンスは現れる。
それを素直に掴むだけでいい。

(志茂田景樹  作家 )

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震災から3年 課題への対応 根本復興相、森特命担当相に聞く

根本復興相

森特命担当相 東日本大震災と福島第1原発事故をめぐる課題は、時の経過とともに複雑さと困難さを増す。発生から3年の節目を前に、根本匠復興相(衆院福島2区)と、食品の風評被害対策や男女共同参画などを担う森雅子内閣府特命担当相(参院福島選挙区)に現状認識や解決への道筋を聞いた。(聞き手は東京支社・若林雅人)

◎根本復興相/移転・住宅再建が最優先

 −被災地の課題は。
 「津波被災地では住宅再建が最重要課題だ。ことしは工事が本格化する。来年3月まで200地区に及ぶ高台移転と1万戸超の災害公営住宅の工事を終え、少しでも多くの被災者が住めるよう取り組む。産業やなりわいの再生と集積、自治体による商業施設の整備を支援する」
 −原発事故の影響が続く福島県は。

<帰還へ拠点整備>
 「福島再生加速化交付金を創設し、復興の新指針も策定した。道具立てはそろった。早期帰還が可能な地域では復興拠点を整備して生活の向上と地域振興を図る」
 −震災の風化が懸念されている。
 「今回のような被害が二度とないよう、高台移転などで新たなまちづくりによる復興を成し遂げる。同時に、震災の教訓を次の世代に引き継ぎ、新たな災害に備えなければならない。震災遺構の保存支援や写真、動画などのデジタルアーカイブ支援に取り組む」
 −2020年東京五輪の被災地への影響は。
 「被災者に夢や希望を与え、復興を後押ししてくれると思う。五輪成功のためにも復興を加速させる。被災地で合宿や予選をぜひやってもらいたい。被災地にも観光資源があり、国内外から訪れてもらう絶好の機会になる」
 −復興のための人材や資材が不足しないか。
 「被災地で深刻な入札不調を減らすため労務単価を引き上げ、間接費用を割り増す『復興係数』を導入した。若手技術者確保のため、資格取得の規制緩和も必要だ」
 −福島県では関連死の数が直接死を上回る。

<避難者支援強化>
 「不便な仮設住宅暮らしの多さと長期化が影響している。避難者への健康支援が不可欠だ。巡回保健師の確保や心のケアセンターの設置などの相談事業や孤立防止のための見守り事業などを強化し、総合的に講じたい」
 −被災自治体に望むことは。
 「国と自治体が双方向でスクラムを組むことが大事だ。地域に良いアイデアがあれば聞かせてほしいし、内発的な動きの芽を一緒に育てていきたい。震災発生から3年がたち、官主導から民間の力を活用する段階に移りつつある。官民協働で着実に復興を進める」

◎森特命担当相/風評払拭、正しい知識を

 −福島第1原発事故で風評被害が続く。
 「消費者意識の実態調査を昨年2回実施した。福島など被災県産品の買い控えは依然あるが減少傾向もみられる。第1原発で汚染水問題などが起きるたびに無関係の地域の産品まで買い控えられる例もある。非科学的な消費行動をしてほしくないとの思いはある」
 −対策は。
 「食品と放射能の関係を正しく知ってもらう集会を各地で開いている。買い控え傾向が強い西日本で取り組みを強める。正しい知識を周知するリスクコミュニケーター養成に努めており、これまでに自治体関係者ら約2500人を養成した」
 「風評被害を払拭(ふっしょく)するのは容易でなく時間もかかるが、誠実な取り組みを続ければ消費者が理解してくれると信じている。楽観していないが悲観もしていない」
 −被災地でドメスティックバイオレンスの増加や子どもの精神面への影響が懸念されている。

<DV防止で連携>
 「それぞれのケースの深刻度を十分把握するために、NPOや民間団体と連携して継続的に監視し、見守っていく。救済・支援と予防の両方が必要だ」
 −震災関連の自殺は昨年、対前年で増えた。
 「岩手、宮城、福島の被災3県では特別の予算と態勢で相談事業を実施している。仮設住宅などの巡回や訪問も強化するよう指示している。自殺だけでなく、震災を原因に亡くなる人が増えている。何とか減らしたい」
 −子ども・被災者支援法は対象地域の拡大を求める声が根強い。
 「法案発議者の1人だったが、まずは前進させることが大事だった。さまざまな意見を受け止め、直すべきは直せばいい。避難先から戻る人、戻らない人の生活をそれぞれどれだけ支援できるかに掛かっている」
 −特定秘密保護法で原子力災害の情報が隠される心配はないのか。

<原子力は対象外>
 「法律による秘匿対象ではない。福島第1原発事故時に緊急時迅速放射能影響予測ネットワーク(SPEEDI)の情報が公開されなかったが、大臣や政府機関が恣意(しい)的に隠すことがないよう、ルールと外部チェックの仕組みをしっかり運用したい」
△top
2014年3月8日(土) 歴史、政治、社会
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月8日
53.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
54.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
100.会津藩流罪―故郷を追われた難民からの再出発 復旧・復興に六十年 星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月8日
75.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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「 会津藩流罪」―故郷を追われた難民からの再出発 復旧・復興に六十年
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 来年の大河とあわせて見たい本, 2012/8/2

By 紫 -
この本は来年の大河のガイドとしても、あわせて読みたい本だと思いました。
作者の方がおっしゃる今の福島と重ね合わせてしまうような、
つらい会津藩の境遇についても詳細がかかれていて、新島八重さんのことがより身近に理解できるようになりました。
昔、はやった(品格)系の本のさきがけになった国家の品格でも触れられているような、
すばらしい教育を受けてきた会津藩のこと、そして、(人)は誰しも、立ち上がれる力があることを
この本を読んでいて感じました。

5つ星のうち 5.0 会津人はすごい, 2012/6/3
By 元三 -
日本の近代化にさいし、これほどの悲劇があったのかとおどろく。
涙なしには読めない本である。

5つ星のうち 5.0 「八重の桜」と裏腹に断罪された会津藩士のその家族のゆくえ, 2012/8/22 By 佐藤英之
星亮一さんが「Niche」(ニッチ)28号に書かれた「八重の会津戦争」について読者からお葉書をいただいた。
「NHKの「八重の桜」のコマーシャル番組(20分間)の「八重の桜、戦いは頂点へ」を観ました。ニッチNo.28の星亮一さんの「八重の会津戦争」を以前読んだことを思い出して、再読しました。内容がわかりやすく書かれていましてとてもよかったです」という。
「八重の桜」は、NHKにしてはよく出来た作品で、謎と矛盾がひしめく幕末・維新史を会津藩を舞台に山本八重の生涯を描いているが、八重のその後の転身と新島讓との出会いによって文明開化を謳歌した波乱の人生とは裏腹に、会津藩士とその家族への断罪は想像を絶している。
『会津藩流罪』によって跡付けられた薩長を中心とする明治藩閥政府の弾圧と懐柔と和睦策は、いまなお尾を引いていて、外圧によって近代化を余儀なくされた日本のその後の歴史に大きな影響を与え続けている。今一度、幕末・維新の歴史を再考して欲しい。

by一山、木戸孝允は器が小さい, 2013/7/26
戊辰戦争は日本人同士の内乱である。戦争が終われば、会津人も生活が立ち行くよう配慮すべきだった。長州藩が斗南や北海道においやったのは、不当なことだった。これが正当と考える人がいたならば、誠に不可思議といわざるを得ない。
日露戦争では、乃木将軍も東郷元帥も敵将を遇したではないか。
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痕跡、今も生々しく/過酷な現場ミス誘発/福島第1原発事故

原発事故後、初公開された1.2号機中央制御室。防護マスクで声がくぐもり、ハンドマイクがないと意思の疎通ができない=2月26日

 福島第1原発事故から3年となるのを前に、東京電力が1.2号機の中央制御室を報道機関に公開した。津波で全電源が喪失する中、社員が初期対応に当たった痕跡を残す。汚染水流出などのトラブルも相次ぎ、最長40年と言われる廃炉工程の道のりは険しい。
(福島総局・山崎敦)

<水位メモ残る>
 制御室は広さ800平方メートルで壁に計器類が並ぶ。1、2号機のコントロールタワーだ。事故当時の様子を体験してもらおうと、東電社員が明かりを消した。窓がない部屋は瞬時に暗闇となった。
 その間5秒。社員が手にしたペンライトが計器類の横に殴り書きされた原子炉水位を映し出す。
 「1:24 +130cm」
 時刻に加え、核燃料頭頂部を基準にした水位が記されていた。メルトダウンまでの時間を推定できる重要な情報だ。
 時系列に記された数字を追うと、水位は徐々に上昇していた。1号機原子炉建屋が水素爆発したのは2011年3月12日午後3時36分。水位は低下傾向を示すはずで、計器がその時点で壊れていた可能性が高い。
 放射線量が毎時1ミリシーベルトに達した事故発生時、東電社員41人が現場に残り初期対応に当たった。暗闇の中、命懸けで壊れた計器をメモしていたのかと思うと、やるせない気持ちになった。
 初期対応に当たった作業員は全員、第1原発以外で働いている。「多量の放射線を浴び、第1原発では働けない」(東電)からだという。

<事故後絶たず>
 汚染水を貯蔵する地上タンクエリアに向かった。タンクから100トンの超高濃度汚染水が漏れたH6エリア近くを通る。
 流出は、人為的に配管の弁を開閉し、タンク水位の警報を「誤報」と見誤る二重のヒューマンエラーが引き起こした。
 2号機原子炉の温度計破損、4号機につながるケーブルの破損。ヒューマンエラーによる重大事故が後を絶たない。ケーブル破損では使用済み核燃料プールの冷却停止を招いた。
 取材陣は防護マスクと防護服姿。視界は遮られ、声はくぐもる。スムーズな身動きも封じられる。頭はマスクで締め付けられ、痛み始める。人為ミスの続発は過酷な労働環境が影響している。
 「完全にアンダーコントロール」。取材で原発に入るたび、安倍晋三首相の言葉と現実の隔たりを感じる。

河北新報  3月7日
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風評被害から農業再生へ 郡山に開放型研究拠点が開所

 県は5日、郡山市の県農業総合センターに、東京電力福島第1原発事故による放射性物質の影響や風評被害を受けている本県の農業再生に向け県内各地で実施されている実証実験の成果を一元的に収集・管理し、県内外の農業者などに発信する開放型研究拠点(オープンラボ)を開所させた。
 県は本年度から食料生産地域再生のための先端技術展開事業として、花き、野菜、果樹、畜産、再生可能エネルギーの5分野で13事業を展開。県北、相双、いわきの各地域で実施している実証実験には計54機関が参加し、全国初の試みであるトルコギキョウの周年生産やナシの省力栽培などに取り組んでいる。
 オープンラボは各実証実験の経過や成果を収集し、データとしてまとめて、県内の農業者を中心に発信していく役目のほか、関係者が進行状況を確認したり、情報交換する場としての役割も担う。同日の開所式では佐々木昭博同センター所長が「本県農業を再生していくための研究と同様に、得られた成果を広めていくことに意味がある」と新拠点の役割を語った。
(2014年3月6日 福島民友ニュース)
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「東海」併記法案、知事の署名で成立へ 米バージニア州下院が可決

 【ワシントン=青木伸行】米バージニア州議会は5日の下院本会議で、上院提出の「東海」併記法案を賛成82、反対16で可決した。これにより法案はマコーリフ知事が署名すれば成立し、7月1日以降に州教育委員会が承認する公立学校の教科書に、「日本海」に加え「東海」を併記することが義務づけられる。

 法案の仕掛け人、韓国系団体「韓国系アメリカ人の声」のピーター・キム会長は今後、「日本海」の単独呼称を支持する連邦政府に、方針の変更を働きかけるとしている。

 政府は「米国地名委員会が決定した呼称を使用しており、それは『日本海』だ。1つの呼称だけを使用することが政府の方針であり、これは全世界(の地名)に適用している長年にわたるものだ」(ハーフ国務省副報道官)との立場だ。

 併記法案をめぐる攻防の過程で日本側は、米政府の方針を法案阻止の一つのよりどころとしてきた。韓国系団体が政府に働きかけるのも、このためのようだ。

 文部科学省の検定を基本とする日本とは異なり、米国では公立学校の教科書については、各州や郡の裁量に委ねられている。また、国の生い立ちから州の権限が強く、政府に強制力もない。こうした土壌が併記の動きを広げている。

 歴史問題をめぐる日韓の反目が米国内でも強まり、関係改善を求めている米政府も「憂慮している」(政府筋)。だが、外交とは異なり、「介入」する手立てはないのが実情だ。
産経新聞  3月7日
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中国「強制連行」訴訟 日本政府を集団提訴 訴状受理なら初のケース

 【北京=矢板明夫】第二次大戦中の「強制連行」をめぐる中国での対日訴訟で、新たに河北省の元労働者、遺族12人が6日、三菱マテリアル(旧三菱鉱業)など旧財閥系2社と日本政府を相手取り、1人当たり180万元(約3千万円)の損害賠償と謝罪を求めて同省の唐山市中級人民法院(地裁)に提訴した。
 「強制連行」をめぐっては、北京の原告37人が2月末に今回と同じ2社を提訴。今回は日本政府を被告に加えており、仮に訴状が受理されれば日本政府が訴えられる初のケースとなる。
 原告団を支援する反日活動家、童増氏は、中国人を使役した企業のほか日本政府を被告に加えた理由について、「企業は当時の日本の国策に従っている。日本政府が訴訟対象となるのは当然だ」と説明した。
 前回の北京での提訴を含め、中国の裁判所は一連の対日提訴で処理方針を明らかにしていない。中国の裁判所は実質的に中国共産党の指導下にあり、指導部は国内外の反応や経済への影響を見極めて、受理の可否を判断するとみられる。
関係筋によれば、今回の原告は北京訴訟の原告らと連絡を取り合ってきたが、賠償金額や日本政府を被告とするかで対立し、分離して提訴に踏み切った。北京の法曹専門家は、1990年代から繰り返されている中国での対日提訴で、日本政府を被告に加えた訴訟はすべて門前払いされているとして、「日本政府を対象にすると受理される可能性は低くなる」と指摘した。
 戦時中の「強制連行」で、日本国内の炭鉱などで使役された元中国人労働者や遺族は「数万人」ともされる。日本政府は戦時中の被害に対する請求権問題は国交正常化時に「解決済み」との立場だが、一連の訴訟に刺激を受けて同様の対日提訴が中国国内で連鎖的に広がる可能性がある。

産経新聞  3月7日
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できないことを
数えると辛くなる。

でも今できることを数えれば、
世の中の見え方が
確実に変わります。

( 町 亞聖  埼玉県蕨市出身のフリーアナウンサー。高校生の時に母親がくも膜下出血で倒れ、母の介護をしながら高校を卒業。大学に進
学し、アナウンサーになり、一方で、母親の介護、妹弟の世話のほか、家族のローン返済も背負ってきた)

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  戊辰戦争研究会!
http://boshinken.info
***************** ***集特集原発事故・課題と今後
増え続ける汚染水、残されたままの核燃料、そして奪われた人々の暮らし…いまだ数多くの難題が山積する福島第一原発事故の“いま”を集めました。

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国と東電「地下水バイパス」を漁業者に説明(2014/3/7 22:15)
国と東電は福島第一原発で計画中の「地下水バイパス」運用に向け、7日に福島・いわき地区の漁業者に説明した。汚染水が増える原因の地下水を原子炉建屋へ流れ込む前にくみ上げ、基準値以下の地下水を海へ放流するものだが、漁業者から厳しい意見が相次いだ。

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“原発の頭脳”中央制御室 メディア公開(2014/2/26 19:23)
福島第一原発の事故からまもなく3年を迎える中、事故の発生直後、事故対応の最前線となり、“原発の頭脳”と呼ばれる中央制御室が26日、初めてメディアに公開された。

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規制委「対策が機能せず」汚染水漏れ(2014/2/25 1:31)
福島第一原発のタンクから汚染水が漏れた問題で、原子力規制委は24日、対策が機能していないとして東京電力に管理方法の見直しを求めた。一方、東京電力は、弁が何者かにより操作された可能性があることから、作業員の聞き取りを行うなど調査を続けている。

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福島県田村市都路町の避難指示、4月解除へ(2014/2/23 21:05)
原発事故が原因で、福島県田村市都路町に出されている避難指示について、国と市は23日、4月1日に解除する考えを示した。原発事故による避難指示が解除されるのは初。市は、除染の相談窓口を設置するなど、解除後も支援を続ける考え。

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福島第一原発 汚染水漏れ、100トン流出(2014/2/20 12:21)
東京電力は20日、福島第一原発で汚染水を保管するタンクから高濃度の放射性物質が含まれた汚染水が漏れ、タンクを囲うせきから約100トン流れ出たと発表。海への流出はないと考えているということで、原因について弁を閉め忘れた可能性を挙げた。

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廃炉などの専門的技術持つ米企業と商談会(2014/2/19 11:32)
福島第一原発の廃炉や除染作業について、汚染水処理や除染に関連した商品や技術を持つ米国企業26社が来日し、商談会「日米廃炉・除染福島復興フォーラム」が行われている。日本からは約50の企業が参加し、除染や廃炉技術で日米の連携を深める方針。

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中間貯蔵施設、2町に集約を〜福島知事(2014/2/12 21:36)
除染で出た廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐり、福島・佐藤知事は12日、石原環境相を訪れ、楢葉町を除いて施設を双葉町と大熊町に集約するなどの計画見直しを要請。楢葉町には汚染レベルの低い廃棄物の管理型処分場を設置する案で地元の了解を得ている。

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最終処分場建設、42団体が反対 加美町(2014/2/10 21:59)
原発事故による指定廃棄物の最終処分場候補地の一つの宮城・加美町では、処分場建設に反対する会が立ち上げられた。農協など42団体で構成され、10日の初会合では出席者から「建設されれば風評被害は必ず起こり、影響は甚大」など反対する声が相次いだ。

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大和町議会“反対”意見書を環境省に提出(2014/2/5 23:44)
原発事故による指定廃棄物の最終処分場を巡って、候補地の1つが町内に示された宮城・大和町の町議会議長らが5日、王城寺原演習場に隣接することや町の簡易水道の水源が近いことなどから、4日の町議会で採択した建設反対の意見書を環境省に届けた。

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福島・広野町と川内村、賠償拡充を要望(2014/2/5 23:39)
福島第一原発事故で避難生活を余儀なくされている福島県の広野町と川内村の町長と村長が5日、福島第一原発事故で「避難指示区域」「緊急時避難準備区域」になった2つの区域で賠償の差が大きいこともあり、損害賠償の拡充を求める要望書を経産省に提出した。

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中間貯蔵施設2町集約、見直し求める〜知事(2014/2/4 22:10)
除染で出た汚染廃棄物を保管する「中間貯蔵施設」をめぐり、国は福島県の大熊・双葉・楢葉の3町に中間貯蔵施設の設置を求めているが、佐藤県知事は、大熊、双葉の2町に施設を集約するよう国に計画見直しを求める考えを示した。

[全文を読む]
福島第一の地下水、海への排水で基準値提示(2014/2/3 21:33)
東京電力は、福島第一原発の汚染水対策として、敷地内の地下水を海に排水する際に基準とするセシウムなどの放射性物質の濃度を示した。国が定める排水許容限度の2割程度の値を基準値としており、今後、漁業関係者などの理解が得られ次第、排水を始める考え。

[全文を読む]「韓国軍のベトナムでの性暴力、謝罪を」元慰安婦ら会見
朝日新聞デジタル 3月8日(土)0時33分配信

 韓国人の元日本軍慰安婦と支援団体代表らが7日、ソウルで記者会見し、ベトナム戦争に参戦した韓国軍による「ベトナム人女性に対する性暴力や民間人虐殺」について、「韓国政府が真相を究明し、公式謝罪と法的責任をとるように」と訴えた。

 会見した元慰安婦らは毎週水曜、ソウルの日本大使館前で「日本政府の公式謝罪と賠償」を訴え続けている。支援団体関係者が2月にベトナムを訪れ、ベトナム戦争時に韓国軍から性暴力を受けた女性や、その子供らと面会。女性たちは「社会で蔑視され、苦しい生活を余儀なくされている」と訴えたという。

 元慰安婦の金福童(キムボクトン)さんは「同胞が犯したことは韓国政府が解決すべきだし、知らないふりはできない」。支援団体の尹美香(ユンミヒャン)代表は「私たちが望むのは慰安婦の悲劇が繰り返されないことだ。日本政府に求めるだけでなく、我々自ら平和をつくりたい」と話した。

 韓国軍のベトナム戦争参戦時の行為に関しては、故・金大中(キムデジュン)大統領が2001年のベトナム訪問時の首脳会談で「ベトナムの人々に苦痛を与えたことを申し訳なく思う」と述べた。(ソウル=中野晃)
.朝日新聞社
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2014年3月7日(金) 歴史、社会、政治
無人の町の"じじい部隊"

※NHKサイトを離れます

2014年3月7日(金)
午後10時00分〜10時49分総合


災害福島第一原子力発電所が立地する大熊町。全町避難が続く帰還困難区域を、今日も“七つ道具”を積んだ軽トラックが走る。防護服に身を包んだ6人の男達が、道をふさぐ倒木をチェンソーで切り分け、住宅街を這いずるマムシをスコップで退治する。手作りの試験圃場(ほじょう)で稲を育て、果物や魚をとりセシウム値を測る。
白髪や禿(はげ)頭の6人は、町役場の総務課長や復興事業課長、出納室長ら、この春退職したばかりの町の最高幹部たちだ。平均年令60才の自称じじい部隊≠ヘ、最後のお勤めとして、4月、原発を一望するダムの畔に役場現地事務所を開設して、無人の町の留守を守ろうと自ら赴任した。
除染、中間貯蔵施設建設、汚染水問題、帰還に向けた施策…、様々な課題が山積する大熊町。仮設住宅に住む住民の苦悩は伝えられても、出入りに制約がある帰還困難区域の現状は断片的にしか知られていない。だが、6人の日々の活動を追うと、原発事故後3年目の今、町がどのような姿になりどんな問題を抱えているのか、その全貌が見えてくる。
最高幹部としてのデスクワークから解放され、立ち入りが困難だった故郷を自由自在にまわる男達。現場を一番良く知る立場で町の復興への道筋を探っている。番組ではじじい部隊≠フ苦闘を紹介。無人の町の今を伝える。



帰還困難区域(旧警戒区域)の現場にテレビカメラが初めて長期にわたって入り、継続取材したドキュメント。厳重にゲートで閉ざされた福島県大熊町。退職したばかりの町の元最高幹部たち6人からなる自称“じじい部隊”が、無人となった町を飛び回る。防護服に身を包み、防犯・防火のパトロールを行い、一時帰宅の住民を扶助、除染作業を監視し、山川でセシウム値を計測…。将来の住民帰還が不可能にならないよう、「無人の町」の留守を守り、町の復興・帰還計画をけん引しているのだ。「全員帰還」から「移住支援」に舵を切り始めた政府。「帰還」VS「移住」に分かれる住民。苦しい状況の中、今日も自ら最前線に立つ元最高幹部たち。番組では、四季を通じて“じじい部隊”の活動を追いながら、これまで断片的にしか伝えられてこなかった帰還困難区域の全貌と現状を伝える。
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会津戦争全史 星亮一著 ここに《日本人の戦争》の原点がある
[評者]野口武彦(文芸評論家)  [掲載]2005年11月13日   [ジャンル]歴史 

著者:星亮一  出版社:講談社 価格:¥ 1,680

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 会津戦争を原点にすると、《日本人の戦争》が見えてくる。
 幕末会津藩の悲運は、輝ける明治維新の暗い裏面として、正史では隅っこに追いやられてきた。皇朝史観であれ、進歩史観であれ、戊辰戦争を「正義の戦争」と見る立場からは歴史の経常支出と見なされるこの内戦は、著者にいわせれば「日本近代史の汚点」であった。
 鳥羽伏見戦争で「朝敵」とされた会津藩主松平容保(かたもり)は、国元に帰って謹慎し、謝罪を申し出たにも拘(かか)わらず、薩長政権はそれを無視して、(1)容保の斬首、(2)会津若松開城、(3)領地没収の三点を要求して譲らない。会津の窮境を見かねた東北諸藩は連帯して奥羽越列藩同盟を結成し、足かけ二年にわたる戦乱の幕が切って落とされるのである。
 新政権軍の攻勢で列藩が次々と脱落するなか、孤立して戦った会津藩がついに力尽き、若松落城を迎える悲劇は、これまで独特の怨念(おんねん)と敗者の美学にいろどられて語り継がれ、本書でもクライマックスになっている。
 類書は多い。著者自身もこの題材で何冊か書いている。旧怨(きゅうえん)は消えないし、また忘れるべきでもない。問題はいかに相対化するかである。本書の新機軸は、会津戦争を受難と被害の視点だけからでなく、普遍的な《戦争と日本人》という論点から眺め直している点にある。
 判明している戦死者は二千四百七人。これには農兵・人夫・「官軍」にレイプされて殺された女性が数えられていない。新政権軍の兵士は、相手が弱者と見ると徹底的にいたぶる軍隊だった。
 勝者の暴虐はもとより、敗者の側も批判をまぬかれない。行間からは敗北を必要以上に悲惨にした会津藩上層部への怒りが、まるで今日の出来事のようにたちのぼってくる。優秀な銃隊に向かって槍隊(やりたい)が突撃するしか戦法がなく、老人隊が前線に出て戦い、少年・婦女子が参戦して自害する。これは無能な指導部による《本土決戦》だったのである。
 東北人の著者が、奥羽越列藩同盟をアメリカ南北戦争における北軍になぞらえる意地の張り方にも敬服する。
 [評者]野口武彦(文芸評論家)
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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月7日
57.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一
65.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
75.大鳥圭介―幕府歩兵奉行、連戦連敗の勝者 (中公新書)星 亮一
81.会津藩VS長州藩 (ワニ文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月7日
63.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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「会津藩VS長州藩―なぜ“怨念”が消えないのか」 (ベスト新書)

20 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 とても良かった
現在でも、会津人と山口県人の壁は高いと言うか歴史を超えて友好を結べていない。同じ日本人なのに…と思う反面、自分も東北人だから長州の事を許せない気持ちも少し有る。だが、この本の筆者は、本の結びとして友好(和解)を促している所が、ただの『恨み』で終わって良いのか?と読者に語りかけ、質問している様に思えた。戊辰戦争(会津戦争)を再度考えさせられ、また、新しく長州との関係を考えさせられる本であった。
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被災3県、再建にめどは14% 資金難の仮設商店街

 東日本大震災後に岩手、宮城、福島3県で開業した仮設商店街のうち、本格的な店舗で再建するめどが立っているのは14%にとどまることが6日、共同通信のアンケートで分かった。資金調達の難しさや、津波浸水地のかさ上げ事業などの遅れでまちの将来像が定まらないことが主因だ。
 観光客や復旧工事関係者の減少などで、過半数は開業時より売り上げが縮小。早い所では今春以降、施設の撤去期限を迎えるが、苦境は色濃く、市街地のにぎわい再生に影を落としている。
 アンケートは2月、3県沿岸部の市町村などが把握する70商店街の代表者を通じて実施。81%の57商店街が回答した。

共同通信  3月5日
----------------------------------------------------------------富岡にメガソーラー シャープが東北で初 原発事故後初の企業進出
 シャープは、東京電力福島第一原発事故で全町避難が続く富岡町に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を新設する。同町への原発事故後初の企業進出となる。同社が東北地方でメガソーラー事業を行うのも初めて。平成27年6月の運転開始を目指す。5日、郡山市で開かれた町議会全員協議会で町が明らかにした。
 町と同社によると、建設予定地は町内本岡の富岡工業団地で、3.1ヘクタール事業用地に、2190キロワット(2メガソーラー)の発電設備を建設する。年間発電見込み量は230万2千キロワット時で、一般家庭約600世帯分に相当する。東北電力に全量売電する。発電事業期間は完成後20年間。
 4月にも町と基本協定を締結し、町民への説明などを経て12月にも土地賃貸契約を結ぶ予定。その後、発電所建設工事を進める。町には富岡工業団地の借地料や固定資産税が収入として入る。同社は町の復興に向け、協力金を支払うことも検討している。
 同社の担当者が5日の町議会全員協議会に出席し、事業計画を説明し、売電益を活用して地域に貢献する方針などを示した。


( 2014/03/06 08:50 カテゴリー:
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原発停止で海に生き物戻る 佐賀・玄海、温排水減少で [佐賀県]

原発稼働中の2006年2月26日に撮影した海中。キビナゴの大群が回遊し、海底の岩肌はむき出しになっている(浪口志郎さん撮影のビデオより)
原発停止中の14年2月26日。海底の岩場には海藻が自生し、ナマコの姿もみられる(浪口志郎さん撮影のビデオより)
 運転停止が続く九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)のそばの海域で、生態系が変化している−。独自に潜水調査した地元のダイバーが明らかにした。キビナゴやギンガメアジなど南方系の魚がいなくなり、稼働時には見られなかったコンブ科の海藻が育っているという。研究者は「原発からの温排水による海水温の上昇が止まり、本来の生物が戻ってきた」とみる。
 調査したのは佐賀県唐津市のダイビングショップ経営浪口志郎さん(67)。2月26日、玄海原発1、2号機の放水口から沖に約5メートルの海中をビデオ撮影。原発が4基とも稼働していた2006年の同じ日に、同じ場所で撮影した映像と比較した。
 8年前はむき出しだった岩肌には、南方系の魚が好んで食べていた海藻が育ち、海底にはナマコやアワビ、サザエも。泳ぐ魚はメジナやクロダイなど周辺の海域とほぼ同じだった。
 九電によると、原発ではタービンを回す蒸気の冷却に海水を使い、その過程で最大7度上昇した水を海に戻す。原発稼働時の温排水放出量は1、2号機で毎秒74トン、3、4号機は同164トン。原発停止中も使用済み核燃料を冷却させるが、温排水の量は少なく、温度も海水とほぼ変わらない。
 京都大学舞鶴水産実験所長の益田玲爾准教授(魚類心理学)は「原発稼働時、近くの海水は周辺より約2度高い。関西電力高浜原発(福井県)のそばに潜っても、南方系の毒ウニが死滅し、特産のムラサキウニが増えていた」と話す。

西日本新聞  3月5日
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全人代で歴史認識牽制の中国に菅長官反論「日本は逆行せず」 対抗路線鮮明に 

 中国の李克強首相が5日開幕した全国人民代表大会で、歴史認識などで安倍晋三政権を批判したことに対し、菅義偉官房長官は同日の記者会見で「わが国は歴史を逆行することはあり得ない。戦後、一貫して自由と平和と民主主義の道を歩んでいる」と反論した。菅氏は中国の軍事費増強と対照的に、日本の防衛費が抑制されていることも強調。日本批判を積極的に展開する中国に真正面から反論し、誤ったイメージの拡大を防ぐ姿勢を示した。

 菅氏は、中国の国防予算が前年実績比で12・2%増となり、4年連続で2桁の伸びを示したことを「中国の国防政策や軍事力の透明性の欠如が国際社会の懸念事項になっている」と厳しく批判し、透明性の確保を求めた。

 さらに菅氏は中国の軍拡路線を逆手に取り「日本はまさに透明性の中で歩んできた。日本の防衛費はたった0・8%の増額で、(国際社会に)理解してもらえる」と訴えた。

 昨年末の首相の靖国神社参拝以降、欧米メディアでは安倍政権について「右傾化している」などと批判的に報じる動きが広まっている。背景には、事実に基づかない中国の海外での積極的な広報戦略の影響があるとみられる。

 政府は今年に入り、事実誤認や一方的な見解に基づく中国の主張には逐一反論する方針を徹底。日中首脳会談の展望が見えない中、当面は「言論戦」で対抗する路線を堅持する方針だ。
  3月5日
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日本一のマグロ漁師の話を本で読んだ。

マグロが釣れるかどうかは
漁師が決めることはできない。
だから、その漁師は
結果にこだわらないようにしているという。

その代わり、網の手入れや船の整備、
体調管理を常に怠らない。
つまり、自分にできることだけに集中するのだ。

自分では制御できないことについては考えない。
だからこそ、精神集中ができるのだという。
( 小倉広  経営コンサルタント)

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***************** <JA全中>大規模農業に重点支援 自己改革原案
毎日新聞 3月7日(金)7時30分配信

 全国農業協同組合中央会(JA全中)が策定作業をしているJA改革案の原案が6日、明らかになった。7日に発表する。政府が進めようとしているJA改革に先駆け、JA全中は自主的に自己改革案を取りまとめる構えで、原案には大規模農業経営者を重点的に支援することや、企業との提携強化で販売ルートを多角化することなどを盛り込んだ。

 自己改革案は「JAグループ営農・経済革新プラン」で、数値目標を盛り込んだ5カ年計画として4月に公表する予定。原案では、水田20〜30ヘクタール規模の農業法人が相互に連携し、広域農業の実現を目指すことを強調。後継者不足を補うため、全国にJAが出資する農業法人を設立し、地域の農業を支える農家を育成する。また、規模拡大などを支援するため「全国基金」を創設し、金融支援を強化する。ライスセンターなど流通・加工施設を再編し、流通コストの低減を目指す。

 販売面では、卸売市場を介さずに流通・加工業者に販売する契約生産や、消費者への直接販売など販売ルートの多角化を支援する。今後は大手スーパーなどへの直接販売が広がる可能性もある。また全農による海外直営レストランの展開を足がかりに輸出拡大を目指すほか、大規模農業経営者や食品市場のニーズを踏まえた事業運営を行うため「より開かれた組織運営」に向けた改革に取り組む。

 安倍政権はJA改革を、コメの生産調整(減反)廃止に続く第2弾の農業改革と位置づけている。政府の規制改革会議が既に実施しているJA改革の議論では、JAグループの中で農業者以外の組合員が過半数に上ることや、金融事業の比重が拡大していることを問題視。政府はJAグループが営農指導や市場開拓に自ら取り組むなど「農業者への奉仕」の原点回帰を目指すよう促す意向だ。

 これに対し、JA全中の原案は、農業者以外の組合員の扱いや、都道府県レベルや全国レベルの系統組織が抱える事業運営の非効率さをいかに改善するかなどの課題には取り組んでいない。広域農業の実現などは既に政府が成長戦略で示している内容で新鮮味に欠ける。政府が目指す原点回帰が進むかは極めて不透明で、政府からは「踏み込み不足」との批判が上がる可能性が高い。【中井正裕】

 【キーワード】JAグループ

 農業協同組合(JA)は農家の相互扶助を目的に設立される非営利の協同組合で、2013年4月現在で全国に計703組合がある。10年度の組合員数は正組合員472万人、農家以外の準組合員497万人の計969万人。JAが手掛ける事業は、農産物の集荷・販売や農機具・肥料などの提供を行う「経済事業」、貯金や貸し出しなど金融サービスを行う「信用事業」、生命共済や損害共済などを扱う「共済事業」。事業ごとに都道府県レベル、全国レベルの系統組織があり、これらを総称してJAグループと呼ぶ。経済事業の全国組織が全国農業協同組合連合会(JA全農)。JAの指導や監査を行う組織が中央会で、全国レベルで全国農業協同組合中央会(JA全中)がある。 

■JAグループの自己改革案のポイント■

【大規模経営への支援強化】

・水田20〜30ヘクタールの農業法人が連携する広域営農を目指す

・JAが出資する農業法人を全国に設立

・全国基金を創設し、規模拡大や法人設立を支援

・流通、加工施設を再編し、流通コストを低減

【新たな販売方式の確立】

・全農と企業との資本提携を拡大

・契約生産や直接販売の取り組みを支援

・JAグループによる輸出を拡大

【組織運営改革】

・迅速かつ柔軟な業務執行のための体制強化

・外部のニーズを事業に反映できる組織運営を目指す
.【関連記事】
【実証研修農場】JA全農山形が起工 転作に活用 園芸産地、拡大へ 山形
<減反廃止>決定 コメ強化、道険し 農地集約が急務
<コメ減反>見直し5割「反対」 政策転換に否定的な見方 農家意向調査中間まとめ 秋田
<減反>「5〜10年後に廃止」 農地集約へ、改革案−−政府・自民検討
<TPP>頓挫の危機…合意また先送り
最終更新:3月7日(金)7時30分

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2014年3月6日(木) 歴史、社会、政治
北日本は7日にかけて大荒れに 暴風雪に厳重警戒
ウェザーマップ 3月6日(木)5時12分配信

6日午後9時の予想天気図。低気圧が急発達し、冬型の気圧配置が強まる見込み。
 低気圧が急速に発達しながら三陸沖から北海道の東を北上するため、きょう6日からあす7日にかけては、北日本で雪を伴った暴風が吹き荒れ、大荒れの天気となるおそれがある。

 日本付近は冬型の気圧配置が強まるため、日本海側では広く雪となり、特に北日本では雪を伴った非常に強い風が吹く。

 あす7日にかけては、北海道と東北の日本海側で瞬間的に30メートルから35メートルの暴風が吹くと予想され、海はしける見込みだ。気象庁は、暴風や猛ふぶきによる交通障害に警戒し、高波に注意するよう呼びかけている。
.最終更新:3月6日(木)5時12分

☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月6日
41.奥羽越列藩同盟 (中公新書)星 亮一
42.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
80.戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月6日
46.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一
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レビュー対象商品:「偽りの幕末動乱」 (だいわ文庫) (文庫)
23 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 幕末動乱の流れがよく分かる、お薦めの一冊!, 2009/6/5 By やちよ -

明治維新は、薩長の歴史である。そのことを思い知らされた一冊である。
私は、安政の大獄を断行した井伊直弼を評価していなかった。
しかし、この考えがくつがえることになる。
『直弼を弁護したのは、海舟である。「あの男は立派だったよ」』
という意外な一行がでてくる。これは、深く私の心に響いた。
「安政の大獄は過酷な面もあったが、これを断行して開国を進めた
直弼は卓越した行動力の政治家だった」ということが理解できた。
物事を正確に判断するということに導いてくれた本書は、私には
記念に残る一冊になったように思う。

「当時の日本人は、この暴挙に拍手喝采を送った。痛快であれば
それでよしという風潮だった。勤皇・勤皇と人々は酔いしれた」とある。
当時の国民意識が、この一行でよく分かる。
このような事実を見事に表白した文章の切れが随所に出てくる。
「松平慶永、この人はいつでも第三者だった。肝心なときに姿を消していた。
そういう人が生き残るのが世の常というのは寂しい話である」というスパイスの
きいた人生訓、そして、引用文が的確に引用されている。

特に熱の入った、後半の盛り上がりがよい。
「会津藩は江戸に一大勢力を持っており、、、これだけの処遇を受けている
以上、京都守護職に選ばれるのもやむを得ぬことだった」とある。
会津藩が京都守護職に選ばれた経緯がよくわかった。

「薩長はイギリスに支援をあおぎ、幕府はフランスの支援を受けていた。
尊皇攘夷どころではない。日本はフランスとイギリスが入り乱れてどちらが
勝つかの、いわば代理戦争になっていたのである」...正に、本の題名の
「偽り」の真意がここにある。

幕末動乱の流れがよく分かった。歴史の醍醐味を感じ取る上で格好の書籍である。
幕末の歴史の奥深さを教えてくれた本書に深く感謝したい。
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汚染土壌を積み替え 中間貯蔵施設、車両集約へ

 県内の除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設をめぐり、環境省は4日、施設から遠い仮置き場から汚染土壌などを運ぶため、小型・中型車から大型ダンプやトレーラーなどに積み替える場所を設ける計画案を示した。1台で運べる量が多い大型車に集約して幹線道路の交通量を減らし、輸送の効率化と安全確保を図るとした。しかし、積み替え場を確保する主体は示さず、放射性物質への住民不安から仮置き場確保も難しい中で新たな課題になる可能性がある。
 都内で開いた輸送方法の有識者検討会で示した。環境省の計画案では、市町村が確保した仮置き場のうち小さな所は接続道路が狭く、小型・中型車しか入れないため中継地点を設け、大型車に積み替える。遠距離でも仮置き場が大きく、大型車が入れる場合は直送する。施設近くの仮置き場は小さくても積み替え時間を省いて直送する。

福島民友  3月5日
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米海軍の6割、太平洋に配備…中国の進出に対抗

 【ワシントン=今井隆】米国防総省は4日、「4年ごとの国防計画見直し」(QDR)を発表し、アジア太平洋地域を重視するリバランス(再均衡)政策を堅持することを表明した。
 中国の海洋進出に対抗するため、2020年までに米海軍の装備の6割(現在は5割程度)を太平洋地域に配備し、日本における米海軍力を強化することなどを盛り込んだ。
 米国や同盟国に対する「脅威」として、北朝鮮とイランを明記。北朝鮮の核・ミサイル開発は、朝鮮半島や北東アジアだけでなく、米国への「直接の脅威」となってきていると指摘した。
 今回のQDRは、12年1月にオバマ大統領が発表したアジア太平洋地域を重視する国防戦略をおおむね踏襲した。その上で、国防予算の制約から米軍の規模縮小が迫られる中、新たな課題に対応するために米軍の兵力構成を見直しつつ、抑止力を維持する方針を示してある。

読売新聞  3月5日
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PM2・5汚染 中国の排出源対策が急務だ(3月5日付・読売社説)

 中国で大気汚染が深刻の度を増している。主因の微小粒子状物質(PM2・5)は、海を越えて日本にも大量に飛散しているとみられる。
 PM2・5の発生を抑える対策は待ったなしである。
 PM2・5は、直径2・5マイクロ・メートル(1マイクロ・メートルは1000分の1ミリ)以下の物質の総称だ。スギ花粉の10分の1ほどの粒子で、吸い込むと肺の奥まで入りやすい。ぜんそくや気管支炎などの原因になるとも指摘される。
 北京市では2月26日、PM2・5の大気中濃度が、1立方メートル当たり500マイクロ・グラムを超えた。日本国内で自治体が住民に注意喚起をする濃度は70マイクロ・グラムだ。中国の汚染の深刻さが分かる。
 公的研究機関の上海社会科学院は、北京の状況について、「居住に適さないレベルに近づいている」と警告した。北京以外の地域でも汚染が悪化している。
 PM2・5急増の原因は、石炭を燃やす際に生じる煤煙ばいえんや自動車の排ガスだ。習近平国家主席は先月、濃霧の北京市内を視察し、工場での石炭使用の抑制や自動車の利用規制などを指示した。
 中国政府はこれまでも、大気汚染対策の実施を表明してきたが、大きな改善はみられない。多くの生産現場が、環境問題よりも目先の利益を優先し、規制を無視してきたということだろう。
 5日に開幕する全国人民代表大会では、大気汚染問題も重要テーマになる見通しだ。抜本対策に着手する契機としてもらいたい。
 日本や韓国が中国からのPM2・5の影響をもろに受けるのは、偏西風が強まるこれからの時期だ。北京の汚染濃度が500マイクロ・グラムを記録した同じ日、西日本と北陸などで濃度が上昇し、10府県が住民に注意を促した。
 石原環境相は、主な要因に「中国からの越境汚染」を挙げた。
 環境省と各自治体は今後とも、住民にきめ細かい情報を迅速に提供していくことが重要だ。
 注意喚起がなされたからといって、直ちに健康被害の危険があるわけではない。不要不急の外出を控える。窓の開閉や換気は最小限にとどめる――。住民は冷静な対応を心がけてほしい。
 呼吸器や心臓に病気がある人や高齢者、子供の体調管理には、十分に留意せねばならない。
 日中韓の担当者は今月、PM2・5対策を協議する政策対話を北京で行う。観測情報を共有するほか、中国に対し、排出抑制策の強化を求めることが肝要だ。

読売新聞  3月5日
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人生には必死にならないと
できないことがあり、

とことん頑張り、
辛苦を含めた経験で乗り越えた時、
素晴らしい世界が広がっている。

( 有森裕子  マラソン選手)

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2014年3月5日(水) 歴史、社会、政治
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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月5日
47.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
67.会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡 星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月5日
29.敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書)星 亮一

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「偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実」 (だいわ文庫)  星 亮一著
92 人中、67人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 歴史の裏を知る面白さ!, 2010/1/2
レビュー対象商品: 偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) (文庫)

戦勝者に人はなびきます。そうした人達は敗戦者の会津を見放しました。
しかし、会津はみずからの正義を訴えるために死をかけて戦いに臨んだのです。
なぜに私達が朝敵なのですか。いまは見捨てられても、必ずや歴史が証明してく
れる。「そういう思いで、会津藩兵は戦場に向かい、白虎隊の少年達も自刃しま
した」

御所に向かって発砲した長州が許され、どうして天皇擁護の会津が朝敵とされた
のでしょう。京都守護職の松平容保は、天皇から絶大な信頼を受けていたではありませんか。
以前から私が知りたいことでした。
本書は、そうした疑問に懇切丁寧に解説してくれています。

薩摩や長州といった幕末史の主な人物の紹介が的確にされ、分かり易く整理して
あります。当時の世相をよく理解でき、難なく読み進められました。 

容保は岩倉具視のような政略に富んだ政治家ではありません。
会津は最後まで一丸となって闘いました。
会津士族は命を懸けて君主に尽くしました。
会津女性の強さに驚嘆します。
「会津ならではの倫理、道徳、美学があった」
畳み掛ける文章が胸に迫ります。

坂本龍馬に重要な役回りのあったこと、そして薩摩土佐盟約の存在を
本書で初めて知りました。
悲惨極まりない会津処分は小心な木戸孝充によるものだったのですね。

本書には薩長が知られたくない多くの「真実」が書かれています。
歴史はその裏を知ってこそ面白いですね。
とても読み応えのある一冊でした。
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73歳ムードメーカー高校卒業 福井の男性、生徒会副会長も務め

 福井市河水(こうすい)町の服部悟(さとし)さん(73)が2日、道守高を
卒業した。70歳で入学し、2年生から生徒会副会長としてあいさつ運動を盛り
上げ、孫ほど年の離れた同級生からムードメーカーとして慕われた。「年寄り扱
いせず受け入れてくれた仲間に感謝の気持ちでいっぱい」と、門出の日に笑顔が
輝いた。今後は放送大学で学ぶことを決めており、なお向学心に燃えている。
 服部さんは福井地震で父親を亡くし、明倫中卒業後すぐに大阪に働きに出た。28歳で帰郷、職場を替えながら70歳まで勤め上げた。60歳を過ぎて一度退職した際に時間を持て余し気力がなえた経験から、高校へ通うことを決めた。
 4年制の普通科通信制課程に入学、毎週日曜に登校し学んだ。自動車の整備や検査の資格を持ち、国語や数学は苦労しなかったが「英語はほとんど習ったことがなく、一番きつかった」。陸上部に入り、体育の授業も大張り切りだったが、体を心配した教員に止められたこともあったという。
 生徒会副会長に就いた時、あいさつができない生徒が多かったことから「あいさつ運動」を企画、早朝に生徒玄関に立ち自ら声を掛けた。「皆に笑顔が出るようになり、普段も声を掛けてくれるようになった」と喜ぶ。
 同級生で生徒会長の渡辺将吾君(19)は初め、年齢の離れた服部さんの存在に驚いたという。共に過ごした日々を振り返り「服部さんに生徒会活動を引っ張ってもらった。先生よりも経験豊富で、なんでも相談できた」と尊敬の目で見つめた。
 服部さんはこの日の卒業式で定時制、通信制合わせて121人を代表し答辞を読み上げた。妻みす江さん(67)や孫も晴れの日を見守った。「同級生から懇親会の誘いがある。(卒業後も)まだまだ遊んでもらえるかな」とにんまり。娘に中国人の友人ができたことがきっかけで、放送大学では中国語を学ぶ。
 若者と4年間過ごし、「今の若いもんは」と言っていたことを反省しているという服部さん。「素直な子ばかり。外見だけで判断していた私の考えを変えてくれた同級生に感謝している」と目を細めた。

福井新聞  3月3日
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「アンネの日記」 「知の遺産」に対する蛮行だ(3月4日付・読売社説)

 誰がどのような目的で行ったのか。許すことのできない蛮行である。
 東京都内などの図書館や書店で、ナチス・ドイツによるユダヤ人への迫害を伝える「アンネの日記」や関連書籍が破られる事件が相次いでいる。被害を受けた本は、300冊を超える。
 菅官房長官が「わが国として受け入れられるものではなく、恥ずべきこと」と、強い不快感を示したのは当然である。
 警視庁は器物損壊事件として異例の捜査本部を設置し、犯人の割り出しを急いでいる。
 一連の事件は、単なる器物損壊では片づけられない。歴史の汚点を直視し、偏見に基づく差別を克服しようとしてきた人類の努力を踏みにじる行為だからだ。
 「アンネの日記」は、第2次大戦下のオランダで、ナチスの強制連行から逃れるため、家族と共に隠れ家で生活したユダヤ人少女、アンネ・フランクが残した手記だ。不安、恐怖と共に未来への希望がつづられている。
 日本でも多くの人々に読み継がれてきた。2009年には世界記憶遺産にも登録された。
 「アンネの日記」のほか、第2次大戦中、駐リトアニア領事代理だった杉原千畝の関連書籍なども被害を受けた。杉原は、ナチスから逃れたユダヤ人難民6000人に自らの判断で日本通過のビザを発給したことで知られる。
 事件について、米国のユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は「深い懸念」を表明した。虐殺犠牲者の記憶を侮辱する組織的試みがあるのではないか、とも指摘している。
 日本に対する誤った認識が世界に広がらないか、心配だ。
 米国や韓国などの一部メディアは、「日本の右傾化」と関連づけて報じている。ヒトラーを礼賛するような、ネット上の極めて限られた言説などを根拠としているが、的外れな論調である。
 日本は、戦前も含め、反ユダヤ政策に同調したことはない。
 在日イスラエル大使館には、日本国民から謝罪や励ましの電話、メールが多数寄せられている。
 大使館でも「被害は悲しいが、日本のみなさんから温かく励ましの言葉をもらった」と感謝の意を表し、被害を受けた図書館に約300冊の本を寄贈した。
 図書館は、知の資産を市民に提供する場である。都内の図書館では、自衛策として関連図書を職員の目が届く場所に置いている。事件の早期解決を望みたい。

読売新聞  3月4日
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今の時代、厳しくつらい立場に
いる人も多いですよね。

そういう人は、とにかく
何か楽しみを見つけるといいと思う。

絵を描くことでも、
楽器を演奏することでも、
何でもいい。

月に一回でも
「ワクワクすること」があると、
張り合いになるし、
日々の暮らしも少し明るくなる。

( 八代亜紀  歌手)

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2014年3月3日(月) 歴史、社会、政治
☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月3日
50.新選組を歩く―幕末最強の剣客集団その足跡を探して 星 亮一, 戊辰戦争研究

91.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫) 星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月3日
88.白虎隊と会津武士道 (平凡社新書)星 亮一
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「井伊直弼―己れの信念を貫いた鉄の宰相」 (PHP文庫) 星亮一   レビュー
シュラフ
「桜田門外ノ変」で暗殺された大老・井伊直弼の生涯。日米修好通商条約の締結、遣米使節の派遣など豪腕であった。当時、日本を取り巻く環境は厳しく国の舵取りを一歩間違えば欧米諸国の植民地にされかねないという危機にあった。現代からみれば日米修好通商条約の締結やむなしと思えるが、孝明天皇の勅許を得なかったことが攘夷派の強い反発をかった。後の「安政の大獄」と「桜田門外ノ変」につながる。本来であればもう少し評価されてしかるべきだが、「安政の大獄」のおどろおどろしさや薩長派閥の影響もあり評価が低すぎるように思われる。
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秘密で終わらせない ビキニ水爆実験60年

 一九五四年、太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で米国が行った水爆実験で静岡県焼津市の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」などが被ばくした悲劇から、一日で六十年。事件は今も未解明な部分が残る。日本が米国から原子力を導入する時期と重なり、日米は全容を解明しないまま早期幕引きを図った。今も事件を追う藤枝市の元高校教師枝村三郎さん(75)は、一度隠された真相を浮かび上がらせる難しさを痛感し、昨年成立した特定秘密保護法にも警鐘を鳴らす。 (神谷円香)
 焼津漁協が事件当時記録した「放射能汚染魚の廃棄数量」の一覧。焼津漁業資料館の倉庫に眠っていたこの未発表資料を、枝村さんは焼津市史編集委員を務めていた二〇〇〇年に見つけた。国が放射能検査をした五四年三〜十二月、船ごとに廃棄した魚の種類、量、漁獲した場所が詳しく書かれていた。
 第五福竜丸以外にも百十二隻が計約四十六トンのマグロやカツオを捨てていた事実を、枝村さんは〇五年に市史や論文で公表した。今年二月に自費出版した「水爆と第五福竜丸−隠された事件の真相」にも、独自に調べた船の所属港を加えて載せた。
 ただ廃棄処分を免れるため、焼津など検査がある五港を避けて他港に入った船の詳細な実態は謎のままだ。被ばく船は延べ千隻以上とみられるが、米国は五五年一月、七億二千万円の見舞金を払うことで「完全な解決」とした。
 三十年にわたる聞き取り調査で他の船の被ばくを突き止めた、太平洋核実験被災支援センター(高知県)事務局長の山下正寿さん(69)は「第五福竜丸乗組員が他船と連帯できないよう孤立させた」と憤る。
 山下さんは最近、国立衛生試験所(現医薬品食品衛生研究所)が、五港での検査が終わった五四年末以降も東京・築地に入荷するマグロなどの肝臓を調べていたことを、試験所の年報で見つけた。五八年十月にも事件当時に近い放射線量を検出した分析結果が出ていた。だが、この報告を基に国が対処した記録はない。
 事件当時、広島と長崎に続く核の被害に日本の反核世論は盛り上がったが、「原子力は戦争ではなく平和のために利用するべきだ」とする日米両政府は、ビキニ被ばくの全容を明らかにしようとはしなかった。
 外務省は九一年に米国との外交文書を公開したが、文書の機密指定が続いていれば「ビキニ事件は永遠の秘密として闇に葬られていた」と枝村さんは指摘する。
 特定秘密保護法の成立で、安全保障上の秘密が拡大解釈されかねない。東京電力福島第一原発事故の全体像をはじめ、解き明かすべき事柄がますます闇の中に埋もれていくのではないか。枝村さんは「民主主義や基本的人権の否定につながる」と危ぶんでいる。
<ビキニ水爆実験> 1954年3〜5月、米国が太平洋・ビキニ環礁などで計6回実施。「第五福竜丸」が受けた3月1日の爆発の威力は広島型原爆の1000倍とされる。他の日本漁船も延べ1000隻以上が被ばく。米エネルギー省によると、日本全土や米国にも放射性降下物が注いだ。

東京新聞  3月2日
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仮の校舎を巣立つ、力強く歩み 県内高校で「卒業式」

 県立高校の卒業式は1日、全日制87校、定時制6校で行われ、卒業生が学びやを巣立った。東日本大震災後に入学し、東京電力福島第1原発事故で学校も避難を余儀なくされ、サテライト校で学んだ3年生は一度も本校舎で授業を受けず節目を迎えた。スポーツで全国大会に出場し県民に勇気を与えたり、難病を克服した生徒たちも晴れの門出。卒業式は一部の私立高校でも行われ、卒業生はお世話になった人たちに感謝するとともに、それぞれの進路に向かって力強く歩みだした。

 平和大使で活躍、吉田さん“母校”へ校歌
 「小高の郷の吉名の丘に 聳(そび)え立ちたる 我等が母校」。吉田有沙(ありさ)さん(18)は昨春に見た南相馬市小高区の小高工高本校舎を思い浮かべ校歌を歌った。「校歌で一番泣きそうになった」と振り返った。
 浪江町で生まれ育った。2011(平成23)年度は二本松市のサテライト校に通学した。その後、サテライト校の集約に伴い南相馬市原町区の仮設校舎で学んだ。
 この日頭をよぎった光景は、昨年4月に全校生で見学した小高区の母校。「桜が満開だった」。苦難の連続で「普通の高校生活に憧れた」と話すが、今では「私たちにしかできない経験もたくさんあった」と前を見据える。
 福島学院大短期大学部に進学し、保育士を目指す。本年度に取り組んだ高校生平和大使の活動で、幼い子を持つ母親の映像を見たのがきっかけだ。「地元で母子の両方を支えられるようになりたい」と言葉に力を込めた。

福島民友  3月3日
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韓国3・1式典 どこまで続く朴大統領の反日(3月2日付・読売社説)

 歴史認識問題を外交に持ち込む朴槿恵・韓国大統領の反日の主張がエスカレートした。日韓関係の改善はさらに難しくなったと言えよう。
 朴氏は、「3・1独立運動」記念式典で演説し、歴史認識問題に関して、日本政府に「勇気ある決断」を求めた。
 いわゆる従軍慰安婦問題について「(元慰安婦の)傷は癒やされなければならない」とも語った。朴氏が公開の場で、慰安婦問題を取り上げ、日本政府に解決を迫ったのは初めてである。
 だが、個人補償を含め、請求権については、国交正常化の際に法的に解決している。
 日本はその後、人道的見地から、アジア女性基金を作り、元慰安婦に対する償い金や首相によるおわびの手紙まで用意した。事業があまり進展しなかったのは、韓国内に、日本の法的責任追及にこだわる勢力があったからだ。
 このような経緯を軽視して、日本にばかり責任を押しつける朴氏の主張は、理解しがたい。
 朴氏は慰安婦問題で「歴史の真実は、生存者たちの証言だ」とも述べた。1993年の河野洋平官房長官談話の根拠となった元慰安婦の証言を検証する安倍政権の方針を牽制けんせいしたのだろう。
 しかし、元慰安婦の証言は資料的裏付けを欠く。米国内などでは韓国系住民らにより、この河野談話をもとに旧日本軍が少女を強制連行したと喧伝けんでんされ、日本がおとしめられている。これはとうてい看過できない。
 1年前に大統領に就任して以来朴氏は、外国要人との会談などで「時代逆行発言を繰り返す指導部のせいで信頼を築けない」といった対日批判を展開してきた。
 歴史認識問題で、中国と共闘する構えなのも懸念される。
 韓国にとって中国の重要性が増していることもあろう。韓国の対中貿易額は、日本、米国との合計額を上回った。訪韓人数も昨年、中国人が日本人を追い抜いた。
 北朝鮮情勢への対応でも、韓国は日本を外し、米中韓で取り組みたいと考えているようだ。
 米国は、同盟関係を軸とした日米韓の結束が乱されることに、いらだちを隠さない。日韓双方に関係改善を促している。
 だが、朴氏が対日政策を転換することは、韓国国内で反発を買うだけでなく、対中外交上もリスクとなる。韓国の「反日」は当面変わるまい。日本はそれを前提としつつ、経済や安全保障面での協力は進めていかねばならない。

読売新聞  3月1日
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言葉をかけて抱きしめることは、
子どもにお金を与えたりするよりも
大事なのです。
( アウグスト・クリ  ブラジルの精神科医)

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2014年3月2日(日) 歴史、社会、政治
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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月2日
56.幕末日本のクーデター―錦旗に刻印された官軍の野望 星 亮一
65.会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)星 亮一
71.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
74.偽りの幕末動乱 (だいわ文庫)星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月2日
79.白虎隊と会津武士道 (平凡社新書)星 亮一
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幕末日本のクーデター―錦旗に刻印された官軍の野望の感想・レビュー(1)

大吉健
幕末、天皇の錦旗を掌握すればなんでもやりたい放題、すべての責任を天皇にゆだねるという無責任な発想は太平洋戦争前の軍部の行動と共通するという筆者の見解。とても勉強になりました。孝明天皇がうかばれない理由も詳しく書かれています。
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タンク配管の弁に施錠、管理強化へ 東電が汚染水対策

 東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水約100トンが漏れた問題で、東電は28日、漏えい防止に向けた対策を発表した。タンクにつながる配管の弁が誰でも開閉操作できる状況だった経緯を踏まえ、全ての弁130カ所を施錠する。
 今回の漏えいは、配管の弁が開いていたことが直接的な原因。東電は弁を開閉操作する専用のレバーを配管付近に放置し、誰でも使用できる環境だった。
 弁130カ所の施錠は、今月上旬に完了予定。施錠後は、弁の開閉操作を行う一部社員が鍵を管理する。
 対策では、漏えいの危険性が高いボルト締め型の全てのタンクに設置している水位計の性能改善も盛り込んだ。水位が上昇した場合と下がった場合のどちらかの条件を満たせば警報が作動するよう改造する。
 また、タンクの満水状態を知らせる警報が鳴ったにもかかわらず、適切な対応が取られていなかった経緯を踏まえ、警報作動時はタンク天板部からの水位の目視確認を徹底する。

福島民友  3月1日
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非核の訴え、世界に ビキニ水爆実験60年

 【マジュロ(マーシャル諸島)共同】米国による太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁での水爆実験から60年を迎えた1日、同諸島の首都マジュロで被ばく者の追悼式典が開かれた。静岡県焼津市の第五福竜丸の元乗組員大石又七さん(80)は式典のあいさつで、東京電力福島第1原発事故による汚染被害に触れて「ビキニ事件と同じだ。核兵器にも原発にも断固反対する」と述べた。
 広島市の原爆資料館を運営する「広島平和文化センター」の小溝泰義理事長が市を代表し核兵器根絶に向け各国に連帯を呼び掛けた。
 原発事故で被災した福島県から大学生らも参加した。

共同通信  3月2日
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被災地の医療 避難者の健康守る体制拡充を(3月1日付・読売社説)

 東日本大震災から3年を迎える今も、26万7000人が避難生活を強いられている。
 被災者の健康を守るための体制をさらに充実させるべきである。
 被災者のうち、プレハブの手狭な仮設住宅に暮らす人は約10万人に上る。住み慣れた土地を離れて孤立し、部屋に閉じこもる人は少なくない。高血圧、糖尿病といった生活習慣病や、うつ状態に陥るケースも目立つ。
 自宅や職場を失い、生活再建を見通せないことが、被災者の心身に暗い影を落としている。
 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、帰還のめどすら立たない福島県沿岸部の住民の場合は、特に深刻である。
 被災者の心理的ストレスを軽減することが大きな課題だ。
 心臓病など、持病の悪化による震災関連死が増え続けている問題への対処も重要である。
 津波で被災し、再建されていない医療機関は多い。鉄道が寸断されたままの地域もある。被災者にとって通院は容易ではない。地元自治体は、厚生労働省や県の支援を受け、訪問診療などの体制を整備してもらいたい。
 約4000人が暮らす宮城県石巻市の仮設住宅では、敷地内の仮設診療所から医師、看護師が訪問診療、看護に出向いている。「被災者支援員」と呼ばれるヘルパー経験者らも各戸を巡回する。
 支援員が話し相手になり、入居者の体調の異変に気づいて治療に結びつけることもあるという。
 長純一所長は「医師や看護師だけで被災者をケアするのは難しい。様々な立場の人が協力することが大切だ」と強調する。
 被災地では、若い世代の流出で高齢化が一段と進んだ。
 医療・介護関係者をはじめ、NPO(非営利組織)やボランティアが連携し、在宅の高齢者を支える。その仕組み作りは、高齢化が進む日本全国で必要だが、とりわけ被災地では急務である。
 被災地は元々、医師不足が深刻だった地域だ。
 政府は、医師の確保策として、長年認めていなかった医学部の新設を、東北地方に限って容認する方針を決めた。中長期的には、一定の効果は見込めるだろう。
 これに加え、医師や看護師が、人材不足の被災地や過疎地に赴くための支援策も必要になる。
 最優先の課題は、当面の医師の確保である。医学会や全国の病院が協力し、被災地への医師の派遣を継続していくべきだ。

読売新聞  3月2日
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平凡な日常に勝る
幸福はない。
( 鈴木 秀子  日本近代文学研究者)


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2014年3月1日(土) 歴史、社会政治
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☆アマゾンベストセラー、明治維新、 2014年3月1日
24.偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実 (だいわ文庫)星 亮一
72.幕末日本のクーデター―錦旗に刻印された官軍の野望 星 亮一

☆アマゾンベストセラー、東北地方、 2014年3月1日
60.白虎隊と会津武士道 (平凡社新書)星 亮一
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「鳥羽伏見の砲声」―徳川幕府終焉の舞台裏 (単行本) 星亮一
5つ星のうち 5.0 幕府を終焉に導いたもの, 2009/4/16

哲人 (東京都) -
幕末ものには目が無い私にとって貴重な本であり、幕末に関する
バイブルとなるような本で一語一語かみしめながら読み進んだ。

歴史書であるがところどころに当時を偲ばれる写真が載せられ、
史実に基づいて忠実に再現されている。第一章の「井伊直弼斬殺」は
実行までの詳細な動きが良く分かった。

徳川幕府を終焉に導いたのは時代の流れには違いないが
大きく関わった人物として徳川慶喜は外せない。

歴史に「たられば」は禁物だが、徳川慶喜が岩倉具視らの偽の密勅に
より御所から追放され二条城こもった際、薩摩藩に反撃するだけの
力があったのに逃げてしまった徳川慶喜はどうしようもない主君だった。
大阪城に逃げ、鳥羽伏見の戦いの最中に江戸へ逃げ帰ってしまった。

このようなどうしようもない人物を主と仰がねばならなかった家臣は
辛い厳しい道を歩まざるを得ない。会津藩の松平容保は慶喜の犠牲
になった。会津藩自体が存亡の危機に直面するまでになる。
徳川慶喜の責任は重大だ。

もし、徳川慶喜がお坊ちゃま君でなく無骨な人物であったら、幕府は
生きながらえ明治維新は成らなかっただろう。

坂本竜馬の扱いは小さい。船中八策が土佐藩の唱える大政奉還の
基となったが、著者は「どれもこれも歯の浮くような甘い言葉である」
とこき下ろす。

鳥羽・伏見の戦いは幕府軍の出方によっては五分五分となり得たが
旧態依然の装備では薩長軍の相手にはならなかった。
結局、幕府軍は薩摩・長州の陰謀により賊軍となり歴史の舞台から
消え去った。

著者は幕府瓦解の原因は八年前の桜田門外の変が決定的な要因
であるとする。この八年間は怒涛の時代であった。本書はその間の
キーとなる人物にスポットを当て幕府崩壊までの複雑な事実関係を
ひも解きながら浮かびあがらせている。

なお、巻末に補章として「鳥羽伏見街道を歩く」として現代に残る
歴史的建物、遺物を訪ねる紀行文が寄せられている。歴史に
満ち溢れた街道を当時の状況へ思いを馳せながら旅をするのも
おつなものである。鳥羽伏見の砲声―徳川幕府終焉の舞台裏
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汚染水漏れも「事象」 規制委事務局「事故」と呼ばず

 東京電力福島第一原発の地上タンクから処理水百トンがあふれた問題で、原子力規制委員会の委員はこの件を明確に「事故」と呼んでいるのに、事務局は単なる出来事を指す「事象」と呼んでいる。事務局への取材によると、同委には事故と事象を使い分ける基準はないという。
 三年前の事故発生当初、国も東電も会見などで「事象」を連発。福島第一で水素爆発が起きても、「何らかの爆発的事象が起きた」といった具合だった。国民に「事態を小さく見せようとしているのではないか」との疑念を抱かせた。
 今回の水漏れは超高濃度の放射性ストロンチウムを含む大量の処理水が敷地にあふれ、コントロールできない状態になった明らかな事故だ。田中俊一委員長は「今回の漏えいは明らかに事故。事象という言葉でごまかして何かということなら、それは間違いだ」と断言。同委は今回、原因究明にとどまらず、東電の安全管理体制にまで踏み込んで調査する方針だが、事務局は事故の経過をまとめた報告書の中でも、定例会合でも「事象」を繰り返した。
 各委員が「事故」と呼んでいるのに、事務局が「事象」と呼び替える是非について、事務局に取材すると、担当者は「広い意味の言葉で、使い慣れているから」。どう呼ぶか基準はないことを明らかにした上で、「事故と言い換えるのもやぶさかではない。処理水漏れを過小評価するつもりは毛頭ない」と強調した。 (大野孝志)

東京新聞  2月28日
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本ひしゃげるほど…「アンネ」破損、同一犯か

 東京都内を中心とする公立図書館で「アンネの日記」と関連書籍が破られた問題で、警察当局が本格捜査に乗り出した。
 被害が確認された図書館は、JR中央線や西武新宿線など山手線の西側の沿線
に集中。複数ページをまとめて破ったり、切れ端を持ち去ったりするなど手口の
類似性も多く、同一犯との見方が浮上している。国際的な注目も集まる中、図書
館関係者の憤りは強まるばかりだ。

 ◆1年前にも

 「不審な行為を見かけたら、窓口または職員にお知らせください」。東京の練馬区立光が丘図書館で今月21日、書棚のあちこちに貼り紙が貼られた。  問題発覚は1月25日、同図書館の利用者から「本を借りようとしたら破れていた」と訴えがあったこと。同図書館で注意を促したところ、続々と見つかり、今月27日現在、都内8自治体と横浜市の計40図書館で310冊が被害に遭っていた。
 「本がひしゃげるほど強い力を加えた跡があった」と同図書館の加藤信良館長
は話す。いずれの被害でもページの下半分が数ページから30ページも手で引き
ちぎられるように破られ、強い力で本がひしゃげていたものもあった。「男性の
力でないと無理」との見方も。破られた部分は残っておらず、持ち帰った疑いが
ある。
 都内では、山手線の西側を走る西武新宿線、西武池袋線、中央線などの沿線に
被害が集中。被害の多くは1〜2月に確認されたが、記録を見直したところ、豊
島区で昨年2月と5月に3図書館で被害があった。

 ◆網羅的に

 狙われた本は、同じ図書館でも、場所が離れた複数のコーナーに置かれていた。「地球の心はなに思う」などとタイトルに「アンネ」の語句がなく、すぐに関連本とわからないものもある。  このため、館内の蔵書検索や、インターネット上で公立図書館の蔵書や書棚を調べる共通検索システムで「アンネ・フランク」などのキーワードを打ち込んで探し、網羅的に犯行を重ねている可能性もある。
 犯罪心理に詳しい臨床心理士の長谷川博一さんは、「一部を残して破く手口は
見た目のインパクトが強い。『アンネ』やナチス関連の思想に非常に強いこだわ
りを感じる」と指摘する。

 ◆本格捜査

 警視庁では24日、杉並署に捜査本部を設置、誘拐や企業恐喝などを担当する捜査1課特殊班を投入するなど異例の態勢で捜査に臨んでいる。来日中だったイスラエルのイツハク・アハロノビッチ公安相が27日、古屋国家公安委員長と会談し、日本の警察に徹底捜査を求めるなど、国際問題にも発展しつつある。
 捜査本部では、破られた本の任意提出を受けて指紋を採取するほか、各図書館
から防犯カメラの映像を回収し、不審な人物が映っていないか解析する。
 各図書館の検索端末やネット上の共通検索システムへの接続記録なども分析。こうした大量のデータを解析する手法は、人気漫画「黒子のバスケ」の関係先に脅迫文が送られるなどした事件でも使われた。

 ◆広がる余波

 港区の都立中央図書館には24日、大戦中、ユダヤ人難民に「命のビザ」を発給したことで知られる外交官、「杉原千畝(ちうね)」の名前で関連書籍137冊が届けられた。被害が多かった杉並区を27日、在日イスラエル大使館のペレグ・レヴィ公使が訪れ、被害自治体に対し約300冊を寄贈した。
 日本図書館協会の森茜理事長は、「どのような理由があれ、蔵書を破損させることはあってはならない。図書館はあらゆる考え方、思想の本を、あらゆる人に提供するのが役目で、一連の行為は、情報へのアクセス権を侵害する許しがたい行為だ」と話している。

読売新聞  2月28日
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個人賠償請求 訴え受理なら日中関係損なう(2月28日付・読売社説)

 日中関係の大原則をゆるがせにしかねない。習近平政権は将来を見据えた判断をすべきだ。

 戦時中に中国から強制連行され、過酷な労働を強いられたとする中国人の元労働者らが、日本企業2社を相手取り、謝罪と損害賠償を求める訴状を北京の裁判所に提出した。
 これに対し、菅官房長官は「日中間の請求権問題は、個人の請求権問題を含め、存在していない」と日本政府の立場を強調した。
 中国政府は、1972年の国交正常化時の日中共同声明で、日本に対する戦争被害の賠償請求を放棄する、と宣言している。
 日本では、中国人による個人賠償請求訴訟があったが、最高裁は2007年、「日中共同声明により、中国人個人は戦争被害について、裁判上の賠償請求はできなくなった」として訴えを棄却した。適切な判断だったと言える。
 問題は、今回の訴えを、共産党政権の指導下にある裁判所が受理するかどうかだ。受理されれば、中国では、日本企業に対する初めての強制連行訴訟となる。
 中国政府は、日中共同声明には個人の賠償請求権は含まれないという立場を取っている。しかし、実際には、裁判所は今までそのような訴えを受理しなかった。
 巨額の円借款などで経済発展を支えた日本との関係維持を重視したからだろう。
 ひとたび歴史を巡る国内での法廷闘争を容認すれば、大規模な反日デモや、政権の対応を「弱腰」とする批判を誘発しかねないとの警戒感もあったに違いない。
 ただ、現在の状況はこれまでと異なる。日中間では首脳同士が会談さえできない。習政権は、安倍首相による昨年末の靖国神社参拝を機に、歴史問題で日本を攻撃する反日宣伝を一層強めている。
 習政権が従来の方針を転換し、裁判所が訴えを受理すれば、関係の悪化はより深刻となろう。
 そうなれば、どれだけの個人が被害を訴え出るのか、予測もつかない。中国は、強制連行された人は約4万人に上るとしている。
 中国リスクの高まりが懸念され、日中間の貿易や投資、観光などが冷え込む可能性もある。
 日本にとって、韓国で元徴用工が日本企業に損害賠償を求めている裁判と、中国の強制連行訴訟は、基本的に似た構図と言えよう。
 日本政府は、訴えられた企業を支援すべきだ。中韓及び国際社会に対しては、法的に解決済みの問題を蒸し返すことの不当性を強く訴えていかねばならない。

読売新聞  2月28日
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幸せになりたかったら
他人様にどんどん
喜びの種をまきなさい。
※菩提寺の和尚さんに言われた言葉

(中條 高徳  アサヒビールを成長させた実業家 )


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